JP3323941B2 - 横型製袋充填機における制御方法および装置 - Google Patents

横型製袋充填機における制御方法および装置

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JP3323941B2
JP3323941B2 JP01821698A JP1821698A JP3323941B2 JP 3323941 B2 JP3323941 B2 JP 3323941B2 JP 01821698 A JP01821698 A JP 01821698A JP 1821698 A JP1821698 A JP 1821698A JP 3323941 B2 JP3323941 B2 JP 3323941B2
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昌典 橋本
敏夫 石田
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株式会社フジキカイ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、横型製袋充填機
においてエンドシール手段への被包装物の噛込み等の異
常発生に応答して当該包装機が非常停止した後の、該包
装機の復帰動作を行なうための制御方法および装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】横型製袋充填機(以下「包装機」とも称す)
において、筒状フィルム中に供給された被包装物(以下
「物品」とも称す)が位置ズレによりエンドシール手段に
噛込まれてしまったり、あるいはエンドシール手段に何
等かの原因で過負荷が発生した場合に、包装機を非常停
止させるよう制御する提案が数多くなされている。
【0003】例えば、本件出願人の出願に係る特開平4
−44913号公報に開示されている提案では、噛込み
発生によるエンドシール手段の過負荷を検知した際に、
物品の供給並びにフィルムの移送を継続させたまま、シ
ール体をフィルムまたは物品に接触干渉しない位置まで
逆転させてその作動を停止する。そして、次のエンドシ
ールタイミングに合わせてシール体の回転を開始するこ
とで、噛込んだ物品を、その前または後ろにある物品と
共に2連包の状態としたもとで、不良包装品として下流
側に送出するよう構成されている。
【0004】このように、エンドシール手段のみの作動
を停止して、噛込み物品が存在する不良包装品を下流側
にそのまま送出し、その不良包装品をライン外に排出す
れば、包装ラインを停止せずに包装稼働率を高めること
が可能となる。しかるに、例えば物品が安定性の無い形
状であったり、軽量物であったりした場合には、噛込み
発生による包装機の非常停止時に、供給手段から筒状フ
ィルムに対して既に供給済みとなっている噛込み物品以
外の複数の物品の載置位置がズレることがあり、この場
合には前述した2連包とする方法では対処し得ない。従
ってこのような場合には、エンドシール手段に物品が噛
込まれた際の噛込み検知信号により包装機を一時停止さ
せ、オペレータが包装機を手動運転して、既に筒状フィ
ルム中に載置済みとなっている複数の物品がエンドシー
ル位置を通過するのを目視により確認した後に、自動運
転を再開する操作が行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記物品がエンドシー
ル手段に噛込まれた場合等により包装機を一時停止した
ときの運転再開までの復旧処置は、その操作が煩雑で、
オペレータがパートタイマー等のような包装機の操作に
不慣れな者では容易に行なうことができなかった。また
熟練者であっても、目視による確認を要する手動運転操
作が必要で、かつその復旧処置に伴う包装ライン停止時
間を多く必要としていた。
【0006】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案さ
れたものであって、物品噛込み検知、またはエンドシー
ル手段の過負荷検知による包装機の非常停止に伴う復旧
処置を自動的に行ない得る横型製袋充填機における制御
方法および装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る横型製
袋充填機における制御方法は、横型製袋充填機における
エンドシール手段への被包装物の噛込み時、またはエン
ドシール手段に過負荷が発生した場合におけるエンドシ
ール手段での異常信号を受けて当該包装機を瞬時停止さ
せ、前記エンドシール手段におけるシール体の現在の停
止位置に応じてシール体を正逆の何れかの作動方向に回
転させることで、該シール体を筒状フィルムと接触干渉
しない退避位置まで移動して停止し、その後、物品供給
手段およびフィルム移送手段の位相と速度が同期するよ
うに作動を開始させて、前記筒状フィルムの下流側への
移送により該筒状フィルムに既に載置されている複数の
物品個数をNとして「2〜(N+1)」の範囲の物品個数N
aに対する被包装物がエンドシール位置を通過後の、次
のエンドシールタイミングに合わせてシール体の作動開
始を自動的に行なって物品供給手段とフィルム移送手段
との位相と速度に同期する通常包装に移行することを特
徴とする。
【0008】前述した課題を解決し、所期の目的を好適
に達成するため、本願の別の発明に係る横型製袋充填機
における制御装置は、フィルム移送手段により移送され
る筒状フィルム中に、物品供給手段により被包装物を所
定間隔で供給すると共に、該筒状フィルムにエンドシー
ル手段でエンドシールを施して包装体を連続的に製造す
る横型製袋充填機において、前記物品供給手段による被
包装物の筒状フィルムヘの受渡し位置から、前記エンド
シール手段での筒状フィルムのエンドシール位置までの
筒状フィルム中に所定間隔毎に載置される物品個数をN
として、「2〜(N+1)」の範囲中の包装機の瞬時停止に
より位置ズレの発生が想定された物品個数Naに関して
のデータを入力する入力手段と、前記入力手段での入力
値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された記
憶値をカウント後、カウントアップ信号を出力するカウ
ント手段と、当該包装機の運転開始信号を出力する手動
操作スイッチと、前記エンドシール手段を駆動すると共
に、該手段のシール体を正逆方向に作動可能なモータ
と、前記エンドシール手段での異常信号の入力を受けて
包装機の作動を瞬時停止し、その後の前記手動操作スイ
ッチによる運転開始信号を受けて、前記シール体の現在
の停止位置に応じて前記モータによりシール体を正逆何
れかの方向の、少なくとも筒状フィルムに接触干渉しな
い退避位置まで移動させて一時停止し、その後の作動信
号により前記物品供給手段およびフィルム移送手段の夫
々の位相と速度が同期するように作動を開始させると共
