JP3292934B2 - 圧電振動ジャイロ及び圧電振動ジャイロの共振周波数の調整方法 - Google Patents

圧電振動ジャイロ及び圧電振動ジャイロの共振周波数の調整方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶や自動車等の移動
体自身およびこれに搭載される機器の姿勢制御や自動車
のナビゲーションシステムなどに用いられるジャイロス
コープの内、特に圧電振動子の超音波振動を用いた圧電
振動ジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】振動ジャイロは、振動している物体に回
転角速度が与えられると、その振動方向と直角な方向に
コリオリ力を生ずるという力学現象を利用したジャイロ
スコープである。一般に直交する二つの異なる方向の振
動を励振および検出可能に構成した複合振動系におい
て、一方の振動を励振した状態で、振動子を回転させる
と、前述のコリオリ力の作用によりこの振動と直角な方
向に力が働き、他方の振動が励振される。この振動の大
きさは入力側の振動の大きさおよび回転角速度に比例す
るため、入力電圧を一定にした状態では、この振動の大
きさに比例した出力電圧の大きさから回転角速度の大き
さを求めることができる。
【0003】図5は特願平2−335987号出願に係
る圧電振動ジャイロに用いられている圧電振動子8の構
造例を示す斜視図である。圧電振動子8は、圧電セラミ
ックス円柱9と、圧電セラミックス円柱9の外周面上の
円周を等分する位置に長さ方向と平行に設けられ、その
長さが圧電セラミックス円柱9の軸方向長の約70%の
帯状電極10とで形成されている。帯状電極10は曲面
スクリーン印刷で直接形成するか、あるいはメッキ等で
全面に形成された電極の不要部分をフォトエッチングに
より除去することにより容易に得られる。
【0004】以下、帯状電極10の数が6個の場合につ
いて、図6を参照して従来の圧電振動ジャイロの動作を
説明する。圧電セラミックス円柱9(図5参照)に、6
個の帯状電極11,12,13,14,15及び16を
形成した場合に、互いに一つおきの帯状電極11,1
3,15および12,14,16を電気的に接続して2
端子として分極処理を施す。このときの円柱の断面方向
の分極の向きは破線矢印で示されたとうりである。
【0005】図7は、従来の圧電振動子の動作原理の説
明図である。図7において、各帯状電極の間隙部をそれ
ぞれG1,G2,G3,G4,G5及びG6とする。
今、帯状電極12を挾む帯状電極11および13を接続
して共通アースとし、帯状電極12に交流電圧を印加し
た場合に圧電セラミックス円柱9の断面方向に発生する
歪の状態及び振動方向を示している。間隙部G1部とG
2部それぞれの分極の向きに対して印加する電界の極性
を同じになるようにして、圧電セラミックス円柱9の屈
曲振動モードの共周波数にほぼ等しい周波数の励振用の
交流電圧を印加すると圧電セラミックス円柱9にはそれ
ぞれ実線の矢印で示すようにほぼ間隙部G1及びG2の
中心線と円柱の中心軸を含む面の方向の同じ向きの振動
駆動力が発生し、これらが合成されて圧電セラミックス
円柱9はほぼ帯状電極12の中心線と円柱の中心軸とを
含む面の方向(R1の方向)に屈曲振動する。図7にお
いて別の駆動源により圧電セラミックス円柱9が矢印R
1の方向に振動している場合、圧電効果により帯状電極
12に出力電圧が発生する。
【0006】図8には帯状電極11,13と15を接続
し、帯状電極14及び16に逆極性の交流電圧を印加し
た場合に圧電セラミックス円柱9の断面方向に発生する
歪の状態及び振動方向が示されている。図8に示すよう
に、帯状電極14の中心線と円柱の中心軸とを含む面の
方向(実線矢印の方向)の振動駆動力と帯状電極16の
中心線と円柱の中心軸とを含む面の方向(実線矢印の方
向)の振動駆動力が発生し、これらが合成されて圧電セ
ラミックス円柱9はほぼ帯状電極12の中心線と円柱の
中心軸とを含む面の方向と直角な方向(R2方向)に屈
曲振動する。図8において、別の駆動源により圧電セラ
ミックス円柱9が矢印R2の方向に振動している場合、
圧電効果により帯状電極14及び16に逆相の電圧が発
生する。
