JP3325755B2 - 半導体装置及びその実装方法、並びにその実装部の検査方法 - Google Patents

半導体装置及びその実装方法、並びにその実装部の検査方法

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JP3325755B2 JP34068595A JP34068595A JP3325755B2 JP 3325755 B2 JP3325755 B2 JP 3325755B2 JP 34068595 A JP34068595 A JP 34068595A JP 34068595 A JP34068595 A JP 34068595A JP 3325755 B2 JP3325755 B2 JP 3325755B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基体上に形成され
た電極と電気的に接合される突起電極を有する例えば半
導体チップや半導体チップが収められたパッケージ等の
半導体装置の構造、及びこの半導体装置を基体に実装す
る方法、さらにこれらの半導体装置の突起電極と基体の
電極との実装接合部における検査方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の半導体装置における斜視
図、図7は図6に示した従来の半導体装置のA−A線に
よる断面図であって、図において、1はパッケージ本
体、2はパッケージ本体1の中央部に収められた半導体
チップ、3は上記パッケージ本体上に形成された突起電
極で、この突起電極3は行及び列方向に多数配された突
起電極群を構成し、パッケージ本体1における半導体チ
ップ2の周囲に形成されている。ここでは、突起電極3
が半導体チップ2を取り囲むように4列のリング状にパ
ッケージ本体1に形成されている。4は半導体チップ2
の電極とパッケージ本体1の電極とを電気的に接続する
ためのワイヤである。
【0003】従来の半導体装置は、上述したように構成
されており、このような半導体装置の実装方法は例え
ば、1995年9月1日、工業調査会発行、電子材料、
Vol34、No.9、P27〜P32に記載されてい
る。図8は従来の半導体装置を基板に実装する方法を説
明するための断面工程図であって、この図において、5
は回路基板等の基板、6はこの基板1上に形成された電
極、7はこの電極6上に供給された接合材であるはんだ
ペーストである。
【0004】まず、図8(a)に示されるように、基板
5の電極6上にはんだペーストを印刷等の方法で供給
し、パッケージ本体1の突起電極3と基板5の電極6と
が各々相対するように位置合わせをする。次に、図8
(b)に示されるように、位置合わせをした状態で基板
5上に半導体装置を搭載した後、はんだペースト7のは
んだが溶融する温度までこの状態で加熱した後、冷却す
ることによって、はんだペースト7を介して突起電極3
と電極6とが電気的に接続されるとともに、半導体装置
が基板1に固着されることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た半導体装置の実装方法においては、印刷法等によっ
て、基板5の多数の電極6上に所定量のはんだペースト
7が供給されることとなるが、これらの供給されたはん
だペースト7の高さは、設定値よりばらつきが生じるこ
ととなる。このはんだペースト7の高さのばらつきによ
り、パッケージ本体1の突起電極3と基板5の電極6と
の間に接合不良が発生することとなる。つまり、はんだ
ペースト7の印刷高さが設定値より高い場合隣接する電
極と接触し短絡不良が発生する。逆に、はんだペースト
7の印刷高さが設定値より低い場合には未接合不良が発
生する。
【0006】上述したような接合不良は、パッケージ本
体1のいずれの位置に形成された突起電極3においても
発生する可能性がある。また、上述した電極の短絡不良
においては、回路を電気的に検査することによって比較
的簡単に発見できるものの電極の未接合不良は以下に示
すような理由で電気的な検査だけでは発見することがで
きない。
【0007】図9は、良好な接合状態と未接合不良状態
の接合部の例を示す断面図である。この図において、図
中円内で示される箇所であるAは突起電極3とはんだペ
ースト7とが濡れを生じることによってフィレットが形
成され基板5の電極6とパッケージ本体1の突起電極3
との接合状態が良好な接合部、Bは完全にパッケージ本
体1の突起電極3とはんだペースト7とが離れた完全な
未接合不良な接合部、Cは突起電極3とはんだペースト
7が接しているものの、この突起電極3とはんだペース
ト7とが濡れを生じずフィレットは形成されず、完全に
