JP3302825B2 - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
- Publication number
- JP3302825B2 JP3302825B2 JP10397594A JP10397594A JP3302825B2 JP 3302825 B2 JP3302825 B2 JP 3302825B2 JP 10397594 A JP10397594 A JP 10397594A JP 10397594 A JP10397594 A JP 10397594A JP 3302825 B2 JP3302825 B2 JP 3302825B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- fixing device
- housing
- heating roller
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機，ファクシミリ
装置，プリンタ等の電子写真式画像形成部に適用され、
記録紙上のトナー像を加熱，加圧して定着させる定着装
置に関する。
装置，プリンタ等の電子写真式画像形成部に適用され、
記録紙上のトナー像を加熱，加圧して定着させる定着装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の定着装置の概略構成図であ
り、上下一対の筐体１，２内には、ヒータ３を内蔵した
加熱ローラ４と、この加熱ローラ４に対応して設置され
た加圧ローラ５とが設けられている。
り、上下一対の筐体１，２内には、ヒータ３を内蔵した
加熱ローラ４と、この加熱ローラ４に対応して設置され
た加圧ローラ５とが設けられている。
【０００３】加熱ローラ４と加圧ローラ５間には、図示
しない電子写真式画像形成部にてトナー像が転写された
記録紙が搬送され、両ローラ４，５間で加熱，加圧を受
けて、記録紙へのトナー像の定着がなされる。
しない電子写真式画像形成部にてトナー像が転写された
記録紙が搬送され、両ローラ４，５間で加熱，加圧を受
けて、記録紙へのトナー像の定着がなされる。
【０００４】ところで加熱ローラ４のヒータ３の支持、
およびヒータ３への給電に係る構造については、多くの
ものが実施され、提案されている。例えば、ヒータ３の
端部にハーネスを設けるもの、あるいはコストダウンを
図るためハーネスを用いずに、ヒータ３の固定端子を筐
体に固定し、かつ固定端子に電源を接続するものがあ
る。
およびヒータ３への給電に係る構造については、多くの
ものが実施され、提案されている。例えば、ヒータ３の
端部にハーネスを設けるもの、あるいはコストダウンを
図るためハーネスを用いずに、ヒータ３の固定端子を筐
体に固定し、かつ固定端子に電源を接続するものがあ
る。
【０００５】図３は前記後者のハーネスを用いない従来
の定着装置の分解斜視図であり、加熱ローラ４内のヒー
タ３を構成する発熱ワイヤ６が金属製端子７にワイヤ８
を介して接続しており、加熱ローラ４を支持する筐体２
と一体にモールド成形された受筐体９に金属製端子７を
ネジ１０にて固着することで、ヒータ３の給電，支持を
行っている。
の定着装置の分解斜視図であり、加熱ローラ４内のヒー
タ３を構成する発熱ワイヤ６が金属製端子７にワイヤ８
を介して接続しており、加熱ローラ４を支持する筐体２
と一体にモールド成形された受筐体９に金属製端子７を
ネジ１０にて固着することで、ヒータ３の給電，支持を
行っている。
【０００６】図３において、１１は加熱ローラ４を支持
するため下方の筐体２に固定された軸受、１２は加圧ロ
ーラ５を支持するため上方の筐体１に設けられた可動軸
受、１３は、上下の筐体１，２の合体時に、可動軸受１
２を介して加圧ローラ５を加熱ローラ４方向へ押圧する
スプリングである。
するため下方の筐体２に固定された軸受、１２は加圧ロ
ーラ５を支持するため上方の筐体１に設けられた可動軸
受、１３は、上下の筐体１，２の合体時に、可動軸受１
２を介して加圧ローラ５を加熱ローラ４方向へ押圧する
スプリングである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】前記従来装置において
は、近年、耐熱性に優れ、安価な材料が入手できること
から加熱ローラ４と加圧ローラ５を支持する筐体１，２
を、受筐体９やアクチュエータ取付部あるいはギヤ摺動
部等と共に一体にモールド成形することが可能になっ
た。
は、近年、耐熱性に優れ、安価な材料が入手できること
から加熱ローラ４と加圧ローラ５を支持する筐体１，２
を、受筐体９やアクチュエータ取付部あるいはギヤ摺動
部等と共に一体にモールド成形することが可能になっ
た。
【０００８】ここで問題となるのは、ヒータ３の金属製
端子７が受筐体９にネジ止めされているため、ヒータ３
の周囲環境が高温になると、ヒータ３と筐体１，２およ
び受筐体９等の熱膨張係数の違いから、発熱ワイヤ６，
ワイヤ８等に応力が加わり、ヒータ３の破壊が起こる可
能性があることである。
端子７が受筐体９にネジ止めされているため、ヒータ３
の周囲環境が高温になると、ヒータ３と筐体１，２およ
