JP3325759B2 - 用紙排出装置 - Google Patents

用紙排出装置

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JP3325759B2
JP3325759B2 JP02032796A JP2032796A JP3325759B2 JP 3325759 B2 JP3325759 B2 JP 3325759B2 JP 02032796 A JP02032796 A JP 02032796A JP 2032796 A JP2032796 A JP 2032796A JP 3325759 B2 JP3325759 B2 JP 3325759B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、レシートやチ
ケット等の発行装置に内蔵されて、レシートやチケット
等の長尺状記録紙の排出に用いられる用紙排出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レシートやチケット等の発行装置
においては、長尺状を成す用紙に対して印刷を行うとと
もに、その用紙の排出を行い、その印刷完了とともに用
紙を切断している。
【0003】この種の発行装置には、キャッシュディス
ペンサやインフォーメーション端末装置があるが、図2
3の(A)はその外観形態を示している。外装ケース3
02の前面パネル部304には、用紙排出口306が設
けられ、長尺状の用紙308は、印刷動作に応じて、こ
の用紙排出口306から排出される。受取人は、この用
紙排出口306から排出された用紙308を指で摘んで
受け取ることができる。
【0004】次に、図23の(B)は、このプリンタ装
置の内部構造を示している。このプリンタ装置において
は、外装ケース302の内部から用紙排出口306に向
かって用紙搬送路310が形成されている。この用紙搬
送路310には、用紙搬送機構312、印字機構314
及びカッター機構316が設置されている。用紙搬送機
構312は、印字に同期して用紙308を送り出す手段
である。この用紙搬送機構312には、一対の駆動ロー
ラ318、320が備えられ、各駆動ローラ318、3
20の間には用紙308が導かれ挟み込まれて圧接状態
で、その回転により送り出される。印字機構314は、
用紙搬送路310を挟んで印字ヘッド322とプラテン
324が配置されており、印字ヘッド322の駆動によ
り、用紙308に印字を行なう。印字の形態は、用紙3
08の種類によって異なり、感圧紙が用いられる場合に
はインクリボンは不要であり、普通紙が用いられる場合
にはインクリボン等の着色媒体が必要である。また、カ
ッター機構316は、独立したユニットを構成し、その
内部に用紙308の搬送方向と直交方向に摺動するカッ
ター刃326が設置されている。このカッター刃326
は摺動駆動機構によって駆動される。このようなカッタ
ー機構316では、カッター刃326が図面上、下方に
スライドしたとき、搬送されている用紙308が切断さ
れる。
【0005】このようなプリンタ装置では、用紙308
は、印字されながら用紙排出口306から排出されてお
り、その印字完了の後、連続的な所定量の排出が行なわ
れ、カッター刃326の摺動によって切断されるのであ
る。
【0006】ところで、このようなプリンタ装置がレシ
ートやチケットの発行装置に用いられた場合、受取人
は、送り出される用紙308の端を指で掴んで印字完了
を待つことが予想される。また、受取人が用紙308の
排出を妨害することも予想される。例えば、図24は、
受取人の用紙308の待機状態の一例を示している。即
ち、受取人が排出される用紙308を掴んで待機する
と、用紙308の搬送が妨げられることになり、用紙搬
送路310途上の用紙308に撓み328が生じる。こ
のような用紙308の撓みは、用紙308の排出方向と
は逆方向に不要な応力を生じさせる。その結果、用紙3
08はプリンタ装置の内部でループ状に湾曲し、正常な
排出動作ができないため、ジャムが発生する。
【0007】次に、図25の(A)は、受取人が、排出
される用紙308を無理に引き出そうとした場合を示し
ている。用紙308に張力Tを作用させた場合、この張
力Tは切断途上のカッター刃326の刃先にスライド方
向Fと直交する方向に不要な負荷を加えることになる。
その負荷が極端に大きい場合には、図25の(B)に示
すように、カッター刃326の刃先330を損傷させる
ことになる。そして、刃先330が曲がった場合には、
摺動不能となって切断動作が損なわれる原因にもなる。
【0008】従来、このようなプリンタ装置において
は、所定長の用紙308の印字や排出が完了するまでの
間、受取人がその用紙308に触れることができないよ
うな対策が施されている。例えば、実開平5−2976
5号「プリンタ」がある。このプリンタでは、発行する
用紙の長さに対応する奥行きを持つカバーを用紙排出部
に取り付け、そのカバー内に用紙を導いて受取人が触れ
ないようにし、用紙308の切断が完了したとき、カバ
ーから用紙が送出するようにしたものである。
【0009】このような手段には次のような問題があ
る。プリンタからカバーが突き出しており、カバー自体
が破損するおそれがあり、その他、カバーのサイズが発
行すべき用紙308に対応しているため、発行すべき用
紙308の長さが変更された場合には、それに対応する
大きさのものが必要となり、発行装置自体の大型化を招
くこととなる。
【0010】このようなカバーによる防護対策に対し、
特開平1−181659号やUSP5215393に開
示されている用紙排出装置が提案されている。このよう
な用紙排出装置は、用紙の排出側の経路に印字動作が完
了する迄の間、用紙をプリンタ内に弛ませて待機させる
ことにより、受取人が受け取れないようにし、印字動作
の完了とともに用紙を切断した後、排出口から排出する
ものである。
【0011】ところで、このような用紙排出装置では、
受取人が用紙排出口を指で故意に塞いで待機するような
場合、特開平1−181659号では何等の対策もな
く、用紙排出が妨げられた場合にはジャム発生が問題と
なる。また、USP5215393では、排出口で用紙
排出が妨げられた場合には、用紙排出を断念し、カバー
内に待機させた用紙をローラによって下方に導くことと
している。このような用紙の排出口に代えて別ルートを
経た排出は、受取人がその用紙を受け取ることができな
いという問題がある。
【0012】また、このような用紙排出装置では、例え
ば、印字機構から排出側に至る経路が長くなり、しか
も、用紙の排出にはローラが用いられるため、用紙の状
態等が用紙のローラ搬送に影響を与える。即ち、この種
の装置は、室内、室外を問わず設置され、高温多湿の悪
条件下で使用される場合もある。用紙には規格品が用い
られるが、規格品といえども、高温多湿下では軟弱化
し、又は接触したローラ間に把持されている箇所では用
紙にローラ面のプレスによる変形等が生じる。軟弱化し
た用紙は、ローラとの間に必要以上の摩擦を生じ又はロ
ーラ面に密着状態となり、搬送することが困難となる。
ローラ面でプレス皺が生じた用紙は、その皺部分で湾曲
するため、ローラ間への挟み込みが困難となる。また、
ロール紙ではその巻き癖やプレス皺が生じ易く、従って
ローラ間への挟み込みを妨げる。これらは、ジャムの原
因になる。特開平1−181659号の場合、ローラへ
の用紙の食い込みを助けるために駆動レバーを用いてい
るが、その構造は複雑化しており、却ってジャムを発生
させる原因になる。
【0013】そこで、本発明者は、レシート等を発行す
る際、印字を終了するまでの間、搬送中の用紙をループ
状態にして装置内部に保管し、印字動作を終了し、用紙
切断が終了するまでの間、受取人が用紙に触れないよう
に改善した用紙排出装置を提案している。
【0014】ところが、排出すべき用紙をループ化して
保管する用紙排出装置には、通常、ロール紙が使用され
ており、そのロール紙の巻き癖が問題になる。即ち、
3.5インチ以下の小径のロール紙では、巻き径が小さ
いため、曲率半径が小さく、その分だけ巻き癖が顕著で
あり、それは、装置内に保管する場合のループ形成が安
定的に行われる。しかしながら、ロール紙の径が8イン
チ程度の大径になると、巻き癖は弱く、ストレート状態
で搬送され、排出ローラ側に把持される。このようなス
トレート状態の用紙ではループ形成時、その湾曲発生の
部分が不規則になり、予想できない搬送経路上で弛みを
生じさせる。その結果、弛みの発生が用紙保管部分以外
の場所で発生すると、ジャムへ移行する原因になる。こ
のようなジャム発生は、高湿状態で用紙が軟弱化してい
る場合に顕著となる。
【0015】そこで、本発明は、用紙排出の前処理のル
ープ形成を安定化してループ形成に起因するジャム発生
を防止した用紙排出装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の用紙排出装置
は、図1〜図16に例示するように、プリンタ機構(プ
リンタ装置2)に付設されて印字された用紙(20)を
排出する用紙排出装置であって、用紙を搬送する搬送手
段(用紙搬送機構8)と、この搬送手段で搬送され
記用紙を受けて用紙排出口側に排出させる排出ローラ
(28、30)と、この排出ローラの近傍の空間部に設
けられ、排出すべき前記用紙を保管する用紙保管部(3
1)と、用紙排出時、前記排出ローラを回転させて前記
用紙の先端が前記用紙排出口に排出されない程度に前記
用紙を搬送した後、該排出ローラを逆転させて前記用紙
保管部に前記用紙の撓みを形成し、前記搬送手段の用紙
搬送により前記用紙保管部に前記用紙のループを形成さ
せる制御手段(用紙排出制御部19)とを備えたことを
特徴とする。即ち、排出すべき用紙を把持している排出
ローラを逆転状態に制御することで、排出前に用紙を用
紙保管部で撓ませて適当なループを生じさせ、保管する
ことができる。また、本発明の用紙排出装置は、図1〜
図16に例示するように、プリンタ機構(プリンタ装置
2)に付設されて印字された用紙を排出する用紙排出装
置であって、用紙(20)を搬送する搬送手段(用紙搬
送機構8)と、この搬送手段によって搬送される前記用
紙を受けて用紙排出口(32)側に排出させる排出ロー
ラ(28、30)と、この排出ローラの近傍に設けられ
て、排出すべき前記用紙を保管する用紙保管部(31)
と、前記排出ローラを通過して前記用紙排出口側に排出
される前記用紙を検出する用紙センサ(36)と、用紙
排出時、前記用紙センサ前記用紙が検出されたとき、
記排出ローラの回転を持続させて前記用紙排出口に前
記用紙が排出されない程度の排出量だけ前記用紙を搬送
させて前記排出ローラを停止させ、前記用紙を把持させ
た前記排出ローラを逆転させて前記用紙保管部側に前記
用紙の撓みを形成させて前記排出ローラを停止させ、
記搬送手段の用紙搬送により前記用紙保管部に前記用紙
のループを形成させる制御手段(用紙排出制御部19)
とを備えたことを特徴とする。
【0017】本発明の用紙排出装置において、印字動作
時、搬送手段で搬送される用紙は用紙保管部を経て排出
ローラに至る。排出ローラは、その用紙を受けて排出動
作を行い、排出される用紙は用紙センサによって検出さ
れる。この用紙センサによる用紙の検出から所定量の用
紙排出を持続し、その所定量の用紙排出が行われたと
き、排出ローラを停止させる。この時点から、排出ロー
ラを逆転させると、用紙は排出方向とは逆方向に送られ
る。このとき、排出ローラによる逆送は、用紙を排出ロ
ーラの接線方向に移送させるため、用紙の巻き癖がある
場合にも適当な湾曲方向の撓みを生じさせ、その結果、
用紙保管部にループ前の適当な撓みを形成し、ループ化
の前兆となる。
【0018】そして、排出ローラの逆送動作は所定量の
排出に対応する分だけ行い、排出ローラを停止させる。
この時点から、印字動作を再開し、搬送ローラによる用
紙搬送を行う。この結果、用紙は、用紙保管部に適当な
ループを生じさせる。
【0019】また、本発明の用紙排出装置において、前
記制御手段は、前記用紙センサで前記用紙が検出された
後、前記用紙排出口への用紙排出前に、前記排出ローラ
の駆動を持続させて前記用紙の排出を持続し、前記用紙
を所定量の印字行分だけ排出の後、前記排出ローラを停
止させて前記排出ローラに前記用紙を把持させ、その
後、前記排出ローラを前記所定量の印字行分だけ逆転さ
せて前記用紙を逆送させることにより前記用紙保管部側
に前記用紙の撓みを形成させた後、前記排出ローラを停
止させて前記用紙を前記排出ローラに把持させ、前記印
字とともに前記搬送手段による用紙搬送を行って前記用
紙保管部にループを形成させることを特徴とする。
【0020】また、このような排出動作において、用紙
の排出量及び逆送量は、印字動作に連動させ、所定量の
印字行に対応させることにより、画一的な用紙排出動作
を行うことができる。
【0021】また、本発明の用紙排出装置において、前
記排出ローラを逆転して前記用紙を逆送させるとき、前
記搬送手段側へ用紙の移動を阻止する逆送防止手段を備
えたことを特徴とする。このように構成することによ
り、排出ローラの逆転による用紙の逆送時、用紙の撓み
をループ形成部位に生じさせることができる。
【0022】また、本発明の用紙排出装置において、前
記排出ローラは、少なくとも一対のローラで構成し、
れらローラの一方のローラの回転中心より他方のローラ
の回転中心を前記用紙の搬送側に変位させることによ
り、前記ローラの各ローラ面で形成される用紙の挟み込
み角度を拡大させたことを特徴とする。このようにする
ことにより、排出ローラの接線方向が用紙保管部側に向
かうため、排出ローラを逆転させると、用紙は排出ロー
ラの接線方向である用紙保管部側に向かって逆送するこ
とになる。したがって、用紙の撓みは用紙保管部側に向
かって形成されることになり、用紙のループ化部分を用
紙保管部に導くことができる。
【0023】そして、前記逆送防止手段は、停止させる
前記搬送ローラによって構成することを特徴とする。こ
のようにすることにより、排出ローラの逆転動作時、搬
送ローラが停止した状態にあるため、用紙の逆送を防止
でき、印字行の行間の変動やずれを防止できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
形態を参照して詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の用紙排出装置の第1の実
施形態であって、レシートやチケット等の発行に用いら
れる発行装置の概要を示している。この発行装置は、プ
リンタ装置2、カッター装置4及び用紙排出装置6を備
えている。
【0026】プリンタ装置2には、印字用紙を搬送する
用紙搬送機構8及び印字機構10が設けられ、用紙搬送
機構8は、搬送ローラ12、14を備えており、搬送ロ
ーラ12には、その駆動手段としてのモータ15から回
転力がギヤ機構を介して伝達される。モータ15の回転
は、プリンタ制御部16の用紙搬送制御部162によっ
て制御される。搬送ローラ12、14には印字すべき用
紙20としてロール紙22が供給される。また、印字機
構10には、印字ヘッド17及びプラテン18が設けら
れている。このプリンタ装置2の制御手段として印字制
御部164が設置されている。
【0027】カッター装置4は、印字後の用紙20を切
断する手段であって、カッター刃24はモータ26によ
って駆動される。モータ26は、カッター制御部166
によって制御され、カッター刃24の上下動が制御され
る。
【0028】そして、用紙排出装置6は、カッター装置
4側から搬送される用紙20を排出する手段であって、
一定の間隔で設置されている側板27間には、排出ロー
ラ28、30が設置され、この排出ローラ28、30と
搬送ローラ12、14との間には排出すべきループ化さ
せた用紙20を保管する用紙保管部31が設けられてい
る。また、排出ローラ28、30と用紙排出口32との
間には用紙排出路34が形成され、この用紙排出路34
には用紙20の先端の到来ないし存在を検出する手段と
して用紙センサ36が設置されている。排出ローラ28
には、その駆動手段としてのモータ38から回転力がギ
ヤ機構及びトルクリミッタ40を介して伝達される。モ
ータ38の回転は、用紙排出制御部19によって制御さ
れる。
【0029】次に、図2を参照してプリンタ装置2、カ
ッター装置4及び用紙排出装置6を説明する。用紙20
は、用紙搬送機構8の搬送ローラ12、14によって搬
送されて用紙搬送路39を経て印字機構10の印字ヘッ
ド17とプラテン18との間に導かれる。用紙20に対
する印字動作は、搬送ローラ12、14による用紙搬送
と同期して行われる。
【0030】印刷とともに搬送される用紙20は、カッ
ター装置4を経て用紙排出装置6側に搬送され、カッタ
ー装置4には、用紙20を通過させるための通過孔4
2、44が形成されている。
【0031】そして、用紙排出装置6の側板27の間に
は、用紙20を案内する手段として第1及び第2のガイ
ド板46、48が設置されている。ガイド板46は、山
形形状を成しており、中間部分に水平部50が形成され
てその前後に傾斜部52、54が形成され、ガイド板4
8には、湾曲部56を中心にして傾斜部58、60が形
成されている。
【0032】ガイド板46の傾斜部52は、搬送される
用紙20を水平部50側に導く導入部として機能してお
り、この導入部としての機能をより高めるため、傾斜部
52の上面側には補助的な案内手段としてガイド片62
が用紙排出装置6の立壁64に取り付けられ、用紙排出
装置6とカッター装置4との間の用紙搬送路39の橋渡
しを行っている。
【0033】そして、ガイド板46の水平部50、ガイ
ド板48の傾斜部60、側板27及び立壁64で囲い込
まれた空間部が形成され、印刷中の用紙20を湾曲させ
て一時的に保管する用紙保管部31を構成している。
【0034】また、ガイド板46、48の傾斜部54、
58は平行に配置され、その平行空間部は、水平に設定
された用紙搬送路39から傾斜して下降する用紙排出路
34を形成している。この用紙排出路34の終端部が用
紙排出口32である。
【0035】ガイド板46の背面部にはトルクリミッタ
40を介してモータ38からの回転力を受ける駆動軸6
8、ガイド板48の背面側には支持軸70が設置されて
いる。これら駆動軸68及び支持軸70の配置関係は、
用紙排出路34を挟んで設置され、支持軸70は、駆動
軸68に対して用紙排出口32側に変位している。この
支持軸70は、ガイド板48に弾力的に支持される。こ
の支持構造は後述する。
【0036】そして、側板27の間には駆動軸68が軸
受69によって取り付けられ、この駆動軸68には、図
3及び図4に示すように、一対の第1の排出ローラ28
が用紙20の幅方向に一定の間隔で取り付けられ、ま
た、支持軸70には排出ローラ28と弾性的に接触する
一対の第2の排出ローラ30が回転可能に支持されてい
る。また、各排出ローラ28、30の各ローラ面を接触
させるため、ガイド板48には排出ローラ30を突出さ
せるための窓部76、ガイド板46には排出ローラ28
を突出させるための窓部78がそれぞれ形成されてい
る。即ち、これら窓部76、78を通して突出した排出
ローラ28、30のローラ面が接触している。また、駆
動軸68には、用紙排出を緩衝させる排出緩衝手段とし
てのトルクリミッタ40を介挿してモータ38が連結さ
れている。即ち、モータ38の回転力は、トルクリミッ
タ40を介して駆動軸68から排出ローラ28に伝達さ
れる。したがって、用紙20は、各排出ローラ28、3
0の間に挟まって圧接状態で用紙排出路34に搬送され
る。
【0037】用紙排出路34には用紙20の先端が到来
したことを検出する手段として用紙センサ36が設けら
れ、この用紙センサ36は、ガイド板48の背面側に設
置され、その検出面がガイド板48の窓部82から用紙
排出路34に向けられている。この用紙センサ36は、
例えば、光学的な検出手段で構成されており、発光素子
と受光素子を備え、発光素子からの光を用紙排出路34
に当て、用紙20からの反射光を受光素子で受光するこ
とにより、その有無を検出することができる。
【0038】次に、図5は、従動側の排出ローラ30の
支持構造を示している。排出ローラ28、30間には用
紙20を圧送するために適当な圧接状態が必要である。
そこで、排出ローラ30の支持軸70には、弾性を持つ
金属シャフトが用いられ、この支持軸70をガイド板4
8に形成された軸受部83の溝部84に移動可能に挿入
するとともに、支持軸70を軸受部83の溝部84から
の離脱を防止するため、ガイド板48から切り起こして
形成された係止片86によって拘束させたものである。
この結果、排出ローラ28は、排出ローラ30に圧接状
態で接触するとともに、排出ローラ30は排出される用
紙20に応じて支持軸70が軸受部83内の移動が許容
される範囲で弾力的に移動可能である。
【0039】次に、図6は、トルクリミッタ40の具体
的な構成例を示している。排出ローラ28の駆動軸68
は側板27に軸受69を介して支持されており、側板2
7の外側に突出している。この駆動軸68にはクラッチ
部88が固定されている。このクラッチ部88は、径小
部90とフランジ部92とを備え、径小部90にはギヤ
94が回転可能に設けられている。このギヤ94には、
軸方向に凹部96が形成されており、また、この凹部9
6と、クラッチ部88の径小部90に固定された円板状
のスプリング受け98との間には、ギヤ94をフランジ
部92の壁面に押し当てるためのコイルスプリング10
0が挿入されている。そして、クラッチ部88のフラン
ジ部92にはスリップ部材102が取り付けられ、この
スリップ部材102にはコイルスプリング100による
圧力を以てギヤ94に形成されたリング状を成す当接部
104が圧接させられている。
【0040】このようなトルクリミッタ40では、モー
タ38の回転力がモータ38側の回転軸側のギヤからギ
ヤ94に伝達される。通常時には、コイルスプリング1
00の圧力によってギヤ94とクラッチ部88とは摩擦
係合しており、その結果、ギヤ94の回転は駆動軸68
に伝達される。
【0041】ところが、排出ローラ28を通して駆動軸
68に回転を阻止する力が働くと、その阻止力がコイル
スプリング100による圧力、クラッチ部88とギヤ9
4の当接部104との摩擦力を超えると、ギヤ94は空
転状態となって、駆動軸68への回転力の伝達が阻止さ
れる。この結果、排出ローラ28、30による用紙20
の排出が停止することになる。即ち、用紙20の排出を
妨害した場合、その応力が用紙20を通して駆動軸68
に加えられることにより、ギヤ94を空転させることに
なる。
【0042】次に、図7は、プリンタ制御部16及び用
紙排出制御部19を構成する制御装置の構成を示してい
る。この制御装置には、用紙搬送、印刷、用紙切断及び
用紙排出の各制御を行う手段として制御部110が設置
されている。この実施形態では、用紙印刷と用紙排出と
を単一の制御部110で制御することとしている。
【0043】この制御部110は、ホストコンピュータ
112との連係及び各種の制御を実行するため、例え
ば、マイクロコンピュータで構成されている。中央処理
装置としてのマイクロプロセッサ(MPU)114は、
プログラムに従って用紙搬送制御、印刷制御、用紙切断
制御、用紙排出制御等の各種の制御や演算を行なう。こ
のMPU114は、時間設定及び時間制御を行なう手段
としてタイマ116を備えている。
【0044】このMPU114で実行する制御プログラ
ムや制御又は演算途上のデータ等を格納する主記憶手段
としてROM118及びRAM120が設置されてい
る。ROM118は制御プログラムやテーブル等を持つ
読出し専用メモリ、RAM120は演算途上のデータ等
を格納する随時書込みメモリである。図示しないが、補
助記憶手段としてRAM120に代えてフレキシブルデ
ィスク等の記憶媒体を用いることもできる。また、ホス
トコンピュータ112側に付属している記憶手段もこの
制御部110の補助記憶手段として用いることができ
る。
【0045】また、この制御部110には、ホストコン
ピュータ112から各種の入力データの取込みやホスト
コンピュータ112へ制御部110の制御出力の取出し
を行なう入出力手段として入出力ユニット(I/O)1
22が設けられている。このI/O122は、MPU1
14、ROM118及びRAM120とバスを通じて連
係されている。このI/O122には、スイッチ等を経
てホストコンピュータ112からのオンライン動作命令
をI/O122に入力するスイッチ等が接続されるが、
本発明における用紙排出制御と直接関係がないので、そ
の記載を省略してある。
【0046】そして、このI/O122には、制御出力
を取り出すための手段として第1、第2、第3、第4及
び第5のドライバ124、125、126、128、1
30が接続されている。ドライバ124はプリンタ装置
2に対して用紙搬送機構8を駆動する駆動出力手段、ド
ライバ125は印字機構10を駆動する駆動出力手段、
ドライバ126はカッター装置4への駆動出力を供給す
る駆動出力手段、ドライバ128は用紙排出のためのモ
ータ38の駆動出力を取り出す駆動出力手段、また、ド
ライバ130は表示器132にエラー表示等を行なう表
示駆動出力を取り出す駆動出力手段である。
【0047】次に、この発行装置における用紙搬送、印
字、用紙切断及び用紙排出の各動作について説明する。
【0048】図8及び図9は、この用紙搬送、印字、用
紙切断及び用紙排出の各動作を示すプログラムを示し、
aは、結合子を示し、また、図10ないし図16は用紙
20の排出状態を示している。
【0049】電源を制御部110に供給し、又はリセッ
トスイッチを押して制御部110をリセットして制御部
110に対し初期設定を行なった後、用紙搬送とともに
印字動作を行う。ステップS1では1行の印字を行い、
ステップS2では1行分の用紙送りを行なう。図10
は、印字動作中を示している。このような印字及び用紙
送りにより、用紙20は排出ローラ28、30に至る。
ステップS3でモータ38が回転すると、排出ローラ2
8、30に用紙20が挟み込まれ、用紙排出路34に排
出される。ステップS4では用紙センサ36によって検
知されたか否かを判定し、用紙検知が行なわれるまで、
ステップS1〜S4を繰り返し、用紙検知後、ステップ
S5に移行する。ステップS5では、所定行であるi行
の印字が完了したか否かを判定し、i行印字が完了する
までステップS1〜S5を繰り返し、i行印字完了後、
ステップS6に移行してモータ38を停止させる。ここ
で、i行とは、用紙20が用紙センサ36により検知さ
れた後の印字行数であって、用紙20が用紙排出口32
から排出されない範囲で設定される。このような範囲の
設定は、排出モードで用紙20に受取人が触れないよう
にするためである。その後、ステップS7で印字動作を
停止するとともに、ステップS8でモータ15を停止す
ることにより搬送ローラ14を停止させ、ステップS9
に移行する。図11はその状態を示している。
【0050】ステップS9ではモータ38を逆転し、ス
テップS10でi行分の用紙20の逆送りが行なわれる
まで、その逆転動作を持続する。ステップS10でi行
分の逆送りが完了したとき、ステップS11に移行し、
モータ38を停止させる。このような動作で用紙保管部
31でのループの全段階動作として、湾曲準備動作が行
なわれる。図12はその状態を示している。
【0051】そして、ステップS12では印字動作の続
行により用紙20に対してn行印字が行なわれたか否か
が判定される。その判定は、ステップS13の1行印
字、ステップS14の1行分の用紙送りを経て、n行印
字が完了するまで持続する。この結果、用紙保管部31
では用紙20のループ化が進行し、一時的に用紙20の
保管が行なわれる。図13は、その状態を示している。
【0052】n行印字が完了した後、ステップS15に
移行し、m行分の用紙送りを完了し、ステップS16で
用紙カットを行なう。図14は、印字完了による用紙カ
ットを示している。この用紙カットの後、ステップS1
7ではモータ38を回転させて用紙排出を行なう。モー
タ38の回転は、ステップS18で一定時間が経過する
まで持続させ、一定時間の経過の後、ステップS19に
移行してモータ38を停止させる。この結果、図15及
び図16に示すように、用紙排出が行なわれる。
【0053】そして、切断された用紙20は複数の紙片
となって、受取人にレシートやチケットとして発行され
るが、図17は、用紙20に対するn行及びm行搬送、
印字及び用紙カットの位置関係を示している。
【0054】このような用紙排出において、用紙保管部
31に適正に用紙20のループ化が行なわれるのは、モ
ータ38の逆転動作によって、用紙20を用紙保管部3
1を形成するガイド板46の水平部50、即ち、排出ロ
ーラ28の接線方向に逆送りするため、用紙20の撓み
方向がガイド板46の水平部50の上方向となり、その
結果、用紙20に対してループ化を促進させる撓みを生
じさせることによる。このような強制的な撓み形成によ
り、ロール紙22の巻き戻しによる用紙20の巻き癖の
形態、即ち、ロール紙22の径の大小に関係なく、用紙
20のループ化の成長をさせることができる。
【0055】ところで、この用紙排出装置6において、
排出ローラ28、30は、比較的に大きい直径のローラ
が用いられているとともに、図18の(A)に示すよう
に、排出ローラ28、30の配置関係は、その中心軸を
角度θ1だけ傾斜させている。この結果、排出ローラ2
8、30の接線L1、L2によって形成される開口角度
はθ2となる。即ち、排出ローラ28、30の直径を同
一とし、傾斜角度θ1を45°とするとき、開口角度θ
2は90°となる。
【0056】図18の(B)は、排出ローラ28、30
の中心軸を水平方向の同位置に設定した場合を示してい
る。この場合、接線L1、L2が成す開口角度θ3は4
5°となり、排出ローラ28、30の開口角度θ2、θ
3は、中心軸の位置を変位させること、即ち、排出ロー
ラ28を前方に設定することにより、開口角度は拡がる
ことを意味している(θ2>θ3)。
【0057】このように排出ローラ28、30を配置し
たことにより、本発明の用紙排出装置においては、図1
8の(C)に示すように、ロール紙22の巻き癖によっ
て二点鎖線で示す湾曲した用紙20が搬送された場合、
その先端を排出ローラ28、30間に効果的に導くこと
ができる。特に、排出ローラ28は矢印Pで示す方向
(即ち、時計方向)に回転し、これに対応して排出ロー
ラ30は矢印Qで示す方向に回転するため、排出ローラ
30に先端が接触した用紙20は、排出ローラ30によ
って排出ローラ28側に導かれることになる。このよう
な排出ローラ28、30の回転と両者の開口角度θ2と
が相俟って用紙20は排出ローラ28、30の間に導か
れ、ジャムを発生することなく、用紙排出路34側に確
実に排出することができる。
【0058】また、排出ローラ28、30の配置によ
り、排出ローラ28、30の接線方向が用紙保管部31
に向かうため、排出ローラ28、30を逆転させると、
用紙20は排出ローラ28、30の接線方向であるガイ
ド板46の用紙保管部31側に向かって逆送することに
なる。したがって、用紙20の撓みは用紙保管部31側
に向かって形成されることになり、用紙20のループ化
部分を用紙保管部31に確実に導くことができる。
【0059】次に、図19は、用紙排出口32が塞がれ
る等、用紙排出が妨げられた場合を示し、図20はその
動作を示している。ステップS31で、例えば、用紙排
出口32が塞がれて用紙20の搬送、即ち、排出が阻止
された場合、ステップS32に示すように、用紙20に
作用する応力がトルクリミッタ40に作用する結果、ト
ルクリミッタ40が空転状態となって、排出ローラ28
の回転が停止する。この結果、用紙20の排出が停止す
る。そして、ステップS33で示すように、用紙20の
排出阻止が解除されると、その応力解除がトルクリミッ
タ40に作用し、ステップS34に示すように、再び回
転伝達状態に移行し、ステップS35の通り、用紙20
の排出が正常に行なわれる。
【0060】このようなトルクリミッタ40を設置した
ことにより、プリンタ装置2の印字精度に影響しない駆
動力を排出ローラ28側に設定することができる。しか
も、プリンタ装置2側からの供給速度と用紙排出速度が
不一致の場合、排出力をトルクリミッタ40で吸収で
き、ジャム発生を未然に防止することもできる。
【0061】次に、図21は、本発明の用紙排出装置の
第2実施形態を示している。この用紙排出装置において
は、用紙センサ36の位置を用紙排出口32側の位置、
即ち、排出ローラ28、30より逆送り分であるi行印
字分だけ離間した位置に配置してもよい。このように設
定すると、用紙センサ36で撓み形成分を加味した長さ
だけ、用紙20を排出させ、この時点から逆送りを行な
うことができる。
【0062】図22は、その場合の動作を示し、結合子
aは、図9のaに至る。この場合の動作では、ステップ
S1〜S4´を経て用紙検知を行なう。この用紙検知で
逆送り分の用紙送りを完了しており、ステップS5´で
モータ38の停止を行なう。ステップS6´で印字動作
を停止するとともに、ステップS7´でモータ15を停
止し、ステップS8´でモータ38の逆転を行なう。上
記の実施形態における用紙20の逆送りを行い、この逆
送りは、ステップS9´でi行分の逆送りが完了するま
で持続させる。そして、ステップS10´でモータ38
を停止させ、図9のステップS12に至る。以下の動作
は、図9に示す通りである。
【0063】このように、用紙センサ36の位置設定に
より、i行分の用紙送りの制御を簡略化し、画一的な撓
み形成のための用紙送りを安定的に行なうことができ
る。
【0064】なお、上記実施形態では、用紙の逆送りを
行なうとき、印字動作を停止するとともに搬送ローラを
停止させ、停止した搬送ローラによる用紙把持によって
用紙の逆方向への移動を停止させるストッパとして利用
することにより、用紙に対して形成するループを所定位
置に誘導する撓みを生じさせる構成としているが、本発
明は、このような用紙の逆移送の停止手段に搬送ローラ
を用いるものに限定されるものではない。このような搬
送ローラ以外の停止手段としては、搬送ローラを駆動す
る場合を前提とした構成としてもよく、例えば、用紙搬
送路に用紙の逆移送を停止できるような負荷を用紙に付
与するストッパ部材を設置した構成としてもよく、同様
に撓みを用紙に発生させ、その結果、ループ化する位置
を誘導することが可能である。また、他の方法として
は、搬送ローラの搬送量、即ち、送り量に対して、排出
ローラ側の逆送り量を相対的に大きく設定すれば、用紙
に撓みを形成することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が得られる。 a.ロール紙を用いた場合の巻き癖、搬送手段側のロー
ラでの圧接による変形が生じた用紙、又は吸湿によって
軟弱化した用紙を確実かつ円滑に搬送して安定した用紙
排出を行なうことができ、従来のジャム発生を確実に防
止できる。 b.無人化店舗におけるキャッシュディスペンサやイン
フォーメーション端末装置等に設置し、信頼性の高い用
紙排出ができる。 c.ロール紙を用いた場合の巻き癖、搬送手段側のロー
ラでの圧接による変形が生じた用紙、又は吸湿によって
軟弱化した用紙を確実かつ円滑に搬送して安定した用紙
排出ができるため、使用できるロール紙の種類の範囲を
拡大でき、コスト低減を図ることができる。 d.搬送ローラ側へ用紙が逆送されるのを防止する逆送
防止手段を設置することにより、用紙を逆送するとき、
用紙保管部に用紙のループ化を助長させることができる
とともに、ジャムの発生を未然に防止できる。 e.排出ローラを構成するローラの一方を用紙排出口側
に変位させて排出すべき用紙の挟み込み角度を拡大させ
ることにより、排出ローラに排出すべき用紙の挟み込み
を容易かつ確実に行なわせることができるとともに、用
紙のループ化部分を用紙保管部に導くことができ、安定
した保管状態が実現できる。 f.逆送防止手段を、搬送ローラの停止によって実現す
れば、特別な手段を講ずる必要がなく、コスト低減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙排出装置の第1実施形態を示す図
である。
【図2】用紙排出装置を示す断面図である。
【図3】図2の III−III 線断面図である。
【図4】用紙保管部及び排出ローラを示す破断斜視図で
ある。
【図5】排出ローラの弾性支持構造を示す図である。
【図6】トルクリミッタを示す縦断面図である。
【図7】用紙排出装置の制御装置を示すブロック図であ
る。
【図8】印刷及び用紙排出の制御プログラムを示すフロ
ーチャートである。
【図9】印刷及び用紙排出の制御プログラムを示すフロ
ーチャートである。
【図10】印字中の用紙排出装置の動作を示す断面図で
ある。
【図11】印字中の用紙搬送中の用紙排出装置の断面図
である。
【図12】用紙の逆送りを示す用紙排出装置の断面図で
ある。
【図13】印字中の用紙保管状態を示す用紙排出装置の
断面図である。
【図14】印字完了時の用紙切断を示す用紙排出装置の
断面図である。
【図15】用紙排出を示す用紙排出装置の断面図であ
る。
【図16】用紙排出の完了状態を示す用紙排出装置の断
面図である。
【図17】用紙における搬送、印字及びカットを示す平
面図である。
【図18】排出ローラの配置及び排出ローラに対する用
紙の食い込みを示し、(A)は排出ローラの配置を示す
図、(B)はその他の排出ローラの配置を示す図、
(C)は排出ローラに対する用紙の食い込み形態を示す
図である。
【図19】用紙排出の阻止状態を示す用紙排出装置の断
面図である。
【図20】用紙排出が阻止された場合の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図21】本発明の用紙排出装置の第2実施形態を示す
断面図である。
【図22】図21に示す用紙排出装置における動作を示
すフローチャートである。
【図23】従来のプリンタ装置を示し、(A)はその斜
視図、(B)はその内部構造を示す断面図である。
【図24】排出される用紙を摘んで待機する場合を示す
断面図である。
【図25】排出される用紙の切断を示し、(A)は排出
される用紙に張力を加えた場合を示す断面図、(B)は
排出される用紙に加えられた張力によるカッターの刃先
の変形を示す図である。
【符号の説明】
2 プリンタ装置(プリンタ機構) 8 用紙搬送機構(搬送手段) 12、14 搬送ローラ 19 用排出制御部(制御手段) 20 用紙 28、30 排出ローラ 31 用紙保管部 32 用紙排出口 36 用紙センサ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 23/188 B41J 11/66 B41J 15/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ機構に付設されて印字された用
    紙を排出する用紙排出装置であって、用紙を搬送する搬送手段と、 この搬送手段で 搬送され前記用紙を受けて用紙排出口
    側に排出させる排出ローラと、 この排出ローラの近傍の空間部に設けられ、排出すべき
    前記用紙を保管する用紙保管部と、用紙排出時、前記排出ローラを回転させて前記用紙が前
    記用紙排出口に排出されない程度に前記用紙を搬送した
    後、該排出ローラを逆転させて前記用紙保管部に前記用
    紙の撓みを形成し、前記搬送手段の用紙搬送により前記
    用紙保管部に前記用紙のループを形成させる 制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする用紙排出装置。
  2. 【請求項2】 プリンタ機構に付設されて印字された用
    紙を排出する用紙排出装置であって、 用紙を搬送する搬送手段と、 この搬送手段によって搬送される前記用紙を受けて用紙
    排出口側に排出させる排出ローラと、 この排出ローラの近傍に設けられて、排出すべき前記用
    紙を保管する用紙保管部と、 前記排出ローラを通過して前記用紙排出口側に排出され
    る前記用紙を検出する用紙センサと、用紙排出時、前記 用紙センサ前記用紙が検出された
    き、前記排出ローラの回転を持続させて前記用紙排出口
    に前記用紙が排出されない程度の排出量だけ前記用紙を
    搬送させて前記排出ローラを停止させ、前記用紙を把持
    させた前記排出ローラを逆転させて前記用紙保管部側に
    前記用紙の撓みを形成させて前記排出ローラを停止さ
    せ、前記搬送手段の用紙搬送により前記用紙保管部に前
    記用紙のループを形成させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする用紙排出装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記用紙センサで前記
    用紙が検出された後、前記用紙排出口への用紙排出前
    に、前記排出ローラの駆動を持続させて前記用紙の排出
    を持続し、前記用紙を所定量の印字行分だけ排出の後、
    前記排出ローラを停止させて前記排出ローラに前記用紙
    を把持させ、その後、前記排出ローラを前記所定量の印
    字行分だけ逆転させて前記用紙を逆送させることにより
    前記用紙保管部側に前記用紙の撓みを形成させた後、前
    記排出ローラを停止させて前記用紙を前記排出ローラに
    把持させ、前記印字とともに前記搬送手段による用紙搬
    送を行って前記用紙保管部にループを形成させることを
    特徴とする請求項2記載の用紙排出装置。
  4. 【請求項4】 前記排出ローラを逆転して前記用紙を逆
    送させるとき、前記搬送手段側へ用紙の移動を阻止する
    逆送防止手段を備えたことを特徴とする請求項1又2
    載の用紙排出装置。
  5. 【請求項5】 前記排出ローラは、少なくとも一対のロ
    ーラで構成し、これらローラの一方のローラの回転中心
    より他方のローラの回転中心を前記用紙の搬送側に変位
    させることにより、前記ローラの各ローラ面で形成され
    用紙の挟み込み角度を拡大させたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の用紙排出装置。
  6. 【請求項6】 前記逆送防止手段は、停止させる搬送ロ
    ーラによって構成することを特徴とする請求項4記載の
    用紙排出装置。
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