JP3324425B2 - インクジェット記録体の製造方法 - Google Patents

インクジェット記録体の製造方法

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JP3324425B2 JP34773796A JP34773796A JP3324425B2 JP 3324425 B2 JP3324425 B2 JP 3324425B2 JP 34773796 A JP34773796 A JP 34773796A JP 34773796 A JP34773796 A JP 34773796A JP 3324425 B2 JP3324425 B2 JP 3324425B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
体の製造方法に関し、特に、印字濃度、光沢性及び印字
後の耐水性等に優れるインクジェット記録体の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、ノズルから
高速で射出したインク液滴を、被記録材に付着させて記
録する方式であり、フルカラー化が容易なことや印字騒
音が低い等の特徴を有する。この方式では、使用される
インクは多量の溶媒を含んでいるので、高い記録濃度を
得るためには、大量のインクを用いる必要がある。ま
た、インク液滴は連続的に射出されるので、最初の液滴
が吸収されないうちに次の液滴が射出され、インク液滴
が融合してインクのドットが接合するという不都合が生
じやすい。従って、このインクジェット記録方式で使用
される記録体としては、印字ドットの濃度が高く、色調
が明るく鮮やかであること、インクの吸収が速くて印字
ドットが重なった場合においてもインクの滲みがないこ
と等が要求される。最近、インクジェットプリンターの
急速な普及に対応して、印刷分野では、各種出版物や包
装等の用途で、光沢のある高印字濃度の印刷物が求めら
れている。特に、カラー記録の場合は、ドットの形状
(真円状)、ドットのシャープさ、インクの吸収、定着
速度、インク吸収容量等のインク受理性の点からフィル
ムや塗工紙タイプのニーズが高い。
【0003】一般のインクジェット用インクは水溶性で
あるため、印字された画像の耐湿・耐水性が低いという
欠点を有する。従って耐湿・耐水性を改良する目的で、
紙や記録層中にカチオン樹脂を配合するのが一般的であ
る。例えば、特公平2−035673号等に開示されて
いるようにインクジェット記録用紙に顔料やカチオン樹
脂を内填させ、インク中のアニオン性染料を定着させる
ことによって印字された画像の耐湿・耐水性を改良する
ことが知られている。さらに、インクジェット記録紙の
印字画質(ドットのシャープさをコントロール等)、印
字濃度を高めるために、シリカ、アルミナなどの顔料を
含有する塗工層を設ける塗工紙が挙げられる(例えば:
特願平7−260198号等)。これらの塗工紙は一般
的に数ミクロンオーダーの顔料とカチオン性樹脂及び接
着剤(バインダー)を主成分として構成され、顔料の存
在によってインクが吸収される。吸収されたインク中の
染料はカチオン樹脂によって定着されるが、使用される
顔料の粒径が大きいため、塗工層の透明性が低い、また
表面がざらつきやすく、光沢のある高印字濃度のインク
ジェット記録体を得ることが困難である。
【0004】光沢性、印字濃度を改良する目的で、本発
明者らは機械的分散法でミクロンオーダーのシリカなど
の微粒子を粉砕して、500nm以下の粒径を有するコロ
イド状粒子を作成し、それを用いることによって高光
沢、高印字濃度のインクジェット記録体を得ることが可
能であることを明らかにした(特願平8−102494
号等)。しかし、シリカなどのコロイド状粒子はアニオ
