JP3295389B2 - 通水機能を有する舗装表層材の機能回復方法および装置 - Google Patents

通水機能を有する舗装表層材の機能回復方法および装置

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    • E01HSTREET CLEANING; CLEANING OF PERMANENT WAYS; CLEANING BEACHES; DISPERSING OR PREVENTING FOG IN GENERAL CLEANING STREET OR RAILWAY FURNITURE OR TUNNEL WALLS
    • E01H1/00Removing undesirable matter from roads or like surfaces, with or without moistening of the surface
    • E01H1/10Hydraulically loosening or dislodging undesirable matter; Raking or scraping apparatus ; Removing liquids or semi-liquids e.g., absorbing water, sliding-off mud
    • E01H1/101Hydraulic loosening or dislodging, combined or not with mechanical loosening or dislodging, e.g. road washing machines with brushes or wipers
    • E01H1/103Hydraulic loosening or dislodging, combined or not with mechanical loosening or dislodging, e.g. road washing machines with brushes or wipers in which the soiled loosening or washing liquid is removed, e.g. by suction

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水性舗装や透水
性舗装等に適用される通水機能を有する舗装表層材を対
象として、その空隙の目詰まりを解消させることにより
通水機能を回復させるための機能回復方法およびそのた
めの装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、排水性舗装は雨天時にも
路面上に水が溜まらないために高速走行安全性の向上や
交通騒音の低減に効果があり、特に高速道路を対象とし
て(その場合には高機能舗装と称されている)広く普及
する機運にある。また、歩道や遊歩道、公園等に適用さ
れる透水性舗装は雨水を路床に浸透させることで表面排
水が抑制され地下水涵養効果を得ることができるもので
ある。
【0003】上記のような排水性舗装や透水性舗装に適
用される舗装表層材は厚さが40〜50mm程度とされ
るが、一般的なアスファルト舗装よりも大きな空隙を持
ち、内部の空隙が連続して通水経路が形成される構造と
なっている。しかし、そのような舗装表層材は必然的に
ゴミや土砂が空隙内に詰まり易く、空隙の目詰まりによ
る通水機能の低下が不可避であるので、通水機能を維持
するためには定期的かつ頻繁に洗浄を行って目詰まりを
解消させることが不可欠である。
【0004】そのため、排水性舗装や透水性舗装におけ
る通水機能の回復を目的とする装置が必要とされ、たと
えば10MPa(100bar)程度の高圧洗浄水を舗
装表面に噴射して洗浄を行う高圧洗浄装置や、真空吸引
によるもの、あるいは洗浄剤を併用するもの等が実用化
され、また検討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在までに実
用化されているこの種の装置はいずれも十分な機能回復
効果が得られものではない。特に、表層材が厚い場合に
は表面での目詰まりは解消させ得ても深部で生じている
目詰まりまでは解消させるに到らず、したがって十分な
機能回復は望めないものである。
【0006】上記事情に鑑み、本発明は優れた通水機能
回復効果が得られる有効な方法およびそのための装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、排水
性舗装や透水性舗装等に適用される通水機能を有する舗
装表層材を対象としてその空隙の目詰まりを解消させる
ことにより通水機能を回復させるための機能回復方法で