【0007】図9は上記した6本の帯状電極を有する圧
電セラミックス円柱9を用いて構成されている圧電振動
ジャイロの動作原理の説明図である。図9において、帯
状電極11,13および15は接続されて共通アースと
されており、帯状電極12に励振用の交流電圧が印加さ
れている。この時、印加電圧の周波数は圧電セラミック
ス円柱9の屈曲モードの共振周波数にほぼ一致してい
る。この時の圧電セラミックス円柱9の振動方向は、ほ
ぼ帯状電極12の中心線と圧電セラミックス円柱9の中
心軸とを含む面の方向(R3方向)となる。
【0008】図9において、圧電セラミックス円柱9を
円柱の軸を回転軸として回転させると、振動方向と直角
な方向にコリオリ力が発生し、圧電セラミックス円柱9
は、帯状電極12の中心線と圧電セラミックス円柱9の
中心軸と含む面の方向(R3方向)と直角な方向に振動
する。従って、図7及び図8で説明したように、帯状電
極14と16には、帯状電極12の中心線と圧電セラミ
ックス円柱9の中心軸とを含む面の方向(R3方向)の
振動による同一振幅、同一位相の電圧と、これと直角な
方向の振動による同一振幅、逆位相の電圧が合成された
電圧が発生する。従って、帯状電極14と16をそれぞ
れ差動増幅器20の入力端子に接続すると、差動増幅器
20の出力はコリオリ力により発生した振動成分に伴う
電圧となり、加えられた回転角速度に比例した電圧とな
る。
【0009】図8および図9に示した圧電振動ジャイロ
においては、帯状電極11,13および15を共通アー
ス端子とし、入・出力端子として用いる帯状電極12,
14および16の各端子それぞれから駆動した場合の共
振周波数fr1,fr2およびfr3の値が出来るだけ
一致していることが望ましい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上に示した従来の圧
電振動ジャイロにおいては、駆動端子とした帯状電極の
中心線と圧電セラミックス円柱の中心軸とを含む面の方
向に屈曲振動するため、その方向の屈曲振動の共振周波
数を調整するためには、駆動端子とした帯状電極あるい
はこの帯状電極と圧電セラミックス円柱の中心軸に関し
て対称の位置にある帯状電極(アース電極となってい
る)の少なくともいずれか一方の帯状電極の中央部を機
械的に削る必要がある。しかし、帯状電極そのものを削
ると電極面積が変化して、静電容量の値が変化したジャ
イロ特性に悪い影響を与えてしまうため、帯状電極の中
央部を機械的に削ることはできない。
【0011】本発明の課題は、ジャイロ特性に悪い影響
を与えず、各共振周波数fr1,fr2およびfr3を
容易に一致させることができる圧電振動ジャイロを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、円柱状
または円筒状の圧電セラミックス体と、該圧電セラミッ
クス体の外周面上に軸方向と平行に設けられた複数個の
帯状電極とからなり、該帯状電極を用いて分極及び駆動
・検出を行う圧電振動ジャイロにおいて、前記帯状電極
はその中央部に無電極部を有し、前記複数個の帯状電極
中、少なくとも1つの帯状電極の無電極部に露出された
前記圧電セラミックス体の表面に溝を形成することによ
って、前記帯状電極を傷つけることなく共振周波数調整
を容易に行うことができることを特徴とする圧電振動ジ
ャイロが得られる。
【0013】又、本発明によれば、円柱状または円筒状
の圧電セラミックス体と、該圧電セラミックス体の外周
面上に軸方向と平行に設けられた複数個の帯状電極とか
らなり、該帯状電極を用いて分極及び駆動・検出を行う
圧電振動ジャイロにおいて、前記帯状電極はその中央部
に無電極部を有し、前記複数個の帯状電極の間隙に露出
された前記圧電セラミックス体の表面に少なくとも1つ
の溝を形成することによって、前記帯状電極を傷つける
ことなく共振周波数調整を容易に行うことができること
を特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。
【0014】
【0015】又、本発明によれば、中央部にあらかじめ
所定領域の貫通孔で規定される無電極部を有する帯状電
極を複数個、円柱状または円筒状の圧電セラミックス体
の外周面上に、軸方向と平行になるように設けて圧電振
