JP3313444B2 - エポキシプレポリマー用の架橋剤として好適な、ペルフルオロポリエーテル鎖およびカルボキシル末端基を含むプレポリマー - Google Patents

エポキシプレポリマー用の架橋剤として好適な、ペルフルオロポリエーテル鎖およびカルボキシル末端基を含むプレポリマー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、フッ素化エポキシ樹脂に関す
る。更に詳しくは、本発明は、エポキシプレポリマー用
の新規なフッ素化架橋剤および該架橋剤を使用して製造
される新規なフッ素化エポキシ樹脂に関する。ヨーロッ
パ特許出願第271,873号は、ペルフルオロアルキ
レン鎖を含むエポキシプレポリマーの架橋により製造さ
れる新規なフッ素化エポキシ樹脂を記載している。ヨー
ロッパ特許出願第212,319号は、エポキシプレポ
リマーがペルフルオロポリエーテル鎖を含む類似の樹脂
を開示している。これらのフッ素化樹脂は良好な表面特
性を有するが、それらの機械的特性は劣っている。
【0002】ここで、驚くべきことに、以下に説明する
特殊なフッ素化プレポリマーを、通常の非フッ素化エポ
キシプレポリマーの架橋剤として使用することにより、
優れた機械的特性と共に非常に良好な表面特性ならびに
非常に良好な化学的および熱的安定性を示すフッ素化エ
ポキシ樹脂を製造できることが分かった。そこで、本発
明の目的は、ペルフルオロポリエーテル鎖またはフルオ
ロポリエーテル鎖および末端のカルボキシル基またはカ
ルボキシル基および水酸基を含む、特にエポキシプレポ
リマーの架橋に好適な、新規なプレポリマーを提供する
ことである。もう一つの目的は、上記の優れた特性を組
み合わせて有する新規なフッ素化エポキシ樹脂を提供す
ることである。
【0003】これらの目的の中の第一の目的は、ペルフ
ルオロポリエーテル鎖またはフルオロポリエーテル鎖、
および2個の−COOH、または1個の−COOHおよ
び1個の−OHから選択された2個の末端官能基を含ん
で成るプレポリマーにより達成される。これらのプレポ
リマーは式 [式中、Qは、 1)−CF2 −O−(CF2 CF2 O)m (CF2 O)p −CF2 − (V) (式中、単位(CF2 CF2 O)および(CF2 O)は
鎖に沿ってランダムに分布し、m/pは0.2〜2であ
る。)、 2)−CF2 −CH2 (OCF2 −CF2 −CH2 r −O−R1 −O− (CH2 −CF2 −CF2 O)s −CH2 −CF2 − (VI) (式中、R1 は1〜10個の炭素原子を有するフルオロ
アルキレン基であり、r/sは0.8〜1.2であ
る。)、 に沿ってランダムに分布し、X=FまたはCF3 、t/
u=0.6〜2.0、u/vは10より大きい。)、お
よび (式中、R2 は1〜10個の炭素原子を有するペルフル
オロアルキレン基であり、c/f=0.8〜1.2であ
る。)からなる群から選択された、平均分子量が500
〜10,000のペルフルオロポリエーテル鎖またはフ
ルオロポリエーテル鎖である。]に相当する。
【0004】Tは、ジカルボン酸またはテトラカルボン
酸の無水物に由来する、所望により塩素原子を含む、2
価の脂肪族、芳香族、シクロアルキレンまたはシクロア
ルケン炭化水素基であり、nは0〜5であり、xおよび
yは、同一であるか、または互いに異なるものであっ
て、0または1に等しいが、ただしx+yは1または2
に等しい。これらの新規な化合物であるプレポリマー
は、式 HO(CH2 CH2 O)n −CH2 −Q−CH2 (OCH2 CH2 n OH (I) (式中、Qおよびnは上記と同じ意味を有する。)のペ
ルフルオロポリエーテルまたはフルオロポリエーテルジ
オールを、所望により塩素原子を含む、脂肪族、芳香
族、シクロアルカンまたはシクロアルケンジカルボン酸
またはテトラカルボン酸の1種以上の無水物と反応させ
ることにより製造される。
【0005】したがって、1種以上の無水物を使用する
場合、プレポリマー(XI)は、使用した各種の無水物に由
来する基に応じて、異なった意味の基Tを含む。ジオー
ルと無水物の反応は、通常20〜200℃、好ましくは
100〜150℃の温度で行われる。溶剤は所望により
使用する。使用する場合、その溶剤は一般的にCCl2
