JP3300306B2 - フランジ面の変形量測定装置及び測定方法 - Google Patents

フランジ面の変形量測定装置及び測定方法

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JP3300306B2
JP3300306B2 JP26598899A JP26598899A JP3300306B2 JP 3300306 B2 JP3300306 B2 JP 3300306B2 JP 26598899 A JP26598899 A JP 26598899A JP 26598899 A JP26598899 A JP 26598899A JP 3300306 B2 JP3300306 B2 JP 3300306B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器、リアク
ター、配管類などで、他の要素との密着面となるフラン
ジ面の変形量を測定するためのフランジ面変形量測定装
置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、石油化学設備や各種化学プラン
トにおける高温高圧機器類、例えば熱交換器やリアクタ
ー或いはその配管などにおいては、そのフランジ継手部
の漏洩防止をいかに確実に達成するかが、設備保全上の
最重要ポイントの1つとなっている。
【0003】図19及び図20に、多管円筒形熱交換器
の構成を示す。該多管円筒型熱交換器は、胴109の一
端側を胴蓋120で閉じると共に、胴109の他端側
に、管板105を介在させて、仕切室管(チャネル)1
02の一端面を当接させ、上記胴109の他端側に形成
したフランジ(以下「シェルフランジ」という)106
と上記仕切室管102の一端側に形成したフランジ(以
下「チャネルフランジ」という)136とをボルト・ナ
ットを用いて連結した構造を有する。仕切室管102の
他端面は仕切室蓋101により閉塞される。
【0004】仕切室管102は2パスの場合その内部中
央に設けられた一枚の仕切板103により2室に区画さ
れており、これを胴109内にU字状に折り返して挿通
させた伝熱管113に連通させ、一方の仕切室入口ノズ
ル128からの流体を、伝熱管113を通して他方の仕
切室出口ノズル104に流出させる構成となっている。
一方、胴109は内部に固定棒111及びスペーサ11
2により千鳥状に配置された多数枚のじゃま板110を
有し、胴入口ノズル107からの流体を、じゃま板11
0により形成される流路を経て胴出口ノズル125より
流出させる構成となっている。なお、108は流体が直
接伝熱管に衝突することを避ける緩衝板である。
【0005】ところで、上記のような設備のフランジ
面、例えば上記熱交換器のシェルフランジ106、チャ
ネルフランジ136或いは管板105の当接面は、締め
付けや運転履歴等により周方向や半径方向に変形を生
じ、適正な締付管理を行っても、この変形が設備の漏洩
に繋がることがある。これは装置の運転停止などへ発展
する原因となり得る。
【0006】このため、従来は、例えば、周方向の変形
については、フランジフェーサーの旋回アーム部に取付
けたダイヤルゲージでの測定により、前記フランジ面の
変形量を測定していた。しかし、この方法は非常に手数
がかかる。また、フランジ面の変形量の測定作業の効率
が悪いだけでなく、コストが嵩み容易に測定できないと
いう問題があった。
【0007】そこで、本出願人は、回転アームの先端に
非接触式のレーザ変位センサを搭載し、回転アームによ
り旋回されて、フランジ面に沿って移動するレーザ変位
センサにより、前記フランジ面の変形量を測定するシス
テムを提案している(特開平10−160455号公
報)。これによれば、測定対象の円形のフランジ面に変
位センサを対向させ、この変位センサをフランジ面に沿
って回転させながら、フランジ面の変形量を測定するよ
うにしているので、円形のフランジ面の測定作業が従来
に比べて大幅に効率化される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フラン
ジ面の変形量測定においては、フランジのおもて面の平
坦度のみでなく、フランジの裏面側における平坦度も測
定しておきたい場合がある。例えば、図19の管板10
5においてはフランジ部の両面の平坦度を良好にするこ
とが望まれる。
【0009】かかる要請に対し、従来のランジ面変形量
測定するシステムでは、フランジのおもて面の変形量を
測定することはできるものの、フランジの裏面側におけ
る変形量を測定することはできなかった。
【0010】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、フランジ面の平坦度に関し、フランジのおもて面と
裏面の両面について変形量を測定することができるフラ
ンジ面変形量測定装置及び測定方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、次のように構成したものである。請求項
1に記載の発明は、中心合せ機構を備えた取付台と、前
記取付台に立設された支承軸と、前記支承軸にこれを中
心として回転自在に支承され且つ支承軸から半径方向に
延在するアーム長さが調節可能に支承された回転アーム
と、前記回転アームの先端に前記取付台側に延在するよ
うに設けられ且つその延在する長さが調節可能に設けら
れた第1補助バーと、前記第1補助バーの先端に前記支
承軸を中心とする半径内の内側方向に延在するように取
り付けられ且つその延在長さが調節可能に設けられた第
2補助バーと、前記第2補助バーの先端に設けられた光
学式の変位センサであって、前記第2補助バーの前記第
1補助バーに対する取り付け向きを、固定板及びネジに
よる当該第2補助バーと第1補助バーの連結固定及びそ
の連結解除を通じて逆方向に変更することにより、測定
対象である円形のフランジ面のおもて側面と裏面のいず
れかに選択的に対向配置される変位センサと、前記取付
台を測定対象の中央部に取り付ける取付具とを備え、前
記取付具を介して装置を測定対象の中央部に取り付け、
前記変位センサを前記回転アームにより測定対象である
フランジ面のおもて面又は裏面に対向させながら旋回さ
せ、そのフランジ面の変形量を検知するように構成し
た、ことを特徴とする。
【0012】このように構成すれば、上記フランジのお
