JP3311054B2 - 自覚式検眼装置 - Google Patents

自覚式検眼装置

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JP3311054B2 JP35414992A JP35414992A JP3311054B2 JP 3311054 B2 JP3311054 B2 JP 3311054B2 JP 35414992 A JP35414992 A JP 35414992A JP 35414992 A JP35414992 A JP 35414992A JP 3311054 B2 JP3311054 B2 JP 3311054B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、眼屈折度数の測定に用いられる
自覚式検眼装置に係り、特に被検眼の位置ズレに起因す
る距離差による測定誤差を有利に防止乃至は補正するこ
とのできる自覚式検眼装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、眼球の屈折異常の検査等のため
に眼屈折度数を測定する装置の一種として、図2に示さ
れているように、所定のレンズ2が交換可能に装着され
た観察窓4を備え、被検眼6に、該観察窓4の後方から
該レンズ2を通じて指標12を視認させるようにした自
覚式検眼装置が、知られている。
【0003】ところで、かかる自覚式検眼装置において
は、レンズ後面(基準位置)と被検眼の角膜頂点との間
の距離(照準距離):Lが、或る一定の値(例えば、1
2mm)であるという前提条件の下に、眼屈折度数が測定
されるようになっている。従って、検査に際しては、被
検眼6が、かかる値を満足する位置にあるか否かを確認
する必要がある。
【0004】そこで、従来の自覚式検眼装置では、一般
に、図示されている如く、検眼ユニット8に角膜照準窓
10を設け、指標12を視認する被検眼6の角膜頂点の
位置を、検者14が、反射鏡16および照準目盛18を
通じて確認することができるようになっている。
【0005】ところが、このような従来の自覚式検眼装
置では、図中に仮想線で示されている如く、検者14に
よる観察方向(角膜照準方向)に角度誤差があった場合
に、被検眼6の位置を照準目盛18上で正確に確認する
ことができないために、充分な測定精度を得難いという
問題があった。
【0006】しかも、従来の自覚式検眼装置では、被検
者の両眼6,6を同時に確認することが、事実上、不可
能であり、一方の被検眼6の位置合わせを行なった後、
他方の被検眼6の位置合わせを行なうと、先に位置合わ
せした方の被検眼の位置にずれが生ずる恐れもあったの
である。
【0007】また、このような従来の自覚式検眼装置に
おいては、検査期間中における照準距離の変化を防止す
るために、検者14が、度々、被検眼6の位置を確認し
なければならず、操作が面倒で、検者の負担が大きいと
いう問題もあった。
【0008】なお、特開平2−52631号公報には、
被検眼の角膜頂点の位置(照準距離)をCCD等の検出
器によって光学的に検出し、それを電気信号として出力
させて、被検眼の位置を自動的に検出することにより、
上述の如き観察方向の角度誤差による測定精度の低下等
を防止すると共に、操作性の向上を図るようにした自覚
式検眼装置が提案されている。
【0009】しかしながら、かかる検眼装置にあって
は、前記図2に示されている如き従来構造の自覚式検眼
装置において、単に、検者の代わりにCCD等の検出器
を配置し、照準距離を電気信号として取り出そうとする
ものであるために、その検出器としてCCDカメラやテ
レビモニタ等の大型且つ複雑で高価な装置が必要となる
ことが避けられず、実用化は極めて困難であった。
【0010】しかも、検眼装置が大型化するために、検
査に際して、被検者の緊張感を招き、正確な眼屈折度数
を測定することが難しくなるという問題もあったのであ
る。
【0011】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、被検眼の位置を容易に確認することができ
ると共に、構造が簡単でコンパクトな自覚式検眼装置を
提供することにある。
【0012】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
発明は、所定のレンズが交換可能に装着される観察窓を
備え、被検眼に、該観察窓の後方から該レンズを通じて
指標を視認させるようにした自覚式検眼装置に、前
記被検眼の角膜頂点が位置せしめられる、予め定められ
た前記観察窓の光軸上の一点に光を投射する投光手段
