JP3296502B2 - X−y方式インサーキットテスタの基板厚さに対応するレフト、ライトプローブ位置調整装置 - Google Patents

X−y方式インサーキットテスタの基板厚さに対応するレフト、ライトプローブ位置調整装置

Info

Publication number
JP3296502B2
JP3296502B2 JP26425192A JP26425192A JP3296502B2 JP 3296502 B2 JP3296502 B2 JP 3296502B2 JP 26425192 A JP26425192 A JP 26425192A JP 26425192 A JP26425192 A JP 26425192A JP 3296502 B2 JP3296502 B2 JP 3296502B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
substrate
thickness
axis
inspected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26425192A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0792226A (ja
Inventor
誠一 堀
成人 海野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP26425192A priority Critical patent/JP3296502B2/ja
Publication of JPH0792226A publication Critical patent/JPH0792226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3296502B2 publication Critical patent/JP3296502B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は実装基板の良否の判定に
使用するX−Y方式インサーキットテスタの被検査基板
の厚さに対応するレフトプローブ、ライトプローブの位
置調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実装基板即ち多数の電気部品を半
田付けしたプリント基板はインサーキットテスタを用い
て、その基板の必要な検査ポイントに適宜プローブを接
触させ、それ等の各部品の電気的測定によって基板の良
否の判定を行っている。特に、被検査基板を載せるワー
ク上にX−Yユニットを設置したX−Y方式のものは、
そのX軸方向に可動するアームの上にY軸方向に可動す
るZ軸ユニットを備え、そのZ軸ユニットでプローブを
Z軸方向に可動可能に支持している。それ故、X−Yユ
ニットを制御すると、プローブを基板の上方からX軸、
Y軸、Z軸方向にそれぞれ適宜移動して、予め設定され
た各検査ポイントに順次接触できる。通常、アームのX
軸方向への往復動とZ軸ユニットのY軸方向への往復動
にはそれぞれサーボモータを用い、Z軸ユニットにおけ
るプローブのZ軸方向への往復動にはエアシリンダやソ
レノイド、パルスモータ等を採用している。なお、パル
スモータを用いると、プローブの移動を正確に、しかも
短時間で行える。
【0003】このようなX−Y方式インサーキットテス
タにはX−Yユニットを1組或いは複数組備え付けて使
用する。しかも、複数組備え付ける場合にはX−Yユニ
ット同士がお互いに干渉しないようにしなければならな
い。それ故、3組のX−Yユニットを備え付ける場合に
は各アームをレフト側、中央、ライト側にそれぞれ配置
し、図7に示すようにそれ等の各アーム(図示なし)に
Z軸ユニット10(10L、10M、10R)を設置す
る。図中、12(12L、12M、12R)は各Z軸ユ
ニット10に備えたパルスモータ、14(14L、14
M、14R)はスライドユニット、16(16L、16
M、16R)はプローブである。
【0004】これ等のスライドユニット14はいずれも
案内レール18とスライダー20からなり、プローブ1
6はスライダー20に備えた保持具22で固定する。
又、各パルスモータ12の回動軸と対応する保持具22
とはクランクでそれぞれ連結する。それ故、パルスモー
タ12の回転運動を直線運動に変えてプローブ16に伝
達できる。なお、24は被検査基板、26はワークであ
る。
【0005】このようにして、各プローブ16をストロ
ークした時に極小ピッチまで近寄らせてもお互いに干渉
しないようにミドルプローブ16Mに対し、レフトプロ
ーブ16Lとライトプローブ16RをZ軸に対してX軸
の反対方向にそれぞれ一定の角度θ(図8参照)持たせ
て取り付ける。しかも、各プローブ16の移動基準点と
なる同一のX−Y−Z座標(Z軸ユニットの基準点)を
入力して各X−Yユニットを単独に動かした時に、各プ
ローブ16がいずれも被検査基板24上の同一点を突く
ようにする。
【0006】しかし、各プローブ16に正確な動きを行
わせるには、各アームにZ軸ユニット10を取り付ける
時等に生じる誤差を補正し、各Z軸ユニット10の基準
点即ち各プローブ16の移動基準点を決める必要があ
る。しかも、レフト、ライトプローブ16L、16Rが
角度を持って取り付けられているため、基板の厚さが変
わるとそれ等の移動基準点を補正する必要もある。
【0007】例えば、図8に示すように被検査基板24
の厚さtをt=1.6mmを基準にして、レフトプロー
ブ16Lの移動基準点の座標LP0をLP0=(LX1.
