JP3311274B2 - 車両の自動操舵装置 - Google Patents

車両の自動操舵装置

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JP3311274B2
JP3311274B2 JP23468097A JP23468097A JP3311274B2 JP 3311274 B2 JP3311274 B2 JP 3311274B2 JP 23468097 A JP23468097 A JP 23468097A JP 23468097 A JP23468097 A JP 23468097A JP 3311274 B2 JP3311274 B2 JP 3311274B2
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    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/24Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle not vehicle-mounted
    • B62D1/28Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle not vehicle-mounted non-mechanical, e.g. following a line or other known markers
    • B62D1/286Systems for interrupting non-mechanical steering due to driver intervention
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
    • B62D15/02Steering position indicators ; Steering position determination; Steering aids
    • B62D15/027Parking aids, e.g. instruction means
    • B62D15/0285Parking performed automatically
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T2201/00Particular use of vehicle brake systems; Special systems using also the brakes; Special software modules within the brake system controller
    • B60T2201/10Automatic or semi-automatic parking aid systems

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ドライバーのステ
アリング操作によらずに車両を自動的に駐車するための
車両の自動操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる車両の自動操舵装置は特開平3−
74256号公報,特開平4−55168号公報により
既に知られている。これらの車両の自動操舵装置は,従
来周知の電動パワーステアリング装置のアクチュエータ
を利用し,予め記憶した車両の移動距離と転舵角との関
係に基づいて前記アクチュエータを制御することによ
り,バック駐車や縦列駐車を自動で行うようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,従来のもの
は自動操舵制御中にドライバーがステアリングホイール
を操作し,その操舵トルクが予め設定した基準操舵トル
クを越えたと判断されると自動操舵制御が中止されるよ
うになっている。
【0004】しかしながら,操舵トルク検出手段の出力
を基準操舵トルクと比較するだけで前記判断を行うと,
操舵トルク検出手段のノイズにより,或いはタイヤが小
石を踏んだような場合やアクチュエータによる自動操舵
が行われた場合のステアリングホイールの慣性トルクに
より,前記操舵トルク検出手段の出力が一時的に基準操
舵トルクを越えることがあり,その度に自動操舵制御が
中止されてしまう問題がある。このような不都合を回避
するために前記基準操舵トルクを高めに設定すると,自
動操舵と手動操舵とが干渉しあってドライバーに違和感
を与えるだけでなく,自動操舵制御中にドライバーがス
テアリングホイールを操作しても自動操舵制御が直ちに
中止されなくなる可能性がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で,自動操舵制御中におけるドライバーのステアリング
操作を検出して自動操舵制御を確実に中止できるように
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,請求項1に記載された発明は,目標位置までの車両
の移動軌跡を記憶または算出する移動軌跡設定手段と,
車輪を転舵するアクチュエータと,移動軌跡設定手段に
より設定された移動軌跡に基づいてアクチュエータの駆
動を制御する制御手段とを備えた車両の自動操舵装置に
おいて,ステアリングホイールに入力されるトルクが基
準操舵トルク以上であるときにドライバーによるステア
リング操作を検出するステアリング操作検出手段を備え
てなり,ステアリング操作検出手段がドライバーによる
