JP3305797B2 - ホログラムを用いた情報記録媒体とその情報読取方法および装置 - Google Patents

ホログラムを用いた情報記録媒体とその情報読取方法および装置

Info

Publication number
JP3305797B2
JP3305797B2 JP05274193A JP5274193A JP3305797B2 JP 3305797 B2 JP3305797 B2 JP 3305797B2 JP 05274193 A JP05274193 A JP 05274193A JP 5274193 A JP5274193 A JP 5274193A JP 3305797 B2 JP3305797 B2 JP 3305797B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hologram
information
recording medium
reading
information recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05274193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06267070A (ja
Inventor
進 高橋
雅浩 山口
捷夫 本田
永昭 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP05274193A priority Critical patent/JP3305797B2/ja
Publication of JPH06267070A publication Critical patent/JPH06267070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3305797B2 publication Critical patent/JP3305797B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホログラムを用いた情
報記録媒体とその情報読取方法および装置に係り、特に
情報の読み取りを困難として、より高度なセキュリティ
性(データの機密性)を持たせるようにしたホログラム
を用いた情報記録媒体とその情報読取方法および装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光の干渉および回折現象を巧みに
利用し、物体の3次元情報を表示する手法として、ホロ
グラムが様々な分野で用いられている。その中でも、最
近では、情報記録の分野でのホログラムの利用も多くな
ってきている。
【0003】すなわち、情報記録に用いられるホログラ
ムメモリは、 (a)冗長性と高密度記録が両立し得る (b)情報読出機構が高速で信頼性の高い構成をとれる (c)メモリが安価で大量複製が可能である等の、他に
ない特質を備えていることから、デジタルメモリ、ある
いは画像メモリとして可能性が注目されてきている。
【0004】ところで、現在提案されているホログラム
メモリは、基材表面に複数の要素ホログラムを形成して
なるホログラムを用いて構成され、各要素ホログラム単
位に照明光(再生光)を照明して情報を読み出してい
る。
【0005】このため、その情報の読取りは、レ―ザ光
または白色光を当てることによって、目視もしくはセン
サ―で誰にでも簡単に行なうことができることから、セ
キュリティ性(データの機密性の保持)の点で問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のホログラムメモリでは、簡単に情報の読み取りが行
なわれてしまい、セキュリティ性の点で問題があった。
【0007】本発明は、情報の読み取りを困難として、
より高度なセキュリティ性を持たせることが可能なホロ
グラムを用いた情報記録媒体とその情報読取方法および
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のホログラムを用いた情報記録媒体は、基
材表面上にドット状の複数の要素ホログラムを形成して
なるホログラムの、各要素ホログラムに分割してデータ
を記録するようにした情報記録媒体において、複数の要
素ホログラムに同一の光源から発生した照明光を同時に
照射することで、あらかじめ決められた暗号化による組
み合わせに対応させて選択された照明光による複数の要
素ホログラムの再生データの和が一つの情報を表わすよ
うに、当該各要素ホログラム毎に互いに異なる2次元の
データを持つパターンを、同一基材表面に記録して成
る。
【0009】また、上記の目的を達成するために、本発
明の別のホログラムを用いた情報記録媒体の情報読取方
法は、上記請求項1に記載のホログラムを用いた情報記
録媒体の情報を読み取る方法において、あらかじめ決め
られた暗号化による組み合わせに対応させて選択された