び受筐体９等の熱膨張係数の違いから、発熱ワイヤ６，
ワイヤ８等に応力が加わり、ヒータ３の破壊が起こる可
能性があることである。
【０００９】本発明の目的は、高温時のヒータの破壊を
防止する定着装置を提供することにある。
防止する定着装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、ヒータが内蔵された加熱ローラと、像定
着対象の記録紙を前記加熱ローラに圧接する加圧ローラ
と、前記ヒータを支持するモールド形成された筐体とを
備えた定着装置において、前記ヒータの端部に設けた金
属製端子を支持部材にネジにより固着し、この支持部材
を前記筐体に設けたガイド溝に摺動可能に設けたことを
特徴とする。
め、本発明は、ヒータが内蔵された加熱ローラと、像定
着対象の記録紙を前記加熱ローラに圧接する加圧ローラ
と、前記ヒータを支持するモールド形成された筐体とを
備えた定着装置において、前記ヒータの端部に設けた金
属製端子を支持部材にネジにより固着し、この支持部材
を前記筐体に設けたガイド溝に摺動可能に設けたことを
特徴とする。
【００１１】
【作用】前記構成の本発明に係る定着装置では、ヒータ
の金属製端子をネジ止めする構成であっても、金属製端
子を固定した支持部材を筐体に摺動可能に設けたことに
よって、ヒータの筐体からの拘束がなくなり、高温時に
ヒータと筐体との熱膨張差により発生する力で支持部材
が摺動することになり、ヒータを破壊するような力は発
生しない。
の金属製端子をネジ止めする構成であっても、金属製端
子を固定した支持部材を筐体に摺動可能に設けたことに
よって、ヒータの筐体からの拘束がなくなり、高温時に
ヒータと筐体との熱膨張差により発生する力で支持部材
が摺動することになり、ヒータを破壊するような力は発
生しない。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、図２，図３にて説明した従来例における部
材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省
略した。
する。なお、図２，図３にて説明した従来例における部
材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省
略した。
【００１３】図１は本発明の実施例における要部の分解
斜視図であり、図３の従来例と異なる点は、筐体２と一
体にモールド成形された支持部である受筐体９に設けら
れたガイド溝２０に支持部材２１を摺動可能に挿入し、
この支持部材２１にヒータ３の金属製端子７をネジ２２
で固着した構成である。
斜視図であり、図３の従来例と異なる点は、筐体２と一
体にモールド成形された支持部である受筐体９に設けら
れたガイド溝２０に支持部材２１を摺動可能に挿入し、
この支持部材２１にヒータ３の金属製端子７をネジ２２
で固着した構成である。
【００１４】また金属製端子７に接続されたワイヤ８と
ヒータ３の発熱ワイヤ６とは、ヒータ３の端部に設けら
れた固定板２３上の導電性部材であるモリブデン箔２４
を介して結合されている。しかし作業および接続が良好
であれば、ワイヤ８と発熱ワイヤ６とを直接結合させて
もよい。
ヒータ３の発熱ワイヤ６とは、ヒータ３の端部に設けら
れた固定板２３上の導電性部材であるモリブデン箔２４
を介して結合されている。しかし作業および接続が良好
であれば、ワイヤ８と発熱ワイヤ６とを直接結合させて
もよい。
【００１５】支持部材２１は、ガイド溝２０に対して発
熱ワイヤ６の軸線方向に摺動可能であり、かつガイド溝
２０との遊び分だけ揺動可能であって、ヒータ３が筐体
１，２および受筐体９に拘束されない状態になってい
る。
熱ワイヤ６の軸線方向に摺動可能であり、かつガイド溝
２０との遊び分だけ揺動可能であって、ヒータ３が筐体
１，２および受筐体９に拘束されない状態になってい
る。
【００１６】このため、高温時にヒータ３と筐体１，２
および受筐体９との熱膨張差により、両者間に歪，引張
力が発生しても、その力を受けてヒータ３の端部が固定
されている支持部材２１が移動するので、ヒータ３の発
熱ワイヤ６，金属製端子７，ワイヤ８に不要な力が加わ
らず、ヒータ３の破壊を防げる。
および受筐体９との熱膨張差により、両者間に歪，引張
力が発生しても、その力を受けてヒータ３の端部が固定
されている支持部材２１が移動するので、ヒータ３の発
熱ワイヤ６，金属製端子７，ワイヤ８に不要な力が加わ
らず、ヒータ３の破壊を防げる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の定着装置
は、請求項１記載の構成によれば、ヒータの金属製端子
をネジ止めする構成であっても、ヒータの金属製端子を
固定する支持部材が筐体に対して自由であるので、高温
時の熱膨張差により発生する力を受けてヒータが破壊し
てしまうことを防止できる。
は、請求項１記載の構成によれば、ヒータの金属製端子
をネジ止めする構成であっても、ヒータの金属製端子を
固定する支持部材が筐体に対して自由であるので、高温
時の熱膨張差により発生する力を受けてヒータが破壊し
てしまうことを防止できる。
