JP3326954B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP3326954B2
JP3326954B2 JP03394594A JP3394594A JP3326954B2 JP 3326954 B2 JP3326954 B2 JP 3326954B2 JP 03394594 A JP03394594 A JP 03394594A JP 3394594 A JP3394594 A JP 3394594A JP 3326954 B2 JP3326954 B2 JP 3326954B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空調装置に係わ
り、特に窓ガラスの曇りを防止するための湿度制御に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用空調装置では、窓ガラ
スの曇りを防止するための防曇制御が行われている(実
開昭58−59611号公報、実開昭59−14091
3号公報参照)。この防曇制御は、車室内湿度と防曇判
定値との比較に基づいて窓ガラスが曇るか曇らないかの
判定(防曇判定)を行い、「曇る」と判定された場合
は、冷凍サイクルの冷媒圧縮機を作動させて車室内を除
湿することにより窓ガラスの曇りを防止するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の防曇
制御では、冷媒圧縮機がオンからOFFに切り替わる
と、冷媒蒸発器の温度上昇に伴って冷媒蒸発器で結露し
た水分が再蒸発するため、吹出口より車室内へ吹き出さ
れる吹出空気の湿度が急上昇することになる(図13参
照)。この時、車室内湿度(車室内の平均湿度)が窓ガ
ラスに曇りが生じる限界湿度まで達していなくても、例
えば、吹出口モードが窓ガラスに空気を吹き出すモード
(デフロスタモード、フットデフモード、あるいは窓ガ
ラスに向けて少量の空気が吹き出されるフットモード
等)の場合は、窓ガラスに曇りが生じる可能性があっ
た。本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、そ
の目的は、冷媒圧縮機がオンからオフに切り替わった時
に、冷媒蒸発器で結露した水分の再蒸発による窓ガラス
の曇りを防止する車両用空調装置の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、各請求項毎に以下の技術的手段を採用す
る。請求項1では、図14に示すように、吸引した冷媒
を圧縮して吐出する冷媒圧縮機100、この冷媒圧縮機
100の作動により供給された冷媒との熱交換によって
車室内へ送られる空気を除湿冷却する冷媒蒸発器110
を備えた冷凍サイクル120と、前記冷媒蒸発器110
の温度を検出する蒸発器温度検出手段130と、車両の
窓ガラスの露点温度を算出するガラス露点温度算出手段
140と、前記蒸発器温度検出手段130の検出値と前
記ガラス露点温度算出手段140の算出値とを比較判定
する比較判定手段150と、この比較判定手段150で
前記蒸発器温度検出手段130の検出値の方が前記ガラ
ス露点温度算出手段140の算出値より大きいと判定さ
れた場合は、前記蒸発器温度検出手段130の検出値が
前記ガラス露点温度算出手段140の算出値より小さく
なるように前記冷媒圧縮機100を作動させる制御手段
160とを備えている。
【0005】請求項2では、図15に示すように、吸引
した冷媒を圧縮して吐出する冷媒圧縮機100、この冷
媒圧縮機100の作動により供給された冷媒との熱交換
によって車室内へ送られる空気を除湿冷却する冷媒蒸発
器110を備えた冷凍サイクル120と、前記冷媒蒸発
器110の温度を検出する蒸発器温度検出手段130
と、車両の窓ガラスの露点温度を算出するガラス露点温
度算出手段140と、前記冷媒圧縮機100のオン状態
が一定時間継続した後、前記冷媒圧縮機100のオフ状
態を検出する圧縮機判定手段170と、前記蒸発器温度
検出手段130の検出値と前記ガラス露点温度算出手段
140の算出値とを比較判定する比較判定手段150
と、前記圧縮機判定手段170で前記冷媒圧縮機100
のオフ状態が検出されて、且つ前記比較判定手段150
で前記蒸発器温度検出手段130の検出値の方が前記ガ
ラス露点温度算出手段140の算出値より大きいと判定
された場合は、前記蒸発器温度検出手段130の検出値
が前記ガラス露点温度算出手段140の算出値より小さ
