JP3306292B2 - 二軸配向積層ポリエステルフイルム - Google Patents

二軸配向積層ポリエステルフイルム

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JP3306292B2
JP3306292B2 JP8649896A JP8649896A JP3306292B2 JP 3306292 B2 JP3306292 B2 JP 3306292B2 JP 8649896 A JP8649896 A JP 8649896A JP 8649896 A JP8649896 A JP 8649896A JP 3306292 B2 JP3306292 B2 JP 3306292B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二軸配向積層ポリエ
ステルフイルムに関し、更に詳しくは平坦性、耐削れ
性、巻取り性等に優れ、磁気記録媒体用として有用な二
軸配向積層ポリエステルフイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートフイルムに
代表される二軸配向ポリエステルフイルムは、その優れ
た物理的、化学的特性の故に広い用途に、特に磁気記録
媒体のベースフイルムとして用いられている。
【0003】近年、磁気記録媒体においては、高密度
化、高容量化が進められており、それに伴ってベースフ
イルムの平坦性、及び厚みの薄膜化が要望されている。
しかしながら、優れた電磁変換特性を維持するために、
ベースフイルムの表面を平坦化すると、滑り性及びフイ
ルム―フイルム間のエアスクイズ性が不足し、例えばロ
ール状に巻き上げる場合にシワが入ったり、ブロッキン
グを起こし、フイルムロールの表面が凹凸になって製品
の歩留りを下げたり、巻き上げる時の張力、接圧、速度
の適性範囲が狭くなり、巻き上げることが非常に難しく
なる。また、フイルム加工工程においても滑り性が悪い
と接触する金属ロールとの摩擦が増加し、削れ粉が発生
して磁気記録信号の欠落、即ちドロップアウトの原因に
なる。
【0004】一般に、ポリエステルフイルムの滑り性の
改良には、(i)原料ポリマー中にその製造過程で触媒
残渣から不活性粒子を析出せしめる方法や、(ii)不活
性粒子を添加せしめる方法等によってフイルム表面に凹
凸を付与せしめる方法が採用されている。これらフイル
ム中の粒子は、その大きさが大きい程、また、その含有
量が多い程、滑り性の改良が大きいのが一般的である。
【0005】一方、前述のように、電磁変換特性向上の
点よりベースフイルムの表面はできるだけ平坦であるこ
とが求められている。ベース面の表面粗さが粗いと、磁
気記録媒体に加工する場合、ベースフイルムの表面凹凸
が磁性層塗布後にも磁性層面に突き出し、電磁変換特性
を悪化させる。この場合、ベースフイルム中の粒子の大
きさが大きい程また、その含有量が多い程、表面の粗さ
が粗くなり電磁変換特性は悪化する。
【0006】このように滑り性の改良と電磁変換特性の
向上という相反する特性を両立する手段としては、積層
フイルムにすることによって、磁性層を塗布する面は平
坦にして電磁変換特性を改善し、反対面は粗面化して滑
り性を向上させる手段が広く知られている。
【0007】しかしながら、従来の方法においては、粗
面と平坦面とが別々に取り扱われているため、易滑面の
粗度が磁性層表面に転写して電磁変換特性の向上が不十
分だったり、易滑面の突起が高すぎると、フイルム加工
工程等において、粒子が機材との接触によって容易に脱
落してしまう欠点を生じたり、また必要以上にフイルム
表面を平坦化した場合、特に高速作業時におけるフイル
ムのハンドリング性、特にフイルムの捲き取り性が不良
になる場合が多かった。
【0008】巻き取り性については、フイルムの弾性率
や腰の強さ、厚さ、表面粗さ等が複雑に絡み合った現象
であり、特に積層フイルムのように表裏の性状が異なる
場合は、そのフイルムの巻き取り性を予測し、それを調
節することは極めて困難であった。
【0009】フイルムの削れ性、捲き取り性の改良とし
て、積層フイルムの空気抜け速さを規定したフイルムが
知られている(例えば、特公平5―37817号公報、
特開平7―137128号公報)。しかしながら、これ
らは、いずれもフイルム片面のエアスクイズ性を規定し
たものであり、上述のように、特に積層フイルムの場
合、表裏の性状が異なるため、フイルムの表裏でのエア