ステアリング操作を所定時間以上に亘って検出したとき
に,制御手段は前記移動軌跡に基づくアクチュエータの
制御を中止するようにし,前記所定時間或いは前記基準
操舵トルクはステアリングホイールに入力されるトルク
の変動状態に応じて変更されることを特徴とし,また,
請求項2の発明は,請求項1の発明の上記特徴に加え
て,前記トルクの変動状態がトルク変動周波数であり,
このトルク変動周波数の増加に応じて前記所定時間を長
く,或いは前記基準操舵トルクを大きくすることを特徴
とする。
【0007】また請求項3の発明は,目標位置までの車
両の移動軌跡を記憶または算出する移動軌跡設定手段
と,車輪を転舵するアクチュエータと,移動軌跡設定手
段により設定された移動軌跡に基づいてアクチュエータ
の駆動を制御する制御手段とを備えた車両の自動操舵装
置において,ステアリングホイールに入力されるトルク
が基準操舵トルク以上であるときにドライバーによるス
テアリング操作を検出するステアリング操作検出手段
と,車速を検出する車速検出手段とを備えてなり,ステ
アリング操作検出手段がドライバーによるステアリング
操作を所定時間以上に亘って検出したときに,制御手段
は前記移動軌跡に基づくアクチュエータの制御を中止す
るようにし,前記所定時間或いは前記基準操舵トルクは
車速に応じて変更されることを特徴とし,また,請求項
4の発明は,請求項3の発明の上記特徴に加えて,車速
の増加に応じて前記所定時間を長く,或いは前記基準操
舵トルクを大きくすることを特徴とする。
【0008】また請求項5の発明は,目標位置までの車
両の移動軌跡を記憶または算出する移動軌跡設定手段
と,車輪を転舵するアクチュエータと,移動軌跡設定手
段により設定された移動軌跡に基づいてアクチュエータ
の駆動を制御する制御手段とを備えた車両の自動操舵装
置において,ステアリングホイールに入力されるトルク
が基準操舵トルク以上であるときにドライバーによるス
テアリング操作を検出するステアリング操作検出手段を
備えてなり,ステアリング操作検出手段がドライバーに
よるステアリング操作を所定時間以上に亘って検出した
ときに,制御手段は前記移動軌跡に基づくアクチュエー
タの制御を中止するようにし,前記所定時間或いは前記
基準操舵トルクは車輪の転舵状態に応じて変更されるこ
とを特徴とし,また,請求項6の発明は,請求項5の発
明の上記特徴に加えて,前記転舵状態が転舵角速度又は
転舵角加速度であり,転舵角速度又は転舵角加速度の増
加に応じて前記所定時間を長く,或いは前記基準操舵ト
ルクを大きくすることを特徴とする。
【0009】また請求項7の発明は,目標位置までの車
両の移動軌跡を記憶または算出する移動軌跡設定手段
と,車輪を転舵するアクチュエータと,移動軌跡設定手
段により設定された移動軌跡に基づいてアクチュエータ
の駆動を制御する制御手段とを備えた車両の自動操舵装
置において,ステアリングホイールに入力されるトルク
が基準操舵トルク以上であるときにドライバーによるス
テアリング操作を検出するステアリング操作検出手段を
備えてなり,ステアリング操作検出手段がドライバーに
よるステアリング操作を所定時間以上に亘って検出した
ときに,制御手段は前記移動軌跡に基づくアクチュエー
タの制御を中止するようにし,前記所定時間或いは前記
基準操舵トルクは移動軌跡設定手段により設定された移
動軌跡に応じて変更されることを特徴とし,また,請求
項8の発明は,請求項7の発明の上記特徴に加えて,前
記移動軌跡が車両の移動距離に対する車輪の転舵角とし
て設定されており,この移動軌跡における転舵角変化率
の変化点または変化直後において前記所定時間を長く,
或いは前記基準操舵トルクを大きくすることを特徴とす
る。
【0010】各請求項の発明の上記構成によれば,ノイ
ズにより,或いはタイヤが小石を踏んだような場合に発
生する慣性トルクにより操舵トルク検出手段の出力が一
時的に増加しても,制御手段は前記移動軌跡に基づくア
クチュエータの制御を中止しないので,ドライバーの意
思に反して自動操舵が中止される虞がない。前記所定時
間は,ドライバーによるステアリング操作が行われた場
合に,少なくともその時間を越えて操舵トルクが検出さ
れる最小持続時間に対応するもので,実施例では0.1
秒に設定されるが適宜変更可能である。また,ステアリ
ング操作検出手段はステアリングホイールに入力される
トルクが基準操舵トルク以上であるときにドライバーに
よるステアリング操作を検出するので,ノイズ等の影響
を排除してドライバーによるステアリング操作を確実に
検出することができる。前記基準トルクは,ドライバー
のステアリング操作による操舵トルクをノイズ等から識
別し得る値であり,実施例では0.2kgf−mに設定
されるが適宜変更可能である。
【0011】また特に請求項1の発明の上記構成によれ
ば,前記所定時間或いは前記基準操舵トルクがステアリ
ングホイールに入力されるトルクの変動状態に応じて変
更されるので,検出されたトルクがドライバーのステア
リング操作によるトルクか,その他の要因によるトルク
かを確実に識別することができる。
【0012】また特に請求項2の発明の上記構成によれ
ば,ドライバーのステアリング操作以外の要因によるト
ルクはトルク変動周波数が大きいことに鑑み,ドライバ
ーのステアリング操作によるトルクとドライバーのステ
アリング操作以外の要因によるトルクとを確実に識別す
ることができる。
【0013】また特に請求項3の発明の上記構成によれ
ば,タイヤが小石を踏んだような場合に発生する慣性ト
ルクが車速に応じて変化しても,それに応じて前記所定
