JP3301870B2 - 金型清掃用樹脂組成物 - Google Patents

金型清掃用樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硬化性樹脂成形時に、同
一条件で成形することにより金型表面を清掃する金型清
掃用樹脂組成物に関し、金型清掃性を損なうことなく、
良好な流動性を示す金型清掃用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エポキシ樹脂等の硬化性樹脂によ
る集積回路等の封止成形物(以下IC・LSIと略記す
る)の成形を長時間続けると、金型内部表面が汚れ、そ
のまま連続して成形を続けると、成形品の表面が汚れた
り、成形品が金型に付着して成形作業が続けられなくな
る場合が多々あった。そのため、金型を定期的に清掃す
る必要があり、成形材料数百ショット成形する毎に数シ
ョットの割合で金型清掃用樹脂を成形して金型清掃を行
う方法が提案されている。
【0003】例えば特公昭52-788号公報には「硬化性樹
脂成形材料(但しアミノ系樹脂成形材料を除く)の成形
時における金型表面の汚れをアミノ系樹脂を主体とする
材料で成形することによって清掃する方法」が提案さ
れ、アミノ系樹脂、有機質基材及び/又は無機質基材、
離型剤からなる金型清掃用樹脂組成物が開示されてい
る。また特公昭64-10162号公報にはアミノ系樹脂とフェ
ノール樹脂の共縮合樹脂と新モース硬度6〜15の鉱物性
粉体を含有してなる金型清掃用樹脂組成物が開示されて
いる。
【0004】これらの金型清掃用樹脂組成物は、成形材
料と同一サイズのタブレット状で用いられることが多
く、タブレットの内温が90℃〜110℃になるように予熱
された後、成形することによって金型全体に充填され
る。その際、含有されている特定硬度の無機フィラーが
充填される金型表面の汚れを一部はぎ取り、清掃用樹脂
硬化時にその汚れを取り込むことにより金型表面を清掃
するのである。
【0005】近年IC・LSI等の高集積化、薄型化、
表面実装化に伴い、成形品の形状、構造の複雑化が進ん
でいる。また一方では、生産性向上のため金型サイズを
大きくした数百個取りの金型も用いられており、複雑な
構造の大型金型の隅々まで充填しやすく、なおかつ金型
清掃性の良好な金型清掃用樹脂が必要とされている。
【0006】金型清掃用樹脂組成物の流動性を向上させ
る手段として、たとえば、特公昭64-10162号公報,特公
平1-32050号公報などに開示されたように他の樹脂を混
合あるいは共縮合させたりする方法が知られているが、
ある程度の効果はあるものの複雑な金型、大型の金型等
に使用された場合は、必ずしも十分ではなかった。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】複雑な金型、大型の金型の隅々まで充填し
かつ良好な清掃性を示すためには、樹脂溶融時の初期流
動性及び金型、汚れそれぞれとの親和性のバランスが重
要な要素である。
【0008】本発明者らは、前記課題を解決すべく研究
を進めた結果、硬化性樹脂成形材料の、金型表面の汚れ
を取り除く金型清掃用アミノ系樹脂組成物において、滑
剤のHLB値が、流動性、充填性、離型性、クリーニン
グ性に密接な関係のあることを見い出し、本発明を完成
した。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決すべくなされたものであり、硬化性樹脂成形材料の、
金型表面の汚れを取り除く金型清掃用メラミン系樹脂組
成物において、HLB値が1.5〜8である滑剤を含有する
ことを特徴とする金型清掃用樹脂組成物に関するもので
ある。
【0010】以下本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明におけるアミノ系樹脂組成物とはメ
ラミン樹脂、またはメラミン−ユリア共縮合物等を示す
ものであって、メラミン−ユリア共縮合樹脂は、メラミ
ン等のトリアジン類、ユリア類、アルデヒド類から共縮
合されてなるものである。
【0012】また上記メラミン樹脂は、メラミン等のト
リアジン類とアルデヒド類とを縮合して得られるもので
あり、ユリア樹脂はユリア類とアルデヒド類とを縮合し
て得られるものである。上記トリアジン類としては、メ
ラミンの他に、該トリアジン類100重量%に対して、
例えば、ベンゾグアニジン、アセトグアナミン等のメラ
ミン以外のトリアジン類を30重量%以下含有していて
もよい。
【0013】さらに上記のアルデヒド類としては、ホル
ムアルデヒドのほかに、例えば、パラホルム、アセトア
ルデヒドなどのホルムアルデヒド類を含有していてもよ
い。
【0014】更に又、本発明で用いる樹脂組成物は、こ
れとブレンド可能な副次量の他の樹脂類を、本発明組成
物の前記改善性質に悪影響を与えない量で配合すること
ができる。このような樹脂の例としては、アルキッド樹
脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ樹
脂、ゴム類などを例示できる。
【0015】本発明で用いる滑剤としてはHLB値が1.
