JP3282654B2 - 浸炭窒化焼入方法および転動部品 - Google Patents

浸炭窒化焼入方法および転動部品

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力伝達部品、特
に歯車やその他の転動部品に適用される表面硬化熱処理
に係わり、合金成分や表面の炭素や窒素を過度に増加さ
せることなく、表面硬さを確保し、耐摩耗性を向上させ
ることのできる浸炭窒化焼入方法と、このような特性を
備えた転動部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、歯車などの転動部品において
は、その内部の強靭性を損なうことなく表面硬さを増
し、耐摩耗性を向上させることを目的に、はだ焼鋼と称
せられる炭素鋼(JIS G 4051に規定されるS
15CK,S20CKなど)や、クロム鋼(JIS G
4104に規定されるSCr415,SCr420な
ど),クロムモリブデン鋼(JIS G 4105に規
定されるSCM420,SCM421など),ニッケル
クロムモリブデン鋼(JIS G 4103に規定され
るSNCM220,SNCM420など)などを素材と
して、これに浸炭焼入や浸炭窒化焼入を施すようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な転動部品においては、近年、機械装置の高出力化に伴
って高面圧化が進むと共に、高寿命化の要請が高まりつ
つあり、従来以上の強度,耐摩耗性が求められている。
【0004】このような転動部品の強度を向上させるに
は、例えば、素材鋼中のCrなどの合金成分を増量する
ことや、浸炭および浸炭窒化処理において、素材鋼表面
への浸炭量および窒化量を増加するなどの方法が考えら
れる。
【0005】しかしながら、合金成分の増量による方法
では、材料コストの増加が避けられないばかりか、合金
成分の増加によって被削性が劣化し、素材鋼の機械加工
が困難になるという問題が生ずる。
【0006】また、通常の浸炭処理によって表面C量を
増加するにしても、0.95%程度が限度であって、こ
れ以上では通常セメンタイトが網状に析出することによ
って逆に強度が低下することが判っており、いずれにし
ても充分な強度を得ることはできない。
【0007】さらに、窒化量の増加については、素材鋼
がS15CK,S20CKなどの炭素鋼の場合には、表
面N量を高くすること自体が困難である。
【0008】素材鋼が、SCr415,SCr420,
SCM420,SNCM220などのようなCr含有鋼
の場合には、0.40%以上のN量を確保することが可
能であるが、従来の焼入方法では、N量が増加すると表
面のMs点(マルテンサイト変態開始温度)が低下する
こと、さらにクロム窒化物(CrN)の析出によるマト
リックスのCr低下によって焼入性が劣化し、硬さ低下
を招くことから耐摩耗性が劣化する。このような硬さ低
下を回避するためには、焼入時の冷却速度を上げること
が容易に考えられるが、冷却速度の増加によって同時に
CrNの析出量も低下することになる。このCrNは、
それ自体硬く、耐摩耗性向上に寄与しているため、単に
冷却速度を上げるだけでは、必ずしも最良の対策とはな
り得ないという問題点があり、これらの問題点を解決す
ることがCr含有鋼を用いた転動部品において、浸炭窒
化焼入により強度および耐摩耗性を向上させるための課
題となっていた。
【0009】
【発明の目的】本発明は、Cr含有鋼を用いた歯車など
の転動部品の浸炭窒化焼入における上記課題に着目して
なされたものであって、合金成分や、表面への浸炭量や
窒化量を過度に増加させることなく、表面硬さを確保
し、耐摩耗性を向上させることのできる浸炭窒化焼入方
法と、合金成分や、浸炭量,窒化量がさほど多くないに
も拘らず表面硬さが高く、耐摩耗性に優れた転動部品を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る浸炭窒化焼入方法は、Crを含有するはだ焼鋼からな
るワークに浸炭窒化焼入処理を施すに際して、ワーク表
面下10μmから50μmの部位における総窒素量が
0.3%以上となる浸炭窒化処理を施したのち、ワーク
表面下200μmまでの部位における800℃から60
0℃までの冷却速度が毎秒110℃以上、500℃から
400℃までの冷却速度がマルテンサイト変態する臨界
冷却速度以上かつ毎秒100℃以下となる焼入処理を施
す構成とし、本発明に係わる浸炭窒化焼入方法の実施態
様として請求項2に係わる浸炭窒化焼入方法は、ワーク
が転動部品である構成としたことを特徴としており、こ
のような浸炭窒化焼入方法の構成を前述した従来の課題
を解決するための手段としている。
【0011】また、本発明の請求項3に係わる転動部品
は、表面下10μmから50μmの部位における総窒素
量が0.3%以上である浸炭窒化焼入組織を有し、表面
下200μmまでの部位におけるクロム窒化物のサイズ
が0.06μm以下である構成とし、このような浸炭窒
化焼入方法の構成を前述した従来の課題を解決するため
の手段としたことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係わる浸炭窒化焼入方法
においては、析出したCrNの硬さを利用して耐摩耗性
を向上させる観点からCrを含有するはだ焼鋼をワーク
素材として使用するようにしているが、このようなCr
