JP3294358B2 - 車両用サスペンションのバウンドバンパ取付構造 - Google Patents

車両用サスペンションのバウンドバンパ取付構造

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JP3294358B2 JP1124693A JP1124693A JP3294358B2 JP 3294358 B2 JP3294358 B2 JP 3294358B2 JP 1124693 A JP1124693 A JP 1124693A JP 1124693 A JP1124693 A JP 1124693A JP 3294358 B2 JP3294358 B2 JP 3294358B2
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信之 田村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用サスペンション
においてショックアブソーバの過大変位を弾性的に規制
するバウンドバンパの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】所謂ストラット型のサスペンションは、
ショックアブソーバのシリンダの下端が弾性ブッシュを
介してホイール側部材に取り付けられる一方で、このシ
リンダから延出するロッドの上端がインシュレータラバ
ーを備えたストラットマウントを介して車体側部材に取
り付けられ、シリンダと車体側部材との間にサスペンシ
ョンスプリングが介装されている。
【0003】この種のサスペンションの技術として、従
来、図2に示すようなものが案出されている。
【0004】このサスペンションは、ショックアブソー
バ1のロッド2の上端がストラットマウント3を介して
車体側部材4に取り付けられる共に、サスペンションス
プリング5の上端を支持するアッパシート6が前記ロッ
ド2と別にベアリング7を介して車体側部材4に支持さ
れ、ステアリング操舵に伴うシリンダ8の回動をベアリ
ング7によって許容するようになっている。また、アッ
パシート6の下面側には弾性部材から成るバウンドバン
パ9が取り付けられ、ロッド2の圧縮変位時に、このバ
ウンドバンパ9がシリンダ8と当接してショックアブソ
ーバ1の過大変位を弾性的に規制するようになってい
る。バウンドバンパ9は円筒状に形成され、その中心孔
10がロッド2に僅かな摩擦をもって外嵌されると共
に、上端部がアッパシート6の凹状部11に嵌合してあ
る。そして、このバウンドバンパ9は、この状態で凹状
部11に設けた切り起こし片12を外周部に掛止させる
ことにより、アッパシート6に一体に取り付けられてい
る。
【0005】この技術は、例えば、特開昭63−623
5号公報等に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のサ
スペンションにあっては、凹状部11に設けた切り起こ
し片12をバウンドバンパ9の外周部に掛止させること
によってバウンドバンパ9をアッパシート6に取り付け
るようにしているため、バウンドバンパ9に荷重が入力
された際に、径方向外方に膨出しようとするバウンドバ
ンパ9に切り起こし片12が食い込み、経時使用によっ
てバウンドバンパ9に亀裂や摩耗等の劣化が生じ易いと
いう不具合がある。
【0007】そこで本発明は、経時使用によってもバウ
ンドバンパに劣化の生じにくい車両用サスペンションの
バウンドバンパ取付構造を提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決するための手段として、サスペンションスプリング
の上端を支持するアッパシートを車体側部材に回動可能
に支持させ、このアッパシートの下面に、ショックアブ
ソーバのロッドに外嵌されるバウンドバンパを取り付け
るバウンドバンパ取付構造において、前記アッパシート
の下面内径側に凹状部を設けると共に、この凹状部の外
縁に取付孔を設け、前記バウンドバンパに、前記凹状部
底面に当接するボスを設けると共に、このボスの基端
に、上面に矢尻状の係止用突起を有するフランジを延設
し、前記バウンドバンパの係止用突起をアッパシートの
取付孔に嵌着させるようにした。
【0009】
【作用】シリンダからバウンドバンパに入力された荷重
はボスを介してアッパシートの凹状部底面に支持され
る。このとき、荷重の入力によってバウンドバンパが径
方向外方に膨出しても、バウンドバンパとアッパシート
が凹状部の外縁で係止用突起と取付孔の嵌着によって固
定されているため、バウンドバンパに極部的な大きな負
荷がかかることがない。
【0010】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。尚、図2に示した従来のものと同一部分には同
一符号を用いるものとする。
【0011】図面において、1は、ショックアブソーバ
であり、8は、このショックアブソーバ1のシリンダ、
2は、このシリンダ8から延出するロッドである。シリ
ンダの下端は図示しない弾性ブッシュを介してホイール
側の部材に取り付けられ、ロッド2の上端はインシュレ
ータラバー13を備えたストラットマウント3を介して
車体側部材4に取り付けられている。また、シリンダ8
の外周にはロアシート14が取り付けられ、車体側部材
4の下面にはリテーナプレート15とベアリング7を介
してアッパシート16が支持されており、このロアシー
ト14とアッパシート16の間にはサスペンションスプ
リング5が介装されている。ショックアブソーバ1の過
大変位を規制するためのバウンドバンパ17はアッパシ
ート16の下面側に取り付けられている。
【0012】アッパシート16は、その中心部にロッド
2が遊挿される挿通孔18が設けられると共に、この挿
通孔18を囲繞するように下面内径側に凹状部19が設
けられ、この凹状部19の外縁に複数の取付孔20とス
プリング支持部21が設けられている。
【0013】一方、バウンドバンパ17は弾性部材によ
って略円筒状に形成され、その中心孔10にロッド2が
所定の摩擦をもって嵌入されている。そして、バウンド
バンパ17の上端部には前記アッパシート16の凹状部
19底面に当接するボス22が形成されており、このボ
ス22の基端には前記凹状部19の外縁に当接するフラ
ンジ23が延設され、このフランジ23の上面に矢尻状
の係止用突起24が形成されている。また、バウンドバ
ンパ17の下端部には蛇腹状のダストブーツ25が一体
に形成されており、このダストブーツ25によってショ
ックアブソーバ1の上部を保護するようになっている。
尚、図中26は、バウンドバンパ17の中心孔10内に
形成されたリップであり、このリップ26部分でバウン
ドバンパ17とロッド2が所定摩擦で接触している。
【0014】バウンドバンパ17は、その上端のボス2
2をアッパシート16の凹状部19に嵌合させ、その状
態でフランジ23の係止用突起24を凹状部19外縁の
取付孔20に嵌合させることによってアッパシート16
に取り付けられている。
【0015】このバウンドバンパ取付構造は以上のよう
な構成であるため、ショックアブソーバ1の過大変位に
よってシリンダ8からバウンドバンパ17に荷重が入力
されると、その荷重はバウンドバンパ17を軸方向に弾
性変形させつつボス22を通してアッパシート16の凹
状部19底面に支持される。このとき、バウンドバンパ
17の軸方向変位が大きくなると、それに伴ってバウン
ドバンパ17が径方向外方に膨出するようになるが、バ
ウンドバンパ17とアッパシート16は、この膨出の影
響のない凹状部19の外縁で取付孔20と係止用突起2
4との嵌合によって取り付けられているため、バウンド
バンパ17に大きな荷重が入力されてもバウンドバンパ
17に極部的な大きな負荷がかかることはない。したが
って、この取付構造を採用した場合には、経時使用によ
ってバウンドバンパ17に亀裂や摩耗等の劣化が生じる
ことがない。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明は、アッパシートの
下面内径側に凹状部を設けると共に、この凹状部の外縁
に取付孔を設け、バウンドバンパに、前記凹状部底面に
当接するボスを設けると共に、このボスの基端に、上面
矢尻状の係止用突起を有するフランジを延設し、バウ
ンドバンパの膨出による影響のない凹状部の外縁で係止
用突起を取付孔に嵌着させるようにしたため、荷重の入
力時にバウンドバンパの係止部に極部的な大きな負荷が
かかることがなく、経時使用によってもバウンドバンパ
に亀裂や摩耗等の劣化が生じない。そして、本発明はこ
のような基本的な効果を実現しつつも、バウンドバンパ
の組付時には、矢尻状の係止用突起を凹状部の外縁の取
付孔に押し込むだけで作業を完了することができるた
め、組付作業性を何等犠牲にすることなくバウンドバン
パをアッパシートに確実に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】従来の技術を示す断面図。
【符号の説明】
1…ショックアブソーバ、 2…ロッド、 4…車体側部材、 5…サスペンションスプリング、 16…アッパシート、 17…バウンドバンパ、 19…凹状部、 20…取付孔、 22…ボス、 23…フランジ、 24…係止用突起。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 9/58 B60G 13/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サスペンションスプリングの上端を支持
    するアッパシートを車体側部材に回動可能に支持させ、
    このアッパシートの下面に、ショックアブソーバのロッ
    ドに外嵌されるバウンドバンパを取り付けるバウンドバ
    ンパ取付構造において、前記アッパシートの下面内径側
    に凹状部を設けると共に、この凹状部の外縁部に取付孔
    を設け、前記バウンドバンパに、前記凹状部底面に当接
    するボスを設けると共に、このボスの基端に、上面に
    尻状の係止用突起を有するフランジを延設し、前記バウ
    ンドバンパの係止用突起をアッパシートの取付孔に嵌着
    させたことを特徴とする車両用サスペンションのバウン
    ドバンパ取付構造。
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