未接合不良な接合部Bとも良好な接合部Aとも判断でき
ない不完全な接合部である。
【0008】上述した完全に未接合不良な接合部Bにお
いては上述したように電気的な検査によって未接合不良
と容易に判定できるが、不完全な接合部Cにおいては電
気的に良好と判定される場合もあり必ずしも不良と判定
されない。しかしながらこのような場合において、使用
初期においては所望の電気特性を発揮するものの、僅か
なひずみ等で突起電極3とはんだペースト7とが離れ、
簡単に回路が断たれることとなり、半導体装置としての
信頼性が低下することとなる。
【0009】従って、電極接合部の接合状態の良否は電
気的検査のみでは判断できず、接合部の接合形状によっ
ても判定すべきである。しかしながら、行及び列方向に
多数配された突起電極3を有するパッケージ本体1を基
板5上に実装する場合、最外周側に形成された突起電極
3のためその内側に形成された突起電極3の接合部の形
状を外部より観察することは不可能であった。
【0010】またX線CT装置などを用いれば、内側に
設けられた突起電極3の接合部形状を検査することは可
能であるが、このX線CT装置は高価であり、さらに検
査時間も長時間に及ぶために検査コストの高騰の原因と
なっていた。
【0011】本発明は係る課題を解決するためなされた
もので、行及び列方向に複数個配された突起電極を有す
る半導体装置と基体との実装接合部の良否を簡単な光学
的検査によって判定できる半導体装置の構造を提供する
とともに、その実装方法及びその半導体装置と基体との
実装接合部における検査方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項記載の
半導体装置は、基体上に形成された電極と接合材を介し
て電気的に接合される突起電極が、行及び列方向に複数
個配されて構成された突起電極群を有する半導体装置に
おいて、この突起電極群が配された面内で、かつ上記突
起電極群の最外側に配された突起電極の整列方向に対し
て鉛直方向から観察するときに、その内側に配されたす
べての突起電極それぞれの少なくとも一部分が観察可能
なように上記突起電極を配した突起電極群を有すること
を特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項記載の半導体装置の実装
方法は、電極が行及び列方向に複数個配されて構成され
た電極群が形成された基体の上記それぞれの電極上に接
合材を供給する工程と、接合材が供給された上記基体の
電極と、請求項記載の半導体装置の突起電極とがそれ
ぞれ対向するように位置合わせをした後、上記突起電極
群の最外側の行又は列に配された高さの低い突起電極が
上記接合材と接触するまで上記半導体装置と上記基体と
を接近させ、上記接合材を介して上記基体上の電極群と
上記半導体装置の突起電極群とを接触させ、上記基体に
上記半導体装置を接合する工程とを備えたことを特徴と
するものである。
【0014】本発明の請求項記載の半導体装置実装部
の検査方法は、請求項に記載の半導体装置の実装方法
によって、上記半導体装置が基体へ実装された後の半導
体装置実装部の検査方法において、突起電極と電極との
接合状態の電気的検査と、突起電極群及び電極群の最外
側に配された突起電極と電極との接合状態の光学的検査
とを行うことによって実装部の評価を行うことを特徴と
するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 以下、本発明の実施の形態1である半導体装置について
説明する。図1は、本発明の実施の形態1である半導体
装置の断面図である。この図において、1は内部に半導
体チップ2(図6記載)が収められるパッケージ本体、
3はこのパッケージ本体1上に形成された、例えばはん
だからなる突起電極でこの突起電極3は行及び列方向に
複数個配されて突起電極群を構成しパッケージ本体1に
おける半導体チップ2の外周囲に形成されている。ここ
では突起電極群が半導体チップ2を取り囲むように4列
のリング状にパッケージ本体1に形成されている。
【0016】また、3aはこの突起電極群の最外周の列
及び行に配され、径約500μm、高さ約200μmに
設定されて形成された低い突起電極で、3bはこの低い
突起電極3aより内側の列及び行に配され、この低い突
起電極3aより約50μm高く、つまり約250μmの
高さに設定されて形成された高い突起電極である。高さ
の低い突起電極3a及び高い突起電極3b同士は基本的
に全て同じ大きさ、高さに設定して形成されている。
【0017】このように構成された半導体装置におい
て、パッケージ本体1上の突起電極3の配置は従来の技
術にて説明した図6とほぼ同じであり、突起電極群の最