動子を形成し、前記複数個の帯状電極の間隙に露出され
た前記圧電セラミックス体の表面に少なくとも1つ以上
の溝を形成し、該溝によって、該溝と前記圧電セラミッ
クス体の断面の中心とを結ぶ方向と垂直な方向の帯状電
極から見た共振周波数を一定に保ち、それ以外の帯状電
極から見た共振周波数を減少させ、切削による共振周波
数調整工程において前記帯状電極を傷つけることなく共
振周波数調整を容易に行うことができることを特徴とす
る圧電振動ジャイロの共振周波数の調整方法が得られ
る。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図4を参照して詳
細に説明する。図1は、本発明の圧電振動ジャイロの帯
状電極10(図5参照)の構造を示す平面図である。円
柱状または円筒状の圧電セラミックス体1の外周面に
は、従来と同じように複数個の帯状電極2が形成されて
いる。すなわち、これらの帯状電極2は、圧電セラミッ
クス体1の外周面に、軸方向と平行に、圧電セラミック
ス体1の長さ方向の中心に形成されている。これらの帯
状電極2の中央部には、無電極部3が形成され、さらに
無電極部3には溝が設けられている。
【0017】図2は図6に示す帯状電極12の無電極部
に溝を形成したときの無電極部の中に設けられた溝の長
さの変化に応じた各共振周波数の変化を示したグラフで
ある。共振周波数fr1,fr2およびfr3は、それ
ぞれ前述したように、帯状電極11,13および15を
共通アース電極とし、帯状電極12,14および16か
ら駆動した場合の共振周波数である。
【0018】図2からわかるように、帯状電極12に無
電極部を形成し、該無電極部に溝を設け、該溝の軸方向
長を徐々に大きくしていった場合、即ち該溝の軸方向長
を0mm〜3mmの間で変化させていった場合、共振周波数
fr1の値が最も大きく減少し、共振周波数fr2,f
r3の変化量は非常に小さくなっている。これは、圧電
振動子8(図5参照)の形状が円柱であり、6個の帯状
電極は円柱の外周面にほぼ等間隔に形成されているため
である。帯状電極12,14に無電極部を形成した場合
にも上記同様な特性を示す。すなわち、共振周波数fr
1を変化させて共振周波数fr2,fr3と一致させる
場合、共振周波数fr1の変化と直接関係をもつ電極1
2の無電極部に溝を形成することによって、共振周波数
fr1のみを減少させる。同様に共振周波数fr2のみ
を変化させたいときは、共振周波数fr2の変化と直接
関係をもつ電極14の無電極部に溝を形成することによ
って、共振周波数fr2のみを減少させる。
【0019】又、帯状電極14および帯状電極16に無
電極部を設け、該無電極部に溝を形成し、該溝の長さを
調整することにより、それぞれ共振周波数fr2および
fr3だけを独自に減少させる方向に調整することもで
きる。
【0020】次に、本発明の第二の実施例を図3,図4
を参照して説明する。図3は本発明の他の実施例を示す
圧電振動子の断面図である。帯状電極12,14,16
は、駆動あるいは検出用の電極であり、矢印31,3
2,33は、それぞれ帯状電極12,14,16から駆
動した場合の圧電セラミックス円柱の振動方向を示して
いる。
【0021】帯状電極11と帯状電極12の間の無電極
部,帯状電極11と帯状電極16の間の無電極部,帯状
電極16と帯状電極15の間の無電極部には、それぞれ
溝41,溝42,溝43が形成されている。
【0022】図4は、本発明の他の実施例における共振
周波数の変化を示すグラフである。共振周波数fr11
は、帯状電極16から駆動したときに生ずる圧電振動子
の屈曲振動方向(矢印31)における共振周波数であ
り、共振周波数fr12は、帯状電極12から駆動した
ときに生ずる圧電振動子の屈曲振動方向(矢印32)に
おける共振周波数であり、共振周波数fr13は、帯状
電極14から駆動したときに生ずる圧電振動子の屈曲振
動方向(矢印33)における共振周波数である。
【0023】全く溝を形成しない状態での共振周波数f
r11,fr12及びfr13の値(初期値)を測定
し、これを測定1とする。次に、帯状電極11と帯状電
極12の間に溝41を形成したときの共振周波数fr1
1,fr12及びfr13の値を測定し、これを測定2
とする。