5〜8 好ましくは2〜6、最も好ましくは2.5〜5である滑
剤を用いるのがよい。ここで述べているHLB値とは下
記計算式によって算出されるものである。
【0016】HLB値=(親水基部分の分子量)/(親
水基部分の分子量+疎水基部分の分子量)×(100/
5)
【0017】例えばトリメチロールプロパン/デカン酸
のトリエステル、ポリオキシエチレンモノオレート、ス
テアリルステアレートのごとき脂肪酸と多価アルコー
ル,ポリグリコール、脂肪族アルコール等とのエステル
もしくは部分エステル類,例えばn−オクチルアルコー
ル、トリメチロールプロパン、ポリエチレングリコール
のごときアルコール類もしくはポリグリコール類のごと
き滑剤を例示できる。
【0018】HLB値が1.5以下では外滑性が強すぎる
ため、大型の金型において、充填性がわるく、充填不良
となって、清掃用樹脂未充填部分の清掃ができない。ま
たHLB値が 8以上では、内滑性が強すぎるため、汚れを
取り込む力が弱く、清掃性が不良となってしまう。
【0019】本発明の金型清掃用樹脂組成物は、既述の
樹脂の他に鉱物性粉体を含有してなる。例えばコランダ
ム、エメリー、ざくろ石、ケイ石等の天然材及びケイ
素、鉄、チタン、ナトリウム、カルシウム、マグネシウ
ム、アルミニウム、クロム、ホウ素等の酸化物もしくは
炭化物が好ましく、これらの化合物としては、酸化ケイ
素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、炭化ケイ
素、炭化ホウ素等を挙げることができる。
【0020】上記鉱物質粉体の粒度は特に限定されるわ
けではないが一般に#10〜#8000、好ましくは#
50〜4000、更に好ましくは#100〜#2000
であるのがよい。#8000より粒度が小さくなると清
掃効果が悪くなり、取扱い時粉塵が発生し作業環境が悪
化する等の欠点が生じやすく、#10より粒度が大きく
なると金型の損傷、清掃の不均一等の欠点が生じ易い。
【0021】また、前記鉱物質粉体の使用量は特に限定
されるわけではないが本発明の金型清掃用樹脂組成物1
00重量部に対して10重量部〜90重量部、好ましく
は10重量部〜30重量部、更に好ましくは17重量部
〜29重量部である。
【0022】本発明組成物は、既述の鉱物質粉体の他
に、他の無機もしくは有機充填剤、着色剤、硬化触媒、
抗酸化剤などの他の添加物を含有していてよい。そのよ
うな添加剤の例としては、例えば、パルプ、木粉、ビニ
ロン繊維、ガラス粉、ガラス繊維、無処理炭酸カルシウ
ム、タルク、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、硫化
亜鉛の如き他の無機もしくは有機充填剤;例えば、酸化
チタン、カーボンブラック、亜鉛華、カドミウムイエロ
ー、ベンガラ等の無機顔料、フタロシアニン系、アゾ
系、ジアゾ系等の有機顔料、ベンゾオキサゾール系、ナ
フトトリアゾール系、コーマリン系等の蛍光顔料、アン
スラキノン系、インジコ系、アゾ系等の染料の如き着色
剤;例えば、無水フタル酸、蓚酸、スルファミン酸、パ
ラトルエンスルホン酸等の有機酸、塩酸、硫酸等の無機
酸、これら酸類とトリエチルアミン、トリエタノールア
ミン、β−ジメチルアミノエタノール、2−メチル−2
−アミノ−1−プロパノール等との塩類の如き硬化触
媒;例えばナフチルアミン系抗酸化剤、p−フェニレン
ジアミン系抗酸化剤、チオビスフェノール系抗酸化剤の
如き抗酸化剤などをあげることができる。
【0023】また前記パルプとしては藁パルプ、竹パル
プ、木材パルプ(針葉樹パルプ、広葉樹パルプ)等が使
用され、また化学パルプ、機械パルプのいずれを使用し
てもよい。また前記パルプ、木粉等のセルロース充填材
のサイズは特に限定されないが、一般には5μ〜100
0μ、好ましくは10μ〜200μ程度がよい。またセ
ルロースの量は、前記のアミノ系樹脂100重量部に対
して、15重量部〜70重量部、好ましくは20重量部
〜60重量部が一般に使用される。
【0024】本発明組成物の調整に際してはアミノ系樹
脂、鉱物質類粉体、所望により他の副次量の樹脂、添加
剤類を均一に混合し得る任意の手段が採用できる。例え
ばニーダー、リボンブレンダー、ヘンシェルミキサー、
