JP3289562B2 - 車両の同期制御装置 - Google Patents

車両の同期制御装置

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JP3289562B2
JP3289562B2 JP21336195A JP21336195A JP3289562B2 JP 3289562 B2 JP3289562 B2 JP 3289562B2 JP 21336195 A JP21336195 A JP 21336195A JP 21336195 A JP21336195 A JP 21336195A JP 3289562 B2 JP3289562 B2 JP 3289562B2
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  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の同期制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、外部から正のトルクを内燃エンジ
ンに加えることを可能にした車両が提供されている。こ
の場合、電気モータとして駆動する状態(以下「モータ
駆動状態」という。)と発電機として駆動する状態(以
下「発電機駆動状態」という。)とを切り換えることが
できるようにした電機装置が車両に搭載される。
【0003】該電機装置は、内燃エンジンの出力軸(以
下「エンジン出力軸」という。)に取り付けられた回転
界磁極(フライホイールに形成される。)、該回転界磁
極を励磁するフィールドコイル、内燃エンジンの本体に
固定されたステータコア、及び該ステータコアに巻装さ
れた三相のステータコイルから成る。また、前記電機装
置には、フィールドコイルに対する通電を制御するフィ
ールドコイル制御回路、及びステータコイルに対する通
電を制御するステータコイル制御回路が接続される。
【0004】そして、内燃エンジンを始動する場合は、
前記電機装置をモータ駆動状態に置き、正のトルクを内
燃エンジンに加えることができる。また、前記ステータ
コイルに対する通電を制御することによって、回転界磁
極が取り付けられたエンジン出力軸に正のトルクを加
え、通常走行時における加速を効果的にアシストするこ
とができる。
【0005】さらに、電機装置を内燃エンジンのトルク
(以下「エンジントルク」という。)の変動に連動さ
せ、該エンジントルクが大きくなったときは発電機駆動
状態に置き、エンジントルクが小さくなったときにはモ
ータ駆動状態に置くことによって、エンジントルクの変
動を少なくすることができる。また、クラッチ装置の解
放時に電機装置だけで車両を走行させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の車両においては、例えば、歯車式の変速装置と電機
装置とを組み合わせ、通常走行時に前記電機装置によっ
て車両の加速をアシストしようとすると、次のような問
題が生じる。すなわち、歯車式の変速装置と電機装置と
を組み合わせると、電機装置の回転界磁極と変速装置の
ギヤ系とが一つの回転部材を構成することになる。した
がって、変速時に電機装置及びギヤ系のイナーシャを同
期機構によって同期合せを行うと、同期機構に大きな負
荷が加わり、同期機構の耐久性が低下してしまう。
【0007】本発明は、前記従来の車両の問題点を解決
して、歯車式の変速装置と電機装置とを組み合わせたと
きに、同期機構の耐久性が変速に伴って低下するのを防
止することができる車両の同期制御装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の車
両の同期制御装置においては、内燃エンジンと、変速装
置と、前記内燃エンジンと変速装置との間に配設され、
両者間を係脱するクラッチ装置と、前記変速装置の入力
軸と連結された電機装置と、前記クラッチ装置を解放
し、係合させるアクチュエータと、運転者による変速操
作を検出する変速操作検出手段と、前記変速装置の入力
軸回転数を検出する入力軸回転数検出手段と、制御装置
とを有する。
【0009】そして、該制御装置は、運転者がシフトレ
バーを操作すると、前記クラッチ装置を解放し、前記シ
フトレバーの操作に基づいて次に選択される変速段を予
測し、前記入力軸回転数検出手段によって検出された入
力軸回転数、及びギヤ比に基づいて、前記予測された変
速段に変速された場合の仮の入力軸回転数を設定し、該
設定された仮の入力軸回転数に基づいて、前記変速装置
を次の変速段が決定されるまでの間同期制御し、次の変
速段が決定された後、前記クラッチ装置を係合させる。
【0010】
【作用】本発明によれば、前記のように車両の同期制御
装置においては、内燃エンジンと、変速装置と、前記内
燃エンジンと変速装置との間に配設され、両者間を係脱
するクラッチ装置と、前記変速装置の入力軸と連結され
た電機装置と、前記クラッチ装置を解放し、係合させる
アクチュエータと、運転者による変速操作を検出する変
速操作検出手段と、前記変速装置の入力軸回転数を検出
する入力軸回転数検出手段と、制御装置とを有する。そ
して、該制御装置は、運転者がシフトレバーを操作する
と、前記クラッチ装置を解放し、前記シフトレバーの操
作に基づいて次に選択される変速段を予測し、前記入力
軸回転数検出手段によって検出された入力軸回転数、及
びギヤ比に基づいて、前記予測された変速段に変速され
た場合の仮の入力軸回転数を設定し、該設定された仮の
入力軸回転数に基づいて、前記変速装置を次の変速段が
決定されるまでの間同期制御し、次の変速段が決定され
た後、前記クラッチ装置を係合させる。
【0011】この場合、運転者がシフトレバーを操作す
ると、前記クラッチ装置が解放され前記シフトレバーの
操作に基づいて次に選択される変速段が予測される。続
いて、予測された変速段に変速された場合の仮の入力軸
回転数が設定され、該設定された仮の入力軸回転数に基
づいて、前記変速装置は、次の変速段が決定されるまで
の間同期制御される。そして、次の変速段が決定された
後、クラッチ装置が係合させられる。
【0012】
【0013】
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図2は本発明の第1の実施例に
おける自動車用変速機の概念図、図3は本発明の第1の
実施例における自動車用変速機の第1の断面図、図4は
本発明の第1の実施例における自動車用変速機の第2の
断面図である。
【0015】図において、11は内燃エンジン、12は
歯車式の変速装置であり、該変速装置12は、図示しな
い変速段選択装置、例えば、シフトレバーによって選択
された変速段を達成する。また、14は前記変速装置1
2にエンジントルクを選択的に伝達するためのクラッチ
装置である。該クラッチ装置14はエンジン出力軸(ク
ランクシャフト)16と前記変速装置12の第1軸21
の入力軸部17との間に配設される。前記内燃エンジン
11の回転は、クラッチ装置14を介して変速装置12
に伝達され、該変速装置12において変速させられる。
【0016】前記クラッチ装置14においては、前記エ
ンジン出力軸16に円板状のフライホイール24を介し
て発進クラッチ部材26が接続される。そして、前記フ
ライホイール24に対してトルク伝達部材27が相対回
転自在に支持され、前記フライホイール24とトルク伝
達部材27との間に磁気カップリング28が形成され
る。
【0017】また、前記変速装置12の第1軸21の入
力軸部17の端部に、ダンパ31を介して変速クラッチ
部材32が配設される。前記ダンパ31は、前記発進ク
ラッチ部材26と変速クラッチ部材32とを介して第1
軸21の入力軸部17に伝達されるエンジントルクの変
動を平滑化する。そして、圧力板100はクラッチカバ
ー33と連結され、該クラッチカバー33とレリーズベ
アリング34とがダイヤフラムスプリング35によって
挟持され保持される。また、前記レリーズベアリング3
4を軸方向に移動させることによって、変速クラッチ部
材32とトルク伝達部材27とを係脱したり、発進クラ
ッチ部材26及び変速クラッチ部材32とトルク伝達部
材27とを係脱したりすることができる。
【0018】なお、前記レリーズベアリング34を軸方
向に移動させるためにレリーズフォーク40が配設さ
れ、該レリーズフォーク40の外端はレリーズシリンダ
41のロッドと対向させられる。前記レリーズシリンダ
41は、図示しない油路を介してアクチュエータと連結
される。したがって、該アクチュエータを作動させ、ア
クチュエータによって発生させられた油圧を前記レリー
ズシリンダ41に供給することにより、前記レリーズベ
アリング34を軸方向に移動させることができる。
【0019】前記アクチュエータを作動させ、レリーズ
シリンダ41に油圧を供給するとクラッチ解放状態にな
り、発進クラッチ部材26及び変速クラッチ部材32と
トルク伝達部材27とは解放される。次に、前記アクチ
ュエータを作動させ、レリーズシリンダ41に供給され
ている油圧を低くすると、前記変速クラッチ部材32と
トルク伝達部材27との係合が開始され、滑動状態が形
成される。このとき、磁気カップリング28を介して伝
達されたエンジントルクは変速クラッチ部材32を介し
て変速装置12に伝達される。
【0020】続いて、前記アクチュエータを作動させ、
レリーズシリンダ41に供給される油圧を更に低くする
と、トルク伝達部材27と発進クラッチ部材26とが係
合させられ、クラッチ係合状態が形成される。このと
き、発進クラッチ部材26及び変速クラッチ部材32と
トルク伝達部材27とが係合し、フライホイール24の
回転は発進クラッチ部材26を介してトルク伝達部材2
7に直接伝達され、更に変速クラッチ部材32を介して
変速装置12に伝達される。
【0021】また、該変速装置12は、互いに並列な第
1軸21及び第2軸22上に配設された歯数比が異なる
複数のギヤセットG1〜G4を有し、該ギヤセットG1
〜G4のうちの一つを選択して噛合させることによっ
て、特定のギヤ比を設定することができるようになって
いる。そして、前記第2軸22に出力ギヤ55が配設さ
れ、該出力ギヤ55から前記変速装置12において選択
された変速段による回転が出力され、ディファレンシャ
ル装置18に伝達される。
【0022】該ディファレンシャル装置18は、リング
ギヤ57を外周に備えたディファレンシャルケース6
1、該ディファレンシャルケース61に固定されたピニ
オン軸62、該ピニオン軸62に回転自在に支持された
ピニオン63、及び該ピニオン63と噛合する左右のサ
イドギヤ64、65から成る。したがって、ディファレ
ンシャル装置18によって、前記リングギヤ57に伝達
された回転を左右の駆動軸67、68に伝達するととも
に、該駆動軸67、68を差動させて回転数差を吸収す
ることができる。
【0023】そして、前記駆動軸67、68には駆動輪
19、20がそれぞれ固定され、駆動軸67、68に伝
達された回転は前記駆動輪19、20にそれぞれ伝達さ
れる。ところで、前記変速装置12の最も後方(図にお
ける左方)の端部には、3個のギヤ45〜47が配設さ
れ、該ギヤ45〜47を介して前記変速装置12と電機
装置51とが連結される。そして、該電機装置51によ
ってモータ駆動状態におけるトルク(以下「モータトル
ク」という。)が発生させられ、該モータトルクを、前
記ギヤ45〜47を介して前記第1軸21に伝達し、内
燃エンジン11を始動させたり、モータトルクだけで車
両を走行させたり、前記エンジントルクを補助して車両
を走行させたりすることができるようになっている。
【0024】前記電機装置51は、前記第1軸21と平
行な軸線上に配設され、回転が出力される出力軸52、
該出力軸52に固定され、回転自在に配設された回転界
磁極としてのロータ53、該ロータ53の周囲に配設さ
れたステータ54、及び該ステータ54に巻装されたス
テータコイル56から成る。前記電機装置51は、ステ
ータコイル56に供給される電流によってモータトルク
を発生させる。そのために、前記ステータコイル56は
図示しない電機装置コントローラに接続され、該電機装
置コントローラによって制御された電流がステータコイ
ル56に供給されるようになっている。
【0025】そして、前記電機装置51のステータコイ
ル56に電流を供給し、電機装置51をモータ駆動状態
にすると、ロータ53が回転させられ、該ロータ53の
回転は、ギヤ45〜47を介して第1軸21に伝達され
る。次に、前記構成の自動車用変速機の制御装置につい
て説明する。図1は本発明の第1の実施例における自動
車用変速機の制御ブロック図である。
【0026】図において、11は内燃エンジン(E/
G)、12は変速装置(M/T)、14はクラッチ装置
(C/T)、51は電機装置(M)である。また、71
は前記クラッチ装置14をクラッチ解放状態、滑動状態
及びクラッチ係合状態にするためのアクチュエータ、7
0は該アクチュエータ71の動作を制御するクラッチコ
ントローラ、72は前記変速装置12において図示しな
い変速段選択装置によって選択された変速段を検出する
変速操作検出手段としてのギヤセンサである。本実施例
においては、ギヤセットG1〜G4(図2)のうちの一
つが選択されて噛合させられたときに電圧が発生するよ
うになっていて、該電圧を図示しないポテンショメータ
によって測定するようになっている。
【0027】また、73は前記電機装置51をモータ駆
動状態、発電機駆動状態等にするとともに、ステータコ
イル56(図3)を流れる電流を制御する電機装置コン
トローラ、74は制御装置としてのCPU、75は前記
内燃エンジン11を停止させたり、駆動したりするとと
もに、スロットル開度を制御するエンジンコントローラ
である。
【0028】前記CPU74は図示しないメモリに格納
された制御プログラムに従って、アクチュエータ71、
電機装置コントローラ73、エンジンコントローラ75
等を統括する。そして、76は車速を検出する車速セン
サ、77は図示しないアクセルペダルの踏込量(以下
「アクセル踏込量」という。)を検出するアクセル開度
センサ、78は運転者による変速操作を検出し、変速段
信号を出力する変速操作検出手段としてのシフトセンサ
である。
【0029】ところで、変速段選択装置としてシフトレ
バーを使用する場合、シフトレバーにおいて縦方向に加
わるレバー操作力及び横方向に加わるレバー操作力を検
出することによって変速操作が検出される。そのため
に、シフトレバーに圧電素子が配設され、シフトレバー
を操作することによって発生させられた電圧をポテンシ
ョメータにより測定し、電圧の差に基づいて前記縦方向
に加わるレバー操作力及び横方向に加わるレバー操作力
を検出するようになっている。また、変速段選択装置と
してシフトスイッチを使用する場合、各変速段ごとに配
設されたシフトスイッチのオン・オフによって変速操作
が検出される。
【0030】さらに、79は前記クラッチ装置14がク
ラッチ解放状態であるかクラッチ係合状態であるかを検
出するクラッチセンサである。次に、前記構成の自動車
用変速機が搭載された車両の走行モードについて説明す
る。まず、エンジン始動モードにおいては、内燃エンジ
ン11を停止させた状態で、前記アクチュエータ71を
作動させてクラッチ装置14をクラッチ係合状態に置
き、前記電機装置51を駆動してモータ駆動状態にす
る。この場合、モータトルクを内燃エンジン11に伝達
することによって、該内燃エンジン11を始動させるこ
とができる。
【0031】また、モータ駆動モードにおいては、クラ
ッチ装置14をクラッチ解放状態にし、前記電機装置5
1をモータ駆動状態にする。この場合、モータトルクを
駆動輪19、20に伝達することによって、モータトル
クだけで車両を走行させることができる。そして、加速
アシストモードにおいては、内燃エンジン11を駆動し
た状態で、クラッチ装置14をクラッチ係合状態にし、
前記電機装置51をモータ駆動状態にする。この場合、
エンジントルク及びモータトルクを駆動輪19、20に
伝達し、エンジントルク及びモータトルクによって車両
を走行させることができる。そして、モータトルクによ
ってエンジントルクを効果的に補助し、車両の加速性を
向上させることができる。
【0032】また、エンジン駆動モードにおいては、内
燃エンジン11を駆動した状態で、クラッチ装置14を
クラッチ係合状態にし、前記電機装置51を発電機駆動
状態にする。この場合、エンジントルクを駆動輪19、
20に伝達し、エンジントルクだけで車両を走行させる
ことができる。しかも、エンジントルクを電機装置51
に伝達し、該電機装置51によって発電することができ
る。
【0033】ところで、前記構成の自動車用変速機にお
いては、変速時にギヤセットG1〜G4において異なる
ギヤ比が設定されることによって、入力軸回転数と出力
軸回転数との間に回転数差が生じる。そこで、変速装置
12に図示しない同期機構を配設し、該同期機構によっ
て入力軸回転数と出力軸回転数とを同期させてギヤセッ
トG1〜G4を係合させるようにしている。また、本実
施例においては、変速時に、次の変速段を予測し、次の
変速段における適性な入力軸回転数を出力軸回転数から
計算する。そして、電機装置51によって入力軸を回転
させて入力軸回転数と出力軸回転数とを同期させ、同期
機構に加わる負担を小さくし、変速を円滑に行うことが
できるようにしている。そのために、前記変速装置12
の入力軸回転数を検出するために入力軸回転数検出手段
が配設されるとともに、前記CPU74は電機装置同期
制御手段及び走行制御手段を有する。
【0034】次に、前記構成の自動車用変速機の動作に
ついて説明する。図5は本発明の第1の実施例における
シフト位置を示す図、図6は本発明の第1の実施例にお
ける2−3変速時のタイムチャートである。図5におい
て、「1」〜「4」及び「R」は1速時〜4速時及び後
進走行時における変速段を示す位置、P1〜P5は2−
3変速を行う場合の各時点における図示しないシフトレ
バー位置である。
【0035】また、図6においては、変速時の各タイミ
ングt0〜t7における車速V、図示しないシフトレバ
ーによって選択された変速段(2、3、N)、横方向
(図5のx軸方向)のレバー操作力Flx、縦方向(図5
のy軸方向)のレバー操作力F ly、アクセル踏込量
θa 、スロットル開度θth、エンジン回転数Ne 、エン
ジントルクTe 、クラッチストロークSc 、電機装置5
1(図1)のモータ回転数N m 、電機装置51のモータ
トルクTm を示す。
【0036】本実施例においては、変速操作によって図
示しないシフトレバーに一定の力が加わると、エンジン
コントローラ75によってスロットル開度θthが、クラ
ッチコントローラ70によってクラッチストロークSc
が、電機装置コントローラ73によってモータトルクT
m が同期制御され、図示しないアクセルペダルを一定量
だけ踏み込んだまま、シフトアップの変速を行うことが
できるようになっている。なお、モータトルクTm を制
御する場合、実際は、ステータコイル56(図3)及び
図示しないフィールドコイルに供給される電流が制御さ
れる。
【0037】本実施例において、シフトレバーは、通常
「Hパターン」といわれるシフトパターンを有する。し
たがって、2−3変速操作をする場合、シフトレバーを
位置2から位置3の方向に斜めに移動させようとする。
そのとき、シフトレバーに加えられるレバー操作力
lx、Flyを検出し、次の変速段を予測して、同期制御
時の目標値を仮に決定する。そして、仮の目標値に対し
て、次の変速段が決定されるまで同期制御が行われる。
【0038】そして、タイミングt0においては、変速
操作処理ルーチンがオフにされ、通常走行している状態
が示され、運転者がシフトレバーを操作すると、シフト
センサ78によってレバー操作力Flx、Flyが検出され
る。また、タイミングt1において、レバー操作力
lx、Flyが検出されると、変速操作処理ルーチンがオ
ンになり、変速段信号が切り換わるのを待つ。この場
合、現在の変速段は2速で Flx>0 であるので3速又は4速へのシフトアップの変速が行わ
れると予測することができる。そして、次の変速段を3
速と仮定する。
【0039】次に、タイミングt2においては、シフト
レバー位置P2に到達して変速段はニュートラルにな
り、シフトセンサ78からの変速段信号が「2−N」に
切り換わり、変速操作処理が開始される。そこで、ま
ず、エンジン要求トルク指令を0にして、スロットルア
クチュエータ操作ルーチンによってエンジン出力トルク
を0にする。次に、モータ要求トルク指令を0にしてモ
ータトルクTm を0にする。また、クラッチ装置14が
アクチュエータ71によって解放される。
【0040】続いて、タイミングt3においては、クラ
ッチセンサ79によってクラッチ装置14の解放の完了
を確認し同期制御に移行する。このとき、シフトセンサ
78のレバー操作力Flxは、2速の状態から継続して Flx>0 であるので、次の変速段の仮定は3速のまま変更しな
い。そして、電機装置51において負のモータトルクT
m を発生させ、変速装置12のインプットシャフト回転
数NI とアウトプットシャフト回転数No とを同期させ
る。
【0041】この場合、現在の車速で変速段が3速にな
ったときのインプットシャフト予測回転数NIPを仮の目
標回転数として設定し、電機装置コントローラ73は、
インプットシャフト回転数NI が仮の目標回転数になる
ようにフィードバック制御を行う。なお、内燃エンジン
11については、スロットルバルブを閉鎖し内燃エンジ
ン11のエンジン回転数Ne を低下させ、クラッチ装置
14の同期時の負担を軽減させる。
【0042】次に、タイミングt4においては、シフト
センサ78からのレバー操作力Flxは、 Flx=0 でかつ Fly>0 であるので、次の変速段は、3速であると確定する。そ
こで、目標回転数を3速におけるインプットシャフト回
転数に設定し、電機装置コントローラ73はインプット
シャフト回転数NI が設定された目標回転数になるよう
にフィードバック制御を行う。
【0043】なお、変速装置12内の3速の同期機構が
同期作業を行う前に、電機装置51による同期作業を終
了する。そして、タイミングt5においては、3速への
シフトレバーの操作が完了し、変速装置12のインプッ
トシャフト回転数NI とアウトプットシャフト回転数N
o とが同期した状態になる。
【0044】次に、タイミングt6においては、運転者
はシフトレバーから手を離しており、シフトレバーの操
作が完了しているので、変速操作の終了動作に入る。ま
た、電機装置51は、アクセル踏込量θa に対応したモ
ータトルクTm を出力する。そして、アクチュエータ7
1によるクラッチ装置14の係合が始まる。
【0045】さらに、内燃エンジン11のエンジン回転
数Ne とインプットシャフト回転数NI とがほぼ同期し
た時、スロットル開度θthを制御して、そのエンジン回
転数Ne を維持する。続いて、タイミングt7において
は、クラッチ装置14の係合が完了し、アクセル踏込量
θa に対応してスロットル開度θthが大きくされる。
【0046】図7は本発明の第1の実施例における自動
車用変速機の動作を示す第1のメインフローチャート、
図8は本発明の第1の実施例における自動車用変速機の
動作を示す第2のメインフローチャートである。 ステップS1 現在の変速段を前の変速段にセットす
る。 ステップS2 レバー操作力Fly、Flx(図6)を検出
する。 ステップS3 y方向のレバー操作力Flyが基準値より
大きいかどうかを判断する。レバー操作力Flyが基準値
より大きい場合はステップS7に、レバー操作力Fly
基準値以下の場合はステップS4に進む。 ステップS4 変速段を検出する。 ステップS5 検出された変速段がニュートラルである
かどうかを判断する。変速段がニュートラルである場合
はステップS6に進み、ニュートラルでない場合はステ
ップS2に戻る。 ステップS6 x方向のレバー操作力Flxが基準値より
大きいかどうかを判断する。レバー操作力Flxが基準値
より大きい場合はステップS7に進み、レバー操作力F
lxが基準値以下の場合はステップS2に戻る。 ステップS7 エンジントルク0制御処理を行う。 ステップS8 モータトルク0制御処理を行う。 ステップS9 クラッチ解放制御処理を行う。 ステップS10 変速段を検出する。 ステップS11 検出された変速段がニュートラルであ
るかどうかを判断する。変速段がニュートラルである場
合はステップS12に進み、ニュートラルでない場合は
ステップS10に戻る。 ステップS12 電機装置コントローラ73のモータ同
期制御手段は、モータによる同期制御処理を行う。 ステップS13 モータトルク出力回復制御処理を行
う。 ステップS14 クラッチ係合制御処理を行う。 ステップS15 スロットル回復制御処理を行う。
【0047】次に、図8のステップS12におけるモー
タによる同期制御処理のサブルーチンについて説明す
る。図9は本発明の第1の実施例におけるモータによる
同期制御処理のサブルーチンを示す第1の図、図10は
本発明の第1の実施例におけるモータによる同期制御処
理のサブルーチンを示す第2の図である。 ステップS12−1 CPU74(図1)の変速段推定
手段は、次の変速段推定処理を行うことによって、次の
変速段を推定する。 ステップS12−2 アウトプットシャフト回転数No
及びインプットシャフト回転数NI を検出する。 ステップS12−3 インプットシャフト予測回転数計
算処理を行う。 ステップS12−4 インプットシャフト回転数NI
インプットシャフト予測回転数NIPとの回転数差ΔNI
が基準値dn以上であるかどうか、すなわち、 ΔNI ≧dn であるかどうかを判断する。回転数差ΔNI が基準値d
n以上である場合はステップS12−6に、回転数差Δ
I が基準値dnより小さい場合はステップS12−5
に進む。 ステップS12−5 変速に伴うインプットシャフト回
転数NI の変化が少ないことが分かるので、モータ回転
数維持制御処理を行い、モータ回転数Nm を維持する。 ステップS12−6 インプットシャフト回転数NI
インプットシャフト予測回転数NIP以上であるかどう
か、すなわち、 NI ≧NIP であるかどうかを判断する。インプットシャフト回転数
I がインプットシャフト予測回転数NIP以上である場
合はステップS12−8に、インプットシャフト回転数
I がインプットシャフト予測回転数NIPより低い場合
はステップS12−7に進む。 ステップS12−7 変速に伴ってインプットシャフト
回転数NI を高くする必要があるので、モータ回転数上
昇制御処理を行い、モータ回転数Nm を高くする。 ステップS12−8 変速に伴ってインプットシャフト
回転数NI を低くする必要があるので、モータ回転数低
下制御処理を行い、モータ回転数Nm を低くする。 ステップS12−9 変速段を検出する。 ステップS12−10 前の変速段が検出された変速段
であるかどうかを判断する。前の変速段が検出された変
速段である場合はステップS12−1に戻り、検出され
た変速段でない場合はステップS12−11に進む。 ステップS12−11 検出された変速段がニュートラ
ルであるかどうかを判断する。検出された変速段がニュ
ートラルである場合はステップS12−12に、ニュー
トラルでない場合はステップS12−15に進む。 ステップS12−12 ニュートラル継続時間を検出す
る。 ステップS12−13 検出されたニュートラル継続時
間が設定時間より大きいかどうかを判断する。検出され
たニュートラル継続時間が設定時間より大きい場合はス
テップS12−14に、検出されたニュートラル継続時
間が設定時間以下である場合はステップS12−15に
進む。 ステップS12−14 モータトルク0制御処理を行
う。 ステップS12−15 アウトプットシャフト回転数N
o 及びインプットシャフト回転数NI を検出する。 ステップS12−16 インプットシャフト予測回転数
計算処理を行う。 ステップS12−17 インプットシャフト回転数NI
とインプットシャフト予測回転数NIPとの回転数差ΔN
I が基準値dn以上であるかどうか、すなわち、 ΔNI ≧dn であるかどうかを判断する。回転数差ΔNI が基準値d
n以上である場合はステップS12−19に、回転数差
ΔNI が基準値dnより小さい場合はステップS12−
18に進む。 ステップS12−18 変速に伴うインプットシャフト
回転数NI の変化が少ないことが分かるので、モータ回
転数維持制御処理を行い、モータ回転数Nm を維持す
る。 ステップS12−19 インプットシャフト回転数NI
がインプットシャフト予測回転数NIP以上であるかどう
か、すなわち、 NI ≧NIP であるかどうかを判断する。インプットシャフト回転数
I がインプットシャフト予測回転数NIP以上である場
合はステップS12−21に、インプットシャフト回転
数NI がインプットシャフト予測回転数NIPより低い場
合はステップS12−19に進む。 ステップS12−20 変速に伴ってインプットシャフ
ト回転数NI を高くする必要があるので、モータ回転数
上昇制御処理を行い、モータ回転数Nm を高くする。 ステップS12−21 変速に伴ってインプットシャフ
ト回転数NI を低くする必要があるので、モータ回転数
低下制御処理を行い、モータ回転数Nm を低くする。 ステップS12−22 変速段を検出する。 ステップS12−23 モータによる同期制御の終了指
令が出ているかどうかを判断する。終了指令が出ている
場合は処理を終了し、終了指令が出ていない場合はステ
ップS12−11に戻る。
【0048】次に、図9のステップS12−3における
インプットシャフト予測回転数計算処理のサブルーチン
について説明する。図11は本発明の第1の実施例にお
けるインプットシャフト予測回転数計算処理のサブルー
チンを示す図である。 ステップS12−3−1 変速段を検出する。 ステップS12−3−2 検出された変速段がニュート
ラルであるかどうかを判断する。変速段がニュートラル
である場合はステップS12−3−4に、ニュートラル
でない場合はステップS12−3−3に進む。 ステップS12−3−3 検出された変速段のギヤ比を
セットする。 ステップS12−3−4 次の変速段がニュートラルで
あるかどうかを判断する。次の変速段がニュートラルで
ある場合はステップS12−3−5に、ニュートラルで
ない場合はステップS12−3−6に進む。 ステップS12−3−5 インプットシャフト予測回転
数NIPに0をセットする。 ステップS12−3−6 推定された次の変速段のギヤ
比をセットする。 ステップS12−3−7 インプットシャフト予測回転
数NIPを計算する。
【0049】次に、図9のステップS12−1における
次の変速段推定処理のサブルーチンについて説明する。
図12は本発明の第1の実施例における次の変速段推定
処理のサブルーチンを示す第1の図、図13は本発明の
第1の実施例における次の変速段推定処理のサブルーチ
ンを示す第2の図、図14は本発明の第1の実施例にお
ける次の変速段推定処理のサブルーチンを示す第3の
図、図15は本発明の第1の実施例における次の変速段
推定処理のサブルーチンを示す第4の図、図16は本発
明の第1の実施例における次の変速段推定処理のサブル
ーチンを示す第5の図、図17は本発明の第1の実施例
における次の変速段推定処理のサブルーチンを示す第6
の図である。 ステップS12−1−1 レバー操作力Flx、Fly(図
6)を検出する。 ステップS12−1−2 前の変速段がニュートラルで
あるかどうかを判断する。前の変速段がニュートラルで
ある場合はステップS12−1−3に、ニュートラルで
ない場合はステップS12−1−11に進む。 ステップS12−1−3 レバー操作力Flxと0とを比
較する。レバー操作力F lxが0より小さい場合はステッ
プS12−1−4に、レバー操作力Flxが0である場合
はステップS12−1−7に、レバー操作力Flxが0よ
り大きい場合はステップS12−1−10に進む。 ステップS12−1−4 レバー操作力Flyが0より大
きいかどうかを判断する。レバー操作力Flyが0より大
きい場合はステップS12−1−5に、レバー操作力F
lyが0以下である場合はステップS12−1−6に進
む。 ステップS12−1−5 次の変速段に1速をセットす
る。 ステップS12−1−6 次の変速段に2速をセットす
る。 ステップS12−1−7 レバー操作力Flyが0より大
きいかどうかを判断する。レバー操作力Flyが0より大
きい場合はステップS12−1−8に、レバー操作力F
lyが0以下である場合はステップS12−1−9に進
む。 ステップS12−1−8 次の変速段に3速をセットす
る。 ステップS12−1−9 次の変速段に4速をセットす
る。 ステップS12−1−10 次の変速段にリバース
(R)をセットする。 ステップS12−1−11 前の変速段が1速であるか
どうかを判断する。前の変速段が1速である場合はステ
ップS12−1−12に、1速でない場合はステップS
12−1−20に進む。 ステップS12−1−12 レバー操作力Flxと0とを
比較する。レバー操作力Flxが0以下で場合はステップ
S12−1−13に、レバー操作力Flxが0より大きい
場合はステップS12−1−16に、レバー操作力Flx
が0より極めて大きい場合はステップS12−1−19
に進む。 ステップS12−1−13 レバー操作力Flyが0より
大きいかどうかを判断する。レバー操作力Flyが0より
大きい場合はステップS12−1−14に、レバー操作
力Flyが0以下である場合はステップS12−1−15
に進む。 ステップS12−1−14 次の変速段に1速をセット
する。 ステップS12−1−15 次の変速段に2速をセット
する。 ステップS12−1−16 レバー操作力Flyが0より
大きいかどうかを判断する。レバー操作力Flyが0より
大きい場合はステップS12−1−17に、レバー操作
力Flyが0以下である場合はステップS12−1−18
に進む。 ステップS12−1−17 次の変速段に3速をセット
する。 ステップS12−1−18 次の変速段に4速をセット
する。 ステップS12−1−19 次の変速段にリバースをセ
ットする。 ステップS12−1−20 前の変速段が2速であるか
どうかを判断する。前の変速段が2速である場合はステ
ップS12−1−21に、2速でない場合はステップS
12−1−29に進む。 ステップS12−1−21 レバー操作力Flxと0とを
比較する。レバー操作力Flxが0以下である場合はステ
ップS12−1−22に、レバー操作力Flxが0より大
きい場合はステップS12−1−25に、レバー操作力
lxが0より極めて大きい場合はステップS12−1−
28に進む。 ステップS12−1−22 レバー操作力Flyが0より
小さいかどうかを判断する。レバー操作力Flyが0より
小さい場合はステップS12−1−23に、レバー操作
力Flyが0以上である場合はステップS12−1−24
に進む。 ステップS12−1−23 次の変速段に1速をセット
する。 ステップS12−1−24 次の変速段に2速をセット
する。 ステップS12−1−25 レバー操作力Flyが0より
大きいかどうかを判断する。レバー操作力Flyが0より
大きい場合はステップS12−1−26に、レバー操作
力Flyが0以下である場合はステップS12−1−27
に進む。 ステップS12−1−26 次の変速段に3速をセット
する。 ステップS12−1−27 次の変速段に4速をセット
する。 ステップS12−1−28 次の変速段にリバースをセ
ットする。 ステップS12−1−29 前の変速段が3速であるか
どうかを判断する。前の変速段が3速である場合はステ
ップS12−1−30に、3速でない場合はステップS
12−1−38に進む。 ステップS12−1−30 レバー操作力Flxと0とを
比較する。レバー操作力Flxが0より小さい場合はステ
ップS12−1−31に、レバー操作力Flxが0である
場合はステップS12−1−34に、レバー操作力Flx
が0より大きい場合はステップS12−1−37に進
む。 ステップS12−1−31 レバー操作力Flyが0以上
であるかどうかを判断する。レバー操作力Flyが0以上
である場合はステップS12−1−32に、レバー操作
力Flyが0より小さい場合はステップS12−1−33
に進む。 ステップS12−1−32 次の変速段に1速をセット
する。 ステップS12−1−33 次の変速段に2速をセット
する。 ステップS12−1−34 レバー操作力Flyが0以上
であるかどうかを判断する。レバー操作力Flyが0以上
である場合はステップS12−1−35に、レバー操作
力Flyが0より小さい場合はステップS12−1−36
に進む。 ステップS12−1−35 次の変速段に3速をセット
する。 ステップS12−1−36 次の変速段に4速をセット
する。 ステップS12−1−37 次の変速段にリバースをセ
ットする。 ステップS12−1−38 前の変速段が4速であるか
どうかを判断する。前の変速段が4速である場合はステ
ップS12−1−39に、前の変速段が4速でない場合
はステップS12−1−47に進む。 ステップS12−1−39 レバー操作力Flxと0とを
比較する。レバー操作力Flxが0より小さい場合はステ
ップS12−1−40に、レバー操作力Flxが0である
場合はステップS12−1−43に、レバー操作力Flx
が0より大きい場合はステップS12−1−46に進
む。 ステップS12−1−40 レバー操作力Flyが0より
大きいかどうかを判断する。レバー操作力Flyが0より
大きい場合はステップS12−1−41に、レバー操作
力Flyが0以下の場合はステップS12−1−42に進
む。 ステップS12−1−41 次の変速段に1速をセット
する。 ステップS12−1−42 次の変速段に2速をセット
する。 ステップS12−1−43 レバー操作力Flyが0より
大きいかどうかを判断する。レバー操作力Flyが0より
大きい場合はステップS12−1−44に、レバー操作
力Flyが0以下の場合はステップS12−1−45に進
む。 ステップS12−1−44 次の変速段に3速をセット
する。 ステップS12−1−45 次の変速段に4速をセット
する。 ステップS12−1−46 次の変速段にリバースをセ
ットする。 ステップS12−1−47 レバー操作力Flxと0とを
比較する。レバー操作力Flxが0より小さい場合はステ
ップS12−1−48に、レバー操作力Flxが0である
場合はステップS12−1−51に、レバー操作力Flx
が0より大きい場合はステップS12−1−54に進
む。 ステップS12−1−48 レバー操作力Flyが0より
大きいかどうかを判断する。レバー操作力Flyが0より
大きい場合はステップS12−1−49に、レバー操作
力Flyが0以下の場合はステップS12−1−50に進
む。 ステップS12−1−49 次の変速段に1速をセット
する。 ステップS12−1−50 次の変速段に2速をセット
する。 ステップS12−1−51 レバー操作力Flyが0より
大きいかどうかを判断する。レバー操作力Flyが0より
大きい場合はステップS12−1−52に、レバー操作
力Flyが0以下の場合はステップS12−1−53に進
む。 ステップS12−1−52 次の変速段に3速をセット
する。 ステップS12−1−53 次の変速段に4速をセット
する。 ステップS12−1−54 次の変速段にリバースをセ
ットする。
【0050】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図18は本発明の第2の実施例における2−3変
速時の自動車用変速機のタイムチャートである。なお、
この場合、変速操作を行っている間、図示しないアクセ
ルペダルが戻されることが同期機構の開始条件になって
いる。したがって、タイミングt1において、シフトセ
ンサ78(図1)によってレバー操作力Flx、Flyが検
出される。そして、CPU74は、アクセル踏込量θ a
が0になると、タイミングt2においてスロットル開度
θthを小さくし、モータトルクTm が0になるように、
電機装置コントローラ73に対して電流指令値を出力
し、さらに、クラッチ装置14を解放する。
【0051】図19は本発明の第2の実施例における自
動車用変速機の動作を示すフローチャートである。 ステップS21 シフトレバー操作力Fly、Flx(図1
8)を検出する。 ステップS22 レバー操作力Flyが基準値より大きい
かどうかを判断する。レバー操作力Flyが基準値より大
きい場合はステップS26に、レバー操作力Flyが基準
値以下の場合はステップS23に進む。 ステップS23 変速段を検出する。 ステップS24 検出された変速段がニュートラルであ
るかどうかを判断する。変速段がニュートラルである場
合はステップS25に進み、ニュートラルでない場合は
ステップS21に戻る。 ステップS25 レバー操作力Flxが基準値より大きい
かどうかを判断する。レバー操作力Flxが基準値より大
きい場合はステップS26に進み、レバー操作力Flx
基準値以下の場合はステップS21に戻る。 ステップS26 図示しないアクセルスイッチがオフで
あるかどうかを判断する。アクセルスイッチがオフであ
る場合はステップS9のクラッチ解放制御処理を行い、
アクセルスイッチがオフでない場合はステップS21に
戻る。
【0052】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図20は本発明の第3の実施例における2−3変
速時の自動車用変速機のタイムチャートである。なお、
この場合、図示しないシフトレバーにおいて各変速段ご
とに配設された図示しないシフトレバースイッチが変速
操作検出手段として使用され、変速操作はシフトレバー
スイッチのオン・オフによって検出される。そこで、シ
フトレバースイッチをオンにして変速操作を行っている
間、図示しないアクセルペダルが戻されることが同期制
御の開始条件になっている。
【0053】まず、タイミングt1において、シフトレ
バースイッチのオンが検出される。そして、タイミング
t2においてアクセル踏込量θa が0になると、CPU
74(図1)は、タイミングt3においてスロットル開
度θthを小さくし、モータトルクTm が0になるよう
に、電機装置コントローラ73に指示を出し、さらに、
クラッチ装置14を解放する。
【0054】図21は本発明の第3の実施例における自
動車用変速機の動作を示すフローチャートである。 ステップS31 図示しないシフトレバースイッチのオ
ン・オフを検出する。 ステップS32 シフトレバースイッチがオンであるか
どうかを判断する。シフトレバースイッチがオンである
場合はステップS33に進み、シフトレバースイッチが
オンでない場合はステップS31に戻る。 ステップS33 図示しないアクセルスイッチがオフで
あるかどうかを判断する。アクセルスイッチがオフであ
る場合はステップS9のクラッチ解放制御処理を行い、
アクセルスイッチがオフでない場合はステップS31に
戻る。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、車両の同期制御装置においては、内燃エンジン
と、変速装置と、前記内燃エンジンと変速装置との間に
配設され、両者間を係脱するクラッチ装置と、前記変速
装置の入力軸と連結された電機装置と、前記クラッチ装
置を解放し、係合させるアクチュエータと、運転者によ
る変速操作を検出する変速操作検出手段と、前記変速装
置の入力軸回転数を検出する入力軸回転数検出手段と、
制御装置とを有する。
【0056】そして、該制御装置は、運転者がシフトレ
バーを操作すると、前記クラッチ装置を解放し、前記シ
フトレバーの操作に基づいて次に選択される変速段を予
測し、前記入力軸回転数検出手段によって検出された入
力軸回転数、及びギヤ比に基づいて、前記予測された変
速段に変速された場合の仮の入力軸回転数を設定し、該
設定された仮の入力軸回転数に基づいて、前記変速装置
を次の変速段が決定されるまでの間同期制御し、次の変
速段が決定された後、前記クラッチ装置を係合させる。
【0057】この場合、運転者がシフトレバーを操作す
ると、該シフトレバーの操作に基づいて次に選択される
変速段が予測される。続いて、予測された変速段に変速
された場合の仮の入力軸回転数が設定され、該設定され
た仮の入力軸回転数に基づいて、前記変速装置は、次の
変速段が決定されるまでの間同期制御される。
【0058】したがって、シフトアップの変速が行われ
る場合は、主に電機装置が減速側に制御され、前記変速
装置の変速機の入力軸及び電機装置のロータ全体の回転
エネルギーが吸収される。また、シフトダウンの変速が
行われる場合は、主に電機装置が増速側に制御され、前
記変速装置の変速機の入力軸及び電機装置のロータ全体
に回転エネルギーが与えられる。したがって、同期機構
の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における自動車用変速機
の制御ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例における自動車用変速機
の概念図である。
【図3】本発明の第1の実施例における自動車用変速機
の第1の断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例における自動車用変速機
の第2の断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例におけるシフト位置を示
す図である。
【図6】本発明の第1の実施例における2−3変速時の
タイムチャートである。
【図7】本発明の第1の実施例における自動車用変速機
の動作を示す第1のメインフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施例における自動車用変速機
の動作を示す第2のメインフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施例におけるモータによる同
期制御処理のサブルーチンを示す第1の図である。
【図10】本発明の第1の実施例におけるモータによる
同期制御処理のサブルーチンを示す第2の図である。
【図11】本発明の第1の実施例におけるインプットシ
ャフト予測回転数計算処理のサブルーチンを示す図であ
る。
【図12】本発明の第1の実施例における次の変速段推
定処理のサブルーチンを示す第1の図である。
【図13】本発明の第1の実施例における次の変速段推
定処理のサブルーチンを示す第2の図である。
【図14】本発明の第1の実施例における次の変速段推
定処理のサブルーチンを示す第3の図である。
【図15】本発明の第1の実施例における次の変速段推
定処理のサブルーチンを示す第4の図である。
【図16】本発明の第1の実施例における次の変速段推
定処理のサブルーチンを示す第5の図である。
【図17】本発明の第1の実施例における次の変速段推
定処理のサブルーチンを示す第6の図である。
【図18】本発明の第2の実施例における2−3変速時
の自動車用変速機のタイムチャートである。
【図19】本発明の第2の実施例における自動車用変速
機の動作を示すフローチャートである。
【図20】本発明の第3の実施例における2−3変速時
の自動車用変速機のタイムチャートである。
【図21】本発明の第3の実施例における自動車用変速
機の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 内燃エンジン 12 変速装置 14 クラッチ装置 51 電機装置 53 ロータ 71 アクチュエータ 72 ギヤセンサ 78 シフトセンサ 74 CPU θa アクセル踏込量 θth スロットル開度 Tm モータトルク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // F16H 59:42 B60K 9/00 ZHVE (56)参考文献 特開 平5−222966(JP,A) 特開 平7−167278(JP,A) 特開 平6−48222(JP,A) 特開 平6−247170(JP,A) 特開 昭63−154437(JP,A) 実開 昭61−138635(JP,U) 実開 平5−22864(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 11/00 - 11/14 B60K 6/02 - 6/04 B60K 41/00 - 41/28 B60L 15/20 F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃エンジンと、変速装置と、前記内燃
    エンジンと変速装置との間に配設され、両者間を係脱す
    るクラッチ装置と、前記変速装置の入力軸と連結された
    電機装置と、前記クラッチ装置を解放し、係合させるア
    クチュエータと、運転者による変速操作を検出する変速
    操作検出手段と、前記変速装置の入力軸回転数を検出す
    る入力軸回転数検出手段と、制御装置とを有するととも
    に、該制御装置は、運転者がシフトレバーを操作する
    と、前記クラッチ装置を解放し、前記シフトレバーの操
    作に基づいて次に選択される変速段を予測し、前記入力
    軸回転数検出手段によって検出された入力軸回転数、及
    びギヤ比に基づいて記予測された変速段に変速され
    た場合の仮の入力軸回転数を設定し、該設定された仮の
    入力軸回転数に基づいて、前記変速装置次の変速段
    決定されるまでの間同期制御し、次の変速段が決定され
    た後、前記クラッチ装置を係合させることを特徴とする
    車両の同期制御装置。
JP21336195A 1995-08-22 1995-08-22 車両の同期制御装置 Expired - Lifetime JP3289562B2 (ja)

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