6,Y,Z)、ライトプローブ16Rの移動基準点の座
標RP0をRP0=(RX1.6,Y,Z)にすると、基板
tの増減に合わせて、レフトプローブ16Lの移動基準
点のX座標LXtをLXt=LX1.6+{tanθ×
(t−1.6)}、ライトプローブ16Rの移動基準点の
X座標RXtをRXt=RX1.6−{tanθ×(t−
1.6)}に補正しなければならない。但し、レフト、ラ
イトの各プローブ16L、16Rの移動基準点のY、Z
座標は変わらない。因みに、基板24の上面を基準にす
れば、厚さtに対応させてレフト、ライトの各プローブ
16L、16Rの移動基準点LP0、RP0のX座標を補
正する必要性はなくなる。しかし、基板24をワーク2
6に固定する際の高さ調整が困難なため、負担が一層大
きくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなレフト、ライトプローブ16L、16Rの移動基準
点の座標補正方法では被検査基板の厚さtに関係なく、
常に各パルスモータ12のステップ数は等しく、各プロ
ーブ(支持管)16のストローク量は一定であるため問
題がある。何故なら、プローブ16は図9に示すように
支持管28に沿って摺動可能なZ軸方向にスプリング3
0の力を受けるプランジャ32の先端部34を支持管2
8からZ軸方向に突出させたものであるため、測定可能
な被検査基板の厚さtを例えばJISに規定されている
0.1〜3.2mmの範囲にすると、厚さtが大きく変
化するが、その変化をスプリング力を受けるプランジャ
32のストロークで吸収しなければならないからであ
る。それ故、プローブ16を設計する際の負担が大きく
なるし、測定時に被検査基板の厚さtが頻繁に変化する
と、スプリング30の寿命が短くなり、プローブ16の
耐久性が劣ったものになる。因みに、スプリング30は
変位量がほぼ一定だと寿命が長くなるが、作動毎に変位
量が大きく変わったりすると寿命が短くなる。
【0009】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、プローブの耐久性と精度の向上
に適するX−Y方式インサーキットテスタの基板厚さに
対応するレフト、ライトプローブ位置調整装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段を、以下本発明を明示する図1を用いて説明す
る。このX−Y方式インサーキットテスタの基板厚さに
対応するレフト、ライトプローブ位置調整装置はX軸方
向に可動するアーム上にY軸方向に可動するZ軸ユニッ
トを設置したX−Yユニット42を複数組備え、それ等
の各Z軸ユニットに支持管に沿って摺動可能な突出方向
にスプリング力を受けるプランジャの先端部を支持管か
ら突出させて備えたプローブとそのプローブをZ軸方向
に駆動するパルスモータとを備え付け、それ等の1アー
ムをレフト側に他の1アームをライト側に配置し、その
レフト、ライトの各プローブをZ軸に対して反対方向に
それぞれ一定の角度の傾斜を持たせてなるX−Y方式の
インサーキットテスタ36を対象にする。
【0011】そして、そのX−Y方式インサーキットテ
スタ36に被検査基板の厚さに対応させてレフトプロー
ブの移動基準点となるX−Y座標、ライトプローブの移
動基準点となるX−Y座標をそれぞれ算出するレフト、
ライトプローブX−Y座標算出手段68と、被検査基板
の厚さに対応させてグループ分けし、各グループ毎にレ
フトプローブ駆動用パルスモータのステップ数、ライト
プローブ駆動用パルスモータのステップ数を、いずれの
グループでもレフト、ライトの各プローブに備えるプラ
ンジャのストロークが被検査基板の厚さに関係なくほぼ
一定となるようにそれぞれ決定するレフト、ライトパル
スモータステップ数決定手段70とを備えたレフト、ラ
イトプローブ位置調整装置72を設置するものである。
【0012】
【作用】上記のように構成し、レフト、ライトプローブ
X−Y座標算出手段68で被検査基板の厚さに対応させ
てレフトプローブの移動基準点となるX−Y座標とライ
トプローブの移動基準点となるX−Y座標をそれぞれ算
出する。そして、レフト、ライトパルスモータステップ
数決定手段70で被検査基板の厚さに対応させてグルー
プ分けし、各グループ毎にレフトプローブ駆動用パルス
モータのステップ数とライトプローブ駆動用パルスモー
タのステップ数を、いずれのグループでも各プローブに
備えるプランジャのストロークが被検査基板の厚さに関
係なくほぼ一定となるようにそれぞれ決定する。する
と、被検査基板の厚さが変わっても、レフト、ライトの
各プローブに備えたスプリングの変位量をほぼ一定にす
ることができる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
を説明する。図2は本発明を適用したインサーキットテ
スタの構成を示すブロック図である。図中、36はイン
