JP3966531B2 - 飲料抽出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料を抽出する飲料抽出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば緑茶および紅茶などの茶葉などの飲料原料を漉し器に供給して湯を注いだり、飲料原料と湯とを混合した混合液を漉し器に供給し、この漉し器で抽出液を漉し、飲料を抽出するようにした飲料抽出装置がある。
【0003】
このような飲料抽出装置では、例えば、実公平1−35692号公報に記載されているように、飲料原料を原料容器に収納するとともにこの原料容器から定量ずつ繰り出す原料供給部、飲料原料と湯とを攪拌混合する攪拌容器、この攪拌容器から排出される混合液を受け入れて飲料原料を受け止めながら抽出液を漉す凹弧状の漉し網を有する漉し器、この漉し器で漉された抽出液を受け入れて抽出口などに配置されるカップに導く抽出液受部が、飲料抽出装置本体内に上下方向に沿って縦配列されている。
【0004】
漉し器内には、抽出後に抽出済み飲料原料(茶殻など)が残るため、交換手段によって漉し器内の抽出済み飲料原料が排出されるようになっている。この交換手段では、攪拌容器と抽出液受部との間の空間内で、漉し器を後方へ反転回動させて、漉し器をストッパに当接させ、その当接による衝撃によって漉し器内に残る抽出済み飲料原料を確実に排出させるようにしている。漉し器内から排出された抽出済み飲料原料は、漉し器の反転回動位置の下方に配置される抽出済み飲料原料受容器に受け入れられる。
【0005】
漉し器が後方へ反転回動する際、抽出液や抽出済み飲料原料の一部が飛散して飲料抽出装置本体内を汚してしまう問題がある。この対応として、例えば、飲料抽出装置本体内に、飛散受カバーを着脱可能に配設し、漉し器の反転回動で飛散する抽出液や抽出済み飲料原料の一部を受け止めて清掃に対応させることが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような飲料抽出装置では、手入れのしかたとして、漉し器、抽出液受部、抽出済み飲料原料受容器などは、毎日、飲料抽出装置本体内から取り外して清掃することが推奨され、また、この通常の手入れ(毎日の手入れ)とは別に、飛散受カバーなどは、例えば1週間に1度程度、飲料抽出装置本体内から取り外して清掃することが推奨されている。
【0007】
しかし、上記飛散受カバーを単に飲料抽出装置本体内に設けたとしても、飲料抽出装置本体内から取り外して清掃する場合、飛散受カバーは、飲料抽出装置本体内の攪拌容器、漉し器および抽出液受部より後方位置で、飲料抽出装置本体側に対して取り付けなければならないので、攪拌容器、漉し器および抽出液受部などの部品を全て取り外す必要があり、手入れが煩雑になる問題を有している。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、漉し器、抽出液受部、抽出済み飲料原料受容器などを清掃する通常の手入れ時に、飛散受カバーも一緒に清掃でき、手入れを容易にできる飲料抽出装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の飲料抽出装置は、飲料原料を受け入れて飲料原料の抽出液を漉す漉し器と、この漉し器で漉される抽出液を受け入れる抽出液受部と、前記漉し器を反転回動させて漉し器内の抽出済み飲料原料を排出させる交換手段と、前記抽出液受部に設けられ、前記漉し器の反転回動によって飛散する飛散物を受け止める飛散受カバーとを具備しているものである。
【0010】
そして、抽出液受部に、漉し器の反転回動によって飛散する抽出液や抽出済み飲料原料などの飛散物を受け止める飛散受カバーを設けたことにより、漉し器、抽出液受部、抽出済み飲料原料受容器などを清掃する通常の手入れ時に、抽出液受部と一緒に飛散受カバーの清掃が可能となり、手入れが容易になる。
【0011】
請求項2記載の飲料抽出装置は、請求項1記載の飲料抽出装置において、飛散受カバーは、抽出液受部に一体に形成されているものである。
【0012】
そして、飛散受カバーを抽出液受部に一体に形成したことにより、1部品として取り扱え、手入れが容易になる。
【0013】
請求項3記載の飲料抽出装置は、請求項1または2記載の飲料抽出装置において、抽出液受部と飛散受カバーとの間に、反転回動される漉し器内から排出される抽出済み飲料原料が落下する排出口が設けられているものである。
【0014】
そして、抽出液受部と飛散受カバーとの間に設けた排出口を通じて、反転回動される漉し器内から排出される抽出済み飲料原料を落下させるとともに、飛散受カバーで受け止めた飛散物が排出される。
【0015】
請求項4記載の飲料抽出装置は、請求項1ないし3いずれか記載の飲料抽出装置において、交換手段は、ケースを有し、このケースの一側に、漉し器が着脱可能に取り付けられて反転回動させる取付軸が突設されているとともに、抽出液受部が前記漉し器の反転回動方向に対して反対方向からのスライド移動によって着脱可能に取り付けられる取付部が形成され、飛散受カバーは、前記抽出液受部の前記取付部に対する着脱を許容する位置に抽出液受部から離間して設けられているものである。
【0016】
そして、交換手段のケースに設けられた取付部に対して、漉し器の反転回動方向に対して反対方向からのスライド移動により抽出液受部を着脱可能に取り付ける場合、飛散受カバーを、取付部に対する抽出液受部の着脱を許容する位置に抽出液受部から離間して設けたことにより、漉し器などを取り外さなくても飛散受カバーを有する抽出液受部を着脱可能とする。
【0017】
請求項5記載の飲料抽出装置は、飲料原料を受け入れて飲料原料の抽出液を漉す漉し器と、この漉し器を反転回動させて漉し器内の抽出済み飲料原料を排出させる交換手段と、前記漉し器から排出される抽出済み飲料原料を受け入れる抽出済み飲料原料受容器と、この抽出済み飲料原料受容器に設けられ、前記漉し器の反転回動によって飛散する飛散物を受け止める飛散受カバーとを具備しているものである。
【0018】
そして、抽出済み飲料原料受容器に、漉し器の反転回動によって飛散する抽出液や抽出済み飲料原料などの飛散物を受け止める飛散受カバーを設けたことにより、漉し器、抽出液受部、抽出済み飲料原料受容器などを清掃する通常の手入れ時に、抽出済み飲料原料受容器と一緒に飛散受カバーの清掃が可能となり、手入れが容易になる。
【0019】
請求項6記載の飲料抽出装置は、請求項5記載の飲料抽出装置において、飛散受カバーは、抽出済み飲料原料受容器に対して起立可能に設けられているものである。
【0020】
そして、飛散受カバーを、抽出済み飲料原料受容器に対して起立可能に設けたことにより、飛散受カバーを起立状態から例えば倒すことで、飛散受カバーが邪魔にならず、抽出済み飲料原料受容器を飲料抽出装置内に対して着脱可能とする。
【0021】
請求項7記載の飲料抽出装置は、請求項6記載の飲料抽出装置において、飛散受カバーは、抽出済み飲料原料受容器に対して回動可能に軸支され、飛散受カバーが倒れた回動状態で漉し器の反転回動方向に対応した抽出済み飲料原料受容器の側面から突出するとともに、抽出済み飲料原料受容器の側面方向への押動によって飛散受カバーを起立させる作動部を有しているものである。
【0022】
そして、飛散受カバーを、抽出済み飲料原料受容器に対して回動可能に軸支し、飛散受カバーが倒れた回動状態で漉し器の反転回動方向に対応した抽出済み飲料原料受容器の側面から突出する作動部を設けたことにより、その作動部を抽出済み飲料原料受容器の側面方向へ押動することで飛散受カバーを起立させ、さらに、例えば抽出済み飲料原料受容器の側面を飲料抽出装置内の壁面に沿わせて配置するような場合、壁面で作動部を押動して飛散受カバーを自動的に起立させる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0024】
図1および図2において、給茶機などの飲料ディスペンサを示し、1は本体で、この本体1の前面に扉体2が開閉可能に取り付けられている。
【0025】
本体1内には、壁面としての中仕切板3によって前後空間が区画され、後側空間には、湯水を供給する温水器4、冷水を供給する冷水器5がそれぞれ配設され、一方、前側空間には、飲料を抽出する複数の飲料抽出装置6が本体1の前面に対して横幅方向(左右方向)に並列に配設されている。
【0026】
各飲料抽出装置6は、例えば緑茶および紅茶などの茶葉などの飲料原料と湯とを混合して漉すことで、飲料原料のエキスが抽出された抽出液すなわち飲料を提供するように構成されている。
【0027】
各飲料抽出装置6は、飲料原料供給部11、本体部12、攪拌容器13、漉し器14、抽出液受部15および交換手段16を有し、これら飲料原料供給部11、本体部12、攪拌容器13、漉し器14および抽出液受部15が上下方向に沿って順に縦配列されて横幅が狭い偏平状に構成されているとともに、本体部12、攪拌容器13、漉し器14および抽出液受部15の側部に交換手段16が配設され、これらが一体的にユニット化されている。
【0028】
そして、飲料原料供給部11は、飲料原料を収納するとともに定量ずつ供給するもので、原料容器21を有し、この原料容器21の上部には着脱自在の蓋体22によって閉塞される図示しない開口部が形成され、この開口部を通じて原料容器21内に飲料原料を補給可能になっている。原料容器21の下部は繰出機構部23に取り付けられ、この繰出機構部23によって原料容器21内の飲料原料が前端の繰出口部24から繰り出される。繰出機構部23の繰出口部24には繰り出された飲料原料を下方の攪拌容器13に導く原料シュート25が着脱可能に取り付けられている。
【0029】
また、本体部12は、中仕切板3などの本体1側に固定されるもので、下部には攪拌容器13が前方から挿脱可能(スライド移動可能)に取り付けられる図示しない攪拌容器取付部が形成され、内部には攪拌容器13内の後述する攪拌翼を回転駆動するモータ27が配設されている。モータ27の回転軸と後述する攪拌翼との間には、軸方向に着脱可能とするジョイント28が介在され、モータ27は本体部12の後部側を支点として上下方向に揺動可能とする板ばね29上に取り付けられ、本体部12の前方に突出する板ばね29の前端を上方に操作することでジョイント28を外すことができるとともに、下方に操作することでジョイント28を連結することができるように構成されている。
【0030】
また、攪拌容器13は、飲料原料供給部11から供給される飲料原料と温水器4または冷水器5から供給される湯水または冷水とを攪拌混合させて漉し器14に排出するもので、下部容器31およびこの下部容器31の上面に着脱可能に取り付けられた蓋体32を有し、蓋体32には、原料シュート25の下部が係合される原料供給口部33、温水器4または冷水器5から温水または冷水が供給される湯水供給口部34、および、飲料抽出時に攪拌容器13内に供給される湯水の湯気を図示しない排気装置で排気するための図示しない排気口部がそれぞれ形成されている。下部容器31には、下面の前後方向略中央に混合液を漉し器14に排出する排出口部35が形成されている。攪拌容器13の内部には、攪拌翼36が排出口部35内に位置して回転自在に配設されており、攪拌容器13を本体部12の攪拌容器取付部に取り付けた際に本体部12内のモータ27と攪拌翼36とがジョイント28を介して連結され、モータ27の駆動によって攪拌翼36が回転駆動される。
【0031】
また、漉し器14は、攪拌容器13から排出される混合液を受け入れ、飲料原料を残して抽出液を漉すもので、漉し器本体41を有し、この漉し器本体41には上下に貫通する円筒状の開口部42が形成され、この開口部42の底面部を閉塞して漉し網(フィルタ)43が取り付けられている。なお、図1では省略しているが、漉し器本体41の後部には、交換手段16の後述する取付軸63に対して前方から着脱可能に取り付けられるように構成された図示しない取付部が設けられている。なお、後述するが、交換動作時に、交換手段16によって、漉し器14が後方へ移動されるとともに後方へ反転回動され、漉し器14内の抽出済み飲料原料が排出される。
【0032】
また、抽出液受部15は、漉し器13で漉された抽出液を受け入れて後述するカップステーション71に配置されるカップ内に注ぐもので、底部に抽出液を排出する排出口部51を有し、底面52が排出口部51に向けて傾斜するようにロート状に形成されている。交換手段16側に臨む抽出液受部15の一側には、交換手段16の後述する取付部64に前後方向へのスライド移動によって着脱可能に取り付けられる取付片53が形成されている。取付片53には、抽出液受部15の前方へ突出する摘み部54が形成されているとともに、交換手段16の後述するケース61の前端との当接によって挿入位置を規制するストッパ55が形成されている。
【0033】
抽出液受部15の後側には、漉し器14の反転回動によって飛散する抽出液や抽出済み飲料原料などの飛散物を受け止める飛散受カバー56が一体に形成されている。この飛散受カバー56は、抽出液受部15の両側から後方へ延設された両側の側面部57、これら側面部57の後端間を連結するように形成されたカバー部58を有し、抽出液受部15、両側の側面部57およびカバー部58の間に反転回動によって漉し器14内から排出される抽出済み飲料原料が落下する排出口59が上下方向に開口形成されている。
【0034】
飛散受カバー56のカバー部58は、交換手段16の後述する取付部64に対する抽出液受部15の取付片53の着脱を許容する位置に抽出液受部15から離間して設けられているとともに、抽出液受部15が交換手段16に取り付けられた状態で攪拌容器13、漉し器14および抽出液受部15の後方に対向する領域を覆うように形成されている。一側の側面部57の上部側には切欠部60が形成され、他側の側面部57は上縁が抽出液受部15からカバー部58に向けて上昇傾斜するように形成されている。
【0035】
また、交換手段16は、漉し器14を飲料原料供給部11および攪拌容器13と抽出液受部15との間の抽出位置とこの抽出位置から後方に離間した排出位置との間で前後方向に移動させるとともに、排出位置で漉し器14内の抽出済み飲料原料を排出させるものである。
【0036】
交換手段16は、本体部12の側面に取り付けられるケース61を有し、このケース61は飲料供給装置6の横幅方向に対応して薄形で、その横幅方向にケース部61a ,61b が2分割形成されているとともにこれらケース部61a ,61b がねじ止めによって一体的に組み合わせて構成されている。
【0037】
ケース61の本体部12に取り付けられる一方のケース部61a には、前後方向に沿って溝部62が形成され、この溝部62から漉し器14が取り付けられる取付軸63が突設されている。取付軸63は、ケース61内に配設される図示しない交換機構によって、漉し器14の抽出位置と排出位置との間で溝部62に沿って前後方向に移動されるとともに、排出位置で反転回動される。
【0038】
ケース61の本体部12に取り付けられる一方のケース部61a には、溝部62より下側位置において、抽出液受部15が前方(漉し器14の反転回動方向に対して反対方向)からスライド移動によって着脱可能に取り付けられる取付部64が形成されている。この取付部64は、前後2箇所において上下に互いに対向する略L字状のガイド部65、前後のガイド部65間に沿って設けられる上下のガイド板66を有し、これらガイド部65およびガイド板66によって抽出液受部15の取付片53が前後方向にスライド移動可能に係合される係合溝67が形成されている。
【0039】
また、本体1内の下部には、扉体2の前面下部に形成される図示しない抽出口に位置してカップステーション71が着脱可能に配設されており、このカップステーション71の上部に抽出液受部15の排出口部51が挿入され、カップステーション71の内底部のスノコ72上に配置されるカップに飲料が注がれる。
【0040】
カップステーション71の後側には、抽出液受部15の後方の排出口59の下方、すなわち漉し器14の排出位置の下方に、漉し器14の反転回動によって排出される抽出済み飲料原料を受け入れる抽出済み飲料原料受容器73が着脱可能に本体1の底面上に配置されている。抽出済み飲料原料受容器73は、上面が開口された容器で構成されている。
【0041】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0042】
飲料の抽出時には、飲料原料供給部11から定量の飲料原料が繰り出され、この飲料原料が原料シュート25を通じて攪拌容器13内に供給されるとともに、温水器4から湯水が攪拌容器13内に供給される。攪拌容器13内の攪拌翼36を回転駆動することによって、攪拌容器13内で飲料原料と湯水とが攪拌混合され、飲料原料のエキス成分が湯水に抽出される。
【0043】
攪拌容器13内で攪拌混合された飲料原料と抽出液との混合液は漉し器14の開口部42内に排出され、この漉し器14の開口部42に配設された漉し網43で飲料原料(茶殻など)を残して漉された抽出液が滴下され、この漉し器14から滴下される抽出液が抽出液受部15に受け入れられ、抽出液受部15の排出口部51からカップステーション71に配置されたカップ内に注がれる。
【0044】
また、冷たい飲料を提供する場合でも、上述した暖かい飲料を提供する場合と同様に可能であるが、例えば飲料原料によっては、最初に少量の湯を攪拌容器13に供給して飲料原料と攪拌混合させた後、冷水器5から冷水を攪拌容器13に供給することにより提供できる。
【0045】
そして、例えば1回(2回以上連続してもよい)の抽出動作が完了する毎に、交換手段16が作動されて、漉し器14に残る抽出済み飲料原料の交換動作が行なわれる。
【0046】
交換動作が開始されると、取付軸63は回動されずに溝部62に沿って後方へ移動され、この取付軸63に取り付けられた漉し器14が抽出時の略水平姿勢を保ったまま、攪拌容器13と抽出液受部15との間の抽出位置から後方の排出位置へ向けて平行移動される。
【0047】
漉し器14が排出位置に達する際、取付軸63が急激に反転回動され、すなわち、抽出時の略水平姿勢にあった漉し器14の上下面が反転回動される。さらに、漉し器14の上下面が反転回動した位置でその反転回動が規制される。この漉し器14が反転回動されることと、反転回動の規制による衝撃により、漉し器14内の抽出済み飲料原料が下方へ排出され、排出口59を通じて抽出済み飲料原料受容器73内に回収される。
【0048】
この漉し器14の反転回動時に、抽出液や抽出済み飲料原料などが飛散しても、それら飛散物の大部分は後方へ向けて飛散され、飛散受カバー56のカバー部58で飛散物が受け止められる。カバー部58で受け止められた飛散物は、流れ落ちたり、落下し、排出口59を通じて抽出済み飲料原料受容器73内に受け入れられる。
【0049】
漉し器14が反転回動された後、反転回動されていた取付軸63が初期の回動位置に回動復帰され、すなわち、反転回動されていた漉し器14が抽出時の略水平姿勢に復帰される。それとともに、取付軸63が溝部62に沿って前方へ向けて移動され、すなわち、漉し器14が排出位置から攪拌容器13と抽出液受部15との間の抽出位置に復帰される。
【0050】
また、例えば、終業時など、給茶機など飲料ディスペンサの使用後には、通常の手入れ(毎日の手入れ)として、漉し器14、抽出液受部15、カップステーション71および抽出済み飲料原料受容器73などを、本体1内から取り外して清掃する。
【0051】
この通常の手入れでは、扉体2を開放し、カップステーション71、抽出済み飲料原料受容器73、飛散受カバー56を有する抽出液受部15、および漉し器14の順に、本体1内から順次取り外し、これらを洗浄する。このとき、抽出液受部15と一緒に飛散受カバー56も洗浄する。洗浄後、取り外し時とは逆の手順で、漉し器14、抽出液受部15、抽出済み飲料原料受容器73およびカップステーション71を本体1内に順次取り付け、扉体2を閉鎖する。
【0052】
飛散受カバー56を有する抽出液受部15を取り外すには、抽出液受部15を前方へ移動させ、抽出液受部15の取付片53を交換手段16の取付部64の係合溝67から引き外し、取付片53が係合溝67から外れたら、抽出液受部15を下方に移動させ、飛散受カバー56が漉し器14などに当たらないように逃がしながら、抽出液受部15を本体1内から前方へ取り出す。また、飛散受カバー56を有する抽出液受部15を取り付けるには、飛散受カバー56が漉し器14などに当たらないようにしながら漉し器14の下方を通じて漉し器14の後方域へ移動させ、抽出液受部15を上方へ移動させ、抽出液受部15の取付片53の後端を交換手段16の取付部64の係合溝67の前端に係合し、抽出液受部15を後方へ移動させ、取付片53を係合溝67内に係合させる。
【0053】
また、この通常の手入れ(毎日の手入れ)とは別に、攪拌容器13や原料シュート25などは、例えば1週間に1度程度、本体1内から取り外して清掃する。
【0054】
以上のように、抽出液受部15に飛散受カバー56を設けたので、漉し器14、抽出液受部15、抽出済み飲料原料受容器73などを清掃する通常の手入れ時に、抽出液受部15と一緒に飛散受カバー56の清掃ができ、手入れを容易にできる。しかも、飛散受カバー56を抽出液受部15に一体に形成することで、部品点数を削減でき、手入れも容易にできる。
【0055】
抽出液受部15と飛散受カバー56との間に設けた排出口59を通じて、反転回動される漉し器14内から排出される抽出済み飲料原料を落下させることができるとともに、飛散受カバー56で受け止めた飛散物も排出できる。
【0056】
交換手段16のケースに設けられた取付部64に対して、漉し器14の反転回動方向に対して反対方向からのスライド移動により抽出液受部15を着脱可能に取り付ける場合、飛散受カバー56を、取付部64に対する抽出液受部15の着脱を許容する位置に抽出液受部15から離間して設けたので、漉し器14などを取り外さなくても飛散受カバー56を有する抽出液受部15を容易に着脱できる。
【0057】
なお、飛散受カバー56は、抽出液受部15とは別体に形成し、抽出液受部15に取り付けるように構成してもよい。
【0058】
次に、図3に他の実施の形態を示し、この実施の形態では、飛散受カバー56を、抽出液受部15に設けるのに代えて、抽出済み飲料原料受容器73に設けたものである。
【0059】
抽出済み飲料原料受容器73には両側後部寄り位置に軸受孔81が形成され、飛散受カバー56の後縁近傍には軸受孔81に回動自在に係合する支軸82が設けられ、前縁には操作部83が突出形成されている。したがって、飛散受カバー56は、抽出済み飲料原料受容器73に対して起立したり倒れたりするのを自在とする起倒自在に構成されている。
【0060】
そして、本体1内の底板上の奥側に抽出済み飲料原料受容器73を配置し、飛散受カバー56を起立させる。これにより、飛散受カバー56が攪拌容器13、漉し器14および抽出液受部15の後方に対向する領域を覆うように配置される。
【0061】
このように、抽出済み飲料原料受容器73に飛散受カバー56を設けたので、漉し器14、抽出液受部15、抽出済み飲料原料受容器73などを清掃する通常の手入れ時に、抽出済み飲料原料受容器73と一緒に飛散受カバー56の清掃ができ、手入れを容易にできる。
【0062】
飛散受カバー56を、抽出済み飲料原料受容器73に対して起立可能に設けたので、飛散受カバー56を起立状態から倒すことで、飛散受カバー56が邪魔にならず、抽出済み飲料原料受容器73を本体1内に対して容易に着脱することができ、手入れを容易にできる。
【0063】
次に、図4および図5にさらに他の実施の形態を示し、この実施の形態では、図3実施の形態と同様に、飛散受カバー56を抽出済み飲料原料受容器73に設けたもので、抽出済み飲料原料受容器73には両側後部寄り位置に軸受孔81が形成され、飛散受カバー56の後縁近傍には軸受孔81に回動自在に係合する支軸82が設けられている。したがって、飛散受カバー56は、抽出済み飲料原料受容器73に対して起立したり倒れたりするのを自在とする起倒自在に構成されている。
【0064】
飛散受カバー56の後縁中央には作動部84が突設され、この作動部84は、飛散受カバー56が倒れた回動状態で漉し器14の後面(漉し器14の反転回動方向に対応した抽出済み飲料原料受容器73の側面)から突出され、飛散受カバー56が起立されたときに抽出済み飲料原料受容器73の後面に形成された凹部85に入り込むように構成されている。飛散受カバー56の下面には飛散受カバー56が起立されたときに凹部85の上方を覆う覆い部86が形成されている。
【0065】
そして、飛散受カバー56を倒した状態で抽出済み飲料原料受容器73を本体1内の底板上に奥側に配置することにより、作動部84が中仕切板3に当接して凹部85内に押動され、飛散受カバー56が自動的に起立する。これにより、飛散受カバー56が攪拌容器13、漉し器14および抽出液受部15の後方に対向する領域を覆うように配置される。
【0066】
このように、抽出済み飲料原料受容器73に飛散受カバー56を設けたので、漉し器14、抽出液受部15、抽出済み飲料原料受容器73などを清掃する通常の手入れ時に、抽出済み飲料原料受容器73と一緒に飛散受カバー56の清掃ができ、手入れを容易にできる。
【0067】
飛散受カバー56を、抽出済み飲料原料受容器73に対して起立可能に設けたので、飛散受カバー56を起立状態から倒すことで、飛散受カバー56が邪魔にならず、抽出済み飲料原料受容器73を本体1内に対して容易に着脱することができ、手入れを容易にできる。
【0068】
抽出済み飲料原料受容器73の後面を中仕切板3に沿わせて配置することで、中仕切板3で作動部84が押動されて飛散受カバー56を自動的に起立させることができ、飛散受カバー56の起立忘れを防止できる。
【0069】
【発明の効果】
請求項1記載の飲料抽出装置によれば、抽出液受部に、漉し器の反転回動によって飛散する抽出液や抽出済み飲料原料などの飛散物を受け止める飛散受カバーを設けたので、漉し器、抽出液受部、抽出済み飲料原料受容器などを清掃する通常の手入れ時に、抽出液受部と一緒に飛散受カバーの清掃ができ、手入れを容易にできる。
【0070】
請求項2記載の飲料抽出装置によれば、請求項1記載の飲料抽出装置の効果に加えて、飛散受カバーを抽出液受部に一体に形成したので、部品点数を削減でき、手入れも容易にできる。
【0071】
請求項3記載の飲料抽出装置によれば、請求項1または2記載の飲料抽出装置の効果に加えて、抽出液受部と飛散受カバーとの間に設けた排出口を通じて、反転回動される漉し器内から排出される抽出済み飲料原料を落下させることができるとともに、飛散受カバーで受け止めた飛散物も排出できる。
【0072】
請求項4記載の飲料抽出装置によれば、請求項1ないし3いずれか記載の飲料抽出装置の効果に加えて、交換手段のケースに設けられた取付部に対して、漉し器の反転回動方向に対して反対方向からのスライド移動により抽出液受部を着脱可能に取り付ける場合、飛散受カバーを、取付部に対する抽出液受部の着脱を許容する位置に抽出液受部から離間して設けたので、漉し器などを取り外さなくても飛散受カバーを有する抽出液受部を容易に着脱できる。
【0073】
請求項5記載の飲料抽出装置によれば、抽出済み飲料原料受容器に、漉し器の反転回動によって飛散する抽出液や抽出済み飲料原料などの飛散物を受け止める飛散受カバーを設けたので、漉し器、抽出液受部、抽出済み飲料原料受容器などを清掃する通常の手入れ時に、抽出済み飲料原料受容器と一緒に飛散受カバーの清掃ができ、手入れを容易にできる。
【0074】
請求項6記載の飲料抽出装置によれば、請求項5記載の飲料抽出装置の効果に加えて、飛散受カバーを、抽出済み飲料原料受容器に対して起立可能に設けたので、飛散受カバーを起立状態から例えば倒すことで、飛散受カバーが邪魔にならず、抽出済み飲料原料受容器を飲料抽出装置内に対して容易に着脱することができ、手入れを容易にできる。