くなるように前記冷媒圧縮機100を作動させる制御手
段160とを備えている。
【0006】請求項3では、図16に示すように、吸引
した冷媒を圧縮して吐出する冷媒圧縮機100、この冷
媒圧縮機100の作動により供給された冷媒との熱交換
によって車室内へ送られる空気を除湿冷却する冷媒蒸発
器110を備えた冷凍サイクル120と、前記冷媒蒸発
器110の温度を検出する蒸発器温度検出手段130
と、車両の窓ガラスの露点温度を算出するガラス露点温
度算出手段140と、吹出口モードが、前記窓ガラスに
向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出口を開くモードで
あるか否かを判定する吹出口モード判定手段180と、
前記蒸発器温度検出手段130の検出値と前記ガラス露
点温度算出手段140の算出値とを比較判定する比較判
定手段150と、前記吹出口モード判定手段180で前
記デフロスタ吹出口を開くモードであると判定されて、
且つ前記比較判定手段150で前記蒸発器温度検出手段
130の検出値の方が前記ガラス露点温度算出手段14
0の算出値より大きいと判定された場合は、前記蒸発器
温度検出手段130の検出値が前記ガラス露点温度算出
手段140の算出値より小さくなるように前記冷媒圧縮
機100を作動させる制御手段160とを備えている。
【0007】請求項4では、図17に示すように、吸引
した冷媒を圧縮して吐出する冷媒圧縮機100、この冷
媒圧縮機100の作動により供給された冷媒との熱交換
によって車室内へ送られる空気を除湿冷却する冷媒蒸発
器110を備えた冷凍サイクル120と、前記冷媒蒸発
器110の温度を検出する蒸発器温度検出手段130
と、車両の窓ガラスの露点温度を算出するガラス露点温
度算出手段140と、前記冷媒圧縮機100のオン状態
が一定時間継続した後、前記冷媒圧縮機100のオフ状
態を検出する圧縮機判定手段170と、吹出口モード
が、前記窓ガラスに向けて空気を吹き出すデフロスタ吹
出口を開くモードであるか否かを判定する吹出口モード
判定手段180と、前記蒸発器温度検出手段130の検
出値と前記ガラス露点温度算出手段140の算出値とを
比較判定する比較判定手段150と、前記圧縮機判定手
段170で前記冷媒圧縮機100のオフ状態が検出され
て、且つ前記吹出口モード判定手段180で前記デフロ
スタ吹出口を開くモードあると判定され、さらに前記比
較判定手段150で前記蒸発器温度検出手段130の検
出値の方が前記ガラス露点温度算出手段140の算出値
より大きいと判定された場合は、前記蒸発器温度検出手
段130の検出値が前記ガラス露点温度算出手段140
の算出値より小さくなるように前記冷媒圧縮機100を
作動させる制御手段160とを備えている。
【0008】
【作用および発明の効果】
(請求項1に示す車両用空調装置)冷媒蒸発器の温度が
窓ガラスの露点温度より高いと判定された時(この場
合、車室内の絶対湿度より冷媒蒸発器を通過後の絶対湿
度の方が高いことから冷媒圧縮機はオフ状態であると言
える)には、冷媒蒸発器で結露した水分の再蒸発によっ
て窓ガラスが曇る可能性があることから、冷媒圧縮機が
作動する。これにより、冷媒蒸発器を通過する空気が除
湿冷却されて、蒸発器温度検出手段の検出値がガラス露
点温度算出手段の算出値より小さくなることにより、吹
出空気が窓ガラスに送風された場合でも、窓ガラスに曇
りが生じることはない。
【0009】(請求項2に示す車両用空調装置)冷媒圧
縮機のオン状態が一定時間継続した後、オフされた場合
は、冷媒蒸発器で結露した水分が再蒸発する可能性が高
いと言える。そこで、請求項2では、冷媒圧縮機のオン
状態が一定時間継続した後にオフされて、且つ冷媒蒸発
器の温度が窓ガラスの露点温度より高いと判定された時
には、冷媒圧縮機が作動するものである。これにより、
冷媒圧縮機がオンからオフに切り替わって、冷媒蒸発器
で結露した水分が再蒸発する可能性が高い時でも、冷媒
圧縮機を作動させることによって、窓ガラスに曇りが生
じるのを防止することができる。
【0010】(請求項3に示す車両用空調装置)冷媒蒸
発器の温度が窓ガラスの露点温度より高い時に、吹出空
気が窓ガラスに向けて吹き出された場合は、窓ガラスが
曇る可能性が高い。そこで、請求項3では、吹出空気が
窓ガラスに向けて吹き出される吹出口モード(例えばデ
フロスタモード、フットデフモード等)であり、且つ冷
媒蒸発器の温度が窓ガラスの露点温度より高いと判定さ
れた時には、冷媒圧縮機が作動するものである。従っ