サーキットテスタ、38はその操作部、40は計測部、
42(42L、42M、42R)はレフト、ミドル、ラ
イトの各X−Yユニット、44は表示部、46は演算制
御部である。この操作部38にはキーボード、各種スイ
ッチ等を備える。それ故、検査者がキーやスイッチ等を
適宜操作すると、被検査基板の厚さ等の測定に必要なデ
ータを入力できる。
【0014】計測部40には測定に必要な例えば定電圧
電源、電流測定器等を備える。それ故、被検査基板の予
め設定した各指定箇所にある部品や回路網等の必要な検
査ポイントに各X−Yユニット42のプローブを適宜接
触させると、各指定箇所毎に定電圧を印加し、そこに流
れる電流を測定できる。各X−Yユニット42の構造は
従来通りにする。なお、使用するパルスモータにクロー
ズドループ(フィードバック有り)タイプのものを使用
すると、プローブの位置の確認が可能になる。表示部4
4にはCRT等の画面表示装置を備える。それ故、外部
から入力したデータ、指定箇所の合格、不合格等を適宜
表示できる。
【0015】演算制御部46にはCPU(中央処理装
置)48、ROM(読出し専用メモリ)50、RAM
(読出し書き込み可能メモリ)52、入出力ポート5
4、バスライン56等からなるマイクロコンピュータを
備える。このCPU48はコンピュータの中心となる頭
脳部に相当し、プログラムの命令に従って全体に対する
制御を実行すると共に算術、論理演算を行い、その結果
も一時的に記憶する。又、周辺装置に対しても適宜制御
を行う。ROM50には全体を制御するための制御プロ
グラム、被検査基板の厚さに対応するレフト、ライトプ
ローブ位置調整処理プログラム、データテーブル等を格
納する。なお、被検査基板の厚さに対応するレフト、ラ
イトプローブ位置調整処理プログラム等はフロッピーデ
ィスク等からRAM52に書き込んで用いることもでき
る。
【0016】又、RAM52には外部から入力した被検
査基板の厚さを示す測定波形データやCPU48で演算
したデータ等の各種データを記憶する。入出力ポート5
4には操作部38や計測部40、表示部44等を接続す
る。又、バスライン56はそれ等を接続するためのアド
レスバスライン、データバスライン、制御バスライン等
を含み、周辺装置とも適宜結合している。
【0017】図3はレフト、ミドル、ライトの各プロー
ブをストローク時に極小ピッチまで近寄らせた状態の配
置関係で示す図である。図中、Giはレフト側のアーム
上に設置したZ軸ユニットに備えるプローブ(レフトプ
ローブ)の移動方向を示す線、Iiは中央のアーム上に
設置したZ軸ユニットに備えるプローブ(ミドルプロー
ブ)の移動方向を示す線、Ciはライト側のアーム上に
設置したZ軸ユニットに備えるプローブ(ライトプロー
ブ)の移動方向を示す線である。この場合、レフトプロ
ーブとライトプローブにZ軸に対してX軸の反対方向に
それぞれ一定の角度θx(∠AbB=∠CbB=∠θ
x)、Y軸の反対方向にそれぞれ一定の角度θy(∠C
dD=∠EdD=∠θy)の傾斜を与えると、結局レフ
ト、ライトの各プローブはZ軸に対して反対方向にそれ
ぞれ一定の角度θp(∠GiI=∠CiI=θp)の傾
斜を持つことになる。なお、ミドルアームの移動方向は
Z軸方向と一致する。
【0018】このようなレフトプローブとライトプロー
ブのZ軸に対する傾斜角度θpは小さい方が接触時に先
端が滑り難く、接触状態が良好になる。しかも、Z軸の
反対方向にそれぞれ一定の角度θx、Y軸の反対方向に
それぞれ一定の角度θy傾斜させると、種々の方向から
部品に接近できるため、部品形状に対応した接触が取り
易くなる。例えば、θxを10°、θyを5°にして、
θpをほぼ11.13°にする。
【0019】そこで、レフトプローブの移動基準点(レ
フトプローブを備えるZ軸ユニットの基準点)をGの位
置に定め、その座標をG=(LXt,LYt,Z)に
し、ライトプローブの移動基準点(ライトプローブを備
えるZ軸ユニットの基準点)をCの位置に定め、その座
標をC=(RXt,RYt,Z)とする。但し、レフ
ト、ライトの各プローブの移動基準点のZ座標は変わら
ない。このtは被検査基板の厚さを示しているが、一般
には1.6mmのものが用いられることが多い。そこ
で、基板の厚さt=1.6mmを基準にしてG=(LX
1.6,LY1.6,Z)、C=(RX1.6,RY1.6,Z)と
する。
【0020】基板の厚さtが1.6mmと異なる場合、
先ず基板の厚さtの増減に合わせて、レフトプローブの
移動基準点Gの座標のLXtをLXt=LX1.6+{t
anθx×(t−1.6)}に、LYtをLYt=LY1.6
−{tanθy×(t−1.6)}に補正する。又、ライ
トプローブの移動基準点Cの座標のRXtをRXt=R
X1.6−{tanθx×(t−1.6)}に、RYtをRY
t=RY1.6+{tanθy×(t−1.6)}に補正す
る。なお、ミドルプローブの移動基準点Iの座標は変わ
