JP3328441B2 - シート巻取体と子紙管の組合体製造装置 - Google Patents

シート巻取体と子紙管の組合体製造装置

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JP3328441B2
JP3328441B2 JP23687894A JP23687894A JP3328441B2 JP 3328441 B2 JP3328441 B2 JP 3328441B2 JP 23687894 A JP23687894 A JP 23687894A JP 23687894 A JP23687894 A JP 23687894A JP 3328441 B2 JP3328441 B2 JP 3328441B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱ファクシミリ装置
等に用いられる熱転写記録シートからなるシート巻取体
と子紙管の組合体を製造するためのシート巻取体と子紙
管の組合体製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置においては、紙
管に巻取られたロール状の熱転写記録シートが用いられ
ている。この記録シートはドナーともいわれ、ポリエス
テル等の薄いプラスチックフィルム基材の片面に、ワッ
クスや樹脂等のバインダーと色剤からなるホットメルト
インク層を設けたものである。この記録シートのインク
層を紙と重ね合わせ、記録シート背面側からサーマルヘ
ッド等の加熱手段により加熱を行い、インクを紙に転写
することにより印字は行われる。このようなファクシミ
リ装置は、記録シートの終了を表示する装置が設けられ
ている。
【0003】記録シートの終了を表示するため、一般に
記録シートの紙管固定端(終了端)の近傍に反射表面を
有するエンドマークが設けられている。このエンドマー
クは、記録シートのうちホットメルトインキ層側又はそ
の反対側のいずれかに設けられ、光源と光検出器とを有
するセンサにより光学的に検出されるようになってい
る。このようなエンドマークは、グラビア印刷またはブ
ラッシングにより記録シートに印刷される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように熱転写記
録シートは紙管にロール状に巻取られ、ファクシミリ装
置において用いられる。ところで紙管に巻取られた記録
シートはシート巻取体を形成するが、ファクシミリ装置
において用いられる際、紙管から繰り出された使用済の
記録シートを巻取っていくための子紙管が必要となる。
この場合、子紙管は記録シートの先端に取付けられ、シ
ート巻取体と子紙管とは一体となって搬送されて取扱わ
れる。
【0005】しかしながら従来、このようなシート巻取
体と子紙管とからなる組合体を迅速かつ確実に製造する
方法については、未だ開発されていないのが実情であ
る。
【0006】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、シート巻取体と子紙管とからなる組合体を
迅速かつ確実に製造することができるシート巻取体と子
紙管の組合体製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙管の外周に
熱転写記録シートを巻付けてなるシート巻取体の熱転写
記録シート端部を所定長だけ切断するしわ取カット装置
と、前記しわ取カット装置の下流側に設けられ、切断さ
れた熱転写記録シートの切断端部に、所定長のリード紙
の一側端部を重ね合せて貼付手段で貼付けるリード紙貼
付け装置と、前記リード紙貼付け装置の下流側に設けら
れ、前記シート巻取体に貼付けられたリード紙の他側端
部に子紙管を貼付ける子紙管貼付け装置と、前記子紙管
貼付け装置の下流側に設けられ、前記シート巻取体およ
び前記子紙管を前記リード紙で包むように前記リード紙
を巻上げるリード紙巻上装置と、を備えたことを特徴と
するシート巻取体と子紙管の組合体製造装置である。
【0008】
【作用】シート巻取体がしわ取カット装置に投入される
と、このしわ取カット装置において、シート巻取体の熱
転写記録シート端部が所定長だけ切断され、しわ取りが
行われる。次にシート巻取体はリード紙貼付け装置まで
搬送され、このリード紙貼付け装置において熱転写記録
シートの端部に所定長のリード紙の一側端部が貼付けさ
れる。次にシート巻取体は子紙管貼付け装置まで搬送さ
れ、この子紙管貼付け装置において、リード紙の他側端
部に子紙管が貼付けられる。リード紙の他側端部に子紙