時間或いは前記基準操舵トルクが変更されるので,ドラ
イバーのステアリング操作によるトルクと前記慣性トル
クとを確実に識別することができる。
【0014】また特に請求項4の発明の上記構成によれ
ば,タイヤが小石を踏んだような場合に発生する慣性ト
ルクが高車速時に大きくなることに鑑み,ドライバーの
ステアリング操作によるトルクと前記慣性トルクとを一
層確実に識別することができる。
【0015】また特に請求項5の発明の上記構成によれ
ば,タイヤが小石を踏んだような場合に発生する慣性ト
ルクが車輪の転舵状態に応じて変化しても,それに応じ
て前記所定時間或いは前記基準操舵トルクが変更される
ので,ドライバーのステアリング操作によるトルクと前
記慣性トルクとを確実に識別することができる。
【0016】また特に請求項6の発明の上記構成によれ
ば,前記慣性トルクが転舵角速度或いは転舵角加速度の
増加に応じて大きくなることに鑑み,ドライバーのステ
アリング操作によるトルクと前記慣性トルクとを一層確
実に識別できる。
【0017】また特に請求項7の発明の上記構成によれ
ば,自動操舵に伴って発生する慣性トルクが車両の移動
軌跡に応じて変化しても,それに応じて前記所定時間或
いは前記基準操舵トルクが変更されるので,ドライバー
のステアリング操作によるトルクと前記慣性トルクとを
確実に識別することができる。
【0018】また特に請求項8の発明の上記構成によれ
ば,車両の移動軌跡における転舵角変化率の変化点にお
いて慣性トルクが大きくなることに鑑み,ドライバーの
ステアリング操作によるトルクと前記慣性トルクとを一
層確実に識別することができる。
【0019】また請求項9の発明は,請求項1〜8の何
れかの発明の構成に加えて,前記所定時間をステアリン
グ系の固有周期の2分の1より大きくなるように設定し
たことを特徴とする。
【0020】上記構成によれば,ドライバーのステアリ
ング操作により発生する操舵トルクを,タイヤが小石を
踏んだような場合に発生する慣性トルクから確実に識別
することができる。
【0021】また請求項10の発明は,請求項1〜9の
何れかの発明の構成に加えて,車両の移動距離に対する
車輪の転舵角として車両の移動軌跡を設定することを特
徴とする。
【0022】上記構成によれば,車両の移動速度が変化
しても一定の移動軌跡を確保することができる。
【0023】また請求項11の発明は,請求項1〜10
の何れかの発明の構成に加えて,ドライバーにより操作
されるブレーキ入力手段を備えてなり,ブレーキ入力手
段が操作されていることを条件にして前記移動軌跡に基
づくアクチュエータの駆動を許可することを特徴とす
る。
【0024】上記構成によれば,車両が障害物に接近し
たときに速やかにブレーキ入力手段を操作して車両を停
止させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を,添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0026】図1〜図8は本発明の一実施例を示すもの
で,図1は操舵制御装置を備えた車両の全体構成図,図
2はバック駐車/左モードの作用説明図,図3はモード
選択スイッチ及び自動駐車スタートスイッチを示す図,
図4は操舵トルクの入力周波数と基準操舵トルクとの関
係を示すグラフ,図5は車速と基準操舵トルクとの関係
を示すグラフ,図6は転舵角速度又は転舵角加速度と基
準操舵トルクとの関係を示すグラフ,図7は車両の移動
軌跡と基準操舵トルクとの関係を示すグラフ,図8は操
舵トルクと慣性トルクとを識別する手法の説明図であ
る。
【0027】図1に示すように,車両Vは一対の前輪W
f,Wf及び一対の後輪Wr,Wrを備える。ステアリ
ングホイール1と操舵輪である前輪Wf,Wfとが,ス
テアリングホイール1と一体に回転するステアリングシ
ャフト2と,ステアリングシャフト2の下端に設けたピ
ニオン3と,ピニオン3に噛み合うラック4と,ラック
4の両端に設けた左右のタイロッド5,5と,タイロッ
ド5,5に連結された左右のナックル6,6とによって
接続される。ドライバーによるステアリングホイール1
の操作をアシストすべく,或いは後述する車庫入れのた
めの自動操舵を行うべく,電気モータよりなるステアリ
ングアクチュエータ7がウオームギヤ機構8を介してス
テアリングシャフト2に接続される。
【0028】操舵制御装置21は制御部22と記憶部2
3とから構成されており,制御部22には,ステアリン
グホイール1の回転角に基づいて前輪Wf,Wfの転舵
角θを検出する転舵角検出手段S1 と,ステアリングホ
イール1の操舵トルクを検出するステアリング操作検出
手段としての操舵トルク検出手段S2 と,左右の前輪W
f,Wfの回転角を検出する車速検出手段としての前輪
回転角検出手段S3 ,S3 と,ブレーキ入力手段として
のブレーキペダル9の操作量を検出するブレーキ操作量
検出手段S4 と,セレクトレバー10により選択された
シフトレンジ(「D」レンジ,「R」レンジ,「N」レ
ンジ,「P」レンジ等)を検出するシフトレンジ検出手
段S5 と,車両Vの前部,中央部及び後部に設けられた
合計8個の物体検出手段S6 …とからの信号が入力され
る。物体検出手段S6 …は公知のソナー,レーダー,テ
レビカメラ等から構成される。尚,8個の物体検出手段
6 …と制御部22とを接続するラインは,図面の煩雑
化を防ぐために省略してある。制御部22は本発明の制
御手段を構成し,記憶部23は本発明の移動軌跡設定手
段を構成する。
【0029】更に制御部22には,ドライバーにより操