【0024】測定前において、共振周波数fr11の初
期値と共振周波数fr12の初期値とは互いに異なって
いるが、ここで、帯状電極11と帯状電極12の間に溝
41を形成すると、溝41と圧電セラミックス体の断面
の中心とを結ぶ方向と垂直な方向(矢印31)に設けら
れている帯状電極16から見た共振周波数fr11は一
定に保たれ、それ以外の駆動電極としての帯状電極1
2,14から見た共振周波数fr12,fr13は減少
する。従って、図4に示すように、共振周波数fr11
はほとんど変化しないで、共振周波数fr12及びfr
13は減少し、その結果、共振周波数fr13の値はf
r11の値と一致する。ここで、共振周波数fr12は
共振周波数fr13の減少分とほぼ同じ量だけ減少す
る。これは、共振周波数fr12,fr13の溝41と
圧電セラミックス体の断面の中心とを結ぶ方向における
成分が同じであるためである。
【0025】次に、帯状電極11と帯状電極16の間に
溝42を形成したときの共振周波数fr11,fr12
及びfr13の値を測定し、これを測定3とする。この
場合、上記測定1の共振周波数変化の原理と同様の原理
により、共振周波数fr12はほとんど変化せず、共振
周波数fr11,fr13はそれぞれほぼ同じ量だけ減
少し、その結果、共振周波数fr11,fr13の値は
fr12の値と一致する。即ち、圧電振動子の無電極部
一か所に溝41を形成するだけで、2つの共振周波数、
即ちfr11とfr13の値を一致させることができ
る。さらにもう一か所に溝42を形成するだけで、3つ
の共振周波数、即ちfr11,fr12,fr13の値
を一致させることができる。
【0026】尚、2つの溝を設けても各共振周波数fr
11,fr12,fr13が互いに一致しないときは、
さらにもう一か所、即ち帯状電極15と帯状電極16の
間にに溝43を形成し、fr13をほとんど変化させ
ず、fr11とfr12はほぼ同じ量だけ減少させて一
致させることもできる。又、溝の長さおよび幅さらには
溝の深さにより各共振周波数の変化量は異なるので、あ
らかじめ一致させるのに必要な各共振周波数の変化量を
求めておいて、長さ、幅および深さの内できるだけ1つ
の要因だけを変化させて共振周波数を調整するのが望ま
しい。
【0027】又、本実施例の場合は、溝を2つ設けて各
共振周波数を一致させるものであるが、最初から各共振
周波数が一致している場合には、当然の如く溝を設ける
必要はない。さらに、溝1個だけでも各共振周波数が一
致する場合もある。このように適宜溝の数を変化させて
各共振周波数を一致させることが必要である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、帯状電極に無電極部を
形成し、少なくとも1個の無電極部に露出された圧電セ
ラミックス体の表面に溝を形成し、該溝の長さを調整す
ることにより、各帯状電極の静電容量を変化させること
なく、各共振周波数を独自に減少させる方向に調整する
ことができる。即ち、あらかじめ適当な面積を有する帯
状電極の中央部に無電極部を形成し、該無電極部に溝を
形成することによって、圧電ジャイロの特性を変化させ
ず、各共振周波数を容易に一致させることができ、高精
度の圧電振動ジャイロを得ることができる。
【0029】又、帯状電極の間隙に露出された圧電セラ
ミックス体の表面に溝を形成することによって、該溝と
前記圧電セラミックス体の断面の中心とを結ぶ方向と垂
直な方向の帯状電極から見た共振周波数を一定に保ち、
それ以外の帯状電極から見た共振周波数を減少させるこ
とができるので、各共振周波数が異なっていても適宜各
共振周波数のいずれかを減少させたり、それ以外のいず
れかの共振周波数を一定に保たせたりして、圧電ジャイ
ロの特性を変化させずに各共振周波数を一致させること
ができる。従って、帯状電極の間隙に露出された圧電セ
ラミックス体の表面に溝を形成することによって、帯状
電極部に溝を形成したことと等価な効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電振動ジャイロの一実施例を示す部
分平面図である。
【図2】本発明の圧電振動ジャイロの一実施例における
共振周波数の変化を示すグラフである。
