JP3283037B2 - 金属の吸着に関するパルプ漂白方法 - Google Patents

金属の吸着に関するパルプ漂白方法

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、パルプ漂白方法に関し、好ましくはこの方
法は、いくつかの漂白ステージを備え、離解(defibrat
ion)した後のいくつかのステージで、主としてイオン
化した金属を含有する第1の濾液を分離する。またこの
方法では、金属をパルプ流から初めに分離し、続いてパ
ルプ流を漂白し、好ましい場合には、金属が分離された
繊維流に再び金属を導入する。本発明を使用すること
で、解決しなければならない困難な問題、言い換えれ
ば、分離金属を提供するための問題は、非常に簡単な方
法で解決される。
技術分野の様子及び問題点 環境保護の観点から、パルプ産業は、漂白用塩素ガス
の使用を減らすことが常時強く要求されている。放出が
許される漂白プラントからの廃液内の有機塩素混合物
(AOX)は、徐々に減少しており、現在では多くのパル
プ工場が塩素ガスの使用を停止するほど低いレベルにな
っている。その代わりに、漂白剤として二酸化塩素のみ
が使用されている。二酸化塩素は塩素ガスに比べてAOX
を作り出す量が少ないが、同じ漂白効果を得ることがで
きる。
しかし、二酸化塩素の使用でさえ問題にされている。
一方、ある限られた国では、環境保護の観点から、塩素
有機合成物の放出をそのような低いレベルに減少させる
ことが要求されており、これらの要求は、たとえ二酸化
塩素のみが漂白に使用されるのだとしても抵触しかねな
い。他方、多くの国にいる顧客は、紙製造に対して塩素
ガスや二酸化塩素を全く使用しないで漂白を行うことを
要求し始めた。
従って、紙産業は、塩素化学製品を使用せずにパルプ
を漂白できる方法を探している。酸化ステージ(A)
で、可能ならキレート剤、例えばEDTAを添加することに
よって、金属を酸素脱リグニン化パルプに移す方法は、
好結果の試験がなされた。パルプは、異なったシーケン
スで過酸化水素(P)及び/又はオゾン(Z)を使用し
て洗浄され、さらに漂白される。一つの例としては、ス
ェーデン特許第8902058号(EKA NOBEL)に開示されたリ
グノックス法(Lignox method)と呼ばれる方法があ
る。他の公知の漂白方法は、漂白シーケンスAZ(EOP)
を含んでおり、この方法のAステージはキレート剤を使
用しない酸化ステージである。
金属イオンが、パルプの品質を下げ、及び/又は化学
製品の消費量を増やした漂白方法ではネガティブな影響
を持つことが、これら種主の方法の顕著な特徴である。
これらの方法では、オープンA/Qステージで金属を洗い
落とすことで解決されている。これらの方法に関連して
生ずる問題点は、結果として、金属を放出した後の洗浄
ステージから得られる液体流が、一方で大量の放出物質
を含み、他方で、溶解された金属イオンを含み、環境荒
廃及び回復の観点からみて利用するのが困難な状態にあ
ることにある。従来の技術によれば、この濾液は外部の
浄化手段で浄化した後に容器内に放出されていたが、こ
れは時間がかかり、値段が高い。
問題点及び利点 本発明は、分離した金属を、金属を吸着する一定量の
繊維に供給することに関し、これに関して、繊維の後処
理は金属の存在によって非常に大きなネガティブな影響
を受けない。従って、本発明による方法を使用すると、
従来公知の方法による金属含有液体流に関する仕事量及
びコスト増大の問題が解決できる。従って、本発明によ
って、このいくらかの面倒な問題は、分離された金属を
繊維流に供給することによる非常に簡単な方法で解決さ
れ、その処理は少なくとも金属のネガティブな影響を受
けることなく成される。
たぶん、本発明の最もありふれた応用は、一つの繊維
ラインのみ、言い換えれば一つの繊維フローラインのみ
があるものであり、従って、この場合、前のステージで
分離された金属は同じ繊維フローラインに再導入され
る。しかし、少なくとも二つの平行繊維ラインを持つこ
とは有利であり、それによって分離された金属を好まし
くは同じ繊維流に供給しする。この結果、最終的に、一
つ又はそれ以上の横方向の流れを得ることが可能にな
り、この流れは漂白することができ、または漂白しなく
てもよく、かつ金属は供給されず、最終的に少なくとも
一つの流れは多量の金属を含む。
金属は、パルプタンク等の内部で、または最後の漂白
ステージの洗浄装置用の洗浄液として添加される。金属
の吸着を保証するために、好ましくは、パルプ混合物に
おけるpHは、適当な方法で調節される。加えて、補足化
学製品(例えば、保存剤)が使用され得る。
好ましい場合、金属を断った後の、すなわちパルプに
よる金属の吸着を断った後の濾液はプロセスの他のステ
ージに、好ましくはパルプの漂白工程より前のステージ
に供給されるべきである。この方法では、閉鎖系の程度
を著しく増大させることができる。すなわち、系外への
流出量が、したがって新鮮な水を流入させる必要性が減
少する。これは、洗浄装置、例えば洗浄プレス(wash p
ress)内でパルプを濃縮させ、かつ洗浄し、その後、例
えば二酸化塩素を使用する付加的な漂白ステージ(金属
によるネガティブな影響を受けない)に、又は乾燥装
置、蓄積タワー又はペーパミルに送ることによって成さ
れる。その後、好ましくは洗浄装置からの濾液は、プロ
セス内を逆方向に戻され、好ましくはQステージ又はA
ステージの洗浄装置に戻される。加えて、 本発明は以下の添付図面によってより詳細に離解され
る。
第1図は、本発明を使用した繊維ラインのブロック図
である。
第2図は、本発明を使用した2つの平行繊維ラインの
ブロック図である。
第3図は、本発明を使用した好ましい漂白プラントを
示している。
第1図は、蒸解処理することによって化学的に用意さ
れたパルプ用のフローライン1に関して構成されたブロ
ック図である。好ましくはこの蒸解処理は継続的に行な
われる。蒸解処理と洗浄処理の後、フローライン1の第
1の部分を介してパルプは補助的な洗浄兼選別処理ステ
ージへ送られ、続けて、パルプの酸素脱リグニン化処理
と洗浄処理が行なわれる。次のステージはQステージで
ある。Qステージでは、金属はパルプの繊維から分離さ
れる。金属を含むQステージから出た濾液2は、パルプ
ストリーム1から分離され、そのパルプのストリームは
その後漂白プラントのシーケンスへ送られ、このプロセ
スではパルプの金属による影響をネガティブに受けて漂
白処理がなされる。初めに、濾液2で金属を分離してい
るので、この生成プロセスは改善されたより能率的な方
法で遂行され得る。
例えばPZP漂白プラントのように金属による影響をネ
ガティブに受ける漂白シーケンスは、初期と終端の過酸
化水素ステージ及び中間のオゾンステージを備えてい
る。パルプの漂白後はRステージに移行する。このステ
ージでは初期の濾液流2で分離された金属は再利用また
は再導入される。リグニン残基のような、放出された有
機物は繊維によっては吸着されず、次のステージの洗浄
プレスなどで洗い去られる。金属を再導入するには、例
えばNaOHなどの、pHの調整に適切な媒体の添加が最も好
ましい方法であり、それにより繊維流に含まれた繊維
は、再導入された金属を吸着し得る。
第1図から明らかなように好ましい場合、本発明の漂
白プラントは完全に閉鎖系とすることができ、そのため
漂白プラントからの流出はない。第1図によれば、実際
の漂白シーケンスPZPから酸素脱リグニン化処理ステー
ジへ濾液4を戻し、Rステージから漂白シーケンスステ
ージへ第1濾流5を再循環させ、そして最後にRステー
ジ(原則として濾液2は金属を含まずに、Rステージへ
送られる)からQステージへ第2濾液流6を循環させる
ことによって前記の状態は達成される。新しい洗浄液3
はRステージに添加される。最終的に得られる生成物は
金属を含む漂白パルプである。
実験では、AステージからのMn2+イオンの98%以上
が、pH値7以上で完全漂白パルプに吸着されることが示
された。混合後の圧搾濾液では、Mn2+イオンは検知で
きず、その濃度は0.05mg/l以下であった。A濾液での濃
度は3.6mg/lであった。
第2図は、二つの平行なフローライン1Aと1Bがある解
決法のブロック図を示している。一方のフローライン1A
はその最終的な生成物の金属の含有量が出来る限り低い
化学パルプ用であり、同時に第2のフローライン1Bは、
例えば比較的金属の含有量が重要でない非漂白パルプな
どの全くタイプの異なったパルプ用である。ブロック図
が示すように、第1フローライン1AのQステージからの
濾液2は、第2のフローライン1BのRステージへ流入す
る。第1フローライン1AのQステージで分離した金属
は、第2フローライン1BのRステージへ送られる。二つ
のライン間の液体バランスを確保するため、濾液3は第
2ライン1BのRステージから第1フローライン1Aの選別
または洗浄ステージへ返還される。この濾液3は、金属
を含んではいない。
第3図には、パルプ用の一本のフローラインを備えた
好ましい漂白プラントがより詳細に示されている。従っ
て、ディヒューザ漂白プラントはシーケンスAZ(EOP)
で構成されたものが示されている。漂白ポンプの前部は
MCポンプを備えるシュート2によって構成され、このシ
ュート2には、好ましくは硫酸(H2SO4)などの酸性化
物が流入導管3を介して添加され得る。次にKAMYR(商
標)洗浄ディヒューザ4から成る洗浄器4が据え付けて
ある。この洗浄器4で、パルプに含まれる金属は、繊維
から分離され、金属を含む濾液5は分離導管5を介して
放出される。洗浄器4の洗浄液は、このプロセスの後半
のステージからくる導管7を介して供給され、また必要
であれば分離導管6を経由して供給される。洗浄器4の
次にはMCポンプを備えるシュート35が続き、そのシュー
トにはpH調整物が導管8を介して供給され得る。オゾン
と酸素は次の混合装置9に供給され、それから反応装置
11でパルプと反応させられる。その後、気体とパルプは
分離装置12で分離され、分離されたガスは上部導管を介
して分離装置から放出される。それから後部の漂白ステ
ージから導管15を介して、洗浄液が供給される第2洗浄
装置14へパルプが注入される。第2洗浄装置14で分離さ
れた濾液は、導管16を介して、漂白プラントより前部の
洗浄ステージへ送られる。洗浄装置の後には更にMCポン
プ17を備えるシュートが続いている。アルカリ18、好ま
しくは水酸化ナトリウム(NaOH)が最初にその後直ちに
酸素(O2)がこの装置17へ供給され、その後酸素は反応
塔20でパルプと作用する。このステージはいわゆるEOス
テージ(アルカリ酸化ステージ)である。酸素は分離装
置21で分離され、頂部22から放出される。過酸化水素23
は分離装置21の底部に供給され、その後パルプはKAMYR
(商標)ディヒューザ洗浄装置25を頂部に備える反応容
器24へ注入される。洗浄装置25からの濾液は、前記の洗
浄装置14へ返還される。洗浄装置25の洗浄液はPステー
ジを通った後、本プロセスの後半のステージに接続して
いる導管26を介して洗浄装置25に供給される。パルプの
pH値は分離導管27によって自在に調整され得る。
Pステージの後には前記したRステージ28があり、本
実施例においては、このRステージ28はパルプ混合容器
で示され得る。金属を含む濾液5はこのパルプ混合容器
28へ送られ、そしてpH値が適切であるために容器28の繊
維は金属を吸着する。この後、パルプは洗浄プレス29へ
送られ、パルプはそこで密集化されてシュート30に送り
出され、シュート30から次の処理に送られる。洗浄プレ
ス29からの金属のない濾液は、導管7を介して第1洗浄
装置4へ、及び(または)導管26を介してPステージの
洗浄装置25へ供給される。
本発明が前記の実施例によっては制限されないが、後
記の請求の範囲の範囲内で変更がされ得ることは、この
技術分野の当事者には明らかである。
本発明が、再生繊維パルプや機械木材パルプ(TMP,CT
MP,RMP,)等のような全ての形式のパルプ(その製法)
に適用可能であり、おそらく、その製法が金属の作用を
受けないいくつかの構成ステージを含むことは、この技
術分野における当業者には明らかである。
さらにまた、多重平行フローラインには多数の組み合
わせがあり、本発明を選択的に使用して連結の異なる特
徴を効果的に利用できることは、この技術範囲における
当業者には明らかである。
例えば、3つのフローラインを備えた工場が、その最
終生成物が金属を含まない漂白パルプのための2つのフ
ローラインと、CTMPのような機械木材パルプのための、
全ての金属が収集される1つのラインとを備えることが
でき、例えば、二つの外側漂白層と中間の金属含有CTMP
層とから成る三層の合成ペーパボードが生成される。こ
れにより、外層には金属がなくなり、合成ペーパボード
の一定の使用に有利になり得る。加えて、第3図に示し
た装置は単なる実施例であり、例えば、この技術分野に
おける当業者が、示された装置に代えて、洗浄装置とし
てプレッシャーディフューザやドラム洗浄装置等を用い
ることが容易であることは明らかである。
好ましくは、本発明による方法の環境的な利点を十分
に役立たせるために、連続ペーパ製造を装備し、抄紙機
のウェットエンドで金属を可能な限り多く保持できるよ
うにし、金属が、主として最終的なペーパに含まれ、ペ
ーパ製造による廃水には含まれないようにするのが望ま
しい。
平行なフローラインから金属含有濾液2を供給する前
に、例えばパルプを酸性化することによって、第2図に
関する非漂白パルプを処理し、可能であれば、この方法
でパルプの金属の吸着能力を増大させ、及び/又、パル
プに選択的に吸着能力を与えることが好ましい。加え
て、好ましくは化学製品を添加することによって吸着力
における選択能力に影響を与えることが可能である。従
って、本拝命はすべての形式のパルプに応用でき得、パ
ルプ(の成分)には、例えば回収、再生繊維パルプや機
械的に生成された木材パルプTMP、CTMP、RMPなどの金属
がネガティブに影響する構成ステージを含むと考えられ
る。更に、本発明によって選択され得る様々なプロセス
を示す平行ラインがあり、その異なった組合せは最も効
果的な特徴を持ち得る。例えば三つのプロセスのライン
は最終的な生成物を除いた二つのラインから成り、ひと
つのラインはCTMPにような機械的な木材パルプであり、
そこでは全ての金属が収集され、例えば三層合成の厚紙
のように、両方の外側に漂白層を、中間に金属を含むCT
MP層から成る。どの外層においても金属の発生の防止と
なり、合成厚紙の一定/確定な使用に有利であり得る。
加えて、第3図の装置は一つの例であり、圧力拡散また
は洗浄装置としてのドラム洗浄器などの様な装置が簡単
に示されている。
好ましい場合、本発明によるプロセスの環境的有利を
満たす目的で、紙製造の後、プロセスはコンクリ紙/混
ぎ紙の湿端部では金属を可能な限り多く保持し、金属は
主に紙製造後の廃液ではなく完成した紙に含まれること
が望ましい。
明らかに第2図の非漂白パルプは好ましい例になり得
る。例えばパルプを酸化することによって、平行ライン
から金属を含有する濾液2を供給する以前に、可能であ
ればこの方法で、パルプの金属を吸収する能力を高め
て、金属を吸収するそして(あるいは)選択的な吸収能
力をパルプに与える事を目的としている。加えて吸収の
際に、化学製品を添加することによってパルプの選択力
/精選力に影響を及ぼすことは、可能なことは明らかで
ある。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−27191(JP,A) 特開 昭62−68505(JP,A) 特開 昭54−117385(JP,A) 特開 平2−145884(JP,A) 特開 昭58−132190(JP,A) 特開 昭53−254(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21C 9/00 - 11/14

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】離解した後に、好ましくは酸処理すること
    によってパルプから、主としてイオン化した金属を含む
    第1の濾液を分離するパルプの漂白方法において、その
    分離した金属が金属を吸着する一定量の繊維に供給さ
    れ、その一定量の繊維はその吸着処理の間少なくともそ
    の金属の存在によって著しくネガティブな影響を受けな
    いことを特徴とするパルプ漂白方法。
  2. 【請求項2】金属が除去された後の濾液をプロセスの好
    ましくは漂白工程よりも前のステージに供給して、漂白
    プラントを完全に閉鎖系にする可能性を実現させること
    を特徴とする請求の範囲第1項に記載の漂白方法。
  3. 【請求項3】前記一定量の繊維は一つに限定されたフロ
    ーラインに設け、そのフローラインから一旦分離された
    金属を、金属の存在が望まれない工程を避けてそのフロ
    ーラインの後段のステージに供給することを特徴とする
    請求の範囲第1項に記載の漂白方法。
  4. 【請求項4】繊維用の並列でいくつかのフローラインが
    あり、金属を前記フローラインの一つ又はそれ以上に選
    択的に供給するようにしたことを特徴とする請求の範囲
    第1項に記載の漂白方法。
  5. 【請求項5】漂白パルプを含む少なくとも一つのフロー
    ラインに金属を供給しないようにしたことを特徴とする
    請求の範囲第4項に記載の漂白方法。
  6. 【請求項6】非漂白繊維を収容する一つのフローライン
    に金属を供給するようにしたことを特徴とする請求の範
    囲第5項に記載の漂白方法。
  7. 【請求項7】金属の存在が望まれない状態で漂白する工
    程に少なくとも一つのEOステージ(アルカリ酸化ステー
    ジ)を含めたことを特徴とする請求の範囲第3項に記載
    の漂白方法。
  8. 【請求項8】金属の存在が望まれない状態で漂白する工
    程に少なくとも一つの過酸化水素漂白ステージ(P)を
    含めたことを特徴とする請求の範囲第3項又は第7項の
    何れか一項に記載の漂白方法。
  9. 【請求項9】金属の存在が望まれない状態で漂白する工
    程に少なくとも一つのオゾン漂白ステージ(2)を含め
    たことを特徴とする請求の範囲第3項、第7項又は第8
    頁に記載の漂白方法。
  10. 【請求項10】少なくとも外側の層の一方が金属を含有
    せず、好ましくは中間の層が金属を含有するように、異
    なった金属含有構成を有するパルプ構成要素を多層ペー
    パの製造で使用することを特徴とする請求の範囲第6項
    に記載の漂白方法。
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