JP3282845B2 - ガス入り避*** - Google Patents

ガス入り避***

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JP3282845B2
JP3282845B2 JP12569192A JP12569192A JP3282845B2 JP 3282845 B2 JP3282845 B2 JP 3282845B2 JP 12569192 A JP12569192 A JP 12569192A JP 12569192 A JP12569192 A JP 12569192A JP 3282845 B2 JP3282845 B2 JP 3282845B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス入り避***に関し、
更に詳細にはベントセイフ機構が設けられたガス入り避
***に関する。
【0002】
【従来の技術】電話線等の通信線には雷等の外来サージ
から通信機器を保護するため、図3に示す避***100
が設置される。避***100としては、アルゴン等の不
活性ガスが封入され且つ絶縁体103、105を介して
ライン電極102、104及びアース電極106が配置
されたものが多く使用される。ところで、電話線等に商
用電源線(AC100V、200V、6600V)が継
続的に接触(混線)するような事態が発生すると、避雷
管100に高電圧が継続的に印加されて避***本体内で
の放電が連続的に起き、避***100が過熱されて火災
等の災害を招くおそれがある。
【0003】この様な避***100の過熱を防止すべ
く、図3に示す避***100には、避***100の外周
面に装着された導電性板バネ120によって、避***1
00との間に、ポリエステル等の熱可塑性樹脂から成る
絶縁性フィルム110を挟持したいわゆるフェイルセイ
フ機構が設けられている。この導電性板バネ120は、
中央部に谷部が形成され且つ断面形状が山形のものであ
り、絶縁性フィルム110には、ライン電極102、1
04の面に相当する部分に多数の小孔114が穿設され
且つアース電極106の面に相当する部分にスリット1
12が形成されている。かかる導電性板バネ120は、
その谷部が絶縁性フィルム110のスリット112を介
して避***100のアース電極106面に押圧されてス
ポット溶接等によって連結されている。この様に避***
100の外周面に装着された導電性板バネ120の両端
部は、ライン電極102、104の各面を多数の小孔1
14が穿設された絶縁性フィルム110を介して押圧す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3の避***100に
よれば、高電圧が継続的に印加されて避***100内で
の放電が連続して発生して避***100が過熱する場合
には、熱可塑性樹脂から成る絶縁性フィルム110が避
***100の熱によって溶融され、ライン電極102、
104を押圧していた導電性板バネ120がライン電極
102、104と電気的に接続される。このため、アー
ス電極106とライン電極102、104とが電気的に
接続され、連続放電が停止して避***100の過熱に因
る火災等を防止する。また、図3の避***100には、
ベントセイフ機能も具備する。このベントセイフ機能と
は、避***100内に封入されたガスが抜けて避***1
00内での放電が起こり難くなったとき、避***100
内の放電に代って印加された外来サージを放電する機構
である。つまり、避***100に外来サージが印加され
たとき、ライン電極102、104の上面に位置する絶
縁性フィルム110に穿設された多数の小孔114内に
おいて、ライン電極102、104と導電性板バネ12
0との間で放電を惹起させる機構である。
【0005】しかし、図3に示す避***100におい
て、ライン電極104、102の外面と平行となるよう
に、導電性板バネ120を避***100の外周面に装着
することは、導電性板バネ120等の制作工程や導電性
板バネ120の装着工程におけるバラツキ等によって極
めて困難である。このため、図4に示す如く、導電性板
バネ120が避***100のライン電極102、104
面に対して斜めに装着される場合がある。この場合、導
電性板バネ120とライン電極102、104の外面と
の間隔が位置によって異なるため、避***100に印加
される電圧によってはライン電極102、104の面上
に位置する絶縁性フィルム20の全小孔24内で放電が
なされず、ベントセイフ機構を充分に発揮できない。し
かも、導電性板バネ120の傾斜角度は、導電性板バネ
120の制作工程等におけるバラツキによって避***1
00毎に異なるため、ベントセイフ機構を発揮するため
の放電開始電圧も避***100毎に異なる。従って、避
***によっては所定電力の外来サージが印加されてもベ
ントセイフ機構の機能が発揮しない場合、或いはベント
セイフ機構の機能が発揮しても不充分になる場合があ
る。そこで、本発明の目的は、フェイルセイフ機構及び
ベントセイフ機構の各機能が充分に発揮し得るガス入り
避***を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記目的
を達成するには、導電性板バネと絶縁性フィルムとの間
に、避***の外面に倣って変形できる銅薄板を挿入する
ことが有効と考え検討した結果、本発明に到達した。即
ち、本発明は、絶縁体を介在させてライン電極及びアー
ス電極が対向して配置されたガス入り避***において、
該ライン電極と接する部分に多数の小孔が穿設された熱
可塑性樹脂から成る絶縁性フィルムが、前記ライン電極
の外周面とアース電極の外周面との間に亘って装着され
た導電性板バネと前記ライン電極の外周面との間に挟持
されていると共に、前記ライン電極上の絶縁性フィルム
と前記導電性板バネとの間に、前記ライン電極の外周面
に沿って変形可能な金属薄板が挟持されていることを特
徴とするガス入り避***にある。かかる構成を有する本
発明において、導電性板バネとアース電極とが電気的に
接続されていることが、小電力の外来サージに対しても
ベントセイフ機構の機能を充分に発揮できる。また、金
属薄板が銅薄板であることが、変形容易性及びコスト等
の観点から有利である。
【0007】
【作用】本発明によれば、避***の外周面に装着される
導電性板バネによって、変形可能の金属薄板と絶縁性フ
ィルムとは、避***の外周面に倣って挟持されるため、
電導性板バネと電気的に接触している金属薄板は、絶縁
性フィルムと共に避***の外周面と略平行に装着され
る。従って、導電性板バネが避***のライン電極面に対
して斜めに装着された場合であっても、金属薄板と避雷
管の外周面とが略平行であり、金属薄板とライン電極面
との間隙を一定に保つことができるため、ベントセイフ
機構の機能を発揮する放電開始電圧のバラツキも可及的
に少なくできる。しかも、避***毎の前記放電開始電圧
のバラツキも可及的に少なくできるのである。また、フ
ェイルセイフ機構の機能についても、絶縁性フィルムが
熱可塑性樹脂によって形成されているため、避***が過
熱された場合、絶縁性フィルムが溶融して導電性板バネ
を介して避***のライン電極とアース電極とが接続さ
れ、避***内での連続放電を停止できる。
【0008】
【実施例】本発明を実施例によって更に詳細に説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示す組立図であり、絶
縁体11、11を介在させてライン電極12、12及び
アース電極14が配置されたアルゴンガス入り避***1
0の外周面と導電性板バネ60との間に、熱可塑性樹脂
であるポリエステルから成る絶縁性フィルム20が挟持
されている。絶縁性フィルム20には、ライン電極1
2、12の各上面に位置する部分に多数の小孔24が穿
設され且つアース電極14の上面に位置する部分にスリ
ット26が形成されている。また、導電性板バネ60
は、中央部に谷部が形成された断面形状が山形を成して
いるものである かかる導電性板バネ60は、その谷部を絶縁性フィルム
20のスリット26を介して避***10のアース電極1
4に押圧しつつスポット溶接等によって接続されて避雷
管10の外周面に固着されている。このため、導電性板
バネ60の端部は、避***10のライン電極12上に位
置する小孔24が穿設された絶縁性フィルム20を避雷
管10の外周面に押圧している。
【0009】本実施例においては、ライン電極12上に
位置する小孔24が穿設された絶縁性フィルム20と導
電性板バネ60との間に、銅薄板40、40が挟持され
ている。かかる銅薄板40、40は容易に変形でき、導
電性板バネ60と接触しつつ絶縁性フィルム20と共に
避***10の外周面に倣って変形するため、銅薄板4
0、40は絶縁性フィルム20を介してライン電極1