【図3】本発明の圧電振動ジャイロの他の実施例を示す
断面図である。
【図4】図3に示す圧電振動ジャイロを動作させたとき
の共振周波数の変化を示すグラフである。
【図5】従来の圧電振動ジャイロに用いられている圧電
振動子の構造を示す斜視図である。
【図6】従来の圧電振動ジャイロの動作を説明するため
の図である。
【図7】従来の圧電振動ジャイロの動作を説明するため
の図である。
【図8】従来の圧電振動ジャイロの動作を説明するため
の図である。
【図9】従来の圧電振動ジャイロの動作を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1,9 圧電セラミックス体 2,10,11,12,13,14,15,16 帯
状電極 3 無電極部 8 圧電振動子 41,42,43 溝
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−150914(JP,A) 特開 平4−106407(JP,A) 特開 平4−106408(JP,A) 特開 平4−331312(JP,A) 特開 平4−307322(JP,A) 実開 昭63−67921(JP,U) 米国特許3520195(US,A) 近野正,圧電形の振動ジャイロ・方向 センサー,昭和61年度文部省科学研究費 補助金(一般研究(B))研究成果報告 書(課題番号No60460142),日本 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 19/56 G01P 9/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状または円筒状の圧電セラミックス
    体と、該圧電セラミックス体の外周面上に軸方向と平行
    に設けられた複数個の帯状電極とからなり、該帯状電極
    を用いて分極及び駆動・検出を行う圧電振動ジャイロに
    おいて、 前記帯状電極はその中央部に無電極部を有し、 前記複数個の帯状電極中、少なくとも1つの帯状電極の
    無電極部に露出された前記圧電セラミックス体の表面に
    溝を形成することによって、前記帯状電極を傷つけるこ
    となく共振周波数調整を容易に行うことができることを
    特徴とする圧電振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 円柱状または円筒状の圧電セラミックス
    体と、該圧電セラミックス体の外周面上に軸方向と平行
    に設けられた複数個の帯状電極とからなり、該帯状電極
    を用いて分極及び駆動・検出を行う圧電振動ジャイロに
    おいて、 前記帯状電極はその中央部に無電極部を有し、 前記複数個の帯状電極の間隙に露出された前記圧電セラ
    ミックス体の表面に少なくとも1つの溝を形成すること
    によって、前記帯状電極を傷つけることなく共振周波数
    調整を容易に行うことができることを特徴とする圧電振
    動ジャイロ。
  3. 【請求項3】 中央部にあらかじめ所定領域の貫通孔
    で規定される無電極部を有する帯状電極を複数個、円柱
    状または円筒状の圧電セラミックス体の外周面上に、軸
    方向と平行になるように設けて圧電振動子を形成し、 前記複数個の帯状電極の間隙に露出された前記圧電セラ
    ミックス体の表面に少なくとも1つ以上の溝を形成し、 該溝によって、該溝と前記圧電セラミックス体の断面の
    中心とを結ぶ方向と垂直な方向の帯状電極から見た共振
    周波数を一定に保ち、それ以外の帯状電極から見た共振
    周波数を減少させ、切削による共振周波数調整工程において 前記帯状電極を
    傷つけることなく共振周波数調整を容易に行うことがで
    きることを特徴とする圧電振動ジャイロの共振周波数の
    調整方法。
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近野正,圧電形の振動ジャイロ・方向センサー,昭和61年度文部省科学研究費補助金(一般研究(B))研究成果報告書(課題番号No60460142),日本

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