もて面の測定ばかりでなくフランジの裏面の測定をも行
うことができる。即ち、1台の測定装置によりフランジ
のおもて面と裏面の測定ができるので非常に経済的であ
る。また、おもて面から裏面への測定対象を変更する際
に、取付具を用いた取付状態を解除する必要がなく、取
付台をそのままの取付状態としておいて、その変更を実
行することができる。従って、取扱いが簡単である。
【0013】請求項2の発明は、中心合せ機構を備えた
取付台と、前記取付台に立設された支承軸と、前記支承
軸にこれを中心として回転自在に支承され且つ支承軸か
ら半径方向に延在するアーム長さが調節可能に支承され
た回転アームと、前記回転アームの先端に前記取付台側
に延在するように設けられ且つその延在する長さが調節
可能に設けられた第1補助バーと、前記第1補助バーの
先端に前記支承軸を中心とする半径内の内側方向に延在
するように取り付けられ且つその延在長さが調節可能に
設けられた第2補助バーと、前記第2補助バーの先端に
設けられた光学式の変位センサであって、前記第2補助
バーの前記第1補助バーに対する取り付け向きを逆方向
に変更することにより、測定対象である円形のフランジ
面のおもて側面と裏面のいずれかに選択的に対向配置さ
れる変位センサと、前記取付台を測定対象の中央部に取
り付ける取付具とを備え、前記取付具を介して装置を測
定対象の中央部に取り付け、前記変位センサを前記回転
アームにより測定対象であるフランジ面のおもて面又は
裏面に対向させながら旋回させ、そのフランジ面の変形
量を検知するように構成したフランジ面の変形量測定装
置において、前記第2補助バーは前記第1補助バーに対
して抜き差し可能に設け、これにより前記第2補助バー
の前記第1補助バーに対する取り付け向きを逆方向に変
更可能にしたことを特徴とする。
【0014】この特徴によれば、第2補助バーの第1補
助バーに対する取り付けが抜き差し式であるので、第2
補助バーの第1補助バーに対する取り付け向きを逆方向
に変更する作業を、より容易に行うことができる。
【0015】請求項3の発明は、中心合せ機構を備えた
取付台と、前記取付台に立設された支承軸と、前記支承
軸にこれを中心として回転自在に支承され且つ支承軸か
ら半径方向に延在するアーム長さが調節可能に支承され
た回転アームと、前記回転アームの先端に前記取付台側
に延在するように設けられ且つその延在する長さが調節
可能に設けられた第1補助バーと、前記第1補助バーの
先端に前記支承軸を中心とする半径内の内側方向に延在
するように取り付けられ且つその延在長さが調節可能に
設けられた第2補助バーと、前記第2補助バーの先端に
設けられた光学式の変位センサであって、前記第2補助
バーの前記第1補助バーに対する取り付け向きを逆方向
に変更することにより、測定対象である円形のフランジ
面のおもて側面と裏面のいずれかに選択的に対向配置さ
れる変位センサと、前記取付台を測定対象の中央部に取
り付ける取付具とを備え、前記取付具を介して装置を測
定対象の中央部に取り付け、前記変位センサを前記回転
アームにより測定対象であるフランジ面のおもて面又は
裏面に対向させながら旋回させ、そのフランジ面の変形
量を検知するように構成したフランジ面の変形量測定装
置において、前記第2補助バーは前記第1補助バーに対
して回転可能に設け、これにより前記第2補助バーの前
記第1補助バーに対する取り付け向きを逆方向に変更可
能にしたことを特徴とする。
【0016】この特徴によれば、第2補助バーは第1補
助バーに対して回転可能であるので、第2補助バーの第
1補助バーに対する取り付け向きを逆方向に変更する作
業を、より容易に行うことができる。
【0017】請求項4の発明は、中心合せ機構を備えた
取付台と、前記取付台に立設された支承軸と、前記支承
軸にこれを中心として回転自在に支承され且つ支承軸か
ら半径方向に延在するアーム長さが調節可能に支承され
た回転アームと、前記回転アームの先端に前記取付台側
に延在するように設けられ且つその延在する長さが調節
可能に設けられた第1補助バーと、前記第1補助バーの
先端に前記支承軸を中心とする半径内の内側方向に延在
するように取り付けられ且つその延在長さが調節可能に
設けられた第2補助バーと、前記第2補助バーの先端に
設けられた光学式の変位センサであって、前記第2補助
バーの前記第1補助バーに対する取り付け向きを逆方向
に変更することにより、測定対象である円形のフランジ
面のおもて側面と裏面のいずれかに選択的に対向配置さ
れる変位センサと、前記取付台を測定対象の中央部に取
り付ける取付具とを備え、前記取付具を介して装置を測
定対象の中央部に取り付け、前記変位センサを前記回転
アームにより測定対象であるフランジ面のおもて面又は
裏面に対向させながら旋回させ、そのフランジ面の変形
量を検知するように構成したフランジ面の変形量測定装
置において、前記第2補助バーを第1補助バーに対して
相対的に移動調整するための送り機構を設けたことを特
徴とする。
【0018】この特徴によれば、第2補助バーの位置決
めを、送り機構により第2補助バーを第1補助バーに対
して相対的に移動させることで調整することができるの
で、容易に所望位置に位置決めすることができる。
【0019】請求項5の発明は、中心合せ機構を備えた
取付台と、前記取付台に立設された支承軸と、前記支承
軸にこれを中心として回転自在に支承され且つ支承軸か
ら半径方向に延在するアーム長さが調節可能に支承され
た回転アームと、前記回転アームの先端に前記取付台側
に延在するように設けられ且つその延在する長さが調節
可能に設けられた第1補助バーと、前記第1補助バーの
先端に前記支承軸を中心とする半径内の内側方向に延在
するように取り付けられ且つその延在長さが調節可能に
設けられた第2補助バーと、前記第2補助バーの先端に
設けられた光学式の変位センサであって、前記第2補助
バーの前記第1補助バーに対する取り付け向きを逆方向
に変更することにより、測定対象である円形のフランジ
面のおもて側面と裏面のいずれかに選択的に対向配置さ
れる変位センサと、前記取付台を測定対象の中央部に取
り付ける取付具とを備え、前記取付具を介して装置を測
定対象の中央部に取り付け、前記変位センサを前記回転
アームにより測定対象であるフランジ面のおもて面又は
裏面に対向させながら旋回させ、そのフランジ面の変形
量を検知するように構成したフランジ面の変形量測定装