て、吹出空気が窓ガラスに向けて吹き出される吹出口モ
ードでない場合(例えば、フットモード、フェイスモー
ド等、但しフットモードでも少量の空気が窓ガラスに向
けて吹き出される場合は除く)、つまり吹出空気が直接
窓ガラスに吹き付けられることがない場合は、冷媒蒸発
器の温度が窓ガラスの露点温度より高い時でも、不要に
冷媒圧縮機が作動されることはない。
【0011】(請求項4に示す車両用空調装置)請求項
4では、冷媒圧縮機がオンからオフに切り替わって冷媒
蒸発器で結露した水分が再蒸発する可能性が高く、且つ
吹出空気が窓ガラスに向けて吹き出される場合は、冷媒
蒸発器の温度が窓ガラスの露点温度より高いと判定され
た時に冷媒圧縮機が作動する。この請求項4の発明で
は、冷媒蒸発器の温度が窓ガラスの露点温度より高くて
窓ガラスが曇る可能性がある場合に、冷媒圧縮機を作動
させる判定条件を2つ(冷媒圧縮機のオン状態が一定時
間継続した後オフすること、吹出空気が窓ガラスに向け
て吹き出される吹出口モードであること)設定したこと
により、効果的に窓ガラスの曇りを防止することができ
る。また、上記2つの判定条件によって窓ガラスが曇る
可能性が高い時だけ冷媒圧縮機を作動させることができ
るため、省動力効果が大きく損なわれることはない。
【0012】
【実施例】次に、本発明の車両用空調装置の一実施例を
図1〜図10に基づいて説明する。図1は車両用空調装
置の全体模式図である。本実施例の車両用空調装置(以
下エアコンと言う)1は、車室内に空調空気を導くダク
ト2、このダクト2内に空気を導入して車室内へ送る送
風機3、冷房手段を構成する冷凍サイクル4、暖房手段
を構成する温水回路5、およびエアコン制御装置6(図
2参照)を備える。
【0013】ダクト2は、その下流端に分岐ダクト2a
〜2cが接続されて、各分岐ダクト2a〜2cの先端が
車室内に開口する吹出口7〜9に連通されている。吹出
口7〜9は、車両の窓ガラス10に向けて空気を吹き出
すデフロスタ吹出口7、乗員の上半身に向けて空気を吹
き出すフェイス吹出口8、乗員の足元に向けて空気を吹
き出すフット吹出口9が設けられている。この各吹出口
7〜9は、分岐ダクト2a〜2cの上流開口部に設けら
れた吹出口切替ダンパ11、12によって選択的に開閉
される。各吹出口切替ダンパ11、12は、図示しない
リンク機構を介して、例えばサーボモータ13(図2参
照)等の駆動手段により駆動される。
【0014】送風機3は、ブロワケース3a、遠心式フ
ァン3b、ブロワモータ3cより成り、このブロワモー
タ3cへの印加電圧(ブロワ電圧)に応じて送風量(ブ
ロワモータ3cの回転数)が決定される。ブロワケース
3aには、車室内空気(内気)を導入する内気導入口1
4と車室外空気(外気)を導入する外気導入口15とが
形成されるとともに、内気導入口14と外気導入口15
とを選択的に開閉する内外気切替ダンパ16が設けられ
ている。この内外気切替ダンパ16は、図示しないリン
ク機構を介して、例えばサーボモータ17(図2参照)
等の駆動手段により駆動される。
【0015】冷凍サイクル4は、車室内を冷房するため
の冷房手段および窓ガラスの曇りを除去する曇り除去手
段であり、冷媒圧縮機18、冷媒凝縮器19、レシーバ
20、減圧装置21、冷媒蒸発器22、蒸発圧力調整弁
(以下EPRと言う)23の各機能部品より構成され
て、冷媒配管24によって環状に接続されている(図1
参照)。
【0016】冷媒圧縮機18は、電磁クラッチ25を介
して車両の走行用エンジン26によって駆動され、吸引
したガス冷媒を高温高圧に圧縮して吐出する。冷媒凝縮
器19は、クーリングファン27の送風を受けて、冷媒
圧縮機18より吐出された高温高圧の冷媒を凝縮液化す
る。
【0017】レシーバ20は、冷媒凝縮器19より送ら
れた冷媒を気液分離して、液冷媒のみを流出する。減圧
装置21は、レシーバ20より導かれた液冷媒を減圧膨
脹して冷媒蒸発器22に送るもので、冷媒蒸発器22の
出口配管を流れる冷媒の過熱度が一定となるように、通
過する冷媒流量を調節する温度作動式膨脹弁である。
【0018】冷媒蒸発器22は、ダクト2内に配され
て、送風機3より送られる空気との熱交換によって減圧
装置21で減圧された低温低圧の冷媒を蒸発させる。E
PR23は、冷媒蒸発器22と冷媒圧縮機18との間に
設置されて、冷媒蒸発器22での蒸発圧力を一定値以上
(例えば1.9kg/cm2)に保つことにより、低熱負荷時
における冷媒蒸発器22のフロストを防止する。
【0019】温水回路5は、車室内を暖房するための暖