F−CClF2 の様なペルフルオロポリエーテル、また
はその様な溶剤とケトン、例えばアセトンまたはメチル
エチルケトン、あるいはエステル、例えば酢酸ブチルま
たは酢酸アミル、との混合物である。ペルフルオロポリ
エーテル鎖またはフルオロポリエーテル鎖の平均分子量
は好ましくは500〜5,000である。基Tが脂肪族
である場合、その基は通常4〜18個の炭素原子を有す
る。その基が環状である場合、通常6〜12個の炭素原
子を有する。環状ジカルボン酸に由来する、Cl原子を
含む環状基Tは、一般的にその様な原子の数が多く、C
l原子とH原子の比率が通常2以上に相当する。
【0006】上記のプレポリマー製造に有用な無水物と
しては、下記の化合物がある。 − 式
【化2】 の無水ヘキサクロロ−エンドメチレン−テトラヒドロフ
タル酸(クロレンド酸無水物)。対応する基Tは、この
式および下記の式において、その式から無水物官能基
(−CO−O−CO−)を除去することによって得られ
る。 − 無水フタル酸:
【化3】 − 無水ヘキサヒドロフタル酸:
【化4】 − 無水トリメリト酸:
【化5】 − 無水ピロメリト酸:
【化6】 − 無水メチル−エンドメチル−テトラヒドロフタル酸
(メチルナド酸無水物):
【化7】 − 無水メチルテトラヒドロフタル酸 − 無水2−ドデシル−コハク酸 − 無水テトラクロロフタル酸
【0007】本発明により使用できる無水物の混合物の
中で、例えばクロレンド酸無水物と無水ヘキサヒドロフ
タル酸の共融混合物の様な共融組成を有する混合物を使
用することができる。ペルフルオロポリエーテルジオー
ル(A)と無水物(B)の反応において、A/Bモル比
は一般的に1.0/0.5〜1.0/3.0、好ましく
は1.0/1.5〜1.0/2.0である。上記のA/
Bモル比の値により、付加物の異なった混合物が得られ
る。
【0008】n=0であるペルフルオロポリエーテルお
よびフルオロポリエーテルジオール(XI)は公知の化合物
である。ペルフルオロポリエーテル鎖(V)に対応する
化合物は、伊国特許第903,446号に記載されてい
る。鎖(VI)に対応する、n=0のジオールは、ヨーロッ
パ特許出願第148,482号に記載されているフッ化
ジアシルの還元により得られる。鎖(VII) に対応する、
n=0のジオールは、米国特許第3,665,041号
に記載されているフッ化ジアシルから出発し、米国特許
第3,847,978号および第3,810,874号
に記載されている方法により得られる。鎖(VIII)に対応
するジオールは、ヨーロッパ特許出願第151,877
号に記載されている方法により製造される。
【0009】nが1〜5であるペルフルオロポリエーテ
ルおよびフルオロポリエーテルジオール(I)は、n=
0である化合物から出発し、エトキシル化により製造さ
れる。このためには、n=0であるジオールを、室温
で、約5〜10%のアルコラートを形成する様な量のナ
トリウムアルコキシドで処理することができる。続い
て、反応生成物を所望量のエチレンオキシドで温度50
〜100℃で、エチレンオキシドを一度に加えるか、あ
るいは数回に分けて加えることにより処理する。エトキ
シル化により製造するペルフルオロポリエーテルおよび
フルオロポリエーテルジオールにおける「n」の値は、
好ましくは1〜2である。
【0010】本発明は、ペルフルオロポリエーテル鎖ま
たはフルオロポリエーテル鎖、および2個の−COO
H、または1個の−COOHおよび1個の−OHから選
択された2個の末端官能基を含む、第二の種類のプレポ
リマーをも提供する。これらのプレポリマーは、新規化
合物であり、式 [式中、T、Q、x、yおよびnは、上記と同じ意味を
有し、 B1 =Hまたは−[(CH2 z −COO]d 1 −H、 B2 =Hまたは−[(CH2 z −COO]d 2 −H (式中、zは3〜11、好ましくは3〜7の整数であ
り、d 1 およびd 2 は、同一であるか、または互いに異
なるものであって、0〜8、好ましくは0〜4の整数で
あるが、ただしB1 およびB2 の一方だけがHであるこ
とができ、d 1 d 2 の合計は1以上である。)であ
る]に対応する。
【0011】該第二の種類のプレポリマーは、第一の種
類のプレポリマー(ペルフルオロポリエーテルまたはフ