作されるモード選択スイッチS7 及び自動駐車スタート
スイッチS8 が接続される。図3から明らかなように,
モード選択スイッチS7 は,4種類の駐車モード,即ち
バック駐車/右モード,バック駐車/左モード,縦列駐
車/右モード及び縦列駐車/左モードの何れかを選択す
る際に操作されるもので,各モードに対応する4個のス
イッチボタンを備えている。自動駐車スタートスイッチ
8 は,モード選択スイッチS7 で選択した何れかのモ
ードによる自動駐車を開始する際に操作される。
【0030】記憶部23には,前記4種類の駐車モード
のデータ,即ち車両Vの移動距離Xに対する規範転舵角
θrefの関係が,予めテーブルとして記憶されてい
る。車両Vの移動距離Xは,既知である前輪Wfの周長
に前輪回転角検出手段S3 ,S3 で検出した前輪Wfの
回転角を乗算することにより求められる。尚,前記移動
距離Xの算出には,左右一対の前輪回転角検出手段
3 ,S3 の出力のハイセレクト値,ローセレクト値,
或いは平均値が使用される。
【0031】制御部22は前記各検出手段S1 〜S6
びスイッチS7 ,S8 からの信号と,記憶部23に記憶
された駐車モードのデータとに基づいて,前記ステアリ
ングアクチュエータ7の作動と,液晶モニター,スピー
カ,ランプ,チャイム,ブザー等を含む操作段階教示装
置11の作動とを制御する。
【0032】次に,前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0033】自動駐車を行わない通常時(前記自動駐車
スタートスイッチS8 がONしていないとき)には,操
舵制御装置21は一般的なパワーステアリング制御装置
として機能する。具体的には,ドライバーが車両Vを旋
回させるべくステアリングホイール1を操作すると,操
舵トルク検出手段S2 がステアリングホイール1に入力
された操舵トルクを検出し,制御部22は前記操舵トル
クに基づいてステアリングアクチュエータ7の駆動を制
御する。その結果,ステアリングアクチュエータ7の駆
動力によって左右の前輪Wf,Wfが転舵され,ドライ
バーのステアリング操作がアシストされる。
【0034】次に,バック駐車/左モード(車両Vの左
側にある駐車位置にバックしながら駐車するモード)を
例にとって,自動駐車制御の内容を説明する。
【0035】先ず,図2(A)に示すように,車両Vを
駐車しようとする車庫の近傍に移動させ,車体の左側面
を車庫入口線にできるだけ近づけた状態で,予め決めら
れた基準(例えば左側のサイドミラー)が車庫の中心線
に一致する位置(スタート位置)に車両Vを停止させ
る。そして,モード選択スイッチS7 を操作してバック
駐車/左モードを選択するとともに自動駐車スタートス
イッチS8 をONすると,自動駐車制御が開始される。
自動駐車制御が行われている間,操作段階教示装置11
には自車の現在位置,周囲の障害物,駐車位置,スター
ト位置から駐車位置までの自車の予想移動軌跡,前進か
ら後進に切り換える折り返し位置等が表示され,併せて
スピーカからの音声でドライバーに前記折り返し位置に
おけるセレクトレバー10の操作等の各種の指示や警報
が行われる。
【0036】自動駐車制御により,ドライバーがブレー
キペダル9を緩めて車両Vをクリープ走行させるだけで
ステアリングホイール1を操作しなくても,モード選択
スイッチS7 により選択されたバック駐車/左モードの
データに基づいて前輪Wf,Wfが自動操舵される。即
ち,スタート位置から折り返し位置まで車両Vが前
進する間は前輪Wf,Wfは右に自動操舵され,折り返
し位置から目標位置まで車両Vが後進する間は前輪
Wf,Wfは左に自動操舵される。
【0037】図2(B)から明らかなように,自動操舵
が行われている間,制御部22は記憶部23から読み出
したバック駐車/左モードの規範転舵角θrefと,転
舵角検出手段S1 から入力された転舵角θとに基づいて
偏差E(=θref−θ)を算出し,その偏差Eが0に
なるようにステアリングアクチュエータ7の作動を制御
する。このとき,規範転舵角θrefのデータは車両V
の移動距離Xに対応して設定されているため,クリープ
走行の車速に多少の変動があっても車両Vは常に前記移
動軌跡上を移動することになる。
【0038】ところで,上記自動駐車制御はドライバー
がブレーキペダル9を踏んで車両がクリープ走行する間
に実行されるため,ドライバーが障害物を発見したとき
に速やかにブレーキペダル9を踏み込んで車両Vを停止
させることができる。
【0039】上述した自動駐車制御は,ドライバーがモ
ード選択スイッチS7 をOFFした場合に解除される
が,それ以外にもドライバーがブレーキペダル9から足
を離した場合,ドライバーがステアリングホイール1を
操作した場合,何れかの物体検出手段S6 が障害物を検
出した場合に解除され,通常のパワーステアリング制御
に復帰する。
【0040】ドライバーがステアリングホイール1を操
作した場合の自動駐車制御の中止について更に説明す
る。自動操舵制御中にドライバーが障害物を発見した場
合や,ドライバーが自らの意思で進路を変更しようとし
た場合にステアリングホイール1を操作すると,操舵ト
ルク検出手段S2 がドライバーのステアリング操作によ
る操舵トルクを検出して制御部22が自動操舵制御を中
止する。これにより,自動操舵とドライバーの操作によ
る操舵との干渉が回避されて速やかな障害物回避が可能
になるだけでなく,自動操舵制御を中止するために特別
のスイッチ操作を行う必要がなくなって利便性が向上す
る。