房手段であり、ダクト2内で冷媒蒸発器22の風下に配
されてエンジン26の冷却水を熱源としてダクト2内を
流れる空気を加熱するヒータコア28と、このヒータコ
ア28をエンジン26の冷却水回路(図示しない)と環
状に接続する温水配管29とを備える。
【0020】ヒータコア28は、ダクト2内で、冷媒蒸
発器22を通過した空気がヒータコア28を迂回して流
れるバイパス路30を形成するように配されている。ヒ
ータコア28を通過する空気量とバイパス路30を通過
する空気量との割合は、ヒータコア28の風上側に配さ
れたエアミックスダンパ31によって調節される。この
エアミックスダンパ31は、図示しないリンク機構を介
して、例えばサーボモータ32(図2参照)等の駆動手
段により駆動される。
【0021】エアコン制御装置6は、空調制御に係わる
制御プログラムや各種演算式等が記憶されたマイクロコ
ンピュータ(図示しない)を内蔵するもので、図2に示
すように、エアコン操作パネル33(図3参照)より出
力される操作信号、および各種センサ(後述する)から
の検出信号に基づいて、上述の各サーボモータ13、1
7、32、ブロワモータ3cを駆動するためのモータ駆
動回路34、電磁クラッチ25を駆動するためのクラッ
チ駆動回路35へ制御信号を出力する。
【0022】上記の各種センサは、車室内温度(内気温
Tr)を検出する内気温センサ36、車室外温度(外気
温Tam)を検出する外気温センサ37、日射量(日射量
Ts)を検出する日射センサ38、冷媒蒸発器22の通
過直後の空気温度(エバ後温度Te)を検出するエバ後
温度センサ39(蒸発器温度検出手段)、エンジン冷却
水の温度(冷却水温Tw)を検出する水温センサ40、
および車室内の相対湿度(湿度Rh)を検出する湿度セ
ンサ41等である。
【0023】エアコン操作パネル33は、車室内のイン
ストルメントパネル(図示しない)に配されて、図3に
示すように、乗員が希望する室内温度を設定する温度設
定スイッチ42、この温度設定スイッチ42で設定され
た温度をデジタル表示する設定温度表示部43、エアコ
ン1の自動制御指令を出力するオートスイッチ44、エ
アコン1の作動停止指令を出力するオフスイッチ45、
吸込口モードを選択する内外気切替スイッチ46、吹出
口モードを選択する吹出口切替スイッチ47、送風機3
の風量レベルを選択する風量設定スイッチ48、電磁ク
ラッチ25のON/OFFを選択するエアコンスイッチ
49が設けられている。
【0024】次に、本実施例の作動を説明する。図4は
エアコン制御装置6の処理手順を示すフローチャートで
ある。まず、各種カウンタやフラグ等の初期化、および
定数の設定を行う(ステップS1)。続いて、温度設定
スイッチ42の設定温度信号Tset 、および各センサ3
6〜41の検出信号(Tr、Tam、Ts、Te、Tw、
Rh)を読み込む(ステップS2、S3)。
【0025】続いて、下記の数式に従って車室内への目
標吹出温度(以下TAOと言う)を演算する(ステップ
S4・目標吹出温度演算機能)。
【数1】TAO=Kset ・Tset −Kr・Tr−Kam・
Tam−Ks・Ts−KRh・Rh+C なお、Kset :温度設定ゲイン Kr:内気温度ゲイ
ン Kam:外気温度ゲイン Ks:日射ゲイン KRh:湿度ゲイン C:補正定数である。
【0026】続いて、ステップS4で算出されたTAO
に基づいて、ブロワ電圧、吸込口モード、吹出口モード
をそれぞれ図5〜図7に示す特性図より決定する(ステ
ップS5〜S7)。なお、図5〜図7の特性図に示す関
係は、予めエアコン制御装置6のマイクロコンピュータ
に記憶されている。
【0027】続いて、車室内への実際の吹出空気温度
が、ステップS4で演算されたTAOとなるように、エ
アミックスダンパ31の目標開度SWを下記の数式に従
って演算する(ステップS8・目標開度演算機能)。
【数2】SW=〔(TAO−Te)/(Tw−Te)〕
×100(%)
【0028】続いて、冷媒圧縮機18の作動判定を行う
(ステップS9)。この冷媒圧縮機18の作動判定は、
車室内空調のために必要な能力確保、湿度に対する快適
性、および湿度による防曇性の各判定条件に基づいて行
われる。以下に、冷媒圧縮機18の作動判定を、図8に
示すフローチャートに基づいて説明する。
【0029】まず、車室内の空調に必要な能力を確保す
るために冷媒圧縮機18をONする必要があるか否か
を、図9に示す特性図に基づいて判定する(ステップ9
01)。なお、図9に示す特性図の横軸は、ステップS