2、12の面と略平行に装着される。このため、図2に
示す様に、導電性板バネ60が避***10の外周面に対
し傾斜して配設されても、導電性板バネ60と接触して
いる銅薄板40とライン電極12との間の距離を一定に
保持でき、避***10内のアルゴンガスが抜けてもベン
トセイフ機構の機能を充分に発揮できるのである。つま
り、本実施例においては、避***10に対する導電性板
バネ60の装着状況によらず、銅薄板40とライン電極
12との間の距離を一定にできる。従って、ライン電極
12の上面に位置する絶縁性フィルム20の全小孔24
内で放電を惹起させることができると共に、ベントセイ
フ機構の機能発揮時の放電開始電圧も可及的に一定にで
きる結果、避***10に所定電圧の外来サージが印加さ
れたとき、ベントセイフ機構の機能を確実に且つ充分に
発揮できる。
【0010】更に、絶縁性フィルム20が熱可塑性樹脂
から成るフィルムであるため、避***10に高電圧が継
続的に印加されて避***10内での放電が連続して発生
すると、絶縁性フィルム20が避***10の熱によって
溶融され、ライン電極12、12を押圧していた導電性
板バネ60が銅薄板40を介してライン電極12、12
とが電気的に接続される。このため、ライン電極12、
12とアース電極14とが電気的に接続され、連続放電
が停止して避***10の過熱に因る火災等を防止でき
る。この様に、本実施例の避***10はフェイルセイフ
機構の機能も充分に奏することができる。以上、述べて
きた本実施例においては、導電性板バネ60の谷部が絶
縁性フィルム20のスリット26を介してスポット溶接
等によってアース電極14と連結されているが、導電性
板バネ60を避***10上に前記スポット溶接等に依ら
ずに固着できるならば、絶縁性フィルム20にスリット
26を形成することなく導電性板バネ60を装着しても
よい。但し、この場合、ベントセイフ機構の機能の発揮
は、雷等に因る高電圧の外来サージが避***10に印加
されたときである。また、絶縁性フィルム20は、熱可
塑性で且つ絶縁性を有するフィルムであればよく、ポリ
エステルフィルムの他に、ポリプロピレンフィルム、ポ
リエチレンフィルム、塩化ビニルフィルム等を挙げるこ
とができる。更に、銅薄板40、40は、容易に変形可
能の金属薄板であればよく、例えば真鍮製の金属薄板を
使用できる。尚、導電性板バネ60及び銅薄板40、4
0には、両者の接触抵抗を低下すべく、はんだ、すず、
金等の金属めっきを施してもよい。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、ベントセイフ機構及び
フェイルセイフ機構の各機能を充分に発揮できるため、
避***の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す組み立て図である。
【図2】図1で組み立てられた避***の部分断面図であ
る。
【図3】従来の避***の組み立て図である。
【図4】図3で組み立てられた避***の部分断面図であ
る。
【符号の説明】
10 避*** 12 ライン電極 14 アース電極 20 絶縁性フィルム 24 小孔 40 可撓性金属薄板 60 導電性板バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01T 1/14 H01T 4/10 - 4/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体を介在させてライン電極及びアー
    ス電極が対向して配置されたガス入り避***において、 該ライン電極と接する部分に多数の小孔が穿設された熱
    可塑性樹脂から成る絶縁性フィルムが、前記ライン電極
    の外周面とアース電極の外周面との間に亘って装着され
    た導電性板バネと前記ライン電極の外周面との間に挟持
    されていると共に、 前記ライン電極上の絶縁性フィルムと前記導電性板バネ
    との間に、前記ライン電極の外周面に沿って変形可能な
    金属薄板が挟持されていることを特徴とするガス入り避
    ***。
  2. 【請求項2】 導電性板バネとアース電極とが電気的に
    接続されている請求項1記載のガス入り避***。
  3. 【請求項3】 金属薄板が銅薄板である請求項1記載の
    ガス入り避***。
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