【0041】ところで,操舵トルク検出手段S2 の出力
は必ずしもドライバーのステアリング操作による操舵ト
ルクを表しておらず,ノイズ等により操舵トルク検出手
段S2 の出力が瞬間的に増加する場合や,タイヤが小石
や縁石を踏んだ衝撃がステアリングシャフトに伝達され
たり,ステアリングホイール1の回転がラック4のエン
ド部での突き当たりにより急激に停止したり,ステアリ
ングアクチュエータ7が作動した場合にステアリングホ
イール1の慣性によって疑似的な操舵トルク(以下,慣
性トルクという)が検出され,操舵トルク検出手段S2
の出力が瞬間的に増加する場合がある。そこで,ドライ
バーのステアリング操作による操舵トルクと,それ以外
の要因による操舵トルクとを識別し,ドライバーのステ
アリング操作による操舵トルクが検出された場合に限っ
て自動操舵制御を中止する必要がある。
【0042】そのために,本実施例ではドライバーのス
テアリング操作を判定するための基本的な要件として,
操舵トルク検出手段S2 により基準操舵トルク|TL
(絶対値)以上のトルクが所定時間tL 以上に亘って検
出された場合に,ドライバーによるステアリング操作が
行われたと判断する。
【0043】これを更に説明すると,ドライバーのステ
アリング操作入力は一般にステップ入力となるから,操
舵トルク検出手段S2 の出力は,図8(A)に示すよう
なステップ応答となる。しかしながら,タイヤが小石や
縁石を踏んだときの衝撃や,ステアリングホイール1の
回転がラック4のエンド部での突き当たりにより急激に
停止したときの衝撃により発生する慣性トルクは瞬間的
なインパルス入力となるので,操舵トルク検出手段S2
の出力は図8(B)に示すようなインパルス応答とな
る。インパルス応答の周期Tはステアリング系の特性か
ら決定されるので,所定時間tL をtL >T/2に設定
すれば,前記慣性トルクが所定時間tL よりも長い時間
に亘って基準操舵トルク|TL |を越えることはない。
従って,操舵トルク検出手段S2 の出力が所定時間tL
以上連続して基準操舵トルク|TL|を越えたときに,
それがドライバーのステアリング操作による操舵トルク
であると判別することができる。
【0044】これにより,ドライバーのステアリング操
作以外の要因によるノイズ等の微小なトルクや瞬間的な
トルクが除外され,的確な判断を行うことが可能とな
る。実施例において前記基準操舵トルク|TL |は,そ
の基本値|TL0|が0.2kgf−mに設定されるが,
その値は後述する種々の条件に応じて変更される。また
実施例において前記所定時間tL は0.1秒に設定され
る。
【0045】基準操舵トルク|TL |は,操舵トルクの
入力周波数fT ,車速v,転舵角速度dθ/dt又は転
舵角加速度d2 θ/dt2 ,或いは車両Vの移動軌跡に
応じて変更される。以下,それらを順に説明する。 操舵トルクの入力周波数fT による変更 ドライバーが手動でステアリングホイール1を操作する
場合の操舵トルクの入力周波数fT は例えば3Hz程度
が上限であり,これを第1基準周波数fT0とする。また
前記所定時間tL の逆数である1/tL を第2基準周波
数fT1とする。図4に示すように,ステアリング操作を
判定するための基準操舵トルク|TL |は,操舵トルク
の入力周波数fT が第1基準周波数fT0未満の第1領域
では基本値|TL0|に設定され,第1基準周波数fT0
上で第2基準周波数fT1未満の第2領域では入力周波数
T の増加に伴ってリニアに増加し,第2基準周波数f
T1以上の第3領域では一定値に保持される。
【0046】その意味するところは,操舵トルクの入力
周波数fT が第1基準周波数fT0未満の第1領域では,
その操舵トルクがドライバーのステアリング操作による
ものである可能性が高いので,基本値|TL0|をそのま
ま基準操舵トルク|TL |に設定する。操舵トルクの入
力周波数fT が第1基準周波数fT0以上になる第2領域
では,その操舵トルクがドライバーのステアリング操作
以外の要因によるものである可能性が高まるので,それ
に応じて基準操舵トルク|TL |を増加させることによ
り,他の要因による操舵トルクをドライバーのステアリ
ング操作による操舵トルクと判断する誤りを防止する。
また操舵トルクの入力周波数fT が第2基準周波数fT1
(=1/tL )以上の第3領域では,その操舵トルクの
持続時間が必ず前記所定時間tL 以下になるため,この
第3領域でドライバーによるステアリング操作が行われ
たと判断されることはない。従って,前記第3領域で基
準操舵トルク|TL |をどの様に設定しても構わない
が,一例として図4のように一定値に設定する。尚,図
4における斜線部は,ドライバーのステアリング操作に
よる操舵トルクの領域を示している。 車速vによる変更 前輪Wf,Wfが小石や縁石に接触したような場合,発
生する慣性トルクは車速vが大きいほど大きくなり易
い。また予め記憶された移動軌跡に基づいてステアリン
グアクチュエータ7を制御して前輪Wf,Wfを転舵す
るとき,一定の移動軌跡上を移動するには車速vが増加
するほど急激な転舵を行う必要がある。従って,図5に
示すように,車速vが増加するに伴って基準操舵トルク
|TL |が基本値|TL0|から放物線状に増加するよう
に設定すれば,車速vが高いときに発生する前記慣性ト
ルクをドライバーのステアリング操作による操舵トルク
と判断する誤りを防止することができる。尚,図5にお
ける斜線部は,ドライバーのステアリング操作による操
舵トルクの領域を示している。 転舵角速度dθ/dt又は転舵角加速度d2 θ/d
