JP3297763B2 - データ伝送方法、コンセントレータ及び端末装置 - Google Patents

データ伝送方法、コンセントレータ及び端末装置

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JP3297763B2
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  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スター型ネットワーク
システムを利用するデータ伝送方法、コンセントレータ
及び端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワークステーション、パソコン等を結合
したLAN(ローカルエリアネットワーク)が知られて
いる。このようなネットワークでは、各ノードには、シ
ステムを構築した時にアドレスが割り付けられる。
【0003】また、ネットワークシステムにおける回線
の確立手法としては、例えばISDNのLAPDが知ら
れている。LAPDのフレーム構成は、HDLCのフレ
ームフォーマットに準拠しており、最初にフレームを識
別するためのフラグ、次に論理リンクを識別するための
アドレス部、次に制御部が続いている。
【0004】さらに、小規模なネットワークシステムと
して、HBS(Home BusSystem)、D2
B(Domestic Digital Bus)、L
ANC(Local Application Con
trol Bus System)がある。HBS及び
D2Bでは、端末間で問い合わせを行った後、データを
伝送している(以下、問い合わせ方式という)。一方、
LANCでは、回線確立後は常時データを伝送している
(以下、たれ流し方式という)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンピ
ュータネットワークのように一度アドレスを割り付けた
後、ノードの移動がほとんどないようなシステムでは、
個々のノードにアドレスを割り付ける方法は有効である
が、オーディオ・ビデオ機器を結合したAVネットワー
クのようにノードの抜き差しが頻繁に起こるシステムで
は、その度にアドレスを割り付け直すことが必要になっ
てしまう。
【0006】また、LAPDの制御は多数のノードを備
えた公衆回線用のものであるため、制御が複雑であり、
AVネットワークのような小規模なネットワークの回線
制御に用いるには負荷が大きすぎる。また、各ノードが
絶対アドレスを持っていないネットワークには適してい
ない。
【0007】さらに、HBS及びD2Bで採用されてい
る問い合わせ方式では、多くの端末の情報を得ることが
できるが、1個の端末のある特定の情報をリアルタイム
で得ることは困難である。例えば、VTRに対してカウ
ンタ情報を問い合わせ、それに返答するという動作を繰
り返した場合、カウンタ情報の変化に対してその伝送が
追いつかなくなったり、問い合わせに返答している間は
他の機器の情報を得ることはできない。また、LANC
で採用されているたれ流し方式では、カウンタ情報等を
リアルタイムで得ることはできるが、多くの機器の多種
の情報を扱うには膨大な情報量が必要になってしまう。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、絶対アドレスを持たないノードを
有する小規模なネットワークシステムに適した回線確立
手順を有するスター型ネットワークシステムを実現する
データ伝送方法、コンセントレータ及び端末装置を提供
することを目的とする。
【0009】また、本発明の目的は、問い合わせ方式と
たれ流し方式を組み合わせることにより、双方の欠点を
なくした伝送方式を有するスター型ネットワークシステ
ムを実現するデータ伝送方法、コンセントレータ及び端
末装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、本発明は、複数の接続端子を有し、かつ交換機能
を有する第1のノードと、信号の送受信機能を有し、か
つ各々が前記第1のノードに接続された複数の第2のノ
ードとを備え、パケット及び回線交換データの送受信を
行うようにしたスター型ネットワークシステムを利用す
るデータ伝送方法において、前記第1のノードにおける
複数の接続端子の各々にアドレスが割り付けられ、各ノ
ードは、自分のアドレスを表す際、全ノードで共通の所
定のアドレスを使用し、かつ他のノードのアドレスは、
前記第1のノードの前記接続端子に割り付けられた前記
アドレス及び自分と他のノードとの接続関係で表現し、
かつ、前記複数の第2のノード間における前記回線交換
データを伝送するための回線の確立を、該回線の開始ア
ドレス及び終了アドレスを持つパケットを用いて、前記
複数の第2のノードを結ぶ経路上にある全ての前記第1
のノードが行うことを特徴とする。
【0011】また、本発明は、複数の接続端子を有し、
かつ交換機能を有する第1のノードと、信号の送受信機
能を有し、かつ各々が前記第1のノードに接続された複
数の第2のノードとを備え、パケット及び回線交換デー
タの送受信を行うようにしたスター型ネットワークシス
テムを利用するデータ伝送方法において、前記第1のノ
ードにおける複数の接続端子の各々にアドレスが割り付
けられ、各ノードは、自分のアドレスを表す際、全ノー
ドで共通の所定のアドレスを使用し、かつ他のノードの
アドレスは、前記第1のノードの前記接続端子に割り付
けられた前記アドレス及び自分と他のノードとの接続関
係で表現し、前記第2のノードの1つは、まず、該第2
のノードが希望するデータを送信できる他の第2のノー
ドを、パケットを用いて問い合わせ、次に、該第2のノ
ードと前記問い合わせに応答した該他の第2のノードと
の間に前記データを伝送するための回線が確立され、次
に、該確立した回線を用いて前記他の第2のノードが常
時送信する前記データを該第2のノードが受信すること
を特徴とする。
【0012】また、本発明は、スター型ネットワークを
形成し、複数の接続端子を有し、かつ交換機能を有する
コンセントレータにおいて、複数の接続端子の各々にア
ドレスが割り付けられ、自分のアドレスを表す際、全コ
ンセントレータ及び端末装置に共通の所定のアドレスを
使用し、かつ、他のコンセントレータ及び端末装置のア
ドレスは、前記コンセントレータの前記接続端子に割り
付けられた前記アドレス、及び自分と他のコンセントレ
ータ又は端末装置との接続関係で表現し、かつ、前記コ
ンセントレータを含む経路において、回線交換データを