4で演算されたTAOとダクト2内に導入される導入空
気の温度(吸込温度Tin)との差である。また、横軸上
のαは、導入空気のダクト2内での温度上昇分で、定数
または車速の関数である。吸込温度Tinは、センサを用
いて検出しても良いし、吸込口モード、外気温Tam、内
気温Tr等より推定しても良い。
【0030】このステップ901で、冷媒圧縮機18を
ONすると判定された時は、フラグを‘1’として(ス
テップ902)、冷媒圧縮機18をONするためのON
モードを設定する(ステップ903)。ステップ901
で、冷媒圧縮機18をOFFすると判定された時、つま
りTAOが吸込温度Tinより十分大きい時は、湿度セン
サ41で検出される車室内の相対湿度Rhと内気温セン
サ36で検出される内気温Trより車室内の絶対湿度H
rを算出する(ステップ904・絶対湿度算出機能)。
【0031】続いて、窓ガラス10が曇るか曇らないか
を判定するための防曇判定値として、図10に示す湿り
空気線図(予めコンピュータに記憶されている)を用い
て、窓ガラス10の内面温度(窓ガラス内面の露点温
度)Tgより飽和絶対湿度Hwを算出する(ステップ9
05・判定値算出機能)。なお、窓ガラス10の内面温
度Tgは、内気温Tr、外気温Tam、車速Vの関数(数
3)で表されるが、ここでは、簡易的に外気温Tamとす
る。
【数3】Tg=f(Tr、Tam、V)
【0032】続いて、ステップ904で算出された車室
内の絶対湿度Hrと防曇判定値としての飽和絶対湿度H
wとを比較して(ステップ906・防曇判定機能)、窓
ガラス10が曇るか曇らないかを判定する。この判定
で、Hr−Hw≧βの場合(YESの判定)は、窓ガラ
ス10が曇るために冷媒圧縮機18をONする必要があ
り、ステップ902へ進む。
【0033】ステップ906の判定で、Hr−Hw<β
の場合(NOの判定)は、ステップ907へ進み、車室
内湿度Rh(湿度センサ41の検出値)が快適湿度の上
限値γ(例えば、車室内温度25℃で相対湿度60%)
を越えるかどうかを判定する。この判定で、Rh≧γの
場合(YESの判定)は、乗員が不快と感じる度合いが
大きいことから、冷媒圧縮機18をONする必要があ
り、ステップ902へ進む。
【0034】ステップ907の判定で、Rh<γ(NO
の判定)は、イグニッションスイッチ(図示しない)が
ONされてから、冷媒圧縮機18が一度でもONされた
か否かを判定する(ステップ908)。具体的には、フ
ラグが‘1’か否かを判定し、フラグ=1の場合(YE
Sの判定)は、冷媒圧縮機18が一度でもONしたこと
があると判断され、フラグ≠1の場合(NOの判定)
は、冷媒圧縮機18が一度もONしたことがないと判断
される。
【0035】冷媒圧縮機18が一度でもONしたことが
ある場合(フラグ=1)は、冷媒圧縮機18がONから
OFFに切り替わった時に、冷媒蒸発器22で結露した
水分の再蒸発によって窓ガラス10が曇る可能性があ
る。そこで、ステップ908の判定結果がYESの場合
は、エバ後温度センサ39で検出されるエバ後温度Te
と窓ガラス内面の露点温度Tgとを比較判定する(ステ
ップ909・比較判定機能)。なお、窓ガラス内面の露
点温度Tgは、上述したように、内気温Tr、外気温T
am、車速Vの関数として算出される(ガラス露点温度算
出機能)。
【0036】この判定で、Tg−Te≧0の場合(YE
Sの判定)は、窓ガラス内面の露点温度Tgよりエバ後
温度Teの方が低いため、窓ガラス10が曇ることはな
い。従って、冷媒圧縮機18をONする必要はなく、冷
媒圧縮機18をOFFするためのOFFモードを設定す
る(ステップ910)。
【0037】ステップ909の判定で、Tg−Te<0
の場合(NOの判定)は、窓ガラス内面の露点温度Tg
よりエバ後温度Teの方が高いため、窓ガラス10が曇
る可能性がある。このため、ステップ906の防曇判定
で、窓ガラス10が曇らないと判定されても、冷媒圧縮
機18をONする必要があることから、ステップ902
へ進む。
【0038】また、ステップ908で冷媒圧縮機18が
一度もONしたことがないと判定された場合(フラグ=
1)は、ステップ906の防曇判定で窓ガラス10が曇
らないと判定されていることから、ステップ909の処
理を実行することなく、ステップ910でOFFモード
を設定する。
【0039】以上によりステップS9の処理が実行され
た後、続いて、各制御目標値が得られるように、各サー
ボモータ13、17、32、モータ駆動回路34、クラ
