JP3298503B2 - エアバッグドア部を有する車両用内装部材 - Google Patents

エアバッグドア部を有する車両用内装部材

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JP3298503B2 JP11971898A JP11971898A JP3298503B2 JP 3298503 B2 JP3298503 B2 JP 3298503B2 JP 11971898 A JP11971898 A JP 11971898A JP 11971898 A JP11971898 A JP 11971898A JP 3298503 B2 JP3298503 B2 JP 3298503B2
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/215Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member
    • B60R21/2165Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member characterised by a tear line for defining a deployment opening

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアバッグ装置のド
ア部をインストルメントパネル等の車両用内装部材に設
けたエアバッグドア部を有する車両用内装部材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来からエアバッグドア部を有するイン
ストルメントパネル等の車両用内装部材が知られてお
り、その一例が特開平9−156443号公報に示され
ている。
【0003】このエアバッグドア部を有するインストル
メントパネルでは、インストルメントパネルの本体部及
びエアバッグドア部を構成する樹脂基材の表面(意匠
面)側に中間部にフォーム層を有する三層表皮が配設さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
なエアバッグドア部を有するインストルメントパネルの
エアバッグドア部をインビジブル化(意匠側よりティア
ライン等のレリーフが見えない構成と)した製品を成形
する際には、図8に示される如く、表皮側ティアライン
用のカット部70を裏面より形成した3層表皮72を成
形型74、76の上型74にセットし、その後、型内に
樹脂78を射出する必要がある。この際、樹脂78が射
出方向(図8の矢印X方向)に沿って移動すると、樹脂
78により3層表皮72のフォーム層72Aが、上型7
4方向(図8の矢印Y方向)へ向けて圧縮される。この
結果、カット部70を境にして3層表皮72に段差が生
じるため、カット部70を介して、圧縮されていない側
のフォーム層72Aに、溶融状態の樹脂78が流入して
フォーム層72Aが溶損し、製品の意匠面に窪み等の外
観品質不良が発生する。このため、エアバッグドア部の
インビジブル化が達成できなかった。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、表皮側ティア
ライン用のカット部が形成された3層表皮を型内にセッ
トし、その後、基材を射出インサート成形した場合にも
フォーム層の溶損を抑制でき、エアバッグドア部のイン
ビジブル化を達成し、意匠向上を図ることができるエア
バッグドア部を有する車両用内装部材を得ることが目的
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、3層表皮と共に基材が本体部と同一の硬質樹脂材料
で射出成形により一体成形もしくは別体成形されたエア
バッグドア部を有する車両用内装部材において、前記3
層表皮に裏面側から所定の傾斜角で形成された表皮側テ
ィアライン用の斜めカット部と、該斜めカット部に燐接
した前記基材の部位に形成された基材側ティアライン用
の溝部と、を有し、射出成形時、前記基材側ティアライ
ン用の溝部を形成するために成形型に設けられた凸部
が、前記斜めカット部の開口部における樹脂流れを、前
記斜めカット部の切り込み方向と逆方向となるように制
御することを特徴とする。
【0007】従って、3層表皮を成形型内にセットした
後、射出成形にて表皮と基材とを一体成形すると、基材
側ティアライン用の溝部を形成するために成形型に形成
された凸部によって、斜めカット部の切り込み方向から
の樹脂流れが抑制されるため、3層表皮の斜めカット部
の開口部において、樹脂は斜めカット部の切り込み方向
と逆方向に向かって流れる。この結果、樹脂により3層