管が貼付けられたシート巻取体は、その後リード紙巻上
装置まで搬送され、このリード紙巻上装置においてシー
ト巻取体と子紙管をリード紙で包むようにリード紙が巻
上げられ、このようにしてシート巻取体と子紙管の組合
体が得られる。
【0009】
【実施例】はじめに熱転写記録シートについて、図1に
より説明する。図1に示すように、紙管2から繰り出さ
れた熱転写記録シートは矢印A方向に引張られ、紙管2
側にわずかのシートが残る。
【0010】図1のII−II線断面図である図2に示すよ
うに、記録シート1は基材フィルム1aと、この基材フ
ィルム1aの一方の面に設けられ熱転写によって対象と
なる複写の記録を行うホットメルトインキ層1bとを有
している。このうち基材フィルム1aはポリエステル、
ポリプロピレン、セロファンアセテート、ポリカーボネ
ート等のプラスチック、またはコンデンサペーパ、パラ
フィンペーパ等の紙からなっている。このうちポリエス
テル製の基材フィルム1aが好ましい。またホットメル
トインキ層1bは、公知の顔料、合成樹脂、およびワッ
クスの混合物からなっている。このホットメルトインキ
層は3〜8ミクロンの厚みとなっている。
【0011】また、図1および図2に示すように、紙管
2に固定された記録シート1の終端から所定の間隔を置
いた部分に、長手方向に沿って幅の狭いエンドマーク3
が設けられている。このエンドマーク3は基材フィルム
1a側に設けられているが、ホットメルトインキ層1b
側に設けてもよい。
【0012】エンドマーク3はグラビア印刷により1〜
6ミクロンの厚さを有する光反射装置となっている。こ
のためエンドマークは銀色あるいは金色となっており、
黒色の基材フィルムまたはホットメルトインキ層上を隠
蔽するとともに、効果的な反射面を形成する。
【0013】エンドマーク3の形成のため用いられるグ
ラビア印刷インキは次のとおりである。
【0014】 グラビア印刷インキ1 アルミニウムペースト 13% “VA−HR430”(商品名) 87% このうちVA−HR30は フッ化ビニリデン 8.7% フッ化炭素 6.5% メチルエチルケトン 47.0% トルエン 9.6% “M−AT BC TF”(商品名) 21.7% “M−AT Mark FC113”(商品名) 6.5% ここで“M−AT BC TF”は10%のテフロン粉
末(ポリテトフルオロエチレン)(商品名)と、40%
のアクリルポリオルと、30%のメチルエチルケトン
と、20%の添加剤からなる。また“M−AT Mar
k FC113”は30%のグラフトポリマワックス
と、65%のトルエンと、5%のエチルアセテートから
なる。
【0015】 グラビア印刷インキ2 アルミニウムペースト 8% ニトロセルロース 16.5% エステルガム 3.0% ワックス 4.5% ひまし油 3.0% リンゴ酸ジオクチル 3.0% トルエン 20.0% イソプロピルアルコール 14.0% エチルアルコール 28.0% グラビア印刷インキ3 グラビア印刷インキ2 64.0% “CM950White”(商品名) 36.0% “CM950White”(商品名)は24%の酸化ア
ルミニウムと、26.0%のワニスと、14.0%のワ
ックスを含んでいる。
【0016】なお、図3に示すように、記録シート1の
ロールシャフト2の固定端に対して第1エンドマーク3
より更に遠方に、第2エンドマーク3Aを設けてもよ
い。第2エンドマーク3Aはグラビア印刷により一連の
比較的短いストリップ状に形成されている。この第2エ
ンドマーク3Aは、第1のエンドマーク3よりも前に記
録シート1の終了の接近を知らせるものである。
【0017】次に熱転写記録シート1の使用方法を図4
により説明する。図4に示すように、ロールシャフト2
の供給ロール1Rから引張られた熱転写記録シート1
は、案内ロール4を矢印方向に移動し、サーマルヘッド
5とバックアップロール6との間に入る。その後熱転写
記録シート1は、他の案内ロール7に入り、巻取ロール
シャフト8により巻取られる。
【0018】記録されるべき紙9が、紙供給トレイ(図
示せず)から供給され、記録シート1上におかれる。紙
9とシート1とがサーマルヘッド5とバックアップロー
ル6との間で互いに接触しながら移動すると、サーマル
ヘッドの加熱によりホットメルトインクが紙9上に熱転
写されて記録が行われる。
【0019】記録シート1が供給ロールシャフトにおい
て、その終端近傍まで引張られると、反射型エンドマー
ク3が図1に示すように表わされる。図4に示すよう