に、次からの筒状フィルムのフィルム送り位置が1包装
長に対応した終端位置に到来する1包装サイクル終了時
点毎に前記カウント手段によりカウントを行なって、そ
のカウントアップ信号を受けた後の次のシールタイミン
グに合わせてシール体の作動を開始して物品供給手段と
フィルム移送手段との位相と速度に同期する通常包装に
移行する制御を行なう制御手段とから構成されることを
特徴とする。
【0009】前述した課題を解決し、所期の目的を好適
に達成するため、本願の別の発明に係る横型製袋充填機
における制御装置は、フィルム移送手段により移送され
る筒状フィルム中に、物品供給手段により被包装物を所
定間隔で供給すると共に、該筒状フィルムにエンドシー
ル手段でエンドシールを施して包装体を連続的に製造す
る横型製袋充填機において、前記物品供給手段による被
包装物の筒状フィルムヘの受渡し位置から、前記エンド
シール手段での筒状フィルムのエンドシール位置までの
長さおよび1包装長に対応したフィルム長さに関しての
データを入力する入力手段と、前記入力手段での入力値
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した各記憶
値から演算された前記受渡し位置からエンドシール位置
までの筒状フィルムの長さに対する包装数を演算する演
算手段と、前記演算手段で求められた包装数分をカウン
ト後、カウントアップ信号を出力するカウント手段と、
当該包装機の運転開始信号を出力する手動操作スイッチ
と、前記エンドシール手段を駆動すると共に、該手段の
シール体を正逆方向に作動可能なモータと、前記エンド
シール手段での異常信号の入力を受けて包装機の作動を
瞬時停止し、その後の前記手動操作スイッチによる運転
開始信号を受けて、前記シール体の現在の停止位置に応
じて前記モータによりシール体を正逆何れかの方向の、
少なくとも筒状フィルムに接触干渉しない退避位置まで
移動させて一時停止し、その後の作動信号により前記物
品供給手段およびフィルム移送手段の夫々の位相と速度
が同期するように作動を開始させると共に、次からのフ
ィルム送り位置が1包装長に対応した終端位置に到来す
る1包装サイクル終了時点毎に前記カウント手段により
カウントを行なって、そのカウントアップ信号を受けた
後の次のシールタイミングに合わせてシール体の作動を
開始して物品供給手段とフィルム移送手段との位相と速
度に同期する通常包装に移行する制御を行なう制御手段
とから構成されることを特徴とする。
【0010】前述した課題を解決し、所期の目的を好適
に達成するため、本願の別の発明に係る横型製袋充填機
における制御装置は、フィルム移送手段により移送され
る筒状フィルム中に、物品供給手段により被包装物を所
定間隔で供給すると共に、該筒状フィルムにエンドシー
ル手段でエンドシールを施して包装体を連続的に製造す
る横型製袋充填機において、前記物品供給手段による被
包装物の筒状フィルムヘの受渡し位置から、前記エンド
シール手段での筒状フィルムのエンドシール位置までの
長さに関してのデータを入力する入力手段と、前記入力
手段での入力値を記憶する記憶手段と、前記フィルム移
送手段で移送される筒状フィルムの移送量に関してパル
スを発信するパルス発信器からの信号入力を受けて、前
記記憶手段に記憶されている長さに関してのデータ記憶
値に相当するフィルム移送量をカウント後、カウントア
ップ信号を出力するカウント手段と、当該包装機の運転
開始信号を出力する手動操作スイッチと、前記エンドシ
ール手段を駆動すると共に、該手段のシール体を正逆方
向に作動可能なモータと、前記エンドシール手段での異
常信号の入力を受けて包装機の作動を瞬時停止し、その
後の前記手動操作スイッチによる運転開始信号を受け
て、前記シール体の現在の停止位置に応じて前記モータ
によりシール体を正逆何れかの方向の、少なくとも筒状
フィルムに接触干渉しない退避位置まで移動させて一時
停止し、その後の作動信号により前記物品供給手段およ
びフィルム移送手段の夫々の位相と速度が同期するよう
に作動を開始させると共に、次のフィルム送り位置が1
包装長に対応した始端位置に到来した包装サイクルの開
始時点から前記カウント手段によるカウントを開始さ
せ、前記記憶値に相当するフィルム移送量の移送完了に
より発信されるカウントアップ信号を受けた後の次のシ
ールタイミングに合わせてシール体の作動を開始して物
品供給手段とフィルム移送手段との位相と速度に同期す
る通常包装に移行する制御を行なう制御手段とから構成
されることを特徴とする。
【0011】
【作用】被包装物の噛込み時、またはエンドシール手段
に過負荷が発生し、エンドシール手段での異常信号を受
けると、包装機は瞬時停止される。手動操作スイッチを
ON作動することにより運転開始信号が出力されると、
エンドシール手段におけるシール体の現在の停止位置に
応じてシール体は正逆の何れかの作動方向に回転され、
該シール体は筒状フィルムと接触干渉しない退避位置ま
で移動して停止される。次に、作動信号により物品供給
手段およびフィルム移送手段の夫々の位相と速度が同期
するように作動が開始すると共に、次のフィルム送り位
置が1包装長に対応した終端位置に到来する1包装サイ
クル終了時点毎に、予め物品個数または包装数が設定さ
れているカウント手段によりカウントが行なわれ、その
カウントアップ信号を受けた後の次のシールタイミング
に合わせてシール体の作動が開始されて物品供給手段と
フィルム移送手段との位相と速度に同期する通常包装に
移行する。
【0012】なお、前記カウント手段が、フィルム移送
手段で移送される筒状フィルムの移送量に関してパルス
を発信するパルス発信器からの信号入力を受けて、前記
記憶手段に記憶されている長さに関しての記憶値に相当
するフィルム移送量をカウントする場合は、作動信号に
より物品供給手段およびフィルム移送手段の夫々の位相
と速度が同期するように作動が開始された後における次
のフィルム送り位置が1包装長に対応した始端位置に到
来した包装サイクルの開始時点からカウント手段による
カウントが開始され、前記記憶値に相当するフィルム移
送量の移送完了により発信されるカウントアップ信号を
受けた後の次のシールタイミングに合わせてシール体の
作動を開始して物品供給手段とフィルム移送手段との位
相と速度に同期する通常包装に移行する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る横型製袋充填
機における制御方法および装置につき、好適な実施例を
挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0014】図1は、本発明の実施例に係る制御装置が
適用される包装機(横型製袋充填機)の概略構成を示すも
のであって、該包装機は、物品(被包装物)10を供給す
る物品供給コンベヤ12を備え、該コンベヤ12は、無