、該投光手段に対して前記光軸を挟んで対称的に配置
され、該投光手段から投射された光の、前記被検眼の角
膜頂点からの反射光を受けて、受光信号を出力する受光
手段とを設け、該受光手段からの受光信号の出力によっ
て、前記被検眼が、前記投光手段からの光が投射される
前記光軸上の一点に位置していることを認識するように
した装置において、前記投光手段および前記受光手段
を、複数対において設けて、前記観察窓の光軸上におけ
る互いに異なる点に光を投射する複数の投光手段と、そ
れら各投光手段に対応して前記光軸を挟んで対称的に位
置する複数の受光手段とから構成したことを、特徴とす
るものである。
【0013】また、本発明は、前記投光手段における投
光路及び/又は前記受光手段における受光路の少なくと
も一部が、光ファイバーによって構成されてなる自覚式
検眼装置も、その特徴とするものである。
【0014】
【0015】また、本発明は、かくの如く、投光手段と
受光手段が複数対設けられてなる自覚式検眼装置であっ
て、該複数の受光手段によって出力される受光信号に基
づいて前記被検眼の角膜頂点と前記レンズの基準位置と
の間の照準距離を検出し、かかる検出値に応じて眼屈折
度数の測定値を補正する演算手段が設けられてなるもの
をも、その特徴とするものである。
【0016】さらに、本発明は、上述の如き各種の構造
とされた自覚式検眼装置であって、前記受光手段にて出
力される受光信号に基づき、前記反射光の受光状態を外
部から認識可能に表示する表示装置を備えてなるものを
も、その特徴とするものである。
【0017】
【作用・効果】すなわち、本発明に従う構造とされた自
覚式検眼装置においては、被検眼の角膜頂点が、予め定
められた所定位置に位置せしめられた場合にだけ、投光
手段にて投射された光の被検眼による反射光が受光手段
に入光せしめられるところから、かかる受光手段にて出
力される受光信号によって、被検眼の位置を容易に確認
することができるのである。
【0018】しかも、かかる自覚式検眼装置において
は、被検眼の位置が、受光手段への入光の有無によって
判断されることから、かかる受光手段として簡単な受光
センサを採用することが可能で、CCDカメラ等の複雑
なものを用いる必要がないのであり、それ故、装置の構
造の簡略化、コンパクト化および低コスト化が、何れも
有効に図られ得るのである。
【0019】また、かかる自覚式検眼装置においては、
被検眼の位置の確認を検者が直接に視認して行なう必要
がないことから、検者の労力が軽減され得ると共に、検
者の操作上の過失等に起因する測定誤差の発生が防止さ
れ得て、優れた測定精度を安定して得ることができるの
である。
【0020】さらに、投光手段や受光手段の光路の少な
くとも一部が光ファイバーにて構成されてなる自覚式検
眼装置においては、必ずしも光路を直線的に設定する必
要がなく、装置構造の設計自由度が有利に確保され得る
のであり、それによって、装置の一層のコンパクト化や
製作性の向上等が図られ得るのである。
【0021】また、投光手段および受光手段を複数対設
けてなる自覚式検眼装置においては、被検者の顔の造作
や奥目等の理由により被検眼を目的とする位置に位置せ
しめることが困難な場合にも、被検眼を高精度に位置決
めすることが可能で、眼屈折力の測定を有利に行なうこ
とができるのである。
【0022】更にまた、複数対の投光手段および受光手
段にて検出される照準距離に基づいて、測定値に対して
被検眼の位置に応じた補正を加える演算手段を設けてな
る自覚式検眼装置においては、被検眼の位置に拘わらず
正しい眼屈折力を容易に得ることができるのであり、補
正時の過失による誤差の発生が防止されると共に、測定
作業の簡略化が極めて有利に達成され得るのである。
【0023】さらに、受光手段による受光状態を表示す
る表示装置を設けてなる自覚式検眼装置においては、被
検眼の位置や検査中における位置ズレ等を、検者が容易
に知ることができるところから、測定作業性が一層有利
に向上され得るのである。
【0024】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明することとする。
【0025】先ず、図1には、本発明の一実施例として
の自覚式検眼装置の構成が、概略的に示されている。か
かる図中、20,20は、左右両眼用に分割された装置
ケースであり、図示しない支持部材によって相対間距離
が変化可能に支持され、被検者の両眼22,22間の距
離に対応可能とされている。
【0026】また、それら各装置ケース20には、観察
窓24が設けられており、かかる観察窓24内に、検査
用レンズ26が配設されている。なお、図面上に明示は
されていないが、かかる検査用レンズ26は、屈折度数
の異なる複数種類が、装置ケース20の内部或いは外部
に準備されており、何れかのレンズを選択し、交換する
ことができるようになっている。
【0027】そして、従来の自覚式検眼装置と同様、装
置ケース20,20を被検眼22,22の前に配置し、
被検眼22,22に、観察窓24,24にセットされた
検査用レンズ26を通じて、指標28を視認させ、最良
視力を与える検査用レンズを知ることによって、被検眼
22,22の眼屈折度を測定するようになっているので
ある。
【0028】さらに、かかる自覚式検眼装置には、検査
用レンズ26が配設される観察窓24の光軸、即ち被検
眼22による指標28の視準軸:mを挟んで対称的に位
置する両側に、投光手段としての第一の投光装置30お
よび第二の投光装置32と、受光手段としての第一の受
光装置34および第二の受光装置36が、それぞれ配設
されている。なお、図1中では、第一の投光装置30と
第二の投光装置32および第一の受光装置34と第二の
受光装置36が、互いに近接して記載されているが、実
際には、それらの各対を、観察窓24の光軸:m回りに
おいて周方向に所定量だけずらせて配設すること等によ
り、装置の配設構造の簡略化が図られ得る。
【0029】かかる第一及び第二の投光装置30,32
は、それぞれ、LED等の光源38,38′と、該光源
38,38′からの光を導く光ファイバー40,40′
と、該光ファイバー40,40′にて導かれた光が透過
される集光レンズ42,42′を含んで構成されてい
る。そして、集光レンズ42,42′を透過した光は、
装置ケース20に設けられた投光窓44,44′を通じ
て、前記観察窓24の光軸上の点に投射されるようにな
っているのである。
【0030】また、ここにおいて、第一の投光装置30
により投光窓44を通じて投射される光と、第二の投光
装置32により投光窓44′を通じて投射される光は、
観察窓24の光軸上において所定距離だけ離隔した互い
に異なる点に投射されるようになっている。そして、特
に、本実施例では、第一の投光装置30により投射され
る光が、観察窓24の光軸上において検査用レンズ26
の基準位置(検査用レンズ26の背面)から標準距離:
L=12mmだけ離れた点(以下、「標準点」という)に
投射される一方、第二の投光装置32により投射された
光が、観察窓24の光軸上で、それよりも更に後方に所
定距離:L′だけ離れた点に投射されるようになってい
る。
【0031】また一方、第一及び第二の受光装置34,
36は、それぞれ、前記第一及び第二の投光装置30,
32にて投射された光の被検眼22による反射光が透過
される集光レンズ46,46′と、該集光レンズ46,
46′を透過した光を導く光ファイバー48,48′
と、該光ファイバー48,48′にて導かれた光が照射
されるフォトダイオード等の受光素子50,50′を含
んで構成されている。
【0032】そして、被検眼22が標準点に位置せしめ
られた際に、第一の投光装置30にて投射された光が、
被検眼22の角膜頂点にて反射されて、装置ケース20
に設けられた受光窓52を通じて、第一の受光装置34
に入射せしめられることにより、受光素子50にて入射
状態を表す電気信号が出力される一方、被検眼22が標
準点より所定距離:L′だけ後方に位置せしめられた際
に、第二の投光装置32にて投射された光が、被検眼2
2の角膜頂点にて反射されて、装置ケースに設けられた
受光窓52′を通じて、第二の受光装置36に入射せし
められることにより、受光素子50′にて入射状態を表
す電気信号が出力されるようになっている。
【0033】それ故、第一の受光装置34を構成する受
光素子50にて出力される電気信号により、被検眼22
が標準点に位置しているか否かを判断することができる
のであり、また、第二の受光装置36を構成する受光素
子50′にて出力される電気信号により、被検眼22が
標準点から所定距離:L′だけ後方の点に位置している
か否かを判断することができるのである。
【0034】さらに、本実施例の検眼装置にあっては、
各装置ケース20に第一の表示ランプ53および第二の
表示ランプ54が設けられている。そして、第一の受光
装置34を構成する受光素子50にて入射信号が出力さ
れた際に、第一の表示ランプ53が点灯し、被検眼22
が標準点に位置していることを表示する一方、第二の受
光装置36を構成する受光素子50′にて入射信号が出
力された際に、第二の表示ランプ54が点灯し、被検眼
22が標準点より所定距離:L′だけ後方に位置してい
ることを表示するようになっている。
【0035】ところで、このような構造とされた自覚式
検眼装置により被検眼22の眼屈折力を測定するには、
先ず、従来装置と同様、装置ケース20,20を動かし
て、被検眼22が、観察窓24に配設された検査用レン
ズ26を通じて、前方に配設された指標28を視認し得
るように位置せしめる。
【0036】次いで、図示しない額当てを調節して装置
ケース20,20に対する被検眼22の前後方向におけ
る位置合わせを行ない、被検眼22を、標準点、または
標準点から所定距離:L′だけ後方の点に位置せしめ
る。即ち、それらの何れかの点に被検眼22が位置せし
められたことは、第一又は第二の表示ランプ53,54
の点灯により、検者は容易に確認することができるので
ある。
【0037】なお、被検眼22を、それら標準点、また
は標準点から所定距離:L′だけ後方の点に位置せしめ
るに際しての操作性を向上するためには、装置ケース2
0,20に対して、従来から採用されている角膜照準窓
(図2参照)を設けること等が有効である。
【0038】そして、第一又は第二の表示ランプ53,
54の点灯状態下において、従来と同様、被検眼22
に、各種の検査用レンズ26を通じて指標28を視認さ
せることにより、最良の視力を与える検査用レンズ26
のレンズ度から眼屈折度数の測定が行なわれることとな
る。
【0039】そこにおいて、第一の表示ランプ53の点
灯状態下に測定した場合、即ち被検眼22を標準点に位
置せしめた状態下に測定した場合には、検査用レンズ2
6のレンズ度より、眼屈折度数を直ちに知ることが可能
であり、補正を行なう必要はない。
【0040】一方、被検者の顔の造作等の理由から被検
眼22を標準点に位置せしめることができず、第二の表
示ランプ54の点灯状態下に測定した場合、即ち被検眼
22を標準点から所定距離:L′だけ後方の点に位置せ
しめた状態下に測定した場合には、検査用レンズ26の
レンズ度より得られた眼屈折度数に対して補正を施す必
要がある。即ち、公知の如く、検査用レンズ26のレン
ズ度より得られた眼屈折度数をDS とすると、被検眼の
眼屈折度数:Dg は、ジオプトリーを単位として、下記
(式1)で表される。
【0041】 Dg =1000×DS /(1000−DS ×L′) ・・・(式1)
【0042】なお、このような補正処理は、距離:L′
や眼屈折度数:DS の値に応じた補正値を予め算出して
表等を作成しておき、得られた眼屈折度数:DS の値
を、検者が補正することによって行なうことも可能であ
るが、かかる補正処理を、演算装置によって自動的に行
なわせることも可能である。
【0043】具体的には、例えば、被検眼22が標準点
より所定距離:L′だけ後方に位置せしめられて、第二
の受光装置36を構成する受光素子50′から入射信号
が出力された状態下に測定が行われた場合に、測定後、
得られた眼屈折度数:DS に対して上記(式1)に基づ
く補正計算を行なう演算装置と、該演算装置によって算
出された眼屈折度数:Dg を出力するプリンタ等の出力
装置とを、備えた演算処理手段を設けることによって、
実現され得る。
【0044】従って、上述してきた自覚式検眼装置にお
いては、第一及び第二の受光装置34,36にて出力さ
れる受光信号によって、検者が被検眼22の位置を直接
に視認することなく、該被検眼22の位置を容易に確認
することができるのであり、それ故、測定操作が容易で
検者の負担が軽減され得ると共に、検者の操作上の過失
等に起因する測定誤差の発生が防止され得て、優れた測
定精度を安定して得ることができるのである。
【0045】しかも、かかる自覚式検眼装置にあって
は、受光手段として簡単な受光素子50,50′を採用
することが可能で、CCDカメラ等の複雑なものを用い
る必要がないことから、極めて簡単な装置構造とコンパ
クトな装置構造をもって、有利に実現され得るのであ
る。
【0046】さらに、本実施例の検眼装置においては、
投光装置30,32および受光装置34,36における
光路の一部が光ファイバー48,48′にて構成されて
いることから、光路を直線的に設定する必要がなく、装
置構造の設計自由度が有利に確保され得るのであるので
ある。
【0047】また、本実施例の検眼装置においては、投
光装置および受光装置が、二対設けられていることか
ら、被検眼を標準点に位置せしめることが困難な場合に
も、被検眼を高精度に位置決めすることが可能で、眼屈
折度数の測定を有利に行なうことができるのである。
【0048】更にまた、本実施例の検眼装置において
は、第一及び第二の表示ランプ53,54により、第一
及び第二の受光装置34,36による受光状態が表示さ
れて、被検眼22が標準点または該標準点の後方の所定
位置に位置しているか否かを容易に視認することができ