に、このエンドマーク3は、光源10と光検出器11と
からなる赤外線センサに対向する位置まで達する。光源
10から発せられる赤外線は、エンドマーク3に達し、
これによって反射して光検出器11まで達する。このよ
うにして、赤外線センサはシート1が終了する旨の検出
を行う。アラーム12が光検出器11に接続され、エン
ドマーク3を検出して記録シート1が終了に近づくこと
を警告する。
【0020】このような熱転写記録シート1は、子管2
に巻取られてシート巻取体26を形成し、熱転写記録シ
ート1の先端に使用済シートを巻取るための子紙管61
が取付けられる(図9参照)。そしてシート巻取体26
と子紙管61によってシート巻取体と子紙管の組合体6
0が構成される。
【0021】次にこのようなシート巻取体と子紙管の組
合体の製造装置について、図5乃至図11により説明す
る。図5に示すように、シート巻取体と子紙管の組合体
の製造装置は、ターンテーブル21と、このターンテー
ブル21に設けられシート巻取体26の熱転写記録シー
ト1の端部を所定長だけ切断するしわ取カット装置23
とを備えている。シート巻取体26は紙管2の外周に熱
転写記録シート1を巻付けて形成され、このシート巻取
体26は、シート巻取体投入装置22に投入されしわ取
カット装置23側へ搬送されるようになっている。
【0022】しわ取カット装置23において端部が切断
されたシート巻取体26は、その後ターンテーブル21
によってリード紙貼付け装置24側へ搬送され、このリ
ード紙貼付け装置24において、熱転写記録シート1の
切断端部に、所定長のリード紙50(図9参照)の一側
端部を重ね合せて例えば貼着テープ52(図7参照)の
ような貼着手段で貼付けるようになっている。さらにリ
ード紙50が貼付けられたシート巻取体26は、ターン
テーブル21により子紙管貼り付け位置25まで搬送さ
れ、リード紙50の他側端部に子紙管貼り付け装置によ
り子紙管61が貼付けられる。
【0023】子紙管貼付け装置は、任意の位置に設けら
れた子紙管供給装置29から供給される子紙管61に接
着剤61aを塗布する手段と、子紙管61を子紙管貼付
け位置25まで搬送してリード紙50に貼付ける手段と
から構成される。
【0024】接着剤61aはホットメルト樹脂等からな
り、子紙管供給装置29から子紙管貼付け位置25まで
に子紙管61を搬送する間に、ホットメルトガン等のホ
ットメルト樹脂噴射機62により子紙管61の軸線方向
に沿って塗布される。また子紙管貼付け位置25より下
流側には、シート巻取体26および子紙管61を包むよ
うにリード紙50を巻上げるリード紙巻上装置27が設
けられている。
【0025】次に各構成部分について、以下詳述する。
図6に示すようにしわ取カット装置23は、上面に吸引
部31aを有する水平支持台31と、この水平支持台3
1上において熱転写記録シート1の所定長が水平支持台
31上に残留するようシート巻取体26を保持して回転
させる一対のアーム32とを有している。
【0026】シート巻取体26は、水平支持台31の上
流側において一対のアーム32により保持され、水平支
持台31の下流側へ向って回転しながら移動して水平支
持台31の下流側の凹部33内に嵌込まれる。水平支持
台31の下流側には、カッター38を挿入するための貫
通穴34が形成され、カッター38は貫通穴38から上
方に延びて熱転写記録シート1を切断し、水平支持台3
1の上方に設けられた受台39内に進入するようになっ
ている。
【0027】次に図7によりリード紙貼付け装置につい
て説明する。図7に示すように、リード紙貼付け装置2
4はシート巻取体26を回転自在に支持する巻取体支持
部41と、シート巻取体26側へリード紙50を供給す
るためのローラ42、43とを有している。またシート
巻取体26の端部とリード紙50の端部とは、ガイドプ
レート(載置台)44上において重ね合わされるように
なっており、ガイドプレート44の近傍には、リード紙
50を切断するための切断装置47がエアシリンダ46
により移動可能に設けられている。
【0028】またガイドプレート44の上部には、ガイ
ドプレート44上のリード紙50を押圧保持するリード
紙押え45が設けられており、さらにガイドプレート4
4の上方には略四角形状の貼付ドラム51が回転自在に
かつ上下方向に移動可能に設けられている。貼付ドラム
51は周囲4面が吸着面となっており、この4つの吸着
面にテープ供給部53から繰り出された貼付テープ52
の非貼着面が吸着されるようになっている。
【0029】また貼付ドラム51の下方には、貼付ドラ