ン性を有するため、そのままでは染料に対して定着力が
なく、印字後の耐湿・耐水性が劣る欠点を有する。一
方、これにカチオン性樹脂を添加すると凝集が起こり、
透明性や表面平滑性が著しく低下する恐れがある。ま
た、カチオン性樹脂を添加すると凝集により塗工液が増
粘し、塗工が困難になる問題がある。そこで、本発明者
らはアニオン性コロイド顔料粒子表面に予め水溶性樹脂
を吸着させた後、カチオン性樹脂を添加する方法を提案
した(特願平8−73700号)。この方法では、コロ
イド粒子が1次粒子であり、つまりコロイド粒子の比表
面積がある程度小さく、水溶性樹脂によって表面が殆ど
覆われる必要がある。コロイド粒子がインク吸収容量の
大きい2次粒子になると、比表面積が大きく増大し、水
溶性樹脂により表面を完全に覆うことが困難であり、カ
チオン性樹脂を添加すると凝集や増粘が起こり、透明性
や表面平滑性が低下する恐れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決し、より高印字濃度、光沢性、印字後の耐湿・耐水
性に優れるインクジェット記録体の製造方法を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために鋭意検討を重ねた結果、カチオン性樹脂に
よって平均粒径300nm以下の顔料微粒子を含有する分
散体を凝集・増粘させた後、得られるカチオン性樹脂−
顔料凝集体粉砕粒子の平均粒径が1μm以下になるよう
に粉砕して再分散し、その分散液を用いてインクジェッ
ト記録体の少なくとも1層の記録層を形成することによ
って高印字濃度、光沢性、印字後の耐湿・耐水性に優れ
るインクジェット記録体が得られることがわかった。一
般に、ミクロンオーダーの粒径を有する顔料粒子とカチ
オン性樹脂、バインダーを混合して分散する際に、分散
液中の顔料粒子とカチオン性樹脂とが凝集しても、塗工
して得られる塗工層には特に影響しないが、平均粒径が
300nm以下の顔料微粒子を用いると、塗工層の透明性
が著しく低下するだけでなく、表面がざらつきやすく、
平滑性の優れた光沢面を得ることが困難である。非晶質
シリカ等の粒子は水中でアニオン性を示し、勿論2次粒
子により構成されるシリカコロイド状粒子もアニオン性
である。アニオン性のシリカ微粒子はインク中の染料に
対して定着性がなく、印字画像の耐湿・耐水性が低い。
印字画像の耐湿・耐水性を向上させるためには、カチオ
ン性樹脂等の添加が不可欠である。しかし、アニオン性
のシリカコロイド状粒子等のアニオン性顔料にカチオン
性樹脂を添加すると直ちに分散液の増粘・凝集が起こ
り、この塗液を塗工しても光沢、透明性を有する記録層
を得ることが困難である。
【0007】そこで、本発明者らは鋭意検討を重ねた結
果、例えば平均粒径300nm以下の顔料微粒子の分散液
にカチオン樹脂を添加して顔料粒子とカチオン性樹脂と
を凝集・増粘させた後、形成されたカチオン性樹脂−顔
料凝集体粒子を粉砕分散して凝集体粒子の平均粒径が1
μm以下になるようにし、その分散液を用いてインクジ
ェット記録体の少なくとも1層の記録層を形成すること
によって光沢、透明性を有する記録層が得られることが
わかった。
【0008】本発明のインクジェット記録体の製造方法
は、シリカ、カリオン、クレー、焼成クレー、酸化亜
鉛、酸化錫、硫酸マグネシウム、酸化アルミニウム、水
酸化アルミニウム、擬ベーマイト、炭酸カルシウム、サ
チンホワイト、珪酸アルミニウム、スメクタイト、ゼオ
ライト、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化マ
グネシウム、及び珪藻土から選ばれ、3〜40nmの平均
一次粒子径を有する一次粒子の凝集体粒子の形状にある
少なくとも1種の顔料粒子の分散液と、カチオン性樹脂
とを混合して、増粘・凝集した混合液を調製し、この混
