JP3295246B2 - よこ入れ制御方法 - Google Patents

よこ入れ制御方法

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JP3295246B2 JP25004694A JP25004694A JP3295246B2 JP 3295246 B2 JP3295246 B2 JP 3295246B2 JP 25004694 A JP25004694 A JP 25004694A JP 25004694 A JP25004694 A JP 25004694A JP 3295246 B2 JP3295246 B2 JP 3295246B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接触式のよこ糸牽引装
置において、回転ローラに対するよこ糸の接触長を変更
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−272034号公報は、よこ
糸の到達タイミングを検出し、検出された到達タイミン
グが設定された到達タイミングとなるように、一対の回
転ローラによるよこ糸の牽引期間、回転ローラの回転速
度、あるいは一対の回転ローラの隙間を変更している。
上記技術によると、下記の理由により、安定なよこ入れ
が保証されない。
【0003】牽引期間を変更する場合に、測長貯留装置
の係止ピンによこ糸が係止される前に、よこ糸の牽引を
終了させる必要があるため、制御範囲が制限される。こ
れによって確実な到達タイミングの制御が行えず、安定
なよこ入れが確保できない。また回転速度を変更する場
合、回転ローラは、毎分一万回転を超える高速度で回転
しているため、必要とされる速度変更量も大きくなるか
ら、応答性が悪く、安定なよこ入れが行えない。さら
に、回転ローラの隙間を変更する場合、隙間を減少させ
るほど、よこ糸に損傷を与えるばかりでなく、よこ糸の
飛走状態にも影響するから、よこ入れが不安定になる。
【0004】また、実開平3−70279号公報のもの
は、回転ローラの周面によこ糸を接触させて牽引する、
いわゆる接触式のよこ糸牽引装置を用いて、よこ入れ期
間中によこ糸を回転ローラにより牽引することによっ
て、よこ入れを補助することを開示している。ここで、
よこ糸に対する牽引力は、常時一定に設定されている。
【0005】前記特開平5−272034号公報のもの
から、上記実開平3−70279号公報のものでも、よ
こ糸の到達タイミングを一定にするために、接触式のよ
こ糸牽引装置における牽引期間や回転ローラの回転速度
を変更することが推測できるが、そのように対策を講じ
たとしても、前記特開平5−272034号の技術と同
様の問題点が残る。
【0006】
【発明の目的】したがって、本発明の目的は、接触式の
よこ糸牽引装置を用いて、よこ糸の到達タイミングを制
御することにより、安定なよこ入れを実現することであ
る。
【0007】
【発明の解決手段】上記目的の下に、本発明は、よこ糸
の到達タイミングを検出し、検出された到達タイミング
と目標の到達タイミングとを比較し、その偏差に応じ
て、回転ローラに対するよこ糸の接触長を変更し、よこ
糸の到達タイミングを目標の到達タイミングに近づく方
向に制御している。また上記制御過程で、接触長により
調整が限界に達したときに、上記制御は、補助的に回転
ローラの回転速度および回転ローラによるよこ糸の牽引
期間のうち少なくともいずれかを偏差解消方向に変更す
る。ここで、よこ糸の到達タイミングの検出位置は、よ
こ糸飛走経路上であればよく、反給糸側の最終到達位置
に限定されず、飛走経路の途中例えば筬羽の間に設けて
もよい。
【0008】
【実施例】図1、2、3は、本発明のよこ入れ制御方法
を実施するために、接触式のよこ糸牽引装置1と、その
制御装置2を示している。よこ糸3は、給糸体4から供
給され、測長貯留装置5の回転ヤーンガイド6の回転運
動によって、進出状態の係止ピン8により係止された状
態で、ドラム7の外周面に巻き付けられていく。そし
て、係止状態のよこ糸3は、固定ヤーンガイド12、回
転ローラ10の近くのよこ糸案内部材9の案内孔91、
固定ヤーンガイド13を経て、よこ入れノズル11に導
かれている。ここで、回転ローラ10は、モータ14の
出力軸に連結されており、速度設定器16によって設定
される速度で、駆動増幅器15によって駆動されるよう
になっている。
【0009】また、よこ糸案内部材9は、例えばL字状
であり、水平方向の回転ローラ10の軸と同一軸線上に
設けられた回転式の駆動器17の軸に連結されており、
駆動増幅器18によって、図2の待機位置から指定され