ム51の下面に吸着された貼付テープ52を切断するた
めのカッター54が設けられている。
【0030】また図9に示すように、リード紙巻上装置
27は、シート巻取体26の紙管2を支持して回転させ
る紙管支持部65と、子紙管61を支持して回転させる
子紙管支持部66とを有している。
【0031】次にこのような構成からなる本実施例の作
用について説明する。まず図5において、熱転写記録シ
ート1を子管2の外周に巻取ってなるシート巻取体26
が前工程で作成され、このシート巻取体26がシート巻
取体投入装置22に投入され、しわ取カット装置23側
へ、例えば、巻取体側面をはさんで自在に保持する機構
をその先端部に有するアームにより搬送される。
【0032】しわ取カット装置23において、図6に示
すようにまずシート巻取体26はアーム32により支持
され水平支持台31上の左側に配置される。次に熱転写
記録シート1の先端に対してエアが吹き付けられて、熱
転写記録シート1が水平支持台31側へ押付けられ、熱
転写記録シート1は水平支持台31の吸引部31aに吸
引される。同時にシート巻取体26が、アーム32によ
り水平支持台31上を右方向に回転しながら移動して凹
部33内に嵌込まれ、このようにして熱転写記録シート
1が先端側から所定長だけシート巻取体26から繰り出
される。
【0033】次にカッター38が貫通穴34を貫通して
シート1を切断し、その後カッター38が受台39内に
進入する。
【0034】このようにしてシート巻取体26から熱転
写記録シート1の端部が所定長だけ切断される。熱転写
記録シート1の端部はシート巻取体26の一巻分程度に
わたってしわが生じ易い部分であり、しわ取りカット装
置23において熱転写記録シート1のしわ取りを行うこ
とができる。
【0035】次にシート巻取体26は、リード紙貼り付
け装置24まで搬送される。
【0036】搬送の機構は従来周知の方法を用いること
ができるが、例えば、巻取体26をターンテーブル上に
据えつけられた巻取体支持部41により保持し、ターン
テーブルを回転させることにより搬送するのが望まし
い。図7に示すようにリード紙貼り付け装置24におい
て、まずローラ42、43等を順次経てガイドプレート
44上まで送られたリード紙50の端部と、巻取体支持
部41により支持されたシート巻取体26の熱転写記録
シート1の端部とが、ガイドプレート44上で重ね合わ
される。この場合、リード紙50は、熱転写記録シート
1のうち、ホットメルトインキ層1bと反対側の面に重
ね合わされる。またリード紙50はリード紙押え45に
より、ガイドプレート44に対して押付けられて押えら
れている。
【0037】次に上方から貼付ドラム51が降下して、
貼付ドラム51の下面に吸着された貼付テープ51によ
り、リード紙50の端部と熱転写記録シート1の端部と
が貼付けられる。
【0038】次に貼付ドラム51が上昇し、リード紙押
え45によるリード紙50の押し付けが解除された後、
巻取体支持部41によりシート巻取体26が回転し、熱
転写記録シート1およびリード紙50がシート巻取体2
6側へわずかに巻取られる。
【0039】巻取体支持部41は、リード紙貼り付け装
置に特別に設けても良いが、ターンテーブルに据えつけ
られた巻取体支持部がその機能を兼ねるのが望ましい。
【0040】次にエアシリンダ46により切断装置37
がリード紙50側へ進入して、切断装置47によりリー
ド紙50が切断され、このようにして熱転写記録シート
1の端部に所定長のリード紙50が貼付けされる。この
ように熱転写記録シート1にリード紙50が貼付けられ
たシート巻取体26は、その後ターンテーブル21によ
り子紙管貼付け位置25まで供給される。
【0041】リード紙50はその後、ローラ42、43
側へわずかに引き戻され、リード紙50の切断端部がガ
イドプレート44上にきたところでリード紙50がリー
ド紙押え45により押し付けられ、次のシート巻取体2
6の熱転写記録シートに貼付けられるよう待機する。
【0042】他方、貼付ドラム51は、ガイドプレート
44上において矢印L方向に沿って90°回転する。こ
の場合、テープ供給部53から貼付テープ52が新たに
繰り出される。そして貼付テープ52がカッター54に
より切断され、貼付ドラム51の下面の貼付テープ52
のみが他の貼付テープ52から分離され、熱転写記録シ
ート1とリード紙50との間の次の貼付作業を行うため
待機する。
【0043】他方、子紙管供給装置29側から子紙管6
1が供給される。図10に示すように子紙管61には、
一端側に切欠110が設けられている。子紙管供給装置