スクイズ性が重要であり、いまだ巻き取り性の改良とい
う点では不十分である。
【0010】また、実際の製膜工程で高速でフイルムを
巻き取る場合は、フイルム―フイルム間の瞬時のエアス
クイズ性が重要であり、この観点から言えばエアのぬけ
初めの特性、つまりエアぬけ初期での単位時間あたりで
のエアぬけ量が重要である。この点についても、いまだ
十分な改良はなされていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、かかる問
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、フイルムを二軸
配向ポリエステルフイルムとし、かつその表裏の表面性
及びフイルム表裏間でのエアスクイズ性(=空気洩れ指
数)を特定の値にすることによって、平坦性、削れ性、
製造工程での巻取り性を同時に満足させ得ることを見出
し、本発明に到達した。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ポ
リエステル層Bの片面にポリエステル層Aを積層してな
る積層ポリエステルフイルムであって、ポリエステル層
Aが滑剤粒子I、IIを含有し、滑剤粒子I、IIの凝
集率がそれぞれ0(%)より大きく20%未満であり、
該粒子Iの平均粒径が0.3〜1.0μmで、かつ含有
量が0.005重量%以上0.1%未満であり、さらに
該粒子IIの平均粒径(dII)が滑剤粒子Iの平均粒
径(dI)の1倍よりも大きくdIの10倍以下である
ことを満足し、かつ含有量が0.1重量%以上1.0重
量%未満であり、ポリエステル層Aの表面の中心面平均
粗さWRaAが1〜15nm、ポリエステル層Bの表面
の中心面平均粗さWRaBが0.1〜8nm、且つWR
A>WRaBであり、該フイルムの空気洩れ指数Gが−
1×10-2〜−1×10-4であることを特徴とする二軸
配向積層ポリエステルフイルムである。
【0013】本発明におけるポリエステルとは、芳香族
ジカルボン酸を主たる酸成分とし、脂肪族グリコールを
主たるグリコール成分とするポリエステルである。この
ポリエステルは実質的に線状であり、そしてフイルム形
成性特に溶融成形によるフイルム形成性を有する。芳香
族ジカルボン酸としては、例えばテレフタル酸、ナフタ
レンジカルボン酸、イソフタル酸、ジフェノキシエタン
ジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルエ
ーテルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン
酸、ジフェニルケトンジカルボン酸、アンスラセンジカ
ルボン酸等を挙げることができる。脂肪族グリコールと
しては、例えばエチレングリコール、トリメチレングリ
コール、テトラメチレングリコール、ペンタメチレング
リコール、ヘキサメチレングリコール、デカメチレング
リコール等の如き炭素数2〜10のポリメチレングリコ
ールあるいは1,4―シクロヘキサンジメタノールの如
き脂環族ジオール等を挙げることができる。
【0014】本発明において、ポリエステルとしてはア
ルキレンテレフタレートおよび/又はアルキレン―2,
6―ナフタレートを主たる構成成分とするものが好まし
く用いられる。
【0015】これらポリエステルのうちでも特にポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレン―2,6―ナフタ
レートはもちろんのこと、例えば全ジカルボン酸成分の
80モル%以上がテレフタル酸および/又は2,6―ナ
フタレンジカルボン酸であり、全グリコール成分の80
モル%以上がエチレングリコールである共重合体が好ま
しい。その際全酸成分の20モル%以下はテレフタル酸
および/又は2,6―ナフタレンジカルボン酸以外の上
記芳香族ジカルボン酸であることができ、また例えばア
ジピン酸、セバチン酸等の如き脂肪族ジカルボン酸;シ
クロヘキサン―1,4―ジカルボン酸の如き脂環族ジカ
ルボン酸等であることができる。また全グリコール成分
の20モル%以下はエチレングリコール以外の上記グリ
コールであることができ、また例えばハイドロキノン、
レゾルシン、2,2―ビス(4―ヒドロキシフェニル)
プロパン等の如き芳香族ジオール;1,4―ジヒドロキ
シジメチルベンゼンの如き芳香環を有する脂肪族ジオー
ル;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコール等の如きポリアルキ
レングリコール(ポリオキシアルキレングリコール)等
であることもできる。
【0016】また、本発明におけるポリエステルには、
例えばヒドロキシ安息香酸の如き芳香族オキシ酸、ω―
ヒドロキシカプロン酸の如き脂肪族オキシ酸等のオキシ
カルボン酸に由来する成分を、ジカルボン酸成分及びオ
キシカルボン酸成分の総量に対し20モル%以下で共重
合あるいは結合するものも包含される。
【0017】さらに本発明におけるポリエステルには、
実質的に線状である範囲の量、例えば全酸成分に対し2
モル%以下の量で、3官能以上のポリカルボン酸又はポ
リヒドロキシ化合物、例えばトリメリット酸、ペンタエ
リスリトール等を共重合したものも包含される。
【0018】上記ポリエステルは、それ自体公知であ
り、かつそれ自体公知の方法で製造することができる。
【0019】上記ポリエステルとしては、o―クロロフ
ェノール中の溶液として35℃で測定して求めた固有粘
度が0.4〜0.9のものが好ましく、0.5〜0.7
のものがさらに好ましく、0.55〜0.65のものが
特に好ましい。
【0020】本発明における二軸配向積層ポリエステル
フイルムは、ポリエステル層Aとポリエステル層Bの2
層より構成される。2層のポリエステルは同じものでも
違ったものでもよいが、同じものが好ましい。
【0021】前記二軸配向積層ポリエステルフイルム
は、ポリエステル層Aの表面の中心面平均粗さWRaA
が1〜15nm、ポリエステル層Bの表面の中心面平均
粗さWRaB が0.1〜8nm、且つWRaA >WRa
B である必要がある。これは易滑性と電磁変換特性とを
共に優れたものにするためである。WRaA が1nm未
満またはWRaB が0.1nm未満だと、易滑性が不足
し、走行性が不良となる。一方、WRaA が15nmを
超えまたはWRaB が8nmを超えると、磁性層にその
粗さが転写し、電磁変換特性が不良となる。WRaA
好ましくは1.5〜12nm、更に好ましくは1.8〜
9nmであり、WRaB は好ましくは0.5〜5nm、
更に好ましくは1.5〜5nmである。
【0022】この中心面平均粗さWRaはWYKO社製
非接触式3次元粗さ計(TOPO―3D)を用いて、測
定倍率40倍、測定面積242μm×239μm(0.
058mm2 )の条件で測定したものである。
【0023】本発明における二軸配向積層ポリエステル
フイルムは、さらに、フイルムの巻き取り性(巻き姿)
の点から、空気洩れ指数Gが−1×10-2〜−1×10
-4である必要がある。さらに好ましくは−5×10-3
−1×10-4、更に好ましくは−1×10-3〜−1×1
-4である。空気洩れ指数Gが−1×10-4より大きい
と、フイルム/フイルム間にかみ込んだ空気を排出する
ことができず、縦ジワ等が発生し、巻き姿が不良とな
る。一方、空気洩れ指数Gが−1×10-2より小さい
と、フイルム表面が粗くなりすぎ、耐削れ性が悪化する
ので好ましくない。
【0024】ここで、空気洩れ指数Gとは、(株)東洋
精機製、デジベック平滑度試験機を用いて、まずフイル
ム20枚を重ね、そのうち試料台最上部にくる1枚を除
いて、残り19枚の中心に直径5mmφの穴をあけて試
料台に乗せ、1kg/cm2の荷重を加えて、真空到達
度を560mmHgに設定する。560mmHgに到達
した後、常圧に戻ろうとするため、フイルムとフイルム
の間を空気が流れ込んでいく。この時、1時間の間30
秒間に真空度を測定し、測定時間に対して、降下した真
空度を直線近似したときの直線の傾き(=mmHg/s
ec)を空気洩れ指数Gとする。
【0025】上述のように、空気洩れ指数Gは、フイル
ム表裏間のエアクイズ性及びエアぬけ初期の特性を代表
する特性である。
【0026】本発明における二軸配向積層ポリエステル
フイルムは、上述のように、中心面平均粗さWRaと空
気洩れ指数Gが特定の値をとる必要があるが、これら特
性を発現、両立させるには、ポリエステル層Aに滑剤粒
子I、IIを含有させる。
【0027】前記二軸配向積層ポリエステルフイルムの
フイルム層Aに含ませる滑剤粒子Iの平均粒径は0.3
〜1.0μmであり、さらに好ましくは0.4〜0.8
μmである。この平均粒径が1.0μmを超えると、表
面が粗くなり、耐削れ性が悪化し、一方、0.3μm未
満になると走行性及びフイルム間でのエアスクイズ性が
著しく悪化する。また、滑剤粒子Iの含有量は0.00
5重量%以上0.1重量%未満、さらに好ましくは0.
