JP3328428B2 - 電動歯ブラシ - Google Patents

電動歯ブラシ

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JP3328428B2 JP13718394A JP13718394A JP3328428B2 JP 3328428 B2 JP3328428 B2 JP 3328428B2 JP 13718394 A JP13718394 A JP 13718394A JP 13718394 A JP13718394 A JP 13718394A JP 3328428 B2 JP3328428 B2 JP 3328428B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動歯ブラシに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電動歯ブラシに関しては種々
のものが提案されている。その中でも代表的なものの1
つに、先端にブラシ部を有するブラシ体(通常の歯ブラ
シの柄に相当する部分)を、ケース内部に設けてあるモ
ータによって軸方向に往復直線運動するようにしたもの
(バス磨き)、または軸回りに往復揺動運動するように
したもの(ローリング磨き)がある(例えば、特開昭6
1−64204号)。またローリング磨きの中には、ブ
ラシの束自身を往復回転運動させるようにしたものもあ
る。ブラシの束を微振動させるもの(スクラッピング磨
き)や、ブラシに与える軸方向の往復運動のストローク
を可変としたもの、その他多くのものがある。そして従
来の電動歯ブラシにおいて、バス磨きとローリング磨き
等をそれぞれ切換え使用できるようにしたものも知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のものは切
換え使用できると言っても、選択された歯磨き法は単一
のもの(バス磨きかローリング磨きまたはスクラッピン
グ磨き等)であり、これらを複合した歯磨き法を選択で
きるものではなかった。そのため、要り組んだ歯同士
や、歯と歯肉との間等の部位に応じた歯磨きをするには
不十分であった。
【0004】そこで本発明の目的は、歯の部位に応じて
歯磨き動作を切換え可能な電動歯ブラシにおいて、複合
磨きを選択できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、ケース
内部に設けてあり、かつ選択的に正逆回転可能な駆動モ
ータと、駆動モータの回転運動を往復運動に変換する運
動変換装置と、ケース内部でこのケースの軸方向に移動
自在に支持されており、かつ運動変換装置からケースの
上端開口部に延伸する第1駆動軸と、第1駆動軸の先端
に連結してケースの上端開口部から突出するブラシ体
と、ブラシ体の先端に回転自在に設けてある回転ブラシ
体と、回転ブラシ体を回転駆動するためのピニオンと、
ピニオンと噛み合うラックが先端に設けてあり、ブラシ
体内部で軸方向に移動自在に支持されたアームと、アー
ムの後端に連結して運動変換装置に連設してあり、かつ
ケース内部で当該ケースの軸方向に移動自在に支持され
ている第2駆動軸とからなっている。そして上記の運動
変換装置は、駆動モータの回転方向の切換えにより、第
1駆動軸および第2駆動軸に対応して択一的に駆動する
第1偏心カムおよび第2偏心カムを有するクラッチ機構
が備わっている。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例を
説明する。図1〜図3に示すように、上端開口部1aを
有する中空円筒状のケース1の内部に、図示しない正逆
回転切換えスイッチの切換えにより選択的に正逆回転可
能な駆動モータ3が、枠2によって支持されて収納して
ある。駆動モータ3は、図示しない乾電池を駆動電源と
する。枠2には、後述の駆動変換装置Cを収容する部屋
2aが設けてあり、モータ3のモータ軸3aはこの部屋
2a内に本体ケース1の長手(上下)方向に突出してい
る。運動変換装置Cは、モータ3の回転運動をケース1
の長手方向に沿う直線往復運動に変換させるものであ
る。
【0007】運動変換装置Cについて説明する。部屋2
aに突出するモータ軸3aにモータピニオン5が固着し
てある。このモータピニオン5に傘歯車6が噛合してお
り、この傘歯車6は、部屋2aを横切って枠2に両端が
支持してある軸4に回転自在に支持してある。傘歯車6
には一体的にスリーブ6aが形成してあり、このスリー
ブは軸4に回転自在に嵌合している。
【0008】スリーブ6aには、互いに歯の向きが逆の
第1ラチェット車6b及び第2ラチェット車6cが一体
に形成してある。図4,図5に示すように、第1ラチェ
ット車6bは第1偏心カム7に形成された中空部内に嵌
合し、第2ラチェット車6cは第2偏心カム8に形成さ
れた中空部内に嵌合している。第1偏心カム7及び第2
偏心カム8の中空部の内周面に、互いに爪の向きが逆の
第1ラチェット爪7a及び第2ラチェット爪8aがそれ
ぞれ一体に形成してある。このラチェット車6b,6c
と各ラチェット車に係合可能なラチェット爪7a,8a
とによりクラッチ機構Dを構成している。
【0009】図4に示すように、第1偏心カム7は、こ
の外周が内接する長溝9aを有する第1カムフォロワ9
の長溝内に嵌合しており、第1カムフォロワ9には中空
の第1駆動軸11が固着してある。図5に示すように、
第2偏心カム8には、この外周が内接する長溝10aを
有する第2カムフォロワ10の長溝内に嵌合しており、
第2カムフォロワ10には第2駆動軸12が固着してあ
る。図1に示すように、第1駆動軸11は、枠2に設け
てある軸受部15を介して長手方向に移動自在に支持さ
れており、かつ第1カムフォロワ9からケース1の上端
開口部1a近傍に延伸している。また、第2駆動軸12
は、第1駆動軸11の中空内に同軸的に摺動自在に貫通
し、第1駆動軸から突出している。
【0010】第1駆動軸11の先端には、アタッチメン
ト16を介して中空のブラシ体17が着脱自在に連結し
てあり、このブラシ体17はケース1の上端開口部1a
から突出している。このブラシ体17の先端部には、回
転ブラシ体18が軸19を介して回転自在に設けてあ
る。回転ブラシ体18はブラシ体17から突出する面に
歯ブラシ18aが設けてあり、ブラシ体17の後端部に
は、ピニオン18bが一体的に形成してある。
【0011】第2駆動軸12の先端は、ブラシ体17の
内部で連結ブッシュ13を介してアーム14の後端と着
脱自在に連結してあり、アーム14の先端はブラシ体1
7の先端部にまで延伸している。アーム14の先端部に
は、図2に示すように、ラック14aが形成してあり、
このラック14aにピニオン18bが噛合している。次
に動作について説明する。ケース1外周面を把持し、駆
動モータ3の正逆回転を切り替える図示しない切換えス
イッチを操作すると、モータ3のモータ軸3aが一方向
に回転(正回転)し、このモータ軸3aの回転が、モー
タピニオン5,傘歯車6,スリーブ6aを介して図4,
5に示す第1及び第2ラチェット車6b,6cを反時計
方向に回転にさせる。第1ラチェット車6bが反時計方
向に回転すると、第1ラチェット車6bに第1ラチェッ
ト爪7aが係合して第1偏心カム7を反時計方向に回転
させる。このとき、第2ラチェット爪8aは第2ラチェ
ット車6cの面を滑るのみで、第2偏心カム8に回転を
伝達しない。
【0012】図4に示すように、第1偏心カム7が反時
計方向に回転すると、長溝9aを介して第1カムフォロ
ワ9はケース1の長手方向(上下方向)に直線往復運動
をし、第1カムフォロワ9に固着してある第1駆動軸1
1も追従するので、第1駆動軸11の先端に連結してあ
るブラシ体17も追従して上下に往復運動をする。この
ときは第2偏心カム8は回転しないので、第2カムフォ
ロワ10,第2駆動軸12,アーム14は静止したまま
である。このために図2に示すようにピニオン18b
は、静止状態のラック14aに噛合した状態でブラシ体
17と共に往復運動することになり、往復回転運動をす
る。ピニオン18bの往復回転と共に回転ブラシ体18
及び歯ブラシ18aは往復回転運動をする。即ち歯ブラ
シ18aは、ブラシ体17と共に上下往復運動をし、同
時にピニオン18bと共に往復回転運動をする。
【0013】これに対して、切換えスイッチを操作して
往復回転磨きにすると、モータの軸3aが他方向に回転
(逆回転)し、第1及び第2ラチェット車6b,6cは
時計方向に回転し、今度は、第2ラチェット車6cに第