端チェン14と、これに所定間隔で取付けた多数のアタ
ッチメント16とからなり、各アタッチメント16によ
り押送される物品10を、下流側の製袋器18で筒状に
成形した筒状フィルム20aに受渡し供給するようにな
っている。この物品供給コンベヤ12は、図示の駆動軸
22にベルト・プーリー伝動系(図示せず)を介して連繋
された供給モータM1により駆動される。当該供給モー
タM1は、例えば交流誘動電動機であって、インバータ
等により予め設定された包装速度に基づく所定の回転数
で回転制御される。なお、物品供給コンベヤ12の作動
開始時には、低速から徐々に加速して予め設定された包
装速度に達するように、前記供給モータM1が制御され
るようになっている。
【0015】前記駆動軸22には、ロータリーエンコー
ダに代表される供給位置検出エンコーダE1が連繋さ
れ、前記物品供給コンベヤ12から物品10を所定間隔
で1単位づつ、下流側の筒状フィルム20aに送込むタ
イミングをパルスとして発生する。この場合、各物品1
0が筒状フィルム20aに順次送込まれる間隔、すなわ
ち各アタッチメント16の配設ピッチが1サイクルとさ
れ、ロータリーエンコーダが1回転するように設定され
ている。従って、供給位置検出エンコーダE1より発生
するパルスが制御手段としての制御回路28に入力され
ることにより、物品供給コンベヤ12を搬送される物品
10の供給現在位置を知ることができる。また駆動軸2
2には、アタッチメント16が所定位置に到来したとき
に原点信号を発生するための供給原点センサS1が連繋
され、この原点センサS1から得られる原点信号を基準
として物品供給コンベヤ12についての1サイクルが設
定される。
【0016】図1に示すロール体24を供給源とするシ
ート状のフィルム20は、一対の繰出しロール26,2
6により挟まれて、前記物品供給コンベヤ12の下流側
に配設した製袋器18に向け繰出される。この対をなす
繰出しロール26,26は、図示しないベルト・プーリ
ー伝動系を介して、フィルム繰出しサーボモータM2
より駆動されるよう構成される。なお、フィルム繰出し
サーボモータM2の位置および速度は、該モータM2に接
続される制御用エンコーダE2により常時検出され、そ
の値が前記制御回路28にフィードバックされること
で、物品供給コンベヤ12による物品供給サイクルに対
応して1包装長分のフィルム20が移送されるよう該コ
ンベヤ12の位相と速度に同期してフィルム繰出しサー
ボモータM2が回転制御されるようになっている。
【0017】前記製袋器18を経て筒状に成形された筒
状フィルム20aは、その繰出し方向に沿う両端縁部の
重合面を一対の送りロール30,30(一方のみ図示)に
より挟圧されて下流側に移送されるよう構成される。ま
た送りロール30,30の下流側に、該ロール30,30
と同期回転するよう連繋された一対の熱融着用ロール3
2,32(一方のみ図示)が配設され、該ロール32,32
により筒状フィルム20aの両端縁重合部を挟圧するこ
とによって、センターシールが施されるようになってい
る。
【0018】前述した対をなす送りロール30,30お
よび熱融着用ロール32,32は、図示しないベルト・
プーリー伝動系を介して筒状フィルム送りサーボモータ
3により駆動される。筒状フィルム送りサーボモータ
3の位置および速度は、該モータM3に接続されるパル
ス発信器としての制御用エンコーダE3により常時検出
され、その値は前記制御回路28にフィードバックされ
るよう設定してある。そして、物品供給コンベヤ12に
よる物品供給サイクルに対応して1包装長分の筒状フィ
ルム20aが移送されるよう、該コンベヤ12の位相と
速度に同期して筒状フィルム送りサーボモータM3が回
転制御されるようになっている。また、筒状フィルム送
りサーボモータM3と前記フィルム繰出しサーボモータ
2とにより、前記各一対の繰出しロール26,26と送
りロール30,30とを個別に駆動することで、前記製
袋器18に供給されるフィルム20に所要のテンション
を付与するよう構成している。なお、実施例では一対の
繰出しロール26,26とフィルム繰出しサーボモータ
2および一対の送りロール30,30と筒状フィルム送
りサーボモータM3とからフィルム移送手段が構成され
るが、繰出しロール26,26および送りロール30,3
0を一基のサーボモータで駆動するようにしてもよい。
また、フィルム移送手段を構成するフィルム繰出しサー
ボモータM2および筒状フィルム送りサーボモータM
3は、対応するロール26,30の作動開始時には、低速
から徐々に加速して予め設定された包装速度に達するよ
うに回転制御される。
【0019】前記熱融着用ロール32,32の下流側に
配設したエンドシール機構(エンドシール手段)34に
は、上下の関係で対向して回転する一対のシール体3
6,36が設けられている。このシール体36,36は、
ベルト・プーリー伝動系を介してエンドシーラ駆動サー
ボモータM4により位置および速度を制御可能に駆動さ
れて、前記筒状フィルム20aの1包装長分の移送量に
対してシール体36,36が1回転し、かつ筒状フィル
ム20a中に載置された各物品10間の中央位置でシー
ル体36,36が噛合してシールを施す、不等速運動を
行なうよう構成される。また、当該エンドシーラ駆動サ
ーボモータM4も、制御用エンコーダE4によりその回転
が常時検出され、その値が前記制御回路28にフィード
バックされることで、前記物品供給コンベヤ12および
フィルム移送手段の位相と速度に同期してエンドシーラ
駆動サーボモータM4が回転制御されるようになってい
る。なお、シール体36,36の回転と関連する回転系
中に、両シール体36,36の先端が最も離間し合う時
に原点位置(図3のA点)を検出するためのシール体原点
センサS2が設けられている。
【0020】前記エンドシール機構34での物品10の
噛込み検知方式として、実施例では、該エンドシール機
構34を駆動するエンドシーラ駆動サーボモータM4
及ぼされる瞬間的な負荷変動を検知し、その検知信号か
ら該エンドシール機構34におけるシール体36,36
の回転位置に対する負荷変動を検出する方式を採用して
いる。すなわち、エンドシーラ駆動サーボモータM4
負荷が及ぼされた場合の目標回転位置と、それに対する
制御用エンコーダE4から得られる現在回転位置とから
ズレ量を検知し、このズレ量が予め入力記憶された負荷
変動に関する許容ズレ量を越える場合に、噛込み発生と
してこれを検知するものである。そして、この噛込み発
生を検知することによりエンドシール機構34での異常
信号の入力を前記制御回路28が受けた際に、後述する
包装機の非常停止(瞬時停止)後の復旧処置に係る制御運
転が行なわれるようになっている。
【0021】図1に示す制御回路28は、記憶手段3
8、演算手段40およびカウント手段42を備えると共
に、各種データの入力手段44および包装機の運転開始
