JP3313462B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3313462B2 JP17087893A JP17087893A JP3313462B2 JP 3313462 B2 JP3313462 B2 JP 3313462B2 JP 17087893 A JP17087893 A JP 17087893A JP 17087893 A JP17087893 A JP 17087893A JP 3313462 B2 JP3313462 B2 JP 3313462B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ装置を内蔵し
たファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像を送受信するファクシミリ
装置は、受信画像などの画像を記録するために、感熱記
録装置や、レーザプリンタ装置などの画像記録装置を備
えている。
【0003】感熱記録装置は、構造が比較的単純で安価
に構成できるとともに、小型化に適しているために、比
較的安価な普及機タイプや小型機タイプのファクシミリ
装置に広く用いられている。
【0004】しかしながら、この感熱記録装置を用いた
場合には、記録紙として用いる感熱記録紙の特性上、
熱、摩擦、薬品、および、酸化などにより、画像が容易
に劣化し、記録画像の保存性が悪いという問題がある。
【0005】そこで、パーソナルコンピュータなどにハ
ードコピー装置として市販されている比較的安価なプリ
ンタ装置を、画像記録装置としてファクシミリ装置に組
み込むと、記録画像の保存性が良好なファクシミリ装置
を比較的安価に実現できると、考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、次のような不都合を生じていた。
【0007】すなわち、一般に、プリンタ装置は、図形
文字を記録出力するために用いられており、ライン単位
に画像を記録するファクシミリ装置とは、取り扱うデー
タのデータ構造が相違するため、プリンタ装置を単純に
組み込んだだけでは、ファクシミリ装置の画像記録装置
として用いることができない。
【0008】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、市販のプリンタ装置を組み込み、かつ、効率
よく画像を記録できるようにしたファクシミリ装置を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャラクタ単
位に文字コードデータを入力する外部インタフェース手
段と、上記外部インタフェース手段とは独立して入力し
た記録データを用いて印字部に出力するパラレル印字デ
ータをビット単位にゲートするとともに上記文字コード
データに対応した印字パターンデータの出力タイミング
をあらわす印字タイミング信号を出力するゲート回路を
備えたプリンタ装置を内蔵する一方、ファクシミリ画像
データの並びを、ラスタスキャン方向からこのラスタス
キャン方向と直交する方向に変換する直交変換手段と、
上記外部インタフェース手段に全黒キャラクタをあらわ
す上記文字コードデータを出力し、それに応答する上記
印字タイミング信号を入力するとともに、上記直交変換
手段から出力される画像データを上記印字部が入力可能
な形式に変換して得た印字パターンデータを、上記パラ
レル印字データと同一データ長毎に、上記印字タイミン
グ信号の入力に同期して、上記ゲート回路に転送するプ
リンタインタフェース手段と、上記直交変換手段が作業
用に用いるワークバッファを複数備え、上記全黒キャラ
クタの記録位置に上記印字パターンデータに対応した画
像を置き換えて記録するようにしたものである。また、
前記直交変換手段は、前記複数のワークバッファのうち
空き領域に直交変換後のファクシミリ画像データを保存
するとよい。
【0010】
【作用】したがって、ファクシミリ画像データをプリン
タ記録データに変換するときに最も処理時間を要するデ
ータの直交変換処理のためのワークバッファを複数使用
することができるので、プリンタ記録データを連続して
作成することができ、データ変換時の処理時間を短縮で
きる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0013】同図において、制御部1は、このファクシ
ミリ装置の各部の制御処理、プリンタ(後述)との間で
データをやりとりするためのプリンタインタフェース制
御処理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理を行う
ものであり、システムメモリ2は、制御部1が実行する
制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行す
るときに必要な各種データなどを記憶するとともに、制
御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメー
タメモリ3は、このグループ3ファクシミリ装置に固有
な各種の情報を記憶するためのものである。
【0014】スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、切換回路5は、プリンタ6
の外部接続端を、プリンタインタフェース回路7あるい
は外部コネクタ8のいずれか一方に接続するためのもの
である。
【0015】プリンタ6は、所定の解像度(例えば、3
60(ドット/25.4(mm))で、画像を記録出力
するためのものであり、いわゆるセントロニクスインタ
フェース仕様に準拠した信号インタフェース機能を備え
ており、この信号インタフェース機能を用いて、外部装
置との間で、種々のデータをやりとりする。
【0016】プリンタインタフェース回路7は、セント
ロニクスインタフェース仕様に準拠した信号インタフェ
ース機能のうち、物理的な接続回路機能を実現するとと
もに、データ記録時には、プリンタ6から出力されるロ
ードクロックLDCKに同期して、8ビットパラレル信
号の記録データPDTを出力するものである。操作表示
部9は、このファクシミリ装置を操作するためのもの
で、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0017】符号化復号化部10は、画信号を符号化圧
縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画
信号に復号化するためのものであり、画像処理部11
は、ファクシミリ画信号の並び方向を変換する直交変換
処理、および、ファクシミリ画信号をプリンタ6の記録
解像度に変換するための解像度変換処理を実現するもの
であり、画像蓄積装置12は、大容量のRAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)などからなり、符号化圧縮され
た状態の画情報を多数記憶するためのものである。
【0018】グループ3ファクシミリモデム13は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.33モデム、
V.29モデム、V.27terモデム)を備えてい
る。
【0019】網制御装置14は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0020】これらの、制御部1、システムメモリ2、
パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、プリン
タインタフェース回路7、操作表示部9、符号化復号化
部10、画像処理装置11、画像蓄積装置12、グルー
プ3ファクシミリモデム13、および、網制御装置14
は、システムバス15に接続されており、これらの各要
素間でのデータのやりとりは、主としてこのシステムバ
ス15を介して行われている。
【0021】また、網制御装置10とグループ3ファク
シミリモデム9との間のデータのやりとりは、直接行な
われている。また、切換回路5は、制御部1によりその
切換動作が制御されている。
【0022】図2は、プリンタ6の構成例を示してい
る。
【0023】同図において、記録制御部20は、このプ
リンタ6の各部の制御処理、および、セントロニクスイ
ンタフェース仕様の信号インタフェース機能制御処理を
実行するものである。
【0024】入力データバッファ21は、外部接続端よ
り入力した記録データ(文字コードデータ)を一時的に
蓄積するためのものであり、FIFO(先入れ先出し)
に構成されている。画像データバッファ22は、印字ヘ
ッド(図示略)が記録の主走査方向に1回移動するとき
に、印字ヘッドがおのおのの記録位置で記録するデータ
を保持するものである。フォントメモリ23は、文字コ
ードデータに対応する図形文字をドット集合で印字記録
するための字形データ(フォントデータ)を、所定の文
字コード集合について記憶するためのものである。
【0025】用紙搬送部24は、記録紙(いわゆる普通
紙)を記録の副走査方向に搬送するためのものであり、
キャリッジ駆動部25は、印字ヘッドを移動するキャリ
ッジ(図示略)を、所定の移動範囲内で往復移動するた
めのものである。
【0026】ゲート部26は、プリンタインタフェース
回路7から入力した記録データPDTを用いて、記録制
御部20から出力されるパラレル印字データをビット単
位にゲートして印字部27に出力するとともに、そのパ
ラレル印字データの出力タイミングをあらわすロードク
ロックLDCKを出力するものである。
【0027】したがって、記録制御部20は、外部装置
より入力して入力データバッファ21に保存している文
字コードデータを1つ取り出して、対応するフォントデ
ータをフォントメモリ23から読み出し、そのときの図
形文字の位置に対応した画像データバッファメモリ22
のアドレスに、その読み出したフォントデータを保存す
る。この文字コードデータのフォントデータ(画像デー
タ)への展開処理を、改行コードを見つけるまで繰り返
し行なう。
【0028】次いで、外部装置から指定された印字開始
位置に印字ヘッドが移動するまで、キャリッジ駆動部2
5によってキャリッジを高速移動し、それ以降は、より
低速な印字モード速度でキャリッジを移動するととも
に、印字ヘッドの印字位置に対応した記録データを画像
データバッファから順次読み出し、その記録データを印
字ヘッドで記録するための印字データ(後述)に変換
し、その印字データを印字部27に対して送出する。
【0029】キャリッジの1回の移動による印字動作を
終了すると、外部装置から指定された送り量に対応して
用紙搬送部24を駆動し、記録紙をその送り量に相当す
る距離、ライン方向(副走査方向)に移動する。
【0030】この動作を繰り返し行なって、1ページ分
の画像を記録する。1ページ分の記録動作を終了する
と、記録終了ページの排紙を行ない、後続ページを記録
するときには、次のページの記録紙を記録位置にまで搬
送する。
【0031】また、キャリッジを移動方向の一方の方向
に移動するときに印字ヘッドのドット数のライン数の記
録動作を行ない、キャリッジの往復時に2回分の印字動
作を行なって記録時間を短縮できる両方向印字動作モー
ドも備えている。
【0032】図3は、ゲート部26の一例を示してい
る。
【0033】本実施例では、印字部27は、縦方向(す
なわち、記録紙の副走査方向)に64ドットの印字幅を
備えており、この印字部27は、8ドット毎に8つのブ
ロックに分割されている。記録制御部20から出力され
る印字データのうち、信号HCOM1〜HCOM8(負
論理)は、8つのブロックのうち印字駆動するものを選
択するものであり、信号HSEG1〜HSEG8は、選
択されたブロックのおのおのの印字ドットの色(黒また
は白)を指定するためのものである。また、信号HSE
G1〜HSEG8は、論理Hレベルが黒を、論理Lレベ
ルが白をそれぞれあらわす。
【0034】信号HCOM1〜HCOM8は、印字部2
7のブロック選択入力端に加えられており、信号HSE
G1〜HSEG8は、オア回路30の入力端に加えられ
るとともに、アンド回路31,32,33,34,3
5,36,37,38の一方の入力端に加えられてい
る。
【0035】アンド回路31,32,33,34,3
5,36,37,38の他方の入力端には、プリンタイ
ンタフェース回路7から出力される記録データPDTの
各ビットデータが、ビット順序に加えられている。
【0036】ここで、例えば、全黒キャラクタのデータ
を印字するとき、記録制御部20は、印字部27の1回
の記録動作のために、図4(a)〜(p)に示すような
印字データを出力する。
【0037】すなわち、信号HCOM1〜HCOM8を
順次所定の期間論理Lレベルに設定して、印字部27の
ドット27aのおのおののブロックBL1,BL2,B
L3,BL4,BL5,BL6,BL7,BL8を選択
するとともに、その選択している期間に同期して、信号
HSEG1〜HSEG8を全て黒をあらわす論理Hレベ
ルに設定する。
【0038】これにより、おのおののブロックBL1,
BL2,BL3,BL4,BL5,BL6,BL7,B
L8で、全てのドットが黒色に印字され(同図(q)参
照)、それによって、印字部27の64ドットの全てが
黒色に印字される。
【0039】また、このようにして、全黒キャラクタを
印字するときには、全ての信号HCOM1〜HCOM8
の出力タイミングで、信号HSEG1〜HSEG8が全
て論理Hレベルに設定されるので、全てのアンド回路3
1,32,33,34,35,36,37,38は、全
ての信号HCOM1〜HCOM8の出力タイミングで動
作可能な状態になる。
【0040】それとともに、図5(a)〜(p)に示す
ように、全ての信号HCOM1〜HCOM8の出力タイ
ミングで、信号HSEG1〜HSEG8のいずれか1つ
以上が論理Hレベルに立ち上がっている期間、ロードク
ロックLDCKが論理Hレベルに立ち上がる(同図
(q)参照)。
【0041】そこで、同図(r)に示すように、ロード
クロックLDCKの立ち下がりのタイミングで、プリン
タインタフェース7から出力する記録データPDTの内
容を、ブロックBL1,BL2,BL3,BL4,BL
5,BL6,BL7,BL8にそれぞれ対応した値に順
次変更することで、印字部27の1回の印字動作に必要
な64ビット分の記録データPDTを、印字部27に与
えることができる。
【0042】さて、例えば、プリンタ6を10(文字/
25.4(mm))の文字間隔で記録動作させると、こ
のときの1つの図形文字は、図6に示すように、主走査
方向に36ドットの寸法をもつ。したがって、1つの図
形文字は、主走査方向に36ドット、かつ、副走査方向
に64ドット(印字部27の印字幅)のキャラクタボッ
クスCPSを占有する。
【0043】すなわち、上述した記録データPDTの出
力処理を、36回繰り返し行なうことで、1つのキャラ
クタボックスCPSに相当する部分の画像を記録するこ
とができる。
【0044】このようにして、プリンタ6を用いて、1
キャラクタボックスCPSに相当する画像を記録出力す
ることができ、これを記録幅に対応して繰り返すこと
で、1キャリッジスキャンに相当する部分の画像を記録
出力することができる。
【0045】また、プリンタ6は、図7に示すように、
10(文字/25.4(mm))の文字間隔の場合、主
走査方向に80キャラクタの印字幅を備えている。した
がって、この場合の主走査方向の総印字ドット数は28
80ドットになる。
【0046】制御部1は、例えば、ファクシミリ受信画
像を記録出力するとき、ファクシミリ画情報を符号化復
号化部10によってライン単位のファクシミリ画信号に
復号化し、そのファクシミリ画信号を、画像処理部11
によって直交変換するとともに、プリンタ6の記録解像
度に解像度変換して、記録データを形成する。そして、
その記録データを64ライン単位に、図8に示すような
記録データバッファに一旦保存する。この記録データバ
ッファは、1ライン当たり2880ビットのデータを、
64ライン分記憶可能な記憶容量を備えており、システ
ムメモリ2に形成される。
【0047】ここで、直交変換処理は、ファクシミリ画
像データが主走査方向に並ぶデータであるのに対し、記
録データPDTが副走査方向に64ドット分並ぶデータ
であるため、データを転送するときにデータを区切る方
向が異なるために行うものである。
【0048】また、画像処理部11は、次のような解像
度変換処理を実行する。
【0049】例えば、ファクシミリ画信号の解像度が、
主走査方向に8(ドット/mm)で副走査方向に3.8
5(ライン/mm)のいわゆる標準解像度で、かつ、プ
リンタ6の記録解像度が上述したように、360(ドッ
ト/25.4(mm))の場合、主走査方向には、17
ドットを30ドットに増やす処理を行い、また、副走査
方向には、17ドット(ライン)を62ドットに増やす
処理を行う。
【0050】すなわち、主走査方向については、ファク
シミリ画像データを17ドット抽出し、この17ドット
単位に、1,2,3,5,6,7,9,10,11,1
3,14,15,17ドット目の内容をそれぞれ2ドッ
トに増やすとともに、4,8,12,16ドット目の内
容を1ドットずつとり、それぞれのドット順序を保存し
た状態で、30ドットの印字データを形成する。
【0051】また、副走査方向については、ファクシミ
リ画像データの17ライン単位に、1,4,8,11,
14,17ライン目をそれぞれ3ラインに増やすととも
に、2,3,5,6,7,9,10,12,13,1
5,16ライン目をそれぞれ4ラインに増やし、それぞ
れのライン順序を保存した状態で、62ラインの印字デ
ータを形成する。
【0052】これにより、変換後の主走査方向の倍率が
99.6%で、かつ、副走査方向の倍率が99.1%に
なる。
【0053】ここでは、ファクシミリ画信号の解像度
が、主走査方向に8(ドット/mm)で副走査方向に
3.85(ライン/mm)の標準解像度の場合について
示したが、それ以外の解像度、例えば、主走査方向に8
(ドット/mm)で副走査方向に7.7(ライン/m
m)の解像度(いわゆるディテール解像度)、主走査方
向に8(ドット/mm)で副走査方向に15.4(ライ
ン/mm)の解像度(いわゆるセミスーパーファイン解
像度)の場合についても、同様の解像度変換処理を実行
する。例えば、ディテール解像度の場合、副走査方向に
ついては、35ドットを64ドットに増やし、また、セ
ミスーパーファイン解像度の場合、副走査方向について
は、70ドットを64ドットに減らすようにするとよ
い。
【0054】図9は、1つのファクシミリ文書の画像を
記録出力するときに制御部1が実行する処理例を示して
いる。
【0055】まず、制御部1は、ファクシミリ文書の記
録動作なので、切換回路5により、プリンタインタフェ
ース回路7を選択する。そして、画像蓄積装置11の空
き領域の大きさを求めて、その空き領域に直交変換処理
後のデータを保存するための直交変換バッファを、空き
領域の大きさに対応した最大限の個数(少なくとも2個
以上)確保する(処理101)。
【0056】次いで、記録するページを選択し(処理1
02)、そのページのファクシミリ画情報を符号化復号
化部10で復号化して元のファクシミリ画信号を形成
し、そのファクシミリ画信号に対して画像処理部11の
直交変換処理を開始するとともに(処理103)、画像
処理部11の解像度(画素密度)変換を開始する(処理
104)。
【0057】そして、1ページ分の記録動作を終了する
まで、キャリッジを一方向に移動して印字部27による
印字動作を行なうキャリッジ1スキャン記録処理(処理
105)を、繰り返し行う(判断106のNOルー
プ)。
【0058】1ページ分の記録動作を終了して、判断1
06の結果がYESになるときには、記録出力するファ
クシミリ文書の全てのページについての記録動作が終了
したかどうかを調べて(判断107)、判断107の結
果がNOになるときには、処理102に戻って、次のペ
ージについての記録動作を行なう。また、判断107の
結果がYESになるときには、一連の記録動作が終了し
たので、この処理を終了する。
【0059】図10は、直交変換処理の一例を示してい
る。なお、この直交変換処理は、メインの処理により起
動されて、他の処理と並列に実行される。
【0060】まず、画像蓄積装置11に確保した複数の
直交変換バッファのうち、未使用で空いているものを探
し(処理201)、この処理を、使用可能な直交変換バ
ッファが見つかるまで繰り返し実行する(判断202の
NOループ)。
【0061】使用可能な直交変換バッファが見つかっ
て、判断202の結果がYESになるときには、そのと
きに記録する画情報を符号化復号化部10で復号化し
て、1処理単位(例えば、8ライン)分の画信号を形成
し(処理203)、これによって得た画信号を直交変換
してその変換後のデータをそのときに選択した直交変換
バッファに保存する(処理204)。
【0062】そして、1ページ分の直交変換処理を終了
したかどうかを調べて(判断205)、判断205の結
果がNOになるときには、処理201に戻り、次の1処
理単位の直交変換処理を実行する。また、判断205の
結果がYESになるときには、この直交変換処理を終了
する。
【0063】図11は、画素密度変換処理の一例を示し
ている。。なお、この画素密度変換処理は、メインの処
理により起動されて、他の処理と並列に実行される。
【0064】まず、1つ以上の直交変換バッファに、デ
ータが保存されているかどうかを調べ(判断301)、
判断301の結果がNOになるときには、処理データが
いずれかの直交変換バッファに保存されるまで待つ。処
理データが保存されているときで、判断301の結果が
YESになるときには、記録データバッファが空いてい
るかどうかを調べ(判断302)、判断302の結果が
NOになるときには、記録データバッファが空くまで待
つ。
【0065】記録データバッファが空いて、判断302
の結果がYESになると、そのときの処理データを保存
している直交変換バッファからデータを取り出して、上
述した画素密度変換処理を実行し、その処理結果のデー
タを、記録データバッファに保存する(処理303)。
【0066】次に、1ページ分の処理が終了したかどう
かを調べて(判断304)、判断304の結果がNOに
なるときには、判断301に戻り、次の処理単位データ
についての画素密度変換処理を実行する。また、判断3
04の結果がYESになるときには、この処理を終了す
る。
【0067】このようにして、本実施例では、複数の直
交変換バッファを確保しているので、画像の記録出力時
に最も処理時間を要する直交変換処理を、プリンタ6に
対するデータ記録動作に先行して実行でき、それによ
り、プリンタ6の記録動作を連続的に実行できるので、
プリンタ6の記録効率が向上する。
【0068】ところで、直交変換時に、例えば、8×8
の画信号の処理単位毎に全白の部分を見つけ、その全白
の部分については、直交変換処理を実行せずに、全白デ
ータを直接直交変換バッファに保存するようにすること
もできる。この場合、全白部分については直交変換を実
行しないので、処理時間を短縮することができる。
【0069】また、上述した実施例では、ファクシミリ
画情報を記録出力する場合について説明したが、上述し
た処理は、コピー動作、および、レポート画像の記録出
力動作についても同様にして適用することができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファクシミリ画像データをプリンタ記録データに変換す
るときに最も処理時間を要するデータの直交変換処理の
ためのワークバッファを複数使用することができるの
で、プリンタ記録データを連続して作成することがで
き、データ変換時の処理時間を短縮できるという効果を
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置を示すブロック図。
【図2】プリンタの一例を示すブロック図。
【図3】ゲート部の一例を示すブロック図。
【図4】プリンタの印字部の記録動作について説明する
ための動作波形図および概略図。
【図5】本発明にかかる画像データ記録動作について説
明するための動作波形図。
【図6】キャラクタボックスを説明するための概略図。
【図7】プリンタの1ページ分の記録動作を説明するた
めの概略図。
【図8】記録データバッファを説明するための概略図。
【図9】1文書記録時の処理例を示すフローチャート。
【図10】直交変換処理の一例を示すフローチャート。
【図11】画素密度変換処理の一例を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 制御部 2 システムメモリ 5 切換回路 6 プリンタ 7 プリンタインタフェース回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャラクタ単位に文字コードデータを入
    力する外部インタフェース手段と、上記外部インタフェ
    ース手段とは独立して入力した記録データを用いて印字
    部に出力するパラレル印字データをビット単位にゲート
    するとともに上記文字コードデータに対応した印字パタ
    ーンデータの出力タイミングをあらわす印字タイミング
    信号を出力するゲート回路を備えたプリンタ装置を内蔵
    する一方、 ファクシミリ画像データの並びを、ラスタスキャン方向
    からこのラスタスキャン方向と直交する方向に変換する
    直交変換手段と、 上記外部インタフェース手段に全黒キャラクタをあらわ
    す上記文字コードデータを出力し、それに応答する上記
    印字タイミング信号を入力するとともに、上記直交変換
    手段から出力される画像データを上記印字部が入力可能
    な形式に変換して得た印字パターンデータを、上記パラ
    レル印字データと同一データ長毎に、上記印字タイミン
    グ信号の入力に同期して、上記ゲート回路に転送するプ
    リンタインタフェース手段と、 上記直交変換手段が作業用に用いるワークバッファを複
    数備え、 上記全黒キャラクタの記録位置に上記印字パターンデー
    タに対応した画像を置き換えて記録することを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記直交変換手段は、前記複数のワーク
    バッファのうち空き領域に直交変換後のファクシミリ画
    像データを保存することを特徴とする請求項1記載のフ
    ァクシミリ装置。
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