2 による変更 前輪Wf,Wfの転舵状態,即ち転舵角速度dθ/dt
や転舵角加速度d2 θ/dt2 が変化すると,それに伴
って検出される慣性トルクも変化する。例えば,転舵角
速度dθ/dtが大きい状態で前輪Wf,Wfが小石や
縁石に接触すると,その際の衝撃が大きくなって慣性ト
ルクも増加する。また転舵角加速度d2θ/dt2 が大
きいということは,検出される慣性トルクが大きいとい
うことに他ならない。従って,図6(A)に示すよう
に,転舵角速度|dθ/dt|(絶対値)が増加するに
伴って基準操舵トルク|TL |が基本値|TL0|からリ
ニアに増加するように設定すれば,転舵角速度|dθ/
dt|が高いときにステアリングアクチュエータ7によ
り発生する慣性トルクをドライバーのステアリング操作
による操舵トルクと判断する誤りを防止することができ
る。また,転舵角加速度d2 θ/dt2 の方向(正負)
から慣性トルクの方向(正負)も分かることから,図6
(B)に示すように,基準操舵トルクTL を発生方向に
はリニアに増加させ,反対方向にはTL0又は−TL0(一
定値)とすることができる。或いは,図6(C)に示す
ように,慣性トルクを±TL0と推定することにより,慣
性トルクをドライバーによる操舵トルクと判断する誤り
を防止できるだけでなく,ドライバーによる操舵を確実
に判別することができる。尚,図6における斜線部は,
ドライバーのステアリング操作による操舵トルクの領域
を示している。 車両Vの移動軌跡による変更 記憶部23に,例えば図7(A)に示すような移動距離
Xに対する規範転舵角θrefの関係が記憶されている
とき,一定車速vで車両が移動しているとX0位置及び
1 位置では転舵角加速度d2 θ/dt2 が発生し(図
7(C)参照),X0 〜X1 間では転舵角速度dθ/d
tが発生する(図7(B)参照)。このように,記憶部
23の記憶内容から転舵角速度dθ/dtや転舵角加速
度d2 θ/dt2 の発生する位置を予め知ることができ
るので,前記の説明に基づき,図7(D)のようにし
て基準操舵トルク|TL |を|TL0|から|TL1|や|
L2|に変更し,慣性トルクをドライバーの操舵トルク
と誤判断するのを防止することができる。
【0047】尚,図7(B),(C)から明らかなよう
に,転舵角速度dθ/dt及び転舵角加速度d2 θ/d
2 はそれぞれ車速vと比例することから,これらに応
じて|TL1|や|TL2|を変更すれば更に効果的であ
る。
【0048】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0049】例えば,実施例では目標位置までの車両V
の移動軌跡が予め記憶部23に記憶されているが,車両
Vの現在位置及び目標位置から前記移動軌跡を算出する
ことも可能である。また実施例では前記〜の各場合
について基準操舵トルク|TL |を増加方向に変更して
いるが,基準操舵トルク|TL |を変更する代わりに,
或いは基準操舵トルク|TL |の変更に加えて,前記所
定時間tL を増加方向に変更しても同様の作用効果を得
ることができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように請求の発明によれば,
ステアリング操作検出手段がドライバーによるステアリ
ング操作を所定時間以上に亘って検出したときに,制御
手段は設定された車両の移動軌跡に基づくアクチュエー
タの制御を中止するので,ノイズにより,或いはタイヤ
が小石を踏んだような場合に発生する慣性トルクにより
操舵トルク検出手段の出力が一時的に増加しても,ドラ
イバーの意思に反して自動操舵が中止される虞がない。
またステアリング操作検出手段はステアリングホイール
に入力されるトルクが基準操舵トルク以上であるときに
ドライバーによるステアリング操作を検出するので,ノ
イズ等の影響を排除してドライバーによるステアリング
操作を確実に検出することができる。
【0051】また特に請求項1の発明によれば,前記所
定時間或いは前記基準操舵トルクがステアリングホイー
ルに入力されるトルクの変動状態に応じて変更されるの
で,検出されたトルクがドライバーのステアリング操作
によるトルクか,その他の要因によるトルクかを確実に
識別することができる。
【0052】また特に請求項2の発明によれば,前記ト
ルクの変動状態がトルク変動周波数であり,このトルク
変動周波数の増加に応じて前記所定時間を長く,或いは
前記基準操舵トルクを大きくするので,ドライバーのス
テアリング操作以外の要因によるトルクはトルク変動周
波数が大きいことに鑑み,ドライバーのステアリング操
作によるトルクとドライバーのステアリング操作以外の
要因によるトルクとを確実に識別することができる。
【0053】また特に請求項3の発明によれば,前記所
定時間或いは前記基準操舵トルクが,車速検出手段で検
出した車速に応じて変更されるので,タイヤが小石を踏
んだような場合に発生する慣性トルクが車速に応じて変
化しても,ドライバーのステアリング操作によるトルク
と前記慣性トルクとを確実に識別することができる。
【0054】また特に請求項4の発明によれば,車速の
増加に応じて前記所定時間を長く,或いは前記基準操舵
トルクを大きくするので,タイヤが小石を踏んだような
場合に発生する慣性トルクが高車速時に大きくなること
に鑑み,ドライバーのステアリング操作によるトルクと
前記慣性トルクとを一層確実に識別できる。
【0055】また特に請求項5の発明によれば,前記所
定時間或いは前記基準操舵トルクが車輪の転舵状態に応
じて変更されるので,タイヤが小石を踏んだような場合
に発生する慣性トルクが車輪の転舵状態に応じて変化し
ても,ドライバーのステアリング操作によるトルクと前
記慣性トルクとを確実に識別することができる。
【0056】また特に請求項6の発明によれば,前記転
舵状態が転舵角速度又は転舵角加速度であり,転舵角速
度又は転舵角加速度の増加に応じて前記所定時間を長
く,或 いは前記基準操舵トルクを大きくするので,前記
慣性トルクが転舵角速度或いは転舵角加速度の増加に応
じて大きくなることに鑑み,ドライバーのステアリング
操作によるトルクと前記慣性トルクとを一層確実に識別
することができる。
【0057】また特に請求項7の発明によれば,前記所
定時間或いは前記基準操舵トルクが移動軌跡設定手段に
より設定された移動軌跡に応じて変更されるので,自動
操舵に伴って発生する慣性トルクが車両の移動軌跡に応
じて変化しても,ドライバーのステアリング操作による
トルクと前記慣性トルクとを確実に識別することができ
る。
【0058】また特に請求項8の発明によれば,前記移
動軌跡が車両の移動距離に対する車輪の転舵角として設
定されており,この移動軌跡における転舵角変化率の変
化点または変化直後において前記所定時間を長く,或い
は前記基準操舵トルクを大きくするので,車両の移動軌
跡における転舵角変化率の変化点または変化直後におい
て慣性トルクが大きくなることに鑑み,ドライバーのス
テアリング操作によるトルクと前記慣性トルクとを一層
確実に識別することができる。
【0059】また特に請求項9の発明によれば,前記所
定時間をステアリング系の固有周期の2分の1より大き
くなるように設定したので,ドライバーのステアリング
操作により発生する操舵トルクを,タイヤが小石を踏ん
だような場合に発生する慣性トルクから確実に識別する
ことができる。
【0060】また特に請求項10の発明によれば,車両
の移動距離に対する車輪の転舵角として車両の移動軌跡
を設定するので,車両の移動速度が変化しても一定の移
動軌跡を確保することができる。
【0061】また特に請求項11の発明によれば,ドラ
イバーにより操作されるブレーキ入力手段を備えてな
り,ブレーキ入力手段が操作されていることを条件にし
て前記移動軌跡に基づくアクチュエータの駆動を許可す
るので,車両が障害物に接近したときに速やかにブレー
キ入力手段を操作して車両を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】操舵制御装置を備えた車両の全体構成図
【図2】バック駐車/左モードの作用説明図
【図3】モード選択スイッチ及び自動駐車スタートスイ
ッチを示す図
【図4】操舵トルクの入力周波数と基準操舵トルクとの
関係を示すグラフ
【図5】車速と基準操舵トルクとの関係を示すグラフ
【図6】転舵角速度又は転舵角加速度と基準操舵トルク
との関係を示すグラフ
【図7】車両の移動軌跡と基準操舵トルクとの関係を示
すグラフ
【図8】操舵トルクと慣性トルクとを識別する手法の説
明図
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 7 ステアリングアクチュエータ(アクチュエ
ータ) 9 ブレーキペダル(ブレーキ入力手段) 22 制御部(制御手段) 23 記憶部(移動軌跡設定手段) S2 操舵トルク検出手段(ステアリング操作検
出手段) S3 前輪回転角検出手段(車速検出手段) dθ/dt 転舵角速度 d2 θ/dt2 転舵角加速度 fT トルク変動周波数 T 周期 TL 基準操舵トルク tL 所定時間 V 車両 v 車速 Wf 前輪(車輪) X 移動距離 θref 転舵角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−336170(JP,A) 特開 平3−74256(JP,A) 特開 平4−55168(JP,A) 特開 平3−14768(JP,A) 特開 平9−95255(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 6/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標位置までの車両(V)の移動軌跡を
    記憶または算出する移動軌跡設定手段(23)と,車輪
    (Wf)を転舵するアクチュエータ(7)と,移動軌跡
    設定手段(23)により設定された移動軌跡に基づいて
    アクチュエータ(7)の駆動を制御する制御手段(2
    2)と備えた車両の自動操舵装置において,ステアリングホイール(1)に入力されるトルクが基準
    操舵トルク(T L )以上であるときに ドライバーによる
    ステアリング操作を検出するステアリング操作検出手段
    (S2 )を備えてなり, ステアリング操作検出手段(S2 )がドライバーによる
    ステアリング操作を所定時間(tL )以上に亘って検出
    したときに,制御手段(22)は前記移動軌跡に基づく
    アクチュエータ(7)の制御を中止するようにし, 前記所定時間(t L )或いは前記基準操舵トルク
    (T L )はステアリングホイール(1)に入力されるト
    ルクの変動状態に応じて変更される ことを特徴とする車
    両の自動操舵装置。
  2. 【請求項2】 前記トルクの変動状態がトルク変動周波
    数(f T )であり,このトルク変動周波数(f T )の増
    加に応じて前記所定時間(t L )を長く,或いは前記基
    準操舵トルク(T L )を大きくすることを特徴とする,
    請求項1に記載の車両の自動操舵装置。
  3. 【請求項3】 目標位置までの車両(V)の移動軌跡を
    記憶または算出する移動軌跡設定手段(23)と,車輪
    (Wf)を転舵するアクチュエータ(7)と,移動軌跡
    設定手段(23)により設定された移動軌跡に基づいて
    アクチュエータ(7)の駆動を制御する制御手段(2
    2)とを備えた車両の自動操舵装置において, ステアリングホイール(1)に入力されるトルクが基準
    操舵トルク(T L )以上であるときにドライバーによる
    ステアリング操作を検出するステアリング操作検出手段
    (S 2 )と,車速(v)を検出する車速検出手段
    (S 3 )とを備えてな り, ステアリング操作検出手段(S 2 )がドライバーによる
    ステアリング操作を所定時間(t L )以上に亘って検出
    したときに,制御手段(22)は前記移動軌跡に基づく
    アクチュエータ(7)の制御を中止するようにし, 前記所定時間(t L )或いは前記基準操舵トルク
    (T L )は車速(v)に応じて変更されることを特徴と
    する,車両の自動操舵装置。
  4. 【請求項4】 車速(v)の増加に応じて前記所定時間
    (t L )を長く,或いは前記基準操舵トルク(T L )を
    大きくすることを特徴とする,請求項3に記載の車両の
    自動操舵装置。
  5. 【請求項5】 目標位置までの車両(V)の移動軌跡を
    記憶または算出する移動軌跡設定手段(23)と,車輪
    (Wf)を転舵するアクチュエータ(7)と,移動軌跡
    設定手段(23)により設定された移動軌跡に基づいて
    アクチュエータ(7)の駆動を制御する制御手段(2
    2)とを備えた車両の自動操舵装置において, ステアリングホイール(1)に入力されるトルクが基準
    操舵トルク(T L )以上であるときにドライバーによる
    ステアリング操作を検出するステアリング操作検出手段
    (S 2 )を備えてなり, ステアリング操作検出手段(S 2 )がドライバーによる
    ステアリング操作を所定時間(t L )以上に亘って検出
    したときに,制御手段(22)は前記移動軌跡に基づく
    アクチュエータ(7)の制御を中止するようにし, 前記所定時間(t L )或いは前記基準操舵トルク
    (T L )は車輪(Wf)の転舵状態に応じて変更される
    ことを特徴とする,車両の自動操舵装置。
  6. 【請求項6】 前記転舵状態が転舵角速度(dθ/d
    t)又は転舵角加速度(d 2 θ/dt 2 )であり,転舵
    角速度(dθ/dt)又は転舵角加速度(d 2 θ/dt
    2 )の増加に応じて前記所定時間(t L )を長く,或い
    は前記基準操舵トルク(T L )を大きくすることを特徴
    とする,請求項5に記載の車両の自動操舵装置。
  7. 【請求項7】 目標位置までの車両(V)の移動軌跡を
    記憶または算出する移動軌跡設定手段(23)と,車輪
    (Wf)を転舵するアクチュエータ(7)と ,移動軌跡
    設定手段(23)により設定された移動軌跡に基づいて
    アクチュエータ(7)の駆動を制御する制御手段(2
    2)とを備えた車両の自動操舵装置において, ステアリングホイール(1)に入力されるトルクが基準
    操舵トルク(T L )以上であるときにドライバーによる
    ステアリング操作を検出するステアリング操作検出手段
    (S 2 )を備えてなり, ステアリング操作検出手段(S 2 )がドライバーによる
    ステアリング操作を所定時間(t L )以上に亘って検出
    したときに,制御手段(22)は前記移動軌跡に基づく
    アクチュエータ(7)の制御を中止するようにし, 前記所定時間(t L )或いは前記基準操舵トルク
    (T L )は移動軌跡設定手段(23)により設定された
    移動軌跡に応じて変更されることを特徴とする,車両の
    自動操舵装置。
  8. 【請求項8】 前記移動軌跡が車両(V)の移動距離
    (X)に対する車輪(Wf)の転舵角(θref)とし
    て設定されており,この移動軌跡における転舵角変化率
    の変化点または変化直後において前記所定時間(t L
    を長く,或いは前記基準操舵トルク(T L )を大きくす
    ることを特徴とする,請求項7に記載の車両の自動操舵
    装置。
  9. 【請求項9】 前記所定時間(tL )をステアリング系
    の固有周期(T)の2分の1より大きくなるように設定
    したことを特徴とする,請求項1〜8の何れかに記載の
    車両の自動操舵装置。
  10. 【請求項10】 車両(V)の移動距離(X)に対する
    車輪(Wf)の転舵角(θref)として車両(V)の
    移動軌跡を設定することを特徴とする,請求項1〜9の
    何れかに記載の車両の自動操舵装置。
  11. 【請求項11】 ドライバーにより操作されるブレーキ
    入力手段(9)を備えてなり,ブレーキ入力手段(9)
    が操作されていることを条件にして前記移動軌跡に基づ
    くアクチュエータ(7)の駆動を許可することを特徴と
    する,請求項1〜9の何れかに記載の車両の自動操舵装
    置。
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