ルオロポリエーテルジオールと1種以上の無水物の付加
物)を5〜12個の炭素原子を有するラクトンと反応さ
せることにより製造される。付加物とラクトンの反応は
通常80℃〜200℃、好ましくは100℃〜150℃
で行なう。溶剤は所望により使用する。使用する場合、
その溶剤は一般的にCCl2 F−CClF2 の様なペル
フルオロポリエーテル、またはその様な溶剤とケトンま
たはエステル、例えば上記の化合物との混合物である。
5〜8個の炭素原子を有するラクトンが好ましい。付加
物/ラクトンのモル比は、一般的に1.0/0.5〜
1.0/5.0、好ましくは1.0/1.0〜1.0/
3.0である。
【0012】本発明の別の目的は、公知の非フッ素化エ
ポキシプレポリマーを、上記の第一および第二の種類か
ら選択された1種以上のフッ素化架橋剤、および所望に
より1種以上の公知の、フッ素を含まない架橋剤を使用
して架橋させることにより製造される新規なフッ素化エ
ポキシ樹脂である。一般的に、その様な樹脂は1〜15
重量%、より一般的には1〜10重量%のフッ素を含
む。
【0013】公知の非フッ素化エポキシプレポリマーと
しては、例えば下記のプレポリマーがある。 − ビスフェノールAとエピクロロヒドリンから得られ
るプレポリマー − 水素化ビスフェノールAとエピクロロヒドリンから
得られるプレポリマー − クレゾール系エポキシプレポリマーノボラック − ビスフェノールFとエピクロロヒドリンから得られ
るプレポリマー − ビスフェノールSとエピクロロヒドリンから得られ
るプレポリマー − フェノールとグリシドエーテルから得られる多核プ
レポリマー − テトラグリシジル−メチレン−ジアニリンプレポリ
マー − トリグリシジルイソシアヌレートプレポリマー − ジグリシジルヒダントインプレポリマー − エピクロロヒドリンとハロゲン化ビスフェノール、
例えばテトラブロモビスフェノールAおよびテトラクロ
ロビスフェノールA、から得られるプレポリマー− 環
状脂肪族プレポリマー 所望により使用される非フッ素化架橋剤はそれ自体公知
であり、特にジカルボン酸またはテトラカルボン酸の無
水物、多官能性アミン、ポリアミド、ポリアミノアミド
(ポリアミンおよび脂肪酸の二量体から得られる)、ポ
リフェノール、ポリチオール、ポリカルボン酸およびポ
リイソシアネートがある。架橋反応は、公知の方法によ
り行なう。反応温度は一般的に80〜200℃である。
【0014】架橋反応は、塊状でに、または架橋樹脂の
用途に応じて溶液中で予備混合して、行なうことができ
る。液体であることが多い試薬は多くの場合、溶剤を使
用せずに混合できる。試薬の幾つかが固体である、およ
び/または反応を溶液中で行なう場合、試薬は好適な溶
剤、特にエステル(酢酸ブチルまたは酢酸アミルの様
な)、ケトン(アセトンおよびメチルエチルケトンの様
な)および芳香族炭化水素(キシレンおよびトルエンの
様な)に溶解させることができるが、その様な溶剤は、
所望により1,1,2−トリクロロトリフルオロエタン
の様なペルフルオロポリエーテルの溶剤と混合して使用
する。エポキシプレポリマー100重量部に対して、一
般的に、フッ素化架橋剤2〜80部および水素化架橋剤
0〜80部を使用する。単一のエポキシプレポリマーを
使用する代わりに、その様なプレポリマーの混合物を使
用することもできる。
【0015】エポキシプレポリマーおよび架橋剤の混合
物に、n−ブチルイミダゾール、トリス(ジメチルアミ
ノフェニル)フェノール、ベンジルジメチルアミン、ト
リエタノールアミンおよびジシアナミドの様な公知の促
進剤を加えることができる。その様な促進剤はエポキシ
プレポリマーに対して一般的に0.5〜1重量%の量で
使用する。水素化架橋剤としてポリイソシアネートを使
用する場合、ジラウリン酸ジブチルジスズ、酢酸ジブチ
ルスズ、酸化ジブチルスズ、アセトン酸アセチル鉄およ
びチタンアルコラート(例えばチタンテトライソプロピ
ラート)の様な公知の触媒を使用することができる。そ
の様な触媒は、各成分の総量に対して一般的に0.00
1〜2、好ましくは0.01〜0.5重量%の量で使用
する。エポキシプレポリマーおよび架橋剤の混合物は、
架橋樹脂の用途に応じて、顔料および充填材の様な他の
