JP3303990B2 - 画像信号処理装置 - Google Patents

画像信号処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ,複写機
などの画像読取装置に適用され、画像信号を二値化する
画像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の上記の画像信号処理装置では、特
開昭60−74775号公報に示されているように、画像信号
を所定のしきい値と比較して、大きければ黒、また小さ
ければ白とすることで二値化している。前記しきい値
は、通常固定されているが、シェーディング波形に応じ
て、しきい値を変化させて二値化する方式もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の画像信号
処理装置における二値化方式では、しきい値が固定、あ
るいはシェーディング波形に応じて変化させているだけ
であったため、細い文字や細線などは、MTF(変調伝
達関数)の劣化により、黒と白のレベル差が小さくなっ
て、黒レベルであるのに中間レベルとして出力されて、
文字がかすれたり、線切れ,つぶれなどが発生するとい
う問題があった。
【0004】本発明の目的は、画像信号に対して適正な
二値化処理がなされる画像信号処理装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、画像信号を異なるしきい値で比較して二
値化する複数の二値化部と、各二値化部にそれぞれ対応
して設置されて各二値化部から出力された二値化データ
それぞれ前ライン,現ライン,次ラインと次画素,現
画素,前画素とからなる3×3画素のマトリクスとして
出力するラインバッファ部と、これらのラインバッファ
部の出力パターンとあらかじめ記憶されている3×3画
素のマトリクスからなる所定の文字・線パターンと
較するパターン検出部と、このパターン検出部の比較結
果により前記二値化部からの二値化データの1つを選択
して出力する選択部とを備えたことを特徴とする。
【0006】また前記選択部により既に選択決定された
前ラインの二値化データを記憶するラインバッファ部を
備え、該前ラインの二値化データを前記各二値化部に対
応して設置されるラインバッファ部に共通して用いて該
ラインバッファ部から3×3画素のマトリクスとして前
記パターン検出部に出力することを特徴とする。
【0007】さらに前記パターン検出部において、中心
画素を注目画素とした3×3画素のマトリクスでパター
ン比較を行うように構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の手段によれば、画像信号に対してそれぞ
れ異なるしきい値で二値化を行い、異なるしきい値ごと
による二値化データの複数画素からなる各パターンを、
例えば文字の輪郭や細い線などに表われるパターンと比
較し、パターンが一致したとき文字,線部分と判断し
て、該当二値化データを選択して出力することで、細い
文字や細線に係る画像信号に対しても黒レベルの二値化
データが確実に出力され、適正な二値化処理がなされる
ことになる。
【0009】また前記パターンの比較を3×3のマトリ
クスで行うことで、効率のよいパターン比較が可能にな
る。
【0010】さらに各二値化データのパターン検出デー
タとして、既に選択決定された前画素(前ライン)に係る
二値化データを共通して用いることで、二値化データを
記憶する記憶部などの設置数を減少させることが可能に
なり、しかも少なくとも1つのデータが、既に選択決定
されたものになるので、検出精度が向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1は本発明の第1実施例の構成を示すブ
ロック図であり、1は画像読取部 (図示せず)からの画
像信号をデジタル信号化するA/D(アナログ/デジタ
ル)変換器であって、本実施例では全白を「0」,全黒
を「15」とし、その間の中間レベルを「1〜14」で表して
いる。
【0013】さらに2は複数(本実施例では3個用いた)
の二値化回路であって、各二値化回路2は、それぞれし
きい値が異なり、本実施例ではしきい値を「8」「7」
「6」に設定している。
【0014】3は、各二値化回路2に2個ずつ設けられ
た記憶部であるラインバッファであり、この2個のライ
ンバッファ3と1本の出力線4とで、後で詳述する3×
3マトリクス・データが出力されるようになっている。
【0015】5は各二値化回路2に対応して設けられた
パターン検出回路であり、このパターン検出回路5に
は、それぞれ二値化データの前記3×3マトリクス・デ
ータが入力される。6は、後述する各パターン検出回路
5における比較結果により、適正な二値化回路2の二値
化データを選択して出力する選択回路である。
【0016】次に、上記の第1実施例の動作を説明す
る。
【0017】A/D変換器1でデジタル信号化された画
像信号は、しきい値の異なる3個の二値化回路2に入っ
て二値化される。各二値化回路2で二値化されたデータ
は、それぞれラインバッファ3に記憶されて、図2に示
したように、前ライン,現ライン,次ラインと、次画
素,現画素,前画素とからなる3×3画素のマトリクス
が形成されることになる。
【0018】図2において、中心画素が注目画素(の
画素)であり、各数字は二値化データの出力レベルの例
を示している。各二値化回路2のしきい値が「8」「7」
「6」であるので、各パターン検出回路5に入力される
マトリクスの状態は、図2の出力レベルでは、それぞれ
図3(a)〜(c)に示したようになる。図3(a)〜(c)におい
て、斜線部分が黒画素、白地部分が白画素を示してい
る。
【0019】すなわち、しきい値が「8」の二値化回路
2では、黒画素が1個(図3(a))、しきい値が「7」の
二値化回路2では黒画素が3個(図3(b))、しきい値が
「6」の二値化回路2では黒画素が4個(図3(c))にな
る。
【0020】パターン検出回路5には、図4(a)〜(d)に
示した細い文字や文字の輪郭などに表われる代表的なパ
ターンが記憶されている。図4(a)〜(d)において、斜線
部分が黒画素、白地部分が白画素を示している。パター
ン検出回路5では、図4(a)〜(d)のパターンと図3(a)
〜(c)の比較対象パターンであるマトリクス出力とが一
致するか否か比較・検出され、この比較結果により一致
したマトリクス出力に係る二値化回路2の二値化データ
が選択回路6から選択されて出力される。
【0021】本実施例では、図3(c)と図4(c)とのパタ
ーンが一致するため、しきい値「6」の二値化回路2か
らの二値化データが出力されるが、一致するパターンが
ない場合、あるいは複数の一致するパターンがある場合
には、デフォルト値を選択することにする。
【0022】このように画像信号に対して複数のしきい
値で二値化を行い、各しきい値による二値化データによ
るパターンから文字の輪郭,細線などのパターンと一致
するものを選択しているので、二値化データに対する文
字,線部分の対応判断が適切になされ、細い文字や線な
どの二値化データにおいて黒レベルと白レベルのレベル
差が小さいものであっても、黒レベルに対応する二値化
データが正確に出力されることになり、出力画像におい
て、文字のかすれ,線切れ,つぶれなどの発生を防ぐこ
とができる。
【0023】またマトリクス状での二値化データとパタ
ーンとの一致検出がパターン検出回路5でなされるの
で、効率が良く正確な検出が可能になる。
【0024】図5は本発明の第2実施例の構成を示すブ
ロック図であり、基本的構成は第1実施例と同じである
が、この第2実施例ではラインバッファ13に前ラインの
二値化データを記憶しておき、図2のマトリクス出力に
それぞれ共通して用いるようにしており、各二値化回路
2に対応して設けられるラインバッファの数を少なくし
ている。さらに前ラインの二値化データは、既に選択決
定されたデータであるので、検出精度を向上させること
ができる。
【0025】なお、前記二値化回路2のしきい値は、適
宜変えられるようにしておくことで適用範囲を広げられ
る。また二値化回路2の設置数は前記実施例の3個に限
定されない。同様にパターンおよびマトリクス出力も3
×3のマトリクスに限定されない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像信号
処理装置によれば、画像信号を複数の異なるしきい値で
二値化して、異なるしきい値ごとによる二値化データ
てそれぞれ前ライン,現ライン,次ラインと次画素,現
画素,前画素とからなる3×3画素のマトリクスパター
ンとし、このマトリクスパターンと予め定められている
3×3画素のマトリクスからなる所定の文字・線パター
ンと比較することで、二値化データの文字,線部分の
判断、すなわち黒データの判断が確実にでき、細い文字
や細線に係る画像信号において黒レベルの二値化データ
を確実に出力できることになり、出力画像における文字
のかすれ,線切れ,つぶれなどの発生を防止できる。
【0027】また前記パターンの比較を中心画素を注目
画素とした3×3画素のマトリクスで行うことで、効率
の良いパターン比較ができる。
【0028】さらに、前記パターン検出データの1つ
として前ラインに係る二値化データを用いることで、パ
ターン形成のためのラインバッファなどの設置数を減ら
すことができ、しかも前記二値化データは既に選択決定
されたものであるので検出精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における画像信号処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】マトリクス出力の説明図である。
【図3】異なるしきい値で二値化した各マトリクス出力
の説明図である。
【図4】文字・線パターンの説明図である。
【図5】本発明の第2実施例における画像信号処理装置
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…A/D変換器、 2…二値化回路、 3,13…ライ
ンバッファ、 4…出力線、 5…パターン検出回路、
6…選択回路。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を異なるしきい値で比較して二
    値化する複数の二値化部と、各二値化部にそれぞれ対応
    して設置されて各二値化部から出力された二値化データ
    それぞれ前ライン,現ライン,次ラインと次画素,現
    画素,前画素とからなる3×3画素のマトリクスとして
    出力するラインバッファ部と、これらのラインバッファ
    部の出力パターンとあらかじめ記憶されている3×3画
    素のマトリクスからなる所定の文字・線パターンと
    較するパターン検出部と、このパターン検出部の比較結
    果により前記二値化部からの二値化データの1つを選択
    して出力する選択部とを備えたことを特徴とする画像信
    号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記選択部により既に選択決定された前
    ラインの二値化データを記憶するラインバッファ部を備
    え、該前ラインの二値化データを前記各二値化部に対応
    して設置されるラインバッファ部に共通して用いて該ラ
    インバッファ部から3×3画素のマトリクスとして前記
    パターン検出部に出力することを特徴とする請求項1
    の画像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記パターン検出部において、中心画素
    を注目画素とした3×3画素のマトリクスでパターン比
    較を行うように構成したことを特徴とする請求項1また
    は2記載の画像信号処理装置。
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