あって、ノズルから吐出せしめた高圧水噴流をその液滴
流領域において舗装表層材の表面に吹き付けることによ
り、該高圧水噴流の液滴流領域における微細な液塊およ
び液滴を舗装表層材の空隙内に飛び込ませてその水撃作
用により舗装表層材の目詰まりを解消させることとし、
前記ノズルとしてオリフィスタイプノズルとファンタイ
プノズルを併用し、前記ノズルからの吐出圧力を20〜
70MPaの範囲に設定し、かつ、前記ノズルと舗装表
層材との間の実際のスタンドオフ距離をノズル径で除し
た無次元化スタンドオフ距離を200〜600の範囲に
設定するようにしたものである。
【0008】
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記舗装表層材に対して高圧水噴流を鉛直に対して
やや傾斜させた方向から吹き付けることにより、舗装表
層材に吹き付けられた高圧水噴流が舗装表層材の表面上
を一方向に流れるような水流を生じさせ、前記高圧水噴
流の水撃作用により舗装表層材の空隙内からその表面上
に排出された夾雑物を前記水流により押し流すようにし
たものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明の機能回復方法を実施するための装置であって、対象
とする舗装面上を走行可能な走行台車に、高圧水噴流を
吐出するノズルを取り付けたノズル機構を搭載し、前記
ノズルからの高圧水噴流が液滴流領域において舗装表層
材の表面に吹き付けられるように該ノズルと舗装表層材
との間のスタンドオフ距離を設定可能としたものであ
る。
【0011】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記ノズル機構を、ほぼ鉛直に設けた回転軸の先端
部に複数の回転体を放射状に取り付けるとともに該回転
体の先端部下面に前記ノズルを取り付けた構成とし、前
記回転軸を回転させることで前記ノズルを舗装表層材の
表面にほぼ平行な面内において円形の軌跡を描くように
回転させる構成としたものである。
【0012】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記ノズル機構を前記走行台車の走行方向に対して
横方向に並ぶように複数並設し、各ノズル機構の回転に
より各ノズルから吐出される高圧水噴流の描く円形の軌
跡が相互にラップするように各ノズル機構の相互間隔を
設定したものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項3の発明におい
て、前記ノズル機構を、ほぼ水平に配設した管体の下面
側にその長さ方向に間隔をおいて前記ノズルを複数取り
付けるとともに該管体を前記走行台車の走行方向に対し
て横方向に往復移動可能に設けた構成とし、前記管体を
往復移動させることで前記ノズルを舗装表層材の表面に
ほぼ平行な水平面内において往復移動させる構成とした
ものである。
【0014】
【0015】請求項7の発明は、請求項3,4,5また
は6の発明において、無底箱状のケーシング内に前記ノ
ズル機構を収納したものである。
【0016】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、前記ケーシング内から真空吸引を行うための真空吸
引機構を設けたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。本実施形態の機能回復方法は、従来一般の高圧洗浄
工法よりも十分に高圧(後述するように20〜70MP
a程度)の高圧水噴流いわゆるウォータジェットを舗装
表層材の表面に吹き付けることでその空隙の目詰まりを
解消させて通水機能を回復させるものである。周知のよ
うにウォータジェット工法は従来よりたとえばコンクリ
ートの斫りや切断、削孔を行う場合に適用されている
が、従来一般のウォータジェット工法をそのまま舗装表
層材に適用した場合には舗装表層材自体を破壊してしま
うので現実的ではない。本発明の機能回復方法は従来一
般の高圧洗浄工法やウォータジェット工法とは発想が全
く異なり、以下に述べるような流体力学および衝撃工学
の理論に基づき舗装表層材を破壊することなくその目詰
まりのみを有効に解消させるようにしたものである。
【0018】高圧水噴流を高速で大気中に噴出させた場
合の気中高速水噴流は図1(a)に示すような構造を呈
する(柳井田勝哉、大橋昭:気中高速水噴流特性に関す
る研究−霧化液滴領域について 第2報。日本鉱業会
誌、93−1073(1977)、489.)。これに
示されるように気中高速水噴流は、水噴流が連続性を保
つ連続流領域、水噴流が連続性を失って液塊および液滴
が発生する液滴流領域、水噴流が崩壊して噴霧状態とな