信号を出力する起動スイッチとして機能する押釦スイッ
チ(手動操作スイッチ)46が接続されている。なお押釦
スイッチ46は、エンドシール機構34の異常が原因で
包装機が非常停止した際に、実施例に係る制御運転の開
始スイッチを兼ねる。
【0022】キーボード等からなる前記入力手段44で
は、包装機を駆動制御するための各種データ設定に加
え、 1包装長に対応するフィルム長さ(フィルムカットピ
ッチ)、 物品供給コンベヤ12による筒状フィルム20aへの
物品10の受渡し位置T1からエンドシール機構34に
よるエンドシール位置(実施例における回転シール方式
ではシール体36の回転中心)T2までの筒状フィルム2
0aに所定間隔毎に載置される物品個数をNとして、
「2〜(N+1)」の範囲中の包装機の非常停止により位置
ズレの発生が想定される物品個数Na、 前記受渡し位置T1からエンドシール位置T2までの長
さL(図2参照)、 その他、前記長さLに相当するフィルム量が自動設定
されて制御される場合の補正値β 等の入力が行なわれる。そして、これらの入力値が前記
記憶手段38に記憶され、その記憶データに基づいて包
装機の各種駆動系が同期制御される。
【0023】ここで、入力手段44で入力される物品個
数Naとして、「2〜(N+1)」の範囲中の任意値とした
理由は、次の通りである。すなわち、包装機が非常停止
したときに、物品供給コンベヤ12で供給される物品1
0が、僅かでも筒状フィルム20aに載置されている場
合は、該物品10も非常停止時に先行物品10に対して
位置ズレを生じている可能性があり、しかも筒状フィル
ム20aに載置された物品10の位置修正はできない。
従って、僅かでも筒状フィルム20aに載置されている
物品10も含む設定値「N+1」とすることで、エンドシ
ール機構34での噛込みを完全に防止することが可能と
なる。また物品10の性状や包装速度等の諸条件によ
り、図6に示すように、噛込んだ物品10の次の物品1
0との間隔Xは短かくなるが、それ以後の物品間隔Xa
については位置ズレが発生しない場合もある。従って、
物品10の性状や包装速度等の諸条件に応じて最低2個
までの数値を設定すれば、必要最低減の筒状フィルム2
0aを移送させるだけで対処することができ、フィルム
消費量を低減させ得るからである。
【0024】前記カウント手段42では、前記受渡し位
置T1からエンドシール位置T2までの筒状フィルム20
aに載置され、包装機の非常停止により位置ズレの発生
が想定される物品個数Naについて入力記憶された記憶
値が、カウント値として設定される。そして、包装機の
非常停止後における前記押釦スイッチ46による制御運
転開始信号を受けて、包装機の非常停止時点でのフィル
ム送り位置から求められる次の1包装長に対するフィル
ム送り開始位置からカウントを開始し、1包装長の筒状
フィルム20aが移送される毎(フィルム送り位置が1
包装長に対応した終端位置に到来する1包装サイクル終
了時点毎)にカウント値が減算され、そのカウント値が
「0」になった場合にカウントアップ信号を出力するよう
設定される。そして、前記制御回路28がカウントアッ
プ信号を受けた後の次のシールタイミングに合わせて前
記シール体36,36の作動を開始させて、前記物品供
給コンベヤ13とフィルム移送手段との位相と速度に同
期する通常包装に移行する制御を行なうよう構成してあ
る。
【0025】前記制御回路28の記憶手段38には、前
記入力手段44から入力された、前記シール体36,3
6の噛合い開始位置と、噛合い終了位置とについての角
度に関するデータが記憶されるようになっている。すな
わち図3に示すように、エンドシール機構34のシール
体36,36において、両シール体36,36の先端が最
も離間し合う位置を夫々A点とし、また両シール体3
6,36が噛合い始める位置をB点、噛合いが終わる位
置をC点とする。この場合に、両シール体36,36が
噛合っている領域(噛合い領域)はB〜Cで表わされ、ま
た噛合っていない領域(非噛合い領域)はC〜A〜Bで表
わされる。また前記A点を、便宜上各シール体36が回
転を開始する原点位置とされ、該原点位置が前記シール
体原点センサS2で検出されるようになっている。そし
て、シール体36,36の噛合い開始位置Bおよび噛合
い終了位置Cが、角度換算された値として前記記憶手段
38に記憶される。
【0026】また前記記憶手段38には、前記入力手段
44により入力された、前記シール体36,36の噛合
い領域B〜C間および非噛合い領域C〜A〜B間に関す
る該シール体36,36の目標回転位置に対する現在回
転位置の許容ズレ量が記憶される。すなわち、物品10
にシール体36,36が接触した際に、これにより生ず
る過負荷を検出する許容ズレ量となるズレ角度に関する
データが入力されるものである。
【0027】前記制御回路28の演算手段40では、前
記エンドシーラ駆動サーボモータM4の回転を検出する
制御用エンコーダE4のパルス信号から得られる情報を
基に、エンドシーラ駆動サーボモータM4の現在回転位
置並びに負荷状況(目標回転位置と現在回転位置の差)の
各データが常時入力されると共に、入力記憶されたシー
ル体36,36の噛合い開始、終了の各角度データ、噛
合い領域、非噛合い領域との夫々についての目標回転位
置および現在回転位置の許容ズレ角度とに対応する制御
用エンコーダE4のパルス数に換算することにより、シ
ール体36,36の現在回転位置とズレ量とを許容ズレ
量と比較し、物品噛込みの有無を判断するべく機能す
る。そして、得られた結果が許容ズレ量を超えて物品噛
込み有りと判断された場合は、前記制御回路28に異常
信号を送り、該回路28は包装機を非常停止させる制御
指令を与える。また前記押釦スイッチ46のON作動信
号により制御回路28は、エンドシーラ駆動サーボモー
タM4に、前記シール体36,36を筒状フィルム20a
と接触干渉しない退避位置まで移動して停止させる制御
指令を与えるよう設定されている。なお実施例では、前
記シール体36,36を噛合い位置に対し180°回転
した原点位置Aを退避位置としている。
【0028】前記包装機の非常停止時における前記一対
のシール体36,36の現在の停止位置が、噛合い領
域、または噛合い領域の手前で原点位置Aまでの領域
(図3に示す原点位置Aから噛合い終了位置Cに至るま
での範囲:α1)である場合は、シール体36,36を通
常の作動方向とは反対方向(図3の時計方向)への回転を
開始して原点位置Aまで移動して停止する。またシール
体36,36の現在の停止位置が、既に噛合い領域を通
過して原点位置Aまでの領域(図3の噛合い終了位置C
から原点位置Aに至るまでの範囲:α2)の場合には、
通常の作動方向(図3の反時計方向)への回転を開始して
原点位置Aまで移動して停止するよう制御される。
【0029】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係る横型製袋