複数の要素ホログラムに対して照明光を同時に照射し、
当該各要素ホログラムに記録されているパターンの再生
データの和を一つの情報として読み取るようにしてい
る。
【0010】さらに、上記の目的を達成するために、本
発明の別のホログラムを用いた情報記録媒体の情報読取
装置は、上記請求項1に記載のホログラムを用いた情報
記録媒体の情報を読み取る装置において、情報記録媒体
の照明光の入射側に配設され、あらかじめ決められた暗
号化による組み合わせに対応させて複数の要素ホログラ
ムを選択する振幅変調要素と、振幅変調要素と反対側に
配設され、振幅変調要素により選択されて照明光の当た
った各要素ホログラムに記録されているパターンの再生
データの和を一つの情報として読み取るデータ読取手段
とを備えて成っている。
【0011】ここで、特に上記振幅変調要素としては、
液晶パネル等が考えられる。
【0012】
【作用】従って、本発明のホログラムを用いた情報記録
媒体は、あらかじめ決められた暗号化による組み合わせ
に対応させて選択された照明光による複数の要素ホログ
ラムの再生データの和が一つの情報を表わすように、各
要素ホログラム毎に互いに異なる2次元のデータを持つ
パターンを、同一基材表面に記録しており、その情報を
読み取る場合には、あらかじめ決められた暗号化による
組み合わせに対応させて複数の要素ホログラムを振幅変
調要素で選択し、それらに対して照明光を同時に照射す
ることにより、各要素ホログラムに記録されているパタ
ーンの再生データの和が、データ読取手段で一つの情報
として読み取られる。
【0013】これにより、暗号化された照明光の照射パ
ターンがわからない限り、情報を読み取ることができな
い、すなわち振幅変調要素で選択される複数の要素ホロ
グラムの組み合わせを暗号化して、情報の隠蔽効果を持
たせて情報の読み取りを困難とし、より高度なセキュリ
ティ性(データの機密性)を持たせることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0015】図1は、本実施例のホログラムを用いた情
報記録媒体の構成例を示す平面図である。
【0016】すなわち、本実施例のホログラムを用いた
情報記録媒体1は、図1に示すように、感光材を有する
ホログラム面(乾板)1A上に、互いに異なる2次元の
データを持つパターンが記録されたドット状の複数の要
素ホログラム1Bを形成してなるマルチドット方式のホ
ログラムから成っている。
【0017】次に、図2を用いて、本実施例の作成方法
に使用される光学系について説明する。
【0018】入力データから計算機で作成した原画パタ
ーンを、振幅変調要素である液晶パネル10に表示し、
その透過光である物体光を、レンズ12を介してホログ
ラム面(ホログラム乾板)14に集光する。また、この
集光部に、同一方向から参照光を入射させ、この物体光
と参照光との干渉縞パターンを、ドット状の要素ホログ
ラムとして、ホログラム面14に記録する。
【0019】そして、ホログラムフィルムを、縦、横方
向に僅かずつ移動させて順次露光を行ない、ホログラム
面14の全面にドット状の要素ホログラムを露光する。
この場合、各要素ホログラム毎に液晶パネル10に表示
する原画パターンを変化させながら露光を行なう。
【0020】次に、図3を用いて、1ステップ・リップ
マンHSによる作成システムについて、具体的に説明す
る。
【0021】図3は、そのシステムの具体的構成例を示
す概要図である。図3において、ヘリウム・ネオンレ−
ザ20からのレ−ザビ−ムは、ビ−ムスプリッタ22に
より物体光と参照光に分離される。
【0022】このうち、物体光は、レンズ24を介して
平行光となり、液晶パネル10を照明し、液晶パネル1
0により振幅(強度)変調される。さらに、この振幅変
調された物体光は、レンズ26、スリット28、さらに
レンズ30、ミラ−32を介して、パワ−の大きい球面
レンズ34に導かれ、このレンズ34によって、ホログ
ラム面14上に集光される。また、参照光は、ミラ−3
8を介して、物体光と同一方向からホログラム面14上
に集光される。
【0023】ここで、レンズ26、スリット28、さら
にレンズ30は、液晶パネル10のマトリックス構造を
取り除くための空間フィルタリング系を構成している。
【0024】一方、ホログラム面14は、X−Yステ−
ジ36に固定され、縦、横方向に移動可能である。そし
て、液晶パネル10の情報を変えると共に、X−Yステ
−ジ36を移動して、ホログラム面14の全面にドット
状の要素ホログラムを形成する。全体のシステムは、パ
−ソナル・コンピュ−タによりコントロ−ルする。な
お、ホログラム面14に使用する感光材としては、例え
ば、銀塩感光材を用いることができる。
【0025】次に、図4および図5を用いて、本実施例
に係るホログラムの作成装置(プリンタ)の構成例につ
いて説明する。
【0026】すなわち、まず、図5のステップAにおい