って拡散する拡散流領域の3領域に大きく分類される。
【0019】より具体的には、図1(b)に示すよう
に、ノズルから噴出した水の流れは噴出直後においては
液体界面が滑らかですぐに表面波が現れ、その表面波の
振幅は下流に行くにしたがって次第に大きくなってい
き、その下流では界面が渦状に巻き込まれて不安定な渦
が形成され、やがて大きく成長した表面波の波頭部の巻
き込みによってヘアピン状の突起が成長するとともに、
噴流内部に空気が混入して界面近くに多数の気泡を含ん
だ乱れた界面が形成されてくる。そして、その下流の液
滴流領域において、乱れた界面の先端部がちぎれて微細
な液滴が発生するとともに、崩壊が次第に噴流中心部ま
で進行していって液塊および液滴に***する。それら液
塊および液滴はさらに再***していき、その下流の拡散
流領域では最終的に微小な噴霧となる。顕微鏡観察によ
れば、液滴流領域において発生する液滴は表面張力の影
響を受けてほぼ球形であり、液塊はより乱れた形状であ
るが、それらの大きさは10〜100μm程度である。
【0020】本発明は、上記のような構造を呈する高圧
水噴流における液滴流領域で生じる液塊および液滴に着
目し、高圧水噴流をその液滴流領域の範囲で舗装表層材
の表面に吹き付けることにより、そこで生じる微細かつ
多量の液塊および液滴を空隙内に飛び込ませて空隙内の
夾雑物に激しく衝突せしめ、その水撃作用によって目詰
まりを効率的に解消させるものである。なお、液塊と液
滴とは寸法の差異があるものの水撃作用については実質
的に同様であるので、以下では液塊と液滴とを総称して
単に液滴ということにする。
【0021】その液滴(液塊を含む。以下同じ)の水撃
作用について説明すると、液滴が標的物体に衝突する際
に生じる衝突圧(水撃圧)Pwは、 Pw=ρcV で表される。ここで、Vはノズルからの吐出速度であ
り、これはノズルの吐出圧力Pより V=(2P/ρ)1/2 (ベルヌーイの式) で求められる。ρは水の密度(一般には103kg/
3)、cは水中の音速(一般には1400m/s)で
ある。
【0022】上式より、たとえば吐出圧力Pが45MP
aの場合には、吐出速度V 300m/s、液滴による
水撃圧Pw 420MPaとなる。つまり、液滴の水撃
圧Pwはノズルの吐出圧力Pに比較して10倍程度にも
なる。
【0023】一方、液滴のもつ水撃力はその粒径が10
〜100μm程度と微細であることからさほど大きなも
のとはならない。すなわち液滴の水撃力は上記の水撃圧
wとその断面積の積で表されるから、液滴の断面寸法
が1辺100μmの正方形と仮定すると、上記のような
水撃圧Pwが生じる場合においても液滴の水撃力はわず
か4.2N(0.42kgf)に過ぎず、この程度の力
では舗装表層材が破壊されることはない。勿論、液滴の
粒径は舗装表層材の空隙の寸法に比較して遙かに小さい
から空隙内に確実に飛び込んでいくことができるもので
ある。
【0024】図2は液滴の水撃作用を実証するための実
験結果を示すもので、高圧水噴流の衝突による金属材料
の質量減少量Mがノズル出口から試片までの距離Xによ
って変化する関係をアルミニウムについて測定した結果
を示すものである(小林陵二:高速ウォータージェット
による固体材料の加工(研究展望)、日本機械学会論文
集B編、52−483(1986)、3645.)。ノ
ズル出口直径Doは1mm、噴射時間は60秒である。
aはノズル出口面積、gは重力加速度、Pはノズル上流
で測った吐出圧力である。図2では吐出圧力Pを30M
Pa、50MPa、70MPa,90MPaとした場合
における質量減少量Mを、噴流がもっている運動量(2
aP)に相当する量で除して無次元化した値を縦軸にと
っている。横軸は距離Xをノズル出口直径Doで除して
無次元化した無次元化スタンドオフ距離である。
【0025】図2から、質量減少量Mはノズル近傍で第
1ピークが生じるが、ノズルから離れた位置で第2ピー
クが生じてそこで最大となることがわかる。第1ピーク
は噴流の連続流領域における掘削作用により生じるもの
であるが、第2ピークは液滴の衝突による水撃作用によ
り生じるものである。つまり、第2ピークの前後の領域
が高圧水噴流の液滴流領域となっており、ここで多く発
生する液滴の水撃圧が効果的に作用するのである。
【0026】上記の知見に基づき、本発明の機能回復方
法は、ノズルから吐出せしめる高圧水噴流をその液滴流
領域において舗装表層材の表面に吹き付けることによ
り、液滴の水撃作用により目詰まりを解消させるように
したものである。そして、具体的な実施形態としては、
図2の横軸に示される無次元化スタンドオフ距離(実際
のスタンドオフ距離Xをノズル径Doで除した値)を第