007〜0.08重量%、特に好ましくは0.01〜
0.08重量%である。この含有量が0.1重量%以上
であると、耐削れ性が悪化し、一方0.005重量%未
満であると走行性が悪化する。
【0028】さらに、ポリエステル層Aに含ませる滑剤
粒子IIの平均粒径は下記式(1)を満足することが必
要である
【0029】
【数3】
【0030】ここで、dIは滑剤粒子Iの平均粒径、d
IIは滑剤粒子IIの平均粒径である。滑剤粒子Iの平
均粒径(dI)と滑剤粒子IIの平均粒径(dII)の
比(dI/dII)は2〜8、更には3〜7であること
が好ましい。この比(dI/dII)が10を超える
と、走行性が悪化し、またフイルム間でのブロッキング
が大きくなり、巻取り性を悪化させ、一方1以下になる
と、フイルム表面を著しく粗化させ、耐削れ性、電磁変
換特性を悪化させる。また、滑剤粒子IIの含有量
.1重量%以上1.0重量%未満、さらに好ましくは
0.2重量%以上0.5重量%未満、特に好ましくは
0.2重量%以上0.4重量%未満である。この含有量
が0.1重量%未満であると走行性が悪化し、またフイ
ルム間でのブロッキングが大きくなり、巻取り性を悪化
させ、一方1.0重量%以上であると、フイルム表面を
著しく粗化させ、耐削れ性及び電磁変換特性を悪化させ
る。
【0031】これら滑剤粒子I、IIはその凝集率がそ
れぞれ0(%)より大きく20%未満である。この凝集
率は、さらに好ましくは3%以上15%未満、特に好ま
しくは3%以上10%未満である。
【0032】ここで、粒子の凝集率とは、フイルム面内
1mm2 当り、2個以上の粒子が凝集している凝集粒子
の数をX(個)、粒子の総数をY(個)とすると、下記
式(3)によって求められる値である。
【0033】
【数4】
【0034】上記X、Yは、例えば2個の粒子が凝集し
ている凝集粒子の数(a1 )と、3個の粒子が凝集して
いる凝集粒子の数(a2 )と、非凝集の粒子の数
(a3 )とがある場合、X=a1 +a2 、Y=a1 +a
2 +a3 となることを理解すべきである。
【0035】滑剤粒子I、IIの凝集率が20%以上の
場合、粒子が脱落しやすく、耐削れ性が著しく悪化し、
また凝集粒子で生じた粗大突起が磁性層側表面に影響
し、うねり等を生じさせ、電磁変換特性の低下を引き起
す。
【0036】前記二軸配向積層ポリエステルフイルムに
おいて、ポリエステル層Aに含ませる滑剤粒子I、IIが
耐熱性高分子及び球状シリカ粒子から選ばれる少なくと
も1種であると、本発明の効果がより一層顕著となるの
で好ましい。
【0037】耐熱性高分子粒子としては、例えば架橋ポ
リスチレン樹脂粒子、架橋シリコーン樹脂粒子、架橋ア
クリル樹脂粒子、架橋スチレン―アクリル樹脂粒子、架
橋ポリエステル粒子、ポリイミド粒子、メラミン樹脂粒
子等があげられる。この中でも架橋ポリスチレン樹脂粒
子や架橋シリコーン樹脂粒子を含有させると、本発明の
効果がより一層顕著となるので好ましい。
【0038】本発明における二軸配向積層ポリエステル
フイルムは、ポリエステル層Bに不活性粒子を含有させ
る必要は特にないが、不活性粒子を含有させる場合は、
平均粒径が0.005〜1μm、特に0.05〜0.6
μmの不活性粒子を0.001〜0.3重量%、さらに
0.005〜0.2重量%、特に0.005〜0.1重
量%含有させるのが好ましい。これにより、摩擦係数が
より一層良好となるのみならず、フイルムの巻姿も良好
となる。この不活性粒子としてはポリエステル層Aに含
有させる滑剤粒子として例示したものを好ましく挙げる
ことができる。ポリエステル層A,Bに含有させる滑剤
粒子の種類や大きさは同じでも異なっていてもよい。
【0039】本発明における二軸配向積層ポリエステル
フイルムは、従来から知られている、あるいは当業界に
蓄積されている方法で製造することができる。例えば、
先ず未配向積層フイルムを製造し、次いで該フイルムを
二軸配向させることで得ることができる。この未配向積
層フイルムは、従来から蓄積された積層フイルムの製造
法で製造することができる。例えば、ポリエステル層A
と、反対面を形成するポリエステル層Bとを、ポリエス
テルの溶融状態又は冷却固化された状態で積層する方法
を用いることができる。さらに具体的には、例えば共押
出、エクストルージョンラミネート等の方法で製造でき
る。上述の方法で積層されたフイルムは、更に従来から
蓄積された二軸配向フイルムの製造法に準じて行ない、
二軸配向フイルムとすることができる。例えば、融点
(Tm:℃)ないし(Tm+70)℃の温度でポリエス