て、記録する互いに異なる複数の2次元のデータを、一
括してホストコンピュ−タ40に入力する。
【0027】次に、ステップBにおいて、ホログラム乾
板14をフィルム移動コントロ−ラ46により移動し
て、ホログラム乾板14を所望の位置(露光位置の原
点)に設定する。
【0028】次に、ステップCにおいて、グラフィック
・プロセッサ42により、上記複数の2次元データのう
ちの所定の一つのデータから、ホログラム面14上の集
光部の座標位置に対応する原画を計算し、フレ−ムメモ
リ44に蓄積する。
【0029】次に、ステップDにおいて、液晶パネル1
0に原画パターンを表示する。
【0030】次に、ステップEにおいて、光学系48の
シャッタを開き、液晶パネル10を露光する。レ−ザ装
置20より取り出されたレ−ザ光は、ビ−ムスプリッタ
22により物体光と参照光に分けられ、物体光は、液晶
パネル10の原画パターンにより振幅変調されて、ホロ
グラム面14に集光され、参照光と共に一つの要素ホロ
グラムを形成する。
【0031】次に、ステップFにおいて、ホログラム乾
板14は、フィルム移動コントロ−ラ46により順次移
動され、ステップGを介して露光が終了するまで、ステ
ップC,D,Eの操作を繰り返すことにより、ホログラ
ム面14の全面を塗りつぶすように露光される。
【0032】この場合、ステップCでは、上記複数の2
次元データの中から前回とは異なった一つのデータを次
々に選択し、この選択されたデータから、各要素ホログ
ラム毎に異なった原画パターンを計算し、ステップDに
おいて、液晶パネル10に各要素ホログラム毎に異なっ
た原画パターンを表示する。
【0033】その後、ステップHにおいて、ホログラム
14の現像処理が現像機50により行なわれ、ホログラ
ムが自動的に作成される。
【0034】以上により、ホログラム面14に、互いに
異なる2次元のデータを持つ原画パターンが記録された
ドット状の複数の要素ホログラムを形成してなるホログ
ラム1が得られる。
【0035】なお、グラッフィク・プロセッサ42、フ
ィルム移動コントロ−ラ46、および現像機50は、C
PUにより制御される。
【0036】次に、図6は本実施例のホログラムを用い
た情報記録媒体の情報読取装置の構成例を示す概要図で
ある。
【0037】すなわち、本実施例の情報読取装置は、図
6に示すように、振幅変調要素である液晶パネル2と、
データ読取手段であるセンサー(例えば、CCD等のよ
うなエリアセンサー)3とから構成している。
【0038】ここで、液晶パネル2は、前記情報記録媒
体1の照明光の入射側に配設され、あらかじめ決められ
た暗号化による組み合わせに対応させて複数の要素ホロ
グラム1Bを選択するものである。
【0039】また、センサー3は、液晶パネル2と反対
側に配設され、液晶パネル2により選択されて照明光の
当たった各要素ホログラム1Bに記録されているパター
ンの再生データの和を一つの情報として読み取るもので
ある。
【0040】次に、以上のようにして作成された本実施
例のホログラムを用いた情報記録媒体の情報読取方法に
ついて、図6および図7を用いて説明する。
【0041】本実施例のマルチドット方式のホログラム
を用いた情報記録媒体1は、微小な要素ホログラムの集
まりとしてホログラムが構成されており、再生像はその
像の集まりとして表現される。このため、再生パターン
は、照明光の当たった要素ホログラムに記録されている
原画パターンの和として再生される。
【0042】そこで、図6に示すように、情報記録媒体
1の各要素ホログラムに記録された原画パターンのう
ち、あらかじめ決められた暗号化による組み合わせに対
応させて複数の要素ホログラム(例えば2個)1Bを、
液晶パネル10によって選択し、それらに対して照明光
を同時に照射することにより、選択されて照明光の当た
った2個の各要素ホログラム1Bに記録された原画パタ
ーンの再生データの和が、センサ―3面で一つの情報と
して読み取られる。
【0043】例えば、図7に示すような2個の要素ホロ
グラム1Bが選択された場合には、その図7に示すよう
な原画パターンが、一つの情報として読み取られること
になる。
【0044】上述したように、本実施例のホログラムを
用いた情報記録媒体1は、あらかじめ決められた暗号化
による組み合わせに対応させて選択された照明光による
複数の要素ホログラム1Bの再生データの和が一つの情
報を表わすように、各要素ホログラム1B毎に互いに異
なる2次元のデータを持つパターンを、同一基材表面に
記録しており、またその情報を読み取る場合には、あら
かじめ決められた暗号化による組み合わせに対応させて
複数の要素ホログラム1Bを、振幅変調要素である液晶
パネル2で選択し、それらに対して照明光を同時に照射
することにより、各要素ホログラム1Bに記録されてい
るパターンの再生データの和を、データ読取手段である
センサー3で一つの情報として読み取るようにしたもの
である。
【0045】従って、次のような種々の効果が得られる