らないので補正の必要がない。
【0021】次に、レフト、ミドル、ライトの各プロー
ブのストロークを基板の厚さに対応させて変更する。そ
の際、基板の厚さはJISに0.1〜3.2mmの範囲
で15種類規定されているが、0.6mm以下の薄いも
のでは位置のずれはほとんど生じないので、0.6〜
3.2mmの範囲を図4に示すようなG1〜G7の7グ
ループに分けて実施する。但し、G1のグループは0.
2mm幅にしたが、G2〜G7の各グループは0.4m
m幅にした。そして、各グループ毎に段階的にプローブ
のストローク(後退するスライド量)を変え、各グルー
プ内ではプランジャのストローク(後退量)で厚さを吸
収する。
【0022】表1はミドルプローブのプランジャストロ
ークが基板の厚さtが変わっても、約3mmとなる場合
の例を示したものである。この場合、ミドルプローブの
ストロークは図5のS、即ちパルスモータ58の軸60
と結合するプローブ駆動用のリンク62、64からなる
クランク66がZ軸方向に直線状に伸びた時と屈曲した
時との先端間の距離に相当する。なお、リンク62、6
4の長さをそれぞれ20、25mm、リンク62とZ軸
との角度θの範囲を0°〜106.2°、1ステップ当
りの角度を0.9°、最大ステップ数を118にしてい
る。
【表1】
【0023】そして、ミドルプローブのストロークSと
プランジャのストロークPとの間にはP=t(基板の厚
さ)−S+3(mm)の関係がある。このため、ワーク
面に基板を設置しない状態即ち基板の厚さtが0の時が
基準となり、ステップ数が0、角度θが0、プローブス
トロークSが0、プランジャストロークPが3mmにな
る。なお、プランジャのストロークPとプランジャを突
出方向に付勢するスプリングの圧縮量とは等しいので、
そのスプリング力によってプランジャの先端を検査ポイ
ントに良好に接触することができる。
【0024】ミドルプローブの移動基準点とレフト、ラ
イトの各プローブの移動基準点の高さを同じにすると、
ミドルプローブに対してレフト、ライトの各プローブは
いずれもθpの角度を持っているため、ミドルプローブ
のストロークとレフト、ライトの各プローブのストロー
クとの違いが一応問題になる。しかし、θpは11.1
3°と小さく違いは僅かであるため、レフト、ライトの
各プローブのプランジャストロークを僅か小さくするこ
とにより吸収させる。それ故、各プローブ駆動用パルス
モータは全て同じ制御にする。なお、各Z軸ユニットの
取り付け高さは当然従来より高くする。
【0025】このようにして、被検査基板の厚さに対応
させて、レフト、ライトプローブの位置を調整するた
め、図6に示すようなP1〜P3のステップからなる処理
プログラムを作成し、ROM50或いはRAM52に格
納して使用する。すると、P1で操作部38のキー等を
操作して被検査基板の厚さtを入力し、P2でその基板
の厚さtに対応させてレフト、ライトの各プローブの移
動基準点となるX−Y座標を算出して補正し、P3でや
はり基板の厚さtに対応させてレフト、ライト、ミドル
の各プローブ駆動用パルスモータのステップ数をデータ
テーブルより選んでそれぞれ決定できる。この結果、被
検査基板の厚さtに関係なく、レフト、ライト、ミドル
の各プローブのプランジャストロークが常に約3mmと
なる。このような処理プログラムにより、各検査ステッ
プ毎に各プローブ毎に検査ポイントの高さが異なっても
対応できるようになれば、基板の厚さが一定でも検査ポ
イントの高さが様々に異なる実装基板への対応も可能に
なる。
【0026】なお、上記実施例ではプランジャストロー
クが基板の厚さが変わっても、約3mmとなる場合の例
を示したが表2はプランジャストロークが基板の厚さが
変わっても、約2mmとなる場合の例を示したものであ
る。但し、1ステップ当りの角度を1.8°、最大ステ
ップ数を59にしている。又、上記実施例ではパルスモ
ータの回転運動を直線運動に変えるためにクランクとス
ライドユニット等を用いているが、ベルト等の他の手段
を用いてもよい。
【表2】
【0027】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、被検査基
板の厚さに対応させてレフト、ライトの各プローブの移
動基準点となるX−Y座標をそれぞれ算出し、更に被検
査基板の厚さに対応させてグループ分けし、各グループ
毎にレフト、ライトの各プローブ駆動用パルスモータの
ステップ数を、いずれのグループでもレフト、ライトの
各プローブに備えるプランジャのストロークが被検査基
板の厚さに関係なくほぼ一定となるようにそれぞれ決定
するため、そのレフト、ライトの各プランジャを突出方
向に付勢するスプリングの変位量をほぼ一定にすること
ができる。それ故、プローブの耐久性が向上する。しか
も、プランジャストロークをあまり長くする必要もない
ので、プランジャの振れ等を少なくして高精度化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるX−Y方式インサーキットテスタ
の基板厚さに対応するレフト、ライトプローブ位置調整
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した3組のX−Yユニットを備え
るインサーキットテスタの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】同インサーキットテスタのレフト、ミドル、ラ
イトの各プローブをストローク時に極小ピッチまで近寄
らせた状態の配置関係を示す図である。
【図4】同インサーキットテスタの検査対象となる基板
の厚さをJISの規定にほぼ対応させて段階的にグルー
プ分けする場合の一例を示す図である。
【図5】同インサーキットテスタに備えるミドルプロー
ブのストロークを示す図である。
【図6】同インサーキットテスタのROM中に格納する
被検査基板の厚さに対応するレフト、ミドル、ライトプ
ローブ位置調整処理プログラムの動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】従来のインサーキットテスタに設置した3組の
X−YユニットのZ軸ユニットに備えるレフト、ミド
ル、ライトの各プローブをストローク時に極小ピッチま
で近寄らせた状態を示す正面図である。
【図8】同インサーキットテスタのレフト、ミドル、ラ
イトの各プローブを被検査基板の厚さ1.6mmに対す
るストローク時に極小ピッチまで近寄らせた状態の配置
関係を示す図である。
【図9】同インサーキットテスタのZ軸ユニットに備え
るプローブの構造を示す正面図である。
【符号の説明】
36…インサーキットテスタ 38…操作部 40…計
測部 42…X−Yユニット 44…表示部 46…演
算制御部 48…CPU 58…パルスモータ 60…回転軸 62、64…リンク 66…クランク
68…レフト、ライトプローブX−Y座標算出手段 7
0…レフト、ライトパルスモータステップ数決定手段
72…レフト、ライトプローブ位置調整装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−233481(JP,A) 特開 平4−74976(JP,A) 特開 平4−273072(JP,A) 特開 平4−270973(JP,A) 特開 平4−152280(JP,A) 実開 平3−78278(JP,U) 実開 平4−90983(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 G01R 1/067 - 1/073

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸方向に可動するアーム上にY軸方向
    に可動するZ軸ユニットを設置したX−Yユニットを複
    数組備え、それ等の各Z軸ユニットに支持管に沿って摺
    動可能な突出方向にスプリング力を受けるプランジャの
    先端部を支持管から突出させて備えたプローブとそのプ
    ローブをZ軸方向に駆動するパルスモータとを備え付
    け、それ等の1アームをレフト側に他の1アームをライ
    ト側に配置し、そのレフト、ライトの各プローブをZ軸
    に対して反対方向にそれぞれ一定の角度の傾斜を持たせ
    てなるX−Y方式インサーキットテスタに、被検査基板
    の厚さに対応させてレフトプローブの移動基準点となる
    X−Y座標、ライトプローブの移動基準点となるX−Y
    座標をそれぞれ算出するレフト、ライトプローブX−Y
    座標算出手段と、被検査基板の厚さに対応させてグルー
    プ分けし、各グループ毎にレフトプローブ駆動用パルス
    モータのステップ数、ライトプローブ駆動用パルスモー
    タのステップ数を、いずれのグループでもレフト、ライ
    トの各プローブに備えるプランジャのストロークが被検
    査基板の厚さに関係なくほぼ一定となるようにそれぞれ
    決定するレフト、ライトパルスモータステップ数決定手
    段とを備えたレフト、ライトプローブ位置調整装置を設
    置することを特徴とするX−Y方式インサーキットテス
    タの基板厚さに対応するレフト、ライトプローブ位置調
    整装置。
