JP3318586B2 - エッジ強調画像の生成方法 - Google Patents
エッジ強調画像の生成方法Info
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- 238000003672 processing method Methods 0.000 claims description 2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】イメージスキャナを用いて良
好なエッジ強調画像を取得する画像処理方法に関する。
好なエッジ強調画像を取得する画像処理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来技術による多値画像のエッジ強調画
像の生成方法について図３のフロチャートを参照しなが
ら説明する。多値画像（ステップＳ１０１）を、微分フ
ィルタを用いて（ステップＳ１０２）、エッジを一律に
強調し（ステップＳ１０３）、エッジ強調画像を取得し
ていた（ステップＳ１０４）。
像の生成方法について図３のフロチャートを参照しなが
ら説明する。多値画像（ステップＳ１０１）を、微分フ
ィルタを用いて（ステップＳ１０２）、エッジを一律に
強調し（ステップＳ１０３）、エッジ強調画像を取得し
ていた（ステップＳ１０４）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来技術
を用いて多値画像からエッジ強調画像を取得した場合、
エッジのかけ方が一律であったりして良好な画像を取得
することができなかった。
を用いて多値画像からエッジ強調画像を取得した場合、
エッジのかけ方が一律であったりして良好な画像を取得
することができなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明によるエッジ強調
画像の生成方法では、イメージスキャナを用いて読み取
った多値画像をラプラシアン８による微分法を用いてエ
ッジ強調するとともに、シーリング関数によって増幅・
補正し、エッジ強調画像を生成する。
画像の生成方法では、イメージスキャナを用いて読み取
った多値画像をラプラシアン８による微分法を用いてエ
ッジ強調するとともに、シーリング関数によって増幅・
補正し、エッジ強調画像を生成する。
【０００５】
【発明の実施の形態】一般にコピー機では、コントラス
トの自動補正と共に、微分などによるコントラストの強
調を併用している。このためコントラストの高い部分で
は、輝度差の大きいノイズが除かれ、コントラストの低
い部分の図形もある程度読み取ることができる。しかし
ながらコピー機によって得られる画像は２値化イメージ
に近い画像であり、例えば、良好な画像を取得するため
に設定を「薄く」すると画像情報が減少し、「濃く」す
ると情報量は増えるが、全体的に黒くなり、文字等がつ
ぶれるなどノイズが多くなる。また一般のコピー機では
主走査方向および副走査方向ともに光学系の歪みが大き
い。一方イメージスキャナでモノクロ２５６階調で読み
取った場合、読み取り用のドライバソフトが特に加工し
ていない限り、コントラストの補正などは行われず、コ
ピー機に比べてノイズが多い「汚れた」画像となる。し
かしこれは、コピー機が２値化イメージに近い画像とな
ることに対し、モノクロ２５６階調という情報量の多い
データを表現しているからである。つまりイメージスキ
ャナで読み取ったデータに微分強調などの補正を行え
ば、コピー機を上回る品質の画像を得ることができる。
また一般のコピー機と比較して、光学系の歪みが少ない
精巧な画像を取得することができる。
トの自動補正と共に、微分などによるコントラストの強
調を併用している。このためコントラストの高い部分で
は、輝度差の大きいノイズが除かれ、コントラストの低
い部分の図形もある程度読み取ることができる。しかし
ながらコピー機によって得られる画像は２値化イメージ
に近い画像であり、例えば、良好な画像を取得するため
に設定を「薄く」すると画像情報が減少し、「濃く」す
ると情報量は増えるが、全体的に黒くなり、文字等がつ
ぶれるなどノイズが多くなる。また一般のコピー機では
主走査方向および副走査方向ともに光学系の歪みが大き
い。一方イメージスキャナでモノクロ２５６階調で読み
取った場合、読み取り用のドライバソフトが特に加工し
ていない限り、コントラストの補正などは行われず、コ
ピー機に比べてノイズが多い「汚れた」画像となる。し
かしこれは、コピー機が２値化イメージに近い画像とな
ることに対し、モノクロ２５６階調という情報量の多い
データを表現しているからである。つまりイメージスキ
ャナで読み取ったデータに微分強調などの補正を行え
ば、コピー機を上回る品質の画像を得ることができる。
また一般のコピー機と比較して、光学系の歪みが少ない
精巧な画像を取得することができる。
【０００６】まずイメージスキャナによって読み取った
多値画像を「ラプラシアン８」による微分法を用いてエ
ッジ強調をする。すなわち３×３マトリクスにおいて、
該当画素である中心部と周辺部との各々の輝度差のうち
最大のものを該当画素の微分値として採用することによ
ってエッジ強調をする。さらにこのままでは輝度とコン
トラストが低い画像となるため、シーリング関数によっ
て「増幅」と「補正」を行う。
多値画像を「ラプラシアン８」による微分法を用いてエ
ッジ強調をする。すなわち３×３マトリクスにおいて、
該当画素である中心部と周辺部との各々の輝度差のうち
最大のものを該当画素の微分値として採用することによ
ってエッジ強調をする。さらにこのままでは輝度とコン
トラストが低い画像となるため、シーリング関数によっ
て「増幅」と「補正」を行う。
【０００７】シーリング関数による増幅・補正について
図１を参照しながら説明する。図１は微分値と輝度の関
係を示す説明図であり、Ｘ軸方向に微分値、Ｙ軸方向に
輝度を設定すると、通常の入力関係は正比例となる（図
１（ａ））。輝度やコントラストの低い画像に対して補
正をせずに輝度を増幅した場合、一律に輝度が増幅され
る。すなわち微分値と輝度の関係は比例定数が大きくな
った正比例となる（図示せず）。その結果、輝度やコン
トラストは補正できるがエッジのかけ方が一律の画像が
得られる。そこで本発明による「シーリング関数による
増幅・補正」では、通常の入力関係で得られる輝度の最