29ではこの切欠110を検出することにより子紙管6
1の向きを検出し、向きが逆の場合は子紙管61の向き
を直し円形運動搬送装置30側へ供給する。
【0044】この切欠検出装置の詳細を、図10および
図11により説明する。図10および図11に示すよう
に切欠検出装置は、子紙管61の両端側に各々設けられ
た赤外線投光器111と赤外線受光器112とを有し、
この赤外線投光器111と赤外線受光器112とにより
切欠110を検出するようになっている。また赤外線受
光器112は、コンペレータ機能を有する増幅器113
に接続され、増幅器113により赤外線受光器112か
らのアナログ信号が無接点電圧出力に変換され、この無
接点電圧出力は制御装置114に入力される。この制御
装置114は、図示しない子紙管反転装置を駆動して逆
向きの子紙管61を反転するようになっている。
【0045】なお、図10において、赤外線投光器11
1と赤外線受光器112は便宜上子紙管61の一端側の
みに示されているが、実際は子紙管61の両端側に各々
配置されている。
【0046】子紙管供給装置29において、子紙管61
の両端部に対して、赤外線投光器111から赤外線が投
光される。図11(a)に示すように、子紙管61の切
欠110が形成されている場合、赤外線投光器111か
ら投光された赤外線が直接、切欠110を経て赤外線受
光器112に受光され、赤外線受光器112からのアナ
ログ信号が、増幅器113によって接続電圧出力に変換
される。増幅器113からの無接点電圧出力は、その後
制御装置114に入力される。この間の赤外線受光器1
12からの出力および増幅器のコンパレータ値を図14
(b)に示し、増幅器113からの出力を図14(c)
に示す。
【0047】図11(a),(b),(c)に示すよう
に、子紙管61の切欠110は、増幅器113の出力と
して表わされ、これにより制御装置114において子紙
管61の切欠110の有無を確認することができる。ま
た、上述のように赤外線投光器111および赤外線受光
器112は子紙管61の両端部に設けられているので、
どちら側の赤外線受光器112から信号が出力されてい
るか制御装置114において特定することにより、切欠
110が子紙管61のいずれの側に形成されているか、
すなわち子紙管61の向きについて確認することができ
る。
【0048】子紙管供給装置29から供給された子紙管
61には、ホットメルトガン62のような接着剤塗布手
段によって軸方向に沿って接着剤62aが塗布される。
ホットメルトガンの設置場所は特に限定されないが、子
紙管の下面に接着剤が塗布されるように設置されるのが
望ましい。
【0049】子紙管貼付装置は、例えば支軸30aを中
心に回転する搬送アーム30を有している。搬送アーム
30は、供給、搬送された子紙管61を子紙管貼付け位
置25まで搬送し、これをシート巻取体26に貼付けら
れたリード紙50に押し付け、リード紙50の端部に接
着剤61aを介して子紙管61を貼付ける。
【0050】子紙管の貼り付けられたシート巻取体26
と子紙管61の組合体は、例えば支軸30aを中心に回
転する別の搬送アーム等の搬送手段により、子紙管貼付
け位置25の下流側に設けられたリード紙巻上装置27
まで搬送される。
【0051】リード紙巻上装置27において、シート巻
取体26の紙管2は紙管支持部65により回転可能に保
持され、子紙管61は子紙管支持部66によりやはり回
転可能に保持される(図9(a))。
【0052】その後、紙管支持部65に子紙管支持部6
6が接近し、リード紙50がシート巻取体26および子
紙管61を包み込むように巻き上げられる(図9
(b)。このような方法によれば、図9(c)に示すよ
うなC字形の巻取体が得られる。
【0053】また、製品によっては図9(d)に示すよ
うなS字形の巻取体が要求されることもある。その場合
は、リード紙貼り付けから子紙管貼り付けまでの任意の
時点において、巻取体の上下・左右を反転させてから子
紙管を貼り付け、その後巻き上げれば図9(d)に示す
S字形の巻取体を得ることができる。
【0054】巻取体の上下・左右を反転させるために
は、ターンテーブルに据えつけられた巻取体支持部41
を、例えば図12に示すように、シート巻取体26の上
下・左右が反転するように回転可能に構成すればよく、
このような方法によればC字形、S字形両方のシート巻
取体26を簡便に得ることができるので有利である。
【0055】このようにしてリード紙50により包み込
まれたシート巻取体26と子紙管61との組合体が得ら