通常の成分を含むこともできる。
【0016】本発明のもう一つの目的は、破断時におけ
る曲げひずみ%が非常に高い製品を得ることができる、
本発明のエポキシ樹脂の製造方法を提供することであ
る。この製法は2工程からなる。第一工程で、エポキシ
プレポリマーを、連鎖延長反応を起こす様な条件下で前
記フッ素化架橋剤と反応させるが、このために、カルボ
キシル基とエポキシ基の反応用の触媒を使用する。好適
な触媒は、CTBN(カルボキシ末端を有するブタジエ
ンニトリル)プレポリマーとエポキシプレポリマーの反
応に使用する触媒、特にトリフェニルホスフィンおよび
第4ホスホニウム塩、例えばヨウ化エチルトリフェニル
ホスホニウムである。この工程では、エポキシプレポリ
マーはフッ素化架橋剤に対して過剰に使用する。より精
確には、前者と後者のモル比は一般的に2〜20、好ま
しくは2〜6である。第二工程では、所望により、エポ
キシプレポリマーの追加量および非フッ素化架橋剤を、
第一工程の反応生成物に加えるが、エポキシプレポリマ
ーと該反応生成物のモル比は0〜10、好ましくは一般
的に2〜5であり、その後、架橋反応を通常の条件下で
行なう。
【0017】本発明のフッ素化エポキシ樹脂は、非フッ
素化エポキシ樹脂よりはるかに高い機械的および化学物
理的特性を示す。フッ素化エポキシプレポリマーから出
発して製造したフッ素化エポキシ樹脂は、機械的特性が
最も大きく改良されている。特に、本発明のフッ素化エ
ポキシ樹脂は、優れた機械的特性を有することに加え
て、 − 加水分解、化学薬品および大気中の物質に対する安
定性が高い、 − 熱安定性が高い、 − 屈折率が低い、 − 湿潤性が低い、 − 寸法安定性が高い、 − 自己潤滑性がある、 − はつ油性およびはっ水性が高い、 − 難燃性がある、 − 誘電率が低い のが特徴である。本発明のエポキシ樹脂は、その傑出し
た特性のために、接着剤、高性能構造材料および複合材
料(例えば航空機および電子工学分野)、光ファイバ
ー、磁気テープおよび磁気ディスク用のコーティング
材、航空機および宇宙分野で使用する塗料、溶剤に浸漬
する機械部品および腐食にさらされる金属構造用のコー
ティング材などの用途に使用できる。下記の実施例によ
り本発明を説明するが、これらの実施例は本発明を制限
するものではない。
【0018】実施例1 実施例1〜6は、ペルフルオロポリエーテルジオールと
無水物の付加物の製造に関する。この実施例では、ペル
フルオロポリエーテルジオールとして、式 OH−CH2 −CF2 −(CF2 CF2 O)m (CF2 O)p − CF2 −CH2 OH (IX) の、平均分子量が2,000で、m/p=1である、モ
ンテフルオス製のフォンブリンZ DOL 2000を
使用した。該ジオール200g(0.1モル)をクロレ
ンド酸無水物55g(0.15モル)と混合し、150
℃で1時間還流加熱した。式(XI)中、 Q=−CF2 −(CF2 CF2 O)m (CF2 O)p
CF2
【化8】 n=0 である化合物に相当する付加物の混合物が得られた。そ
の様な生成物は19F NMR分析および 1H NMR分
析により確認された。
【0019】実施例2 ペルフルオロポリエーテルジオールとして、式 OH−(CH2 CH2 O)n −CH2 −CF2 −O(CF2 −CF2 O)m − (CF2 O)p −CF2 −CH2 −(OCH2 CH2 n OH (X) の、平均分子量が2,000で、m/p=1およびn=
1.5である、モンテフルオス製のフォンブリンZ D
OL TX2000を使用した。該ジオール220g
(0.1モル)をクロレンド酸無水物55g(0.15
モル)と混合し、150℃で1時間還流加熱した。式(X
I)中、QおよびTは実施例1と同じであり、n=1.5
である化合物に相当する付加物の混合物が得られた。そ
の様な生成物は19F NMR分析および 1H NMR分
析により確認された。
【0020】実施例3 フォンブリンZ DOL 2000 200g(0.1
モル)を、無水ヘキサヒドロフタル酸およびクロレンド
酸無水物の共融混合物23g(0.15モル)と混合
し、1時間還流加熱した。
【0021】実施例4 フォンブリンZ DOL TX2000 220g
(0.1モル)を、実施例3の共融混合物23g(0.
15モル)と混合し、150℃で1時間還流加熱した。
【0022】実施例5 フォンブリンZ DOL 2000 220g(0.1
モル)を、実施例3の共融混合物18g(0.15モ
ル)と混合し、150℃で1時間還流加熱した。
【0023】実施例6 フォンブリンZ DOL TX2000 220g
(0.1モル)を、同じ実施例5の無水物の共融混合物
18g(0.15モル)と混合し、150℃で1時間還
流加熱した。
【0024】実施例7 実施例1〜6の付加物をεカプロラクトンと、εカプロ
ラクトン/付加物のモル比2で反応させた。150℃で
1時間還流加熱した。下記の反応生成物が確認された。付加物を得た実施例 εカプロラクトンとの反応生成物 1 7a 2 7b 3 7c 4 7d 5 7e 6 7f
【0025】実施例8 下記の各種の混合物から出発してエポキシ樹脂を製造し
た。 a)ビスフェノールA系エポキシプレポリマー(シェル
社製エピコート828): 100g b)実施例2の、または実施例7のフッ素化架橋剤(比
較のために、フッ素化架橋剤を含まない混合物も製造し
た。) c)水素化架橋剤:無水ヘキサヒドロフタル酸(HHP
A) d)ベンジルジメチルアミン(BDMA)からなる促進
剤 各成分の量(重量部)を表1に示す。攪拌により各成分
を均質化した後、その混合物を120℃に加熱し、この
温度に24時間保持した。 表1成分 樹脂E1 樹脂E2 樹脂E3 樹脂E4 樹脂E5 エピコート828 100 100 100 100 100 HHPA 80 74 71 74 71 BDMA 1 1 1 1 1 実施例2の架橋剤 − 10 25 − − 実施例7bの架橋剤 − − − 10 25 フッ素量(重量%) 0 2.85 6.7 1.5 3.5 表1の混合物を、長さ100mm、幅12mmおよび深さ3
mmの長方形の窪みを有するポリテトラフルオロエチレン
製の小さな開放鋳型中に流し込んだ。架橋は、120℃
で24時間、150℃で3時間および180℃で1時間
行なった。得られた試料について下記の評価を行なっ
た。 a)フォウクス−ヤング法による表面エネルギーの測定 b)規格ASTM 570−81による、沸騰水中8時
間浸漬による吸水性 c)規格ASTM D790による、破断時の曲げ強度
および曲げひずみ(%)
【0026】金属に対する接着性の品質を評価するため
に、直径1.5cm、高さ4cmの2個の軟鋼製円筒の対向
する面間に各種の混合物を広げ、次いでこれらの円筒を
互いに押し付けた。混合物層を上記の様に120℃、1
50℃および180℃で架橋熱サイクルにかけた。続い
て、樹脂により接着した円筒の対を10mm/分の速度で
引っ張りにかけ、破断応力を測定した。その値を円筒の
断面積で割ることにより、接着強度を求めた。各種試験
の結果を表2に示す。 表2 樹脂の種類 E1 E2 E3 E4 E5 曲げ強度(MPa) 68.1 105.3 98.7 111.5 102.4 破断時の曲げひずみ(%) 2.4 4.2 4.8 4.1 4.9 100 ℃における吸水性 1.36 1.08 1.07 1.15 1.12 表面エネルギー(mN/m) 30.3 20.8 20.1 20.2 20.1 接着強度(MPa) 32.5 55.4 41.3 43.0 測定せず 表2から、測定した特性はすべて、本発明の樹脂の場合
(E2、E3、E4、E5)においてはるかに優れてい
ることが分かる。
【0027】実施例9 比較のために、フッ素化エポキシプレポリマー、水素化
エポキシプレポリマーおよび水素化架橋剤から出発して
2種類のエポキシ樹脂を製造した。フッ素化エポキシプ
レポリマーは、式(IX)のペルフルオロポリエーテルジオ
ールZ DOL 2000を、ヨーロッパ特許出願第2
12,319号の実施例7に記載されている条件下で、
エピクロロヒドリンと反応させることにより製造した。
下記の組成を有する混合物を製造した。 Z2 Z3 エピコート828 100 100 フッ素化エポキシプレポリマー 10 25 HHPA 74 71 BDMA 1 1 これらの混合物を、実施例8に記載する小型の開放鋳型
中に流し込み、該実施例に記載する120℃、150℃
および180℃における架橋熱サイクルにかけた。曲げ
強度および破断時の曲げひずみ%は、実施例8に記載す
る様にして測定し、本発明の2種類の樹脂(E2および
E3)と比較して表3に示す。 表3 樹脂の種類 破断時の曲げ強度(MPa) 破断時の曲げひずみ(%) E2 105.3 4.2 E3 98.7 4.8 Z2 45.3 5.1 Z3 40.7 5.6 破断時の曲げ強度は本発明の2種類の製品の場合にはるかに高いことが分かる 。
【0028】実施例10 実施例7fで製造した架橋剤25部をエピコート828
100部およびトリフェニルホスフィン1部と混合し
た。この混合物を85℃で4時間反応させた。反応生成
物を2つの部分に分割した。第一の部分(A)に、エピ
コート828およびHHPAを、エピコート828対H
HPAの重量比100/74で、最終混合物中のペルフ
ルオロポリエーテル鎖が3.65重量%になる様な量で
加えた。第二の部分(B)に、エピコート828および
HHPAを相互に同じ比率で、ただし最終混合物中のペ
ルフルオロポリエーテル鎖が5.62重量%になる様な
量で加えた。混合物AおよびBを、断続的に攪拌しなが
ら120℃で10分間加熱してHHPAを完全に溶解さ
せ、次いで室温に冷却した。BDMA2部を加え、混合
物を実施例8に記載するポリテトラフルオロエチレン鋳
型中に流し込み、実施例8と同じ条件下で架橋させた。
比較のため、試料AおよびBで使用した手順により2種
類の試料CおよびDを製造したが、第一工程ではトリフ
ェニルホスフィンをまったく加えず、そのために該工程
では予備反応は起こらなかった。次いで、破断時の曲げ
強度および破断時の曲げひずみ(%) を測定した。その結
果を樹脂E1(本発明の樹脂ではなく、表1に記載す
る)のデータと比較して表4に示す。 表4 E1 10A 10B 10C 10D 本発明の 予備反応 予備反応 予備反応 予備反応 樹脂の 樹脂では あり、ペル あり、 なし、 なし、 種類 ない フルオロポ リエーテル 鎖3.65% 5.62% 3.65% 5.62% 破断時の 曲げ強度 68.1 95.6 98.4 131.7 127.6 (MPa) 破断時の 曲げひずみ 2.4 5.1 7.4 2.9 3.6 (%)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 65/00 - 65/48 C08G 59/42

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペルフルオロポリエーテル鎖またはフルオ
    ロポリエーテル鎖、および2個の−COOHまたは1個
    の−COOHおよび1個の−OHから選択された2個の
    末端官能基を含んで成る、式 [式中、 Qは、 1)−CF2 −O−(CF2 CF2 O)m (CF2 O)p −CF2 − (V) (式中、単位(CF2 CF2 O)および(CF2 O)は
    鎖に沿ってランダムに分布し、m/pは0.2〜2であ
    る。)、 2)−CF2 −CH2 (OCF2 −CF2 −CH2 r −O−R1 −O− (CH2 −CF2 −CF2 O)s −CH2 −CF2 − (VI) (式中、R1 は1〜10個の炭素原子を有するフルオロ
    アルキレン基であり、r/sは0.8〜1.2であ
    る。)、 に沿ってランダムに分布し、 X=FまたはCF3 、 t/u=0.6〜2.0、u/vは10より大き
    い。)、および (式中、R2 は1〜10個の炭素原子を有するペルフル
    オロアルキレン基であり、c/f=0.8〜1.2であ
    る。)からなる群から選択された、平均分子量が500
    〜10,000のペルフルオロポリエーテル鎖またはフ
    ルオロポリエーテル鎖であり、 Tは、ジカルボン酸またはテトラカルボン酸の無水物に
    由来する、所望により塩素原子を含む、2価の脂肪族、
    芳香族、シクロアルキレンまたはシクロアルケン炭化水
    素基であり、 nは0〜5であり、 xおよびyは、同一であるか、または互いに異なるもの
    であって、0または1に等しいが、ただしx+yは1ま
    たは2に等しい。]のプレポリマー。
  2. 【請求項2】nの値が1〜2であることを特徴とする、
    請求項1に記載のプレポリマー。
  3. 【請求項3】ペルフルオロポリエーテル鎖またはフルオ
    ロポリエーテル鎖Qの平均分子量が500〜5,000
    であることを特徴とする、請求項1または2に記載のプ
    レポリマー。
  4. 【請求項4】Tが基 【化1】 であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項
    に記載のプレポリマー。
  5. 【請求項5】ペルフルオロポリエーテル鎖またはフルオ
    ロポリエーテル鎖、および2個の−COOH、1個の−
    COOHおよび1個の−OHから選択された2個の末端
    官能基を含んで成る、式 [式中、T、Q、x、yおよびnは、請求項1と同じ意
    味を有し、 B1 =Hまたは−[(CH2 z −COO]d 1 −H、 B2 =Hまたは−[(CH2 z −COO]d 2 −H (式中、 zは3〜11の整数であり、d 1 およびd 2 は、同一であるか、または互いに異なる
    ものであって、0〜8の整数であるが、ただしB1 およ
    びB2 の一方だけがHであることができ、d 1 d 2
    合計は1以上である。)である]のプレポリマー。
  6. 【請求項6】nの値が1〜2であることを特徴とする、
    請求項5に記載のプレポリマー。
  7. 【請求項7】ペルフルオロポリエーテル鎖またはフルオ
    ロポリエーテル鎖Qの平均分子量が500〜5,000
    であることを特徴とする、請求項5または6に記載のプ
    レポリマー。
  8. 【請求項8】基B1 およびB2 において、zの値が3〜
    7であることを特徴とする、請求項5〜7のいずれか1
    項に記載のプレポリマー。
  9. 【請求項9】請求項1〜4のいずれか1項に記載のプレ
    ポリマーを含んでなるエポキシプレポリマー用架橋剤。
  10. 【請求項10】請求項5〜8のいずれか1項に記載のプ
    レポリマーを含んでなるエポキシプレポリマー用架橋
    剤。
  11. 【請求項11】フッ素を含まないエポキシプレポリマー
    を、1種以上の、請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    フッ素化架橋剤、および所望により1種以上の非フッ素
    化架橋剤で架橋させることにより製造されたフッ素化エ
    ポキシ樹脂。
  12. 【請求項12】1〜15重量%のフッ素を含むことを特
    徴とする、請求項11に記載のフッ素化エポキシ樹脂。
  13. 【請求項13】フッ素を含まないエポキシプレポリマー
    を、1種以上の、請求項5〜8のいずれか1項に記載の
    フッ素化架橋剤、および所望により1種以上の非フッ素
    化架橋剤で架橋させることにより製造されたフッ素化エ
    ポキシ樹脂。
  14. 【請求項14】1〜15重量%のフッ素を含むことを特
    徴とする、請求項13に記載のフッ素化エポキシ樹脂。
  15. 【請求項15】請求項11〜14のいずれか1項に記載
    の、破断時の曲げひずみ%が高いフッ素化エポキシ樹脂
    の製造方法であって、 1)第一工程で、カルボキシル基とエポキシ基の反応用
    の触媒の存在下で、過剰のエポキシプレポリマーを使用
    し、エポキシプレポリマーをフッ素化架橋剤と反応さ
    せ、 2)第二工程で、所望により、エポキシプレポリマーの
    追加量および非フッ素化架橋剤を第一工程の反応生成物
    に加え、その後、架橋反応を通常の条件下で行なう、こ
    とを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】第一工程におけるエポキシプレポリマー
    とフッ素化架橋剤のモル比が2〜20であることを特徴
    とする、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】第一工程で使用する触媒がトリフェニル
    ホスフィンであることを特徴とする、請求項15または
    16に記載の方法。
JP05652893A 1992-02-20 1993-02-22 エポキシプレポリマー用の架橋剤として好適な、ペルフルオロポリエーテル鎖およびカルボキシル末端基を含むプレポリマー Expired - Fee Related JP3313444B2 (ja)

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