合液に粉砕分散処理を施して、この混合液中のカチオン
性樹脂と顔料粒子との凝集体粒子を、その平均粒子径が
1μm以下になるまで粉砕し、シート状支持体の少なく
とも1面上に、前記カチオン性樹脂と顔料粒子との凝集
体の粉砕粒子を含むインクジェット記録層を形成するこ
とを特徴とするものである。
【0009】本発明のインクジェット記録体の製造方法
において、前記混合前の前記顔料粒子の平均粒径が30
0nm以下であることが好ましい。本発明のインクジェッ
ト記録体の製造方法において、前記インクジェット記録
層がさらにバインダーを含むことが好ましい。本発明の
インクジェット記録体の製造方法において、前記顔料粒
子が非晶質シリカ粒子、ゼオライト粒子、炭酸カルシウ
ム粒子から選ばれることが好ましい。本発明のインクジ
ェット記録体の製造方法において、前記顔料粒子100
質量部に対し、前記カチオン樹脂1〜30質量部が混合
されることが好ましい。
【0010】本発明のインクジェット記録体の製造方法
において、前記インクジェット記録層の形成に際し、前
記顔料粒子とカチオン樹脂との凝集体の粉砕粒子を含有
する塗布液を成形面上に塗工して成膜し、この膜体を前
記シート状支持体の少なくとも1面上に転写することが
好ましい。本発明のインクジェット記録体の製造方法に
おいて、前記顔料粒子とカチオン性樹脂との凝集体の粉
砕粒子を含有するインクジェット記録層を、前記シート
状支持体の少なくとも1面上に予め形成された他のイン
クジェット記録層上に転写形成してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】カチオン性樹脂によって平均粒径
300nm以下の微粒子を含有する分散体を凝集・増粘さ
せた後、これを平均粒径が1μm以下になるように粉砕
して再分散し、その分散液を用いてインクジェット記録
体の少なくとも1層の記録層を形成すると、光沢性が優
れ、且つ優れた高印字濃度、印字後の耐湿・耐水性を兼
ね備えたものが得られる。
【0012】本発明のインクジェット記録体において、
支持体には特に限定はなく、透明または不透明支持体が
使用でき、例えば、セロハン、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、軟質ポリ塩化ビニル、硬質ポリ塩化ビニル、ポ
リエステル等のプラスチックフィルム類、上質紙、アー
ト紙、コート紙、キャスト塗工紙、箔紙、クラフト紙、
ポリエチレンラミネート紙、含浸紙、蒸着紙、水溶性紙
等の紙類、金属フォイル、合成紙などが適宜使用され
る。
【0013】次に本発明のインクジェット記録体のイン
クジェット記録層について説明する。先ず、300nm以
下の顔料微粒子について説明する。顔料微粒子として
は、たとえば、シリカ、カオリン、クレー、焼成クレ
ー、酸化亜鉛、酸化錫、硫酸マグネシウム、酸化アルミ
ニウム、水酸化アルミニウム、擬ベーマイト、炭酸カル
シウム、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、スメクタ
イト、ゼオライト、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウ
ム、酸化マグネシウム、珪藻土等、一般塗工紙分野で公
知公用の各種顔料が用いられる。これらの顔料はpHなど
の影響があり一概にいえないが、アルミナ系顔料以外殆
どアニオン性の顔料である。上記顔料のなかでも非晶質
シリカ、ゼオライト、炭酸カルシウムが好ましく、特に
非晶質シリカが好ましい。顔料を、水などで分散した
後、機械的方法で顔料の平均粒径が300nm以下まで粉
砕し、分散する。200nm以下まで粉砕分散するのが好
ましく、より好ましくは150nm以下である。
【0014】平均粒径300nm以下の微粒子顔料は2次
粒子顔料であることが好ましい。2次粒子を構成する1
次粒子の平均粒径は3〜40nmであることが好ましい。
尚、前記一次粒径が3nmより小さいとカチオン性樹脂吸
収能が不十分になる恐れがあり、逆に40nmより大きい
と得られるインク記録層の透明性が低下する恐れがあ
る。平均粒径300nm以下の2次粒子を得るためには一
般市販の数ミクロンの平均粒径を有する顔料粒子を機械
的手段で強い力を付与する。つまり、breaking
down法(塊状原料を細分化する方法)によって得
られる。機械的手段としては、超音波ホモジナイザー、
高速回転ミル、ローラミル、容器駆動媒体ミル、媒体攪
拌ミル、ジェットミル、サンドグラインダー、圧力式ホ
モジナイザー等の機械的手法が挙げられる。本発明でい
う平均粒径はすべて電子顕微鏡(SEMとTEM)で観
察した粒径である(1万〜40万倍の電子顕微鏡写真を
撮り、マーチン径を測定し平均したもの。「微粒子ハン
ドブック」、朝倉書店、p52参照1991年)。勿
論、上記の方法で得られたカチオン性樹脂−顔料凝集体
粉砕粒子に加えて、他の市販各種顔料(例えば:シリ
カ、コロイダルシリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、プ
ラスチックピグメントなど)を、得られる記録層の透明
性、光沢性を損なわない限り、インク吸収性アップのた
めに少量添加してもよい。
【0015】カチオン性樹脂としては、水溶性或いは水
性エマルジョンタイプ等が使用される。例えばポリエチ
レンアミンやポリプロピレンポリアミンなどのポリアル
キレンポリアミン類、またはその誘導体、第3級アミノ
基や第4級アンモニウム基を有するアクリル樹脂、ジア
クリルアミン等が単独或いは併用して用いられる。また
ジシアンジアミド・ホルマリン重縮合物に代表されるジ
シアン系カチオン性樹脂、ジシアンジアミド・ジエチレ
ントリアミン重縮合物に代表されるポリアミン系カチオ
ン樹脂、エピクロルヒドリン・ジメチルアミン付加重合
物、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド・SO2
共重合物、ジアリルアミン塩・SO2 共重合物、ジメチ
ルジアリルアンモニウムクロライド重合物、アリルアミ
ン塩の重合物、ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリ
レート4級塩重合物、アクリルアミド−ジアリルアミン
塩共重合体等のポリカチオン系カチオン性樹脂等が挙げ
られる。なお、カチオン性樹脂の添加量としては顔料1
00部に対し、好ましくは1〜30重量部、より好まし
くは3〜25重量部の範囲で調節される。
【0016】本発明のインクジェット記録体のインクジ
ェット記録層には、接着剤(バインダー)が含まれる。
接着剤(バインダー)としては、水溶性樹脂(たとえば
ポリビニルアルコール(以下PVAとも称す)、カゼイ
ン、大豆蛋白、合成タンパク質類、でんぷん、カルボキ
シメチルセルロースやメチルセルロース等のセルロース
誘導体)、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタ
クリレート−ブタジエン共重合体の共役ジエン系重合体
ラテックス、アクリル系重合体ラテックス、スチレン−
酢酸ビニル共重合体等のビニル系共重合体ラテックスな
どの水分散性樹脂等の一般に塗工紙に用いられている公
知の接着剤(バインダー)が単独或いは併用して用いら
れる。接着剤は、カチオン性樹脂を微粒子分散体に添加
する前に、添加中に、または添加後のいずれの段階にお
いて添加されてもよいが、カチオン性樹脂を添加する前
に顔料粒子分散液中に添加することが好ましい。その理
由は定かではないが、接着剤が顔料粒子の表面に吸着
し、顔料粒子のイオン性をある程度抑えることによっ
て、カチオン性樹脂が顔料粒子により凝集しやすくなる
のではないかと考えられる。
【0017】記録層の顔料と接着剤(バインダー)の固
形分重量比は100/5〜100/200、好ましくは
100/10〜100/100の範囲に調節される。接
着剤(バインダー)の添加量が多いと、粒子間の細孔が
小さくなり、インク吸収速度が得られにくい。一方、接
着剤(バインダー)が少ないと塗工層にひび割れが入り
やすい。その他、一般塗工紙製造において使用される分
散剤、増粘剤、消泡剤、着色剤、帯電防止剤、防腐剤等
の各種助剤が粉砕分散前、粉砕分散中、または粉砕分散
後に適宜添加される。
【0018】顔料粒子分散液中にカチオン性樹脂を添加
すると、カチオン性樹脂と顔料粒子とが凝集して、分散
液は一旦増粘・凝集する。この分散液に粉砕分散処理を
施して、カチオン性樹脂−顔料凝集体を平均粒径1μm
以下、好ましくは500nm以下、より好ましくは300
nm以下に粉砕し再分散する。この粉砕分散処理は機械的
手段によって実施可能である。機械的手段としては、超
音波ホモジナイザー、ホモミキサー、高速回転ミル、ロ
ーラミル、容器駆動媒体ミル、媒体攪拌ミル、ジェット
ミル、サンドグラインダー、圧力式ホモジナイザー等の
機械的手段が挙げられる。本発明では例えば顔料のコロ
イド2次粒子をカチオン性樹脂を添加することにより凝
集させるが、凝集する力は2次粒子を形成する1次粒子
の結合力より遙に弱いものと思われる。機械力によって
カチオン性樹脂−顔料凝集体の結合を壊すことは可能で
あるが、1次粒子間の結合を壊すことは極めて困難であ
る。従って、カチオン性樹脂添加後、カチオン性樹脂−
顔料凝集体に粉砕分散処理を施しても顔料コロイド状2
次粒子の平均粒径まで粉砕することが1つの壁となる。
よって、再分散した状態では、顔料2次粒子とカチオン
性樹脂との結合により形成した凝集体3次粒子も同時に
存在するものと思われる。
【0019】インクジェット記録層の塗工量には特に限
定はないが、好ましくは1〜100g/m2 、より好ま
しくは5〜70g/m2 に調節する。それが少ないと均
一塗膜が得られにくく、多くても効果が飽和し、また、
塗膜にひび割れが生じやすくなる。支持体に2層以上の
インクジェット記録層を有する構成では、少なくとも1
層が上記に示す方法で得られたカチオン性樹脂−顔料凝
集体粉砕粒子を含有する層とする。他の記録層も基本的
な構成は単層記録層と同様で、前記例示したカチオン性
樹脂−顔料凝集体粉砕粒子と接着剤を含有する層や、接
着剤に用いる高分子樹脂含有層等により構成される。本
発明のインクジェット記録層を成形面に塗工して製膜し
た後、この膜体を支持体の1表面或いはその上に予じめ
形成された他の記録層上に転写するとより優れた光沢を
有するインクジェット記録体が得られる。
【0020】成形面に使用される材料としては、例えば
高表面平滑性を有するセロハン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、軟質ポリ塩化ビニル、硬質ポリ塩化ビニル、
ポリエステル等のプラスチックフィルム類、ポリエチレ
ンラミネート紙、グラシン紙、含浸紙、蒸着紙等の紙
類、金属フォイル、合成紙等可とう性を有するシート類
及び無機ガラス、金属、プラスチック等の高平滑表面を
有するドラムや板類が適宜使用される。特に、製造工程
及び成形面と記録層の剥離適性等の観点から、高分子フ
ィルム(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル
等)、高平滑表面を有する金属ドラムが好ましい。成形
面は光沢を付与する目的では平滑である方が好ましく、
成形面の表面粗さ(JIS B−0601)は、Raが
0.5μm以下が好ましく、より好ましくはRaが0.
05μm以下である。尚、表面粗さをコントロールし
て、セミグロス調、マット調などの風合いをもたせるこ
とも可能である。
【0021】成形面は無処理のままでもよいが、記録層
と支持体(或いは他の記録層)の接着力よりも、成形面
と記録層の接着力を小さく制御するため、成形面の塗工
面にシリコーンやフッ素樹脂等の剥離性を有する化合物
を塗工して使用することが可能である。本発明の記録層
用塗工コーターとしてはダイコーター、ブレードコータ
ー、エアーナイフコーター、ロールコーター、バーコー
ター、グラビアコーター、ロッドブレードコーター、リ
ップコーター、カーテンコーター等の各種公知の塗工装
置、サイズプレス等の含浸装置等が挙げられる。
【0022】本発明のインクジェット記録体に記録する
ために使用されるインクとは、像を形成するための色素
と該色素を溶解または分散するための液媒体を必須成分
とし、必要に応じて各種分散剤、界面活性剤、粘度調整
剤、比抵抗調整剤、pH調整剤、防かび剤、記録剤の溶解
または分散安定化剤等を添加して調製される。インクに
使用される記録剤としては直接染料、酸性染料、塩基性
染料、反応性染料、食用色素、分散染料、油性染料及び
各種顔料等があげられるが、従来公知のものは特に制限
なく使用することができる。このような色素の含有量
は、液媒体成分の種類、インクに要求される特性などに
依存して決定されるが、本発明におけるインクの場合
も、従来のインク中におけるような配合、即ち、0.1
〜20重量%程度の割合になるような使用で特に問題は
ない。
【0023】本発明で用いられるインクの溶媒として
は、水及び水溶性の各種有機溶剤、例えば、メチルアル
コール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、
イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソ
ブチルアルコール等の炭素数1〜4のアルキルアルコー
ル類、アセトン、ジアセトンアルコール等のケトンまた
はケトンアルコール類、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール等のポリアルキレングリコール
類、エチレングリコール、ポロピレングリコール、ブチ
レングリコール、トリエチレングリコール、チオジグリ
コール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール
等のアルキレン基が2〜6個のアルキレングリコール
類、ジメチルホルムアミド等のアミド類、テトラヒドロ
フラン等のエーテル類、グリセリン、エチレングリコー
ルメチルエーテル、ジエチレングリコールメチル(エチ
ル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチルエー
テル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類など
が挙げられる。
【0024】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的
に説明するが、勿論これらに限定されるものではない。
本発明で得られたインクジェット記録体にはすべて20
kg/cmのカレンダー処理を施した。また、例中の「部」
及び「%」は特に断らない限り、水を除いた固形分の、
質量部及び質量%を示す。[シリカゾル]平均粒径3μ
mの合成非晶質シリカ(日本シリカ工業社製、商品名:
Nipsil,HD−2、一次粒子:11nm)を用い、
サンドグラインダーにより粉砕分散した後、圧力式ホモ
ジナイザーでさらに粉砕分散し、2次粒子の平均粒子径
が70nmになるまでサンドグラインダーと圧力式ホモジ
ナイザーの粉砕分散操作を繰り返し、5%の分散液を試
作した。
【0025】尚、分散粒子の粒径測定は下記方法によっ
た。TEM(透過型電子顕微鏡、H−300、日立製作
所製)により観察した。分散体を0.5%に薄めた後、
コロジオン膜上に滴下し、風乾した後、観察に用いた。
電顕写真倍率:2万倍、5万倍、10万倍より選択し
た。
【0026】実施例1 前記シリカゾル100部に、ポリビニルアルコール(ク
ラレ社製、商品名:PVA−135H、重合度:350
0、ケン化度:99%以上)30部、カチオン性樹脂と
してジアリルジメチルアンモニウムクロライド−アクリ
ルアミド共重合物(日東紡績社製、商品名:PAS−J
−81)10部を添加した。得られた増粘・凝集した混
合液にサンドグラインダーと圧力式ホモジナイザーによ
る粉砕分散処理を施して、混合液中のカチオン性樹脂−
顔料凝集体粒子の平均粒径が150nmになるまで粉砕分
散して4%の分散液を作製した。この分散液を、塗工量
が20g/m2 となるように市販塗工紙(王子製紙社
製、商品名:OKコート、127.9g/m2 )をラミ
ネートしたもの(エクストルージョンラミネート法によ
り塗工紙表面に15μmのポリエチレンをラミネートし
たもの、以下単にラミネート塗工紙とも称す)に塗工し
乾燥してインクジェット記録層を形成し、本発明のイン
クジェット記録体を製造した。
【0027】実施例2 前記シリカゾル100部に、ポリビニルアルコール(ク
ラレ社製、商品名:PVA−135H)30部、カチオ
ン樹脂としてジアリルジメチルアンモニウムクロライド
−アクリルアミド共重合物(日東紡績社製、商品名:P
AS−J−81)10部を添加した。続いて、得られた
増粘・凝集した混合液にサンドグラインダーと圧力式ホ
モジナイザーによる粉砕分散処理に供して、混合液中の
カチオン性樹脂−顔料凝集体粒子の平均粒径が750nm
になるまで粉砕分散し、4%の分散液を作製した。この
分散液を、塗工量が20g/m2 となるように市販塗工
紙(王子製紙社製、商品名:OKコート、127.9g
/m2 )をラミネートしたもの(エクストルージョンラ
ミネート法により塗工紙表面に15μmのポリエチレン
をラミネートしたもの、以下ラミネート塗工紙とも称
す)に塗工し乾燥してインクジェット記録層を形成し、
本発明のインクジェット記録体を製造した。
【0028】実施例3 カチオン性樹脂をジアリルジメチルアンモニウムクロラ
イド(日東紡績社製、商品名:PAS−H−10L)に
変更したこと以外は、実施例1と同様の方法でインクジ
ェット記録体を製造した。実施例4 実施例1と同様の塗工液を用い、塗工量が20g/m2
となるようにPETフィルム(東レ社製、ルミラーT,
75μm、表面粗さRa =0.02μm)に塗工乾燥し
た。得られた膜体を、温度80℃、線圧:30kg/cmの
カレンダーの条件下で、この膜体と前記と同様のラミネ
ート塗工紙のラミネート面が対面するように圧着した
後、PETフィルムを剥がしてインクジェット記録層を
形成し、本発明のインクジェット記録体を製造した。
【0029】比較例1 前記のシリカゾル100部に、ポリビニルアルコール
(クラレ社製、商品名:PVA−135H)40部を添
加し、4%の分散液を作製した。この分散液を、塗工量
が20g/m2 となるように市販塗工紙(王子製紙社
製、商品名:OKコート、127.9g/m2 )をラミ
ネートしたもの(エクストルージョンラミネート法によ
り塗工紙表面に15μmのポリエチレンをラミネートし
たもの、以下ラミネート塗工紙とも称す)に塗工し乾燥
してインクジェット記録層を形成し、インクジェット記
録体を製造した。比較例2 前出のシリカゾル100部に、ポリビニルアルコール
(クラレ社製、商品名:PVA−135H)30部、前
記カチオン性樹脂ジアリルジメチルアンモニウムクロラ
イド−アクリルアミド共重合物(日東紡績社製、商品
名:PAS−J−81)10部を添加した。得られた増
粘・凝集した混合液にサンドグラインダーと圧力式ホモ
ジナイザーによる粉砕分散処理に供して、カチオン性樹
脂−顔料凝集体粒子の平均粒径が1.5μmになるまで
粉砕分散し、4%の分散液を作製した。この分散液を、
塗工量が20g/m2 となるように市販塗工紙(王子製
紙社製、商品名:OKコート、127.9g/m2 )を
ラミネートしたもの(エクストルージョンラミネート法
により塗工紙表面に15μmのポリエチレンをラミネー
トしたもの、以下ラミネート塗工紙とも称す)に塗工し
乾燥してインクジェット記録層を形成し、インクジェッ
ト記録体を製造した。
【0030】比較例3 非晶質シリカ(トクヤマ社製、商品名:ファインシール
X−45、二次粒子(凝集体)平均粒径:4.5μm)
100部に、ポリビニルアルコール(クラレ社製、商品
名:PVA−135H)30部、前記カチオン性樹脂ジ
アリルジメチルアンモニウムクロライド−アクリルアミ
ド共重合物(日東紡績社製、商品名:PAS−J−8
1)10部を添加し、10%の分散液を作製した。この
分散液を塗工量が20g/m2 となるように市販塗工紙
(王子製紙社製、商品名:OKコート、127.9g/
2 )をラミネートしたもの(エクストルージョンラミ
ネート法により塗工紙表面に15μmのポリエチレンを
ラミネートしたもの、以下ラミネート塗工紙とも称す)
に塗工し乾燥してインクジェット記録層を形成し、イン
クジェット記録体を製造した。
【0031】[評価方法] 各実施例、比較例で得られたインクジェット記録体の印
字濃度、光沢性、印字耐水性等を下記の方法により評価
した。その結果を表1に示す。光沢性、印字濃度につい
ては市販のインクジェットプリンター(キャノン社製、
商標:BJC−600J)で記録を行い、ベタ部分の光
沢感、印字濃度を評価した。 [印字耐水性] インクジェット用記録体に印字した後、24時間放置
後、画像の上に水滴を落とし、10分後に水滴を拭き取
り、水滴に浸漬された画像部分の状況を観察した。
(○:インクの滲みが殆どなかった。△:インクの滲み
があり、印字部の濃度が薄くなった。×:インクが殆ど
とれた。)
【0032】[印字部の光沢感(照り感)] 印字部の光沢感は印字部に対して20°の横角度から目
視し、以下のように4段評価した。 ◎:カラー写真並の高い照り感がある。 ○:カラー写真よりは劣るが、高い照り感がある。 △:僅かに照り感がある。 ×:照り感が全然ない。 [印字濃度] 黒ベタ部の印字濃度をマクベス反射濃度計(Macbe
th,RD−920)を用いて測定した。表1中に示し
た数字は5回測定の平均値である。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】表1から明らかなように、本発明の方法
は光沢性、高印字濃度、印字後の耐水性とも優れるイン
クジェット記録体を製造することができる有用なもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−188287(JP,A) 特開 平6−199034(JP,A) 特開 平8−174993(JP,A) 特開 平5−294057(JP,A) 特開 昭61−3777(JP,A) 特開 昭58−222878(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカ、カリオン、クレー、焼成クレ
    ー、酸化亜鉛、酸化錫、硫酸マグネシウム、酸化アルミ
    ニウム、水酸化アルミニウム、擬ベーマイト、炭酸カル
    シウム、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、スメクタ
    イト、ゼオライト、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウ
    ム、酸化マグネシウム、及び珪藻土から選ばれ、3〜4
    0nmの平均一次粒子径を有する一次粒子の凝集体粒子の
    形状にある少なくとも1種の顔料粒子の分散液と、カチ
    オン性樹脂とを混合して、増粘・凝集した混合液を調製
    し、 この混合液に粉砕分散処理を施して、この混合液中のカ
    チオン性樹脂と顔料粒子との凝集体粒子を、その平均粒
    子径が1μm以下になるまで粉砕し、 シート状支持体の少なくとも1面上に、前記カチオン性
    樹脂と顔料粒子との凝集体の粉砕粒子を含むインクジェ
    ット記録層を形成することを特徴とする、インクジェッ
    ト記録体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記混合前の前記顔料粒子の平均粒径が
    300nm以下である、請求項1に記載のインクジェット
    記録体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記インクジェット記録層がさらにバイ
    ンダーを含む、請求項1又は2に記載のインクジェット
    記録体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記顔料粒子が非晶質シリカ粒子、ゼオ
    ライト粒子、炭酸カルシウム粒子から選ばれる、請求項
    1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録体の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記顔料粒子100質量部に対し、前記
    カチオン性樹脂1〜30質量部が混合される、請求項1
    〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録体の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記インクジェット記録層の形成に際
    し、前記顔料粒子とカチオン性樹脂との凝集体の粉砕粒
    子を含有する塗布液を成形面上に塗工して成膜し、この
    膜体を前記シート状支持体の少なくとも1面上に転写す
    る、請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェッ
    ト記録体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記顔料粒子とカチオン性樹脂との凝集
    体の粉砕粒子を含有するインクジェット記録層を、前記
    シート状支持体の少なくとも1面上に予め形成された他
    のインクジェット記録層上に転写形成する、請求項6に
    記載のインクジェット記録体の製造方法。
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