置において、前記取付具として、2本の枠材を基部側で
進退移動可能に連結して1組の支持フレームとしたもの
を上下に2組交差させて成る十字状の支持フレームであ
って、その支持フレームの先端に、フランジの頂部に対
する掛け止め金具を設けたものを用いたことを特徴とす
る。
【0020】この特徴によれば、例えば熱交換器の胴の
シェルフランジの円の中央に上記測定装置本体を取り付
けることができる他、胴蓋のように他に支持物がない場
合にも測定装置本体を取り付けることができる。
【0021】請求項6の発明は、中心合せ機構を備えた
取付台と、前記取付台に立設された支承軸と、前記支承
軸にこれを中心として回転自在に支承され且つ支承軸か
ら半径方向に延在するアーム長さが調節可能に支承され
た回転アームと、前記回転アームの先端に前記取付台側
に延在するように設けられ且つその延在する長さが調節
可能に設けられた第1補助バーと、前記第1補助バーの
先端に前記支承軸を中心とする半径内の内側方向に延在
するように取り付けられ且つその延在長さが調節可能に
設けられた第2補助バーと、前記第2補助バーの先端に
設けられた光学式の変位センサであって、前記第2補助
バーの前記第1補助バーに対する取り付け向きを逆方向
に変更することにより、測定対象である円形のフランジ
面のおもて側面と裏面のいずれかに選択的に対向配置さ
れる変位センサと、前記取付台を測定対象の中央部に取
り付ける取付具とを備え、前記取付具を介して装置を測
定対象の中央部に取り付け、前記変位センサを前記回転
アームにより測定対象であるフランジ面のおもて面又は
裏面に対向させながら旋回させ、そのフランジ面の変形
量を検知するように構成したフランジ面の変形量測定装
置において、前記取付具として基板にクランプ板を設け
た構造のものを用い、このクランプ板を測定対象のフラ
ンジの内方に存在する仕切板に固定可能としたことを特
徴とする。
【0022】この特徴によれば、取付対象の内方に仕切
板が存在する場合に、これを利用して測定装置本体をフ
ランジの円の中央に取り付けるので、例えば熱交換器の
仕切室管に測定装置本体を取り付ける形態に適する。
【0023】請求項7の発明は、中心合せ機構を備えた
取付台と、前記取付台に立設された支承軸と、前記支承
軸にこれを中心として回転自在に支承され且つ支承軸か
ら半径方向に延在するアーム長さが調節可能に支承され
た回転アームと、前記回転アームの先端に前記取付台側
に延在するように設けられ且つその延在する長さが調節
可能に設けられた第1補助バーと、前記第1補助バーの
先端に前記支承軸を中心とする半径内の内側方向に延在
するように取り付けられ且つその延在長さが調節可能に
設けられた第2補助バーと、前記第2補助バーの先端に
設けられた光学式の変位センサであって、前記第2補助
バーの前記第1補助バーに対する取り付け向きを逆方向
に変更することにより、測定対象である円形のフランジ
面のおもて側面と裏面のいずれかに選択的に対向配置さ
れる変位センサと、前記取付台を測定対象の中央部に取
り付ける取付具とを備え、前記取付具を介して装置を測
定対象の中央部に取り付け、前記変位センサを前記回転
アームにより測定対象であるフランジ面のおもて面又は
裏面に対向させながら旋回させ、そのフランジ面の変形
量を検知するように構成したフランジ面の変形量測定装
置において、前記取付具として基板にアンカーボルトを
設けた構造のものを用い、このアンカーボルトを測定対
象のフランジの内方の管板に存在する穴に固定可能とし
たことを特徴とする。
【0024】この特徴によれば、フランジの内方に存在
する管板の穴、例えば伝熱管の穴にアンカーボルトを固
定することで、測定装置本体をフランジの円の中央に取
り付けることができる。従って、上述の支持フレームが
取り付けられない場合や、上述の仕切室管の仕切板の如
きが存在しない場合であっても、測定装置本体をフラン
ジの中央に取り付けることができる。
【0025】請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれ
かに記載の測定装置を用いたフランジ面の変形量測定方
法であって、フランジのおもて面の測定を行う場合に
は、回転アーム、第1補助バーおよび第2補助バーの各
調整を行って、レーザ変位センサのレーザ光がフランジ
おもて面側に当たるようにし、フランジの裏面を測定を
行う場合には、回転アームをフランジ外周面よりも半径
方向外側に延在させると共に、第1補助バーをフランジ
裏面よりも更に対象物側に延在させ、そして第2補助バ
ーの第1補助バーに対する取り付け向きを逆転させて、
レーザ変位センサのレーザ光がフランジ裏面側に当たる
ようにすることを特徴とする。
【0026】この方法によれば、レーザ変位センサのレ
ーザ光の当たる面を、フランジのおもて面側から裏面側
に簡単に変更してフランジ面の変形量を測定することが
できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
基づいて説明する。 (1) 測定装置本体 図2は本発明に係るフランジ面の変形量測定装置本体の
全体構成を示す概略図、図3はその正面図、図4はその
右側面図である。
【0028】図2〜図4において、1は中心合せ機構2
を備えた取付台であり、その中央に支承軸3が立設され
ている。この支承軸3には、回転支持機構4により、回
転アーム5が、前記回転軸を中心として回転自在に支承
され、且つ、その支承軸3から半径方向に延在するアー
ム長さが調節可能に支承されている。具体的には、回転
支持機構4は、支承軸3に嵌装されベアリング42によ
り回転自在に支承されたブロック体41と、ブロック体
41に一体的に設けられた歯車43及びこの歯車43を
回転させる駆動モータ44から成る駆動手段とを有す
る。上記回転アーム5は2本の平行なビーム51を連結
板52で連結した構成を有する。上記ブロック体41に
は、この2本のビーム51を上記支承軸3の両側の位置
にて挿通させるように案内孔が2つ設けられ、この案内
孔によって上記回転アーム5のアーム長さを調節するス
ライド機構が構成されている。このスライド機構は、具
体的には、ブロック体41にガイド溝を形成し、これに
回転アーム5のビーム51を摺動可能に納めた後、案内
孔の外側からカバー板46(図4)で被い、ネジ47で
カバー板46を固定することにより構成されている。な