2ピークの前後の領域である200〜600の範囲に設
定し、たとえばノズル径D0が1mmの場合には実際の
スタンドオフ距離Xを20〜60cmとすることが好適
である。ただし、吐出圧力Pが20MPaに満たない場
合には水撃作用も低下して十分な効果が期待できず、ま
た吐出圧力Pを過度に高くしても第2ピークは頭打ちと
なるから無駄であり、以上のことから本発明における吐
出圧力Pは20〜70MPaの範囲とすることが現実的
であり、特に30〜70MPaとすることが好ましい。
なお、上記の場合における所要水量は水圧とノズル径に
基づき自ずと決まるが、通常は40〜200リットル/
分程度で十分である。
【0027】上記のような20〜70MPaという圧力
は従来一般の高圧洗浄工法における圧力(10MPa程
度)に比較してかなり高く、また、従来一般のウォータ
ジェット工法における圧力(100MPa以上)に比較
するとかなり低いものである。また、従来一般の高圧洗
浄工法やウォータジェット工法においては、高圧水噴流
をその連続流領域それもノズル直近の噴流核域(図1
(a)参照)を利用するものであって液滴流領域を利用
するという思想はなく、したがってスタンドオフ距離は
数cm程度とされることが通常であり、本実施形態にお
ける20〜60cmというスタンドオフ距離(ノズル径
が1mmの場合)は従来に比較して格段に大きいもので
ある。
【0028】本実施形態の機能回復方法では、上記のよ
うな圧力の高圧水噴流を上記のように設定したスタンド
オフ距離で舗装表層材の表面に吹き付けることにより、
液滴流領域における微細な液滴が舗装表層材の表面から
空隙内に高速で飛び込んでいって空隙内の夾雑物に激し
く衝突し、その水撃作用によって夾雑物を吹き飛ばして
表面上に飛び出させたり空隙内に押し込んで押し流し、
あるいは粉砕して、目詰まりを解消させることができ、
その結果、通水機能を確実かつ効率的に回復させること
ができる。
【0029】図3〜図5は上記の機能回復方法を排水性
舗装の舗装表層材に適用するための機能回復装置の第1
実施形態を示すものである。本実施形態の装置は、図3
に示すように、対象とする舗装面上を走行する走行台車
1を適宜の自走車両2に対して連結機構3により連結
し、その自走車両2により牽引あるいは後押しされて移
動するようにしたものであり、走行台車1に高圧水噴流
を吐出するノズル機構5を搭載し、ノズル機構5に取り
付けられているノズル6からの高圧水噴流を上記のよう
に液滴流領域において舗装表層材7の表面に吹き付ける
ように構成されたものである。
【0030】すなわち、走行台車1は無底箱状のケーシ
ング8を有し、そのケーシング8内の上部にノズル機構
5を上下方向の位置を変更可能に設けていて、ケーシン
グ8内におけるノズル機構5の設置位置を上下方向に調
節することでスタンドオフ距離Xを最適に設定できるよ
うになっている。符号9はケーシング8下部に取り付け
られた走行用の車輪である。なお、ノズル機構5をケー
シングに対して固定しておいてケーシング8自体を上下
方向に移動させることでスタンドオフ距離Xを調節する
ことも可能であり、その場合、ケーシング8自体を上下
方向に伸縮可能に構成しておくことも考えられる。
【0031】本実施形態では4基のノズル機構5が走行
台車1の走行方向に対して横方向に並べて並設されてい
る。各ノズル機構5は回転軸10の下端部に4本の回転
体11を十字形をなすように放射状に取り付け、それら
回転体11の先端部下面側に上記ノズル6を2個ずつ取
り付けたもので、回転軸10の上部にスイベルジョイン
ト12を介して高圧水の供給ホース13が接続され、図
示しない高圧ポンプから圧送される高圧水が供給ホース
13、スイベルジョイント12、回転軸10内および回
転体11内を通してノズル6に供給され、それらノズル
6から高圧水噴流が舗装表層材7に吹き付けられるよう
になっている。また、各ノズル機構5はケーシング8の
上面部にフレーム14を介して保持されているととも
に、これらノズル機構5は油圧モータ15および動力伝
達機構16により一斉に同速度で同方向に水平回転する
ようになっている。
【0032】各回転体11が回転することに伴い各ノズ
ル6から吐出される高圧水噴流は回転軸10の位置を中
心とする円形の軌跡を描くことになる。上記のように各
ノズル機構5は4本の回転体11を有し各回転体11に
はそれぞれ2個のノズル6が取り付けられていることか
ら、各ノズル機構5は計8個のノズル6を有するもので
あるが、それら8個のノズル6の描く円形の回転軌跡は
図5(ケーシング8を底面側から見た図)に示されるよ
うに四重の同心円を描くように、かつ図4に示されるよ
うに隣接するノズル機構5どうしの最外周に位置するノ