伝送するための回線の確立が指示された場合、前記コン
セントレータに接続されており、かつ前記経路に含まれ
るコンセントレータ又は端末装置への回線の確立を行う
ことを特徴とする。
【0013】また、本発明は、スター型ネットワークの
末端に接続され、パケット及び回線交換データの送受信
を行う端末装置において、自分のアドレスを表す際、全
コンセントレータ及び端末装置に共通の所定のアドレス
を使用し、かつ、他のコンセントレータ及び端末装置の
アドレスは、前記コンセントレータの接続端子に割り付
けた接続端子アドレス、及び自分と他のコンセントレー
タ又は端末装置との接続関係で表現し、まず、希望する
データを送信できる他の端末装置を、パケットを用いて
問い合わせ、次に、前記問い合わせに応答した該他の端
末装置との間に前記データを伝送するための回線が確立
され、次に、該確立した回線を用いて前記他の端末装置
が常時送信する前記データを受信することを特徴とす
る。
【0014】さらに、本発明は、スター型ネットワーク
の末端に接続され、パケット及び回線交換データの送受
信を行う端末装置において、自分のアドレスを表す際、
全コンセントレータ及び端末装置に共通の所定のアドレ
スを使用し、かつ、他のコンセントレータ及び端末装置
のアドレスは、前記コンセントレータの接続端子に割り
付けた接続端子アドレス、及び自分と他のコンセントレ
ータ又は端末装置との接続関係で表現し、他の端末装置
が希望するデータを送信する場合、前記他の端末装置の
パケットを用いた問い合わせに応答し、次に、前記端末
装置と前記他の端末装置との間に前記データを伝送する
ための回線を確立し、次に、該確立した回線を用いて前
記他のノードへ前記データを常時送信することを特徴と
する。
【0015】
【作用】そして、本発明に係るデータ伝送方法では、絶
対アドレスを持たないネットワーク構成において、複数
の第2のノード(端末)間における回線の確立に関し
て、一方の第2のノードから他方の第2のノードに対
し、回線の確立のためのパケットを送信することによ
り、その経路上に存在する、そのパケットを中継した全
ての第1のノード(コンセントレータ)が、そのパケッ
トの通過する経路に沿った回線の確立を分担して行う。
また、本発明に係るデータ伝送方法では、第2のノード
は、まず、希望するデータを送信する他の第2のノード
を、パケットを用いて問い合わせ、次に、問い合わせに
応答した該他の第2のノードとの間にステータスデータ
を伝送するための回線を確立する。また、前記第2のノ
ードが、前記問い合わせに応答した前記他の第2のノー
ドとの回線を確立し、前記他の第2のノードが常時送信
するデータを受信する。
【0016】また、本発明に係るコンセントレータは、
複数の接続端子の各々にアドレスが割り付けられ、自分
のアドレスを表す際、全コンセントレータ及び端末装置
に共通の所定のアドレスを使用し、かつ、他のコンセン
トレータ及び端末装置のアドレスは、前記コンセントレ
ータの前記接続端子に割り付けられた前記アドレス、及
び自分と他のコンセントレータ又は端末装置との接続関
係で表現し、かつ、前記コンセントレータを含む経路に
おいて、回線交換データを伝送するための回線の確立が
指示された場合、前記コンセントレータに接続されてお
り、かつ前記経路に含まれるコンセントレータ又は端末
装置への回線の確立を行う。
【0017】本発明に係る端末装置は、自分のアドレス
を表す際、全コンセントレータ及び端末装置に共通の所
定のアドレスを使用し、かつ、他のコンセントレータ及
び端末装置のアドレスは、前記コンセントレータの接続
端子に割り付けた接続端子アドレス、及び自分と他のコ
ンセントレータ又は端末装置との接続関係で表現し、ま
ず、希望するデータを送信できる他の端末装置を、パケ
ットを用いて問い合わせ、次に、前記問い合わせに応答
した該他の端末装置との間に前記データを伝送するため
の回線が確立され、次に、該確立した回線を用いて前記
他の端末装置が常時送信する前記データを受信する。さ
らに、本発明に係る端末装置は、自分のアドレスを表す
際、全コンセントレータ及び端末装置に共通の所定のア
ドレスを使用し、かつ、他のコンセントレータ及び端末
装置のアドレスは、前記コンセントレータの接続端子に
割り付けた接続端子アドレス、及び自分と他のコンセン
トレータ又は端末装置との接続関係で表現し、他の端末
装置が希望するデータを送信する場合、前記他の端末装
置のパケットを用いた問い合わせに応答し、次に、前記
端末装置と前記他の端末装置との間に前記データを伝送
するための回線を確立し、次に、該確立した回線を用い
て前記他のノードへ前記データを常時送信する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら、以下の〔1)〜〔6〕の順序で詳細に説明す
る。 〔1〕ネットワークシステムの構成及びアドレス指定方
法・・・図1及び図2を参照 〔2〕フレーム構成及びパケットの基本構成・・・図3
及び図4を参照 〔3〕コンセントレータ及び端末の構成・・・図5及び
図6を参照 〔4〕ビデオソースになれるノードの検索・・・図7〜
図10を参照 〔5〕ビデオ回線の確立・・・図11〜図13を参照 〔6〕端末のステータスデータの送受信・・・図7〜図
14を参照
【0019】〔1〕ネットワークシステムの構成及びア
ドレス指定方法 図1は本発明の実施例によるスター型ネットワークシス
テムの構成を示すブロック図である。ネットワークシス
テムは回線交換機能及びパケット交換機能を持つ第1,
第2のコンセントレータCON1,CON2と、VT
R、モニタ、CDプレーヤ、レーザーディスクプレーヤ
等の第1〜第5の端末A〜Eから構成されている。そし
て、コンセントレータ−コンセントレータ間及びコンセ
ントレータ−端末間は光ファイバーケーブル等で接続さ
れ、全二重でディジタル信号の通信を行うことができ
る。
【0020】このように構成された、ネットワークシス
テムにおけるアドレス指定方法について説明する。ま
ず、このネットワークシステム及びそのアドレス指定方
法には下記(1)〜(7)の特徴がある。 (1)端末には接続端子が1個しかなく、コンセントレ
ータにしか接続されない。 (2)コンセントレータは自分の下に3個、上に1個の
接続端子を持っている。 (3)コンセントレータ及び端末は自分のアドレスを知
らない。 (4)コンセントレータは自分の下の接続端子に、
[1]、[2]、[3]のアドレスを割り付ける。 (5)端末及びコンセントレータは自分の上に接続され
ているノードは[0]のアドレスで表現する。 (6)コンセントレータ内でパスを換えた時には[.]