ボールミル、ロール練り、らいかい機、タンブラー等を
例示できる。
【0025】本発明の組成物を用いて金型を清掃できる
硬化性樹脂成形材料としては、例えば、エポキシ樹脂成
形材料、フェノール樹脂成形材料等、好ましくは、エポ
キシ樹脂成形材料であり、特に半導体封止用エポキシ樹
脂成形材料である。また、本発明の金型清掃用樹脂組成
物が適用される金型としては、該硬化樹脂成形材料を自
動成形する際に使用する金型ならいかなる金型にも使用
できるが、一般には鉄、クロム等よりなる金型が適用で
きる。
【0026】本発明の組成を有する金型清掃用樹脂組成
物は、複雑な金型や大型の金型の清掃に対し、従来の金
型清掃用樹脂組成物と比較して、良好な清掃効果を示
す。
【0027】以下に本発明を実施例、比較例により具体
的に説明する。なお試験方法は以下の試験方法によっ
た。
【0028】1.清掃効果 市販のエポキシ樹脂成形材料(日東電工(株)社製ニト
ロンMP)タブレットを用いて、封止成形品を400シ
ョットトランスファー成形し金型を汚染させた後、金型
清掃用樹脂組成物を用いて成形を行い、金型表面を観察
して清掃効果を下記のように評価した。 5:くもり等全くなし 4:くもり等ほぼなし 3:ややくもりあり 2:くもりあり 1:汚れ多い
【0029】2.流動性評価 清掃性試験で金型清掃用樹脂組成物を金型に充填した際
の充填状態を観察した。 ○:隅まで完全に充填する △:わずかに未充填部分あり ×:一部未充填
【0030】3. 離型性評価 清掃性試験で金型清掃用樹脂成形後の金型を観察し、清
掃用樹脂硬化物の残存状態を観察した。 ○:硬化物の残存なし △:コーナー部分にわずかに残存あり ×:硬化物の一部が残存
【0031】参考例1 メラミン490重量部とホルマリン(37%水溶液)5
17重量部を加熱反応し、公知の方法でメラミン樹脂液
を作り、減圧乾燥させメラミン樹脂粉末とした。
【0032】実施例1 参考例1のメラミン樹脂粉末75重量部と粒度#200
の硅石粉16重量部、更に粉末パルプ8.2重量部に安
息香酸0.1重量部、ステアリン酸亜鉛を0.5重量
部、及びトリメチロールプロパン/デカン酸(カプリン
酸)のトリエステル0.2重量部を加え、ボールミルに
て粉砕したものを金型清掃用樹脂組成物Aとした。トリ
メチロールプロパン/デカン酸(カプリン酸)のトリエ
ステルのHLB値および得られた金型清掃用樹脂組成物
の流動性、離型性、清掃効果の試験結果を表−1に記
す。試験結果からわかるように非常に良い清掃効果が得
られた。
【0033】実施例2 参考例1で得られたメラミン樹脂液190重量部とシー
トパルプ50重量部とをニーダー中で混練し、乾燥し次
いで粉砕することによってメラミン樹脂コンパウンドを
得た。このコンパウンド30重量部及び市販のメラミン
樹脂(日本カーバイド工業(株)製ニカレジンS−17
6)50重量部と粒度#200の硅石粉20重量部、更
に安息香酸0.2重量部、ミリスチン酸亜鉛を0.5重
量部およびトリメチロールプロパン/オレイン酸トリエ
ステル0.15重量部を加え、ボールミルにて粉砕した
ものを金型清掃用樹脂組成物Bとした。トリメチロール
プロパン/オレイン酸のトリエステルのHLB値および
得られた金型清掃用樹脂組成物の流動性、離型性、清掃
効果の試験結果を表−1に記す。 試験結果からわかる
ように非常に良い清掃効果が得られた。
【0034】実施例3 実施例2においてトリメチロールプロパンオレイン酸ト
リエステル0.15重量部の代わりにポリエチレングリ
コールとポリプロピレングリコールのブロックポリマー
を0.15重量部を用いる以外は実施例2と同様にして
得られたものを金型清掃用樹脂組成物Cとした。ポリエ
チレングリコールとポリプロピレングリコールのブロッ
クコポリマーのHLB値及び得られた金型清掃用樹脂組
成物の流動性、離型性、清掃効果の試験結果を表−1に
記す。
【0035】実施例4 ユリア45重量部とホルマリン(37%水溶液)90重
量部を用いて公知の方法にてユリア樹脂液を作り減圧乾
燥させ粉末にしたもの20重量部と参考例1のメラミン
樹脂粉末40重量部、粒度#1000の石英粉19.3
重量部、更に粉末パルプ20重量部、無水フタル酸0.