お45は上記歯車43により回転されるエンコーダであ
る。
【0029】上記回転アーム5の先端には、前記取付台
1側に延在するように第1補助バー6が設けられ且つそ
の回転アーム5から取付台1側に延在する長さが調節可
能に設けられている。具体的には、第1補助バー6は上
記連結板52を兼ねるL字状部材61の案内部62内に
摺動可能に嵌装され、ネジ63により回転アーム5に対
し相対的に位置が固定されている。即ち、第1補助バー
6はネジ63を緩めることにより回転アーム5に対する
相対的位置を変更することができる。
【0030】上記第1補助バー6の先端(図3の下端)
には、第2補助バー7が、前記支承軸3を中心とする半
径内の内側方向に延在するように取り付けられ且つその
延在長さが調節可能に設けられている。この実施形態の
場合、第2補助バー7は、逆T字状の固定板71をネジ
72で固定することにより第1補助バー6と連結固定さ
れている。また、ネジ78を緩めることにより、矢印7
3方向に移動させて第2補助バー7は、その相対的位置
を調整することができる。またネジ78を外して固定板
71から第2補助バー7を取り外すことにより、第2補
助バー7の前記第1補助バー6に対する取り付け向きを
逆方向(図3の上下逆方向)に変更することができる。
この実施形態では、上記相対的位置調整を目的として、
固定板71の下端には雌ねじ部74が設けられ、これに
螺合させた送りネジ75を調節つまみ76により回転で
きるように構成した送り機構77が設けられている。
【0031】上記第2補助バー7の先端には、光学式の
変位センサとしてレーザ変位センサ8が設けられてい
る。このレーザ変位センサ8は、可視光タイプのレーザ
光81を出射・受光して、いわゆる拡散反射方式により
対象物の反射光量の変化を計測する機能を有する。上記
第2補助バー7の上記第1補助バー6に対する取り付け
向きを図3で上下逆方向に変更することにより、レーザ
変位センサ8から出射されるレーザ光81の向きも、図
3で下向きから上向きの状態に変更できる。このこと
は、測定対象である円形のフランジ面のおもて面と裏面
のいずれかに選択的にレーザ変位センサ8を対向配置さ
せることができることを意味する。
【0032】(2) 中心合せ機構 上記測定装置本体は、図1に示すように、対象物たる熱
交換器の円形のフランジ10の中心部に取り付けられ使
用される。その際、フランジ10の円の中央に上記回転
アーム5の中心が位置するように調整可能とするため、
取付台1には中心合せ機構2が設けられている。
【0033】図5に示すように、取付台1上に第1可動
台21が載置され、ガイド板22により形成されるガイ
ド溝23に沿って取付台1上をXY直角座標のY方向に
沿って移動可能になっている(図6、図7参照)。この
Y方向の位置調整は、図8に示す如く雌ねじ24bと係
合させたY方向調節ネジ24における操作つまみ24a
を回して、第1可動台21を取付台1に対してY方向に
相対移動させることにより行うことができる。
【0034】上記可動台21の上には第2可動台25が
載置され、ガイド板26により形成されるガイド溝27
に沿って第1可動台21上をXY直角座標のX方向に沿
って移動可能になっている(図8参照)。このX方向の
位置調整は、図6の如く雌ねじ28bと係合させたX方
向調節ネジ28における操作つまみ28aを回して、第
2可動台25を第1可動台21に対して相対移動させる
ことにより行うことができる。
【0035】(3) 取り付け 上述したように、上記測定装置本体は、適切な取付具を
用いて、測定対象物たる熱交換器の円形フランジの中心
部に取り付けられ使用される。この取付具の構造は、測
定対象となるフランジが、機器等のどのような構造の部
位に存在するものであるかにより異なり、複数の種類の
うちから適切なものが選ばれる。この実施形態の場合、
図19の熱交換器の仕切室管102、胴109、管板1
05のフランジ毎に取付条件が異なることを考慮し、そ
れらに個別に適合した3種類の取付形態がある。
【0036】(a) 取付形態1 図1は、フランジ10を有する管11の開口縁、つまり
フランジ10の内側縁に取付具9を利用して測定装置本
体を取り付ける形態を示している。この取付形態は、図
19の熱交換器の胴109のシェルフランジ106に上
記測定装置本体を取り付ける場合に適用することができ
るが、胴蓋120に上記測定装置本体を取り付ける場合
のように、他に支持物がない場合に特に有効である。こ
の形態に用いられる取付具9aの構成を図9〜図12に
示す。
【0037】この取付具9aは、図9〜図10に示すよ
うに、図12に示す断面形状の2本の枠材92を基部側
で進退移動可能に連結して1組の支持フレームとしたも
のを、図9〜図10に示すように上下に2組交差させて
成る十字状の支持フレーム91を有する。即ち、図10
に示すように、下側の支持フレーム91a上に上側の支
持フレーム91bが交差している。この上下の支持フレ
ーム91の段差を考慮して、下側の支持フレーム91a
上には上側の支持フレーム91bをまたぐ形で脚93a
を備えた取付ベース93が設けられており、この取付ベ
ース93上に上記装置本体の取付台1がネジ1aで取り
付けられるようになっている。
【0038】一方、上下の支持フレーム91の先端に
は、それぞれ逆L字状の掛け止め金具94が固定されて
おり、これによりフランジ10の頂部に、十字状の支持
フレーム91の先端を、図11の如く引掛けることがで
きるようになっている。各掛け止め金具94には、引掛
けた後の支持フレーム91に図11に示す如く長手方向
の張力を付与するため、作業者の手によって操作しうる
ネジ部材95が設けられている。
【0039】(i) 取付手順 次に取付手順について説明する。まず測定のための事前
準備として、測定機器への雨・風対策養生、フランジ面
に付着している錆や古いガスケットペースト及び塵垢等
をブラシ等により除去し、フランジ測定面の光沢が均一
になるようにするための紙ヤスリ等でのブラッシングを
行う。
【0040】このような事前準備を行った後、まず、測
定面上に白色ビニールテープを貼り図1(a)に示すよ
うに、上記構成の取付具9aをフランジ10の内側縁に
取り付ける。次に、測定装置本体の取付台1を、この取
付具9aの取付ベース93上に取り付けることにより、
測定装置本体をフランジ面にセットする。その際、回転
アーム5の延在するアーム長は、レーザ変位センサ8の
レーザ光81が、測定対象たるフランジ10の面上に来
るように粗調整しておく。また、第1補助バー6及び第
2補助バー7の延在量も予め適切な値に粗調整してお
く。
【0041】次に、図示してないコントローラユニット
をセットし、エンコーダ45から出力される回転アーム
5の回転角についての検出信号(回転角信号)及び回転
の原点センサ(図示せず)からの信号を入力する。ま
た、情報処理装置としての図示してないパーソナルコン
ピュータ(いわゆるパソコン)をセットし、レーザ変位
センサ8から出力される平坦度についての検出信号(変
位量信号)を入力する。
【0042】そして、コントローラユニットによる駆動
モータ44の回転位置制御の下で、実際に回転アーム5
を回転させてみることを繰り返しながら、上記中心合わ
せ機構2のY方向調節ネジ24及びX方向調節ネジ28
を操作することにより、レーザ変位センサ8の旋回中心
を円形フランジ10の円の中心に一致(旋回芯ずれが1
mm以下となるように)させる回転アーム5の心出し調
整を行う。さらに、必要に応じ回転アーム5の水平度の
調整を行う。この調整では、回転アーム5の図3の右端
の下端とフランジ面10との距離と回転アーム5の図3
の左端の下端とフランジ面10との距離との差が、1m
m/600mm以下となるように調整する。上記パソコ
ンは、この回転アーム5の心出し調整及び回転アーム5
の傾きを計算し補正するのに利用される。
【0043】心出し調整及び傾き補正の終了後、ネジ6
3及びネジ72を緩めて、第1補助バー6及び第2補助
バー7の延在量を適切な値に微調整して定める。第2補
助バー7の延在量の調整は、調節つまみ76を操作して
行う。
【0044】(ii) 測定手順 次に測定手順を説明する。パソコンにより、測定位置、
測定半径等、必要箇所の入力を行う。 そして、センサ
取付アーム5を回転させながら、所望する任意の測定半
径について、測定をエンコーダ45の分解能である各回
転角毎に繰り返す。測定出力データは、ここではエンコ
ーダ45に1周(360度)200点カウンタを持た
せ、1周200点(1.8度毎)の測定頻度で取り出
す。測定データを前記パソコンにより情報処理して、記
録する。
【0045】そして、測定する半径をすこしずつ変更し
ながら、上記一連の測定作業を繰り返し、目的とするフ
ランジの半径方向幅全域についての平坦度を測定する。
【0046】次に、パソコンによるデータ処理内容を説
明する。パソコンは、前記レーザ変位センサ8から出力
されたデータ信号を、1周200点(1.8度毎)最大
で10周自動格納する。また、パソコンは、格納データ
の移動平均化(測定点前後の3点の平均)による5度、
10度、15度、30度、45度毎のデータ加工とその
選択を行う。また、パソコンは、測定装置本体のセット
による据付方向と直角方向の傾きによる表示データを計
算補正する(これにより厳密な芯出しが不要になる)。
そして、補正前と補正後のデータを表示して印刷する。
さらに、補正後データに基づいて半径方向と周方向の凹
凸状態をニーズに応じてグラフ表示し印刷するようにな
っている。
【0047】(iii) フランジ裏面の測定 上記のようにして、平坦度の測定が図1(a)に示すよ
うにフランジおもて面10aについて行われる。続いて
フランジ裏面10bの測定を行いたい場合、例えば管板
105のおもて面測定後に裏面の測定を行う場合には、
白色ビニールテープを貼り図1(b)に示すように、回
転アーム5をフランジ外周面よりも半径方向外側に延在
させると共に、第1補助バー6をフランジ裏面10bよ
りも更に対象物側に延在させ、そして第2補助バー7の
第1補助バー6に対する取り付け向きを逆転させて、レ
ーザ変位センサ8のレーザ光がフランジ裏面側に当たる
ようにする。取付台1は、後述する(図15〜図18)
ようにアンカーボルト901を介して、管板105の穴
113aを利用して該管板105に固定され、この状態
の取付台1に当該測定装置本体が取り付けられる。
【0048】即ち、図3に示すネジ72を外して第2補
助バー7を取り外す。そして図4に示すネジ47を緩め
て回転アーム5のアーム長さを調節し、または、第1補
助バー6とアーム5のセットボルト64をゆるめ、更に
図3に示すネジ63を緩めて第1補助バー6の延在長さ
を調節し、その先端がフランジ10の裏面側に来るよう
にする。そして、第2補助バー7を第1補助バー6の先
端に緩く仮止めし、図3に示す調節つまみ76を操作す
ることにより、第2補助バー7の延在長さを調節し、そ
の後ネジ78を締め付け固定する。このようにして第2
補助バー7をフランジ10の裏面側に持ち来す。
【0049】この図1(b)の形態におけるフランジ裏
面10bの平坦度の測定は、上述したフランジおもて面
10aについての場合と同じ手順で行われる。
【0050】このようにしてフランジ10の裏面を測定
することができる。本実施形態によれば、フランジ10
のおもて面と裏面が同一の測定装置により行われ、しか
も測定装置本体の取り付けを解除することなく、元の取
り付け状態のままで、つまり1台でフランジ10のおも
て面と裏面が測定できるので、裏面測定専用の測定装置
を用意する場合に比べ、非常に経済的である。
【0051】(b) 取付形態2 図13は、図19の熱交換器の仕切室管102に、内部
の仕切板103を利用して、取付具9bにより、上記測
定装置本体をフランジ中央に取り付ける形態を示してい
る。この形態は、取付対象の内部に仕切板103の如き
板状部材が存在する場合に、これを利用して上記測定装
置本体をフランジ中央に取り付ける場合に有効である。
【0052】この形態に用いられる取付具9bの構成を
図14に示す。この取付具9bは、基板96に上下一対
のクランプ板97を2組並置してネジ96aで固定した
構造を有しており、そのクランプ溝98内に仕切板10
3を挿入し、クランプ板97の両側からクランプネジ9
9で締め付けることにより、仕切板103に取り付けら
れる。この取付具9bの取付け位置は、回転アーム5の
支承軸3が仕切室管102のほぼ中央になるように取り
付けられる。このようにして取り付けられた取付具9b
には、その基板96に、測定装置本体の取付台1が、ネ
ジ1aで取り付けられる。
【0053】図15及び図16は、上記に加え、更にア
ンカーボルト901及びこれにより固定されるL字状の
取付金具902を設けると共に、このL字状の取付金具
902により設けた長穴903によって、取付台1がX
Y方向に若干変位し得るように構成した位置調節機構を
追加した構成例である。アンカーボルト901の取付先
は、例えば伝熱管113等の適当な穴部分であればよ
い。
【0054】(c) 取付形態3 図17及び図18は、図19の熱交換器の管板105
に、該管板105の伝熱管113を利用して、取付具9
cにより、上記測定装置本体をフランジ(管板105)
中央に取り付ける形態を示している。この形態は、図1
5及び図16で述べた構造において、図16中のクラン
プ板97を除去した構造のものである。この形態は、上
記取付具9a、9bのいずれも利用し得ない場合に有効
である。
【0055】図17は、伝熱管113の穴113aの径
が大きい場合を示しており、当該穴113a内に、エン
ジニアリングプラスッチク製または真鍮製の割ブッシン
グ904を挿入し、取付金具902を介在させた上か
ら、アンカーボルト901を打ち込む。アンカーボルト
901は、取付金具902にネジ固定した鞘管905と
先端が拡開可能に構成した芯棒部材906から成り、こ
の芯棒部材906が鞘管905に対して相対的に下方に
打ち込まれる。アンカーボルト901は穴113a内で
拡いてしっかりと取付金具902を管板105に固定す
る。
【0056】図18は伝熱管113の穴113aの径が
小さい場合を示しており、割ブッシング904は必要な
いため省略されている。
【0057】上述したように、測定装置本体は、適切な
取付具を用いて、測定対象物たる熱交換器の円形フラン
ジの中心部に取り付けられ使用される。そして、フラン
ジのおもて面を測定するときは、図1(a)又は図13
で示唆したような形態で使用され、フランジの裏面を測
定するときは図1(b)示唆したような形態で使用され
る。即ち、1台の測定装置によりフランジのおもて面と
裏面の測定ができるので経済的である。また、おもて面
から裏面への測定対象を変更する際に、取付具9を用い
た取付状態を解除する必要がなく、取付台1をそのまま
の取付状態としておいて、その変更を実行することがで
きる。従って、取扱いが簡単である。
【0058】上記実施形態では、固定板71により第2
補助バー7を第1補助バー6に固定する構成としたが、
第2補助バー7を第1補助バー6に対して抜き差し可能
に設け、これにより第2補助バー7の第1補助バー6に
対する取り付け向きを逆方向(180゜異なる方向)に
変更可能にすることもできる。
【0059】また、第2補助バー7を同軸的に回転可能
に把持する把持機構を第1補助バー6の下端に設け、こ
れにより第2補助バー7の第1補助バー6に対する取り
付け向きを逆方向に変更可能にすることもできる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
心合せ機構を備えた取付台と、前記取付台に立設された
支承軸と、前記支承軸にこれを中心として回転自在に支
承され且つ支承軸から半径方向に延在するアーム長さが
調節可能に支承された回転アームと、前記回転アームの
先端に前記取付台側に延在するように設けられ且つその
延在する長さが調節可能に設けられた第1補助バーと、
前記第1補助バーの先端に前記支承軸を中心とする半径
内の内側方向に延在するように取り付けられ且つその延
在長さが調節可能に設けられた第2補助バーと、前記第
2補助バーの先端に設けられた光学式の変位センサであ
って、前記第2補助バーの前記第1補助バーに対する取
り付け向きを逆方向に変更することにより、測定対象で
ある円形のフランジ面のおもて面と裏面のいずれかに選
択的に対向配置される変位センサと、前記取付台を測定
対象の中央部に取り付ける取付具とを備え、前記取付具
を介して装置を測定対象の中央部に取り付け、前記変位
センサを前記回転アームにより測定対象であるフランジ
面のおもて面又は裏面に対向させながら旋回させ、その
フランジ面の変形量を検知するように構成したので、測
定対象たるフランジ(管板を含む)のおもて面の測定ば
かりでなくその裏面の測定をも行うことができる。これ
は、1台の測定装置によりフランジのおもて面と裏面の
測定ができることを意味し、非常に経済的である。ま
た、おもて面から裏面への測定対象を変更する際に、取
付具を用いた取付状態を解除する必要がなく、取付台を
そのままの取付状態としておいて、その変更を実行する
ことができる。従って、取扱いが簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る測定装置の全体構成
を示す概略図であり、(a)はフランジのおもて面を測
定する形態を、(b)はフランジの裏面を測定する形態
を示した図である。
【図2】本発明の測定装置本体の平面図である。
【図3】本発明の測定装置本体の正面図である。
【図4】本発明の測定装置本体の側面図である。
【図5】本発明の測定装置本体における中心合せ機構の
平面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】図5のB−B断面図である。
【図8】図5のC−C断面図である。
【図9】本発明の図1の実施形態で用いた取付具の平面
図である。
【図10】図9の取付具の取付状態を示した正面図であ
る。
【図11】図9の取付具の先端の取付状態を示す部分拡
大図である。
【図12】図9の取付具の枠材の断面図である。
【図13】本発明の他の実施形態に係る測定装置の全体
構成を示す概略図である。
【図14】本発明の図13の実施形態で用いた取付具の
平面図である。
【図15】図14の取付具の変形例を示した平面図であ
る。
【図16】図15の取付具の断面図である。
【図17】本発明の別の取付具による取付形態を示す断
面図である。
【図18】本発明の更に別の取付具による取付形態を示
す断面図である。
【図19】従来公知の熱交換器の構造を示す断面図であ
る。
【図20】図19におけるXX−XX断面図である。
【符号の説明】
1 取付台 1a ネジ 2 中心合せ機構 3 支承軸 4 回転支持機構 5 回転アーム 51 ビーム 52 連結板 6 第1補助バー 61 L字状部材 62 案内部 63 ネジ 7 第2補助バー 71 固定板 72 ネジ 74 雌ねじ部 75 送りネジ 76 調節つまみ 77 送り機構 8 レーザ変位センサ 81 レーザ光 9 取付具 9a 取付具 9b 取付具 9c 取付具 91 支持フレーム 93 取付ベース 94 掛け止め金具 95 ネジ部材 96 基板 96a ネジ 97 クランプ板 99 クランプネジ 901 アンカーボルト 902 取付金具 903 長穴 904 割ブッシング 10 フランジ 10a フランジおもて面 10b フランジ裏面 11 管 102 仕切室管 103 仕切板 113a 穴 105 管板 106 シェルフランジ 109 胴 136 チャネルフランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/30 101 G01B 21/30 101

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心合せ機構を備えた取付台と、 前記取付台に立設された支承軸と、 前記支承軸にこれを中心として回転自在に支承され且つ
    支承軸から半径方向に延在するアーム長さが調節可能に
    支承された回転アームと、 前記回転アームの先端に前記取付台側に延在するように
    設けられ且つその延在する長さが調節可能に設けられた
    第1補助バーと、 前記第1補助バーの先端に前記支承軸を中心とする半径
    内の内側方向に延在するように取り付けられ且つその延
    在長さが調節可能に設けられた第2補助バーと、 前記第2補助バーの先端に設けられた光学式の変位セン
    サであって、前記第2補助バーの前記第1補助バーに対
    する取り付け向きを、固定板及びネジによる当該第2補
    助バーと第1補助バーの連結固定及びその連結解除を通
    じて逆方向に変更することにより、測定対象である円形
    のフランジ面のおもて側面と裏面のいずれかに選択的に
    対向配置される変位センサと、 前記取付台を測定対象の中央部に取り付ける取付具とを
    備え、 前記取付具を介して装置を測定対象の中央部に取り付
    け、前記変位センサを前記回転アームにより測定対象で
    あるフランジ面のおもて面又は裏面に対向させながら旋
    回させ、そのフランジ面の変形量を検知するように構成
    した、 ことを特徴とするフランジ面の変形量測定装置。
  2. 【請求項2】 中心合せ機構を備えた取付台と、 前記取付台に立設された支承軸と、 前記支承軸にこれを中心として回転自在に支承され且つ
    支承軸から半径方向に延在するアーム長さが調節可能に
    支承された回転アームと、 前記回転アームの先端に前記取付台側に延在するように
    設けられ且つその延在する長さが調節可能に設けられた
    第1補助バーと、 前記第1補助バーの先端に前記支承軸を中心とする半径
    内の内側方向に延在するように取り付けられ且つその延
    在長さが調節可能に設けられた第2補助バーと、 前記第2補助バーの先端に設けられた光学式の変位セン
    サであって、前記第2補助バーの前記第1補助バーに対
    する取り付け向きを逆方向に変更することにより、測定
    対象である円形のフランジ面のおもて側面と裏面のいず
    れかに選択的に対向配置される変位センサと、 前記取付台を測定対象の中央部に取り付ける取付具とを
    備え、 前記取付具を介して装置を測定対象の中央部に取り付
    け、前記変位センサを前記回転アームにより測定対象で
    あるフランジ面のおもて面又は裏面に対向させながら旋
    回させ、そのフランジ面の変形量を検知するように構成
    した フランジ面の変形量測定装置において、前記第2補
    助バーは前記第1補助バーに対して抜き差し可能に設
    け、これにより前記第2補助バーの前記第1補助バーに
    対する取り付け向きを逆方向に変更可能にしたことを特
    徴とするフランジ面の変形量測定装置。
  3. 【請求項3】 中心合せ機構を備えた取付台と、 前記取付台に立設された支承軸と、 前記支承軸にこれを中心として回転自在に支承され且つ
    支承軸から半径方向に延在するアーム長さが調節可能に
    支承された回転アームと、 前記回転アームの先端に前記取付台側に延在するように
    設けられ且つその延在する長さが調節可能に設けられた
    第1補助バーと、 前記第1補助バーの先端に前記支承軸を中心とする半径
    内の内側方向に延在するように取り付けられ且つその延
    在長さが調節可能に設けられた第2補助バーと、 前記第2補助バーの先端に設けられた光学式の変位セン
    サであって、前記第2補助バーの前記第1補助バーに対
    する取り付け向きを逆方向に変更することにより、測定
    対象である円形のフランジ面のおもて側面と裏面のいず
    れかに選択的に対向配置される変位センサと、 前記取付台を測定対象の中央部に取り付ける取付具とを
    備え、 前記取付具を介して装置を測定対象の中央部に取り付
    け、前記変位センサを前記回転アームにより測定対象で
    あるフランジ面のおもて面又は裏面に対向させながら旋
    回させ、そのフランジ面の変形量を検知するように構成
    した フランジ面の変形量測定装置において、前記第2補
    助バーは前記第1補助バーに対して回転可能に設け、こ
    れにより前記第2補助バーの前記第1補助バーに対する
    取り付け向きを逆方向に変更可能にしたことを特徴とす
    るフランジ面の変形量測定装置。
  4. 【請求項4】 中心合せ機構を備えた取付台と、 前記取付台に立設された支承軸と、 前記支承軸にこれを中心として回転自在に支承され且つ
    支承軸から半径方向に延在するアーム長さが調節可能に
    支承された回転アームと、 前記回転アームの先端に前記取付台側に延在するように
    設けられ且つその延在する長さが調節可能に設けられた
    第1補助バーと、 前記第1補助バーの先端に前記支承軸を中心とする半径
    内の内側方向に延在するように取り付けられ且つその延
    在長さが調節可能に設けられた第2補助バーと、 前記第2補助バーの先端に設けられた光学式の変位セン
    サであって、前記第2補助バーの前記第1補助バーに対
    する取り付け向きを逆方向に変更することにより、測定
    対象である円形のフランジ面のおもて側面と裏面のいず
    れかに選択的に対向配置される変位センサと、 前記取付台を測定対象の中央部に取り付ける取付具とを
    備え、 前記取付具を介して装置を測定対象の中央部に取り付
    け、前記変位センサを前記回転アームにより測定対象で
    あるフランジ面のおもて面又は裏面に対向させながら旋
    回させ、そのフランジ面の変形量を検知するように構成
    した フランジ面の変形量測定装置において、前記第2補
    助バーを第1補助バーに対して相対的に移動調整するた
    めの送り機構を設けたことを特徴とするフランジ面の変
    形量測定装置。
  5. 【請求項5】 中心合せ機構を備えた取付台と、 前記取付台に立設された支承軸と、 前記支承軸にこれを中心として回転自在に支承され且つ
    支承軸から半径方向に延在するアーム長さが調節可能に
    支承された回転アームと、 前記回転アームの先端に前記取付台側に延在するように
    設けられ且つその延在する長さが調節可能に設けられた
    第1補助バーと、 前記第1補助バーの先端に前記支承軸を中心とする半径
    内の内側方向に延在するように取り付けられ且つその延
    在長さが調節可能に設けられた第2補助バーと、 前記第2補助バーの先端に設けられた光学式の変位セン
    サであって、前記第2補助バーの前記第1補助バーに対
    する取り付け向きを逆方向に変更することにより、測定
    対象である円形のフランジ面のおもて側面と裏面のいず
    れかに選択的に対向配置される変位センサと、 前記取付台を測定対象の中央部に取り付ける取付具とを
    備え、 前記取付具を介して装置を測定対象の中央部に取り付
    け、前記変位センサを前記回転アームにより測定対象で
    あるフランジ面のおもて面又は裏面に対向させながら旋
    回させ、そのフランジ面の変形量を検知するように構成
    した フランジ面の変形量測定装置において、前記取付具
    として、2本の枠材を基部側で進退移動可能に連結して
    1組の支持フレームとしたものを上下に2組交差させて
    成る十字状の支持フレームであって、その支持フレーム
    の先端に、フランジの頂部に対する掛け止め金具を設け
    たものを用いたことを特徴とするフランジ面の変形量測
    定装置。
  6. 【請求項6】 中心合せ機構を備えた取付台と、 前記取付台に立設された支承軸と、 前記支承軸にこれを中心として回転自在に支承され且つ
    支承軸から半径方向に延在するアーム長さが調節可能に
    支承された回転アームと、 前記回転アームの先端に前記取付台側に延在するように
    設けられ且つその延在する長さが調節可能に設けられた
    第1補助バーと、 前記第1補助バーの先端に前記支承軸を中心とする半径
    内の内側方向に延在するように取り付けられ且つその延
    在長さが調節可能に設けられた第2補助バーと、 前記第2補助バーの先端に設けられた光学式の変位セン
    サであって、前記第2補助バーの前記第1補助バーに対
    する取り付け向きを逆方向に変更することにより、測定
    対象である円形のフランジ面のおもて側面と裏面のいず
    れかに選択的に対向配置される変位センサと、 前記取付台を測定対象の中央部に取り付ける取付具とを
    備え、 前記取付具を介して装置を測定対象の中央部に取り付
    け、前記変位センサを前記回転アームにより測定対象で
    あるフランジ面のおもて面又は裏面に対向させながら旋
    回させ、そのフランジ面の変形量を検知するように構成
    した フランジ面の変形量測定装置において、前記取付具
    として基板にクランプ板を設けた構造のものを用い、こ
    のクランプ板を測定対象のフランジの内方に存在する仕
    切板に固定可能としたことを特徴とするフランジ面の変
    形量測定装置。
  7. 【請求項7】 中心合せ機構を備えた取付台と、 前記取付台に立設された支承軸と、 前記支承軸にこれを中心として回転自在に支承され且つ
    支承軸から半径方向に延在するアーム長さが調節可能に
    支承された回転アームと、 前記回転アームの先端に前記
    取付台側に延在するように設けられ且つその延在 する長さが調節可能に設けられた第1補助バーと、 前記第1補助バーの先端に前記支承軸を中心とする半径
    内の内側方向に延在するように取り付けられ且つその延
    在長さが調節可能に設けられた第2補助バーと、 前記第2補助バーの先端に設けられた光学式の変位セン
    サであって、前記第2補助バーの前記第1補助バーに対
    する取り付け向きを逆方向に変更することにより、測定
    対象である円形のフランジ面のおもて側面と裏面のいず
    れかに選択的に対向配置される変位センサと、 前記取付台を測定対象の中央部に取り付ける取付具とを
    備え、 前記取付具を介して装置を測定対象の中央部に取り付
    け、前記変位センサを前記回転アームにより測定対象で
    あるフランジ面のおもて面又は裏面に対向させながら旋
    回させ、そのフランジ面の変形量を検知するように構成
    した フランジ面の変形量測定装置において、前記取付具
    として基板にアンカーボルトを設けた構造のものを用
    い、このアンカーボルトを測定対象のフランジの内方の
    管板に存在する穴に固定可能としたことを特徴とするフ
    ランジ面の変形量測定装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の測定装
    置を用いたフランジ面の変形量測定方法であって、 フランジのおもて面の測定を行う場合には、回転アー
    ム、第1補助バーおよび第2補助バーの各調整を行っ
    て、レーザ変位センサのレーザ光がフランジおもて面側
    に当たるようにし、 フランジの裏面の測定を行う場合には、回転アームをフ
    ランジ外周面よりも半径方向外側に延在させると共に、
    第1補助バーをフランジ裏面よりも更に対象物側に延在
    させ、そして第2補助バーの第1補助バーに対する取り
    付け向きを逆転させて、レーザ変位センサのレーザ光が
    フランジ裏面側に当たるようにすることを特徴とするフ
    ランジ面の変形量測定方法。
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