ものである。
【0046】(a)情報記録媒体1の各要素ホログラム
1Bにあらかじめ記録されたパターンのうちの、あらか
じめ決められた暗号化による組み合わせに対応させて複
数個を、液晶パネル2によって選択することにより、液
晶パネル2で選択されて照明光の当たった各要素ホログ
ラム1Bの記録パターンの再生データの和が、一つの情
報として得られる。
【0047】これにより、従来のホログラフィックなメ
モリ―は、要素ホログラム単位に再生光を照明して読み
出していたことから、目視もしくはセンサ―で、誰でも
簡単にデータを読み取ることができたのに対して、本実
施例のホログラムを用いた情報記録媒体1では、暗号化
された照明光の照射パターンがわからない限り、情報を
読み取ることができない、すなわち液晶パネル2で選択
される複数の要素ホログラム1Bの組み合わせを暗号化
して、情報の隠蔽効果を持たせて情報の読み取りを困難
とし、より高度なセキュリティ性(データの機密性)を
持たせることが可能となる。
【0048】(b)記録するデータは、2次元の画像デ
ータを扱う場合、本実施例では、書き込みおよび読み取
りが画像データとして行えなるため、書き込みおよび読
み取り時に、デコ―ドやエンコ―ド処理が必要なくな
る。もちろん、他のデータの記録にも用いることが可能
である。
【0049】(c)本実施例のホログラム作成装置(プ
リンタ)によれば、情報記録媒体1を自動的に作成する
ことができる。
【0050】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、次のよう
に種々に変形して実施できるものである。
【0051】(a)上記実施例では、表示手段として、
レ−ザ光を振幅変調するための振幅変調要素である液晶
パネルを用いる場合について説明したが、これに限ら
ず、このシステムに用いるためには、画素数が256×
256以上で、8ビットの階調を表現でき、コヒ−レン
ト光照明においても低ノイズで画像を表示できるような
振幅変調要素が好ましい。例えば、マスクを用いるよう
にしてもよい。
【0052】(b)上記実施例では、振幅変調要素とし
て、光の強度を変調する液晶パネル10を用いる場合に
ついて説明したが、これに限らず、スリットや遮光マス
クおよびフィルム等を用いるようにしてもよい。
【0053】(c)上記実施例では、ホログラム乾板と
して、リップマンホログラム乾板を用いる場合について
説明したが、これに限らず、その他のホログラム乾板を
用いるようにしてもよい。
【0054】(d)上記実施例では、感光材として銀塩
感光材を使用したが、リップマンホログラムを高画質で
記録するために、高分子感光材料を使用することも可能
である。
【0055】(e)上記実施例では、記録する互いに異
なる複数の2次元のデータを、一括してホストコンピュ
−タ40に入力する場合について説明したが、これに限
らず、要素ホログラムを記録する毎に、前記図5のステ
ップAにおいて、前回とは異なる2次元のデータをその
都度ホストコンピュ−タ40に入力するようにしてもよ
い。
【0056】(f)上記実施例では、情報記録媒体1
を、基板表面上にドット状の複数の要素ホログラムを形
成してなるマルチドット・ホログラムで記録する場合に
ついて説明したが、これに限らず、例えば電子線で直接
グレーティングを記録する方法としてもよい。
【0057】(g)上記実施例では、ホログラム作成の
光学系は、参照光を物体光と同じ側から入射し透過型と
して使用する場合について説明したが、何らこれに限ら
れるものではない。
【0058】(h)上記実施例では、情報記録媒体1の
各要素ホログラム1Bにあらかじめ記録された原画パタ
ーンのうちのあらかじめ決められた暗号化による組み合
わせに対応させて2個を、液晶パネル10によって選択
する場合について説明したが、これに限らず、あらかじ
め決められた暗号化による組み合わせに対応させて2個
以外の複数個を、液晶パネル10によって選択するよう
にしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、あ
らかじめ決められた暗号化による組み合わせに対応させ
て選択された照明光による複数の要素ホログラムの再生
データの和が一つの情報を表わすように、各要素ホログ
ラム毎に互いに異なる2次元のデータを持つパターン
を、同一基材表面に記録して情報記録媒体を構成し、そ
の情報を読み取る場合に、あらかじめ決められた暗号化
による組み合わせに対応させて複数の要素ホログラムを
振幅変調要素で選択し、それらに対して照明光を同時に
照射することにより、各要素ホログラムに記録されてい
るパターンの再生データの和を、データ読取手段で一つ
の情報として読み取るようにしたので、暗号化された照
明光の照射パターンがわからない限り、情報を読み取る
ことができない、すなわち振幅変調要素で選択される複
数の要素ホログラムの組み合わせを暗号化して、情報の
隠蔽効果を持たせて情報の読み取りを困難とし、より高
度なセキュリティ性(データの機密性)を持たせること
が可能なホログラムを用いた情報記録媒体とその情報読
取方法および装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるホログラムを用いた情報記録媒体
の一実施例を示す平面図。
【図2】本発明による1ステップ・リップマンHSの光
学系を示す概要図。
【図3】本発明のリップマンHS合成のための詳細な光
学系を示す概要図。
【図4】本発明のホログラフィックプリンタシステムの
構成例を示す概要図。
【図5】図4におけるホログラフィックプリンタシステ
ムのフロー図。
【図6】本発明によるホログラムを用いた情報記録媒体
の情報読取装置の構成例を示す概要図。
【図7】本発明によるホログラムを用いた情報記録媒体
の情報読取方法を説明するための概要図。
【符号の説明】
1…情報記録媒体、1A…ホログラム面、1B…要素ホ
ログラム、2…液晶パネル、3…センサー、10…液晶
パネル、12,24,26,30,34…レンズ、14
…ホログラム面、16…集光部、20…レ−ザ、22…
ビ−ムスプリッタ、28…スリット、32…ミラ−、3
6…X−Yステ−ジ、38…ミラ−、40…ホストコン
ピュ−タ、42…グラフィック・プロセッサ、44…フ
レ−ムメモリ、46…フィルム移動コントロ−ラ、48
…光学系、50…現像機。
フロントページの続き (72)発明者 高橋 進 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 (72)発明者 山口 雅浩 東京都世田谷区鎌田4−1−31−502 (72)発明者 本田 捷夫 神奈川県横浜市緑区北八朔町1913−12 (72)発明者 大山 永昭 神奈川県川崎市川崎区観音2−3−9 (56)参考文献 特開 平5−173469(JP,A) 特表 平1−502459(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013 G03H 1/00 - 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材表面上にドット状の複数の要素ホロ
    グラムを形成してなるホログラムの、前記各要素ホログ
    ラムに分割してデータを記録するようにした情報記録媒
    体において、 前記複数の要素ホログラムに同一の光源から発生した照
    明光を同時に照射することで、あらかじめ決められた暗
    号化による組み合わせに対応させて選択された照明光に
    よる前記複数の要素ホログラムの再生データの和が一つ
    の情報を表わすように、当該各要素ホログラム毎に互い
    に異なる2次元のデータを持つパターンを、同一基材表
    面に記録して成ることを特徴とするホログラムを用いた
    情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のホログラムを用い
    た情報記録媒体の情報を読み取る方法において、 前記あらかじめ決められた暗号化による組み合わせに対
    応させて選択された複数の要素ホログラムに対して照明
    光を同時に照射し、 当該各要素ホログラムに記録されているパターンの再生
    データの和として情報を読み取ることを特徴とする情報
    記録媒体の情報読取方法。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載のホログラムを用い
    た情報記録媒体の情報を読み取る装置において、 前記情報記録媒体の照明光の入射側に配設され、前記あ
    らかじめ決められた暗号化による組み合わせに対応させ
    て複数の要素ホログラムを選択する振幅変調要素と、 前記振幅変調要素と反対側に配設され、前記振幅変調要
    素により選択されて照明光の当たった各要素ホログラム
    に記録されているパターンの再生データの和を一つの情
    報として読み取るデータ読取手段と、 を備えて成ることを特徴とする情報記録媒体の情報読取
    装置。
  4. 【請求項4】 前記振幅変調要素は、液晶パネルである
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報記録媒体の情報
    読取装置。
JP05274193A 1993-03-12 1993-03-12 ホログラムを用いた情報記録媒体とその情報読取方法および装置 Expired - Fee Related JP3305797B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05274193A JP3305797B2 (ja) 1993-03-12 1993-03-12 ホログラムを用いた情報記録媒体とその情報読取方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05274193A JP3305797B2 (ja) 1993-03-12 1993-03-12 ホログラムを用いた情報記録媒体とその情報読取方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06267070A JPH06267070A (ja) 1994-09-22
JP3305797B2 true JP3305797B2 (ja) 2002-07-24

Family

ID=12923355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05274193A Expired - Fee Related JP3305797B2 (ja) 1993-03-12 1993-03-12 ホログラムを用いた情報記録媒体とその情報読取方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3305797B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06267070A (ja) 1994-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6486982B1 (en) System for making a hologram of an image by manipulating object beam characteristics to reflect image data
JP5069824B2 (ja) 表示用動的画像生成装置
JPH11126012A (ja) 書類の秘密保持用の個々のホログラムの作製装置
KR20060045492A (ko) 인라인 방식 스펙클 다중 홀로그램 기록 장치 및 인라인방식 스펙클 다중 홀로그램 기록 방법
CA2321535C (en) Method and apparatus for forming hologram
JP3608603B2 (ja) 光記録方法および光記録装置
JPH08314035A (ja) レンチキュラー材に奥行画像をプリントする写真プリント方法と装置、およびそれらによって作成可能な写真プリント媒体
JP2000098862A (ja) 光記録方法および光記録装置
US6870651B2 (en) Apparatus and method for generating a dynamic image
JPH09500219A (ja) ホログラム
JP3415872B2 (ja) ホログラムの作成方法および装置
JP3305797B2 (ja) ホログラムを用いた情報記録媒体とその情報読取方法および装置
JP2000253347A (ja) 光記録媒体及び光記録媒体再生装置
JP3504285B2 (ja) ホログラムの作成方法および装置
JP2004069722A (ja) ホログラム記録再生システム
JP2001083866A (ja) ホログラム記録媒体およびその製造方法
JPH06266274A (ja) ホログラフィック立体ハ−ドコピ−の作成方法および装置
JP2778362B2 (ja) ホログラムの作製方法
JP3324328B2 (ja) ホログラフィック立体ハ−ドコピ−の作成方法および作成装置
JP2796480B2 (ja) ホログラムを用いた光演算素子
JP2005241674A (ja) ホログラム記録再生装置及びホログラム記録方法
JP3016282B2 (ja) リップマン・ホログラフィック・ステレオグラムの作製方法
US20080018967A1 (en) Hologram recording device, hologram reproducing device and hologram recording method not requiring positioning of a phase mask
JP2899496B2 (ja) ホログラフィック立体ハードコピーとその作成方法および装置
JP3700752B2 (ja) 光記録方法および光記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080510

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100510

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110510

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110510

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120510

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees