JP3287586B2 - カラー画像処理方法、及びカラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理方法、及びカラー画像処理装置

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JP3287586B2
JP3287586B2 JP16831091A JP16831091A JP3287586B2 JP 3287586 B2 JP3287586 B2 JP 3287586B2 JP 16831091 A JP16831091 A JP 16831091A JP 16831091 A JP16831091 A JP 16831091A JP 3287586 B2 JP3287586 B2 JP 3287586B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像処理方法、
及びカラー画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、PDL(Page Description L
anguage、ページ記述言語)やページ記述コマンドを用
いて、図形・文字の描画を行う際に指定する座標点等の
基準となる座標系(以後、この座標系をユーザー座標系
と呼ぶ)の一例を示している。斜線の矩形部分は、有効
印字領域(用紙内で描画可能な領域)を示しており、図
に示すように、有効印字領域の縦の長さを有効印字領域
高、横幅を有効印字領域幅とする。この図の座標系は、
2次元のx−y直交座標系であり、図に示すように有効
印字領域の左下隅を原点としている。また、この座標系
の座標単位は自由に設定可能(例えば、0.01mmや1/72in
ch等)である。上述のユーザー座標系に基づいて設定さ
れた、図形描画等のPDLの記述要素やページ記述コマ
ンドは、画像処理装置が受け取った順番に画像処理装置
内部で解析され、メモリに展開するための情報に変換さ
れる。
【0003】図2は、上述のメモリ展開情報作成の基準
となる座標系(以後、この座標系をプリンタ座標系と呼
ぶ)の一例を示している。また、この座標系の座標単位
は画像処理装置の解像度によって決まる。(例えば、解
像度が300dpiの場合、座標単位は1/300inchとなる) 斜線の矩形部分は、図1の有効印字領域と同じものであ
る。この座標系は、2次元のx−y直交座標系であり、
有効印字領域の左上隅を原点としている。
【0004】図3は、従来、PDLやページ記述コマン
ドに基づいてカラー記録を行う画像処理装置における内
部のRAM領域のメモリマップの一例を示している。R
AM領域は、システムワーク用のメモリ、空き領域、色
材(トナーやインク)であるY(Yellow),M(Magent
a),C(Cyan),Bk(Black)それぞれのページ展開メモ
リ(図2の有効印字領域の大きさ分のメモリ)で構成さ
れている。システムワーク用のメモリは、画像処理装置
内部の制御に用いる情報(変数等)の格納領域や固定の
ワーク領域等に用いられる。空き領域は、メモリ展開情
報の格納や文字キャシュメモリ等に用いられる。
【0005】図4は、描画属性指定コマンドのうち、線
色指定コマンドの一例を示している。このコマンドは、
直線や図形の輪郭線の色を指定するのに用いられる。コ
マンドNo.は、描画属性指定により異なり、各コマン
ド機能の識別に用いられる。データ数パラメータの内容
は、データ数パラメータの後に来るデータの個数を示し
ている。ここで、線色指定コマンドのデータ数パラメー
タの内容は4となる。Y値,M値,C値,Bk値は、色
材の原色であるY(Yellow),M(Magenta),C(Cyan),
Bk(Black)の濃度データ値を示している。
【0006】図5は、描画コマンドのうち、円描画コマ
ンドの一例を示している。コマンドNo.は各描画機能
により異なり、各コマンド機能の識別に用いられる。デ
ータ数パラメータの内容はデータ数パラメータの後に来
るデータの個数を示している。ここで、円描画コマンド
のデータ数パラメータの内容は3となる。また、中心の
x,y座標は、ユーザー座標系上の座標である。半径の
大きさは、ユーザー座標系の座標単位にその値を乗じた
値となる。
【0007】図6は、図4の線色指定コマンドを解析し
て作成された、メモリ展開情報の一例を示している。こ
こで、コマンドテーブルNo.は、各メモリ展開情報の
識別に用いられる。他のパラメータの内容は、図4と同
じである。
【0008】図7は、図5の円描画コマンドを解析して
作成された、メモリ展開情報の一例を示している。ここ
で、コマンドテーブルNo.は、各メモリ展開情報の識
別に用いられる。xc、ycはプリンター座標系上の円の
中心座標である。rの値は、画像処理装置の解像度が単
位となるように変換された半径値である。
【0009】図8は、図1のユーザー座標系において、
座標単位を1mmとし、中心座標(150,150)、半径50の円の
描画を設定した場合の図である。
【0010】図9は、図8の円描画を設定する際に発行
するコマンドの一例を示している。
【0011】図10は、図8のユーザー座標系上の円描
画を座標単位1/300inch(約1/11.8mm)のプリン
タ座標系上の円描画に変換した場合の図を示している。
図に示すように、ここでは有効印字領域高を400mm
としている。中心のx座標は1770(150×11.8)、y座標
は2950(250×11.8)、半径は590(50×11.8)となる。
【0012】図11は、図9の円描画コマンドを解析し
て作成された、図10の円描画のメモリ展開情報の一例
を示している。
【0013】図12は、図8の円描画を黄色(色材Yell
owの濃度100%の色)で描画する際に発行する線色指定コ
マンドの一例を示している。ここで、Y値,M値,C
値,Bk値は、0〜255の範囲であり、Y値が25
5、その他の値は0となっている。
【0014】以上のように、従来、PDLやページ記述
コマンドに基づいて、カラー記録を行う画像処理装置の
制御においては、トナーやインクの色材であるY(Yell
ow),M(Magenta),C(Cyan),Bk(Black)それ
ぞれ用紙の有効印字領域の大きさ分の展開メモリを用い
ていた。
【0015】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記の従来例では次のような欠点があった。 (1)用紙の記録途中で停止し、そこから記録再開可能
なインクジェット方式等のプリンターにおいて、PDL
やページ記述コマンドに基づいてカラー記録の制御を行
うには、Y,M,C,Bkそれぞれ、用紙の有効印字領
域の大きさ分のメモリは必ずしも必要ではなく、メモリ
を有効に活用することができなかった。 (2)1ページ記録分のページ記述要素やページ記述コ
マンドをすべて解析し、図形や文字等のメモリ展開を完
了した後に記録を開始するために、描画に時間を要して
いた。 (3)印字ヘッドを上下左右に移動可能なインクジェッ
ト方式等のプリンターにおいて、PDLやページ記述コ
マンドを用いてカラー記録の制御を行うには、描画範囲
のみヘッド移動するように制御したり、描画範囲のY,
M,C,Bkのメモリのうち実際に描画パターンの存在
するメモリの内容のみを印字するよう制御していなかっ
たため、描画に時間を要していた。
【0016】本発明は、上記従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、ページ記述
コマンドデータを解析して展開されるページ内の各イメ
ージデータの色データを所定の色データに効率よく変換
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明のカラー画像処理方法は、色指定コマンドを
含むページ記述コマンドデータを解析し、該ページ記述
コマンドデータをイメージデータに展開することでカラ
ー記録を行うためのカラー画像処理方法であって、線色
指定、塗りつぶし色指定、文字色指定の何れかを含む
指定方法を識別するための識別コマンドと、色データの
色空間を識別するための色空間コマンドと、色データと
を含む色指定コマンドを入力する入力工程(例えば実施
例では図13のインターフェイス2、及び図22のS3
に相当する)と、前記識別コマンドに対応する色指定コ
マンド解析関数へのアドレスが格納されたテーブル(例
えば実施例では図31のコマンド解析ジャンプテーブ
ル)を用いて、前記入力された識別コマンドに対応する
色指定コマンド解析関数を実行し、前記入力された色指
定コマンドを解析する解析工程(例えば実施例では図1
3のコマンド解析部3に相当する)と、前記解析工程の
解析結果に基づき、前記色指定コマンドの識別コマンド
に応じた展開処理を行う展開処理工程(例えば実施例で
は図13のパターン展開部17に相当する)と、前記解
析工程の解析結果に基づき、前記色指定コマンドの色デ
ータに対して前記色空間コマンドに応じた変換処理を施
して所定の種類の色データを求める変換工程(例えば実
施例では図34のフローチャートに相当する)とを有す
ることを特徴とする。
【0018】また、上述の課題を解決するために本発明
のカラー画像処理装置は、色指定コマンドを含むページ
記述コマンドデータを解析し、該ページ記述コマンドデ
ータをイメージデータに展開することでカラー記録を行
うためのカラー画像処理装置であって、線色指定、塗り
つぶし色指定、文字色指定の何れかを含む色指定方法を
識別するための識別コマンドと、色データの色空間を識
別するための色空間コマンドと、色データとが含まれる
色指定コマンドを入力する入力手段と、前記識別コマン
ドに対応する色指定コマンド解析関数へのアドレスが格
納されたテーブルを用いて、前記入力された識別コマン
ドに対応する色指定コマンド解析関数を実行し、前記入
力された色指定コマンドを解析する解析手段と、前記解
析工程の解析結果に基づき、前記色指定コマンドの識別
コマンドに応じた展開処理を行う展開処理手段と、前記
解析工程の解析結果に基づき、前記色指定コマンドの色
データに対して前記色空間コマンドに応じた変換処理を
施して所定の種類の色データを求める変換手段とを有す
ることを特徴とする。
【0019】
【実施例】以下に、添付図面を参照して本発明の好適な
実施例を詳細に説明する。図13は本発明の一実施例に
よる画像処理装置の回路構成を示すブロック図である。
図13のように、本実施例による画像処理装置は、ホス
トコンピュータ1と画像処理装置本体2とから構成され
ている。
【0020】ホストコンピュータ1は後に述べるフロー
チャートに示す処理のようにプリントデータや印刷コマ
ンド等を画像処理装置に送り、この画像処理装置に記録
処理を行わせるものである。 画像処理装置はCPU、
ROM、RAMを含むマイクロプロセッサシステムを有
する。 すなわち、画像処理装置本体は、ホストコンピ
ュータ1とのデータ送受のためのインターフェース2、
ホストコンピュータ1から送られたコマンドのコマンド
No.に対応した解析プログラムへのジャンプアドレス
が格納されるコマンド解析テーブル4を備え、ホストコ
ンピュータ1から送られたプリントデータやコマンドを
解析して、展開メモリに展開可能な1ページ分の情報を
作成するコマンド解析部3、バンドの高さとそれに対応
する色材1色分の展開メモリの情報(メモリ容量)が格
納されたバンド高情報テーブル6を備え、バンド高の情
報等が格納されているバンド情報格納部5、色再現処理
時に必要な情報が格納されている色再現情報格納部7、
色再現処理が行われる色再現処理部8、文字を描画する
ための情報が格納される文字情報格納部9、装置の制御
を行う制御部10、属性情報を格納する属性情報格納領
域12とメモリに展開するための情報を格納するメモリ
展開情報格納エリア13を備えるメモリ展開情報格納部
11、コマンド実行ジャンプテーブル1(15)とコマ
ンド実行ジャンプテーブル2(16)を備え、メモリ展
開情報が解析されるメモリ展開情報解析部14、解析さ
れたメモリ展開情報を展開メモリ18に展開するパター
ン展開部17、印字ヘッドの移動制御等を制御するパス
制御テーブル20と出力バッファ21を備え、展開され
たデータを用紙上に永久可視像出力する出力部19、印
刷環境のパラメータを変更・設定可能な操作パネル2
2、データバス23を備えている。
【0021】図14はインクジェット方式の画像処理装
置のヘッド部回りを詳細に示した図である。101は一
種類の着色材について多数のインクジェットヘッドを副
走査方向に配置したヘッドユニットであり、Y,M,
C,Bkのユニットを有する。102は各ヘッドユニッ
ト用のインクタンク、103は信号ライン、104は搬
送ベルトと協働してヘッドユニットを取り付けたキャリ
ッジをレールに沿って移動させるキャリッジ駆動モータ
である。107は記録紙、108はプラテン、109、
110は記録紙搬送ローラ、111は記録紙ロール、1
12はガイドローラをそれぞれ示している。ヘッドユニ
ット101は、図15に示した発熱素子を利用した複数
インクジェットヘッドより成るが、例えばピエゾ素子等
の電気機械変換手段を用いたインクジェットヘッドも勿
論使用しうる。図15は図14のヘッドユニット101
を詳細に示した図である。図において、ヘッドユニット
は、Y,M,C,Bkのノズルをそれぞれヘッド高分の数
を有している。すなわち、ヘッドユニット101は、イ
エローインク吐き出しノズル、マゼンダインク吐き出し
ノズル、シアンインク吐き出しノズル、黒インク吐き出
しノズルを有している。
【0022】図16はバンドの構造の一例を示してい
る。図に示すように、横の長さを用紙の有効印字領域
幅、縦の長さをヘッドの高さとする矩形領域をセグメン
トと定義する。1バンドとは、上記セグメントを図のよ
うに縦に並べた領域であり、セグメントの整数倍の大き
さを持っている。従って、バンド高(バンドの高さ)
は、ヘッド高の整数倍となる。この例では、1バンドは
4つのセグメントで構成されている。
【0023】図17は、用紙の有効印字領域をバンド高
が512スキャンラインの8つのバンドに分割した場合の
一例を示している。図に示すように、8つのバンドに
は、それぞれ0〜7のバンドNo.がつけられている。
バンド数がnの場合には、バンドNo.は0〜(n−
1)となるものとする。図の(0,512)等のプリンタ座標
上の点は、各バンドの領域の左上隅の点を示しており、
(0,(n-1)×512)で計算される。有効印字領域高は、図の
ように必ずしもバンド高の整数倍になるとは限らず、最
終バンド(図では7バンド)の高さは、バンド高以下に
なることがある。
【0024】図18は、カラー画像処理装置内部のRA
M領域のメモリマップの一例を示している。RAM領域
は、システムワーク用のメモリ・空き領域・色材(トナ
ーやインク)であるY(Yellow),M(Magenta),C(Cya
n),Bk(Black)それぞれ1バンド分のメモリ(図17
の1つのバンド領域の大きさ分のメモリ)で構成されて
いる。システムワーク用のメモリは、画像処理装置内部
の制御に用いる情報(変数等)の格納領域や固定のワー
ク領域等に用いられる。空き領域は、メモリ展開情報の
格納や文字キャシュメモリ等に用いられる。点線部分
は、図3のRAM領域の大きさを示している。このよう
に、展開メモリは図3の1/8で済ませることができる
ため、従来に比べて少ないRAM領域でカラー記録する
ことができる。
【0025】図19は、図18のRAM領域にY(Yello
w),M(Magenta),C(Cyan),Bk(Black)それぞれ1バ
ンド分のメモリをさらに追加した場合のメモリマップの
一例を示している。この場合にも、展開メモリは図2の
1/4で済ませることができるため、従来に比べて少な
いRAM領域でカラー記録することができる。
【0026】図20は図13の12に示した属性情報格
納領域(RAM)を示している。この属性情報格納領域
は、メモリにデータ展開する際に用いる描画属性情報を
一時退避するエリア及び前記描画属性情報がセットされ
る変数エリアで構成されている。図のように、各描画属
性ごとに退避領域が決まっており、m個の情報を退避す
ることが可能である。lwidth、lymck等は各描画属性情
報がセットされる変数を示している。
【0027】図21は、図13の20に示したパス制御
テーブルの一例を示している。ここでパスとは、図16
で示したように、幅を有効印字領域幅、高さをヘッドの
高さとした領域で、印字ヘッドが実際に水平移動する領
域である。図において、パスnのnは用紙の有効印字領
域内の(パスの個数)ー1の値に相当する。このパス制
御テーブルには、印字ヘッドの水平移動を制御するため
の情報及び記録する展開メモリの内容の有無を把握する
ための情報が格納される。図において、最小値・最大値
は、それぞれそのパスにおける描画範囲の最小値・最大
値を示しており、プリンタ座標上の+x方向の値とな
る。最小値は、印字ヘッドが展開メモリの内容を記録せ
ずに空移動可能な水平方向の移動量(単位は画像処理装
置の解像度によって決まる)に相当する。最大値は、印
字ヘッドが、前記最小値から展開メモリの内容を記録し
ながら移動する水平方向の最大値を示している。図にお
いて、描画メモリ情報フラグは、それぞれそのパスに対
応するY,M,C,Bkの展開メモリにパターンが展開
されているかどうかを示すフラグであり、Y,M,C,
Bkそれぞれ1ビットずつの4ビットで構成されてい
る。ビットがONならば、展開メモリにパターンが展開
されており、OFFならば、パターンが展開されていな
いことを示すものとする。
【0028】図22、23、24はページ単位のページ
記述コマンドデータを受取り、ページ単位ごとに記録制
御を行うカラー画像処理装置において、Y(Yellow),
M(Magenta),C(Cyan),Bk(Black)それぞれ1
バンド分のメモリのみによりカラー記録を行う際のフロ
チャートを示している。ステップS1で、図21に示し
たパス制御テーブルを初期化(初期値設定)してステッ
プS2に進む。ステップS2で、図20に示した属性情
報格納領域をRAM上に確保してステップS3に進む。
ステップS3で、コマンドデータ1組(描画コマンドや
描画属性コマンド等1個単位)を読み込み、ステップS
4へ進む。ステップS4において、コマンド解析部3で
コマンドデータを解析し、ステップS5へ進む。ステッ
プS5で、1ページのコマンドデータの残りがあればス
テップS3に戻り、なければステップS6に進む。ステ
ップS6で、この時点でのメモリのデータ展開に必要な
描画属性情報をステップS2で確保した属性情報格納領
域12の退避エリアに一時退避してステップS10へ進
む。ステップS10で定数iに0をセットしてステップ
S11へ進む。ステップS11で、メモリ展開情報エリ
ア13に格納されている最初のメモリ展開情報(1組)
の先頭にポインタをセットしてステップS12へ進む。
ステップS12において、ステップS11で読み込んだ
メモリ展開情報をメモリ展開情報解析部14で解析し
て、バンドi部分に対応した展開メモリ(Y,M,C,
Bk各バンドメモリ)に展開して、ステップS13へ進
む。ステップS13でメモリ展開情報の残りがあれば、
ステップS14へ進んで次のメモリ展開情報(1組)の
先頭にポインタをセットしてステップS12に戻る。な
ければステップS15へ進む。ステップS15で、ステ
ップS12で展開されたメモリの内容を出力部19でカ
ラー記録してステップS16へ進む。ステップS16で
iを1つインクリメントしてステップS17へ進む。ス
テップS17でY,M,C,Bk各バンドメモリをクリ
アしてステップS18へ進む。ステップS18でバンド
数iとを比較して一致する場合には処理を終了する。一
致しない場合には、ステップS19へ進み、ステップS
6で属性情報格納領域12の退避エリアに一時退避して
いた描画属性をロードし、属性情報格納領域12の変数
エリアにセットしてステップS11へ戻る。以上のよう
な処理によって、ページ単位のページ記述コマンドデー
タを受取り、Y(Yellow),M(Magenta),C(Cyan),
Bk(Black)それぞれ1バンド分のメモリのみにより
カラー記録を行うことが可能となる。
【0029】図25は、図22のステップS1において
パス制御テーブルを初期化する際のフロチャートを示し
ている。ステップS20で、図21のパス制御テーブル
の先頭にポインタをセットしてステップS21へ進む。
ステップS21で、定数mに0をセットしてステップS
22へ進む。ステップS22で、有効印字領域幅(単位
はプリンタ座標の単位)より大きい値を定数kにセット
してステップS23へ進む。ステップS23で、ポイン
タの指すパスの最小値にkの値をセットしてステップS
24へ進む。ステップS24で、ポインタの指すパスの
最大値に0をセットしてステップS25へ進む。ステッ
プS25で、ポインタの指す描画メモリ情報フラグを0
クリアしてステップS26へ進む。ステップS26で、
mとnの値を比較して、mがnと等しいかあるいは大き
い場合には処理を終了する。そうでない場合には、ステ
ップS27に進んでポインタを1つ進め、さらにステッ
プ28に進んでmに1を加算してステップS23に戻
る。以上のような処理によって、パス制御テーブルを初
期化することができる。
【0030】図26は、図25のフロチャートにより初
期化されたパス制御テーブルの内容を示している。
【0031】図27は、描画属性指定コマンドのうち、
色指定コマンド(線色指定・塗りつぶし色指定・文字色
指定)の一例を示している。線色指定コマンドは、直線
や図形の輪郭線の色を指定するのに用いられる。塗りつ
ぶし色指定コマンドは、閉図形の内部塗りつぶしの色を
指定するのに用いられる。文字色指定コマンドは、文字
の色を指定するのに用いられる。コマンドNo.は、色
指定により異なり、コマンドの識別に用いられる。デー
タ数パラメータの内容は、データ数パラメータの後に来
るデータの個数を示している。種別フラグパラメータの
内容は、色指定データの種類を示している。ここで、
(a)は、種別フラグ値が0の場合で、色指定データが
光の3原色であるR(Red),G(Green),B(Blue)の輝度
データ値であることを示している。(b)は、種別フラ
グ値が1の場合で、色指定データが、CIE(国際照明
委員会)が1976年に定めた均等知覚色空間のL*
*,b*のデータ値であることを示している。(c)
は、種別フラグ値が2の場合で、色指定データが、色材
(トナー・インク)の原色であるY(Yellow),M(Magen
ta),C(Cyan),Bk(Black)の濃度データ値であること
を示している。
【0032】図28は、描画属性指定コマンドのうち、
線幅指定コマンド・クリップ領域指定コマンド・塗りつ
ぶし定義指定コマンドの一例を示している。コマンドN
o.は、描画属性指定により異なり、コマンドの識別に
用いられる。データ数パラメータの内容は、データ数パ
ラメータの後に来るデータの個数を示している。(a)
の線幅指定コマンドは、直線・図形の輪郭線の線幅を指
定するのに用いられる。ここで、線幅値は、ユーザー座
標系の座標単位を単位としている。(b)のクリップ領
域指定コマンドは、図形・文字等の描画可能範囲を指定
するのに用いられる。ここで、x,yの最小・最大値
は、ユーザー座標系の座標単位を単位としている。
(c)の塗りつぶし定義指定コマンドは、閉図形の輪郭
線内部の塗りつぶしのパターン及び輪郭線の有無を指定
するのに用いられる。ここで、塗りつぶしパターンN
o.は塗りつぶしパターンの識別に用いられ、パターン
No.が0の時は塗りつぶしパターンがなし(空白)の
場合を示し、0でない時はハッチパターン等の塗りつぶ
しパターンを示すものとする。輪郭フラグは、0の時は
輪郭線なし、1の時は輪郭線ありを示すものとする。
【0033】図29は、描画コマンドのうち、直線描画
コマンド・多角形描画コマンドの一例を示している。コ
マンドNo.は、描画機能により異なり、コマンドの識
別に用いられる。データ数パラメータの内容は、データ
数パラメータの後に来るデータの個数を示している。直
線描画コマンドは、直線を描画するのに用いられる。多
角形描画コマンドは、多角形を描画するのに用いられ
る。ここで、座標1〜nのx,y座標値は、ユーザー座
標系上の座標値である。
【0034】図30は、描画コマンドのうち、円描画コ
マンド・文字描画コマンドの一例を示している。コマン
ドNo.は、描画機能により異なり、コマンドの識別に
用いられる。データ数パラメータの内容は、データ数パ
ラメータの後に来るデータの個数を示している。(a)
の円描画コマンドは、円を描画するのに用いられる。こ
こで、中心のx,y座標は、ユーザー座標系上の座標で
ある。半径の大きさは、ユーザー座標系の座標単位にそ
の値を乗じた値となる。(b)の文字描画コマンドは、
文字を描画するのに用いられる。ここで、描画位置の
x,y座標は、文字描画の開始基準位置を示すユーザー
座標系上の座標である。文字データは印字する文字列
(例.ABC)を示している。
【0035】図31は、図13の4に示した、各描画コ
マンド及び各描画属性コマンドの解析を行う関数へのジ
ャンプアドレスが格納されているコマンド解析ジャンプ
テーブル(ROM)である。コマンドNo.(0〜n)に
対応して各コマンド解析関数へのジャンプアドレスが格
納されている。
【0036】図32は、図22のステップS4のコマン
ドデータ解析の処理を詳細に示したフローチャートであ
る。ステップS30で、コマンドデータ(1組)からコ
マンドNo.を取り出してステップS31へ進む。ステ
ップS31で、図31のコマンド解析ジャンプテーブル
の先頭にポインタをセットしてステップS32に進む。
ステップS32で、コマンドNo.に相当する分だけポ
インタを進めてステップS33に進む。ステップS33
で、ポインタの指す内容(ジャンプアドレス)を取り出
してステップS34に進む。ステップS34で、ジャン
プアドレスの指す関数を実行して処理を終了する。
【0037】図33〜35は、図32のステップS34
において、色指定コマンド解析関数を実行した場合の処
理を詳細に示したフローチャートである。ステップS4
0で、minバンドNo.、maxバンドNo.をメモ
リ展開情報エリア13に設定してステップS41へ進
む。ステップS41で、コマンドからコマンドNo.を
読み込み、メモリ展開情報格納エリア13にセットして
ポインタを進め、ステップS42に進む。ステップS4
2で、コマンドからデータ数を読み込み、(データ数ー
1)を定数nにセットしてステップS43に進む。ステ
ップS43で、メモリ展開情報エリア13にデータ数と
して4をセットしてポインタを進めてステップS44に
進む。ステップS44で、コマンドから種別パラメータ
を読み込み、種別フラグCsmflgにセットしてステップS
45に進む。ステップS45で、定数n個分の色指定デ
ータを読み込み、ステップS46に進む。ステップS4
6で、種別フラグCsmflgの値を0と比較する。0と等し
いならば、ステップS45で読み込んだ色指定データは
R,G,Bの輝度データであり、ステップS49に進ん
でR,G,Bの輝度データをY,M,C,Bkの濃度デ
ータに変換してステップS53に進む。0と等しくない
ならば、そのままステップS47に進む。ステップS4
7で、種別フラグCsmflgの値を1と比較する。種別フラ
グCsmflgの値が1と等しいならば、ステップS45で読
み込んだ色指定データは、CIE(国際照明委員会)が
1976年に定めた均等知覚色空間のL*,a*,b*
データであり、ステップS50に進んでCIE L*
*,b*データをCIE XYZ(CIEが1931年
に定めたXYZ表色系)データに変換してステップS5
1に進む。ステップS51で、CIE XYZデータを
R,G,Bの輝度データに変換してステップS52に進
む。ステップS52で、R,G,Bの輝度データをY,
M,C,Bkの濃度データに変換してステップS53に
進む。ステップS47で、種別フラグCsmflgの値が1と
等しくないならば、そのままステップS48に進む。ス
テップS48で、種別フラグCsmflgの値を2と比較す
る。2と等しいならば、ステップS45で読み込んだ色
指定データは、Y,M,C,Bkの濃度データであり、
ステップS53に進んでY,M,C,Bkの濃度データ
を内部変数(Lymck,Fymck,Tymck)にセットしてステッ
プS54に進み、Y,M,C,Bkの濃度データをメモ
リ展開情報格納エリア13にセットしてポインタを進め
て処理を終了する。2と等しくないならば、そのまま処
理を終了する。このように、色指定コマンドは解析され
色指定のメモリ展開情報が作成される。
【0038】図36は、図32のステップS34におい
て、線幅指定コマンド解析関数を実行した場合の処理を
詳細に示したフローチャートである。ステップS60
で、minバンドNo.、maxバンドNo.をメモリ
展開情報エリア13に設定してステップS61へ進む。
ステップS61で、コマンドからコマンドNo.を読み
込み、メモリ展開情報エリア13にセットしてポインタ
を進め、ステップS62に進む。ステップS62で、コ
マンドからデータ数を読み込み、メモリ展開情報エリア
13にデータ数としてセットしてポインタを進めてステ
ップS63に進む。ステップS63で、コマンドから線
幅値パラメータを読み込み、ステップS64に進む。ス
テップS64で、読み込んだ線幅値を画像処理装置の解
像度をもとにピクセル(ドット)値に変換し、ステップ
S65に進む。ステップS65で、変換後の線幅値を内
部変数LwidthにセットしてステップS66に進む。ステ
ップS66で、変換後の線幅値をメモリ展開情報格納エ
リア13にセットしてポインタを進めて処理を終了す
る。このように、線幅指定コマンドは解析され線幅指定
のメモリ展開情報が作成される。
【0039】図37は、図32のステップS34におい
て、クリップ領域指定コマンド解析関数を実行した場合
の処理を詳細に示したフローチャートである。ステップ
S70で、minバンドNo.、maxバンドNo.を
メモリ展開情報エリア13に設定してステップS71へ
進む。ステップS71で、コマンドからコマンドNo.
を読み込み、メモリ展開情報エリア13にセットしてポ
インタを進め、ステップS72に進む。ステップS72
で、コマンドからデータ数を読み込み、メモリ展開情報
エリア13にデータ数としてセットしてポインタを進め
てステップS73に進む。ステップS73で、コマンド
からクリップ領域のx,yの最小値、最大値パラメータ
を読み込み、ステップS74に進む。ステップS74
で、読み込んだx,yの最小値、最大値を画像処理装置
の解像度をもとにプリンタ座標上の値xmin,ymin,x
max,ymaxに変換し、ステップS75に進む。ステップ
S75で、上記のxmin,ymin,xmax,ymaxの値をそ
れぞれcxmin,cymin,cxamx,cymaxにセットしてステッ
プS76に進む。ステップS76で、上記のxmin,ym
in,xmax,ymaxの値をメモリ展開情報エリア13にセ
ットしてポインタを進めて処理を終了する。このよう
に、クリップ領域指定コマンドは解析されクリップ領域
指定のメモリ展開情報が作成される。
【0040】図38は、図32のステップS34におい
て、塗りつぶし定義指定コマンド解析関数を実行した場
合の処理を詳細に示したフローチャートである。ステッ
プS80で、minバンドNo.、maxバンドNo.
をメモリ展開情報格納エリア13に設定してステップS
81へ進む。ステップS81で、コマンドからコマンド
No.を読み込み、メモリ展開情報格納エリア13にセ
ットしてポインタを進め、ステップS82に進む。ステ
ップS82で、コマンドからデータ数を読み込み、メモ
リ展開情報格納エリア13にデータ数としてセットして
ポインタを進めてステップS83に進む。ステップS8
3で、コマンドから塗りつぶしパターンNo.を読み込
み、メモリ展開情報格納エリア13にセットしてポイン
タを進め、ステップS84に進む。ステップS84で、
コマンドから輪郭フラグを読み込み、メモリ展開情報格
納エリア13にセットしてポインタを進め、ステップS
85に進む。ステップS85で、塗りつぶしパターンN
o.を内部変数FpatにセットしてステップS86に進
む。ステップS86で、輪郭フラグの内容を内部変数Fp
ermtにセットして処理を終了する。このように、塗りつ
ぶし定義指定コマンドは解析され塗りつぶし定義指定の
メモリ展開情報が作成される。
【0041】図39は、図33、図36、図37、図3
8のステップS40、S60、S70、S80におい
て、minバンドNo.、maxバンドNo.をメモリ
展開情報エリアに設定する処理を詳細に示したフローチ
ャートである。ステップS90で、minバンドNo.
に0をセットしてしてステップS91へ進む。ステップ
S91で、minバンドNo.をメモリ展開情報格納エ
リア13にセットしてポインタを進め、ステップS92
に進む。ステップS92で、バンド情報格納部5から現
在のバンド数の情報を取り出し、ステップS93に進
む。ステップS93で、(バンド数ー1)の値をmax
バンドNo.にセットしてステップS94に進む。ステ
ップS94で、maxバンドNo.をメモリ展開情報格
納エリア13にセットしてポインタを進め、処理を終了
する。このように、描画属性のメモリ展開情報には、各
バンドの処理ごとにメモリ展開情報が解析されるように
minバンドNo.に0、maxバンドNo.に(バン
ド数ー1)の値が設定されるようになっている。
【0042】図40は、図34のステップS49、52
で示した色再現処理の一例を示している。プロセス1で
は、輝度情報であるR,G,Bの値にLOG変換を施し
て濃度情報であるC,M,Yに変換する濃度変換の処理
を行う。プロセス2では、C,M,Yの値からBkの値
を取り出す下色除去の処理を行う。プロセス3では、
C,M,Yのトナーまたはインクの不要吸収特性に対
し、補正を行い適切な色再現を行うためにマスキングの
処理を行う。プロセス4では、画像に応じたコントラス
トやブライトネスを調整するためにγ変換の処理を行
う。以上の処理は、色再現処理情報格納部7の情報を用
いて色再現処理部8において行う。また上述のR,G,
BデータはCIE XYZデータとの相互の変換要領が
明確になっているものとする。
【0043】図41は、図34のステップS50で示し
た色変換処理の一例を示している。(a)〜(d)に示
した式によりCIE L*,a*,b*データをCIE
XYZデータに変換することが可能である。ここで、X
n,Yn,Znは、どのCIEの標準光源に従うかによ
って定まる値である。
【0044】図42は、図34のステップS51で示し
た色変換処理の一例を示している。図に示した行列の変
換式によりCIE XYZデータをR,G,B輝度デー
タに変換することが可能である。ここで、行列のパラメ
ータ値は、どのCIEの標準光源に従うかによって定ま
り、本例はCIEの標準光源がD65の場合の値であ
る。
【0045】図43〜45は、図32のステップS34
において、直線描画コマンド解析関数を実行する際の処
理を示したものである。ステップS600で、ワークエ
リアへのデータのセット及びxmin,ymin,xmax,ym
axの設定を行い、ステップS601へ進む。ステップS
601で、描画範囲の算出(直線及び多角形)を行い、
ステップS602へ進む。ステップS602で、描画範
囲のクリップチェックを行い、ステップS603へ進
む。ステップS603で、描画範囲のクリップチェック
で設定された描画範囲フラグをチェックする。描画範囲
フラグがERRORならば、処理を終了する。描画範囲フラ
グがERRORでないならば、ステップS604へ進んで色
指定情報の設定(直線)を行いステップS605に進
む。ステップS605で、出力部19で用いるパス制御
テーブル20への情報の設定を行い、ステップS606
へ進む。ステップS606で、minバンドNo.、m
axバンドNo.の算出を行い、ステップS607へ進
む。ステップS607で、メモリ展開情報格納エリア1
3にポインタ1をセットしてステップS608へ進む。
ステップS608で、minバンドNo.、maxバン
ドNo.をメモリ展開情報格納エリア13にセットして
ポインタ1を進めてステップS609へ進む。ステップ
S609で、ワークエリアの先頭にポインタ2をセット
してステップS610へ進む。ステップS610で、ワ
ークエリアからコマンドNo.を取り出し、メモリ展開
情報格納エリア13にセットしてステップS611へ進
む。ステップS611で、ポインタ1、ポインタ2を進
めてステップS612へ進む。ステップS612で、ワ
ークエリアからデータ数を取り出し、メモリ展開情報格
納エリア13にセットしてステップS613へ進む。ス
テップS613で、mに1をセットしてステップS61
4へ進む。ステップS614で、ワークエリアからx
m,ymを取り出し、メモリ展開情報格納エリア13にセ
ットしてステップS615へ進む。ステップS615
で、mとn(座標数)を比較する。mがnに比べて等し
いか大きい場合には、処理を終了する。nがmより大き
い場合には、ステップS616へ進んでmに1を加算し
てステップS617に進む。ステップS617で、ポイ
ンタ1、ポインタ2を進めてステップS614に戻る。
このように、直線描画コマンドは解析され直線描画のメ
モリ展開情報が作成される。
【0046】図46〜48は、図32のステップS34
において、多角形描画コマンド解析関数を実行する際の
処理を示したものである。ステップS120で、ワーク
エリアへのデータのセット及びxmin,ymin,xmax,
ymaxの設定を行い、ステップS121へ進む。ステッ
プS121で、描画範囲の算出(直線及び多角形)を行
い、ステップS122へ進む。ステップS122で、描
画範囲のクリップチェックを行い、ステップS123へ
進む。ステップS123で、描画範囲のクリップチェッ
クで設定された描画範囲フラグをチェックする。描画範
囲フラグがERRORならば、処理を終了する。描画範囲フ
ラグがERRORでないならば、ステップS124へ進んで
色指定情報の設定(閉図形)を行いステップS125に
進む。ステップS125で、出力部19で用いるパス制
御テーブル20への情報の設定を行い、ステップS12
6へ進む。ステップS126で、minバンドNo.、
maxバンドNo.の算出を行い、ステップS127へ
進む。ステップS127で、メモリ展開情報格納エリア
13にポインタ1をセットしてステップS128へ進
む。ステップS128で、minバンドNo.、max
バンドNo.をメモリ展開情報格納エリア13にセット
してポインタ1を進めてステップS129へ進む。ステ
ップS129で、ワークエリアの先頭にポインタ2をセ
ットしてステップS130へ進む。ステップS130
で、ワークエリアからコマンドNo.を取り出し、メモ
リ展開情報格納エリア13にセットしてステップS13
1へ進む。ステップS131で、ポインタ1、ポインタ
2を進めてステップS132へ進む。ステップS132
で、ワークエリアからデータ数を取り出し、(データ数
+2)をメモリ展開情報格納エリア13にセットしてス
テップS133へ進む。ステップS133で、mに1を
セットしてステップS134へ進む。ステップS134
で、ワークエリアからxm,ymを取り出し、メモリ展開
情報格納エリア13にセットしてステップS135へ進
む。ステップS135で、mとn(座標数)を比較す
る。nがmより大きい場合には、ステップS136へ進
んでmに1を加算してステップS137に進む。。ステ
ップS137で、ポインタ1、ポインタ2を進めてステ
ップS134に戻る。mがnに比べて等しいか大きい場
合には、ステップS138へ進む。ステップS138
で、ワークエリアの先頭にポインタ2をセットしてステ
ップS139へ進む。ステップS139で、ポインタ2
を2つ進め、x1にセットしてステップS140へ進
む。ステップS140で、ワークエリアからx1,y1を
取り出し、メモリ展開情報格納エリア13にセットして
処理を終了する。このように、多角形描画コマンドは解
析され多角形描画のメモリ展開情報が作成される。
【0047】図49〜51は、図43のステップ600
及び図46のステップ120において、ワークエリアへ
のデータのセット及びxmin,ymin,xmax,ymaxの設
定の処理を詳細に示したものである。ステップS150
で、ワークエリアの先頭にポインタをセットしてステッ
プS151へ進む。ステップS151で、コマンドN
o.を読み込み、ワークエリアにセットしてポインタを
進め、ステップS152へ進む。ステップS152で、
データ数を読み込み、ワークエリアにセットしてポイン
タを進め、ステップS153へ進む。ステップS153
で、データ数の1/2(直線の座標点数)を定数nにセッ
トしてステップS154へ進む。ステップS154で、
座標1のx座標、y座標を読み込み、ステップS155
へ進む。ステップS155で、座標1のx座標、y座標
をプリンタ座標に変換してx1,y1にセットして、ステ
ップS156へ進む。ステップS156で、x1をxmi
n,xmaxにセットし、y1をymin,ymaxにセットし
て、ステップS157へ進む。ステップS157で、x
1,y1をワークエリアにセットしてポインタを進め、ス
テップS158へ進む。ステップS158で、mに1を
セットしてステップS159へ進む。ステップS159
で、mとn(座標数)を比較する。mがnに比べて等し
いか大きい場合には、処理を終了する。nがmより大き
い場合には、ステップS160へ進んでmに1を加算し
てステップS161に進む。ステップS161で、座標
mのx座標、y座標を読み込み、ステップS162へ進
む。ステップS162で、座標mのx座標、y座標をプ
リンタ座標に変換してxm,ymにセットして、ステップ
S163へ進む。ステップS163で、xmとxminの値
を比較する。xmがxminに比べて等しいか大きい場合に
は、ステップS165へ進む。xminがxmより大きい場
合には、ステップS164へ進んでxmの値をxminにセ
ットしてステップS165に進む。ステップS165
で、xmとxmaxの値を比較する。xmaxがxmに比べて等
しいか大きい場合には、ステップS167へ進む。xm
がxmaxより大きい場合には、ステップS166へ進ん
でxmの値をxmaxにセットしてステップS167に進
む。ステップS167で、ymとyminの値を比較する。
ymがyminに比べて等しいか大きい場合には、ステップ
S169へ進む。yminがymより大きい場合には、ステ
ップS168へ進んでymの値をyminにセットしてステ
ップS169に進む。ステップS169で、ymとymax
の値を比較する。ymaxがymに比べて等しいか大きい場
合には、ステップS171へ進む。ymがymaxより大き
い場合には、ステップS170へ進んでymの値をymax
にセットしてステップS171に進む。ステップS17
1で、xm,ymをワークエリアにセットしてポインタを
進め、ステップS159に戻る。このように、ワークエ
リアへのデータのセット及びxmin,ymin,xmax,ym
axの設定を行うことができる。
【0048】図52〜55は、図32のステップS34
において、円描画コマンド解析関数を実行する際の処理
を示したものである。ステップS175で、ワークエリ
アの先頭にポインタをセットしてステップS176へ進
む。ステップS176で、コマンドNo.を読み込み、
ワークエリアにセットしてポインタを進め、ステップS
177へ進む。ステップS177で、データ数を読み込
み、ワークエリアにセットしてポインタを進め、ステッ
プS178へ進む。ステップS178で、中心のx座
標,y座標を読み込み、ステップS179へ進む。ステ
ップS179で、中心のx座標,y座標をプリンタ座標
に変換し、xc,ycにセットしてステップS180へ進
む。ステップS180で、xc,ycをワークエリアにセ
ットしてポインタを進め、ステップS181へ進む。ス
テップS181で、コマンドから半径値を読み込んでス
テップS182へ進む。ステップS182で、半径値を
画像処理装置の解像度をもとにピクセル(ドット)値に
変換し、rにセットしてステップS183へ進む。ステ
ップS183で、rをワークエリアにセットしてステッ
プS184へ進む。ステップS184で、円の描画範囲
の算出を行い、ステップS185へ進む。ステップS1
85で、描画範囲のクリップチェックを行い、ステップ
S186へ進む。ステップS186で、描画範囲のクリ
ップチェックで設定された描画範囲フラグをチェックす
る。描画範囲フラグがERRORならば、処理を終了する。
描画範囲フラグがERRORでないならば、ステップS18
7へ進んで色指定情報の設定(閉図形)を行いステップ
S188に進む。ステップS188で、出力部19で用
いるパス制御テーブル20への情報の設定を行い、ステ
ップS189へ進む。ステップS189で、minバン
ドNo.、maxバンドNo.の算出を行い、ステップ
S190へ進む。ステップS190で、メモリ展開情報
格納エリア13にポインタ1をセットしてステップS1
91へ進む。ステップS191で、minバンドN
o.、maxバンドNo.をメモリ展開情報格納エリア
13にセットしてポインタ1を進めてステップS192
へ進む。ステップS192で、ワークエリアの先頭にポ
インタ2をセットしてステップS193へ進む。ステッ
プS193で、ワークエリアからコマンドNo.を取り
出し、メモリ展開情報格納エリア13にセットしてステ
ップS194へ進む。ステップS194で、ポインタ
1、ポインタ2を進めてステップS195へ進む。ステ
ップS195で、ワークエリアからデータ数を取り出
し、メモリ展開情報格納エリア13にセットしてステッ
プS196へ進む。ステップS196で、ポインタ1、
ポインタ2を進めてステップS197へ進む。ステップ
S197で、ワークエリアからxc,ycを取り出し、メ
モリ展開情報格納エリア13にセットしてステップS1
98へ進む。ステップS198で、ポインタ1、ポイン
タ2を進めてステップS199へ進む。ステップS19
9で、ワークエリアからrを取り出し、メモリ展開情報
格納エリア13にセットして処理を終了する。このよう
に、円描画コマンドは解析され円描画のメモリ展開情報
が作成される。
【0049】図56〜59は、図32のステップS34
において、文字描画コマンド解析関数を実行する際の処
理を示したものである。ステップS210で、ワークエ
リアの先頭にポインタをセットしてステップS211へ
進む。ステップS211で、コマンドNo.を読み込
み、ワークエリアにセットしてポインタを進め、ステッ
プS212へ進む。ステップS212で、データ数を読
み込み、ステップS213へ進む。ステップS213
で、描画位置のx座標,y座標を読み込み、ステップS
214へ進む。ステップS214で、描画位置のx座
標,y座標をプリンタ座標に変換し、xr,yrにセット
してステップS215へ進む。ステップS215で、コ
マンドから文字データを読み込み、内部コードに変換し
てステップS216へ進む。ステップS216で、(内
部コードのデータ数)+2をデータ数としてワークエリ
アにセットしてポインタを進め、ステップS217へ進
む。ステップS217で、xr,yrをワークエリアにセ
ットしてポインタを進め、ステップS218へ進む。ス
テップS218で、内部コードをワークエリアにセット
してステップS219へ進む。ステップS219で、文
字の描画範囲の算出を行い、ステップS220へ進む。
ステップS220で、描画範囲のクリップチェックを行
い、ステップS221へ進む。ステップS221で、描
画範囲のクリップチェックで設定された描画範囲フラグ
をチェックする。描画範囲フラグがERRORならば、処理
を終了する。描画範囲フラグがERRORでないならば、ス
テップS222へ進んで色指定情報の設定(文字)を行
いステップS223に進む。ステップS223で、出力
部19で用いるパス制御テーブル20への情報の設定を
行い、ステップS224へ進む。ステップS224で、
minバンドNo.、maxバンドNo.の算出を行
い、ステップS225へ進む。ステップS225で、メ
モリ展開情報格納エリア13にポインタ1をセットして
ステップS226へ進む。ステップS226で、min
バンドNo.、maxバンドNo.をメモリ展開情報格
納エリア13にセットしてポインタ1を進めてステップ
S227へ進む。ステップS227で、ワークエリアの
先頭にポインタ2をセットしてステップS228へ進
む。ステップS228で、ワークエリアからコマンドN
o.を取り出し、メモリ展開情報格納エリア13にセッ
トしてステップS229へ進む。ステップS229で、
ポインタ1、ポインタ2を進めてステップS230へ進
む。ステップS230で、ワークエリアからデータ数を
取り出し、メモリ展開情報格納エリア13にセットして
ステップS231へ進む。ステップS231で、ポイン
タ1、ポインタ2を進めてステップS232へ進む。ス
テップS232で、ワークエリアからxr,yrを取り出
し、メモリ展開情報格納エリア13にセットしてステッ
プS233へ進む。ステップS233で、ポインタ1、
ポインタ2を進めてステップS234へ進む。ステップ
S234で、ワークエリアから内部コードを取り出し、
メモリ展開情報格納エリア13にセットして処理を終了
する。このように、文字描画コマンドは解析され文字描
画のメモリ展開情報が作成される。
【0050】図60は、図43のステップ601及び図
46のステップ121における、描画範囲の算出の処理
を詳細に示したものである。ステップS240で、xmi
nをpxminに,xmaxをpxmaxにセットして、ステップS2
41へ進む。ステップS241で、yminをpyminに,y
maxをpymaxにセットして、ステップS242へ進む。ス
テップS242で、Lwidth/2にα(0以上の定数)を加
えてβにセットして、ステップS243へ進む。ステッ
プS243で、pxmin−βをpxminに、pxmax+βをpxmax
にセットして、ステップS244へ進む。ステップS2
44で、pymin−βをpyminに、pymax+βをpymaxにセッ
トして、処理を終了する。このようにして、直線及び多
角形の描画範囲の算出することができる。
【0051】図61は、(x1,y1)〜(x4,y4)の
4点で指定された多角形の描画範囲を示したものであ
る。この範囲は、(pxmin,pymin)と(pxmax,pymax)
で囲まれた矩形領域であり、図60の処理においてαの
値を0とした場合の算出結果である。
【0052】図62は、図53のステップ184におけ
る、円の描画範囲の算出の処理を詳細に示したものであ
る。ステップS250で、xc−rをpxminに,xc+r
をpxmaxにセットして、ステップS251へ進む。ステ
ップS251で、yc−rをpyminに,yc+rをpymaxに
セットして、ステップS252へ進む。ステップS25
2で、Lwidth/2にα(0以上の定数)を加えてβにセッ
トして、ステップS253へ進む。ステップS253
で、pxmin−βをpxminに、pxmax+βをpxmaxにセットし
て、ステップS254へ進む。ステップS254で、py
min−βをpyminに、pymax+βをpymaxにセットして、処
理を終了する。このようにして、円の描画範囲の算出す
ることができる。
【0053】図63は、円の描画範囲を示したものであ
る。この範囲は、(pxmin,pymin)と(pxmax,pymax)
で囲まれた矩形領域であり、図62の処理においてαの
値を0とした場合の算出結果である。
【0054】図64は、図57のステップ219におけ
る、文字の描画範囲の算出の処理を詳細に示したもので
ある。ステップS260で、文字情報格納部9(図1
3)から左オフセット値、上オフセット値を取り出して
ステップS261へ進む。ステップS261で、左オフ
セット値をα1に,上オフセット値をα2にセットして、
ステップS262へ進む。ステップS262で、xr+
α1をpxminに,yr−α2をpyminにセットして、ステッ
プS263へ進む。ステップS263で、文字情報格納
部9からパターン幅、パターン高を取り出してステップ
S264へ進む。ステップS264で、パターン幅をβ
1、パターン高をβ2にセットして、ステップS265へ
進む。ステップS265で、pxmin+β1をpxmaxに、pym
in+β2をpymaxにセットして、処理を終了する。このよ
うにして、文字の描画範囲の算出することができる。
【0055】図65は、文字の描画範囲を示したもので
ある。この範囲は、(pxmin,pymin)と(pxmax,pyma
x)で囲まれた矩形領域である。
【0056】図66、67は、図43のステップS60
2、図46のステップS122、図53のステップS1
85及び図57のステップS220における、描画範囲
のクリップチェックの処理を詳細に示したものである。
ステップS270で、pxmaxとcxminの値を比較する。cx
minがpxmaxの値より大きい場合には、ステップS274
に進み、描画範囲フラグにERRORをセットして処理を終
了する。そうでない場合には、ステップS271に進
む。ステップS271で、pxminとcxmaxの値を比較す
る。pxminがcxmaxの値より大きい場合には、ステップS
274に進み、描画範囲フラグにERRORをセットして処
理を終了する。そうでない場合には、ステップS272
に進む。ステップS272で、pymaxとcyminの値を比較
する。cyminがpymaxの値より大きい場合には、ステップ
S274に進み、描画範囲フラグにERRORをセットして
処理を終了する。そうでない場合には、ステップS27
3に進む。ステップS273で、pyminとcymaxの値を比
較する。pyminがcymaxの値より大きい場合には、ステッ
プS274に進み、描画範囲フラグにERRORをセットし
て処理を終了する。そうでない場合には、ステップS2
75に進む。ステップS275で、pxminとcxminの値を
比較する。cxminがpxminの値より大きい場合には、ステ
ップS276に進み、cxminの値をpxminにセットしてス
テップS277に進む。そうでない場合には、ステップ
S277に進む。ステップS277で、pyminとcyminの
値を比較する。cyminがpyminの値より大きい場合には、
ステップS278に進み、cyminの値をpyminにセットし
てステップS279に進む。そうでない場合には、ステ
ップS279に進む。ステップS279で、pxmaxとcxm
axの値を比較する。pxmaxがcxmaxの値より大きい場合に
は、ステップS280に進み、cxmaxの値をpxmaxにセッ
トしてステップS281に進む。そうでない場合には、
ステップS281に進む。ステップS281で、pymax
とcymaxの値を比較する。pymaxがcymaxの値より大きい
場合には、ステップS282に進み、cymaxの値をpymax
にセットしてステップS283に進む。そうでない場合
には、ステップS283に進む。ステップS283で描
画範囲フラグにOKをセットして処理を終了する。このよ
うに、描画範囲とクリップ領域の共通範囲を求めること
ができる。
【0057】図68は、(pxmin,pymin)と(pxmax,p
ymax)で囲まれた矩形領域の描画範囲に対して(cxmi
n,cymin)と(cxmax,cymax)で囲まれた矩形領域のク
リップ領域が設定された場合の例を示したものである。
図66、67の処理により図68の描画範囲は、(cxmi
n,cxmin)と(cxmax,cymax)で囲まれた矩形領域とな
る。
【0058】図69は、図43のステップS604にお
ける、色指定情報の設定(直線)の処理を詳細に示した
ものである。ステップS290で、LymckのYの値をP_Y
にセットして、ステップS291へ進む。ステップS2
91で、LymckのMの値をP_Mにセットして、ステップS
292へ進む。ステップS292で、LymckのCの値をP
_Cにセットして、ステップS293へ進む。ステップS
293で、LymckのBkの値をP_Bkにセットして処理を
終了する。このように、直線の色指定情報をP_Y,P_M,
P_C,P_BKに設定することができる。
【0059】図70は、図46のステップS124及び
図53のステップS187における、色指定情報の設定
(閉図形)の処理を詳細に示したものである。ステップ
S300で、FpatとFpermtの値の乗算の結果を0と比較
する。0の場合には、ステップS301に進み、色指定
情報の設定(サブ処理1)を行い処理を終了する。0で
ない場合には、ステップS302に進み、色指定情報の
設定(サブ処理2)を行い処理を終了する。
【0060】図71は、図70のステップS301の処
理を詳細に示したものである。ステップS310で、Fp
atの値を0と比較する。0でない場合には、ステップS
311に進み、FymckのYの値をP_Yにセットして、ステ
ップS312へ進む。ステップS312で、FymckのM
の値をP_Mにセットして、ステップS313へ進む。ス
テップS313で、FymckのCの値をP_Cにセットして、
ステップS314へ進む。ステップS314で、Fymck
のBkの値をP_Bkにセットして処理を終了する。0の場
合には、ステップS315に進み、Fpermtの値を0と比
較する。Fpermtの値が0の場合には、処理を終了する。
Fpermtの値が0でない場合には、ステップS316で、
LymckのYの値をP_Yにセットして、ステップS317へ
進む。ステップS317で、LymckのMの値をP_Mにセッ
トして、ステップS318へ進む。ステップS318
で、LymckのCの値をP_Cにセットして、ステップS31
9へ進む。ステップS319で、LymckのBkの値をP_B
kにセットして処理を終了する。このように、閉図形の
色指定情報をP_Y,P_M,P_C,P_BKに設定することがで
きる。
【0061】図72は、図70のステップS302の処
理を詳細に示したものである。ステップS320で、Fy
mckのYの値とLymckのYの値を比較する。FymckのYの
値がLymckのYの値より大きい場合には、ステップS3
21に進み、FymckのYの値をP_Yにセットして、ステッ
プS323へ進む。そうでない場合には、ステップS3
22に進み、LymckのYの値をP_Yにセットして、ステッ
プS323へ進む。ステップS323で、FymckのMの
値とLymckのMの値を比較する。FymckのMの値がLymck
のMの値より大きい場合には、ステップS324に進
み、FymckのMの値をP_Mにセットして、ステップS32
6へ進む。そうでない場合には、ステップS325に進
み、LymckのMの値をP_Mにセットして、ステップS32
6へ進む。ステップS326で、FymckのCの値とLymck
のCの値を比較する。FymckのCの値がLymckのCの値よ
り大きい場合には、ステップS327に進み、Fymckの
Cの値をP_Cにセットして、ステップS329へ進む。
そうでない場合には、ステップS328に進み、Lymck
のCの値をP_Cにセットして、ステップS329へ進
む。ステップS329で、FymckのBkの値とLymckのB
kの値を比較する。FymckのBkの値がLymckのBkの値
より大きい場合には、ステップS330に進み、Fymck
のBkの値をP_Bkにセットして、処理を終了する。そう
でない場合には、ステップS331に進み、LymckのB
kの値をP_Bkにセットして、処理を終了する。このよう
に、閉図形の色指定情報をP_Y,P_M,P_C,P_BKに設定
することができる。
【0062】図73は、図57のステップS222にお
ける、色指定情報の設定(文字)の処理を詳細に示した
ものである。ステップS340で、TymckのYの値をP_Y
にセットして、ステップS341へ進む。ステップS3
41で、TymckのMの値をP_Mにセットして、ステップS
342へ進む。ステップS342で、TymckのCの値をP
_Cにセットして、ステップS343へ進む。ステップS
343で、TymckのBkの値をP_Bkにセットして処理を
終了する。このように、文字の色指定情報をP_Y,P_M,
P_C,P_BKに設定することができる。
【0063】図74は、図44のステップS606、図
47のステップS126、図54のステップS189及
び図58のステップS224における、minバンドN
o.、maxバンドNo.の算出の処理を詳細に示した
ものである。ステップS350で、バンド情報格納部5
からバンド高(1バンドの高さ)の情報を取り出して、
ステップS351へ進む。ステップS351で、バンド
高をhにセットして、ステップS352へ進む。ステッ
プS352で、描画範囲情報のうち、pymin,pymaxを取
り出して、ステップS353へ進む。ステップS353
で、(pymin/h)の商をminバンドNo.にセット
して、ステップS354へ進む。ステップS354で、
(pymax/h)の商をmaxバンドNo.にセットし
て、処理を終了する。このように、描画範囲の情報から
minバンドNo.、maxバンドNo.の算出をする
ことができる。
【0064】図75〜78は、図43のステップS60
5、図46のステップS125、図53のステップS1
88及び図57のステップS223における、出力部で
用いるパス制御テーブルへの情報の設定の処理を詳細に
示したものである。ステップS360で、バンド情報格
納部5からヘッド高(印字ヘッドの高さ)の情報を取り
出して、ステップS361へ進む。ステップS361
で、ヘッド高をhにセットして、ステップS362へ進
む。ステップS362で、描画範囲情報のうち、pxmi
n,pxmax,pymin,pymaxを取り出して、ステップS36
3へ進む。ステップS363で、(pymin/h)の商を
minパスNo.にセットして、ステップS364へ進
む。ステップS364で、(pymax/h)の商をmax
パスNo.にセットして、ステップS365へ進む。ス
テップS365で、色指定情報であるP_Y,P_M,P_C,P
_Bkを取り出して、ステップS366へ進む。ステップ
S366で、パス制御テーブルの先頭にポインタをセッ
トして、ステップS367へ進む。ステップS367
で、minパスNo.の分だけポインタを進めて、ステ
ップS368へ進む。ステップS368で、minパス
No.の値をαにセットして、ステップS369へ進
む。ステップS369で、pxminの値とポインタの指す
最小値とを比較する。最小値がpxminの値より大きい場
合には、ステップS370に進み、pxminの値を最小値
にセットして、ステップS371へ進む。そうでない場
合には、ステップS371へ進む。ステップS371
で、pxmaxの値とポインタの指す最大値とを比較する。p
xmaxの値が最大値より大きい場合には、ステップS37
2に進み、pxmaxの値を最大値にセットして、ステップ
S373へ進む。そうでない場合には、ステップS37
3へ進む。ステップS373で、P_Yの値と0とを比較
する。P_Yの値が0でない場合には、ステップS374
に進み、描画情報フラグのYビットをONにして、ステ
ップS375へ進む。0の場合には、ステップS375
へ進む。ステップS375で、P_Mの値と0とを比較す
る。P_Mの値が0でない場合には、ステップS376に
進み、描画情報フラグのMビットをONにして、ステッ
プS377へ進む。0の場合には、ステップS377へ
進む。ステップS377で、P_Cの値と0とを比較す
る。P_Cの値が0でない場合には、ステップS378に
進み、描画情報フラグのCビットをONにして、ステッ
プS379へ進む。0の場合には、ステップS379へ
進む。ステップS379で、P_Bkの値と0とを比較す
る。P_Bkの値が0でない場合には、ステップS380に
進み、描画情報フラグのBkビットをONにして、ステ
ップS381へ進む。0の場合には、ステップS381
へ進む。ステップS381で、maxパスNo.の値と
αの値とを比較する。maxパスNo.の値がαより大
きい場合には、ステップS382に進み、αに1を加算
してステップS383へ進む。ステップS383で、ポ
インタを1つ進めてステップS369に戻る。0でない
場合には、処理を終了する。このように、出力部で用い
るパス制御テーブルへの情報の設定をすることができ
る。
【0065】図79は、パス0,1,2の領域に多角形
と文字を描画した場合の例である。x1,x2は、それぞ
れ多角形の描画領域のxの最小値、最大値を示してい
る。x3,x4は、それぞれ文字の描画領域のxの最小
値、最大値を示している。
【0066】図80は、図79の描画例について、図7
5〜78の処理により出力部で用いるパス制御テーブル
への情報の設定を行った場合のパス制御テーブルを示し
たものである。kの値は、図25のパス制御テーブルの
初期化によって設定された値である。
【0067】図81は、図27の色指定コマンドを図3
3〜35のフローチャートに基づいて解析して作成され
た、色指定のメモリ展開情報の一例を示している。ここ
で、コマンドテーブルNo.は、各色指定メモリ展開情
報ごとに異なり、それぞれのコマンドの識別に用いられ
る。ここでデータ数パラメータの内容は4となる。Y
値,M値,C値,Bk値は、色材(トナー・インク)の
原色であるY(Yellow),M(Magenta),C(Cyan),Bk
(Black)の濃度データ値であり、色指定コマンドの色指
定データ値の種別が異なっても、解析後のメモリ展開情
報作成時点では、必ずY,M,C,Bkの濃度データ値
に変換されることを示している。
【0068】図82は、図28の線幅指定コマンド・ク
リップ領域指定コマンド・塗りつぶし定義指定コマンド
をそれぞれ図36、図37、図38のフローチャートに
基づいて解析して作成された、各メモリ展開情報の一例
を示している。ここで、コマンドテーブルNo.は、各
メモリ展開情報ごとに異なり、それぞれのコマンドの識
別に用いられる。データ数パラメータの内容は、データ
数パラメータの後に来るデータの個数を示している。
【0069】図83は、図29の直線描画コマンド・多
角形描画コマンドをそれぞれ図43〜45、図46〜4
8のフローチャートに基づいて解析して作成された、各
メモリ展開情報の一例を示している。ここで、コマンド
テーブルNo.は、各メモリ展開情報ごとに異なり、そ
れぞれのコマンドの識別に用いられる。データ数パラメ
ータの内容は、データ数パラメータの後に来るデータの
個数を示している。多角形描画のメモリ展開情報の最終
パラメータは始点になるため(始点に戻って閉じるた
め)、図に示すようにx1,y1となっている。
【0070】図84は、図30の円描画コマンド・文字
描画コマンドをそれぞれ図52〜55、56〜59のフ
ローチャートに基づいて解析して作成された、各メモリ
展開情報の一例を示している。ここで、コマンドテーブ
ルNo.は、各メモリ展開情報ごとに異なり、それぞれ
のコマンドの識別に用いられる。データ数パラメータの
内容は、データ数パラメータの後に来るデータの個数を
示している。
【0071】図85は、1つのページを4つのバンドに
分割して、その大きさのY,M.C,Bkのバンドメモ
リを用い、図27〜30描画属性コマンド・描画コマン
ドの一部を用いて描画を行った場合の例を示している。
描画の順番は、円、多角形、文字の順とする。円は内部
塗りつぶしなし、輪郭ありで輪郭線の色はシアン色とす
る。多角形は内部塗りつぶしあり、輪郭なしで塗りつぶ
しの色はマゼンダ色とする。文字は内部塗りつぶしの色
は黄色とする。部を用いて描画を行った例を示してい
る。
【0072】図86、87は、図85の描画の際に用い
るメモリ展開情報を示している。ここでは、解析される
順に並べられており、コマンドを受け取った順番と同じ
である。図のように、描画属性のメモリ展開情報につい
ては、すべてminバンドNo.は0、maxバンドN
o.は3となり、全バンドで解析されることになる。こ
れは、このようにしないと、描画属性の情報を各描画の
メモリ展開情報に付加する必要があるため、メモリ展開
情報のデータ量が多くなってしまうためである。描画の
メモリ展開情報については、描画範囲が存在する最小バ
ンドNo.がminバンドNo.に、描画範囲が存在す
る最大バンドNo.がmaxバンドNo.に設定されて
いる。例えば、円描画のメモリ展開情報のminバンド
No.は1、maxバンドNo.は2である。
【0073】図88は、1つのページを4つのバンドに
分割して、その大きさのY,M.C,Bkのバンドメモ
リを用い、直線描画に対してクリップ領域指定を設定し
て描画を行った場合の例を示している。直線の線の色は
赤色(M100%,Y100%)とする。
【0074】図89は、図88の描画の際に用いるメモ
リ展開情報を示している。ここでは、解析される順に並
べられており、コマンドを受け取った順番と同じであ
る。直線描画の描画範囲は、クリップ領域を考慮しなけ
れば、図60の処理により0バンドから3バンドにまた
がる範囲となる。クリップ領域を考慮すると、図66、
図67の処理により、1バンドから2バンドにまたがる
範囲となる。よって、直線描画のメモリ展開情報につい
ては、minバンドNo.は1、maxバンドNo.は
2となる。
【0075】図90は、実際にメモリに対して描画のパ
ターン展開を行う関数へのジャンプアドレス及び、描画
属性の指定を行う(内部変数等にセット)関数へのジャ
ンプアドレスが格納されているコマンド実行ジャンプテ
ーブル1(ROM)である。コマンドNo.(0〜n)に
対応してジャンプアドレスが格納されている。
【0076】図91は、図90において、メモリに対し
て描画のパターン展開を行う関数へのジャンプアドレス
をすべて読み飛ばし関数へのジャンプアドレスに置き換
えたものであり、コマンド実行ジャンプテーブル2(R
OM)とする。図90と同様、コマンドNo.(0〜n)
に対応してジャンプアドレスが格納されている。
【0077】図92は、図23のステップS12の処理
を詳細に記述したフローチャートである。ステップS3
90で、描画可能範囲をクリップ範囲(図形・文字等の
描画可能な範囲を設定した矩形領域)を考慮して設定
し、ステップS391へ進む。ステップS391で、
Y,M,C,K各仮想ページメモリの先頭アドレスの計
算・設定を行い、ステップS392に進む。ステップS
392で、メモリ展開情報のminバンドNo.、ma
xバンドNo.の値を読み込み、次のデータにポインタ
を進めてステップS393に進む。ステップS393で
コマンドNo.を読み込んでステップS394へ進む。
ステップS394で、minバンドNo.≦i(現在の
バンドNo.)≦maxバンドNo.の関係が成立する
かどうかチェックする。成立するならば、ステップS3
95へ進んで、図90のコマンド実行ジャンプテーブル
1の先頭にポインタをセットしてステップS397へ進
む。成立しないならば、ステップS396へ進んで、図
91のコマンド実行ジャンプテーブル2の先頭にポイン
タをセットしてステップS397へ進む。ステップS3
97でコマンドNo.に相当する分だけテーブルのポイ
ンタを進めてステップ398ヘ進む。ステップS398
で、ポインタの指す内容(ジャンプアドレス)を取り出
してステップS399へ進む。ステップS399で、ジ
ャンプアドレスの指す関数を実行して処理を終了する。
【0078】図93は、図92のステップS390の処
理を詳細に記述したフローチャートである。以下、描画
範囲のyの値、クリップ領域の値はプリンタ座標上の値
である。ステップS400で、バンド情報格納部5から
バンド高情報[1つのバンドの高さ(ドット数またはス
キャンライン数)]を取り出し、ステップS401へ進
む。ステップS401で、(上述のバンド高)×i(現
在のバンドNo.)の値を描画可能範囲のyの最小値mi
nyにセットしてステップS402に進む。ステップS4
02で、(i+1)の値とバンド数の値を比較する。バ
ンド数の値が(i+1)の値より大きい場合には、ステ
ップS403に進んで(上述のバンド高)×(i+1)
−1の値を描画可能範囲のyの最大値maxyにセットして
ステップS405に進む。そうでない場合には、ステッ
プS404に進んで用紙の有効印字領域のyの最大値を
描画可能範囲のyの最大値maxyにセットしてステップS
405に進む。ステップS405で、クリップ領域(図
形・文字等の描画可能な範囲を設定した矩形領域)の情
報のうち、yの最小値dspymi、yの最大値dspymxを取り
出してステップS406へ進む。ステップS406で、
minyとdspymiを比較する。minyがdspymiより大きい場合
には、ステップS407に進んで、minyの値をdspymiに
セットしてステップS408に進む。そうでない場合に
は、そのままステップS408に進む。ステップS40
8で、maxyとdspymxを比較する。dspymxがmaxyより大き
い場合には、ステップS409に進んで、maxyの値をds
pymxにセットして処理を終了する。そうでない場合に
は、そのまま処理を終了する。バンドメモリ展開の際に
用いる実際の図形・文字等の描画可能な範囲は本フロー
によってセットされたdspymi、dspymxを用いる。
【0079】図94は、バンド高を512ドットとした場
合のプリンタ座標の設定を示している。この場合、図に
示したように、0バンドのminyの値は0、maxyの値は51
1、1バンドのminyの値は512、maxyの値は1023となる。
【0080】図95は、バンドNo.がiの場合の図形
・文字等の描画可能な範囲に対して、dspymi<miny、ma
xy<dspymxとなるクリップ領域が設定された場合の例を
示している。この場合、バンドNo.がiに対応するバ
ンドメモリ展開の際に用いる実際の図形・文字等の描画
可能な範囲は、図の処理に従って本図の斜線部分にな
る。ここで、dspxmi,dspxmxは、それぞれクリップ領域
のxの最小値、xの最大値を示している。
【0081】図96は、図92のステップS391の処
理を詳細に記述したフローチャートである。ステップS
410で、バンド情報格納部5からY,M,C,Bk各
バンドメモリの先頭アドレスの情報X_bandptr(X=y,m,
c,k)を取り出し、ステップS411へ進む。ステップS
411で、バンド情報格納部5からバンドメモリの容量
(バイト)の情報を取り出し、ステップS412に進
む。ステップS412で、X_topadr(X=y,m,c,k)−
(バンドメモリ容量)×i(現在のバンドNo.)の計
算により、Y,M,C,Bkの各仮想ページメモリの先
頭アドレスを求めて処理を終了する。
【0082】図97は、図17の5バンド目(バンドN
o.が4)に描画を展開する際のY,M,C,Bkの各
仮想ページメモリの先頭アドレスを示している。上記ア
ドレスは図96の処理により求められる。
【0083】図98は、図92のステップS399にお
いて、線幅指定関数を実行する際の処理を示したもので
ある。ステップS420で、線幅指定のメモリ展開情報
から線幅値を読み込んでステップS421へ進む。ステ
ップS421で、描画関数実行時に描画パターンをメモ
リ展開する際に用いる線幅情報として、上記の線幅値を
変数lwidthに設定して、処理を終了する。
【0084】図99は、図92のステップS399にお
いて、線色指定関数を実行する際の処理を示したもので
ある。ステップS430で、線色指定のメモリ展開情報
から線色のY,M,C,Bk値を読み込んでステップS
431へ進む。ステップS431で、描画関数実行時に
描画パターンをメモリ展開する際に用いる線色情報とし
て、上記のY,M,C,Bk値を変数lymckに設定し
て、処理を終了する。
【0085】図100は、図92のステップS399に
おいて、塗りつぶし色指定関数を実行する際の処理を示
したものである。ステップS430で、塗りつぶし色指
定のメモリ展開情報から塗りつぶし色のY,M,C,B
k値を読み込んでステップS431へ進む。ステップS
431で、描画関数実行時に描画パターンをメモリ展開
する際に用いる塗りつぶし色情報としてY,M,C,B
k値を変数fymckに設定して、処理を終了する。
【0086】図101は、図92のステップS399に
おいて、文字色指定関数を実行する際の処理を示したも
のである。ステップS440で、文字色指定のメモリ展
開情報から文字色のY,M,C,Bk値を読み込んでス
テップS441へ進む。ステップS441で、文字印字
関数実行時に文字パターンをメモリ展開する際に用いる
文字色情報として、Y,M,C,Bk値を変数tymckに
設定して、処理を終了する。
【0087】図102は、図92のステップS399に
おいて、クリップ領域指定関数を実行する際の処理を示
したものである。ステップS450で、クリップ領域指
定のメモリ展開情報からクリップ領域のxmin,ymin,xma
x,ymaxの値を読み込んでステップS451へ進む。ステ
ップS451で、上記のxmin,ymin,xmax,ymaxの値を描
画関数関数実行時に描画パターンをメモリ展開する際に
用いるクリップ領域情報として、それぞれ、変数dspxm
i,dspymi,dspxmx,dspymxに設定してステップS452へ
進む。ステップS452で、バンド情報格納部5からバ
ンド番号iに対するバンドの描画範囲のminy,maxy(プ
リンタ座標上)の値を取り出して、ステップS453へ
進む。ステップS453で、minyとdspymiを比較する。
minyがdspymiより大きい場合には、ステップS454に
進んでminyの値をdspymiにセットしてステップS455
に進む。そうでない場合には、ステップS455に進
む。ステップS455で、maxyとdspymxを比較する。ds
pymxがmaxyより大きい場合には、ステップS456に進
んでmaxyの値をdspymxにセットして処理を終了する。そ
うでない場合には、そのまま処理を終了する。
【0088】図103は、図92のステップS399に
おいて、塗りつぶし定義指定関数を実行する際の処理を
示したものである。ステップS460で、塗りつぶし定
義指定のメモリ展開情報から塗りつぶしパターン番号を
読み込んでステップS461へ進む。ステップS461
で、描画関数実行時に描画パターンをメモリ展開する際
に用いる塗りつぶしパターン情報として、上記の塗りつ
ぶしパターン番号を変数fpatに設定して、ステップS4
62へ進む。ステップS462で、塗りつぶし定義指定
のメモリ展開情報から輪郭線有無のフラグ値を読み込ん
でステップS463へ進む。ステップS463で、描画
関数実行時に描画パターンをメモリ展開する際に用いる
輪郭線有無の情報として、上記の輪郭線有無のフラグ値
を変数fpermtに設定して、処理を終了する。
【0089】図104、図105は、図92のステップ
S399において、直線描画の関数を実行する際の処理
を示したものである。ステップS470で、直線描画の
メモリ展開情報からデータ数を読み込んでステップS4
71へ進む。ステップS471で、上記のデータ数の1/
2(直線の座標点数)を定数nにセットしてステップS
472へ進む。ステップS472で、線色情報lymckの
値を取り出してステップS473へ進む。ステップS4
73で、クリップ領域の情報dspxmi,dspxmx,dspymi,dsp
ymxの値を取り出してステップS474へ進む。ステッ
プS474で、Y,M,C,Bkの各仮想ページメモリ
先頭アドレスを取り出してステップS475へ進む。ス
テップS475で、定数mに1をセットしてステップS
476へ進む。ステップS476で、直線描画のメモリ
展開情報からプリンタ座標上の点(xm,ym)を読み込
んでステップS477へ進む。ステップS477で、直
線描画のメモリ展開情報からプリンタ座標上の点(xm+
1,ym+1)を読み込んでステップS478へ進む。ステ
ップS478で、プリンタ座標上の2点(xm,ym)、
(xm+1,ym+1)の間の直線のパターンを、線色情報lym
ck、クリップ領域の情報、Y,M,C,Bkの各仮想ペ
ージメモリ先頭アドレスをもとにY,M,C,Bkの各
バンドメモリに展開し、ステップS479へ進む。ステ
ップS479でnと(m+1)の値を比較する。nが
(m+1)より大きい場合には、ステップ480に進ん
でmを1つインクリメントしてステップ477に戻る。
そうでない場合には処理を終了する。このように、直線
描画・線色指定・線幅指定のメモリ展開情報により直線
の描画パターンをバンドメモリに展開することが可能で
ある。
【0090】図106〜108は、図92のステップS
399において、多角形描画の関数を実行する際の処理
を示したものである。ステップS481で、多角形描画
のメモリ展開情報からデータ数を読み込んでステップS
482へ進む。ステップS482で、上記のデータ数の
1/2(多角形の座標点数)を定数nにセットしてステッ
プS483へ進む。ステップS483で、定数mに1を
セットしてステップS484へ進む。ステップS484
で、多角形描画のメモリ展開情報からプリンタ座標上の
点(xm,ym)を読み込んでステップS485へ進む。
ステップS485で、上記のxm,ymの値をシステムワ
ーク内の格納エリアにセットしてステップS486へ進
む。ステップS486で、nとmの値を比較する。nが
mより大きい場合には、ステップS487へ進んでmを
1つインクリメントしてステップS484に戻る。そう
でない場合にはステップS488へ進む。ステップS4
88で、クリップ領域の情報dspxmi,dspxmx,dspymi,dsp
ymxの値を取り出してステップS489へ進む。ステッ
プS489で、Y,M,C,Bkの各仮想ページメモリ
先頭アドレスを取り出してステップS490へ進む。ス
テップS490で、塗りつぶしパターン情報fpatの値を
0と比較する。0の場合には、ステップS493に進む。
0でない場合には、ステップS491に進んで塗りつぶ
し色情報fymckの値を取り出してステップS492へ進
む。ステップS492で、ステップS485でシステム
ワーク内の格納エリアにセットされた多角形の輪郭点
(x1,y1),・・・,(xm,ym)で囲まれた領域に多
角形の内部塗りつぶしパターンを、塗りつぶしパターン
情報fpat、塗りつぶし色情報fymck、クリップ領域の情
報、Y,M,C,Bkの各仮想ページメモリ先頭アドレ
スをもとにY,M,C,Bkの各バンドメモリに展開
し、ステップS493へ進む。ステップS493で、輪
郭線有無の情報fpermtの値を0と比較する。0の場合には
処理を終了する。0でない場合には、ステップS494
に進んで定数mに1をセットしてステップS495へ進
む。ステップS495で、線色情報lymckの値を取り出
してステップS496へ進む。ステップS496で、シ
ステムワーク内の格納エリアから多角形の輪郭点の座標
Xm,Ymを取り出してステップS497へ進む。ステッ
プS497で、システムワーク内の格納エリアから多角
形の輪郭点の座標Xm+1,Ym+1を取り出してステップS
498へ進む。ステップS498で、プリンタ座標上の
2点(xm,ym)、(xm+1,ym+1)の間の直線のパタ
ーンを、線色情報lymck、クリップ領域の情報、Y,
M,C,Bkの各仮想ページメモリ先頭アドレスをもと
にY,M,C,Bkの各バンドメモリに展開し、ステッ
プS499へ進む。ステップS499でnと(m+1)
の値を比較する。nが(m+1)より大きい場合には、
ステップS500へ進んでmを1つインクリメントして
ステップS497に戻る。そうでない場合には処理を終
了する。このように、多角形描画・塗りつぶし定義指定
・線色指定・塗りつぶし色指定のメモリ展開情報により
多角形の描画パターンをバンドメモリに展開することが
可能である。
【0091】図109、図110は、図92のステップ
S399において、円描画の関数を実行する際の処理を
示したものである。ステップS501で、円描画のメモ
リ展開情報からデータ数を読み込んでステップS502
へ進む。ステップS502で、円描画のメモリ展開情報
から中心のx,y座標であるxc,ycを読み込んでステ
ップS503へ進む。ステップS503で、円描画のメ
モリ展開情報から半径rを読み込んでステップS504
へ進む。ステップS504で、クリップ領域の情報dspx
mi,dspxmx,dspymi,dspymxの値を取り出してステップS
505へ進む。ステップS505で、Y,M,C,Bk
の各仮想ページメモリ先頭アドレスを取り出してステッ
プS506へ進む。ステップS506で、塗りつぶしパ
ターン情報fpatの値を0と比較する。0の場合には、ステ
ップS509に進む。0でない場合には、ステップS5
07に進んで塗りつぶし色情報fymckの値を取り出して
ステップS508へ進む。ステップS508で、円の内
部塗りつぶしパターンを、xc,yc、半径r、塗りつぶ
しパターン情報fpat、塗りつぶし色情報fymck、クリッ
プ領域の情報、Y,M,C,Bkの各仮想ページメモリ
先頭アドレスをもとにY,M,C,Bkの各バンドメモ
リに展開し、ステップS509へ進む。ステップS50
9で、輪郭線有無の情報fpermtの値を0と比較する。0の
場合には処理を終了する。0でない場合には、ステップ
S510に進んで線色情報lymckの値を取り出してステ
ップS511へ進む。ステップS511で、、円の輪郭
線パターンを、xc,yc、半径r、線色情報lymck、ク
リップ領域の情報、Y,M,C,Bkの各仮想ページメ
モリ先頭アドレスをもとにY,M,C,Bkの各バンド
メモリに展開し、処理を終了する。このように、円描画
・塗りつぶし定義指定・線色指定・塗りつぶし色指定の
メモリ展開情報により円の描画パターンをバンドメモリ
に展開することが可能である。
【0092】図111、112は、図92のステップS
399において、文字描画の関数を実行する際の処理を
示したものである。ステップS520で、文字描画のメ
モリ展開情報からデータ数を読み込んでステップS52
1へ進む。ステップS521で、文字描画のメモリ展開
情報から描画位置のx,y座標、xr,yrを読み込んで
ステップS522へ進む。ステップS522で、文字描
画のメモリ展開情報から文字の内部コードを読み込んで
ステップS523へ進む。ステップS523で、クリッ
プ領域の情報dspxmi,dspxmx,dspymi,dspymxの値を取り
出してステップS524へ進む。ステップS524で、
Y,M,C,Bkの各仮想ページメモリ先頭アドレスを
取り出してステップS525へ進む。ステップS525
で、文字色情報tymckの値を取り出してステップS52
6へ進む。ステップS526で、文字パターンをxr,
yr、内部コード、文字色情報tymck、クリップ領域の情
報、Y,M,C,Bkの各仮想ページメモリ先頭アドレ
スをもとにY,M,C,Bkの各バンドメモリに展開
し、処理を終了する。このように、文字描画・文字色指
定のメモリ展開情報により文字パターンをバンドメモリ
に展開することが可能である。
【0093】図112は、図92のステップS399に
おいて、読み飛ばしの関数を実行する際の処理を示した
ものである。ステップS530で、メモリ展開情報から
データ数を読み込んで、ステップS531に進む。ステ
ップS531でデータ数を定数nにセットして、ステッ
プS532へ進む。ステップS532で定数jに0をセ
ットしてステップS533へ進む。ステップS533
で、データ数パラメータの次のデータにポインタをセッ
トして、ステップS534へ進む。ステップS534
で、ポインタの指すデータを読み込んで、ステップS5
35へ進む。ステップS535で、定数jを1つインク
リメントしてステップS536へ進む。ステップS53
6で、ポインタを次のデータに進めて、ステップS53
7へ進む。ステップS537で、定数jとデータ数nを
比較して、等しくないならば、ステップS534へ戻
る。等しいならば、処理を終了する。このように、描画
のメモリ展開情報を読み飛ばすことが可能である。
【0094】図113〜115は、図23のステップS
15において、カラー記録する際の処理を示したもので
ある。ステップS540で、バンド情報格納部5から1
バンド当たりのセグメント数(パスの数)を取り出して
ステップS541へ進む。ステップS541で、1バン
ド当たりのセグメント数を定数αにセットしてステップ
S542へ進む。ステップS542で、パス制御テーブ
ルの先頭にポインタをセットしてステップS543へ進
む。ステップS543で、定数βに1をセットしてステ
ップS544へ進む。ステップS544で、ポインタの
指す描画メモリ情報フラグの値を0と比較する。0と等
しい場合には、ステップS556へ進む。0と等しくな
い場合には、ステップS545へ進む。ステップS54
5で、描画メモリ情報フラグのBkビットがONかどう
か比較する。ONでないならば、ステップS547へ進
む。ONならば、ステップS546へ進んで、Bkのバ
ンドメモリのうちポインタの指す最小値から最大値まで
の現セグメントのメモリ内容を出力バッファに取り出し
てステップS547へ進む。ステップS547で、描画
メモリ情報フラグのCビットがONかどうか比較する。
ONでないならば、ステップS549へ進む。ONなら
ば、ステップS548に進んで、Cのバンドメモリのう
ちポインタの指す最小値から最大値までの現セグメント
のメモリ内容を出力バッファに取り出してステップS5
49へ進む。ステップS549で、描画メモリ情報フラ
グのMビットがONかどうか比較する。ONでないなら
ば、ステップS551へ進む。ONならば、ステップS
550に進んで、Mのバンドメモリのうちポインタの指
す最小値から最大値までの現セグメントのメモリ内容を
出力バッファに取り出してステップS551へ進む。ス
テップS551で、描画メモリ情報フラグのYビットが
ONかどうか比較する。ONでないならば、ステップS
553へ進む。ONならば、ステップS552に進ん
で、Yのバンドメモリのうちポインタの指す最小値から
最大値までの現セグメントのメモリ内容を出力バッファ
に取り出してステップS553へ進む。ステップS55
3で、印字ヘッドをポインタの指す最小値の位置まで水
平移動してステップS554へ進む。ステップS554
で、出力バッファの内容を印字ヘッドの水平移動に合わ
せて用紙に記録し、印字ヘッドをポインタの指す最大値
の位置まで水平移動してステップS555へ進む。ステ
ップS555で、印字ヘッドを左端まで水平移動してス
テップS556へ進む。ステップS556で、印字ヘッ
ドをセグメント(パス)の高さ分下に垂直移動してステ
ップS557へ進む。ステップS557で、αとβの値
を比較する。値が等しいならば、処理を終了する。値が
等しくないならば、ステップS558へ進んでポインタ
を1つ進めてステップS559へ進む。ステップS55
9で、βの値に1を加算して処理を終了する。
【0095】図116は、バンドの高さとそれに対応す
る色材1色分の展開メモリの情報(メモリ容量)が格納
されたバンド高情報テーブルである。図117は、増設
されたRAMの容量の情報をもとに、バンド高の情報を
変更し、Y,M,C,Kの展開メモリを変更、設定する
までのフローチャートである。ステップS101で増設
RAMのメモリ容量の情報を取り出し、定数aにセット
してステップS102に進む。ステップS102で、メ
モリ容量の基準値(バンド高変更の基準となるメモリ容
量)をbにセットしてステップS103に進む。ステッ
プS103で、aの値をbの値で除算(切り捨て)し、
定数iにセットしてステップS104へ進む。ステップ
S104で、図116のバンド高情報テーブルの先頭に
ポインタをセットしてステップS105へ進む。ステッ
プS105で、ポインタをiの数だけ進めてステップS
106へ進む。ステップS106で、ポインタの指す内
容のうち、バンド高の情報を取り出してステップS10
7へ進むステップS107で、取り出したバンド高の情
報を現在用いられているバンド高の情報にセットしてス
テップS108へ進む。ステップS108で、ポインタ
の指す内容のうち、展開メモリの情報を取り出してステ
ップS109へ進む。ステップS109で、取り出した
展開メモリの情報をもとに、Y,M,C,K4枚分の展
開メモリをRAM上に確保・設定して処理を終了する。
以上のように、増設されたメモリーの容量に応じて、1
バンド分の高さを変更し、バンド分の展開メモリを変更
することができる。
【0096】図117の処理は、図118に示すような
処理により行うことも可能である。ステップS201で
増設RAMのメモリ容量の情報を取り出し、定数aにセ
ットしてステップS202に進む。ステップS202
で、予め定められたメモリ容量の基準値(バンド高変更
の基準となるメモリ容量)である定数bと定数aを比較
する。ここで、bがaより大きい場合には、処理を終了
する。従って、バンド高、展開メモリは変更されない。
aがbに比べ等しいかあるいは大きい場合には、ステッ
プS203に進む。ステップS203で、予め定められ
たメモリ容量の基準値(バンド高変更の基準となるメモ
リ容量、ここではbより大きい値)である定数cを定数
aを比較する。ここで、cがaより大きい場合には、ス
テップS204に進む。ステップS204で、定数d
(メモリ容量の基準値bに対して予め定められているバ
ンド高情報の値)を現在用いられているバンド高の情報
にセットしてステップS205へ進む。ステップS20
5で、バンド高の情報dに対応したY,M,C,K4枚
分の展開メモリをRAM上に確保・設定して処理を終了
する。ステップS203でaがcに比べ等しいかあるい
は大きい場合には、ステップS206に進む。ステップ
S206で、定数e(メモリ容量の基準値cに対して予
め定められているバンド高情報の値)を現在用いられて
いるバンド高の情報にセットしてステップS207へ進
む。ステップS207で、バンド高の情報eに対応した
Y,M,C,K4枚分の展開メモリをRAM上に確保・
設定して処理を終了する。以上のように、増設されたメ
モリーの容量に応じて、1バンド分の高さを変更し、バ
ンド分の展開メモリを変更することができる。
【0097】図119〜121は、図23のステップS
17の処理の代わりに置き換え可能なバンドメモリの初
期化の処理を示したものである。ステップS560で、
バンド情報格納部5から1バンド当たりのセグメント数
(パスの数)を取り出してステップS561へ進む。ス
テップS561で、1バンド当たりのセグメント数を定
数αにセットしてステップS562へ進む。ステップS
562で、パス制御テーブルの先頭にポインタをセット
してステップS563へ進む。ステップS563で、定
数βに1をセットしてステップS564へ進む。ステッ
プS564で、flg(4ビット)に0をセットしてス
テップS565へ進む。ステップS565で、ポインタ
の指す描画メモリ情報フラグとflgの内容とをORの
演算をして、その結果をflgにセットしてステップS
566へ進む。ステップS566で、αとβの値を比較
する。値が等しくないならば、ステップS567へ進ん
でポインタを1つ進めてステップS568へ進む。ステ
ップS568で、βの値に1を加算してステップS56
5へ戻る。値が等しいならば、ステップS569へ進
む。ステップS569で、flgのBkビットが0と等
しいかどうか比較する。等しいならば、ステップS57
1へ進む。等しくないならば、ステップS570へ進ん
で、BkのバンドメモリをクリアしてステップS571
へ進む。ステップS571で、flgのCビットが0と
等しいかどうか比較する。等しいならば、ステップS5
73へ進む。等しくないならば、ステップS572へ進
んで、CのバンドメモリをクリアしてステップS573
へ進む。ステップS573で、flgのMビットが0と
等しいかどうか比較する。等しいならば、ステップS5
75へ進む。等しくないならば、ステップS574へ進
んで、MのバンドメモリをクリアしてステップS575
へ進む。ステップS575で、flgのYビットが0と
等しいかどうか比較する。等しいならば、処理を終了す
る。等しくないならば、ステップS576へ進んで、Y
のバンドメモリをクリアして処理を終了する。
【0098】図122〜125は、図113〜115の
カラー記録処理の代わりに置き換え可能な処理を示した
ものである。ステップS620で、バンド情報格納部5
から1バンド当たりのセグメント数(パスの数)を取り
出してステップS621へ進む。ステップS621で、
1バンド当たりのセグメント数を定数αにセットしてス
テップS622へ進む。ステップS622で、パス制御
テーブルの先頭にポインタをセットしてステップS62
3へ進む。ステップS623で、定数βに1をセットし
てステップS624へ進む。ステップS624で、ポイ
ンタの指す描画メモリ情報フラグの値を0と比較する。
0と等しい場合には、ステップS641へ進む。0と等
しくない場合には、ステップS625へ進む。ステップ
S625で、描画メモリ情報フラグのBkビットがON
かどうか比較する。ONでないならば、ステップS62
7へ進む。ONならば、ステップS626へ進んで、B
kのバンドメモリのうちポインタの指す最小値から最大
値までの現セグメントのメモリ内容を出力バッファに取
り出してステップS627へ進む。ステップS627
で、描画メモリ情報フラグのCビットがONかどうか比
較する。ONでないならば、ステップS629へ進む。
ONならば、ステップS628に進んで、Cのバンドメ
モリのうちポインタの指す最小値から最大値までの現セ
グメントのメモリ内容を出力バッファに取り出してステ
ップS629へ進む。ステップS629で、描画メモリ
情報フラグのMビットがONかどうか比較する。ONで
ないならば、ステップS631へ進む。ONならば、ス
テップS630に進んで、Mのバンドメモリのうちポイ
ンタの指す最小値から最大値までの現セグメントのメモ
リ内容を出力バッファに取り出してステップS6311
へ進む。ステップS631で、描画メモリ情報フラグの
YビットがONかどうか比較する。ONでないならば、
ステップS633へ進む。ONならば、ステップS63
2に進んで、Yのバンドメモリのうちポインタの指す最
小値から最大値までの現セグメントのメモリ内容を出力
バッファに取り出してステップS633へ進む。ステッ
プS633で、ポインタの指す最小値、最大値の値をそ
れぞれxmin、xmaxにセットしてステップS634へ進
む。ステップS634で、ポインタを現在指しているセ
グメントの1つ下のセグメントに進めてステップS63
5へ進む。ステップS635で、ポインタの指す最小値
の値とxmaxの値を比較する。ここで、最小値の値がxm
axより大きいならば、ステップS636に進み、印字ヘ
ッドをxminの位置まで水平移動してステップS637
へ進む。ステップS637で、出力バッファの内容を印
字ヘッドの水平移動に合わせて用紙に記録し、印字ヘッ
ドをxmaxの位置まで水平移動してステップS641へ
進む。最小値の値がxmaxの値と等しいかそれ以下の場
合には、ステップS638に進み、印字ヘッドをxmin
の位置まで水平移動してステップS639へ進む。ステ
ップS639で、出力バッファの内容を印字ヘッドの水
平移動に合わせて用紙に記録し、印字ヘッドをxmaxの
位置まで水平移動してステップS640へ進み、印字ヘ
ッドを左端まで水平移動してステップS641へ進む。
ステップS641で、印字ヘッドをセグメント(パス)
の高さ分下に垂直移動してステップS642へ進む。ス
テップS642で、αとβの値を比較する。値が等しい
ならば、処理を終了する。値が等しくないならば、ステ
ップS643へ進んでβの値に1を加算してステップS
624に戻る。
【0099】本画像処理装置では、ホストコンピュータ
1(図13)または操作パネル22(図13)の指示に
より、Y,M,C,Bkのバンドメモリ1組を用いてカ
ラー記録を行うモードとY,M,C,Bkのバンドメモ
リ2組を用いてカラー記録を行うモードとのいづれかを
選択してカラー記録処理を行うことが可能である。
【0100】図126は、操作パネル22(図13)の
指示により上述のモードの選択を行い、カラー記録処理
を行う処理を示すフローチャートである。ステップS6
50で、操作パネル22(図13)の記録制御モードを
選択してステップS651へ進む。ステップS651
で、選択した記録制御モードをチェックする。Y,M,
C,Bkのバンドメモリ2組を用いる制御モードなら
ば、ステップS652に進んでY,M,C,Bkのバン
ドメモリ2組を用いる記録制御モードを選択してステッ
プS653に進んでY,M,C,Bkのバンドメモリ2
組を用いてカラー記録処理を行い処理を終了する。Y,
M,C,Bkのバンドメモリ1組を用いる制御モードな
らば、ステップS654に進んでY,M,C,Bkのバ
ンドメモリ1組を用いる記録制御モードを選択してステ
ップS655に進んでY,M,C,Bkのバンドメモリ
1組を用いてカラー記録処理を行い処理を終了する。以
上のように、操作パネルからY,M,C,Bkのバンド
メモリ1組を用いてカラー記録を行うモードとY,M,
C,Bkのバンドメモリ2組を用いてカラー記録を行う
モードとのいづれかを選択してカラー記録処理を行うこ
とが可能である。
【0101】図127は、図13の操作パネル22を示
している。同図のようにLCD表示部とスイッチから構
成され、右端のスイッチは上述の記録制御モードを選択
するのに用いられる。
【0102】図128は、上述のY,M,C,Bkのバ
ンドメモリ1組を用いる記録制御を行う際に用いるRA
M領域のメモリマップの一例を示している。Y,M,
C,Bkのバンドメモリ2組を用いる記録制御を行う際
に用いるRAM領域のメモリマップの一例である図19
に比べると、文字のキャシュメモリ等に使用可能な空き
領域が大きいことがわかる。
【0103】図129は、記録制御コマンドの解析によ
り記録制御モードの選択を行い、カラー記録処理を行う
処理を示すフローチャートである。ステップS660
で、記録制御コマンドを読み込んでステップS661へ
進む。ステップS661で、読み込んだ記録制御コマン
ドをコマンド解析部3で解析してステップS662に進
む。ステップS662で、選択した記録制御モードをチ
ェックする。Y,M,C,Bkのバンドメモリ2組を用
いる制御モードならば、ステップS663に進んでY,
M,C,Bkのバンドメモリ2組を用いる記録制御モー
ドを選択してステップS664に進んでY,M,C,B
kのバンドメモリ2組を用いてカラー記録処理を行い処
理を終了する。Y,M,C,Bkのバンドメモリ1組を
用いる制御モードならば、ステップS665に進んで
Y,M,C,Bkのバンドメモリ1組を用いる記録制御
モードを選択してステップS666に進んでY,M,
C,Bkのバンドメモリ1組を用いてカラー記録処理を
行い処理を終了する。以上のように、記録制御コマンド
を解析してY,M,C,Bkのバンドメモリ1組を用い
てカラー記録を行うモードとY,M,C,Bkのバンド
メモリ2組を用いてカラー記録を行うモードとのいづれ
かを選択してカラー記録処理を行うことが可能である。
【0104】図127は、図129で示した記録制御コ
マンドの一例を示している。同図のように、記録制御コ
マンドはコマンドの識別のためのコマンドNo.と記録
制御モード選択パラメータとから構成されている。記録
制御モード選択パラメータの値が0の時は、Y,M,
C,Bkのバンドメモリ1組を用いてカラー記録制御を
行うモードであることを示し、値が1の時は、Y,M,
C,Bkのバンドメモリ2組を用いてカラー記録制御を
行うモードであることを示している。
【0105】図131は、RAM領域の空き容量の大きさ
に基づいて記録制御モードの選択を行い、カラー記録処
理を行う処理を示すフローチャートである。ステップS
670で、RAM領域の空き容量の大きさと定数M1(ある
大きさ)を比較する。RAM領域の空き容量の大きさが定
数M1に比べて等しいか大きい場合には、ステップS67
1に進んでY、M、C、Bkのバンドメモリ2組を用いる記録
制御モードを選択してステップS672に進んでY、M、
C、Bkのバンドメモリ2組を用いてカラー記録処理を行
い処理を終了する。RAM領域の空き容量の大きさより定
数M1が大きい場合には、ステップS673に進んでY、
M、C、Bkのバンドメモリ1組を用いてカラー記録処理を
行い処理を終了する。以上のように、RAM領域の空き容
量の大きさに応じてY、M、C、Bkのバンドメモリ1組を
用いてカラー記録を行うモードとY、M、C、Bkのバンド
メモリ2組を用いてカラー記録を行うモードとのいずれ
かを選択してカラー記録処理を行うことが可能である。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
線色指定、塗りつぶし色指定、文字色指定の何れかを含
色指定方法を識別するための識別コマンドと、色デー
タの色空間を識別するための色空間コマンドと、色デー
タとを含む色指定コマンドを入力し、前記識別コマンド
に対応する色指定コマンド解析関数へのアドレスが格納
されたテーブルを用いて、前記入力された識別コマンド
に対応する色指定コマンド解析関数を実行し、前記入力
された色指定コマンドを解析し、前記解析結果に基づ
き、前記色指定コマンドの識別コマンドに応じた展開処
理を行い、前記解析結果に基づき、前記色指定コマンド
の色データに対して前記色空間コマンドに応じた変換処
理を施して所定の種類の色データを求めるので、ページ
記述コマンドデータを解析して展開されるページ内の各
イメージデータの色データを所定の色データに効率よく
変換することが可能になるので、ページ内の例えば線
画、文字などの色データが各々異なる場合であっても所
定の色データに効率よく変換することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユーザー座標系の例示図
【図2】プリンタ座標系の例示図
【図3】Y,M,C,Bkそれぞれ、用紙の有効印字領
域の大きさの分のメモリを持つ場合のカラー画像処理装
置内部のRAM領域のメモリマップの例示図
【図4】描画属性コマンドのうちの線色指定コマンドの
例示図
【図5】描画コマンドのうちの円描画コマンドの例示図
【図6】描画属性機能のメモリ展開情報のうちの線色指
定のメモリ展開情報の例示図
【図7】描画機能のメモリ展開情報のうちの円描画のメ
モリ展開情報の例示図
【図8】ユーザー座標系上での円描画の例示図
【図9】図8の円描画を設定する際に発行する円描画コ
マンドの例示図
【図10】図8の円描画のプリンタ座標系上への変換の
例示図
【図11】図8、10の円描画のメモリ展開情報の例示
【図12】図8の円の輪郭線を黄色(色材のYellow100
%)で描画する場合に指定する線色コマンドの例示図
【図13】本発明の一実施例による画像処理装置の回路
構成を示すブロック図
【図14】インクジェット方式の画像処理装置のヘッド
部回りを詳細に示した図
【図15】図14のヘッドユニット101を詳細に示し
た図
【図16】バンドの構造の例示図
【図17】用紙の有効印字領域を8つのバンドに分割し
た場合の例示図
【図18】色材ごとにバンド1つ分の展開メモリを持つ
場合のRAM領域のメモリマップの例示図
【図19】色材ごとにバンド1つ分の展開メモリを2つ
ずつ持つ場合のRAM領域のメモリマップの例示図
【図20】メモリにデータ展開する際に用いる描画属性
情報を格納する属性情報格納領域の例示図
【図21】パス制御テーブルの例示図
【図22】色材ごとに1バンド分のメモリのみによりカ
ラー記録する際のフロチャート
【図23】色材ごとに1バンド分のメモリのみによりカ
ラー記録する際のフロチャート
【図24】色材ごとに1バンド分のメモリのみによりカ
ラー記録する際のフロチャート
【図25】図22のステップS1においてパス制御テー
ブルを初期化する際のフロチャート
【図26】図25のフロチャートにより初期化されたパ
ス制御テーブルの内容
【図27】描画属性指定コマンドのうち、色指定コマン
ドの例示図
【図28】線幅指定コマンド・クリップ領域指定コマン
ド・塗りつぶし定義指定コマンドの例示図
【図29】直線描画コマンド・多角形描画コマンドの例
示図
【図30】円描画コマンド・文字印字コマンドの一例
【図31】コマンド解析ジャンプテーブル例示図
【図32】コマンドデータ解析の処理を詳細に示したフ
ローチャート
【図33】色指定コマンド解析関数を実行する処理を詳
細に示したフローチャート
【図34】色指定コマンド解析関数を実行する処理を詳
細に示したフローチャート
【図35】色指定コマンド解析関数を実行する処理を詳
細に示したフローチャート
【図36】線幅指定コマンド解析関数を実行する処理を
詳細に示したフローチャート
【図37】クリップ領域指定コマンド解析関数を実行す
る処理を詳細に示したフローチャート
【図38】塗りつぶし定義指定コマンド解析関数を実行
する処理を詳細に示したフローチャート
【図39】minバンドNo.、maxバンドNo.を
メモリ展開情報エリアに設定する処理を詳細に示したフ
ローチャート
【図40】色再現処理の例示図
【図41】色変換処理の例示図
【図42】色変換処理の例示図
【図43】直線描画コマンド解析関数を実行する際の処
理を示す図
【図44】直線描画コマンド解析関数を実行する際の処
理を示す図
【図45】直線描画コマンド解析関数を実行する際の処
理を示す図
【図46】多角形描画コマンド解析関数を実行する際の
処理を示す図
【図47】多角形描画コマンド解析関数を実行する際の
処理を示す図
【図48】多角形描画コマンド解析関数を実行する際の
処理を示す図
【図49】ワークエリアへのデータの設定の処理を示す
【図50】ワークエリアへのデータの設定の処理を示す
【図51】ワークエリアへのデータの設定の処理を示す
【図52】円描画コマンド解析関数を実行する際の処理
を示す図
【図53】円描画コマンド解析関数を実行する際の処理
を示す図
【図54】円描画コマンド解析関数を実行する際の処理
を示す図
【図55】円描画コマンド解析関数を実行する際の処理
を示す図
【図56】文字描画コマンド解析関数を実行する際の処
理を示す図
【図57】文字描画コマンド解析関数を実行する際の処
理を示す図
【図58】文字描画コマンド解析関数を実行する際の処
理を示す図
【図59】文字描画コマンド解析関数を実行する際の処
理を示す図
【図60】描画範囲の算出の処理を示す図
【図61】多角形の描画範囲を示す図
【図62】円の描画範囲の算出の処理を示す図
【図63】円の描画範囲を示す図
【図64】文字の描画範囲の算出の処理を示す図
【図65】文字の描画範囲を示す図
【図66】描画範囲のクリップチェックの処理を示す図
【図67】描画範囲のクリップチェックの処理を示す図
【図68】描画範囲に対してクリップ領域が設定された
場合の例示図
【図69】色指定情報の設定(直線)の処理を示す図
【図70】色指定情報の設定(閉図形)の処理を示す図
【図71】図70のステップS301の処理を示す図
【図72】図70のステップS302の処理を示す図
【図73】色指定情報の設定(文字)の処理を示す図
【図74】minバンドNo.、maxバンドNo.の
算出の処理を示す図
【図75】出力部で用いるパス制御テーブルへの情報の
設定の処理を示す図
【図76】出力部で用いるパス制御テーブルへの情報の
設定の処理を示す図
【図77】出力部で用いるパス制御テーブルへの情報の
設定の処理を示す図
【図78】出力部で用いるパス制御テーブルへの情報の
設定の処理を示す図
【図79】パス0,1,2の領域に多角形と文字を描画
した場合の例示図
【図80】パス制御テーブルの例示図
【図81】色指定のメモリ展開情報の例示図
【図82】各メモリ展開情報の例示図
【図83】各メモリ展開情報の例示図
【図84】各メモリ展開情報の例示図
【図85】色材ごとののバンドメモリと、描画属性コマ
ンド・描画コマンドを用いて描画を行った場合の例示図
【図86】メモリ展開情報の例示図
【図87】メモリ展開情報の例示図
【図88】直線描画に対してクリップ領域指定を設定し
て描画を行う例示図
【図89】メモリ展開情報の例示図
【図90】コマンド実行ジャンプテーブル1を示す図
【図91】コマンド実行ジャンプテーブル2を示す図
【図92】図23のステップS12の処理を詳細に記述
したフローチャート
【図93】図92のステップS390の処理を詳細に記
述したフローチャート
【図94】バンド高を512ドットとした場合のプリンタ
座標の設定例示図
【図95】クリップ領域設定の例示図
【図96】図92のステップS391の処理を詳細に記
述したフローチャート
【図97】色材ごとの各仮想ページメモリの先頭アドレ
スを示す図
【図98】線幅指定関数を実行する際の処理を示す図
【図99】線色指定関数を実行する際の処理を示す図
【図100】塗りつぶし色指定関数を実行する際の処理
を示す図
【図101】文字色指定関数を実行する際の処理を示す
【図102】クリップ領域指定関数を実行する際の処理
を示す図
【図103】塗りつぶし定義指定関数を実行する際の処
理を示す図
【図104】直線描画の関数を実行する際の処理を示す
【図105】直線描画の関数を実行する際の処理を示す
【図106】多角形描画の関数を実行する際の処理を示
す図
【図107】多角形描画の関数を実行する際の処理を示
す図
【図108】多角形描画の関数を実行する際の処理を示
す図
【図109】円描画の関数を実行する際の処理を示す図
【図110】円描画の関数を実行する際の処理を示す図
【図111】文字描画の関数を実行する際の処理を示す
【図112】文字描画の関数を実行する際の処理を示す
【図113】読み飛ばしの関数を実行する際の処理を示
す図
【図114】カラー記録する際の処理を示す図
【図115】カラー記録する際の処理を示す図
【図116】バンドの高さとメモリ容量が格納されたバ
ンド高情報テーブルを示す図
【図117】RAMの容量の情報から色材ごとの展開メ
モリを変更、設定するフローチャート
【図118】図117の他の実施例
【図119】バンドメモリの初期化の処理を示す図
【図120】バンドメモリの初期化の処理を示す図
【図121】バンドメモリの初期化の処理を示す図
【図122】カラー記録処理に置き換え可能な処理を示
す図
【図123】カラー記録処理に置き換え可能な処理を示
す図
【図124】カラー記録処理に置き換え可能な処理を示
す図
【図125】カラー記録処理に置き換え可能な処理を示
す図
【図126】モードの選択により、カラー記録処理を行
う処理を示すフローチャート
【図127】図13の操作パネル22の例示図
【図128】色材ごとののバンドメモリ1組を用いるメ
モリマップの例示図
【図129】モードの選択により、カラー記録処理を行
う処理を示すフローチャート
【図130】図129で示した記録制御コマンドの例示
【図131】RAM領域の空き容量の大きさに基づいた
記録制御モードの選択処理を示す図
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 インターフェース 3 コマンド解析部 4 コマンド解析テーブル 5 バンド情報格納部 6 バンド高情報テーブル 7 色再現情報格納部 8 色再現処理部 9 文字情報格納部 10 制御部 11 メモリ展開情報格納部 12 属性情報格納領域 13 メモリ展開情報格納エリア 14 メモリ展開情報解析部 15 コマンド実行ジャンプテーブル1 16 コマンド実行ジャンプテーブル2 17 パターン展開部 18 展開メモリ 19 出力部 20 パス制御テーブル 21 出力バッファ 22 操作パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/60 H04N 1/40 D (56)参考文献 特開 昭61−144190(JP,A) 特開 昭63−278470(JP,A) 特開 昭63−169172(JP,A) 特開 平2−126774(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 5/30 B41J 3/00 B41J 21/30 G03G 15/01 G06F 15/66 H04N 11/20 H04N 1/04 H04N 1/46 G03B 27/73

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色指定コマンドを含むページ記述コマン
    ドデータを解析し、該ページ記述コマンドデータをイメ
    ージデータに展開することでカラー記録を行うためのカ
    ラー画像処理方法であって、 線色指定、塗りつぶし色指定、文字色指定の何れかを含
    色指定方法を識別するための識別コマンドと、色デー
    タの色空間を識別するための色空間コマンドと、色デー
    タとを含む色指定コマンドを入力する入力工程と、前記識別コマンドに対応する色指定コマンド解析関数へ
    のアドレスが格納されたテーブルを用いて、前記入力さ
    れた識別コマンドに対応する色指定コマンド解析関数を
    実行し、 前記入力された色指定コマンドを解析する解析
    工程と、 前記解析工程の解析結果に基づき、前記色指定コマンド
    の識別コマンドに応じた展開処理を行う展開処理工程
    と、 前記解析工程の解析結果に基づき、前記色指定コマンド
    の色データに対して前記色空間コマンドに応じた変換処
    理を施して所定の種類の色データを求める変換工程とを
    有することを特徴とするカラー画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記変換工程は、前記色空間コマンドを
    判定する判定工程を更に有し、前記判定工程の判定結果
    に応じて、前記色空間ごとに予め定めてある変換方法に
    より前記色データに対して変換処理を施すことを特徴と
    する請求項1記載のカラー画像処理方法。
  3. 【請求項3】 所定の種類の色データとは、カラー記録
    を行うためのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
    濃度データであることを特徴とする請求項1記載のカラ
    ー画像処理方法。
  4. 【請求項4】 色指定コマンドを含むページ記述コマン
    ドデータを解析し、該ページ記述コマンドデータをイメ
    ージデータに展開することでカラー記録を行うためのカ
    ラー画像処理装置であって、 線色指定、塗りつぶし色指定、文字色指定の何れかを含
    色指定方法を識別するための識別コマンドと、色デー
    タの色空間を識別するための色空間コマンドと、色デー
    タとが含まれる色指定コマンドを入力する入力手段と、前記識別コマンドに対応する色指定コマンド解析関数へ
    のアドレスが格納され たテーブルを用いて、前記入力さ
    れた識別コマンドに対応する色指定コマンド解析関数を
    実行し、 前記入力された色指定コマンドを解析する解析
    手段と、 前記解析工程の解析結果に基づき、前記色指定コマンド
    の識別コマンドに応じた展開処理を行う展開処理手段
    と、 前記解析工程の解析結果に基づき、前記色指定コマンド
    の色データに対して前記色空間コマンドに応じた変換処
    理を施して所定の種類の色データを求める変換手段とを
    有することを特徴とするカラー画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記変換手段は、前記色空間コマンドを
    判定する判定手段を更に有し、前記判定手段の判定結果
    に応じて、前記色空間ごとに予め定めてある変換方法に
    より前記色データに対して変換処理を施すことを特徴と
    する請求項4記載のカラー画像処理装置。
  6. 【請求項6】 所定の種類の色データとは、カラー記録
    を行うためのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
    濃度データであることを特徴とする請求項4記載のカラ
    ー画像処理装置。
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