るようになっていることから、被検眼22の位置や検査
中における位置ズレ等を、検者が容易に知ることがで
き、より一層優れた測定作業性が発揮され得るのであ
る。
【0049】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、これは文字通りの例示であって、本発明は、かか
る具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0050】例えば、前記実施例では、投光装置と受光
装置が二対設けられており、標準点と該標準点の後方の
所定位置の二点において、被検眼22が位置しているか
否かを検出することができるようになっていたが、かか
る対を為す投光装置と受光装置を、一対、或いは三対以
上設けることも、勿論、可能である。
【0051】さらに、第一及び第二の表示ランプ53,
54の代わりにブザー等を採用することも可能であり、
また、例えば、第一及び第二の受光装置34,36から
の出力信号によって演算装置を作動させて自動的に補正
処理を行なわせるような場合には、必ずしも、そのよう
な外部表示装置は必要ではない。
【0052】また、前記実施例では、投光装置および受
光装置における光路の一部が光ファイバーによって構成
されていたが、必ずしも、光ファイバーを用いる必要は
ない。
【0053】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての自覚式検眼装置の構
成を概略的に示す説明図である。
【図2】従来構造の自覚式検眼装置の一具体例を概略的
に示す説明図である。
【符号の説明】
20 装置ケース 22 被検眼 24 観察窓 26 検査用レンズ 28 指標 30 第一の投光装置 32 第二の投光装置 34 第一の受光装置 36 第二の受光装置 38,38′ 光源 40,40′ 光ファイバー 48,48′ 光ファイバー 50,50′ 受光素子 53 第一の表示ランプ 54 第二の表示ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−52631(JP,A) 特開 平4−269937(JP,A) 特開 昭54−154187(JP,A) 特開 昭54−42895(JP,A) 特開 平4−141135(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 3/00 - 3/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のレンズが交換可能に装着される観
    察窓を備え、被検眼に、該観察窓の後方から該レンズを
    通じて指標を視認させるようにした自覚式検眼装置に
    て、前記被検眼の角膜頂点が位置せしめられる、予め定
    められた前記観察窓の光軸上の一点に光を投射する投光
    手段と、該投光手段に対して前記光軸を挟んで対称的に
    配置され、該投光手段から投射された光の、前記被検眼
    の角膜頂点からの反射光を受けて、受光信号を出力する
    受光手段とを設け、該受光手段からの受光信号の出力に
    よって、前記被検眼が、前記投光手段からの光が投射さ
    れる前記光軸上の一点に位置していることを認識するよ
    うにした装置において、 前記投光手段および前記受光手段を、複数対において設
    けて、前記観察窓の光軸上における互いに異なる点に光
    を投射する複数の投光手段と、それら各投光手段に対応
    して前記光軸を挟んで対称的に位置する複数の受光手段
    とから構成した ことを特徴とする自覚式検眼装置。
  2. 【請求項2】 前記投光手段における投光路及び/又は
    前記受光手段における受光路の少なくとも一部が、光フ
    ァイバーによって構成されている請求項1に記載の自覚
    式検眼装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の受光手段によって出力される
    受光信号に基づいて前記被検眼の角膜頂点と前記レンズ
    の基準位置との間の照準距離を検出し、かかる検出値に
    応じて眼屈折度数の測定値を補正する演算手段が設けら
    れている請求項1又は2に記載の自覚式検眼装置。
  4. 【請求項4】 前記受光手段にて出力される受光信号に
    基づき、前記反射光の受光状態を外部から認識可能に表
    示する表示装置が設けられている請求項1乃至の何れ
    かに記載の自覚式検眼装置。
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