充填機における制御装置の作用につき説明する。
【0030】先ず、前記物品供給コンベヤ12による物
品10の筒状フィルム20aへの物品受渡し位置T1
らエンドシール位置T2までに至る筒状フィルム20a
に載置され、包装機の非常停止により位置ズレの発生が
想定される物品個数Naを入力手段44により入力する
ことで、その入力値が記憶手段38に記憶される。また
記憶手段38に、シール体36,36の噛合い領域での
過負荷時のズレ角度(目標回転位置に対する現在回転位
置の差)と、非噛合い領域における過負荷時のズレ角度
に関する許容ズレ量とを夫々入力して記憶させる。また
記憶手段38には、シール体36,36の噛合い開始位
置Bと噛合い終了位置Cとを夫々入力して記憶させる。
更に、前記演算手段40でシール体36,36の噛合い
領域と非噛合い領域との夫々の許容ズレ量について入力
記憶した角度データを、制御用エンコーダE4に対応し
たパルス数に換算する演算を行ない、その値が記憶手段
38に記憶される。
【0031】この設定操作が終了した後に、包装機を稼
動させることになるが、その稼動中に前記制御回路28
にはエンドシール機構34のエンドシーラ駆動サーボモ
ータM4の回転に関し制御用エンコーダE4からのパスル
信号が入力され、前記の演算手段40において、シール
体36,36の噛合い領域B〜Cまたは非噛合い領域C
〜A〜Bでの目標回転位置と現在回転位置との差を演算
する。そして差としての演算値が、噛合い領域または非
噛合い領域での予め設定された許容ズレ量以内にあるか
どうかを判断する。演算手段40が、前記の目標回転位
置と現在回転位置との差が許容ズレ量を超えていると判
断された場合は、前記シール体36,36に物品10の
噛込みを生じたと判断し、噛込み検知信号(異常信号)を
制御回路28に出力する。
【0032】前記噛込み検知信号を制御回路28が受け
ると、包装機は瞬時に非常停止される。この場合に、オ
ペレータが包装機の前記押釦スイッチ46をON作動す
ると、先ず包装機のエンドシール機構34のみが、前記
制御用エンコーダE4からの入力パルス数から得られる
シール体36,36の現在の停止位置に応じて、予めプ
ログラム設定された低速の速度値で所定方向に作動して
筒状フィルム20aに接触干渉しない原点位置Aまで移
動して停止する(図参照)。
【0033】すなわち、前記一対のシール体36,36
が図3の範囲:α1で停止している場合は、該シール体
36,36が通常の作動方向とは反対方向への回転を開
始して原点位置Aまで移動して停止する。また、シール
体36,36が図3の範囲:α2で停止している場合
は、該シール体36,36が通常の作動方向への回転を
開始して原点位置Aまで移動して停止する。
【0034】引き続いてオペレータが包装機の押釦スイ
ッチ46をON作動すると、その作動信号によりエンド
シール機構34のシール体36,36が前記の原点位置
Aで待機したまま、物品供給コンベヤ12、繰出しロー
ル26,26および送りロール30,30は、夫々の位相
と速度が同期するよう低速から徐々に加速して予め設定
された通常の包装速度となるように作動が開始され、前
記受渡し位置T1からエンドシール位置T2までの筒状フ
ィルム20aに載置される物品個数Naの記憶値に対応
してカウント手段42が減算カウントを行なう。すなわ
ち、包装機の非常停止時点でのフィルム送り位置から求
められる次の1包装長に対するフィルム送り開始位置か
ら1包装長の筒状フィルム20aが移送される1包装サ
イクル終了時点毎にカウント値が減算され、そのカウン
ト値が「0」になったときにカウントアップ信号が出力さ
れる。そして、該カウント手段42のカウントアップ信
号の入力を制御回路28が受けた後の次に到来するエン
ドシールタイミングに合わせて、エンドシール機構34
のシール体36,36が物品供給コンベヤ12、繰出し
ロール26,26および送りロール30,30の夫々の位
相と速度に同期するように回転を開始し、以降は筒状フ
ィルム20aに対するエンドシール位置に位置合わせさ
れてシールを施す通常包装に移行する。なお、シール体
36,36は、その作動開始時には低速から徐々に加速
して予め設定された通常の包装速度に達するよう設定さ
れている。
【0035】すなわち、繰出しロール26,26および
送りロール30,30の作動再開から記憶された包装個
数分(非常停止時に筒状フィルム20aに既に載置され
て位置ズレが想定される物品個数分)に対応する長さの
筒状フィルム20aが移送され、非常停止時に複数の物
品10が供給されていた所定長さ分の筒状フィルム20
aの各物品10の間にはエンドシールが施されることな
く、これら複数の物品10がエンドシール位置を通過す
るまで移送されて連包の不良包装品として排出される。
このように、包装機の非常停止後において、オペレータ
は押釦スイッチ46をON作動するだけの簡単な操作
で、既に筒状フィルム20a中に載置済みとなっている
複数の物品10を排出した後に自動的に通常包装に移行
するので、非常停止から通常包装の再開までに要する復
旧時間を短縮することができる。なお、前記物品供給コ
ンベヤ12およびフィルム移送手段の作動開始時には、
夫々低速から徐々に加速して予め設定された包装速度に
達するよう制御されるから、その作動開始時において物
品10の位置ズレが生ずることはない。
【0036】
【別実施例】前述した実施例では、前記入力手段44に
より入力される物品個数Naに基づいてカウント手段4
2が1包装長の筒状フィルム20aが移送される毎にカ
ウント値を減算する場合につき説明したが、別のデータ
により求められる数値に基づいてカウント手段42でカ
ウントする構成が採用される。
【0037】例えば、前記物品供給コンベヤ12による
物品10の筒状フィルム20aへの受渡し位置T1から
エンドシール位置T2までの長さLを入力手段44で入
力し、該長さLに相当するフィルム移送量を前記演算手
段40で求めて前記記憶手段38に記憶させる。この記
憶値と、包装機の動作データとして別途入力記憶されて
いる1包装長に対応するフィルム長さ(フィルムカット
ピッチ)との割合、すなわち包装可能個数Pについて、
前記演算手段40により「P=L÷フィルムカットピッ
チ」として求め(但し、Pは予め設定された係数により整
数値として求められる)、この値を前記カウント手段4
2のカウント値として設定する。そして、包装機の非常
停止後の復旧制御運転に際しては、前述した実施例と同
様に1包装長の筒状フィルム20aが移送される1包装
サイクル終了時点毎に、カウント手段42で減算カウン
トする構成を採用し得る。
【0038】あるいは、受渡し位置T1からエンドシー
ル位置T2までの長さLに相当するフィルム量に対して
得られる前記筒状フィルム送りサーボモータM3の制御
用エンコーダE3から発生するパルス数をカウント手段