テルを溶融・共押出して未延伸積層フイルムを得、該未
延伸積層フイルムを一軸方向(縦方向又は横方向)に
(Tg−10)〜(Tg+70)℃の温度(但し、T
g:ポリエステルのガラス転移温度)で2.5倍以上、
好ましくは3倍以上の倍率で延伸し、次いで上記延伸方
向と直角方向にTg〜(Tg+70)℃の温度で2.5
倍以上、好ましくは3倍以上の倍率で延伸するのが好ま
しい。さらに必要に応じて縦方向および/又は横方向に
再度延伸してもよい。このようにして全延伸倍率は、面
積延伸倍率として9倍以上が好ましく、12〜35倍が
さらに好ましく、15〜30倍が特に好ましい。さらに
また、二軸配向フイルムは、(Tg+70)℃〜(Tm
−10)℃の温度で熱固定することができ、例えば18
0〜250℃で熱固定するのが好ましい。熱固定時間は
1〜60秒が好ましい。
【0040】得られる二軸配向積層ポリエステルフイル
ムの長手方向(MD)及び幅方向(TD)のヤング率
は、それぞれ400kg/mm2 以上2000kg/m
2 以下が好ましい。このヤング率が400kg/mm
2 未満だと、磁気テープと磁気ヘッドとのあたりが不足
し、電磁変換特性の低下をまねき好ましくない。一方、
ヤング率が2000kg/mm2 を超えるとフイルムの
製膜性が低下し、好ましくない。MDのヤング率は40
0〜900kg/mm2 であり、TDのヤング率は55
0〜1500kg/mm2 であることが特に好ましい。
【0041】本発明における二軸配向積層ポリエステル
フイルムは、その全体の厚みが2〜10μmであること
が好ましい。またポリエステル層Aの厚みは0.5〜2
μmであることが好ましい。
【0042】本発明の二軸配向積層ポリエステルフイル
ムは、上述した特性から、磁気記録媒体、更には磁気テ
ープの支持体(ベースフイルム)として、特にデジタル
記録用磁気テープの支持体として好ましく用いられる。
【0043】なお、本発明における種々の物性値及び特
性は以下の如く測定されたものであり、かつ定義され
る。
【0044】(1)空気洩れ指数G (株)東洋精機製、デジベック平滑度試験機を用いて、
まずフイルム20枚をフイルムのA面、D面が重なるよ
うに重ね合わせ、そのうち試料台最上部にくる1枚を除
いて、残り19枚に直径5mmφの穴をあけ、試料台に
セットする。この時、穴の中心部が試料台の中心にくる
ようにする。この状態で1kg/cm2の荷重を加え
て、真空到達度を560mmHgに設定する。560m
mHgに到達した後、常圧に戻ろうとするため、フイル
ムとフイルム間を空気が流れ込んでいく。この時、1時
間の間30秒毎に降下していく真空度(mmHg)を測
定し、測定時間(sec)に対する真空度を直線近似し
たときの直線の傾き(=mmHg/sec)を空気洩れ
指数Gとする。
【0045】(2)滑剤粒子の平均粒径(DP) 島津製作所製CP―50型セントリフュグル パーティ
クル サイズ アナライザー(Centrifugal Particle S
ize Analyzer)を用いて測定する。得られる遠心沈降曲
線を基に算出した各粒径の粒子とその存在量との積算曲
線から、50マスパーセントに相当する粒径を読み取
り、この値を上記平均粒径とする(Book「粒度測定技
術」日刊工業新聞社発行、1975年、頁242〜24
7参照)。
【0046】(3)非接触式3次元中心面平均粗さWR
a WYKO社製非接触三次元粗さ計(TOPO―3D)を
用いて測定倍率40倍、測定面積242μm×239μ
m(0.058mm2 )の条件にて測定を行ない、同粗
さ計の内臓ソフトによる表面解析より、WRaは以下の
式により計算されアウトプットされた値を用いた。
【0047】
【数5】
【0048】Zjkは測定方向(242μm)、それと直
行する方向(239μm)をそれぞれM分割、N分割し
たときの各方向のj番目、k番目の位置における2次元
粗さチャート上の高さである。
【0049】(4)フイルムの走行摩擦係数 図1に示した装置を用いて下記のようにして測定する。
図1中、1は巻出しリール、2はテンションコントロー
ラ、3,5,6,8および11はフリーローラ、4はテ
ンション検出機(入口)、7はステンレス鋼SUS30
4製の固定棒(外径5mmφ、表面粗さRa=20n
m)、10はテンション検出機(出口)、12はガイド
ローラ、13は巻取りリールをそれぞれ示す。
【0050】温度20℃、湿度60%の環境で、磁気テ
ープの非磁性面を7の固定棒に角度θ=(152/18
0)πラジアン(152°)で接触させて毎分200c
mの速さで移動(摩擦)させる。入口テンションT1
35gとなるようにテンションコントローラ2を調整し
た時の出口テンション(T2 :g)をフイルムが50往
復走行したのちに出口テンション検出機で検出し、次式
で走行摩擦係数μkを算出する。
【0051】
【数6】 μk=(2.303/θ)log(T2 /T1 ) =0.868log(T2 /35) なお、磁気テープの製造法は次のとおり行なった。
【0052】下記に示す組成物をボールミルに入れ、1
6時間混練、分散した後、イソシアネート化合物(バイ
エル社製のデスモジュールL)5重量部を加え、1時間
高速剪断分散して磁性塗料とする。
【0053】磁性塗料の組成: 針状Fe粒子 100重量部 塩化ビニル―酢酸ビニル共重合体 15重量部 (積水化学製エスレック7A) 熱可塑性ポリウレタン樹脂 5重量部 酸化クロム 5重量部 カーボンブラック 5重量部 レシチン 2重量部 脂肪酸エステル 1重量部 トルエン 50重量部 メチルエチルケトン 50重量部 シクロヘキサノン 50重量部
【0054】この磁性塗料を二軸配向積層ポリエステル
フイルムの片面(層B)に、塗布厚3μmとなるように
塗布し、次いで2500ガウスの直流磁場中で配向処理
を行ない、100℃で加熱乾燥後、スパーカレンダー処
理(線圧300kg/cm、温度80℃)を行ない、巻
き取る。この巻き取ったロールを55℃のオーブン中に
3日間保持した後、1/2インチ巾に裁断して磁気テー
プを得る。
【0055】(5)層厚み 2次イオン質量分析装置(SIMS)を用いて、表層か
ら深さ3000nm迄の範囲のフイルム中の粒子の内も
っとも高濃度の粒子に起因する元素とポリエステルの炭
素元素の濃度比(M+ /C+ )を粒子濃度とし、表面か
ら深さ3000nmまで厚さ方向の分析を行なう。表層
では表面という界面のために粒子濃度は低く表面から遠
ざかるにつれて粒子濃度は高くなる。そして一旦極大値
となった粒子濃度がまた減少し始める。この濃度分布曲
線をもとに表層粒子濃度が極大値の1/2となる深さ
(この深さは極大値となる深さよりも深い)を求め、こ
れを表層厚さとする。
【0056】条件は次の通りである。 測定装置 2次イオン質量分析装置(SIMS) 測定条件 1次イオン種 :O2 + 1次イオン加速電圧:12KV 1次イオン電流:200nA ラスター領域 :400μm□ 分析領域 :ゲート30% 測定真空度 :6.0×10-3Torr E―GUN :0.5KV―3.0A なお、表層から深さ3000nm迄の範囲にもっとも多
く含有する粒子が有機高分子粒子の場合はSIMSでは
測定が難しいので、表面からエッチングしながらXPS
(X線光電子分光法)、IR(赤外分光法)などで上記
同様のデブスプロファイルを測定し表層厚さを求めても
よい。
【0057】(6)粒子の凝集率 二軸配向積層ポリエステルフイルムをヤマト化学(株)
社製プラズマリアクターPR3を用い、次の条件にてエ
ッチング行ない、 高周波電力(W) :50 酸素流量(ml/min) :30 エッチング時間(hr) :0.5 エッチングした表面をエリオニクス(株)社製EMM3
000を用い、倍率10000倍にてSEM観察を行な
い、滑剤粒子の凝集率を測定する。
【0058】(7)電磁変換特性 シバソク(株)製ノイズメーターを使用してビデオ用磁
気テープのS/N比を測定し、以下の基準フィルムの
ープに対するS/N比の差を求める。使用するVTRは
ソニー(株)EDV―6000である。基準フィルム 粗面層A中の不活性粒子として架橋シリコーン樹脂粒子
(平均粒径0.60μm、含有量0.05wt%、凝集
率15%)およびアルミナ粒子(平均粒径0.1μm、
含有量0.2wt%、凝集率50%)を、また層B中の
不活性粒子として球状シリカ粒子(平均粒径0.1μ
m、含有量0.2wt%)の粒子を使用し、ジメチル―
2,6―ナフタレートの代りにジメチルテレフタレート
を使用した以外は、後述の実施例1、2と同様の方法で
ポリエステル層A、層B用のポリエチレンテレフタレー
ト(PET)を得た。このポリエチレンテレフタレート
のペレットを170℃で3時間乾燥後、後述の実施例
1、2と同様にして未延伸積層フイルムを得た。(但
し、回転冷却ドラムの表面温度を20℃とした。)この
ようにして得られた未延伸積層フイルムを78℃にて予
熱し、更に低速、高速のロール間で15mm上方より8
50℃の表面温度のIRヒーターにて加熱して2.3倍
に延伸し、急冷し、続いてステンターに供給し、110
℃にて横方向に3.6倍に延伸した。さらに引き続い
て、110℃にて予熱し、低速・高速のロール間で2.
0倍に縦方向に延伸し、更にステンターに供給し、90
℃にて横方向に1.5倍延伸し、得られた二軸延伸フイ
ルムを220℃の熱風で4秒間熱固定し、二軸配向積層
ポリエステルフイルムを得た。各層の厚みについては、
2台の押出機の吐出量を変えることにより層Aが2.0
μmおよび層Bが7.0μmになるように調整した。こ
のフイルムのヤング率は縦方向600kg/mm 2 、横
方向610kg/mm 2 で、WRaはA層側が12.0
で層B側が5.0、空気漏れ指数が−65×10 -4 であ
った。そして、このフィルムのB層側に磁性層を塗説し
た。
【0059】(8)削れ性(カレンダー削れ性) ポリエステル系樹脂の弾性ロールを持つ3段式ミニスー
パーカレンダー装置(由利ロール株式会社製)にて加熱
ロール温度80℃、線圧300kg/cm、速度80m
/分で150mm巾にスリットしたフイルムを1000
0m走行させ、これを計5回繰り返した後、弾性ロール
上の汚れ状況で削れ性を評価する。
【0060】<判定> ◎:弾性ロール表面に汚れが認められない ○:弾性ロール表面の光沢度が若干低下するも、削れ粉
の付着は認められない ×:弾性ロール表面に削れ粉の付着が認められる
【0061】(9)巻き姿 速度200m/分でフイルムを巻き、巻上がったフイル
ムロールを見て、シワ等が全然ないものを巻姿として
◎、シワ等が少し見られるが、実用的には問題のないレ
ベルにあるものを巻姿良として○、シワ等が多数発生し
たものを不良とし×とする。
【0062】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。
【0063】[実施例1、2]ジメチル―2,6―ナフ
タレートとエチレングリコールとを、エステル交換触媒
として酢酸マンガンを、重合触媒として三酸化アンチモ
ンを、安定剤として亜燐酸を、更に滑剤として表1、表
2に示す添加粒子を添加して常法により重合し、固有粘
度(オルソクロロフェノール、35℃)0.61の層A
用及び層B用ポリエチレン―2,6―ナフタレート(P
EN)を得た。
【0064】このポリエチレン―2,6―ナフタレート
のペレットを170℃で6時間乾燥後、2台の押出機ホ
ッパーに供給し、溶融温度280〜300℃で溶融し、
マルチマニホールド型共押出ダイを用いて層Bの片側に
層Aを積層させ、表面仕上げ0.3S程度、表面温度6
0℃の回転冷却ドラム上に押出し、厚み120μmの未
延伸積層フイルムを得た。
【0065】このようにして得られた未延伸積層フイル
ムを120℃に予熱し、更に低速、高速のロール間で1
5mm上方より900℃の表面温度のIRヒーターにて
加熱して4.0倍に延伸し、急冷し、続いてステンター
に供給し、145℃にて横方向に5.0倍に延伸した。
得られた二軸延伸フイルムを210℃の熱風で4秒間熱
固定し、厚み6.5μmの二軸配向積層ポリエステルフ
イルムを得た。これらのフイルムのヤング率は縦方向6
00kg/mm2 、横方向900kg/mm2であっ
た。また他のフイルム特性は表1、表2に示す。
【0066】[実施例3、4、比較例1、2] 表1、表2に示す粒子を使用し、ジメチル―2,6―ナ
フタレートの代りにジメチルテレフタレートを使用した
以外は実施例1、2と同様の方法でポリエステル層A、
層B用のポリエチレンテレフタレート(PET)を得
た。
【0067】このポリエチレンテレフタレートのペレッ
トを170℃で3時間乾燥後、実施例1、2と同様にし
て未延伸積層フイルムを得た。(但し、回転冷却ドラム
の表面温度を20℃とした。)このようにして得られた
未延伸積層フイルムを78℃にて予熱し、更に低速、高
速のロール間で15mm上方より850℃の表面温度の
IRヒーターにて加熱して2.3倍に延伸し、急冷し、
続いてステンターに供給し、110℃にて横方向に3.
6倍に延伸した。さらに引き続いて、110℃にて予熱
し、低速・高速のロール間で2.0倍に縦方向に延伸
し、更にステンターに供給し、90℃にて横方向に1.
5倍延伸し、得られた二軸延伸フイルムを220℃の熱
風で4秒間熱固定し、二軸配向積層ポリエステルフイル
ムを得た。
【0068】各層の厚みについては、2台の押出機の吐
出量を変えることにより調整した。このフイルムのヤン
グ率は縦方向600kg/mm2 、横方向610kg/
mm2 であった。また他のフイルム特性を表1、表2に
示す。
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】表1から明らかなように、本発明によるも
のは、優れた電磁変換特性を示しつつ、フイルム巻取り
性、削れ性、走行耐久性にも優れている。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、平坦性、耐削れ性、製
造工程での巻取り性を同時に満足しうる二軸配向積層ポ
リエステルフイルムを提供することができる。このポリ
エステルフイルムは、磁気記録媒体のベースフイルムと
して、特に1/2インチビデオテープ、8mmビデオテ
ープ、データカートリッジテープ、デジタル方式のビデ
オテープ等の磁気テープのベースフイルムとして有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行摩擦係数測定装置の概略説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 9:00 B29L 9:00 (56)参考文献 特開 平7−266521(JP,A) 特開 平3−211054(JP,A) 特開 平4−232611(JP,A) 特開 平8−30958(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル層Bの片面にポリエステル
    層Aを積層してなる積層ポリエステルフイルムであっ
    て、ポリエステル層Aが滑剤粒子I、IIを含有し、滑
    剤粒子I、IIの凝集率がそれぞれ0(%)より大きく
    20%未満であり、該粒子Iの平均粒径が0.3〜1.
    0μmで、かつ含有量が0.005重量%以上0.1%
    未満であり、さらに該粒子IIの平均粒径が下記式
    (1)を満足し、かつ含有量が0.1重量%以上1.0
    重量%未満であり、ポリエステル層Aの表面の中心面平
    均粗さWRaAが1〜15nm、ポリエステル層Bの表
    面の中心面平均粗さWRaBが0.1〜8nm、且つW
    RaA>WRaBであり、該フイルムの空気洩れ指数Gが
    −1×10-2〜−1×10-4であることを特徴とする二
    軸配向積層ポリエステルフイルム。【数1】 1<dI/dII≦10 …(1) ここで、dIは滑剤粒子Iの平均粒径、dIIは滑剤粒
    子IIの平均粒径である。
  2. 【請求項2】 滑剤粒子I、IIの凝集率がそれぞれ3
    %以上15%未満である請求項に記載の二軸配向積層
    ポリエステルフイルム。
  3. 【請求項3】 滑剤粒子Iの平均粒径が0.4〜0.8
    μmでかつ含有量が0.008〜0.8重量%である請
    求項またはに記載の二軸配向積層ポリエステルフイ
    ルム。
  4. 【請求項4】 滑剤粒子IIの平均粒径が下記(2)を
    満足し、かつ含有量が0.2〜0.5重量%である請求
    またはに記載の二軸配向積層ポリエステルフイル
    ム。 【数2】2<dI/dII≦8 …(2) ここで、dIは滑剤粒子Iの平均粒径、dIIは滑剤粒
    子IIの平均粒径である。
  5. 【請求項5】 滑剤粒子I、IIがそれぞれ耐熱性高分
    子粒子及び球状シリカ粒子から選ばれる少なくとも一種
    である請求項1〜4のいずれか1項に記載の二軸配向積
    層ポリエステルフイルム。
  6. 【請求項6】 積層フイルムの全体厚みが2〜15μm
    である請求項1に記載の二軸配向積層ポリエステルフイ
    ルム。
  7. 【請求項7】 ポリエステル層Aの厚みが0.5〜2.
    5μmである請求項1またはに記載の二軸配向積層ポ
    リエステルフイルム。
  8. 【請求項8】 積層フイルムの長手方向及び幅方向のヤ
    ング率がそれぞれ400〜2000kg/mm2である
    請求項1に記載の二軸配向積層ポリエステルフイルム。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の二軸配向積層ポリエス
    テルフイルムをベースフイルムとする磁気記録媒体。
  10. 【請求項10】 デジタル記録用磁気テープである請求
    に記載の磁気記録媒体。
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