た回転角度だけ反時計方向に回転することにより、回転
ローラ10の外周面に対するよこ糸3の接触長を変化さ
せる。したがって、回転ローラ10の回転力は、接触長
に応じて、よこ糸3に対しよこ入れ方向の牽引力として
作用する。なお、回転式の駆動器17は、サーボモータ
で構成されているが、これに限らず、パルスモータ、ロ
ータリアクチュエータなどによって構成されてもよい。
【0010】よこ入れ時期に、係止ピン8は、ドラム7
の外周面から後退することによって1ピックのよこ入れ
に必要な巻数のよこ糸3をドラム7の外周面で解舒す
る。これと同時に、よこ入れノズル11は、よこ入れ用
の流体をよこ糸3の飛走方向に向けて噴射することによ
って、よこ糸3を噴射流体とともに、筬19の溝に沿っ
て、よこ糸飛走経路の方向によこ入れする。
【0011】このよこ入れ期間中に、駆動器17は、図
1で、予め設定されている基準回転角度だけ反時計方向
に回動することによって、よこ糸3を回転ローラ10の
外周面に対して所定の接触長で接触させる。このため、
よこ入れ期間中に、よこ糸3は、回転ローラ10から摩
擦的によこ入れ方向の回転力を受けて、測長貯留装置5
のドラム7の外周面から牽引され、よこ入れ方向に付勢
される。
【0012】よこ入れ時に、よこ糸到達検出器20は、
その検出端201をよこ糸飛走経路で、すなわち最終到
達位置またはその途中で、よこ糸3の到達タイミングを
検出し、比較器21の一方の入力端に送り込む。比較器
21は、他方の入力端から、目標設定器22により、予
め設定されている目標の到達タイミングを取り込み、比
較タイミングで、両者を比較し、比較結果としての到達
タイミング差の信号を発生し、それを偏差計算器25に
送り込む。ここで、偏差計算器25は、到達タイミング
差に応じて偏差を計算し、この偏差を操作量計算器26
に送り込む。
【0013】そこで、操作量計算器26は、偏差すなわ
ち到達タイミングの差に応じて、よこ糸案内部材9の駆
動器17の回転角度を規制するために、必要な操作量を
計算し、駆動増幅器18の入力とする。一方、動作タイ
ミング設定器27は、織機の主軸23の回転角度を検出
し、操作開始から終了のタイミングに渡って、駆動増幅
器18により回転式の駆動器17を駆動することによっ
て、よこ糸案内部材9に到達タイミングの差すなわち偏
差を解消する方向に、偏差量に対応する回転角度だけ反
時計方向に回動させる。動作タイミング設定器27に設
定されている開始タイミングは、よこ入れ開始時期、す
なわち、係止ピン8が後退するタイミングであり、終了
タイミングは、係止ピン8が前進するタイミングであ
る。なお、回転検出器24は、織機の主軸23に連結さ
れており、比較器21、目標設定器22の他、後述の動
作タイミング設定器27に接続されており、それらに対
して動作すべきタイミングを与えている。
【0014】これによって、回転ローラ10に対するよ
こ糸3の接触長は、到達タイミングの差すなわち偏差に
応じて調整されることになる。もちろん、制御系は、偏
差を解消する方向に動作するから、検出された実際の到
達タイミングが目標の到達タイミングよりも遅いとき、
接触長は、基準長よりも増大方向つまり基準回転角度の
位置を越える方向に調整され、また逆に、実際の到達タ
イミングが目標の到達タイミングよりも早いとき、接触
長は、基準長よりも減少する方向つまり基準回転角度の
位置を越えない方向に変更される。このように、制御装
置2は、よこ糸3の到達タイミングを検出し、これと目
標の到達タイミングとを比較し、その偏差に応じて、よ
こ糸案内部材9の駆動器17の回転角度を変更すること
により、偏差を解消する方向に働く。
【0015】
【応用例】上記実施例では、到達タイミングが目標値と
なるように接触長のみを変更していたが、回転ローラ1
0の回転速度または牽引期間と組み合わせるようにして
もよい。詳細には、駆動器17の回転角度(接触長)に
上限値および下減値を設定し、変更すべき回転角度が、
仮に上限値または下減値に達しても、まだ到達タイミン
グの偏差が残っているとき、制御装置2は、補助的に、
回転ローラ10の回転速度または牽引期間を変更するこ
とにより、偏差を解消する方向に機能する。例えば、よ
こ糸案内部材9が上限の回動角度に達しても、まだ実際
の到達タイミングが目標の到達タイミングより遅いと
き、操作量計算器26は、速度設定器15によって設定
されている回転速度を増大方向に変更するか、もしくは
動作タイミング設定器27によって設定されている牽引
期間を増大させる方向に変更するか、または回転速度お
よび牽引期間をともに変更する。牽引期間を増大させる
方向に変更する場合、牽引の終了タイミングを遅らせる
か、または、開始タイミングを早めることになる。これ
によって、回転ローラ10から受けるよこ糸3の牽引力
が大きくなる方向に変更されるため、回転速度の変更ま
たは牽引期間の変更によっても偏差がなくなる方向に自
動的に調整されることになる。
【0016】
【他の実施例】なお、図4、5、6は、可動式ヤーンガ
イドすなわちよこ糸案内部材9の他の取り付け例を示し
ている。図4、5で、よこ糸案内部材9は、よこ糸飛走
経路と直交する方向に回動するように取り付けられてお
り、回転角度を変更することによって、回転ローラ10
に対するよこ糸3の接触長を変化させる。また、図6の
ものは、一対のよこ糸案内部材9を用いて、回転ローラ
10に対するよこ糸案内部材9の進出量を変更すること
によって、回転ローラ10に対するよこ糸3の接触長を
変化させる例である。このときの駆動器17は、モータ
28、このモータ28によって駆動されるラック29、
ピニオン30によって構成されている。
【0017】
【発明の効果】本発明では、回転ローラに対するよこ糸
の接触長の変更によって、よこ糸の牽引力が変更される
ため、回転ローラの回転速度のみを変更させるときより
も応答性がよく、また、一対の回転ローラの隙間を変更
する場合と異なり、単に接触長の大小の変更であるか
ら、よこ糸に重大な損傷を与えることもない。これによ
って、安定なよこ入れを確保しながら、よこ糸の到達タ
イミングの制御が行える。
【0018】また接触長による調整が限界に達したと
き、回転ローラの回転速度および回転ローラによるよこ
糸の牽引期間のうち少なくともいずれかを偏差解消方向
に変更すると、制御の調整範囲が拡大するので、大きな
外乱に対しても適切な対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のよこ入れ制御方法を実施するときの装
置のブロック線図である。
【図2】回転ローラに対するよこ糸の接触長を変更する
部分の拡大側面図である。
【図3】回転ローラに対するよこ糸の接触長を変更する
部分の拡大正面図である。
【図4】回転ローラに対するよこ糸の接触長を変更する
部分の拡大側面図である。
【図5】回転ローラに対するよこ糸の接触長を変更する
部分の拡大正面図である。
【図6】回転ローラに対するよこ糸の接触長を変更する
部分の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 接触式のよこ糸牽引装置 2 制御装置 3 よこ糸 5 測長貯留装置 9 よこ糸案内部材 10 回転ローラ 11 よこ入れノズル 17 駆動器 20 よこ糸到達検出器 21 比較器 25 偏差計算器 26 操作量計算器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 47/34 D03D 47/36 B65H 51/30 B65H 59/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測長貯留装置とよこ入れノズルとの間に
    回転ローラを設け、よこ入れ時期に、よこ糸案内部材で
    よこ糸を回転している回転ローラの周面へ接触させるこ
    とにより、よこ糸をよこ入れ方向に牽引する接触式よこ
    糸牽引装置において、 よこ糸飛走経路でよこ糸の到達タイミングを検出し、検
    出された到達タイミングと目標の到達タイミングとを比
    較し、比較結果としての偏差を解消する方向に回転ロー
    ラに対するよこ糸の接触長を変化させることによって、
    よこ糸の実際の到達タイミングを目標の到達タイミング
    に近づけることを特徴とするよこ入れ制御方法。
  2. 【請求項2】 測長貯留装置とよこ入れノズルとの間に
    回転ローラを設け、よこ入れ時期に、よこ糸案内部材で
    よこ糸を回転している回転ローラの周面へ接触させるこ
    とにより、よこ糸をよこ入れ方向に牽引する接触式よこ
    糸牽引装置において、 よこ糸飛走経路でよこ糸の到達タイミングを検出し、検
    出された到達タイミングと目標の到達タイミングとを比
    較し、比較結果としての偏差を解消する方向に回転ロー
    ラに対するよこ糸の接触長を変化させることによって、
    よこ糸の実際の到達タイミングを目標の到達タイミング
    に近づける過程で、接触長による調整が限界に達したと
    きに、回転ローラの回転速度および回転ローラによるよ
    こ糸の牽引期間のうち少なくともいずれかを偏差解消方
    向に変更することを特徴とするよこ入れ制御方法。
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