を付与する。 (7)相対的なパスの示し方をアドレスとして用いる。
【0021】したがって、第1のコンセントレータCO
N1から見た第1の端末A、第2の端末B、第2のコン
セントレータCON2のアドレスはそれぞれ[1]、
[2]、[3]になる。逆に、第1の端末A、第2の端
末B、第2のコンセントレータCON2から見た第1の
コンセントレータCON1のアドレスは[0]になる。
同様に、第2のコンセントレータCON2から見た第3
の端末C、第4の端末D、第5の端末Eのアドレスはそ
れぞれ[1]、[2]、[3]になり、第3の端末C、
第4の端末D、第5の端末Eから見た第2のコンセント
レータCON2のアドレスは[0]になる。
【0022】また、第1の端末Aから第2の端末Bを見
たアドレスは[0.2]となり、逆に、第2の端末Bか
ら第1の端末Aを見たアドレスは[0.1]となる。同
様に、第3の端末Cから第5の端末Eを見たアドレスは
[0.3]となり、第5の端末Eから第3の端末Cを見
たアドレスは[0.1]となる。
【0023】さらに、第1の端末Aから第4の端末Dを
見たアドレスは[0.3.2]となり、第4の端末Dか
ら第1の端末Aを見たアドレスは[0.0.1]とな
る。以上の一部を整理した例を図2に示す。
【0024】〔2〕フレーム構成及びパケットの基本構
成 図3は本発明の実施例によるネットワークシステムにお
けるディジタル信号のフレーム構成を示す図である。図
に示されているように、1フレームは8kHz(125
μs)であり、フレームの先頭にはヘッダがあり、末尾
にはコントロールチンネルがある。そして、その間には
多数のタイムスロットに分かれたデータチャネルがあ
る。8kHzの同期はコンセントレータがマスターとな
る。図1のようにコンセントレータが複数あるときは、
上位の階層のコンセントレータがマスターとなる。
【0025】ヘッダはフレームの先頭を示す特定のパタ
ーンで構成されている。コントロールチャネルは、ノー
ド間で各種制御信号をパケット形式により送受信するた
めのチャネルである。データチャネルはビデオ信号、オ
ーディオ信号、端末のステータス信号等を回線交換方式
で送受信するためのチャネルである。例えば、ビデオ信
号を送受信する時は1回線で400スロット、オーディ
オ信号を送受信する時は1回線で40スロットを使用す
る。また、1スロットは例えば64kbpsとし、これ
をコンセントレータの交換単位とする。
【0026】図4は本発明の実施例によるネットワーク
システムにおけるパケットの基本構成を示す図である。
図4(a)に示されているように、パケットは宛先アド
レス、発信元アドレス、パケットの種類及び内容を持っ
ている。パケットの種類には、図4(b)〜(d)に示
されているように、普通の手紙、回線の確立要求、回線
の確立報告等がある。ここで、回線の種類とは、ビデオ
データ用、オーディオデータ用等を表すものであり、回
線の割当ては、どのタイムスロットを使用するかを表す
ものである。複数のタイムスロットが必要な場合は、先
頭のタイムスロット番号を指定する。
【0027】本実施例においては、各ノードは自分のア
ドレスを知らないので、送信する時は、発信元アドレス
として、所定の符号により構成された全ノードに共通の
アドレス(ここでは、[□]で表す)を使用する。コン
セントレータは、宛先アドレスを読んでパケットの中継
を行う。その際に、宛先アドレス、発信元アドレスとも
に自分から見たアドレスに書き換える。アドレス以降に
ついては、宛先アドレスが自分宛の場合のみ見る。宛先
アドレスがブロードキャストを示す[*]である時は、
コンセントレータは下の接続端子の全てにデータを中継
する。端末には宛先データが1桁([.]がない)で送
られてくる。端末は、自分のアドレスを持たないので、
宛先アドレスを見ずにパケットを取り込む。
【0028】〔3〕コンセントレータ及び端末の構成 図5は本発明の実施例におけるコンセントレータの構成
の1例を示すブロック図である。図5において、受信イ
ンタフェース11は、他のコンセントレータ又は端末か
らの信号を受信し、クロック信号の再生、伝送符号の復
号等を行う機能を持っており、アドレス[0]〜[3]
で表される4個の端子a〜dを備えている。
【0029】フレーム解読部12は、受信インタフェー
ス11の出力中のフレームを解読し、シリアル/パラレ
ル変換して、コントロールチャネル内のパケットとタイ
ムスロット内の回線交換データを中央処理部13へ供給
する。
【0030】中央処理部13は、プロセッサ、RAM、
ROM等から構成されており、機能的にはパケット処理
部13a、回線交換データ処理部13b、制御部13c
を有している。パケット処理部13aは、受信したパケ
ットに付与されている宛先アドレス及び発信元アドレス
の検出、比較、及び書換え、自分宛のメッセージの取込
み、それに対する応答メッセージの作成等を行う。回線
交換データ処理部13bは、タイムスロットの選定によ
る回線の確立、タイムスロットの入れ換えによる回線交
換等を行う。制御部13cは、コンセントレータ各部の
状態を検出し、かつそれらを制御する。
【0031】フレーム作成部14は、中央処理部13か
ら出力されたパケット又は回線交換データに基づいてフ
レームを作成し、送信インタフェース15に出力する。
【0032】送信インタフェース15は、伝送符号への
変換等を行ってフレーム信号を送出する機能を持ってお
り、アドレス[0]〜[3]で表される4個の端子e〜