JP26425192A 1992-09-07 1992-09-07 X−y方式インサーキットテスタの基板厚さに対応するレフト、ライトプローブ位置調整装置 Expired - Fee Related JP3296502B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26425192A JP3296502B2 (ja) 1992-09-07 1992-09-07 X−y方式インサーキットテスタの基板厚さに対応するレフト、ライトプローブ位置調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26425192A JP3296502B2 (ja) 1992-09-07 1992-09-07 X−y方式インサーキットテスタの基板厚さに対応するレフト、ライトプローブ位置調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0792226A JPH0792226A (ja) 1995-04-07
JP3296502B2 true JP3296502B2 (ja) 2002-07-02

Family

ID=17400584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26425192A Expired - Fee Related JP3296502B2 (ja) 1992-09-07 1992-09-07 X−y方式インサーキットテスタの基板厚さに対応するレフト、ライトプローブ位置調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3296502B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4685559B2 (ja) * 2005-09-09 2011-05-18 東京エレクトロン株式会社 プローブカードと載置台との平行度調整方法及び検査用プログラム記憶媒体並びに検査装置
JP5384412B2 (ja) * 2010-03-31 2014-01-08 日置電機株式会社 検査装置および検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0792226A (ja) 1995-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5107206A (en) Printed circuit board inspection apparatus
KR19990023807A (ko) 표시 패널용의 프로브 장치 및 프로브 위치 설정 방법
US4868473A (en) Industrial robot device including a robot and a processing machine
JP3296502B2 (ja) X−y方式インサーキットテスタの基板厚さに対応するレフト、ライトプローブ位置調整装置
KR100207166B1 (ko) 전자총 조립장치 및 전자총 조립방법
KR0176662B1 (ko) 칩마운터용 직교로봇의 칩마운팅 위치제어방법 및 위치제어장치
JP2002122630A (ja) Icテスタ調整装置
JP2000131340A (ja) コンタクトプローブ装置
JPH10150081A (ja) プロービング方法およびプローバ
JP6865963B2 (ja) プローブユニット及びプリント配線板検査装置
JP3034583B2 (ja) プローブ移動式回路基板検査装置用検査順設定装置
JP3401316B2 (ja) X−y方式インサーキットテスタの実装部品の高さに対応するプローブ位置調整装置
KR100214677B1 (ko) 산업용 로봇의 기준위치 교정 장치 및 그 방법
JP7182951B2 (ja) 検査装置及び検査方法
TW202144755A (zh) 作業器調校裝置、調校方法及其應用之作業設備
EP0309109B1 (en) Testing process for electronic devices
JP2000024839A (ja) ワイヤ放電加工方法および装置
CN211505043U (zh) 一种排线弯曲测试器
US5023557A (en) Testing process for electronic devices
JPH07134009A (ja) 三次元形状計測装置
JP3276755B2 (ja) 実装部品のリードの半田付け不良検出方法
JP3075422B2 (ja) 2組又は3組のx−yユニット用アーム移動制御装置を備えたインサーキットテスタ
JP2860697B2 (ja) インサーキットテスタ用x―yユニットのプローブピン支持機構
JPH0818227B2 (ja) 送り誤差補正方法
JP3075423B2 (ja) 2組又は3組のx−yユニット用アーム移動制御装置を備えたインサーキットテスタ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110412

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110412

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees