JP3283161B2 - シールドケース及び電子機器 - Google Patents

シールドケース及び電子機器

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JP3283161B2
JP3283161B2 JP18760095A JP18760095A JP3283161B2 JP 3283161 B2 JP3283161 B2 JP 3283161B2 JP 18760095 A JP18760095 A JP 18760095A JP 18760095 A JP18760095 A JP 18760095A JP 3283161 B2 JP3283161 B2 JP 3283161B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/3827Portable transceivers
    • H04B1/3833Hand-held transceivers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話やコードレス
電話等の携帯用無線機、携帯用受信機等の電子機器に好
適なシールドケース及びこのシールドケースを有する電
子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯電話の概略の構成は、図15
に示すように、プラスチックで形成された上,下のケー
ス10,20で機器の筐体が構成され、この上,下のケ
ース10,20内に回路基板30が収納された構成とな
っている。また、この種の電子機器では、回路基板30
に搭載された電子部品31と筐体外部とを電磁的に遮蔽
する必要があり、図16乃至図18に示すようなシール
ド構造が用いられていた。
【0003】下ケース20の内壁面には、導電塗装、メ
ッキ、蒸着等の導電処理により導電層21が形成され、
回路基板30のアースパターン32に、下ケース20の
周縁部に形成された導電層21が接触させられ、或い
は、各電気回路部毎の小部屋に下ケース20の内部を仕
切るリブ22に形成された導電層21が接触させられて
いる。また、場合によっては、図18に示すように、リ
ブ22の端部にバネ性を有する金属片23を取り付け、
導電層21とアースパターン32とが電気的に確実に接
続される構成としている。一方、回路基板30の裏面側
にもアースパターン33が設けられ、或いは、回路基板
30の内層にメッシュ状のアースパターンが設けられ
る。従って、電子部品31は下ケース20に設けられた
導電層21及び回路基板30に設けられたアースパター
ンで覆われた状態となるので、内外の電磁遮蔽を行え
る。
【0004】しかしながら、上記のように下ケース20
に導電処理を施すシールド構造では次のような問題を有
していた。第1に、下ケース20の成形後に導電処理を
行う必要があり、従って、機器の外観となる下ケース2
0が損傷しないように注意して導電処理工程に下ケース
20を輸送する必要があり、また、導電処理により下ケ
ース20を汚さないように複雑なマスキングを行う必要
があったので、下ケース20の最終的な完成までに多く
の製造工数がかかり、また、導電処理にかかる費用も高
額なものとなっていた。また、当然のことながら、導電
処理工程があることにより下ケース20の不良率も高く
なっていた。
【0005】第2に、近年においてはプラスチック製品
のリサイクルも重要な課題となっているが、導電処理が
施されている下ケース20についてはリサイクルが困難
であるという問題がある。
【0006】一方、下ケース20に導電処理を施す必要
のないシールド構造としては、図19及び図20に示す
ように、金属ケース34で電子部品31を覆い、金属ケ
ース34を半田35にて回路基板30のアースパターン
32に接合するものもあるが、この構造にあっては、電
子部品の修理等の際に金属ケース34を外す作業が大変
困難となる、金属ケース34は重量があるので軽量化が
要求される電話機等の携帯形機器には合わない、金属ケ
ース34と下ケース20との間にデッドスペースが生じ
るので機器の小形化に逆行するという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、プラス
チック製の筐体に導電処理を施して構成されるシールド
構造では、筐体の最終的完成までに多くの製造工数がか
かる、導電処理費用も高額になる、導電処理工程がある
ことによって筐体の不良率が高くなる、プラスチックの
リサイクルを行えないという問題点があった。また、金
属ケースを用いたシールド構造では、金属ケースの着脱
作業が困難である、金属ケースの使用は電子機器の小形
化にそぐわないという問題点があった。
【0008】本発明はこのような従来の欠点を解決する
べくなされたものであり、金属ケースを用いないで電子
部品をシールドすることができ、従って、機器の小形
化、軽量化を図ることができ、また、プラスチック製の
筐体自体には導電処理を施す必要もない電子機器のシー
ルド構造を提供することを目的とする。
【0009】請求項1に係る発明におけるシールドケー
スは、電子機器の筐体に設けられ、アースパターンを有
する回路基板上の電子部品を覆うようにして前記回路基
板に取り付けられるシールドケースにおいて、前記シー
ルドケースが前記筐体の内壁面と前記回路基板に挟まれ
たとき、前記回路基板のアースパターンに接触させられ
る位置に舌片部を備えるようにプラスチックシートを成
形してなり、 この成形されたプラスチックシートのう
ち、前記舌片部における前記アースパターンに接触する
部分を含む位置に導電処理を施すことによりシールド用
の導電層が形成される構成となっている。請求項2に係
る発明における電子機器は、電子機器の筐体内に設けら
れ、アースパターンを有し、電子部品が実装される回路
基板と、前記筐体の内壁面と前記回路基板に挟まれたと
き、前記回路基板のアースパターンに接触させられる位
置に舌片部を備えるようにプラスチックシートを成形し
てなり、この成形されたプラスチックシートのうち、前
記舌片部における前記アースパターンに接触する部分を
含む位置に導電処理を施すことによりシールド用の導電
層が形成されるシールドケースとを具備する構成となっ
ている。請求項3に係る発明におけるシールドケース
は、電子機器の筐体に設けられ、アースパターンを有す
る回路基板上の電子部品を覆うようにして前記回路基板
に取り付けられるシールドケースにおいて、前記シール
ドケースが前記筐体の内壁面と前記回路基板に挟まれた
とき、前記回路基板のアースパターンに接触させられる
位置に舌片部を備えるとともに、前記電子機器の筐体に
設けられる第1の係合部に係合する第2の係合部を備え
るようにプラスチックシートを成形してなり、この成形
されたプラスチックシートのうち、前記舌片部における
前記アースパターンに接触する部分と、前記第2の係合
部における前記アースパターンに接触する部分とを含む
位置に導電処理を施してシールド用の導電層が形成され
る構成となっている。また、請求項4に係る発明におけ
る電子機器は、電子機器の筐体内に設けられ、アースパ
ターンを有し、電子部品が実装される回路基板と、前記
筐体の内壁面と前記回路基板に挟まれたとき、前記回路
基板のアースパターンに接触させられる位置に舌片部を
備えるとともに、前記電子機器の筐体に設けられる第1
の係合部に係合する第2の係合部を備えるようにプラス
チックシートを成形してなり、この成形されたプラスチ
ックシートのうち、前記舌片部における前記アースパタ
ーンに接触する部分と、前記第2の係合部における前記
アースパターンに接触する部分とを含む位置に導電処理
を施すことによりシールド用の導電層が形成されるシー
ルドケースとを具備する構成となっている。
【0010】請求項5に係る発明における電子機器は、
電子機器の筐体に設けられ、アースパターンとこのアー
スパターンとは絶縁された回路パターンとを有する回路
基板上の電子部品を覆うようにして前記回路基板に取り
付けられるシールドケースにおいて、前記シールドケー
スが前記筐体の内壁面と前記回路基板に挟まれたとき、
前記回路基板のアースパターンに接触させられる位置に
舌片部を備えるようにプラスチックシートを成形してな
り、この成形されたプラスチックシートのうち、前記舌
片部における前記アースパターンに接触する部分を含む
位置に導電処理を施してシールド用の導電層が形成され
るとともに、このシールド用の導電層とは絶縁され前記
回路パターンと接触させられる回路パターン用の導電層
が形成される構成となっている。請求項6に係る発明に
おける電子機器は、電子機器の筐体内に設けられ、アー
スパターンとこのアースパターンとは絶縁された回路パ
ターンとを有し、電子部品が実装される回路基板と、前
記筐体の内壁面と前記回路基板に挟まれたとき、前記回
路基板のアースパターンに接触させられる位置に舌片部
を備えるようにプラスチックシートを成形してなり、こ
の成形されたプラスチックシートのうち、前記舌片部に
おける前記アースパターンに接触する部分を含む位置に
導電処理を施すことによりシールド用の導電層が形成さ
れるとともに、このシールド用の導電層とは絶縁され前
記回路パターンと接触させられる回路パターン用の導電
層が形成されるシールドケースとを具備する構成となっ
ている。
【0011】請求項1,2にかかる第1の発明では、シ
ールドケースが筐体の内壁面と回路基板に挟まれたと
き、回路基板のアースパターンに接触させられる位置に
舌片部を備えるようにプラスチックシートを成形するこ
とでシールドケースを構成しているため、シールドケー
スの舌片部がプラスチックシートから成形されたもので
あるので、筐体からの押圧により、舌片部がたわみ良好
な電気的な接触が得られる。請求項3,4にかかる第2
の発明では上記した構成に加えて、シールドケースには
さらに筐体の第1の係合部に係合する第2の係合部がプ
ラスチックシートの成形により設けられ、シールドケー
スが筐体と回路基板との間に挟まれたときに第2の係合
部が回路基板に押圧されて前記導電層がアースパターン
に接触させられる。
【0012】請求項5,6に係る第3の発明では、成形
されたプラスチックシートに導電処理を施すことによっ
て、シールド用導電層の他にこの導電層と絶縁された回
路パターン用の導電層が形成されるので、第1の発明に
加え、回路基板に設ける必要がある回路パターンやリー
ド線、ジャンパー線を前記パターン用導電層で代用する
ことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図14を参
照して詳述する。図1乃至図8は第1の実施例を示す図
であり、図1は携帯電話の概略構成図、図2は図1の携
帯電話の断面図、図3は図2の円部A拡大図、図4は図
1の携帯電話に用いられているシールドケースの斜視
図、図5は図4のシールドケースの断面図、図6は両面
に導電処理を施したシールドケースの斜視図、図7は図
6のシールドケースの断面図、図8は各種プラスチック
シートの性質を比較した図である。
【0014】本例の携帯電話の概略構成は、図1に示す
ように、プラスチックで形成された上,下のケース(筐
体)110,120、この上,下のケース110,12
0に収納される回路基板130、この回路基板130に
搭載された電子部品131を覆うべく、下ケース110
の凹部121に嵌め込まれるシールドケース140より
構成されている。
【0015】このシールドケース140は、図2及び図
4に示すように、リブ122により複数の小部屋に仕切
られ複雑な形状とされた下ケース120の凹部121に
嵌め込み得る形状に、薄いプラスチックシート141を
成形し、図5に示すように、例えば成形後のプラスチッ
クシート141の内壁面に導電処理を施すことによりシ
ールド用の導電層142を設けることにより構成されて
いる。
【0016】この場合に、本例においては、プラスチッ
クシート141の肉厚は0.15mm〜0.25mmとさ
れ、その重量も0.6g程度となっており、ポリカーボ
ネイト(PC)で形成された下ケース120の肉厚(1
mm〜2.5mm)及び重量(約15g)よりも格段と肉
薄、軽量となっている。従って、真空成形、ホットプレ
ス、場合によっては真空引の射出成形等の成形手段によ
り、複雑なケース形状を容易に得ることができる。
【0017】また、プラスチックシート141の材料と
しては、図8に示すように、ポリエステル(PET)、
PC、ポリ塩化ビニル(PVC)、アクリロニトリルブ
タヂエンスチレン(ABS)等が使用可能であるが、耐
熱性や経年変化(特に硬化)の観点からすると、PC或
いはABSが良好であると考えられ、特にPCは食品容
器等で使用されており安価に製造できることから、本例
ではPCを用いている。
【0018】また、プラスチックシート141に対する
導電処理としては、NiやCuのフィラーを混入した導
電塗装、Ni、Cu、Au、Ag等の無電解メッキ或い
は電解メッキ、スパッタリングやイオンプレーティング
等の手法を用いたNi、Cu、Au、Ag等の金属の蒸
着を用いることができる。尚、プラスチックシート14
1に設けられる導電層142の厚さは1μm〜3μm程
度である。
【0019】また、シールドケース140としては、図
6及び図7に示すように、プラスチックシート141の
内壁面及び外壁面の両面に導電層142を設けても良
く、この場合には、プラスチックシート141に多数の
***143を設けることにより、この穴143を通じて
シールドケース140の内壁面、外壁面に設けられた導
電層142を電気的に接続する。このように、プラスチ
ックシート141の両面に導電層142を設けたシール
ドケース140においては、電磁波のシールド効果とし
ては、シールドケース140の板厚と同じ板厚の金属板
でシールドケースを形成した場合と同じシールド効果を
期待できる。
【0020】上記のシールドケース140は、下ケース
120の凹部121に嵌め込まれ、回路基板130が下
ケース120に取り付けられることにより、図2及び図
3に示すように、電子部品131を覆う状態で回路基板
130に取り付けられる。この場合に、シールドケース
140の周縁部分には舌片部145が設けられており、
この舌片部145は薄いプラスチックシートで形成され
ているので、充分な弾力性を有している。従って、この
舌片部145が弾力性を有した状態で回路基板130の
アースパターン132に密着するので、シールドケース
140の導電層142とアースパターン132とは電気
的に確実に接続される。また、シールドケース140の
うちの下ケース120のリブ122が挿入される凹部1
46の壁面147もアースパターン132に接触するの
で、シールドケース140は各部屋ごとにアースパター
ン132に電気的に接続される。一方、回路基板130
の裏面側にもアースパターン133が設けられている。
従って、電子部品131は、シールドケース140の導
電層142及び回路基板130のアースパターン133
で覆われた状態となり、シールドケース140に形成の
各部屋ごとに内外の電磁遮蔽を行える。
【0021】図9及び図10は第2の実施例を示す図で
あり、図9はシールドケースの斜視図、図10はシール
ドケースの舌片部を回路基板に接触させたときの変化を
示す図である。
【0022】本例のシールドケース140Aでは、舌片
部145Aの形状が湾曲した形状とされ、かつ、所定間
隔で切欠き146が形成されている点を除いて、シール
ドケース140と同様の構成となっている。本例では、
回路基板130のアースパターン132に舌片部145
Aを押し付けると、舌片部145Aは図10(a)に示
す状態から図10(b)に示すようなつぶれた状態に変
形してアースパターン132に密着するので、舌片部1
45Aとアースパターン132との電気的接続を多数の
箇所で確実に確保できる。尚、舌片部145Aは弾力性
を有するので、加圧を解除すれば元の状態にもどる。
【0023】図11及び図12は第3の実施例を示す図
であり、図11はシールドケースの斜視図、図12はシ
ールドケースの舌片部を回路基板に接触させたときの変
化を示す図である。
【0024】本例のシールドケース140Bでは、舌片
部145Bに球状の突部147が所定間隔で形成されて
いる点を除いて、シールドケース140と同様な構成と
なっている。本例では、回路基板130のアースパター
ン132に舌片部145Bの突部147を押し付ける
と、突部147は図12(a)に示す状態から図12
(b)に示すようなつぶれた形状に変化してアースパタ
ーン132に密着するので、舌片部145Bとアースパ
ターン132との電気的接続を多数の箇所で確実に確保
できる。尚、舌片部145Bの突部147は弾力性を有
しているので、加圧を解除すれば元の状態にもどる。
【0025】図13及び図14は第4の実施例を示す図
であり、図13はシールドケースの斜視図、図14はシ
ールドケースを回路基板に取り付けた状態の断面図であ
る。本例のシールドケース140Cは薄いプラスチック
シート141でケース状に成形されている点はシールド
ケース140と共通するが、導電処理の際にはマスキン
グを施すことにより、シールド用の導電層142及びこ
の導電層142と絶縁されたパータン用の導電層148
が形成されている点で異なっている。本例では、回路基
板130の電子部品131をシールドケース140Cで
覆うと、パターン用導電層148を回路基板130のホ
ットライン135の接続用パターン部136に接続する
ことが可能となり、このシールドケース140Cによっ
て電子部品のシールドを行えると共に、リード線やジャ
ンパー線の役割を兼ねることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように請求項1,2にかか
る第1の発明では、シールドケースが筐体の内壁面と回
路基板に挟まれたとき、回路基板のアースパターンに接
触させられる位置に舌片部を備えるようにプラスチック
シートを成形することでシールドケースを構成している
ため、シールドケースの舌片部がプラスチックシートか
ら成形されたものであるので、筐体からの押圧により、
舌片部がたわみ良好な電気的な接触が得られる。これに
より、アースパターンとの間の電気的接触は、シールド
ケースとは別の部材を設ける必要がなくなるという長所
をもつ。また、請求項3,4にかかる第2の発明では上
記した構成に加えて、シールドケースにはさらに筐体の
第1の係合部に係合する第2の係合部がプラスチックシ
ートの成形により設けられ、シールドケースが筐体と回
路基板との間に挟まれたときに第2の係合部が回路基板
に押圧されて前記導電層がアースパターンに接触させら
れるので、第2の係合部で仕切られるそれぞれの回路ブ
ロックの間の電波干渉も防ぐことが可能となる。
【0027】請求項5,6にかかるる第3の発明におけ
る電子機器では、シールドケースは、成形されたプラス
チックシートに導電処理を施すことによって、シールド
用導電層の他にこの導電層と絶縁されたパターン用の導
電層が形成されるので、第1の発明による効果に加え、
回路基板に設ける必要がある回路パターンや、リード
線、ジャンパー線を、シールドケースの回路パターン用
導電層で代用できる効果があり、電子機器の部品点数の
削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る携帯電話の概略構
成を示す分解斜視図。
【図2】図1に係る携帯電話の断面図。
【図3】図2の円部A拡大図。
【図4】図1に係る携帯電話に使用されるシールドケー
ス(片面導電処理)の斜視図。
【図5】図4のシールドケースの部分断面図。
【図6】図1に係る携帯電話に使用されるシールドケー
ス(両面導電処理)の斜視図。
【図7】図6のシールドケースの部分断面図。
【図8】シールドケースの成形に使用し得る各種プラス
チックシートの性質を比較した図。
【図9】本発明の第2の実施例に係るシールドケースの
斜視図。
【図10】図9のシールドケースの舌片部を回路基板に
当接させたときの作用を示す図。
【図11】本発明の第3の実施例に係るシールドケース
の斜視図。
【図12】図11のシールドケースの舌片部を回路基板
に当接させたときの作用を示す図。
【図13】本発明の第4の実施例に係るシールドケース
の斜視図。
【図14】図13のシールドケースを回路基板に取り付
けた状態の断面図。
【図15】従来の携帯電話の構成を示す分解斜視図。
【図16】図15に係る携帯電話の断面図。
【図17】図16の円部B拡大図。
【図18】図15に係る携帯電話の下ケースのリブに金
属片を設けた例を示す断面図。
【図19】別の従来の携帯電話の構成を示す断面図。
【図20】図19の円部C拡大図。
【符号の説明】
120 プラスチック筐体(下ケース) 121 凹
部 130 回路基板 131 電
子部品 140,140A,140B,140C シールドケー
ス 141 プラスチックシート 142 シ
ールド用導電層 148 パターン用導電層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−215500(JP,A) 特開 平8−30387(JP,A) 特開 平5−235577(JP,A) 特開 平8−70195(JP,A) 特開 平8−222877(JP,A) 特開 昭61−276400(JP,A) 特開 昭61−152445(JP,A) 特開 昭64−57798(JP,A) 実開 平4−18492(JP,U) 実開 平2−20395(JP,U) 実開 昭58−133989(JP,U) 実開 昭63−90894(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 9/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器の筐体に設けられ、アースパタ
    ーンを有する回路基板上の電子部品を覆うようにして前
    記回路基板に取り付けられるシールドケースにおいて、 前記シールドケースが前記筐体の内壁面と前記回路基板
    に挟まれたとき、前記回路基板のアースパターンに接触
    させられる位置に舌片部を備えるようにプラスチックシ
    ートを成形してなり、 この成形されたプラスチックシートのうち、前記舌片部
    における前記アースパターンに接触する部分を含む位置
    に導電処理を施すことによりシールド用の導電層が形成
    されることを特徴とするシールドケース。
  2. 【請求項2】 電子機器の筐体内に設けられ、アースパ
    ターンを有し、電子部品が実装される回路基板と、前記
    筐体の内壁面と前記回路基板に挟まれたとき、前記回路
    基板のアースパターンに接触させられる位置に舌片部を
    備えるようにプラスチックシートを成形してなり、この
    成形されたプラスチックシートのうち、前記舌片部にお
    ける前記アースパターンに接触する部分を含む位置に導
    電処理を施すことによりシールド用の導電層が形成され
    るシールドケースと を具備することを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 電子機器の筐体に設けられ、アースパタ
    ーンを有する回路基板上の電子部品を覆うようにして前
    記回路基板に取り付けられるシールドケースにおいて、 前記シールドケースが前記筐体の内壁面と前記回路基板
    に挟まれたとき、前記回路基板のアースパターンに接触
    させられる位置に舌片部を備えるとともに、前記電子機
    器の筐体に設けられる第1の係合部に係合する第2の係
    合部を備えるようにプラスチックシートを成形してな
    り、 この成形されたプラスチックシートのうち、前記舌片部
    における前記アースパターンに接触する部分と、前記第
    2の係合部における前記アースパターンに接触する部分
    とを含む位置に導電処理を施してシールド用の導電層が
    形成されることを特徴とするシールドケース。
  4. 【請求項4】 電子機器の筐体内に設けられ、アースパ
    ターンを有し、電子部品が実装される回路基板と、 前記筐体の内壁面と前記回路基板に挟まれたとき、前記
    回路基板のアースパターンに接触させられる位置に舌片
    部を備えるとともに、前記電子機器の筐体に設けられる
    第1の係合部に係合する第2の係合部を備えるようにプ
    ラスチックシートを成形してなり、この成形されたプラ
    スチックシートのうち、前記舌片部における前記アース
    パターンに接触する部分と、前記第2の係合部における
    前記アースパターンに接触する部分とを含む位置に導電
    処理を施すことによりシールド用の導電層が形成される
    シールドケースと を具備することを特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】 電子機器の筐体に設けられ、アースパタ
    ーンとこのアースパターンとは絶縁された回路パターン
    とを有する回路基板上の電子部品を覆うようにして前記
    回路基板に取り付けられるシールドケースにおいて、 前記シールドケースが前記筐体の内壁面と前記回路基板
    に挟まれたとき、前記回路基板のアースパターンに接触
    させられる位置に舌片部を備えるようにプラスチックシ
    ートを成形してなり、 この成形されたプラスチックシートのうち、前記舌片部
    における前記アースパターンに接触する部分を含む位置
    に導電処理を施してシールド用の導電層が形成されると
    ともに、このシールド用の導電層とは絶縁され前記回路
    パターンと接触させられる回路パターン用の導電層が形
    成されることを特徴とするシールドケース。
  6. 【請求項6】 電子機器の筐体内に設けられ、アースパ
    ターンとこのアースパターンとは絶縁された回路パター
    ンとを有し、電子部品が実装される回路基板と、 前記筐体の内壁面と前記回路基板に挟まれたとき、前記
    回路基板のアースパターンに接触させられる位置に舌片
    部を備えるようにプラスチックシートを成形してなり、
    この成形されたプラスチックシートのうち、前記舌片部
    における前記アースパターンに接触する部分を含む位置
    に導電処理を施すことによりシールド用の導電層が形成
    されるとともに、このシールド用の導電層とは絶縁され
    前記回路パターンと接触させられる回路パターン用の導
    電層が形成されるシールドケースとを具備することを特
    徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】前記舌片部は湾曲した形状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1、3、5いずれかに記載の
    シールドケース。
  8. 【請求項8】前記舌片部は湾曲した形状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項2、4,6いずれかに記載の
    電子機器。
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