hを備えている。
【0033】図6は本発明の実施例における端末の構成
の1例を示すブロック図であり、図5と対応する部分に
は同一の番号を付してある。基本的にはコンセントレー
タのブロック図と同じであるが、受信インタフェース1
1及び送信インタフェース15はそれぞれ1個の端子
p,qしか備えていない。また、パケット交換処理部1
3aは受信したパケット中の宛先アドレスは見ない。な
お、フレーム解読部12が受信したパケット中の宛先ア
ドレスを中央処理部13に供給しないように構成しても
よい。さらに、端末の状態を表すステータスデータを生
成するステータスデータ生成部16を備えている。
【0034】〔4〕ビデオソースになれるノードの検索 次に、図7〜図10を参照しながら、本発明の実施例に
よるネットワークシステムにおいて第1の端末Aがビデ
オのソースになれるノード(第2の端末Bと第4の端末
Dがこれに該当するものと仮定する)を検索する手順に
ついて説明する。
【0035】まず、第1の端末Aは、自分の上にコンセ
ントレータがあることは知っているが、その上に階層が
あるかどうかは分からないので、第1のコンセントレー
タCON1の上に対してブロートキャストを行うため
に、図7(a)に示されているパケットを送信する。図
6のブロック図で説明すると、パケット処理部13aは
パケットの内容「ビデオのソースになれますか。」、パ
ケットの種類「普通の手紙」、発信元アドレス[□]、
宛先アドレス[0.0.*]を作成して、フレーム生成
部14に送出する。フレーム生成部14はこれらをコン
トロールチャネルに挿入し、ヘッダを付加してフレーム
信号を作成し、送信インタフェース15に送出する。送
信インタフェース11は端子qからフレーム信号を送出
する。
【0036】第1のコンセントレータCON1は、発信
元アドレス及び宛先アドレスを書換えて図7(b)に示
されているパケットにし、自分の上に送信する。図5の
ブロックで説明すると、端子aから入力されたフレーム
信号は受信インタフェース11を通ってフレーム解読部
12に供給される。フレーム解読部12はフレーム信号
のコントロールチャネルから図7(a)のパケットを取
り出し、パケット処理部13に送出する。パケット処理
部13は、発信元アドレスを[1]に、宛先アドレス
[0.*]に書換え、パケットの内容「ビデオのソース
になれますか?」と共にフレーム生成部14に供給す
る。フレーム生成部14はこれらを用いてフレーム信号
を作成し、送信インタフェース15に送出する。送信イ
ンタフェース11は端子hからフレーム信号を送出す
る。この端子hの選択は、宛先アドレス[0.*]を見
て行うが、これは制御部13cが制御してもよいし、送
信インタフェース15が行ってもよい。
【0037】第1のコンセントレータCON1の上には
端末が存在しないので、第1のコンセントレータCON
1には応答が返って来ない。したがって、第1の端末A
にも応答が返ってこない。
【0038】第1の端末Aは応答が返って来ないことを
確認した後、第1のコンセントレータCON1の上にコ
ンセントレータがあるかどうかを確認するために、図7
(c)に示されているパケットを送出する。第1のコン
セントレータCON1は、発信元アドレス及び宛先アド
レスを書換え、図7(d)に示されているパケットを中
継する。第1のコンセントレータCON1の上にはコン
セントレータも存在しないので、同様に応答が返って来
ない。
【0039】次に、第1の端末Aは自分の上のコンセン
トレータに接続されている端末を調べるために、図8
(a)に示されているパケットを送信する。第1のコン
セントレータCON1は、発信元アドレス及び宛先アド
レスを書換えて図8(b)に示されているパケットと
し、自分の下のノード(第1の端末A、第2の端末B、
及び第2のコンセントレータCON2)に送信する。第
2の端末Bは、これを受信し、発信元アドレスを図8
(c)のように書換え、パケットの内容を取り込む。
【0040】第2の端末Bはビデオソースになれるの
で、図8(d)に示されているパケットを作成して送信
する。第1のコンセントレータCON1は、発信元アド
レス及び宛先アドレスを書換えて図8(e)に示されて
いるパケットとし、第1の端末Aに送信する。第1の端
末Aは、これを受信し、発信元アドレスを図8(f)の
ように書換え、パケットの内容を取り込む。これによ
り、第1の端末Aはアドレス[0.2]のノードがビデ
オソースになれることを知る。
【0041】次に、第1の端末Aは自分の上のコンセン
トレータの下にコンセントレータが接続されているかど
うかを調べるために、図9(a)に示されているパケッ
トを送信する。第1のコンセントレータCON1は、発
信元アドレス及び宛先アドレスを書換えて図9(b)に
示されているパケットとし、自分の下のノードに送信す
る。第2のコンセントレータCON2は、これを受信
し、発信元アドレスを図9(c)のように書換え、パケ
ットの内容を取り込む。
【0042】第2のコンセントレータCON2はコンセ
ントレータであるから、図9(d)に示されているパケ
ットを作成して返答する。第1のコンセントレータCO
N1は、発信元アドレス及び宛先アドレスを書換えて図
9(e)に示されているパケットとし、第1の端末Aに
送信する。第1の端末Aは、これを受信し、発信元アド
レスを図9(f)のように書換え、パケットの内容を取
り込む。これにより、第1の端末Aはアドレス[0.
3]のノードがコンセントレータであることを知る。
【0043】次に、第1の端末Aはアドレス[0.3]
のコンセントレータの下に接続されているノードを調べ
るために、図10(a)に示されているパケットを送信
する。このパケットは、第1のコンセントレータCON
1、第2のコンセントレータCON2により図10
(b),(c)に示されているようにアドレスが書換え
られ、第4の端末Dに中継される。第4の端末Dは、こ
れを受信し、発信元アドレスを図10(d)のように書
換え、パケットの内容を取り込む。
【0044】第4の端末Dはビデオソースになれるの
で、図10(e)に示されているパケットを作成して送
信する。このパケットは、第2のコンセントレータCO
N2、第1のコンセントレータCON1により図10
(f),(g)に示されているようにアドレスが書換え
られ、第1の端末Aに中継される。第1の端末Aは、こ
れを受信し、発信元アドレスを図10(h)のように書
換え、パケットの内容を取り込む。これにより、第1の
端末Aはアドレス[0.3.2]のノードがビデオソー
スになれることを知る。
【0045】以下、同様にしてアドレス[0.3]のコ
ンセントレータの下にコンセントレータが接続されてい
るかどうかを調べる。この結果は、応答が返ってこない
ことからコンセントレータが接続されていないことを知
る。
【0046】以上により、ネットワークシステム内にビ
デオソースとなれるノードは、第1の端末Aから見てア
ドレス[0.2]及び[0.3.2]のノードであるこ
とが分かる。
【0047】〔5〕ビデオ回線の確立 次に、このようにしてビデオソースになれることが分か
ったアドレス[0.3.2]のノード(第4の端末D)
に対して第1の端末Aからビデオ回線を1回線引く手順
について、図11〜図13を参照しながら説明する。な
お、ビデオ回線の場合、1回線で例えば400スロット
を使用するものであるが、以下の説明では便宜上1スロ
ットを使用するものとして説明する。
【0048】(1)回線確立の要求 まず、第1の端末Aはアドレス[0.3.2]のノード
に対してビデオ回線を1回線引いてもらうために、図1
1(a)に示されているパケットを送信する。このパケ
ットは、第1のコンセントレータCON1、第2のコン
セントレータCON2により、図11(b),(c)の
ようにアドレスが書換えられ、第4の端末Dに中継され
る。第4の端末Dは、これを受信し、発信元アドレスを
図11(d)のように書換え、パケットの内容を取り込
む。これにより、第4の端末Dはアドレス[0.0.