れ、得られた組合体は、例えば上記支軸30aを中心と
して回転する別の搬送アーム等の搬送手段により、次の
製造過程の待機位置まで搬送される。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容易かつ簡単に精度が良好でかつコンパクトなシート巻
取体と子紙管の組合体を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシート巻取体と子紙管の組合体の
製造装置によって得られるエンドマークを有する熱転写
記録シートを示す斜視図。
【図2】図1のII−II線方向断面図。
【図3】他の熱転写記録シートを示す図1と同様の図。
【図4】熱転写記録シートに設けられたエンドマークを
光学的に検出する状態を示す概略図。
【図5】本発明によるシート巻取体と子紙管の組合体製
造装置。
【図6】しわ取カット装置を示す概略図。
【図7】リード紙貼付け装置を示す概略図。
【図8】ホットメルトガンにより子紙管に接着剤を塗布
する作用を示す図。
【図9】リード紙巻上装置を示す概略図。
【図10】子紙管供給装置の切欠検出機構を示す概略
図。
【図11】子紙管供給装置の切欠検出機構における信号
の流れおよびその大きさを示す図。
【図12】巻取体支持部を示す概略図。
【符号の説明】
21 ターンテーブル 23 しわ取カット装置 24 リード紙貼付け装置 25 子紙管貼付け装置 26 シート巻取体 27 リード紙巻上装置 29 子紙管供給装置 31 水平支持台 32 アーム 38 カッター 41 巻取体支持部 44 ガイドプレート 47 カッター 50 リード紙 51 貼付ドラム 61 子紙管 62 ホットメルトガン

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙管の外周に熱転写記録シートを巻付けて
    なるシート巻取体の熱転写記録シート端部を所定長だけ
    切断するしわ取カット装置と、 前記しわ取カット装置の下流側に設けられ、切断された
    熱転写記録シートの切断端部に、所定長のリード紙の一
    側端部を重ね合せて貼付手段で貼付けるリード紙貼付け
    装置と、 前記リード紙貼付け装置の下流側に設けられ、前記シー
    ト巻取体に貼付けられたリード紙の他側端部に子紙管を
    貼付ける子紙管貼付け装置と、 前記子紙管貼付け装置の下流側に設けられ、前記シート
    巻取体および前記子紙管を前記リード紙で包むように前
    記リード紙を巻上げるリード紙巻上装置と、 を備えたことを特徴とするシート巻取体と子紙管の組合
    体製造装置。
  2. 【請求項2】しわ取りカット装置は、上面に吸引部を有
    する水平支持台と、この水平支持台上において熱転写記
    録シートの所定長さの端部が前記水平支持台上に残留す
    るようシート巻取体を回転させる回転駆動装置と、 前記水平支持台に設けられ、前記熱転写記録シートの前
    記端部を切断するカッターとを有することを特徴とする
    請求項1記載のシート巻取体と子紙管の組合体製造装
    置。
  3. 【請求項3】リード紙貼付け装置は、シート巻取体を回
    転自在に支持する巻取体支持部と、リードフィルムの一
    側端部をシート巻取体側へ供給する供給装置と、シート
    巻取体の切断端部とリード紙の一側端部とを重ね合わせ
    る載置台と、載置台近傍に設けられ前記リード紙を切断
    する切断装置と、前記載置台の上方または下方のいずれ
    かに設けられ、シート巻取体の切断端部とリード紙の一
    側端部とを貼付テープで貼付する貼付装置と、を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のシート巻取体と子紙管
    の組合体製造装置。
  4. 【請求項4】子紙管貼付け装置は、子紙管供給装置から
    供給される子紙管に接着剤を塗布する手段と、接着剤が
    塗布された子紙管を子紙管貼付け位置まで搬送してリー
    ド紙に貼付ける手段とを有することを特徴とする請求項
    1記載のシート巻取体と子紙管の組合体製造装置。
  5. 【請求項5】リード紙巻上装置は、シート巻取体の紙管
    を支持して回転させる紙管支持部と、子紙管を支持して
    回転させる子紙管支持部とを有することを特徴とする請
    求項1記載のシート巻取体と子紙管の組合体製造装置。
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