ズル6の回転軌跡が相互にラップするように各ノズル6
の取り付け位置が設定されている。
【0033】また、本実施形態においては各回転体11
に取り付けられている2個のノズル6はその一方が一般
的なオリフィスタイプノズル(circular jet nozzle)
とされているが、他方は高圧水噴流をより大きな広がり
をもたせて吹き出すファンタイプノズル(fan jet nozz
le)とされており、これにより高圧水噴流の液滴流領域
において生じる液滴の飛散方向が広がって空隙への飛び
込みがより効率的に行われるようになっている。そし
て、本実施形態のノズル6のノズル径Doはオリフィス
タイプのものが1mm、ファンタイプのものが1.2m
mとされ、したがってスタンドオフ距離Xはそれらノズ
ル径Doの200〜600倍つまり20〜72cmの範
囲内で任意にかつ適正に設定されるようになっている。
【0034】なお、ノズル6はケーシング8内に設けら
れているのでノズル6から吐出された水の周囲への飛散
が自ずと防止されるようになっている。また、舗装表層
材7に吹き付けられた水の大半は通水機能が回復した舗
装表層材7を通って自ずと排水されてしまうが、舗装表
層材7の表面上にわずかに残る水を強制排出するべく上
記のケーシング8には真空吸引機構17が設けられてい
る。真空吸引機構17はケーシング8を二重構造として
その周縁部に真空吸引用のスリット18を形成し、真空
排気管19によりスリット18を通してケーシング8内
から真空吸引することで周囲への水の流出を防止でき、
また水とともに土砂等も吸引して再目詰まりを確実に防
止することができるようになっている。勿論、真空排気
管19の取付位置や所要本数は適宜であるし、吸引した
水をフィルタに通して処理することで循環再使用するこ
とも可能である。
【0035】上記装置により排水性舗装の舗装表層材7
に対する機能回復を行うに際しては、既に述べたように
ノズル6のノズル径Doが1〜1.2mmであることか
らスタンドオフ距離Xをその200〜600倍である2
0〜72cmの範囲内で適正に設定し、吐出水圧Pを2
0〜70MPa、水量を40〜200リットル/分程
度、ノズル機構5の回転数をたとえば300rpm程度
以上、走行速度を4m/分程度以上として走行台車1を
走行させれば良い。これにより、ノズル機構5の回転と
走行台車1の走行により各ノズル6からの高圧水噴流が
螺旋状の軌跡を描きながら舗装表層材7の表面全体に吹
き付けられ、その高圧水噴流の液滴流領域における微細
な液滴が多量に空隙内に飛び込んで奥深くまで進入して
いき、それら液滴が断続的に衝突することでその大きな
水撃圧により夾雑物を吹き飛ばして表面上に飛び出させ
たり、空隙内に押し込んで押し流し、あるいは粉砕し、
これにより目詰まりが解消して通水機能を効率的に回復
させることができる。
【0036】図6は上記装置による通水機能回復試験の
結果を示すものである。これは厚さ40mmの排水性舗
装が施された駐車場を対象として4工区12点で処理を
行い、その前後の通水性能(400mlの水が通水する
に要する秒数)を比較したものである。この結果から明
らかなように、回復前は目詰まりを起こしていて数十秒
もの通水時間を要していた地点も、回復後は目詰まりが
解消して5秒以下と大幅に短縮され、効果は絶大である
ことがわかる。排水性舗装の通水性能の標準値は400
ml/10秒以内、あるいは800ml/15秒以内で
あるから、上記の結果は十分にそれを満足するものであ
る。
【0037】なお、上記装置により道路に対する作業を
行う場合、走行台車1の幅を車線幅と同等としておけば
車線全体に対する作業を一度で行い得ることにはなる
が、その場合は装置が大型化するとともにバス停や避難
ゾーンのように車線の拡幅部に対する対処が難しい。そ
こで、図7に示すように2台の走行台車1を用いてそれ
を前後および左右にずらして併走させるようにすること
が好ましい。すなわち、道路の1車線の幅は3.6m程
度であるので、走行台車1の幅寸法を2m程度とし、そ
れを前後にずらしかつ幅方向にラップさせた状態で走行
させることにより、拡幅部においてはいずれかを側方に
ずらすことで対処することができる。なお、舗装表層材
7の表面に水が残っている状態ではさらに高圧水噴流を
吹き付けても効果的ではないので、先行する走行台車1
から吹き付けた水が舗装表層材7を通して排水されてし
まった後に後行の走行台車1により高圧水噴流を吹き付
ける必要があり、そのようなタイミングで双方の走行台
車1から水を吹き付けるようにそれらの走行速度や前後
方向の間隔を設定すれば良い。
【0038】また、高速道路の路肩部のように特に激し
い目詰まりを生じている場合には、高圧水噴流の吹き付
けにより空隙内から土砂が多量に路面上に吹き出してく
る場合があり、そのような場合には吹き出した土砂を真
空吸引機構17によって吸引除去するよりも、その土砂
を水とともに押し流して排水側溝に導いたりあるいは所
定箇所に一時的に集めてからあらためて除去することも
考えられる。その場合、図8に示すように走行台車1を
若干傾斜させて高圧水噴流を鉛直に対してやや傾斜させ
た方向から吹き付ければ、吹き付けられた高圧水噴流が
そのまま舗装表層材の表面上を流れていくような水流が
自ずと生じるから、吹き出した土砂をそのような水流に
よって確実かつ効率的に押し流すことができる。
【0039】次に、図9は本発明の第2実施形態である
機能回復装置を示す。これは走行台車20にノズル機構
21を搭載したものであり、そのノズル機構21を、管
体22の下面側に多数のノズル23を並べて設けてその
管体22を横方向に往復移動させる構成としたものであ
る。すなわち、上記第1実施形態におけるものと同様の
ケーシング8内の上部に管体22をほぼ水平にして前後
方向に沿うように配設し、その両端部をガイドレール2
4により支持して図示しない駆動機構により横方向に往
復移動可能とし、その管体22に供給ホース25を接続
して、走行台車20を断続的に前進させながら、あるい
は定速で連続的に走行させながら、管体22を横方向に
往復移動させることにより、各ノズル23から高圧水噴
流を舗装表層材7の表面全体に吹き付けるようにしたも
のである。この場合もスタンドオフ距離Xをノズル径D
oの200〜600倍程度として高圧水噴流を液滴流領
域で吹き付けることにより第1実施形態のものと同様に
優れた機能回復効果が得られる。なお、本題2実施形態
においても、上記第1実施形態と同様に、ノズル23と
してはオリフィスタイプノズルとファンタイプノズルを
併用する。
【0040】図10は本発明の第3実施形態である機能
回復装置を示す。これは、第2実施形態の装置を基本と
してそのノズル機構21の構成を変更して2本の管体2
2をケーシング8の長さ方向(走行方向に直交する方
向)に沿うように設けたものである。すなわち、ケーシ
ング8内に2本の管体22を前後方向に位置をずらして
配設し、それら管体22をそれぞれガイドレール24に
より支持してケーシング8の中央部から両端の間で往復
移動可能に設けた構成とされ、走行台車20を連続的に
走行させつつ各管体22を横方向に往復移動させながら
ノズル23(オリフィスタイプノズルとファンタイプノ
ズルを併用する)から高圧水噴流を舗装表層材7の表面
全体に吹き付けるようにしたものである。
【0041】なお、本発明の機能回復装置はさらに種々
の変形、応用が可能である。たとえば第1実施形態の装
置では各ノズル機構5に4本の回転体11を十字形に設
けたが、2本あるいは3本もしくは5本以上の回転体1
1を放射状に取り付けることでも良い。また、各回転体
11に取り付けるノズル6も2個に限らず適宜増減して
良いし、オリフィスタイプノズルとファンタイプノズル
を併用する限りにおいてノズル6のタイプも任意であ
る。勿論、ノズル機構5は4基に限るものではないし、
それを横一列に並設するのみならず二列以上としたり千
鳥状に配列することも可能である。さらにノズル機構5
を回転駆動するための回転駆動機構の構成も油圧モータ
15と動力伝達機構16によるものに限らず、各ノズル
機構5を独立に電動モータで駆動する等、任意の構成が
可能である。また、第2実施形態の装置においては管体
22を複数備えてそれらを独立にあるいは同期させて往
復移動させる構成としたり、第3実施形態の装置におい
ても管体を2本とすることに限らず1本あるいは3本以
上としても勿論良い。
【0042】また、上記各実施形態では走行台車1,2
0を自走車両2により牽引あるいは後押しすることで走
行させるようにしたが、走行台車1,20自体に走行駆
動源を搭載して自走可能とすることも可能であるし、あ
るいはより簡便化して手押しにより走行させる構成とす
ることも可能である。さらに、ケーシング8の形態、ス
タンドオフ距離Xを調節するための機構、真空吸引機構
の要否やその構成等も自由な設計的変更が可能である。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明の機能回復方法は、高圧
水噴流を液滴流領域において舗装表層材の表面に吹き付
けることで、微細な液塊および液滴を舗装表層材の表面
から空隙内に飛び込ませてその水撃作用により夾雑物を
吹き飛ばして排出したり空隙内に押し込んで押し流し、
あるいは粉砕するので、空隙の目詰まりを確実かつ効率
的に解消させ得るものであり、優れた通水機能回復効果
が得られる。また、液滴流領域を利用する限りにおい
て、ノズルのタイプ、ノズル径、吐出水圧、スタンドオ
フ距離、水量等を自由に設定することができ、それによ
り最適な機能回復処理を行うことが可能である。特に、
ノズルからの吐出圧力を20〜70MPaの範囲に設定
し、かつノズルと舗装表層材との間の実際のスタンドオ
フ距離をノズル径で除した無次元化スタンドオフ距離を
200〜600の範囲に設定することにより、最も効果
的かつ効率的に目詰まりを解消させることができるし、
ノズルとしてオリフィスタイプノズルとファンタイプノ
ズルを併用することにより、液滴の飛散方向が広がって
空隙への飛び込みがより効率的に行われ、より優れた機
能回復効果が得られる。
【0044】
【0045】請求項2の発明の機能回復方法は、舗装表
層材に対して高圧水噴流を鉛直に対してやや傾斜させた
方向から吹き付けるので、舗装表層材の表面上を一方向
に流れるような水流が自ずと生じ、したがって高圧水噴
流の水撃作用により空隙から排出された土砂等の夾雑物
をその水流によって確実かつ効率的に押し流すことがで
きる。
【0046】請求項3の発明の機能回復装置は、対象と
する舗装面上を走行可能な走行台車に、高圧水噴流を吐
出するノズルを取り付けたノズル機構を搭載し、前記ノ
ズルからの高圧水噴流が液滴流領域において舗装表層材
に吹き付けられるように該ノズルと舗装表層材との間の
スタンドオフ距離を設定可能としたので、上記方法を効
率的に実施することができるものであり、従来の各種機
能回復装置に比較して短時間で大面積処理が可能であり
経済的でもある。特に、前記ノズル機構に複数のノズル
を取り付けるとともに、それらノズルとしてオリフィス
タイプノズルとファンタイプノズルを併用するので、液
滴の飛散方向が広がって空隙への飛び込みがより効率的
に行われ、より優れた機能回復効果が得られる。
【0047】請求項4の発明の機能回復装置は、回転軸
の先端部に複数の回転体を放射状に取り付けてその回転
体の先端部下面にノズルを取り付けた構成のノズル機構
を採用したので、ノズルの回転と走行台車の走行により
高圧水噴流が螺旋状の軌跡を描きつつ舗装表層材全体に
隙間無く吹き付けられて優れた機能回復効果が得られ
る。
【0048】請求項5の発明の機能回復装置は、前記ノ
ズル機構を横方向に並ぶように複数並設し、各ノズル機
構の回転により各ノズルから吐出される高圧水噴流の描
く円形の軌跡が相互にラップするようにしたので、高圧
水噴流を舗装表層材の広範囲にわたってしかも隙間無く
吹き付けることができる。
【0049】請求項6の発明の機能回復装置は、ほぼ水
平に配設した管体の下面側にその長さ方向に間隔をおい
て複数のノズルを取り付けてその管体を走行台車の走行
方向に対して横方向に往復移動可能に設けた構成のノズ
ル機構を採用したので、管体の往復移動と走行台車の走
行により高圧水噴流が舗装表層材全体に隙間無く吹き付
けられて優れた機能回復効果が得られる。
【0050】
【0051】請求項7の発明の機能回復装置は、前記ノ
ズル機構を無底箱状のケーシング内に収納したので、吐
出された高圧水噴流が周囲に飛散することを防止でき
る。
【0052】請求項8の発明の機能回復装置は、前記ケ
ーシング内から真空吸引を行う真空吸引機構を設けたの
で、舗装表層材の表面に残る水を強制排出して周囲への
流出や再目詰まりを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ノズルから吐出される高圧水噴流の構造を示
す図である。
【図2】 高圧水噴流の液滴による水撃作用を示す図で
ある。
【図3】 本発明の第1実施形態である機能回復装置の
概略構成を示す側面図である。
【図4】 同、正面図である。
【図5】 同、底面図である。
【図6】 同装置による駐車場に対する機能回復試験の
結果を示すものである。
【図7】 同装置による道路に対する作業手順の一例を
示す図である。
【図8】 同装置による道路の路肩部に対する作業手順
の一例を示す図である。
【図9】 本発明の第2実施形態である機能回復装置の
概略構成図である。
【図10】 本発明の第3実施形態である機能回復装置
の概略構成図である。
【符号の説明】
P 吐出圧力 X スタンドオフ距離 Do ノズル径 1 走行台車 5 ノズル機構 6 ノズル 7 舗装表層材 8 ケーシング 10 回転軸 11 回転体 17 真空吸引機構 20 走行台車 21 ノズル機構 22 管体 23 ノズル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−336037(JP,A) 特開 平10−37146(JP,A) 特開 平9−268533(JP,A) 特開 平7−42134(JP,A) 特開 昭63−223206(JP,A) 特開 平6−278027(JP,A) 国際公開83/3781(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01H 1/08 - 1/10 E01H 3/02 E01H 15/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水性舗装や透水性舗装等に適用される