1]のノードがビデオ回線を1回線確立してほしいこと
を知る。
【0049】(2)回線の確立 第4の端末から第1の端末Aまで回線を確立する手順
は、まず、第4の端末Dから第2のコンセントレータC
ON2までの回線を確立し、次に、第2のコンセントレ
ータCON2から第1のコンセントレータCON1まで
の回線を確立し、最後に第1のコンセントレータCON
1から第1の端末Aまでの回線を確立するようにする。
【0050】まず、第4の端末Dは第2のコンセントレ
ータCON2までの回線を確立するために、図12
(a)に示されているパケットを送信する。この場合、
スロット1を使用するものとする。第2のコンセントレ
ータは、このパケットを受信し、発信元アドレス、終了
アドレス、及び開始アドレスを図12(b)に示されて
いるように書換え、パケットの内容を取り込む。第2の
コンセントレータCON2はスロット1を上位につなげ
ばよいことが分かる。ここで、第4の端末Dと第2のコ
ンセントレータCON2までの間はスロット1を使用す
ることは、各々の中央処理部13内のRAMやレジスタ
に登録しておく。
【0051】次に、第2のコンセントレータCON2は
第1のコンセントレータCON1までの回線を確立する
ために、図12(c)に示されているパケットを送信す
る。ここでは、スロット3を使用するものとする。第1
のコンセントレータは、このパケットを受信し、発信元
アドレス、終了アドレス、及び開始アドレスを図12
(d)に示されているように書換え、パケットの内容を
取り込む。第1のコンセントレータCON1はスロット
3をアドレス[1]につなげばよいことが分かる。
【0052】次に、第1のコンセントレータCON1は
第1の端末Aまでの回線を確立するために、図12
(e)に示されているパケットを送信する。ここでは、
スロット2を使用するものとする。第1の端末Aは、こ
のパケットを受信し、発信元アドレス、終了アドレス、
及び開始アドレスを図12(f)に示されているように
書換え、パケットの内容を取り込む。第1の端末Aは自
分にビデオ回線が引かれたことを知る。
【0053】なお、(1)に示した回線確立の要求の手
順を行わずに、第1の端末Aの側から回線を確立する動
作を開始することもできる。ただし、この場合は、2つ
のノード間におけるスロットの確保は信号の流れの上流
側に位置するノードが行うので、各ノードが送信するパ
ケットにはスロット番号が含まれていない。
【0054】(3)回線確立の報告 次に、第1の端末Aが第4の端末Dに対して回線が引か
れたことを報告する手順について説明する。まず、第1
の端末Aは図13(a)に示されているパケットを送信
する。第1のコンセントレータCON1は、このパケッ
トを受信し、発信元アドレス、終了アドレス、及び開始
アドレスを図13(b)に示されているように書換え、
パケットの内容を取り込む。
【0055】次に、第1のコンセントレータCON1
は、図13(c)に示されているパケットを作成し、第
2のコンセントレータCON2へ送信する。第1のコン
セントレータCON2は、このパケットを受信し、発信
元アドレス、終了アドレス、及び開始アドレスを図13
(d)に示されているように書換え、パケットの内容を
取り込む。
【0056】次に、第2のコンセントレータCON2
は、図13(e)に示されているパケットを作成し、第
2の端末Dへ送信する。第2の端末Dは、このパケット
を受信し、発信元アドレス、終了アドレス、及び開始ア
ドレスを図13(f)に示されているように書換え、パ
ケットの内容を取り込む。第4の端末Dは自分とアドレ
ス[0.0.1]のノードとの間にビデオ回線が1回線
引かれたことを知る。
【0057】なお、図13(a)〜(e)に示されてい
るパケットにおけるスロット番号を省略してもよい。ま
た、ここでは第1の端末Aと第4の端末Dとの間に回線
が確立できた場合について説明したが、途中で回線が確
立できなかった場合には、その時点で折り返し回線の確
立ができなかったことを報告する。
【0058】〔6〕端末のステータスデータの送受信 次に、本発明の実施例によるネットワークシステムにお
いて、端末のステータスデータ、例えばVTRのテープ
カウンタデータ等をモニタに表示する場合の動作につい
て、第1の端末Aがモニタであり、第2の端末BがVT
Rであると仮定して説明する。
【0059】第1の端末AがVTRのステータスデータ
を表示するためには、まずネットワーク内に存在するV
TRを検索しなければならない。その方法として、ま
ず、第1の端末Aが図7〜図10に示されている手順を
用いてビデオソースになれる端末を検索し、次に、ビデ
オソースとなれる端末との間にステータスデータを送信
してもらうための回線を確立する要求を出し、回線を確
立後、それらの端末からのステータスデータ及び端末の
種類(VTR、レーザーディスクプレーヤ等)を識別す
るデータを受信し、それらのデータを見てVTRのステ
ータスデータがあることを知る方法がある。しかし、こ
の方法では、回線の確立までに時間がかかり、かつその
後も各端末がたれ流すステータスデータを受信するた
め、非常に多くのデータを取り扱わなければならない。
【0060】そこで、本実施例では、パケット交換によ
りネットワーク内のVTRを検索し、次に、VTRとの
間に回線を確立し、その後に回線交換方式によりステー
タスデータを送受信するようにした。以下、説明する。
【0061】まず、第1の端末Aはネットワーク内のV
TRを検索するために、パケットの内容を「VTRなら
返事して下さい。」にし、宛先アドレスを[*](ブロ
ードキャスト)にし、図7〜図10に説明した手順を用
いてVTRを検索する。アドレス[0.2]のノード
(第2の端末B)から「私はVTRです。」という返事
が返って来ることにより、第1の端末AはVTRの存在
とそのアドレスを知ることができる。
【0062】次に、第1の端末Aは、図11〜図13に
説明した手順を用いて、アドレス[0.2]のノードと
の間に、回線交換によりステータスデータを受信するた
めのタイムスロットを確保して回線を確立する。
【0063】そして、第2の端末Bは確保されたタイム
スロットにステータスデータを入れて送信する。このス
テータスデータには、カウンタデータ、動作モードデー
タ(REC、PB等)、入力切換データ(地上波チュー
ナ、BSチューナ、CSチューナ、外部入力等)のよう
に、基本的で情報量は少ないが常時送信することが必要
な基本データと、予約情報のように情報量は多いが常時
送信する必要のないオプションデータが存在する。そし
て、回線交換により送信するデータはたれ流し方式によ
り送信しているため、ソース側が送信しようと思うデー
タしか送られてこないという欠点がある。そこで、本実
施例では、図14(a),(b)に示されているよう
に、1スロットを2つの領域に分割し、前半に基本デー
タ、後半にオプションデータを入れるように構成した。
そして、どのようなオプションデータを送信してほしい
かは、受信側(この例では、第1の端末A)が必要に応
じてパケットで要求する。このようにすれば、常時必要
な基本データ加えて、受信側が必要と思う時に必要なオ
プションデータを送信してもらうことができるので、送
受信するデータの種類を多くすることができる。
【0064】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能で
あり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0065】例えば、上記実施例の図11〜図13の説
明では、第1の端末A、すなわち信号を受信する側が第
4の端末D、すなわち信号を送信する側に対して回線を
引いてほしい旨、パケットで要求し、この要求を受けて
信号を送信する側から回線を確立する動作を行っている
が、例えばBSチューナである端末がVTRである端末
を検索し、それらの端末間に回線を確立してビデオ信号
を送信するような場合には、信号を送信する側(BSチ
ューナ)から自主的に回線を確立する動作を行ってもよ
い。
【0066】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係るデータ伝送方法では、絶対アドレスを持たないネッ
トワーク構成において、複数の第2のノード(端末)間
における回線の確立に関して、一方の第2のノードから
他方の第2のノードに対し、回線の確立のためのパケッ
トを送信することにより、その経路上に存在する、その
パケットを中継した全ての第1のノード(コンセントレ
ータ)が、そのパケットの通過する経路に沿った回線の
確立を分担して行うことにより、ノードの抜き差しが頻
繁に起こるシステムに好適な、絶対アドレスをもたない
ネットワーク構成において、ネットワーク全体の制御を
行うマスターマスターコントローラなしに、回線の確立
を円滑に行うことができる。また、本発明に係るデータ
伝送方法では、前記第2のノードが、前記問い合わせに
応答した前記他の第2のノードとの回線を確立し、前記
他の第2のノードが常時送信するデータを受信する。こ
のように、問い合わせ方式と回線確立方式を組み合わせ
ることにより、ノードの抜き差しが頻繁に起こるシステ
ムに好適な、絶対アドレスをもたないネットワーク構成
において、希望するデータをリアルタイムに受信するこ
とができる。
【0067】また、本発明に係るコンセントレータは、
複数の接続端子の各々にアドレスが割り付けられ、自分
のアドレスを表す際、全コンセントレータ及び端末装置
に共通の所定のアドレスを使用し、かつ、他のコンセン
トレータ及び端末装置のアドレスは、前記コンセントレ
ータの前記接続端子に割り付けられた前記アドレス、及
び自分と他のコンセントレータ又は端末装置との接続関
係で表現し、かつ、前記コンセントレータを含む経路に
おいて、回線交換データを伝送するための回線の確立が
指示された場合、前記コンセントレータに接続されてお
り、かつ前記経路に含まれるコンセントレータ又は端末
装置への回線の確立を行うので、上記第1のノードとし
て用いることができる。
【0068】また、本発明に係る端末装置は、自分のア
ドレスを表す際、全コンセントレータ及び端末装置に共
通の所定のアドレスを使用し、かつ、他のコンセントレ
ータ及び端末装置のアドレスは、前記コンセントレータ
の接続端子に割り付けた接続端子アドレス、及び自分と
他のコンセントレータ又は端末装置との接続関係で表現
し、まず、希望するデータを送信できる他の端末装置
を、パケットを用いて問い合わせ、次に、前記問い合わ
せに応答した該他の端末装置との間に前記データを伝送
するための回線が確立され、次に、該確立した回線を用
いて前記他の端末装置が常時送信する前記データを受信
するので、上記第2のノードのうちの受信側として機能
することができる。さらに、本発明に係る端末装置は、
自分のアドレスを表す際、全コンセントレータ及び端末
装置に共通の所定のアドレスを使用し、かつ、他のコン
セントレータ及び端末装置のアドレスは、前記コンセン
トレータの接続端子に割り付けた接続端子アドレス、及
び自分と他のコンセントレータ又は端末装置との接続関
係で表現し、他の端末装置が希望するデータを送信する
場合、前記他の端末装置のパケットを用いた問い合わせ
に応答し、次に、前記端末装置と前記他の端末装置との
間に前記データを伝送するための回線を確立し、次に、
該確立した回線を用いて前記他のノードへ前記データを
常時送信するので、上記第2のノードのうちの送信側と
して機能することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるスター型ネットワークシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例におけるアドレス指定方法を説
明する図である。
【図3】本発明の実施例におけるディジタル信号のフレ
ーム構成を示す図である。
【図4】本発明の実施例におけるパケットの基本構成を
示す図である。
【図5】本発明の実施例におけるコンセントレータの構
成の1例を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例における端末の構成の1例を示
すブロック図である。
【図7】本発明の実施例において第1の端末が第1のコ
ンセントレータの上のノードを検索する手順を示す図で
ある。
【図8】本発明の実施例において第1の端末が第1のコ
ンセントレータに接続されている端末を検索する手順を
示す図である。
【図9】本発明の実施例において第1の端末が第2のコ
ンセントレータを検索する手順を示す図である。
【図10】本発明の実施例において第1の端末が第2の
コンセントレータにさらに接続されている端末を検索す
る手順を示す図である。
【図11】本発明の実施例において第1の端末が第4の
端末に対して回線の確立を要求する手順を示す図であ
る。
【図12】本発明の実施例において第4の端末が第1の
端末までの回線を確立する手順を示す図である。
【図13】本発明の実施例において第1の端末が第4の
端末までの回線が確立されたことを報告する手順を示す
図である。
【図14】本発明の実施例において第1の端末と第2の
端末間で伝送するステータスデータを1例を示す図であ
る。
【符号の説明】
CON1,CON2…コンセントレータ、A,B,C,
D,E…端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−172589(JP,A) 特開 平3−155241(JP,A) 特開 平2−2279(JP,A) 特表 平6−500903(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/44

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の接続端子を有し、かつ交換機能を
    有する第1のノードと、信号の送受信機能を有し、かつ
    各々が前記第1のノードに接続された複数の第2のノー
    ドとを備え、パケット及び回線交換データの送受信を行
    うようにしたスター型ネットワークシステムを利用する
    データ伝送方法において、 前記第1のノードにおける複数の接続端子の各々にアド
    レスが割り付けられ、 各ノードは、自分のアドレスを表す際、全ノードで共通
    の所定のアドレスを使用し、かつ他のノードのアドレス
    は、前記第1のノードの前記接続端子に割り付けられた
    前記アドレス及び自分と他のノードとの接続関係で表現
    し、 かつ、前記複数の第2のノード間における前記回線交換
    データを伝送するための回線の確立を、該回線の開始ア
    ドレス及び終了アドレスを持つパケットを用いて、前記
    複数の第2のノードを結ぶ経路上にある全ての前記第1
    のノードが行うことを特徴とするデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】 複数の接続端子を有し、かつ交換機能を
    有する第1のノードと、信号の送受信機能を有し、かつ
    各々が前記第1のノードに接続された複数の第2のノー
    ドとを備え、パケット及び回線交換データの送受信を行
    うようにしたスター型ネットワークシステムを利用する
    データ伝送方法において、 前記第1のノードにおける複数の接続端子の各々にアド
    レスが割り付けられ、 各ノードは、自分のアドレスを表す際、全ノードで共通
    の所定のアドレスを使用し、かつ他のノードのアドレス
    は、前記第1のノードの前記接続端子に割り付けられた
    前記アドレス及び自分と他のノードとの接続関係で表現
    し、 前記第2のノードの1つは、まず、該第2のノードが希
    望するデータを送信できる他の第2のノードを、パケッ
    トを用いて問い合わせ、 次に、該第2のノードと前記問い合わせに応答した該他
    の第2のノードとの間に前記データを伝送するための回
    線が確立され、 次に、該確立した回線を用いて前記他の第2のノードが
    常時送信する前記データを該第2のノードが受信するこ
    とを特徴とするデータ伝送方法。
  3. 【請求項3】 前記データが前記他の第2のノードにお
    けるステータスデータであり、 該ステータスデータはオプションデータを有し、 前記第2のノードは、パケットを用いて、該他の第2の
    ノードにおける所望のステータスを表す情報を要求し、 該他の第2のノードは、該他の第2のノードにおける該
    所望のステータスを表す情報を該オプションデータとし
    て送信することを特徴とする請求項2に記載のデータ伝
    送方法。
  4. 【請求項4】 前記第2のノードの1つは、まず、該第
    2のノードが希望するデータを送信できる他の第2のノ
    ードを、パケットを用いて問い合わせ、 次に、該第2のノードと前記問い合わせに応答した該他
    の第2のノードとの間にデータを伝送するための回線が
    確立され、 次に、該確立した回線を用いて前記他の第2のノードが
    常時送信するデータを該第2のノードが受信することを
    特徴とする請求項1に記載のデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】 スター型ネットワークを形成し、複数の
    接続端子を有し、かつ交換機能を有するコンセントレー
    タにおいて、 複数の接続端子の各々にアドレスが割り付けられ、 自分のアドレスを表す際、全コンセントレータ及び端末
    装置に共通の所定のアドレスを使用し、 かつ、他のコンセントレータ及び端末装置のアドレス
    は、前記コンセントレータの前記接続端子に割り付けら
    れた前記アドレス、及び自分と他のコンセントレータ又
    は端末装置との接続関係で表現し、 かつ、前記コンセントレータを含む経路において、回線
    交換データを伝送するための回線の確立が指示された場
    合、前記コンセントレータに接続されており、かつ前記
    経路に含まれるコンセントレータ又は端末装置への回線
    の確立を行うことを特徴とするコンセントレータ。
  6. 【請求項6】 スター型ネットワークの末端に接続さ
    れ、パケット及び回線交換データの送受信を行う端末装
    置において、 自分のアドレスを表す際、全コンセントレータ及び端末
    装置に共通の所定のアドレスを使用し、 かつ、他のコンセントレータ及び端末装置のアドレス
    は、前記コンセントレータの接続端子に割り付けた接続
    端子アドレス、及び自分と他のコンセントレータ又は端
    末装置との接続関係で表現し、 まず、希望するデータを送信できる他の端末装置を、パ
    ケットを用いて問い合わせ、 次に、前記問い合わせに応答した該他の端末装置との間
    に前記データを伝送するための回線が確立され、 次に、該確立した回線を用いて前記他の端末装置が常時
    送信する前記データを受信することを特徴とする端末装
    置。
  7. 【請求項7】 スター型ネットワークの末端に接続さ
    れ、パケット及び回線交換データの送受信を行う端末装
    置において、 自分のアドレスを表す際、全コンセントレータ及び端末
    装置に共通の所定のアドレスを使用し、 かつ、他のコンセントレータ及び端末装置のアドレス
    は、前記コンセントレータの接続端子に割り付けた接続
    端子アドレス、及び自分と他のコンセントレータ又は端
    末装置との接続関係で表現し、 他の端末装置が希望するデータを送信する場合、前記他
    の端末装置のパケットを用いた問い合わせに応答し、 次に、前記端末装置と前記他の端末装置との間に前記デ
    ータを伝送するための回線を確立し、 次に、該確立した回線を用いて前記他のノードへ前記デ
    ータを常時送信することを特徴とする端末装置。
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