表皮が圧縮されても、斜めカット部を境に3層表皮に段
差が生じ難く、斜めカット部の開口から3層表皮のフォ
ーム層内への樹脂流入を抑制でき、フォーム層の溶損を
抑制できる。このため、エアバッグドア部のインビジブ
ル化を達成し、意匠向上を図ることができる。また、本
発明は、3層表皮の斜めカット部の傾斜角と、基材側テ
ィアライン用の溝部における基材の板厚を調整すること
で容易に達成できる。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
エアバッグドア部を有する車両用内装部材において、前
記表皮側ティアライン及び基材側ティアラインに対し、
前記基材は前記溝部に隣接成形された薄肉部を有し、該
薄肉部は前記斜めカット部の開口部と対向する部位に装
着され、且つ前記斜めカット部の開口部に沿って設定さ
れたことを特徴とする。
【0009】従って、請求項1記載の内容に加えて、基
材に前記薄肉部を設けることで、斜めカット部の開口部
に向かう樹脂が流れ難くなり、斜めカット部の開口部に
おける樹脂流動方向が、斜めカット部の切り込み方向と
逆方向に向く。この結果、斜めカット部の開口部から3
層表皮のフォーム層内への樹脂流入を抑制できるため、
フォーム層の溶損を効果的に抑制できる。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項1又は請
求項2に記載のエアバッグドア部を有する車両用内装部
材において、前記斜めカット部の位置と、前記溝部の位
置とが、エアバッグドア展開時に破断展開した乗員側ド
ア部の基材のエッジが表皮で隠れる位置に設定されてい
ることを特徴とする。
【0011】従って、請求項1又は請求項2に記載の内
容に加えて、エアバッグドア展開時に破断展開した乗員
側ドア部の基材のエッジが、エアバッグドア展開時に破
断展開した乗員側ドア部の表皮の端部で隠され露出しな
い。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のエアバッグドア部を一体
に有する車両用内装部材の一実施形態を図1〜図7に従
って説明する。
【0013】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を示す。
【0014】図5に示される如く、車両の車室内に設け
られている車両用内装部材としてのインストルメントパ
ネル10には、助手席側(図5の紙面左側)の内方にエ
アバッグ装置(図4に一部を図示)が配設されている。
【0015】図4に示される如く、エアバッグ装置12
のエアバッグケース14は、図示を省略したインストル
メントパネル・リインフォースメントに固定されてお
り、エアバッグケース14内には、インフレータ16及
び折り畳んだ状態でエアバッグ袋体18が収納されてい
る。
【0016】また、インストルメントパネル10のエア
バッグケース14と略対向する部位はエアバッグドア部
20となっており、インストルメントパネル10のエア
バッグドア部20以外の部位は本体部22となってい
る。
【0017】これらのエアバッグドア部20と本体部2
2の基材24は、硬質樹脂としてのTSOP[エラスト
マー(ゴム)とPP(ポリプロピレン)をブロイ化(相
乗効果が期待できる高分子多成分系材料を造る技術)
し、さらにタルクを加えて複合強化したもので、耐衝撃
性と剛性を有し、流動性が良く薄肉製品に適した低比重
PP樹脂、例えば、曲げ弾性率1500〜3000MP
a]やPP系樹脂、PC/ABS系樹脂、PC/AES
系樹脂、PC/ASA系樹脂、PC/ASiS系樹脂、
変性PPO系樹脂、PC/PBT系樹脂、ABS系樹
脂、AES系樹脂、ASA系樹脂、ASiS系樹脂、P
C系樹脂、ASG系樹脂、TPO系樹脂、TPE系樹
脂、TPU系樹脂、PC/変性PS系樹脂等で構成され
ている。
【0018】エアバッグドア部20の前方ドア部20A
の前端部と、後方ドア部20Bの後端部には、それぞれ
ヒンジ部25が形成されており、これらのヒンジ部25
においては、基材24の裏面側に所定の前後幅にわたっ
て凹部が形成されている。
【0019】また、基材24の表(意匠面)側には3層
表皮26が配設されており、この3層表皮26は、基材
24側から、PP層26A、PPフォーム層26B、P
VC或いはTPO層26Cとなっている。
【0020】エアバッグ装置12は、図示しない機械的
又は電気的な加速度センサ等によって車両の急減速を検
出すると、エアバッグケース14内のインフレータ16
が作動して、エアバッグケース14内に折り畳まれて収
容されているエアバッグ袋体18をインストルメントパ
ネル10のエアバッグドア部20へ向けて膨張させる。
エアバッグ袋体18は、インストルメントパネル10の
エアバッグドア部20を押圧してエアバッグドア部20
を開裂させ車室内に展開するようになっている。なお、
エアバッグ装置12としては、従来公知の一般的構成を
適用できるため、本実施の形態ではエアバッグ装置12
の詳細な説明は省略する。
【0021】また、エアバッグドア部20の基材24に
は、基材側ティアライン34が形成されており、3層表
皮26には、表皮側ティアライン36が形成されてい
る。
【0022】図3に示される如く、基材側ティアライン
34は、エアバッグドア部20の前後方向略中央部を構
成する横方向ティアライン34Aと、左右方向両側部を
構成する左右一対の縦方向ティアライン34B、34C
と、からなる平面視でH形状とされている。
【0023】また、基材側ティアライン34の横方向テ
ィアライン34Aの前方には、これと略平行に表皮側テ
ィアライン36の横方向ティアライン36Aが形成され
ており、基材側ティアライン34の縦方向ティアライン
34B、34Cのドア外方には、これらと略平行に表皮
側ティアライン36の縦方向ティアライン36B、36
Cが形成されている。
【0024】この結果、エアバッグ袋体展開時にエアバ
ッグドア部20の基材24は、基材側ティアライン34
に沿って、また、3層表皮26は、表皮側ティアライン
36に沿って、それぞれ開裂し前後に両開きするように
なっている。
【0025】図1に示される如く、表皮側ティアライン
36の横方向ティアライン36Aは、3層表皮26のP
P層26A側(裏面側)から斜め前方へ向けて所定の傾
斜角θ1で形成された斜めカット部38で構成されてい
る。また、基材側ティアライン34の横方向ティアライ
ン34Aは、基材24の板厚が板厚H1となるように形
成された断面V字状の溝部40で構成されている。
【0026】図2に示される如く、表皮側ティアライン
36の縦方向ティアライン36Cは、3層表皮26のP
P層26A側(裏面側)から斜めドア外方へ向けて所定
の傾斜角θ1で形成された斜めカット部38で構成され
ている。また、基材側ティアライン34の縦方向ティア
ライン34Cは、基材24の板厚が板厚H1となるよう
に形成された溝部40と、この溝部40に隣接し、ドア
外方へ延設され斜めカット部38の開口部38Aに達す
る(本実施形態では、開口部38Aを越えて延設されて
いる)板厚H2で幅Lの薄肉部44とで構成されてい
る。なお、表皮側ティアライン36の縦方向ティアライ
ン36Bと基材側ティアライン34の縦方向ティアライ
ン34Bとにおいても同様な構成になっている。
【0027】次に、本発明の実施形態のインストルメン
トパネルの成形方法を詳細に説明する。
【0028】先ず、図6に示される如く、インストルメ
ントパネルの意匠側となる型としての上型50内に、エ
アバッグドア部展開用の斜めカット部38を形成した3
層表皮26をセットし、上型50と下型52を合わせ
る。
【0029】次に、所定の異なるゲートAもしくはゲー
トB(図5参照)から硬質樹脂を射出して、エアバッグ
ドア部20の前方ドア部20Aをインサート成形し、ま
たゲートAもしくはゲートBから樹脂を射出して後方ド
ア部20Bをインサート成形する。
【0030】この際、表皮側ティアライン36の横方向
ティアライン36A近傍においては、斜めカット部38
に沿って、基材に溝部40を形成するための凸部52A
が下型52に形成されている。また、この凸部52A
は、斜めカット部38の開口部38Aの切り込み方向
(図6の右側)に形成されており、斜めカット部38の
切り込み方向(図6の右側)からの樹脂54の流れを阻
止する。この結果、3層表皮26の斜めカット部38の
開口部38Aにおいて、樹脂56は斜めカット部38の
切り込み方向と逆方向(図6の矢印A方向)に向かって
流れる。
【0031】また、図7に示される如く、表皮側ティア
ライン36の縦方向ティアライン36C近傍において
は、斜めカット部38に沿って、基材に溝部40を形成
するための凸部52Aと、薄肉部44を形成するための
凸部52Bとが下型52に形成されている。また、凸部
52Aは、斜めカット部38の開口部38Aの向きとな
る切り込み方向(図7の右側)に形成されており、斜め
カット部38の切り込み方向(図7の右側)からの樹脂
54の流れを阻止するようになっている。さらに、凸部
52Bは、斜めカット部38の開口部38Aを越えた幅
Lとされており、前後方向から斜めカット部38に向か
う樹脂を流れ難くする。この結果、3層表皮26の斜め
カット部38の開口部38Aにおいて、樹脂56は斜め
カット部38の切り込み方向と逆方向(図7の矢印A方
向)に向かって流れる。
【0032】従って、本実施形態では、樹脂56により
3層表皮26が圧縮されると、斜めカット部38の樹脂
流れ上流側の側面38Bが、樹脂流れ下流側の側面38
Cに密着するので、3層表皮26に、斜めカット部38
を境にした図8に示す従来の様な段差は生じ難くい。こ
の結果、斜めカット部38の開口部38Aから3層表皮
26のフォーム層26B内への樹脂56の流入を阻止で
きるため、フォーム層26Bの溶損を抑制できる。この
ため、エアバッグドア部のインビジブル化を達成し、意
匠向上を図ることができる。
【0033】また、本実施形態は、3層表皮26の斜め
カット部38の傾斜角θ1と、基材側ティアライン用の
溝部40における基材24の板厚H1及び薄肉部44に
おける基材24の板厚H2を調整することで容易に達成
できる。
【0034】また、本実施形態では、図3に示される如
く、基材側ティアライン34の横方向ティアライン34
Aの前方に、これと略平行に表皮側ティアライン36の
横方向ティアライン36Aが形成されており、基材側テ
ィアライン34の縦方向ティアライン34B、34Cの
ドア外方に、これらと略平行に表皮側ティアライン36
の縦方向ティアライン36B、36Cが形成されてい
る。即ち、表皮側ティアライン36用の斜めカット部3
8と、基材側ティアライン34用の溝部40とが、エア
バッグドア部展開時に破断展開した乗員側ドア部として
の後方ドア部20Bの基材24のエッジが3層表皮26
の端部で隠れるようにずらしてある。この結果、エアバ
ッグドア展開時に破断展開した後方ドア部20Bの基材
24のエッジが露出しない。
【0035】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記実施形態では、図5に示される如
く、H形ティアラインの前後にゲートA、ゲートBを配
設したが、ゲートA、ゲートBの位置は、これに限定さ
れず、H形ティアラインの左右に配設した構成としても
良い。なお、この場合には、薄肉部44は、樹脂流れと
平行となる横方向ティアライン34Aに沿って形成され
る。
【0036】また、本発明は、図3に示される様な基材
側ティアライン34及び表皮側ティアライン36が平面
視でH形状に形成された観音開きタイプのエアバッグド
ア部に限定されず、基材側ティアライン34及び表皮側
ティアライン36が平面視でコ字形状、X形状等の他の
形状のエアバッグドア部を有する車両用内装部材にも適
用可能である。
【0037】また、本発明は、別体とされたインストル
メントパネルの本体部とエアバッグドア部とを、それぞ
れ別々に射出成形した後に係合爪やビス等により一体と
したエアバッグドア部を有するインストルメントパネル
にも適用可能である。
【0038】また、本発明のエアバッグドア部を有する
車両用内装部材はインストルメントパネルの他にドアト
リム、センタピラーガーニッシュ、ハンドルパッド等に
も適用可能である。また、樹脂はゲートAのみからだけ
でなく、ゲートBからも回り込んで充填されるため、ゲ
ートを1本としても良い。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、3層表皮と共
に基材が本体部と同一の硬質樹脂材料で射出成形により
一体成形もしくは別体成形されたエアバッグドア部を有
する車両用内装部材において、3層表皮に裏面側から所
定の傾斜角で形成された表皮側ティアライン用の斜めカ
ット部と、斜めカット部に燐接した基材の部位に形成さ
れた基材側ティアライン用の溝部と、を有し、射出成形
時、基材側ティアライン用の溝部を形成するために成形
型に設けられた凸部が、斜めカット部の開口部における
樹脂流れを、斜めカット部の切り込み方向と逆方向とな
るように制御するため、表皮側ティアライン用のカット
部が形成された3層表皮を型内にセットし、その後、基
材を射出インサート成形した場合にも、簡単な構成でフ
ォーム層の溶損を抑制でき、エアバッグドア部のインビ
ジブル化を達成し、意匠向上を図ることができるという
優れた効果を有する。
【0040】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
エアバッグドア部を有する車両用内装部材において、表
皮側ティアライン及び基材側ティアラインに対し、基材
は溝部に隣接成形された薄肉部を有し、薄肉部は斜めカ
ット部の開口部と対向する部位に装着され、且つ斜めカ
ット部の開口部に沿って設定されたため、請求項1記載
の効果に加えて、斜めカット部の開口部から3層表皮の
フォーム層内への樹脂流入を抑制できるという優れた効
果を有する。
【0041】請求項3記載の本発明は、請求項1又は請
求項2に記載のエアバッグドア部を有する車両用内装部
材において、斜めカット部の位置と、溝部の位置とが、
エアバッグドア展開時に破断展開した乗員側ドア部の基
材のエッジが表皮で隠れる位置に設定されているため、
請求項1又は請求項2に記載の効果に加えて、エアバッ
グドア展開時に破断展開した乗員側ドア部の基材のエッ
ジが露出しないという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の1−1線に沿った拡大断面図である。
【図2】図3の2−2線に沿った拡大断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るエアバッグドア部を
有する車両用内装部材の裏面を示す平面図である。
【図4】図5の4−4線に沿った拡大断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るエアバッグドア部を
有する車両用内装部材としてのインストルメントパネル
を示す車両斜め後方から見た斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るエアバッグドア部を
有する車両用内装部材の成形方法における一工程を示す
図1に対応する断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るエアバッグドア部を
有する車両用内装部材の成形方法における一工程を示す
図2に対応する断面図である。
【図8】従来の実施形態に係るエアバッグドア部を有す
る車両用内装部材の成形方法における一工程を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 インストルメントパネル(車両用内装部材) 12 エアバッグ装置 20 インストルメントパネルのエアバッグドア部 22 インストルメントパネルの本体部 24 基材 26 3層表皮 26B 3層表皮のフォーム層 34 基材側ティアライン 34A 基材側ティアラインの横方向ティアライン 34B 基材側ティアラインの縦方向ティアライン 34C 基材側ティアラインの縦方向ティアライン 36 表皮側ティアライン 36A 表皮側ティアラインの横方向ティアライン 36B 表皮側ティアラインの縦方向ティアライン 36C 表皮側ティアラインの縦方向ティアライン 38 斜めカット部 40 溝部 44 薄肉部 50 上型 52 下型 52A 溝部を形成するための凸部 52B 薄肉部を形成するための凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−2180(JP,A) 特開 平10−86702(JP,A) 特開 平9−156443(JP,A) 実開 昭63−101255(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/02 B29C 45/00 B60K 37/00 B60R 21/20 B29L 31:30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3層表皮と共に基材が本体部と同一の硬
    質樹脂材料で射出成形により一体成形もしくは別体成形
    されたエアバッグドア部を有する車両用内装部材におい
    て、 前記3層表皮に裏面側から所定の傾斜角で形成された表
    皮側ティアライン用の斜めカット部と、 該斜めカット部に燐接した前記基材の部位に形成された
    基材側ティアライン用の溝部と、 を有し、射出成形時、前記基材側ティアライン用の溝部
    を形成するために成形型に設けられた凸部が、前記斜め
    カット部の開口部における樹脂流れを、前記斜めカット
    部の切り込み方向と逆方向となるように制御することを
    特徴とするエアバッグドア部を有する車両用内装部材。
  2. 【請求項2】 前記表皮側ティアライン及び基材側ティ
    アラインに対し、前記基材は前記溝部に隣接成形された
    薄肉部を有し、該薄肉部は前記斜めカット部の開口部と
    対向する部位に装着され、且つ前記斜めカット部の開口
    部に沿って設定されたことを特徴とする請求項1に記載
    のエアバッグドア部を有する車両用内装部材。
  3. 【請求項3】 前記斜めカット部の位置と、前記溝部の
    位置とが、エアバッグドア展開時に破断展開した乗員側
    ドア部の基材のエッジが表皮で隠れる位置に設定されて
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエ
    アバッグドア部を有する車両用内装部材。
JP11971898A 1998-04-28 1998-04-28 エアバッグドア部を有する車両用内装部材 Expired - Fee Related JP3298503B2 (ja)

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