JP3313896B2 - 板材加工機のバックゲージ - Google Patents

板材加工機のバックゲージ

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JP3313896B2 JP17820394A JP17820394A JP3313896B2 JP 3313896 B2 JP3313896 B2 JP 3313896B2 JP 17820394 A JP17820394 A JP 17820394A JP 17820394 A JP17820394 A JP 17820394A JP 3313896 B2 JP3313896 B2 JP 3313896B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、板材加工機のバック
ゲージに係り、更に詳細には、バックゲージに設けたワ
ーク突当て部の前後調整機構を改良した板材加工機のバ
ックゲージに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材加工機として例えばプレスブ
レーキ用のバックゲージに備えた突当て部に設けたワー
ク突当て部材の突当て微調整機構としては、溝にピンを
押し付け突当て部材の前後方向の位置調整をすると共
に、ネジにより平行調整を行っていた。
【0003】より詳細には、図6に示されているごと
く、バックゲージ101を構成する一部材である突当て
部103は、突当て基部105に装着された支持軸10
7に回動自在に設けられている。
【0004】前記突当て部103は、突当て部本体10
9と中間突当て部材111と突当て部材113とで構成
されている。前記突当て部本体109は前述したごとく
突当て基部105に支持軸107を介して上下方向(図
6において図面に直交した方向)へ回動自在となり、突
当て部本体109の基部には位置決め片115が一体的
に設けられている。この位置決め片115に当接し位置
決めを行う位置調節ネジ部材117が前記位置決め基部
105に設けられ、図示を省略したが押え板と位置調節
ネジ部材117との間に位置決め片115は挿入され
て、位置調節ネジ部材117の調節により突当て部本体
109は上下方向へ位置決めされる。
【0005】前記中間突当て部材111は、突当て部本
体109の先端左右両側に形成した溝119に押しピン
121と止めネジ123により固定され、また、前後方
向(図6において上下方向)の位置決めとしてネジ部材
125が中央に設けられている。そして、前記突当て部
本体109と中間突当て部材111との間に、前記ネジ
部材125に巻かれたスプリング127が設けられ、こ
のスプリング127の弾撥力により常時中間突当て部材
111は前方へ付勢されている。
【0006】上記構成により、押しピン121と止めネ
ジ123を適宜調節することにより、突当て部本体10
9に対して中間突当て部材111の左右方向(図6にお
いて左右方向)の位置を位置決めできると共に前後方向
の位置決めができる。
【0007】前記突当て部材113は、中間突当て部材
111の先端片側に突出して設けた軸受部111Aに垂
直に装着され支点軸129に装着されていて、突当て部
材113の他側側面にはスプリング131を係止したピ
ン133が螺着されている。前記スプリング131の他
側は、前記中間突当て部材111の側面に螺着したピン
135に係止されていて、常時突当て部材113を中間
突当て部材111側へ引っ張り付勢している。更に、中
間突当て部材111の前面に突出部111Bが形成さ
れ、この突出部に突当て部材113に装着された左右平
行調整ネジ137の先端が当接している。なお更に、突
当て部材113の前記支点軸129側には位置決めピン
139が設けられている。
【0008】上記構成により、左右平行調整ネジ137
を適宜回転せしめることにより、突当て部材113のワ
ーク当接面を平行に調整することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のバックゲージに備えたワーク突当て部材の微調整機
構では、突当て部本体109に形成した溝119に押し
ピン121と止めネジ123を挿入し、この押しピン1
21と止めネジ123を適宜調整すると共にネジ部材1
25により突当て部材113の前後方向の位置決めをす
る。また、左右平行調整ネジ137を適宜調整して突当
て部材113のワーク当接面の平行調整を行っている。
【0010】このため、突当て部材113の位置調整と
しては、多くの人手と時間を必要とすると共に、複雑な
構成部材によりコストアップとなり、且つ、作業性の向
上が図れないという問題があった。
【0011】この発明の目的は、突当て部材の左右の平
行調整をなくし、従来の突当て部と同一な厚みとし、且
つ、簡単な部材構成によりコストの低減と作業性の向上
を図った板材加工機のバックゲージを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のごとき従