42にカウント値として設定する。そして、包装機の非
常停止後の復旧制御運転に際しては、移送が開始される
筒状フィルム20aの現在のフィルム送り位置が、1包
装長に対応した始端位置に到来した包装サイクルの開始
時点から前記カウント手段42によるカウントを開始さ
せ、前記カウント値(記憶値)に相当するフィルム量の移
送完了により発信されるカウントアップ信号を受けた後
の次のシールタイミングに合わせて、前記シール体3
6,36の作動を開始して前記物品供給コンベヤ13と
フィルム移送手段との位相と速度に同期する通常包装に
移行する制御を行なうようにしてもよい。なお、カウン
ト手段42が減算カウントするパルスは、前記筒状フィ
ルム送りサーボモータM3の制御用エンコーダE3からの
ものでなく、フィルム繰出しサーボモータM2の制御用
エンコーダE2や、物品供給コンベヤ12の駆動軸22
に連繋された供給位置検出エンコーダE1、あるいは包
装機の制御の基準とされる主駆動手段に設けられたエン
コーダやCPUのクロックパルス発振器等のパルス発生
手段等、フィルムの移送量について直接または間接的に
検出可能なものであればよい。
【0039】なお、前記別実施例のように受渡し位置T
1からエンドシール位置T2までの長さLに相当するフィ
ルム量に対応した移送制御が実施される場合において
は、フィルム20や物品10の性状等の諸条件または現
在設定されている包装速度値等の機械設定値等により、
包装機の非常停止時の筒状フィルム20a中に載置され
ている各物品10の位置ズレ状態が変化するため、その
変化量に応じて補正するようにしてもよい。すなわち、
入力手段44により変化量に応じた補正値βを入力し、
その入力データを基に補正されたフィルム量または前記
演算値Pに対する補正データとして記憶手段38に記憶
する。そして、補正データのフィルム量が移送された後
の次のシールタイミングに合わせて、シール体36,3
6の作動を開始するよう設定することで、必要最小限の
フィルム移送の後に通常包装が再開できる。
【0040】
【変更例】実施例または別実施例に係る制御装置では、
先に説明した基本構成を基礎として、次の如き各種の変
更を加えることができる。
【0041】包装機の非常停止後におけるシール体3
6,36の移動停止位置に関しては、実施例のように原
点位置Aである必要はなく、シール体36,36が筒状
フィルム20aと接触干渉しない位置であればよい。例
えば、図5に示すシール体36の回転中心位置と同一水
平高さレベル位置D,Eより上の領域中の固定位置であ
れば、どの位置であっても筒状フィルム20aと干渉す
ることはないので退避位置として採用し得る。また、物
品10の高さあるいは物品10の高さに基づく筒状フィ
ルム20aの高さHを入力手段44で入力し、その入力
値からシール体36が筒状フィルム20aに接触干渉し
ない退避位置を演算により求める。そして、包装機の非
常停止時においては、演算で求めた退避位置D1,E1
でシール体36を移動して停止させるようにしてもよ
い。なお、図5においてA〜Dの領域およびD1が、シ
ール体36を逆転作動して停止する場合の退避位置を示
し、E〜Aの領域およびE1が、シール体36を正転作
動して停止する場合の退避位置を示す。
【0042】エンドシール機構34としては、実施例の
回転式に代えてボックスモーション式を採用可能であ
る。
【0043】前記実施例ではシール体36,36が物品
10を噛込んだ際の、目標回転位置と現在回転位置の差
による過負荷状態を検知して該シール体36,36への
噛込み検知を行なっているが、他の方式として、物品噛
込み時のエンドシール機構34の変位量や、振動あるい
はシール圧の変化から、噛込み検知信号とする等の各種
検知方式、その他、物品噛込み検知信号が入力された結
果において本発明の制御装置が作動するようになってい
ればよい。
【0044】また、噛込み検知信号のみによらず、エン
ドシール機構34において何らかの過負荷が検知された
結果において、包装機が非常停止した後の通常包装への
復帰制御運転に適用できる。
【0045】前記実施例では非常停止後に、オペレータ
が押釦スイッチ46をON作動することによりシール体
36,36が筒状フィルム20aに接触干渉しない退避
位置まで移動して停止し、再度スイッチ操作すること
で、次の制御運転が行なわれるようになっているが、非
常停止後の1回のスイッチ操作のみで、以後のシール体
36,36の退避移動〜通常運転の再開までを自動的に
行なうこととしてもよい。すなわち、押釦スイッチ46
のON作動によりシール体36,36が退避位置で停止
した以後に、繰出しロール26、送りロール30および
物品供給コンベヤ12への作動信号が自動で出力される
ようになっていればよい。
【0046】噛込み後における通常包装へ復帰する際
に、物品供給コンベヤ12および繰出しロール26、送
りロール30の作動速度は、予め設定された包装速度に
対応した速度で物品10およびフィルム20を移送する
よう設定されているものとしたが、シール体36,36
が筒状フィルム20aに接触干渉しない位置まで移動す
る際の速度と同等の、予めプログラム設定された低速の
速度値で移送し、対応するフィルム移送量がエンドシー
ル位置T2を通過後におけるシール体36,36の次のシ
ールタイミング以降において、予め設定された包装速度
に対応した速度で移送するように設定することが一層好
ましい。
【0047】前記エンドシール機構34におけるシール
体36,36の噛合開始位置や噛合終了位置の入力につ
いては、予めプログラム設定された固定値でもよく、そ
の場合は、シール体36のシール面の幅、シール方式そ
の他機械的仕様毎に記憶された中から選択設定されるの
が好ましい。また物品10の品種毎に、前述した各種の
制御データが設定記憶されるようになっていることが一
層好ましい。
【0048】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る横型製
袋充填機における制御方法および装置では、物品噛込み
検知、またはエンドシール手段の過負荷検知による包装
機の瞬時停止に伴う復旧処置を自動的に行なうことがで
きるので、不慣れなオペレータでも簡単な操作で通常包
装への移行作業を行ない得る。また、オペレータが復旧
処置のために手動操作スイッチをON作動するのみで、
筒状フィルムに既に供給されている被包装物がエンドシ
ール手段を通過するまでのフィルム量が自動的に移送さ
れるので、極めて簡単に復旧作業が終了し、短時間で通
常包装への切換え処置が図られる。
【0049】更に、常に必要最小限の一定量のフィルム
が自動移送されるようにデータ設定することで、手動操
作で誤って余分なフィルム量を送出してしまうことが無
く、ばらつきの無いフィルム移送量となり、フィルムの
無駄を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る制御装置が採用さ
れる横型製袋充填機を示す概略構成図である。
【図2】実施例に係る横型製袋充填機の受渡し位置とエ
ンドシール位置を示す説明図である。
【図3】実施例に係るエンドシール機構におけるシール
体の退避位置への移動方向を規定する説明図である。
【図4】実施例に係る制御装置で実施される制御運転の
フローチャート図である。
【図5】実施例に係るエンドシール機構におけるシール
体の退避位置の変更例を示す説明図である。
【図6】物品がシール体に噛込まれた状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
10 物品(被包装物) 12 物品供給コンベヤ(物品供給手段) 20a 筒状フィルム 26 繰出しロール(フィルム移送手段) 28 制御回路(制御手段) 30 送りロール(フィルム移送手段) 34 エンドシール機構(エンドシール手段) 36 シール体 38 記憶手段 40 演算手段 42 カウント手段 44 入力手段 46 押釦スイッチ(手動操作スイッチ) M2 フィルム繰出しサーボモータ(フィルム移送手段) M3 筒状フィルム送りサーボモータ(フィルム移送手
段) E3 制御用エンコーダ(パルス発振器) M4 エンドシーラ駆動サーボモータ T1 受渡し位置 T2 エンドシール位置 L T1からT2までの長さ β 補正値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−44913(JP,A) 特開 昭64−37304(JP,A) 実開 平1−158412(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 9/00 - 9/24 B65B 51/10,57/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横型製袋充填機におけるエンドシール手
    段(34)への被包装物(10)の噛込み時、またはエンドシー
    ル手段(34)に過負荷が発生した場合におけるエンドシー
    ル手段(34)での異常信号を受けて当該包装機を瞬時停止
    させ、 前記エンドシール手段(34)におけるシール体(36,36)の
    現在の停止位置に応じてシール体(36,36)を正逆の何れ
    かの作動方向に回転させることで、該シール体(36,36)
    を筒状フィルム(20a)と接触干渉しない退避位置まで移
    動して停止し、 その後、物品供給手段(12)およびフィルム移送手段(26,
    M2,30,M3)の位相と速度が同期するように作動を開始さ
    せて、前記筒状フィルム(20a)の下流側への移送により
    該筒状フィルム(20a)に既に載置されている複数の物品
    個数をNとして「2〜(N+1)」の範囲の物品個数Naに
    対する被包装物(10)がエンドシール位置(T2)を通過後
    の、次のエンドシールタイミングに合わせてシール体(3
    6,36)の作動開始を自動的に行なって物品供給手段(12)
    とフィルム移送手段(26,M2,30,M3)との位相と速度に同
    期する通常包装に移行することを特徴とする横型製袋充
    填機における制御方法。
  2. 【請求項2】 前記シール体(36,36)が正逆作動されて
    筒状フィルム(20a)と接触干渉しない退避位置まで移動
    する際の作動速度は、低速に設定されている請求項1記
    載の横型製袋充填機における制御方法。
  3. 【請求項3】 前記物品供給手段(12)およびフィルム移
    送手段(26,M2,30,M3)の夫々は、その作動開始後に目標
    とされる量の筒状フィルム(20a)がエンドシール位置
    (T2)を通過し、その後のエンドシールタイミングに同期
    してシール体(36,36)が作動を開始するまでの間は低速
    作動されるよう設定され、以後は通常の包装速度による
    自動運転に移行するよう設定されている請求項1または
    2記載の横型製袋充填機における制御方法。
  4. 【請求項4】 フィルム移送手段(26,M2,30,M3)により
    移送される筒状フィルム(20a)中に、物品供給手段(12)
    により被包装物(10)を所定間隔で供給すると共に、該筒
    状フィルム(20a)にエンドシール手段(34)でエンドシー
    ルを施して包装体を連続的に製造する横型製袋充填機に
    おいて、 前記物品供給手段(12)による被包装物(10)の筒状フィル
    ム(20a)ヘの受渡し位置(T1)から、前記エンドシール手
    段(34)での筒状フィルム(20a)のエンドシール位置(T2)
    までの筒状フィルム(20a)中に所定間隔毎に載置される
    物品個数をNとして、「2〜(N+1)」の範囲中の包装機
    の瞬時停止により位置ズレの発生が想定された物品個数
    Naに関してのデータを入力する入力手段(44)と、 前記入力手段(44)での入力値を記憶する記憶手段(38)
    と、 前記記憶手段(38)に記憶された記憶値をカウント後、カ
    ウントアップ信号を出力するカウント手段(42)と、 当該包装機の運転開始信号を出力する手動操作スイッチ
    (46)と、 前記エンドシール手段(34)を駆動すると共に、該手段(3
    4)のシール体(36,36)を正逆方向に作動可能なモータ
    (M4)と、 前記エンドシール手段(34)での異常信号の入力を受けて
    包装機の作動を瞬時停止し、その後の前記手段操作スイ
    ッチ(46)による運転開始信号を受けて、前記シール体(3
    6,36)の現在の停止位置に応じて前記モータ(M4)により
    シール体(36,36)を正逆何れかの方向の、少なくとも筒
    状フィルム(20a)に接触干渉しない退避位置まで移動さ
    せて一時停止し、その後の作動信号により前記物品供給
    手段(12)およびフィルム移送手段(26,M2,30,M3)の夫々
    の位相と速度が同期するように作動を開始させると共
    に、次からの筒状フィルム(20a)のフィルム送り位置が
    1包装長に対応した終端位置に到来する1包装サイクル
    終了時点毎に前記カウント手段(42)によりカウントを行
    なって、そのカウントアップ信号を受けた後の次のシー
    ルタイミングに合わせてシール体(36,36)の作動を開始
    して物品供給手段(12)とフィルム移送手段(26,M2,30,
    M3)との位相と速度に同期する通常包装に移行する制御
    を行なう制御手段(28)とから構成されることを特徴とす
    る横型製袋充填機における制御装置。
  5. 【請求項5】 フィルム移送手段(26,M2,30,M3)により
    移送される筒状フィルム(20a)中に、物品供給手段(12)
    により被包装物(10)を所定間隔で供給すると共に、該筒
    状フィルム(20a)にエンドシール手段(34)でエンドシー
    ルを施して包装体を連続的に製造する横型製袋充填機に
    おいて、 前記物品供給手段(12)による被包装物(10)の筒状フィル
    ム(20a)ヘの受渡し位置(T1)から、前記エンドシール手
    段(34)での筒状フィルム(20a)のエンドシール位置(T2)
    までの長さ(L)および1包装長に対応したフィルム長さ
    に関してのデータを入力する入力手段(44)と、 前記入力手段(44)での入力値を記憶する記憶手段(38)
    と、 前記記憶手段(38)に記憶した各記憶値から演算された前
    記受渡し位置(T1)からエンドシール位置(T2)までの筒状
    フィルム(20a)の長さに対する包装数を演算する演算手
    段(40)と、 前記演算手段(40)で求められた包装数分をカウント後、
    カウントアップ信号を出力するカウント手段(42)と、 当該包装機の運転開始信号を出力する手動操作スイッチ
    (46)と、 前記エンドシール手段(34)を駆動すると共に、該手段(3
    4)のシール体(36,36)を正逆方向に作動可能なモータ
    (M4)と、 前記エンドシール手段(34)での異常信号の入力を受けて
    包装機の作動を瞬時停止し、その後の前記手動操作スイ
    ッチ(46)による運転開始信号を受けて、前記シール体(3
    6,36)の現在の停止位置に応じて前記モータ(M4)により
    シール体(36,36)を正逆何れかの方向の、少なくとも筒
    状フィルム(20a)に接触干渉しない退避位置まで移動さ
    せて一時停止し、その後の作動信号により前記物品供給
    手段(12)およびフィルム移送手段(26,M2,30,M3)の夫々
    の位相と速度が同期するように作動を開始させると共
    に、次からのフィルム送り位置が1包装長に対応した終
    端位置に到来する1包装サイクル終了時点毎に前記カウ
    ント手段(42)によりカウントを行なって、そのカウント
    アップ信号を受けた後の次のシールタイミングに合わせ
    てシール体(36,36)の作動を開始して物品供給手段(12)
    とフィルム移送手段(26,M2,30,M3)との位相と速度に同
    期する通常包装に移行する制御を行なう制御手段(28)と
    から構成されることを特徴とする横型製袋充填機におけ
    る制御装置。
  6. 【請求項6】 フィルム移送手段(26,M2,30,M3)により
    移送される筒状フィルム(20a)中に、物品供給手段(12)
    により被包装物(10)を所定間隔で供給すると共に、該筒
    状フィルム(20a)にエンドシール手段(34)でエンドシー
    ルを施して包装体を連続的に製造する横型製袋充填機に
    おいて、 前記物品供給手段(12)による被包装物(10)の筒状フィル
    ム(20a)ヘの受渡し位置(T1)から、前記エンドシール手
    段(34)での筒状フィルム(20a)のエンドシール位置(T2)
    までの長さ(L)に関してのデータを入力する入力手段(4
    4)と、 前記入力手段(44)での入力値を記憶する記憶手段(38)
    と、 前記フィルム移送手段(26,M2,30,M3)で移送される筒状
    フィルム(20a)の移送量に関してパルスを発信するパル
    ス発信器(E3)からの信号入力を受けて、前記記憶手段(3
    8)に記憶されている長さ(L)に関してのデータ記憶値に
    相当するフィルム移送量をカウント後、カウントアップ
    信号を出力するカウント手段(42)と、 当該包装機の運転開始信号を出力する手動操作スイッチ
    (46)と、 前記エンドシール手段(34)を駆動すると共に、該手段(3
    4)のシール体(36,36)を正逆方向に作動可能なモータ
    (M4)と、 前記エンドシール手段(34)での異常信号の入力を受けて
    包装機の作動を瞬時停止し、その後の前記手動操作スイ
    ッチ(46)による運転開始信号を受けて、前記シール体(3
    6,36)の現在の停止位置に応じて前記モータ(M4)により
    シール体(36,36)を正逆何れかの方向の、少なくとも筒
    状フィルム(20a)に接触干渉しない退避位置まで移動さ
    せて一時停止し、その後の作動信号により前記物品供給
    手段(12)およびフィルム移送手段(26,M2,30,M3)の夫々
    の位相と速度が同期するように作動を開始させると共
    に、次のフィルム送り位置が1包装長に対応した始端位
    置に到来した包装サイクルの開始時点から前記カウント
    手段(42)によるカウントを開始させ、前記記憶値に相当
    するフィルム移送量の移送完了により発信されるカウン
    トアップ信号を受けた後の次のシールタイミングに合わ
    せてシール体(36,36)の作動を開始して物品供給手段(1
    2)とフィルム移送手段(26,M2,30,M3)との位相と速度に
    同期する通常包装に移行する制御を行なう制御手段(28)
    とから構成されることを特徴とする横型製袋充填機にお
    ける制御装置。
  7. 【請求項7】 前記受渡し位置(T1)からエンドシール位
    置(T2)までの長さ(L)に関してのデータから得られる筒
    状フィルム(20a)の長さに対する補正値(β)を入力手段
    (44)により入力し、その補正データが以後の設定データ
    として前記記憶手段(38)に記憶されるよう設定される請
    求項5または6記載の横型製袋充填機における制御装
    置。
  8. 【請求項8】 前記シール体(36,36)が正逆作動されて
    筒状フィルム(20a)と接触干渉しない退避位置まで移動
    する際の作動速度は、低速に設定されている請求項4〜
    7の何れかに記載の横型製袋充填機における制御装置。
  9. 【請求項9】 前記物品供給手段(12)およびフィルム移
    送手段(26,M2,30,M3)の夫々は、その作動開始後に目標
    とされる量の筒状フィルム(20a)がエンドシール位置
    (T2)を通過し、その後のエンドシールタイミングに同期
    してシール体(36,36)が作動を開始するまでの間は、低
    速作動されるよう設定され、以後は通常の包装速度によ
    る自動運転に移行するよう設定されている請求項4〜8
    の何れかに記載の横型製袋充填機における制御装置。
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