2ラチェット爪8aが係合して第2偏心カム8を時計方
向に回転させる。このとき、第1ラチェット爪7aは第
1ラチェット車6bの面を滑るのみで、第1偏心カム7
に回転を伝達しない。図5に示すように第2偏心カム8
が時計方向に回転すると、長溝10aを介して第2カム
フォロワ10はケース1の長手方向に直線往復運動を
し、第2カムフォロワ10に固着してある第2駆動軸1
2も追従するので、第2駆動軸12の先端に連結してあ
るアーム14も追従して直線往復運動をする。このとき
は、第1偏心カム7は回転しないので、第1カムフォロ
ワ9,第1駆動軸11,ブラシ体17は静止したままで
ある。このために図2に示すようにラック14aは、ピ
ニオン18bに噛合した状態でアーム14と共に往復運
動することになり、ピニオン18bを往復回転運動させ
る。ピニオン18bの往復回転と共に回転ブラシ体18
及び歯ブラシ18aは往復回転する。即ち、この場合に
は歯ブラシ18aは往復回転のみであり、上下往復運動
は行わない。
【0014】なお、回転ブラシ体18をブラシ体17に
着脱自在に設けてもよく、これにより歯ブラシ18aが
損傷した場合などに、回転ブラシ体18を交換すること
が可能になる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、単一の
駆動モータを使用してその回転を正逆いずれかの方向に
選択して使用することによって、歯ブラシが回転運動だ
けをする場合(ローリング磨きの単一磨き)と、歯ブラ
シが回転運動に直線往復運動が加わった運動をする場合
(バス磨きとローリング磨きの複合磨き)とを択一的に
選択できるので、部位に応じた歯磨がより適切にでき、
歯磨き効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の断面図である。
【図2】図1と90°異なった断面位置での断面図であ
る。
【図3】図1の一部拡大断面図である。
【図4】図3A−A線断面図である。
【図5】図3B−B線部断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 1a 上端開口部 3 駆動モータ 7 第1偏心カム 8 第2偏心カム 11 第1駆動軸 12 第2駆動軸 14 アーム 14a ラック 17 ブラシ体 18 回転ブラシ体 18a 歯ブラシ 18b ピニオン C 運動変換装置 D クラッチ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A46B 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内部に設けてあり、かつ選択的に
    正逆回転可能な駆動モータと、 上記駆動モータの回転運動を往復運動に変換する運動変
    換装置と、 上記ケース内部で当該ケースの軸方向に移動自在に支持
    されており、かつ上記運動変換装置から上記ケースの上
    端開口部に延伸する第1駆動軸と、 上記第1駆動軸の先端に連結して上記ケースの上端開口
    部から突出するブラシ体と、 上記ブラシ体の先端に回転自在に設けてある回転ブラシ
    体と、 上記回転ブラシ体を回転駆動するためのピニオンと、 上記ピニオンと噛み合うラックが先端に設けてあり、上
    記ブラシ体内部で軸方向に移動自在に支持されたアーム
    と、 上記アームの後端に連結して上記運動変換装置に連設し
    てあり、かつ上記ケース内部で当該ケースの軸方向に移
    動自在に支持されている第2駆動軸とを有し、 上記運動変換装置は、上記駆動モータの回転方向の切換
    えにより、上記第1駆動軸および第2駆動軸に対応して
    択一的に駆動する第1偏心カムおよび第2偏心カムを有
    するクラッチ機構が備わっていることを特徴とする電動
    歯ブラシ。
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JP3932903B2 (ja) 2001-06-14 2007-06-20 松下電工株式会社 電動歯ブラシ
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