来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明
は、板材加工機に備えた支持部材に、上下方向の厚さに
比較して左右方向の幅が大きく断面形状がほぼ4角形状
を呈するLMブロックを設け、上記LMブロッ クの左右
方向の中央部に上下方向の深さよりも左右方向の幅を広
く形成した前後方向の溝を設け、上下方向の厚さに比較
して左右方向の幅が大きく断面形状がほぼ4角形状を呈
するLMレールの両側を、多数の鋼球を介して前記溝内
に前後調節自在に係合して設け、前記LMレールの前端
側に、ワークを当接する当接板を一体的に設けたもので
ある
【0013】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
板材加工機のバックゲージにおいて、前記LMブロック
に対する前記当接板の前後位置を微調整自在の前後調整
ネジを左右方向のほぼ中央部に設けると共に前記LMブ
ロックに対して前記LMレールを常に後方向へ付勢する
弾機を前記LMレールの左右両側方に設けたものであ
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、板材加工機としては、例えば、プ
レスブレーキ、シヤリングマシン等があるが、機種に限
定するものではなく、また、板材加工機に備えたバック
ゲージも既に公知のものを採用しているため、詳細な図
示と説明を省略する。
【0015】本実施例の主要部であるバックゲージに備
えたワーク突当て部については、図1を参照するに、バ
ックゲージ1に備えたワーク突当て部3は、バックゲー
ジ1を構成する一部材である支持部材5に複数個配設さ
れていて、この支持部材5に設けた突当て基部7に装着
された支持軸9に回動自在にワーク突当て部3は設けら
れている。
【0016】ワーク突当て部3は、突当て部本体11と
突当て部材13とで構成されている。前記突当て部本体
11は前述したごとく突当て基部7に支持軸9を介して
上下方向(図1において面に直交する方向)へ回動自
在となり、突当て部本体11の基部には位置決め片15
が一体的に突設されている。
【0017】そして、位置決め片15は前記突当て基部
7に設けた位置調節ネジ部材17と図示を省略したが押
え板との間に挿入されている。
【0018】上記構成により、位置調節ネジ部材17を
適宜調整することにより、突当て部本体11は上下方向
へ位置決めされる。
【0019】前記突当て部本体11について更に詳細に
説明する。図2乃至図5を参照するに、突当て部本体1
1は、摺動部材19として例えばLMガイドにて構成さ
れ、LMガイドはLMブロック21に多数の剛球23を
介してLMレール25が移動自在に支承されている。
【0020】前記LMブロック21は、図4より明らか
なように、上下方向の厚さに比較して左右方向の幅が大
きく断面形状がほぼ4角形状を呈するものであって、こ
のLMブロック21の左右方向の中央部には、図4に示
されているように、上下方向の深さに比較して左右方向
の幅を広く形成した前後方向(図4においては紙面に垂
直な方向)の溝(符号なし)が形成されており、この溝
内に前記LMレール25が前後方向へ微調節自在に係合
してある
【0021】前記LMレール25は、図4より明らかな
ように、上下方向の厚さに比較して左右方向の幅が大き
く断面形状がほぼ4角形状を呈するものであって、この
LMレール25の両側が前記多数の鋼球23(図2をも
参照)を介して前記溝に前後調節自在に係合してあるも
のである
【0022】前記LMブロック21の後端には、前記位
置決め片15が一体的に設けられ、前記支持軸9が挿入
される穴27が形成されている。更に、LMブロック
の前側(図2において上側)にはフランジ部21Aが
左右両側に突設されていて、このフランジ部21Aには
詳細を後述する突当て部材13を引っ張る弾機を備えた
支持軸が挿入される穴29が前後方向に形成されてい
る。なお更に、フランジ部21Aの片側側面には指針を
取り付けるネジ穴31が形成されていて、LMブロック
21の前面には当接板33がビス35にて取り付けられ
ている。
【0023】前記LMレール25には、前記突当て部材
13を取り付ける複数の取付穴37が設けられ、LMレ
ール25の後端側(図2において下側)にはストッパプ
レート39が複数のビス41にて係止されている。ま
た、LMレール25の前側には溝43が形成されてい
る。
【0024】再び図1を参照するに、突当て部材13は
前記LMレール25に設けた取付穴37に装着される締
結部材45により一体的に固着され、突当て部材13の
左右の中央には前後調整ネジ47が螺合されていて、こ
の前後調整ネジ47の先端は前記LMブロック21に装
着された当接板33に当接する。
【0025】上記構成により、前後調整ネジ47を適宜
に回動することにより、突当て部材13は前後方向
が微調節される。
【0026】前記突当て部材13の前端にはワークWが
当接する当接板13Aを複数本の締結ボルト49にて一
体的に設けて構成されていて、突当て部材13の左右両
側には支持軸51が前記LMブロック21に設けた穴2
9に挿入されている。
【0027】そして、支持軸51には、弾機53として
例えばコイルスプリングが前記LMブロック21に形成
したフランジ部21Aの裏側に装着され、支持軸51に
装着されたワッシャ55を介してダブルナット57にて
弾機53は止められている。なお、符号59は弾機53
をガイドする案内筒である。更に、符号61は指針であ
りビス63により前記LMブロック21のフランジ部2
1Aの片側に設けたネジ穴31に螺合一体化されてい
る。
【0028】上記構成により、突当て部材13はLMブ
ロック21のフランジ部21Aに装着された弾機53を
備えた支持軸51により常時後方へ付勢されていて、前
後調整ネジ47の調整により位置調整がなされ、複数
配設されたワーク突当て部3に設けた突当て部材13に
一体的に設けた当接板13Aのワーク当接面を揃えるこ
とができる。
【0029】上述したごとく、突当て部材13を突当て
部本体11としての摺動部材19に一体的に設けたこと
により、突当て部材13の左右平行の調整をなくすと共
に従来のごとき押しピン,止めネジの調整が無くなる。
このため、調整が容易で簡単な部材構成により、コスト
の低減を図ると共に作業性の向上を図ることができ、ワ
ーク突当て部3の厚みも従来の厚みと同一とすることが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本発明は、板材加工機に備えた支持
部材(5)に、上下方向の厚さに比較して左右方向の幅
が大きく断面形状がほぼ4角形状を呈するLMブロック
(21)を設け、上記LMブロック(21)の左右方向
の中央部に上下方向の深さよりも左右方向の幅を広く形
成した前後方向の溝を設け、上下方向の厚さに比較して
左右方向の幅が大きく断面形状がほぼ4角形状を呈する
LMレール(25)の両側を、多数の鋼球(23)を介
して前記溝内に前後調節自在に係合して設け、前記LM
レール(25)の前端側に、ワーク(W)を当接する当
接板(13A)を一体的に設けたものである
【0031】また、請求項2に係る発明は請求項1に記
載の板材加工機のバックゲージにおいて、前記LMブロ
ック(21)に対する前記当接板(13A)の前後位置
を微調整自在の前後調整ネジ(47)を左右方向のほぼ
中央部に設けると共に前記LMブロック(21)に対し
て前記LMレール(25)を常に後方向へ付勢する弾機
(53)を前記LMレール(25)の左右両側方に設け
たものである
【0032】したがって、本発明によれば前述したごと
き従来の問題を解消することができるものである
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、バックゲージのワー
ク突当て部の平面図である。
【図2】この発明の摺動部材を示す一部断面を含む平面
図である。
【図3】図2における右側より見た側面図である。
【図4】図2におけるIV矢視の一部断面を含む側面図
である。
【図5】図2におけるV−V線に沿った拡大断面図であ
る。
【図6】従来例を示し、バックゲージのワーク突当て部
の平面図である。
【符号の説明】
1 バックゲージ 3 ワーク突当て部 11 突当て部本体 13 突当て部材 19 摺動部材 21 LMブロック(LMガイド) 25 LMレール(LMガイド)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機に備えた支持部材(5)に、
    上下方向の厚さに比較して左右方向の幅が大きく断面形
    状がほぼ4角形状を呈するLMブロック(21)を設
    け、上記LMブロック(21)の左右方向の中央部に上
    下方向の深さよりも左右方向の幅を広く形成した前後方
    向の溝を設け、上下方向の厚さに比較して左右方向の幅
    が大きく断面形状がほぼ4角形状を呈するLMレール
    (25)の両側を、多数の鋼球(23)を介して前記溝
    内に前後調節自在に係合して設け、前記LMレール(2
    5)の前端側に、ワーク(W)を当接する当接板(13
    A)を一体的に設けたことを特徴とする板材加工機のバ
    ックゲージ
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の板材加工機のバックゲ
    ージにおいて、前記LMブロック(21)に対する前記
    当接板(13A)の前後位置を微調整自在の前後調整ネ
    ジ(47)を左右方向のほぼ中央部に設けると共に前記
    LMブロック(21)に対して前記LMレール(25)
    を常に後方向へ付勢する弾機(53)を前記LMレール
    (25)の左右両側方に設けたことを特徴とする板材加
    工機のバックゲージ
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