ッチ駆動回路35へ制御信号を出力して、吹出口切替ダ
ンパ11、12、内外気切替ダンパ16、エアミックス
ダンパ31、ブロワモータ3c、および電磁クラッチ2
5を制御する(ステップS10・制御機能)
【0040】続いて、所定の制御周期τが経過しかた否
かを判定し(ステップS11)、経過した場合(YES
の判定)は、ステップS2以下の処理を繰り返し、経過
していない場合(NOの判定)は、所定の制御周期τが
経過するまでステップS11を繰り返す。
【0041】上述のように、ステップ906の防曇判定
で窓ガラス10が曇らないと判定された場合でも、エバ
後温度Te(相対湿度100%)が窓ガラス内面の露点
温度Tgより高い時には、吹出空気が窓ガラス10に直
接吹き付けられた場合等に窓ガラス10が曇る可能性が
高いことから、冷媒圧縮機18をONして冷媒蒸発器2
2を通過する空気を除湿冷却することにより、窓ガラス
10の曇りを防止することができる。
【0042】なお、本実施例では、ステップ908でイ
グニッションスイッチがONされてから冷媒圧縮機18
が一度でもONされたか否かを判定する処理を設けた
が、この処理を省略しても、本実施例の効果を得ること
ができる。
【0043】次に、本発明の第2実施例を説明する。図
11は第2実施例の作動を示すフローチャートである。
本実施例では、第1実施例で説明した冷媒圧縮機18の
作動判定(ステップS9)において、冷媒圧縮機18が
ONからOFFに切り替わった時に、冷媒圧縮機18の
ON時間が一定時間以上継続した場合には、エバ後温度
Teが窓ガラス内面の露点温度Tgより低くなるように
冷媒圧縮機18を作動させる。なお、図11のフローチ
ャートで第1実施例と同じ処理は、同一の記号を付して
説明を省略する。
【0044】ステップ901、906、907、および
909でそれぞれ冷媒圧縮機18をONする必要がある
と判定された場合は、マイクロコンピュータに内蔵され
たタイマのカウントが所定値ε(一定時間)以上(つま
り冷媒圧縮機18のON状態が一定時間以上継続してい
る)か否かを判定する(ステップ911・圧縮機判定機
能)。判定結果がYESの場合(所定値ε以上)は、ス
テップ902へ進み、判定結果がNOの場合(所定値ε
より小さい)は、タイマのカウントを加算するととも
に、フラグを‘0’として(ステップ912)、ステッ
プ903へ進む。
【0045】この様に、タイマのカウントが所定値ε以
上となるまでは、ステップ912でフラグが‘0’とな
るため、冷媒圧縮機18がONからOFFに切り替わっ
ても、ステップ908(フラグの判定)でNOの判定と
なって、ステップ909の処理は実行されない。つま
り、タイマのカウントが所定値ε以上となってから冷媒
圧縮機18がOFFされた場合のみステップ909の処
理が実行されることになる。
【0046】これにより、本実施例では、冷媒圧縮機1
8のON状態が一定時間以上継続した後、ONからOF
Fに切り替わった時、つまり冷媒蒸発器22で結露した
水分が再蒸発する可能性が高い時には、冷媒圧縮機18
を作動させてエバ後温度Teが窓ガラス内面の露点温度
Tgより低くすることにより、窓ガラス10の曇りを防
止することができる。
【0047】次に、本発明の第3実施例を説明する。図
12は第3実施例の作動を示すフローチャートである。
本実施例では、第1実施例で説明した冷媒圧縮機18の
作動判定(ステップS9)において、吹出口モードの判
定(ステップ913・本発明の吹出口モード判定機能)
を追加するものである。なお、図12のフローチャート
に示すステップ913以外の各処理は、第1実施例と同
じであり、同一記号を付して説明を省略する。
【0048】ステップ908の判定がYESの時(イグ
ニッションスイッチがONされてから冷媒圧縮機が一度
でもONしたことがある場合)は、ステップ913で吹
出口モードがデフロスタ吹出口7を開くモード(例え
ば、デフロスタモード、フットデフモード、あるいはデ
フロスタ吹出口7を少し開口するフットモード等)であ
るか否かを判定する。この判定結果がYESの場合は、
ステップ909へ進み、判定結果がNOの場合は、ステ
ップ909を実行することなく、ステップ910でOF
Fモードを設定する。
【0049】この様に、吹出空気が直接窓ガラス10に
吹き付けられる場合(つまりデフロスタ吹出口7を開く
モード)は、エバ後温度Teが窓ガラス内面の露点温度
Tgより低くなるように冷媒圧縮機18を作動させるこ
とにより、冷媒蒸発器22で結露した水分の再蒸発によ