大値（ＣＭＡＸ）をシーリング値（最高限度値）と設定
し、輝度の増幅を行う（図１（ｂ））。このように輝度
を増幅するときにシーリング値を設定して輝度を増幅す
ることで、良好なエッジ強調画像を生成することができ
る。
図１を参照しながら説明する。図１は微分値と輝度の関
係を示す説明図であり、Ｘ軸方向に微分値、Ｙ軸方向に
輝度を設定すると、通常の入力関係は正比例となる（図
１（ａ））。輝度やコントラストの低い画像に対して補
正をせずに輝度を増幅した場合、一律に輝度が増幅され
る。すなわち微分値と輝度の関係は比例定数が大きくな
った正比例となる（図示せず）。その結果、輝度やコン
トラストは補正できるがエッジのかけ方が一律の画像が
得られる。そこで本発明による「シーリング関数による
増幅・補正」では、通常の入力関係で得られる輝度の最
大値（ＣＭＡＸ）をシーリング値（最高限度値）と設定
し、輝度の増幅を行う（図１（ｂ））。このように輝度
を増幅するときにシーリング値を設定して輝度を増幅す
ることで、良好なエッジ強調画像を生成することができ
る。
【０００８】本発明による多値画像のエッジ強調画像の
生成方法について図２のフロチャートを参照しながら説
明する。イメージスキャナを用いて読み取った多値画像
を（ステップＳ１）、ラプラシアン８による微分法を用
いて（ステップＳ２）、画像のエッジを強調するととも
に（ステップＳ３）、シーリング関数によって増幅・補
正し（ステップＳ４）、エッジ強調画像を取得する（ス
テップＳ５）。
生成方法について図２のフロチャートを参照しながら説
明する。イメージスキャナを用いて読み取った多値画像
を（ステップＳ１）、ラプラシアン８による微分法を用
いて（ステップＳ２）、画像のエッジを強調するととも
に（ステップＳ３）、シーリング関数によって増幅・補
正し（ステップＳ４）、エッジ強調画像を取得する（ス
テップＳ５）。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるエッ
ジ強調画像の生成方法では、イメージスキャナで読み取
った多値画像を微分フィルタを用いてエッジを強調する
とともに、シーリング関数によって増幅・補正しエッジ
強調画像を生成する。従って一般のコピー機と比較し
て、光学系の歪みが少ない精巧な画像を取得でき、コピ
ー機を上回る品質の画像を得ることができる。
ジ強調画像の生成方法では、イメージスキャナで読み取
った多値画像を微分フィルタを用いてエッジを強調する
とともに、シーリング関数によって増幅・補正しエッジ
強調画像を生成する。従って一般のコピー機と比較し
て、光学系の歪みが少ない精巧な画像を取得でき、コピ
ー機を上回る品質の画像を得ることができる。
【図１】シーリング関数による増幅・補正の説明図
【図２】本発明による多値画像のエッジ強調画像の生成
方法を示すフローチャート
方法を示すフローチャート
【図３】従来技術による多値画像のエッジ強調画像の生
成方法を示すフローチャート
成方法を示すフローチャート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 正浩 東京都八王子市元本郷町１丁目９番９号 中央電子株式会社内 (72)発明者 青木 満博 東京都八王子市元本郷町１丁目９番９号 中央電子株式会社内 (72)発明者 伊藤 巨貴 東京都八王子市元本郷町１丁目９番９号 中央電子株式会社内 (56)参考文献 特開 平７−123248（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−66977（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−169400（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−109262（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 1/40 - 1/409
Claims (1)
- 【請求項１】 イメージスキャナを用いて良好なエッジ
強調画像を取得する画像処理方法において、 イメージスキャナで読み取った多値画像をラプラシアン
８による微分法を用いてエッジを強調するとともに、シ
ーリング関数による増幅・補正をすることを特徴とする
エッジ強調画像の生成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000056171A JP3318586B2 (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | エッジ強調画像の生成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000056171A JP3318586B2 (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | エッジ強調画像の生成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001245158A JP2001245158A (ja) | 2001-09-07 |
| JP3318586B2 true JP3318586B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=18577171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000056171A Expired - Fee Related JP3318586B2 (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | エッジ強調画像の生成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3318586B2 (ja) |
-
2000
- 2000-03-01 JP JP2000056171A patent/JP3318586B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001245158A (ja) | 2001-09-07 |
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