外周の行及び列には低い突起電極3aが、その内側の行
及び列には高い突起電極3bが配されていることとな
る。
【0018】次に、図2に基づいて、上述した半導体装
置を基板に実装する方法について説明する。図2は半導
体装置の基板への実装工程を順次示す製造工程断面図で
ある。この図において、5は基体である例えば回路基板
等の基板、6はこの基板1上に形成された例えば銅から
なる電極で、この電極6は各々突起電極3と相対するよ
うに行及び列方向に複数個配された電極群を構成する。
7はこの電極6上に供給され、基板5の電極6とパッケ
ージ本体1の突起電極3とを電気的に接続し、固着する
ための接合材である例えばはんだペーストである。
【0019】まず、図2(a)に示されるように、基板
5の電極6上に例えば印刷法によってはんだペースト7
を供給し、パッケージ本体1の突起電極3と基板5の電
極6とが各々相対するように位置合わせをする。次に図
2(b)に示されるように、位置合わせをした状態で、
基板5上に半導体装置を搭載し、パッケージ本体1の低
い突起電極3aとはんだペースト7が接触するまで押し
込み、はんだペースト7のはんだが溶融する温度、例え
ば200℃までこの状態で加熱した後、冷却することに
よって、はんだペースト7を介して突起電極3と電極6
とが電気的に接続されるとともに半導体装置が基板1に
固着されることとなる。次に、パッケージ本体1の突起
電極3とはんだペースト7との接合状態を電気的な検
査、及び外部より目視又は画像認識等の簡単な光学的検
査によって評価する。
【0020】上述した半導体装置の実装方法では、印刷
法によってはんだペースト7を供給する工程において、
印刷法によって供給されるはんだペースト7の印刷高さ
の設計値を例えば150μmとしたとき、実際供給され
たはんだペースト7の印刷高さは約135μmから約1
65μmの範囲でばらつくことがわかっている。即ち、
供給されたはんだペースト7の印刷高さの最高と最低の
部分とでは約30μmの差異が生じる。また、パッケー
ジ本体1を基板5に搭載する工程においては、この搭載
荷重によって印刷されたはんだペースト7中にパッケー
ジ本体1の突起電極3が押し込まれることとなるが、パ
ッケージ本体1の突起電極群の最外周に配された低い突
起電極3aはその内側に配された高い突起電極3bより
50μm低いため、全てのはんだペースト7と突起電極
3とが接触する状態となるためには、この高さの差異で
ある約50μmはさらに押し込まなければならない。
【0021】従って、最外周に配された約50μm低い
突起電極3aがはんだペースト7と全て接触していれ
ば、はんだペースト7の印刷高さのばらつき量は約30
μmであるため、その内側に配された高い突起電極3b
は、供給されたはんだペースト7の高さのバラツキにか
かわらず接合されていることとなる。すなわち、基板5
上に半導体装置が搭載された状態において、この半導体
装置の外部つまり側面方向より目視又は画像認識等の光
学的検査によって突起電極群の最外周に配された低い突
起電極3aに未接合不良が発生していなければ、その内
側に配された、観察ができない高い突起電極3bにおい
ても未接合不良が発生することはないので未接合不良の
判定が簡単な光学的な検査によって容易に行うことがで
きる。さらに電気的検査によって短絡不良は容易に検査
できる。従って、X線CT装置を用いなくとも外部から
の光学的検査及び電気的な検査によって、全ての電極の
接合状態が判定できるため、検査時間が短縮できるとと
もに検査コストを抑制することができる。
【0022】また、この実施の形態においては、高い突
起電極3bと低い突起電極3aとの高さの差異は約50
μmとしたが、この高さの差異は印刷によるはんだペー
スト7のばらつき量より大きくすればよく、最外周に配
された低い突起電極3aが全てはんだペースト7と接合
していればその内側に配された高い突起電極3bにおい
ては、はんだペースト7のばらつき量より高く設定して
いるのではんだペースト7の高さがばらついたとしても
全て接合していることとなる。また、この実施の形態の
ように、低い突起電極3aと高い突起電極3bとの差異
をはんだペースト7のばらつき量+αとするのは、突起
電極3の形成時のこの突起電極の高さのばらつき量も考
慮し、より確実に接合状態を判定するためである。
【0023】さらに、低い突起電極3aと高い突起電極
3bとの高さの差がはんだペースト7の印刷高さのばら
つき量より小さくともわずかでも差異を生じさせること
によって最外周に配された低い突起電極3aは、他の内
側に配された高い突起電極より接合しにくくなる。つま
り、はんだペースト7の印刷の高さのばらつきは、どの