る窓ガラス10の曇りを効果的に防止することができ
る。
【0050】〔変形例〕冷媒圧縮機18の作動判定(ス
テップS9)において、第2実施例の内容と第3実施例
の内容とを組み合わせても良い。つまり、冷媒圧縮機1
8のON状態が一定時間以上継続した後、ONからOF
Fに切り替わった時に、吹出口モードがデフロスタ吹出
口7を開くモードの時には、エバ後温度Teが窓ガラス
内面の露点温度Tgより低くなるように冷媒圧縮機18
を作動させるように制御しても良い。
【0051】本発明をエアミックス式の空調装置1に適
用したが、ヒータコア28へ供給される冷却水量を温水
回路5に設けた流量制御弁の弁開度に応じて制御するリ
ーヒート式の空調装置に適用しても良い。流量制御弁
は、例えばデューティー比制御によって弁開度を調節す
ることができる。
【0052】本実施例では、冷媒蒸発器22と冷媒圧縮
機18との間にEPR23を設置したEPR式冷凍サイ
クル4を用いたが、電磁クラッチ25を介して冷媒圧縮
機18をON/OFF制御する冷凍サイクル、可変容量
型の冷媒圧縮機を備える可変容量式冷凍サイクル等を採
用しても良い。
【0053】本実施例では、湿度センサ41の検出値と
内気センサ36の検出値より絶対湿度Hrを算出した
が、湿度センサ41で検出される相対湿度Rhをある固
定の温度(例えば25℃)の相対湿度に変換して制御を
行っても良い。
【0054】本実施例では、冷媒蒸発器22の温度とし
て、エバ後温度センサ39によって検出される冷媒蒸発
器22の通過直後の空気温度(エバ後温度Te)を用い
たが、冷媒蒸発器22のフィン温度、あるいは冷凍サイ
クル4の低圧を検出してエバ後温度を推定した値を用い
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置の全体模式図である。
【図2】本実施例の制御系に係わるブロック図である。
【図3】エアコン操作パネルの正面図である。
【図4】本実施例の作動を示すフローチャートである。
【図5】送風機の制御特性図である。
【図6】吸込口モードの制御特性図である。
【図7】吹出口モードの制御特性図である。
【図8】冷媒圧縮機の作動判定を示すフローチャートで
ある。
【図9】冷媒圧縮機の制御特性図である。
【図10】湿り空気線図である。
【図11】第2実施例の作動を示すフローチャートであ
る。
【図12】第3実施例の作動を示すフローチャートであ
る。
【図13】冷媒圧縮機の作動に伴う温度変化と湿度変化
を示すグラフである。
【図14】本発明の請求項1の構成を示すブロック図で
ある。
【図15】本発明の請求項2の構成を示すブロック図で
ある。
【図16】本発明の請求項3の構成を示すブロック図で
ある。
【図17】本発明の請求項4の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 車両用空調装置 4 冷凍サイクル 6 エアコン制御装置(絶対湿度算出機能、ガラス露点
温度算出機能、判定値算出機能、防曇判定機能、比較判
定機能、制御機能、圧縮機判定機能、吹出口モード判定
機能) 7 デフロスタ吹出口 10 窓ガラス 18 冷媒圧縮機 22 冷媒蒸発器 39 エバ後温度センサ(蒸発器温度検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 誠文 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 本田 祐次 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 寒川 克彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−176809(JP,A) 特開 平2−99423(JP,A) 特開 昭63−180514(JP,A) 特開 昭59−134006(JP,A) 実開 平5−20904(JP,U) 実開 昭63−54507(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/32 623 B60H 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)吸引した冷媒を圧縮して吐出する冷媒
    圧縮機、この冷媒圧縮機の作動により供給された冷媒と
    の熱交換によって車室内へ送られる空気を除湿冷却する
    冷媒蒸発器を備えた冷凍サイクルと、 b)前記冷媒蒸発器の温度を検出する蒸発器温度検出手
