JP3326499B2 - 積層複合線材のハイドロダイナミック伸線加工方法及び積層複合線材のハイドロダイナミック伸線加工用多段伸線機 - Google Patents

積層複合線材のハイドロダイナミック伸線加工方法及び積層複合線材のハイドロダイナミック伸線加工用多段伸線機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、請求の範囲1若しくは4の前文
に記載された、強制潤滑式多段伸線機によって積層複合
線材をハイドロダイナミック伸線加工するための方法及
び装置に関するものである。
【0002】特殊な補助伸線手段を使用して超硬伸線ダ
イスで伸線することによる複合線材の加工は、特に難加
工材料の場合、それ自体公知である。
【0003】例えば、加工素材上に潤滑剤層を生成する
固体潤滑剤、半固体潤滑剤、液体潤滑剤を使用して棒状
金属加工素材を加工し被覆するための方法及び装置が国
際出願第WO96/14946号公報で提案されてい
る。
【0004】その解決策によれば、潤滑剤供給手段を含
む高圧室が設けられている。棒状金属加工素材を高圧室
に通して引き抜くとき潤滑剤が加工素材の表面に押付け
られ、これにより、他の中間被覆なしに複数の加工段を
実行することが可能である。
【0005】実際、国際出願第WO96/14946号
公報によれば、高圧室を1.5m/sの速度で前進する
鋼線は約40℃において、150MPaの圧力を受けた
潤滑剤の均質完全付着潤滑剤薄膜で被覆される。上記の
仕方で被覆されたこの鋼線は次に、吐出しノズルとして
構成された伸線ダイスに案内される一方、付加的潤滑剤
なしに鋼線に他の加工操作を行うことが可能である仕方
で潤滑剤が鋼線に塗布される。
【0006】公知の高圧室を通る加工素材の通路が生産
に関係して遮断されることは例えば断線又は他の既知の
問題の故に起きることがあるが、その場合、加工過程の
間に加工素材と加工工具との間に存在する相対運動の短
時間の反転が、及び/又は高圧室内で生成されて潤滑剤
に作用する圧力の低下が、再始動に影響する。
【0007】しかしながら、高強度コア材料と超軟質被
覆材料とを有する積層複合線材を処理する必要がある場
合、国際出願第WO96/14946号公報に述べられ
た方法は高品質な加工操作を可能としないことが判明し
た。
【0008】そのような複合線材を一緒に伸線すると
き、特に始動又は再始動の間に軟質被覆材料がコアから
剥ぎ取られ、伸線ダイス内で材料の焼付きが起きる。多
段伸線機において再始動する場合、いわゆるハイドロダ
イナミック伸線時の伸線剤圧力が伸線機の停止後に開放
される。その場合、線材開放のために残留伸線剤層を伸
線ダイスが入り込み、再始動時に、既に述べた不利な焼
付き結果又は断線を伴って線材材料が工具表面に、つま
り伸線ダイスに付着するという潜在的危険が存在する。
【0009】伸線ダイスの表面又は内部の圧力比及び温
度比と伸線剤の圧力比及び温度比との間に観測される相
互作用が無視され又は十分には考慮されない場合、一方
で伸線剤が伸線時の自己加熱の故に操作中に液化し、ハ
イドロダイナミック比が崩れる結果となろう。これに対
抗するために伸線剤若しくは潤滑剤が国際出願第WO9
6/14946号公報によれば連続的に供給され、その
ための技術的支出がかさむことになる。他方で、前記製
造停止時間−これは、生産条件が理想的な場合でも1日
に何度か起きる。−に伴って、冷却過程の故に潤滑剤の
ガラス状栓が形成され、前記断線の虞がある。
【0010】米国特許第US3641795号公報によ
り公知の高圧室には、当初片側を閉じられた供給口を介
して潤滑剤が供給され、いわゆる振動線材によって潤滑
剤は分配され圧縮される。更なる圧縮作用は液圧装置に
よって加えられる。こうして前充填が行われたのち、装
置内部にある圧縮潤滑剤中に通孔が形成され、装置が伸
線機に一体化される。しかしながら、特に多段伸線機の
始動又は再始動の間、米国特許第US3641795号
公報に記載された解決策では被制御設定圧力が可能では
ない。特定動作時間後に伸線機が停止されると、利用可