05重量部、ステアリン酸亜鉛0.5重量部、及びステ
アリルステアレート0.2重量部を加え、ボールミルに
て粉砕したものを金型清掃用樹脂組成物Dとした。ステ
アリルステアレートのHLB値及び得られた金型清掃用
樹脂組成物の流動性、離型性、清掃効果の試験結果を表
−1に記す。
【0036】実施例5 ベンゾグアナミン490重量部とホルマリン(37%水
溶液)517重量部を用いて公知の方法にてベンゾグア
ナミン樹脂液を作り減圧乾燥させ粉末にしたもの20重
量部と参考例1のメラミン樹脂粉末50重量部、粒度#
200の硅石粉20重量部、更に粉末パルプ9.5重量
部、安息香酸0.1重量部、ステアリン酸亜鉛0.5重
量部、及びポリオキシエチレンモノオレエート0.2重
量部を加え、ボールミルにて粉砕したものを金型清掃用
樹脂組成物Eとした。ポリオキシエチレンモノオレート
のHLB値及び得られた金型清掃用樹脂組成物の流動
性、離型性、清掃効果の試験結果を表−1に記す。
【0037】比較例1 実施例1において、トリメチロールプロパン/デカン酸
(カプリン酸)のトリエステルを加えない以外は実施例
1と同様にして得られた樹脂組成物をFとした得られた
金型清掃用樹脂組成物の流動性、離型性、清掃効果の試
験結果を表−1に記す。
【0038】比較例2 実施例1においてトリメチロールプロパン/デカン酸
(カプリン酸)のトリエステル0.2重量部の代わり
に、ベヘニルベヘネートを0.2重量部用いる以外は実
施例1と同様にして得られた樹脂組成物をGとした。ベ
ヘニルベヘネートのHLB値及び得られた金型清掃用樹
脂組成物の流動性、離型性、清掃効果の試験結果を表−
1に記す。
【0039】比較例3 実施例1においてトリメチロールプロパン/デカン酸
(カプリン酸)のトリエステル0.2重量部の代わり
に、オレイン酸を0.2重量部用いる以外は実施例1と
同様にして得られた樹脂組成物をHとした。オレイン酸
のHLB値及び得られた金型清掃用樹脂組成物の流動
性、離型性、清掃効果の試験結果を表−1に記す。
【0040】比較例4 実施例1においてトリメチロールプロパン/デカン酸
(カプリン酸)のトリエステル0.2重量部の代わり
に、ポリエチレングリコールモノステアレートを0.2
重量部用いる以外は実施例1と同様にして得られた樹脂
組成物をIとした。ポリエチレングリコールモノステア
レートのHLB値及び得られた金型清掃用樹脂組成物の
流動性、離型性、清掃効果の試験結果を表−1に記す。
【0041】比較例5 実施例1においてトリメチロールプロパン/デカン酸
(カプリン酸)のトリエステル0.2重量部の代わり
に、ポリエチレングリコールジステアレートを0.2重
量部用いる以外は実施例1と同様にして得られた樹脂組
成物をJとした。ポリエチレングリコールジステアレー
トのHLB値及び得られた金型清掃用樹脂組成物の流動
性、離型性、清掃効果の試験結果を表−1に記す。
【0042】比較例6 実施例1においてトリメチロールプロパン/デカン酸
(カプリン酸)のトリエステル1.2重量部を用いる以
外は実施例1と同様にして得られた樹脂組成物をとし
た。得られた金型清掃用樹脂組成物の流動性、離型性、
清掃効果の試験結果を表−1に記す。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明の金型清掃用樹脂組成物は特定H
LB値の滑剤を含有することにより、特に大型で複雑な
金型において流動性、離型性に優れながら、かつ良好な
清掃効果を示すことを特徴とするものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−175210(JP,A) 特開 昭55−123669(JP,A) 特開 平3−81111(JP,A) 特開 平5−131460(JP,A) 特開 昭58−113243(JP,A) 特開 昭59−126426(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/72 B29C 33/56 C11D 7/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬化性樹脂成形材料の、金型表面の汚れ
    を取り除く金型清掃用アミノ系樹脂組成物において、H
    LB値が1.5〜8である滑剤を金型清掃用樹脂100重量部
    に対して0.1重量部〜1重量部含有することを特徴とする
    金型清掃用樹脂組成物。
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