    段と、 c)車両の窓ガラスの露点温度を算出するガラス露点温
    度算出手段と、 d)前記蒸発器温度検出手段の検出値と前記ガラス露点
    温度算出手段の算出値とを比較判定する比較判定手段
    と、 e)この比較判定手段で前記蒸発器温度検出手段の検出
    値の方が前記ガラス露点温度算出手段の算出値より大き
    いと判定された場合は、前記蒸発器温度検出手段の検出
    値が前記ガラス露点温度算出手段の算出値より小さくな
    るように前記冷媒圧縮機を作動させる制御手段とを備え
    た車両用空調装置。
  2. 【請求項2】a)吸引した冷媒を圧縮して吐出する冷媒
    圧縮機、この冷媒圧縮機の作動により供給された冷媒と
    の熱交換によって車室内へ送られる空気を除湿冷却する
    冷媒蒸発器を備えた冷凍サイクルと、 b)前記冷媒蒸発器の温度を検出する蒸発器温度検出手
    段と、 c)車両の窓ガラスの露点温度を算出するガラス露点温
    度算出手段と、 d)前記冷媒圧縮機のオン状態が一定時間継続した後、
    前記冷媒圧縮機のオフ状態を検出する圧縮機判定手段
    と、 e)前記蒸発器温度検出手段の検出値と前記ガラス露点
    温度算出手段の算出値とを比較判定する比較判定手段
    と、 f)前記圧縮機判定手段で前記冷媒圧縮機のオフ状態が
    検出されて、且つ前記比較判定手段で前記蒸発器温度検
    出手段の検出値の方が前記ガラス露点温度算出手段の算
    出値より大きいと判定された場合は、前記蒸発器温度検
    出手段の検出値が前記ガラス露点温度算出手段の算出値
    より小さくなるように前記冷媒圧縮機を作動させる制御
    手段とを備えた車両用空調装置。
  3. 【請求項3】a)吸引した冷媒を圧縮して吐出する冷媒
    圧縮機、この冷媒圧縮機の作動により供給された冷媒と
    の熱交換によって車室内へ送られる空気を除湿冷却する
    冷媒蒸発器を備えた冷凍サイクルと、 b)前記冷媒蒸発器の温度を検出する蒸発器温度検出手
    段と、 c)車両の窓ガラスの露点温度を算出するガラス露点温
    度算出手段と、 d)吹出口モードが、前記窓ガラスに向けて空気を吹き
    出すデフロスタ吹出口を開くモードであるか否かを判定
    する吹出口モード判定手段と、 e)前記蒸発器温度検出手段の検出値と前記ガラス露点
    温度算出手段の算出値とを比較判定する比較判定手段
    と、 f)前記吹出口モード判定手段で前記デフロスタ吹出口
    を開くモードであると判定されて、且つ前記比較判定手
    段で前記蒸発器温度検出手段の検出値の方が前記ガラス
    露点温度算出手段の算出値より大きいと判定された場合
    は、前記蒸発器温度検出手段の検出値が前記ガラス露点
    温度算出手段の算出値より小さくなるように前記冷媒圧
    縮機を作動させる制御手段とを備えた車両用空調装置。
  4. 【請求項4】a)吸引した冷媒を圧縮して吐出する冷媒
    圧縮機、この冷媒圧縮機の作動により供給された冷媒と
    の熱交換によって車室内へ送られる空気を除湿冷却する
    冷媒蒸発器を備えた冷凍サイクルと、 b)前記冷媒蒸発器の温度を検出する蒸発器温度検出手
    段と、 c)車両の窓ガラスの露点温度を算出するガラス露点温
    度算出手段と、 d)前記冷媒圧縮機のオン状態が一定時間継続した後、
    前記冷媒圧縮機のオフ状態を検出する圧縮機判定手段
    と、 e)吹出口モードが、前記窓ガラスに向けて空気を吹き
    出すデフロスタ吹出口を開くモードであるか否かを判定
    する吹出口モード判定手段と、 f)前記蒸発器温度検出手段の検出値と前記ガラス露点
    温度算出手段の算出値とを比較判定する比較判定手段
    と、 g)前記圧縮機判定手段で前記冷媒圧縮機のオフ状態が
    検出されて、且つ前記吹出口モード判定手段で前記デフ
    ロスタ吹出口を開くモードあると判定され、さらに前記
    比較判定手段で前記蒸発器温度検出手段の検出値の方が
    前記ガラス露点温度算出手段の算出値より大きいと判定
    された場合は、前記蒸発器温度検出手段の検出値が前記
    ガラス露点温度算出手段の算出値より小さくなるように
    前記冷媒圧縮機を作動させる制御手段とを備えた車両用
    空調装置。
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