箇所においても、同様の確率で生じるとすれば、最外周
の多数の低い突起電極3aにおいて、未接合不良が確率
的に最も発生しやすくなり、未接合不良は最外周に配さ
れた低い突起電極3aに集中することとなる。従って、
この最外周に配された多数の低い突起電極3aに未接合
不良が発生していなければ、その内側に配された高い突
起電極3bにおいて、ほぼ未接合不良が発生していない
と判定できることとなる。
【0024】なお、ここでは接合材としてはんだペース
ト7を印刷法にて供給する場合について説明したが、こ
れに限るものでなくはんだ材をめっき法によって供給し
ても良い。この場合、例えば設計値としてはんだめっき
の高さを30μmとしたとき、実際のはんだめっきの高
さは1パッケージ内で、±1μmの範囲でばらつくか
ら、最外周に配した低い突起電極3aとその内側の高い
突起電極3bとの高さの差を2μmより大きくすれば、
上述したように確実に未接合不良の発生を防ぐことがで
きる。またはんだめっき法は現在の技術において、ばら
つき量は2μmが限界なので、低い突起電極3aと高い
突起電極3bとの高さの差を2μmより大きくすれば、
確実に未接合不良の発生を防ぐことができる。
【0025】実施の形態2. 図3は本発明の実施の形態2である半導体装置の基板へ
の実装工程を順次示す製造工程断面図である。この図に
おいて、8は基板5の電極群に供給されたはんだめっき
で8aは基板5の電極群の最外周列及び行に配された電
極6上にめっき高さが設計値として約27μmとして供
給された低いはんだめっき、8bは低いはんだめっき8
aが供給される電極6より内側に配された電極6上にめ
っき高さが設計値として低いはんだめっき8aより約3
μm高い約30μmで供給された高いはんだめっきであ
る。
【0026】上述したように構成された半導体装置にお
いては、次のように基板5に実装される。まず、図3
(a)に示されたように、めっき法にて電極6上にはん
だめっき8を供給し、このはんだめっき8が供給された
電極6と突起電極3とが相対するように位置合わせす
る。次に、図3(b)に示されるように、基板5上にこ
のままの状態で基板の最外周に配された電極6上の低い
はんだめっき8aが突起電極に接触するまで、基板5と
パッケージ本体1とを接近させパッケージ本体1を搭載
し、はんだめっき8が溶融する温度例えば200℃まで
加熱した後冷却することによって、突起電極3とはんだ
めっき8とは電気的に接続されるとともに固着される。
【0027】上述した本発明の実施の形態2である半導
体装置の実装方法では、パッケージ本体1に形成された
突起電極3の大きさ、高さは全て同じに設計されてお
り、上述した実施の形態1と異なる点は、基板5の電極
6に供給されるはんだめっき8の高さを変えた点で、最
外周の電極6上のめっき高さがその内側に配された電極
6上のめっき高さより低くなるように設計し形成した点
である。つまり、はんだめっき高さが設計値として低い
はんだめっき8aは約27μm、高いはんだめっき8b
は約30μmにそれぞれ設定されている。しかしなが
ら、実際のめっき工程では、めっき高さは通常±1μm
の範囲でばらつくから、はんだめっきの最高の高さと最
低の高さでは約2μmの差異が生じる。この差異を考慮
して低いはんだめっき8aと高いはんだめっき8bとの
めっき高さの差異を決定している。
【0028】つまり、パッケージ本体1を基板5上に搭
載した後、加熱するとはんだが溶融することになり、パ
ッケージ本体1の搭載荷重によってはんだめっき8中に
突起電極3が押し込まれることとなる。このとき高いは
んだめっき8bは突起電極3と接触しているために濡れ
が生じる。この濡れが生じた部分では、高いはんだめっ
き8bの表面張力が作用し、それによりパッケージ本体
1と基板5とがさらに引き寄せられ、その結果、めっき
高さの低いはんだめっき8aと突起電極3とが接触して
濡れを生じる。ここで高さの低いはんだめっき8aが、
突起電極3と接触するためには、パッケージ本体1と基
板5とを低いはんだめっき8aと高いはんだめっき8b
とのはんだめっきの高さの差異である約3μm以上は接
近させねばならない。
【0029】従って、はんだめっき8のめっき高さのば
らつき量は2μmであるので、最外周に配された突起電
極3が、はんだめっき8と完全に接合していればその内
側に配された突起電極3は間違いなく完全に接合してい
ると判断できる。つまり、最外周に配された突起電極3
に未接合不良が発生しないように、パッケージ本体1を
基板5へ実装し、簡単な光学的検査によって最外周に配
された突起電極3の接合部のみを観察して評価し、未接
合不良のないことを確認すれば、外部から観察すること
ができない、最外周でない部分に配された突起電極3に
おいても接合部に未接合不良が発生することはない。さ
らに、電気検査によって短絡不良が無いことを確認すれ
ば実装接合部の状態が良好であると判定できる。
【0030】また、本発明の実施の形態2において、最
外周の突起電極3とこれに対応する電極6とをモニタ電
極とする場合、最外周の突起電極3と電極6上の低いは
んだめっき8aとは必ずしも良好な接合状態でなくと
も、接触している状態であればよく、この場合でもはん
だめっきのばらつき量より基板5と突起電極3間は接近
しているためその内側の電極6の高いはんだめっき8b
と突起電極3との接合部に未接合不良が発生することは
ない。
【0031】また、この実施の形態2においては、低い
はんだめっき8aと高いはんだめっき8bとのめっき高
さの差異をはんだめっきのばらつき量より大きく設定し
ているが、これは、突起電極3の形成工程においてその
高さのばらつきを考慮し、より確実に接合状態を判定す
るためであって理論的にはばらつき量と同じでよい。
【0032】さらに、低いはんだめっき8aと高いはん
だめっき8bのめっき高さの差が、めっきのばらつき量
より小さくとも、わずかでも差異を生じさせることによ
って、最外周の低いはんだめっき8aはその内側に配さ
れた高いはんだめっき8bより接合しにくくなる。つま
り、はんだめっきの高さのばらつきはどの箇所において
も同様の確率によって生じるとすれば、最外周の低いは
んだめっき8aと突起電極3との間の未接合不良が確率
的に最も生じやすくなるため、最外周側に未接合不良が
生じていなければその内側も未接合不良が生じていない
と判断できる。
【0033】なお、ここでは接合材としてのはんだをめ
っき法によって供給する場合について述べたが、蒸着や
スパッタなどについて供給する場合においては、供給す
る接合材のばらつきはほぼないものの、突起電極3の形
成工程において突起電極の高さのばらつきによって未接
合不良が発生する場合が考えられるので、上述した実施
の形態1で示したように最外周の突起電極3の高さを低
くしたり、実施の形態2で示したように最外周の電極6
の接合材の高さを低くすることによって、実施の形態1
及び2で示したものと同様の効果が得られる。
【0034】実施の形態3. 図4は本発明の実施の形態3である半導体装置を示す側
面図及び上面図である。この発明の実施の形態3である
半導体装置と従来の半導体装置との異なる点は、突起電
極3が配された面内で、かつパッケージ本体1の外周に
対して鉛直方向から観察するときに、突起電極3の一部
又は全部が観察可能となるように外周部から内周部に向
かうにつれて突起電極3が一定方向にずらして配列され
ている点であって、その他はほぼ従来の技術と同じであ
る。
【0035】上述したように構成された半導体装置は、
上述した実施の形態1で示したものと全く同じ方法で基
板5上に実装されることとなる。図5はこの半導体装置
を基板5に実装した場合の電極接合部を示す側面図であ
る。図中円内で示される箇所Aは突起電極3と基板5上
のはんだペースト7とに濡れが生じることによってフィ
レットが形成された接合状態が良好な接合部、Cは突起
電極3とはんだペースト7とが濡れを生じず、フィレッ
トが形成されなかった不完全な接合部を示す。
【0036】このように突起電極3を外周部より内周部
に向かうにつれて一定方向にずらして配列させることに
よって、外部より内周側に配された突起電極3の側面を
観察することができるので画像認識、目視等の簡単な光
学的外観検査によってフィレットの形成の有無が確認で
き、従来からの電気的な検査では発見しにくかった不完
全な接合部Cを容易に発見でき、半導体装置としての信
頼性が向上する。また、内側に配された突起電極の接合
状態をパッケージ本体1の外周に対して鉛直方向からの
観察によって発見できるため、画像認識に用いられるカ
メラの位置が固定でき、簡単な検査装置を用いて、接合
状態の良否を判定できる。
【0037】なお、上述した本発明の実施の形態におい
ては、接合材としてはんだを用いたものについて説明し
たが、これに限るものではなく、導電性樹脂、異方性導
電樹脂、金属フィラー入り接着剤等導電性を有し、半導
体装置を基板5上に固着できるものであればよい。
【0038】
【発明の効果】本発明の請求項記載の半導体装置とし
ては、突起電極群が配された面内で、かつ突起電極群の
最外側に配された突起電極の整列方向に対して鉛直方向
より観察するときに、その内側に配されたすべての突起
電極それぞれの少なくとも一部分が観察できるように配
されている。従って、この半導体装置を基体に実装接合
した場合、外部からの光学的検査によって簡単に接合状
態を評価できる半導体装置の構造が提供できるという効
果を有する。
【0039】また、本発明の請求項記載の半導体装置
の実装方法においては、請求項記載の半導体装置を基
板に実装接合するので、上述したように実装後の検査に
おいて、外部からの光学的検査によって簡単に接合状態
が評価できるという効果を有する。
【0040】本発明の請求項記載の半導体装置実装部
の検査方法においては、請求項に記載の半導体装置の
実装方法によって、半導体装置が基体に実装された後、
電気的検査によって短絡不良を、電極群の最外側に配さ
れた電極接合部のみを光学的検査を行うことによって未
接合不良を評価するようにしたので、検査が簡単になり
検査時間が短縮できるとともに、検査のコストを抑える
ことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1である半導体装置を示
す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1である半導体装置の基
体への実装工程を示す実装工程断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態2である半導体装置の基
体への実装工程を示す実装工程断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態3である半導体装置を示
す断面図及び上面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3である半導体装置の基
体への実装接合部を示す側面図である。
【図6】 従来の半導体装置を示す斜視図である。
【図7】 従来の半導体装置を示す断面図である。
【図8】 従来の半導体装置の基体への実装工程を示す
実装工程断面図である。
【図9】 従来の半導体装置の基体への実装接合部を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 パッケージ本体、3 突起電極、3a 低い突起電
極、3b 高い突起電極、5 基板、6 電極、7 は
んだペースト、8 はんだめっき、8a 低いはんだめ
っき、8b 高いはんだめっき。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 照 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−208768(JP,A) 特開 昭59−188155(JP,A) 特開 平6−53290(JP,A) 特開 平9−45807(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に形成された電極と接合材を介し
    て電気的に接合される突起電極が、行及び列方向に複数
    個配されて構成された突起電極群を有する半導体装置に
    おいて、この突起電極群が配された面内で、かつ上記突
    起電極群の最外側に配された突起電極の整列方向に対し
    て鉛直方向から観察するときに、その内側に配されたす
    べての突起電極それぞれの少なくとも一部分が観察可能
    なように上記突起電極を配した突起電極群を有すること
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 電極が行及び列方向に複数個配されて構
    成された電極群が形成された基体の上記それぞれの電極
    上に接合材を供給する工程と、接合材が供給された上記
    基体の電極と、請求項記載の半導体装置の突起電極と
    がそれぞれ対向するように位置合わせをした後、上記突
    起電極群の最外側の行又は列に配された高さの低い突起
    電極が上記接合材と接触するまで上記半導体装置と上記
    基体とを接近させ、上記接合材を介して上記基体上の電
    極群と上記半導体装置の突起電極群とを接触させ、上記
    基体に上記半導体装置を接合する工程とを備えたことを
    特徴とする半導体装置の実装方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体装置の実装方法
    によって、上記半導体装置が基体へ実装された後の半導
    体装置実装部の検査方法において、突起電極と電極との
    接合状態の電気的検査と、突起電極群及び電極群の最外
    側に配された突起電極と電極との接合状態の光学的検査
    とを行うことによって実装部の評価を行うことを特徴と
    する半導体装置実装部の検査方法。
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