    通水機能を有する舗装表層材を対象としてその空隙の目
    詰まりを解消させることにより通水機能を回復させるた
    めの機能回復方法であって、ノズルから吐出せしめた高
    圧水噴流をその液滴流領域において舗装表層材の表面に
    吹き付けることにより、該高圧水噴流の液滴流領域にお
    ける微細な液塊および液滴を舗装表層材の空隙内に飛び
    込ませてその水撃作用により舗装表層材の目詰まりを解
    消させることとし、前記ノズルとしてオリフィスタイプ
    ノズルとファンタイプノズルを併用し、前記ノズルから
    の吐出圧力を20〜70MPaの範囲に設定し、かつ、
    前記ノズルと舗装表層材との間の実際のスタンドオフ距
    離をノズル径で除した無次元化スタンドオフ距離を20
    0〜600の範囲に設定することを特徴とする通水機能
    を有する舗装表層材の機能回復方法。
  2. 【請求項2】 前記舗装表層材に対して高圧水噴流を鉛
    直に対してやや傾斜させた方向から吹き付けることによ
    り、舗装表層材に吹き付けられた高圧水噴流が舗装表層
    材の表面上を一方向に流れるような水流を生じさせ、前
    記高圧水噴流の水撃作用により舗装表層材の空隙内から
    その表面上に排出された夾雑物を前記水流により押し流
    すことを特徴とする請求項1記載の通水機能を有する舗
    装表層材の機能回復方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の機能回復方法を
    実施するための装置であって、対象とする舗装面上を走
    行可能な走行台車に、高圧水噴流を吐出するノズルを取
    り付けたノズル機構を搭載し、前記ノズル機構に前記ノ
    ズルを複数取り付けるとともにそれらノズルとしてオリ
    フィスタイプノズルとファンタイプノズルを併用し、
    記ノズルからの高圧水噴流が液滴流領域において舗装表
    層材の表面に吹き付けられるように該ノズルと舗装表層
    材との間のスタンドオフ距離を設定可能としたことを特
    徴とする通水機能を有する舗装表層材の機能回復装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズル機構を、ほぼ鉛直に設けた回
    転軸の先端部に複数の回転体を放射状に取り付けるとと
    もに該回転体の先端部下面に前記ノズルを取り付けた構
    成とし、前記回転軸を回転させることで前記ノズルを舗
    装表層材の表面にほぼ平行な面内において円形の軌跡を
    描くように回転させる構成としたことを特徴とする請求
    項3記載の通水機能を有する舗装表層材の機能回復装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ノズル機構を前記走行台車の走行方
    向に対して横方向に並ぶように複数並設し、各ノズル機
    構の回転により各ノズルから吐出される高圧水噴流の描
    く円形の軌跡が相互にラップするように各ノズル機構の
    相互間隔を設定してなることを特徴とする請求項4記載
    の通水機能を有する舗装表層材の機能回復装置。
  6. 【請求項6】 前記ノズル機構を、ほぼ水平に配設した
    管体の下面側にその長さ方向に間隔をおいて前記ノズル
    を複数取り付けるとともに該管体を前記走行台車の走行
    方向に対して横方向に往復移動可能に設けた構成とし、
    前記管体を往復移動させることで前記ノズルを舗装表層
    材の表面にほぼ平行な水平面内において往復移動させる
    構成としたことを特徴とする請求項3記載の通水機能を
    有する舗装表層材の機能回復装置。
  7. 【請求項7】 無底箱状のケーシング内に前記ノズル機
    構を収納したことを特徴とする請求項3,4,5または
    記載の通水機能を有する舗装表層材の機能回復装置。
  8. 【請求項8】 前記ケーシング内から真空吸引を行うた
    めの真空吸引機構を設けたことを特徴とする請求項7
    載の通水機能を有する舗装表層材の機能回復装置。
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