【図１】本発明の定着装置の実施例における要部の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図２】従来の定着装置の概略構成図である。
【図３】ハーネスを用いない従来の定着装置の分解斜視
図である。
図である。
１，２…筐体、 ３…ヒータ、 ４…加熱ローラ、 ５
…加圧ローラ、 ６…発熱ワイヤ、 ７…金属製端子、
８…ワイヤ（連結部材）、 ９…受筐体（支持部）、
２０…ガイド溝、 ２１…支持部材、 ２２…ネジ、
２３…固定板、２４…モリブデン箔（導電性部材）。
…加圧ローラ、 ６…発熱ワイヤ、 ７…金属製端子、
８…ワイヤ（連結部材）、 ９…受筐体（支持部）、
２０…ガイド溝、 ２１…支持部材、 ２２…ネジ、
２３…固定板、２４…モリブデン箔（導電性部材）。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G03G 13/20 G03G 15/20
Claims (1)
- 【請求項１】 ヒータが内蔵された加熱ローラと、像定
着対象の記録紙を前記加熱ローラに圧接する加圧ローラ
と、前記ヒータを支持するモールド形成された筐体とを
備えた定着装置において、前記ヒータの端部に設けた金
属製端子を支持部材にネジにより固着し、この支持部材
を前記筐体に設けたガイド溝に摺動可能に設けたことを
特徴とする定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10397594A JP3302825B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10397594A JP3302825B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 定着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07311507A JPH07311507A (ja) | 1995-11-28 |
| JP3302825B2 true JP3302825B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=14368337
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10397594A Expired - Lifetime JP3302825B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3302825B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100532606B1 (ko) * | 2004-04-14 | 2005-12-01 | 삼성전자주식회사 | 화상형성기기의 정착장치 |
| JP4651382B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2011-03-16 | 京セラミタ株式会社 | 定着装置のヒータ取付構造 |
| KR100972194B1 (ko) * | 2006-06-26 | 2010-07-23 | 주식회사 포스코 | 압연기의 냉각수용 파이프 밴딩 방지장치 |
| JP4862832B2 (ja) * | 2008-01-29 | 2012-01-25 | ブラザー工業株式会社 | 定着装置および画像形成装置 |
| JP2010080150A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Harison Toshiba Lighting Corp | 管型白熱ヒータ、加熱装置 |
| JP5386203B2 (ja) * | 2009-03-17 | 2014-01-15 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 |
| JP6036061B2 (ja) * | 2012-09-13 | 2016-11-30 | ブラザー工業株式会社 | 定着装置 |
| JP2022114754A (ja) | 2021-01-27 | 2022-08-08 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
| JP2022183867A (ja) | 2021-05-31 | 2022-12-13 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置 |
-
1994
- 1994-05-18 JP JP10397594A patent/JP3302825B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07311507A (ja) | 1995-11-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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