能な十分な残留圧力がもはやなく、公知の装置は分解せ
ねばならず、別の前充填を実行しなければならない。
【0011】欧州公開特許第EP0013012A1号
公報により、圧力及び/又は熱の作用下に半固体潤滑剤
又は固体潤滑剤を室温で液化することが公知である。し
かしながら、そのような潤滑剤の液化は、潤滑効果を発
揮することなく潤滑剤が伸線間隙から押し出される虞が
あるためきわめて不利である。
【0012】そこで、以上のことを前提に本発明の目的
は、超硬コア材料も軟質被覆材料も備えた複合線材に関
して断線又は伸線品質低下の虞なしに伸線機の安全な始
動及び再始動を可能とする、強制潤滑式多段伸線機によ
って積層複合線材をハイドロダイナミック伸線加工する
ための方法及び装置を提供することである。
【0013】本発明による解決は請求の範囲1に定義さ
れた方法及び請求の範囲4の特徴を備えた装置によって
なされ、従属請求の範囲は少なくとも好適な実施態様及
びその他の諸展開を含む。
【0014】従って本発明の基本的考えは、加工素材が
希望する成果で伸線工程を通過することができるよう
に、多段伸線機の始動時又は再始動時に、各伸線段の各
伸線ダイスの直接的上流で局所高圧室によって潤滑剤圧
力又は伸線剤圧力を構成することにある。実際の伸線操
作の間、潤滑剤の圧力及び温度用に生成される条件は、
加工素材、潤滑剤及び伸線ダイスの間の相互作用におけ
るそれ自体公知のハイドロダイナミック効果によって
も、また伸線ダイスの加工及び冷却時に開放される熱エ
ネルギーによっても、維持される。
【0015】本発明方法でも付属の装置でも、潤滑剤の
準ハイドロスタティック圧力比は伸線操作開始直後に既
に生成されており、技術の現状において生じる加工素材
の不利な収縮は排除することができる。
【0016】本発明の好ましい1実施態様において伸線
加工方法は以下の如くに設計されている。
【0017】それ自体公知の多段伸線機を始動又は再始
動する前に、各伸線段の伸線ダイスの直接的上流で、積
層複合線材を通過させる被加熱高圧室によって伸線間隙
内にハイドロスタティック始動圧力が構成されており、
この高圧室が高圧室に導入された伸線・潤滑剤に作用
し、特に、高強度コアと軟質被覆材料とを有する前記積
層複合線材は高品質に加工することができる。これに関
連して指摘しておくなら、高強度鋼コアとアルミニウム
被覆とを有する積層複合線材が被覆割合70容量%まで
安全に加工することができた。更に、本方法は、潤滑剤
に沿って行われる進行中の連続伸線の間にそれ自体公知
の仕方で伸線間隙内に構成されるハイドロダイナミック
圧力比を提供する。
【0018】各伸線段の始動圧力は予め設定されてお
り、液圧制御装置で監視され、高圧室の予熱も制御され
る。すべての段で選択可能な圧力/温度範囲に達する
と、伸線操作の開始を開始させる許可信号が発生され
る。
【0019】伸線操作の間、各高圧室内の圧力比と温度
比は連続的に監視され、高圧室の別の加熱装置は伸線操
作による伸線ダイスの加熱開始時に作動停止可能であ
る。
【0020】好ましい1実施態様によれば、各伸線段の
高圧室内に100〜130バールの範囲の始動圧力又は
再始動圧力が設定されている。
【0021】本発明装置は多段伸線機と仮定されてお
り、各伸線段が少なくとも1つのプレダイスと1つの伸
線ダイスとを含み、それ自体公知の潤滑剤供給手段がプ
レダイスに配置されている。
【0022】プレダイスと伸線ダイスとの間に、これら
とで一体な構造ユニットを形成する被加熱高圧室が設け
られている。この高圧室は線材通路も、最初の潤滑剤量
を収容するための横方向潤滑剤流路も含む。
【0023】更に、好ましくは液圧操作可能な圧力発生
手段が高圧室に配置されており、他の潤滑剤供給手段を
介して潤滑剤流路に供給される潤滑剤は通路若しくは当
該高圧室内部に圧入することができ、潤滑剤のペースト
状態は高圧室内に設けられた加熱手段と協働して得られ
る。
【0024】潤滑剤流路若しくは高圧室内部の目標潤滑
剤圧力は加圧プランジャによって維持され、この加圧プ
ランジャは横方向潤滑剤流路内で少なくとも部分的に案
内され、且つ液圧シリンダによって作動可能である。プ
ランジャの動き又は位置は好適なセンサシステムによっ
て検出され、高圧室内の圧力比を間接的に確認するのに
役立つ。
【0025】本発明の基本的考えによれば、高圧室は従
来のダブルダイス配列のプレダイスと伸線ダイスとの間
に挿入されており、全体として小さい設置寸法を有す
る。構造ユニットを形成するために、プレダイスシー
ト、伸線ダイスシートも、高圧室も、伸線方向に延びる
合せ孔を有しており、この合せ孔が引張ボルト等の対応
する締結手段を案内する。
【0026】更に、伸線機の始動時又は再始動時に各伸
線段内で特定温度比を監視し調整することができるよう
にするために、高圧室は好ましくは、電気加熱素子も少
なくとも1つの温度センサも収容するための横孔又は横
くぼみを含む。
【0027】圧力/温度調節手段は伸線段のすべての高
圧室の圧力比及び温度比を監視し、伸線機の始動も再始
動も可能にする。更に、外面的に区別可能なパラメータ
に合わせてそれ自体公知の伸線ダイス冷却装置を制御す
ることができる。
【0028】上記のことから明らかとなるように、各伸
線段の上流でプレダイス及び伸線ダイスとで構造ユニッ
トを形成する高圧室は、始動又は再始動が必要な場合に
外部圧力に曝されているだけである。始動又は再始動用
に供給されねばならない潤滑剤量は、横方向潤滑剤流路
を介して高圧室内に導入され、付加的潤滑剤供給用の広
い貯蔵部を設けることが排除されるほどに僅かである。
【0029】最後に、伸線機連続操作の間の高圧室内の
圧力降下が伸線工程又は加工素材の異常を示すので、本
発明装置の圧力/温度調節手段は伸線工程の連続監視に
も利用される。
【0030】こうして、断線又は伸線品質低下の虞なし
に伸線機を安全に始動及び再始動させることに焦点を置
いて、強制潤滑式多段伸線機によって積層複合線材をハ
イドロダイナミック伸線加工するための方法及び装置が
本発明によって達成される。この方法は各伸線段の伸線
ダイスの上流で被加熱高圧室によって伸線間隙内にハイ
ドロスタティック始動圧力が構成されるようにし、この
高圧室がそこに導入される伸線剤及び潤滑剤にも積層複
合線材にも作用して、予熱を制御する。所定の圧力比及
び温度比がすべての室で優勢であると、伸線操作は可能
となる。その結果、伸線剤及び潤滑剤がごく初期にペー
スト状態とされ、進行中の連続伸線工程の間伸線間隙内
に適切な潤滑剤供給を可能とするハイドロダイナミック
比が伸線運動の開始に伴って現れる。
【0031】本発明の実施態様では、各高圧室内の圧力
と温度を連続的に監視することによって、伸線工程の初
期加熱の故に、設けられた別の加熱装置が何時どの程度
作動停止されるべきであるかが点検される。そして、各
伸線段におけるさまざまな熱の発生が考慮される。
【0032】以下、1実施態様を参考に図に基づいて本
発明が詳しく説明される。
【0033】図1a、図1bに示す各伸線段1はプレダ
イスシート2と、高圧室3と、伸線ダイス(図示せず)を
備えた伸線ダイスシート4とを含む。破線で示したそれ
自体公知の潤滑剤箱5が潤滑剤を収容するのに役立ち、
この潤滑剤は伸線操作進行中に伸線間隙の内部及び周囲
にハイドロダイナミック圧力比をもたらす。
【0034】加工されるべき積層複合線材6がいまや潤
滑剤箱5、プレダイスシート2を介して高圧室3に進入
し、次に、伸線ダイスシート4内に設けられた伸線ダイ
スに進入し、そこで実際に段毎に加工される。
【0035】図1bの平面図から分かるように、高圧室
3は横方向に配置された液圧シリンダ12を含み、この
液圧シリンダは図2に示した要素と協働して圧力発生手
段9を形成する。センサ17は図1bに示されていない
加圧プランジャの位置を監視して、高圧室3内の圧力比
を間接的に検出する。更に、それ自体公知の伸線ダイス
冷却装置が伸線ダイスシート4に設けられている。
【0036】プレダイスシート2、高圧室3、伸線ダイ
スシート4等の要素も、圧力発生手段9も、ベースプレ
ート18によって支持される組立体を形成する。
【0037】次に、図2の断面図を参考に高圧室の構造
を一層詳しく説明する。高圧室3は高圧室3の線材通路
7に通じる横方向潤滑剤流路8を含む。ホッパー型供給
手段11は伸線機の始動又は再始動時に潤滑剤を供給す
るのに役立つ。
【0038】加圧プランジャ10は圧力発生手段9内に
配置されて、液圧シリンダ12によって作動され、即ち
高圧室3の線材通路7の方向に変位される。プランジャ
10は横方向潤滑剤流路8内で少なくとも部分的に案内
され、高圧室内に、即ち線材通路7の高圧室内部に、圧
力比を構成する。
【0039】更に、高圧室3は、好ましくは電気加熱素
子を収容するための孔13も、温度センサを固定するの
に役立つ孔14も有する。
【0040】高圧室3と隣接したプレダイスシート2若
しくは伸線ダイスシート4との間に確実で強固な強制結
合を保証するために、合せ孔15は引張ボルト(図示せ
ず)を収容するのに役立つ。
【0041】圧力/温度調節手段(図示せず)は、セン
サ17及び孔14内に配置された温度センサと協働し
て、全伸線段の高圧室の圧力比及び温度比を連続的に監
視し、所定値に達すると、伸線機の始動も再始動も可能
にする。前記調節手段はそれ自体公知の伸線ダイス冷却
装置の制御も可能である。
【0042】上記実施態様でもって、伸線ダイス内で加
工素材の望ましくない断線又は焼付きを生じることなく
高強度コアと軟質被覆材料とを有する積層複合線材を安
全に加工することが可能である。各伸線段に設けられる
べき高圧室は極めて単純な構造を有しており、プレダイ
ス及びそれ自体公知の伸線ダイスシートと共に、小さな
設置寸法のユニットを形成することができ、既存伸線機
の追加装備が何らかの問題を生じることはない。 [図面の簡単な説明]
【図1】(1a)(1b)それぞれプレダイス、伸線ダ
イスも高圧室も含む伸線段組立体の側面図と平面図であ
る。
【図2】高圧室の断面図である。
【符号の説明】
1 伸線段 2 プレダイスシート 3 高圧室 4 伸線ダイスシート 5 潤滑剤箱 6 (積層)複合線材 7 高圧室内の線材通路 8 横方向潤滑剤流路 9 圧力発生手段 10 加圧プランジャ 11 潤滑剤供給手段 12 液圧シリンダ 13 電気加熱素子用孔 14 温度センサ用孔 15 合せ孔 16 伸線ダイス冷却装置 17 センサ 18 ベースプレート
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−36315(JP,A) 特開 平5−154535(JP,A) 特開 平1−130810(JP,A) 実開 昭63−184608(JP,U) 米国特許3641795(US,A) 国際公開96/14946(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 1/00 - 19/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層複合線材が、先ず潤滑剤箱そしてプ
    レダイスと伸線ダイスとの間に配置された被加熱高圧室
    の順で、多段伸線機の各伸線段を通過する、積層複合線
    材をハイドロダイナミック伸線加工するための方法にお
    いて、 多段伸線機を各々始動又は再始動する前に、高圧室に伸
    線剤及び潤滑剤を供給し、各伸線段の伸線ダイスの直接
    的上流で、積層複合線材を通過させる被加熱高圧室によ
    って各々の伸線間隙内にハイドロスタティック始動圧力
    或いはハイドロスタティック再始動圧が蓄積されてお
    り、各伸線段ごとに設定されて液圧制御装置で監視され
    る始動圧力或いは再始動圧力と、所定温度を生じるまで
    の高圧室の予熱とによってこの高圧室が高圧室に導入さ
    れた伸線・潤滑剤に作用し、すべての伸線段の各高圧室
    内で選択可能な圧力範囲又は温度範囲の少なくともいず
    れかに達すると伸線操作が可能であり、これにより高強
    度コアと軟質被覆材料とを有する積層複合線材を高品質
    に加工でき、また、潤滑剤箱から運ばれる潤滑剤によっ
    て、進行中の継続的伸線における始動後及び再始動後
    に、それ自体周知である高圧室内に供給する伸線剤及び
    潤滑剤の加圧を除いて、伸線間隙内でハイドロダイナミ
    ック圧力比を維持することを特徴とする、 積層複合線材のハイドロダイナミック伸線加工方法。
  2. 【請求項2】 伸線操作の間、各高圧室内の圧力と温度
    が連続的に監視され、高圧室とは別体の加熱装置が、伸
    線操作により伸線ダイスの加熱開始時に作動停止可能で
    あることを特徴とする、請求項1に記載の積層複合線材
    のハイドロダイナミック伸線加工方法。
  3. 【請求項3】 各伸線段の高圧室内の始動圧力と再始動
    圧力が100〜130バールであることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の積層複合線材のハイドロダイナ
    ミック伸線加工方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の積層複合線材のハイド
    ロダイナミック伸線加工方法における積層複合線材のハ
    イドロダイナミック伸線加工用多段伸線機であって、各
    伸線段にプレダイスと、伸線ダイスとを具備し、潤滑剤
    箱はこの伸線ダイスに配列され、各伸線段のプレダイス
    と伸線ダイスとの間に、同じ構造ユニットを形成する被
    加熱高圧室(3)が設けられており、この高圧室(3)
    が線材通路(7)を備え、同様に線材通路(7)に繋が
    る横方向潤滑剤流路(8)を備え、潤滑剤供給手段(1
    1)を経て潤滑流路伸線剤及び潤滑剤が供給され、少な
    くとも部分的に潤滑剤流路(8)に繋がり、液圧シリン
    ダ(12)により作動される加圧プランジャ(10)を
    備えた液圧操作可能な圧力発生手段(9)が、高圧室
    (3)に配列され、この構成により、潤滑剤供給手段
    (11)を経て潤滑剤流路(8)に供給される伸線剤及
    び潤滑剤は、規定の圧力の下で線材通路(7)に押し込
    まれることができ、そして、高圧室(3)に配設された
    加熱手段と協働し、ハイドロスタティック始動圧力或い
    はハイドロスタティック再始動圧力は、各々の多段機の
    始動或いは多段機の再始動に先行して、各伸線間隙に蓄
    積することができ、この圧力は伸線剤及び潤滑剤、そし
    て積層複合線材上に働きかけ、センサは、圧力比と温度
    比の間接的な検出のために、加圧プランジャ(10)の
    運動或いは位置の監視に備え、圧力調整手段又は温度調
    整手段の少なくともいずれかは、伸線段の全ての高圧室
    における圧力比と温度比の監視に備え、規定値に到達し
    た時に多段機の始動と再始動を可能とし、規定のパラメ
    ータと通信して伸線ダイスの冷却を操作することを特徴
    とする、 積層複合線材のハイドロダイナミック伸線加工用多段伸
    線機。
  5. 【請求項5】 高圧室(3)が、電気加熱素子を収容す
    るための横孔又は横くぼみ(13)と同様に温度センサ
    用孔(14)を有することを特徴とする、請求項4に記
    載の積層複合線材のハイドロダイナミック伸線加工用多
    段伸線機。
  6. 【請求項6】 プレダイスシート(2)と伸線ダイスシ
    ート(4)と高圧室(3)にも、引張・締付ボルトを案
    内するために伸線方向に延びた合せ孔(15)を備える
    ことを特徴とする、請求項4又5に記載の積層複合線材
    のハイドロダイナミック伸線加工用多段伸線機。
JP2000529908A 1998-02-02 1999-02-02 積層複合線材のハイドロダイナミック伸線加工方法及び積層複合線材のハイドロダイナミック伸線加工用多段伸線機 Expired - Fee Related JP3326499B2 (ja)

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