【0075】
請求項7記載の飲料抽出装置によれば、請求項6記載の飲料抽出装置の効果に加えて、飛散受カバーを、抽出済み飲料原料受容器に対して回動可能に軸支し、飛散受カバーが倒れた回動状態で漉し器の反転回動方向に対応した抽出済み飲料原料受容器の側面から突出する作動部を設けたので、その作動部を抽出済み飲料原料受容器の側面方向へ押動することで飛散受カバーを起立させることができ、しかも、例えば抽出済み飲料原料受容器の側面を飲料抽出装置内の壁面に沿わせて配置するような場合、壁面で作動部が押動されて飛散受カバーを自動的に起立させることができ、飛散受カバーの起立忘れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す飲料抽出装置の一部を切り欠いた側面図である。
【図2】同上飲料抽出装置の交換手段および飛散受カバーが一体形成された抽出液受部の斜視図である。
【図3】他の実施の形態を示す抽出済み飲料原料受容器の斜視図である。
【図4】さらに他の実施の形態を示す抽出済み飲料原料受容器の断面図である。
【図5】同上抽出済み飲料原料受容器の斜視図である。
【符号の説明】
14 漉し器
15 抽出液受部
16 交換手段
56 飛散受カバー
59 排出口
61 ケース
63 取付軸
64 取付部
73 抽出済み飲料原料受容器
84 作動部

Claims (7)

  1. 飲料原料を受け入れて飲料原料の抽出液を漉す漉し器と、
    この漉し器で漉される抽出液を受け入れる抽出液受部と、
    前記漉し器を反転回動させて漉し器内の抽出済み飲料原料を排出させる交換手段と、
    前記抽出液受部に設けられ、前記漉し器の反転回動によって飛散する飛散物を受け止める飛散受カバーと
    を具備していることを特徴とする飲料抽出装置。
  2. 飛散受カバーは、抽出液受部に一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の飲料抽出装置。
  3. 抽出液受部と飛散受カバーとの間に、反転回動される漉し器内から排出される抽出済み飲料原料が落下する排出口が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の飲料抽出装置。
  4. 交換手段は、ケースを有し、このケースの一側に、漉し器が着脱可能に取り付けられて反転回動させる取付軸が突設されているとともに、抽出液受部が前記漉し器の反転回動方向に対して反対方向からのスライド移動によって着脱可能に取り付けられる取付部が形成され、
    飛散受カバーは、前記抽出液受部の前記取付部に対する着脱を許容する位置に抽出液受部から離間して設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の飲料抽出装置。
  5. 飲料原料を受け入れて飲料原料の抽出液を漉す漉し器と、
    この漉し器を反転回動させて漉し器内の抽出済み飲料原料を排出させる交換手段と、
    前記漉し器から排出される抽出済み飲料原料を受け入れる抽出済み飲料原料受容器と、
    この抽出済み飲料原料受容器に設けられ、前記漉し器の反転回動によって飛散する飛散物を受け止める飛散受カバーと
    を具備していることを特徴とする飲料抽出装置。
  6. 飛散受カバーは、抽出済み飲料原料受容器に対して起立可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項5記載の飲料抽出装置。
  7. 飛散受カバーは、抽出済み飲料原料受容器に対して回動可能に軸支され、飛散受カバーが倒れた回動状態で漉し器の反転回動方向に対応した抽出済み飲料原料受容器の側面から突出するとともに、抽出済み飲料原料受容器の側面方向への押動によって飛散受カバーを起立させる作動部を有している
    ことを特徴とする請求項6記載の飲料抽出装置。
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