含有鋼としては、例えば、前述したクロム鋼(JIS
G 4104)やクロムモリブデン鋼(JIS G 4
105),ニッケルクロムモリブデン鋼(JIS G
4103)のうちの炭素含有量の低いもの、すなわちS
Cr415,SCr420,SCM415,SCM41
8,SCM420,SCM421,SCM822,SN
CM220,SNCM415,SNCM420,SNC
M616,SNCM815として規定される鋼材などを
使用することができる。
【0013】本発明に係わる浸炭窒化焼入方法において
行われる浸炭窒化処理方法については、とくに制約はな
く、常法に基づいて、例えばRXガスなどの浸炭性ガス
を用いたガス浸炭法、およびアンモニアガスを用いたガ
ス窒化方法を適用することができる。
【0014】また、焼入処理方法についてもとくに制約
はなく、例えばソルト焼入、油焼入などが適用され、焼
入時のソルト温度および油温度の調整、さらには、ソル
ト浴槽および油槽の撹拌速度を調整することによってワ
ークの冷却速度を制御することができる。なお、焼入の
後、残留応力除去を目的に、200℃近辺での焼戻しが
行われる。
【0015】
【発明の作用】ワークは、浸炭窒化処理温度(通常80
0〜900℃)においては、オーステナイト状態であ
り、この状態において窒素は、最大2.8重量%程度ま
で固溶するが、マルテンサイト状態ではほとんど固溶し
ない。したがって、浸炭窒化処理したワークを冷却する
過程において、窒素は、その一部がマルテンサイトに過
飽和に固溶するものの、大部分はクロム窒化物(Cr
N)として析出することになる。
【0016】このCrNは、800℃以下の温度で析出
し始めるが、温度の高い段階で析出したものは、窒素お
よびクロム、特に窒素の拡散速度が早いために粗大化し
易い傾向にある。しかし、500℃以下の温度において
は、窒素の拡散速度が比較的遅くなることから、小さな
サイズのCrNが数多く分散して析出する傾向が顕著に
なる。
【0017】本発明の請求項1に係わる浸炭窒化焼入方
法においては、800℃から600℃までの温度範囲を
比較的早い冷却速度で冷却するようにしているので、粗
大なCrNの大量析出が避けられることから、マトリッ
クス中のCr低下がなくなり、焼入性を損なうことがな
く、500℃から400℃までの温度範囲を比較的遅い
冷却速度で冷却しても充分にマルテンサイトに変態する
と共に、比較的遅い速度で冷却されるあいだに小さなサ
イズのCrNが多数分散して析出するので、このCrN
の総量が少なくても充分な耐摩耗性が確保されることに
なる。
【0018】このとき、ワーク表面部(表面下10μm
から50μm)における総窒素量が0.3%に満たない
場合には、マトリックスの硬さが確保できなくなると共
に、後述する微細CrNの充分な析出量を得ることがで
きず耐摩耗性を得ることができなくなる。
【0019】また、800℃から600℃までの温度範
囲におけるワーク表層部の冷却速度が毎秒110℃未満
の場合には、粗大なCrNの析出を充分に防止すること
ができず、マトリックスのCr量が低下して、焼入性の
劣化を来すことになる。
【0020】さらに、500℃から400℃までの温度
範囲におけるワークの冷却速度がマルテンサイト変態の
臨界冷却速度に満たない場合には、マトリックス組織を
マルテンサイトとすることができなくなると共に、この
温度範囲における冷却速度が毎秒100℃を超えた場合
には、窒素の拡散速度との関係から、微細CrNの充分
な析出量を確保することができず、目標とする耐摩耗性
を得ることができなくなる。
【0021】本発明に係わる浸炭窒化焼入方法の実施態
様として請求項2に係わる浸炭窒化焼入方法において
は、ワークが転動部品、すなわち当該浸炭窒化焼入方法
を歯車などの転動部品の製造に適用しているので、転動
部品の表面硬さが向上し、耐摩耗性の優れたものとな
る。
【0022】本発明の請求項3に係わる転動部品におい
ては、表面下10μmから50μmの部位における総窒
素量が0.3%以上である浸炭窒化焼入組織を有し、表
面下200μmまでの部位におけるクロム窒化物のサイ
ズが0.06μm以下となっている。すなわちクロム窒
化物が微細に分散析出しているのでクロム窒化物の総量
が少なく、マトリックス中Crの低下が防止されて焼入
性が確保されると共に、微細に分散したクロム窒化物が
耐摩耗性向上に寄与することから、転動部品としての表
面硬さおよび耐摩耗性が確保されることになる。
【0023】このとき、ワーク表面部における総窒素量
が0.3%に満たない場合には、マトリックスの硬さが
確保できなくなると共に、微細CrNの充分な析出量を
得ることができず耐摩耗性を得ることができなくなる。
また、クロム窒化物のサイズが0.06μmが超えた場
合には、もはや微細CrNとは言えず、マトリックス中
のCr量が低下して焼入性が損われ、十分な硬さおよび
耐摩耗性が得られなくなる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係わる浸炭窒化焼入方法におい
ては、ワーク表面下10μmから50μmの部位におけ
る総窒素量が0.3%以上となるような浸炭窒化処理を
施したのち、ワーク表面下200μmまでの部位におけ
る800℃から600℃までの冷却速度が毎秒110℃
以上、500℃から400℃までの冷却速度がマルテン
サイト変態する臨界冷却速度以上かつ毎秒100℃以下
となるような焼入処理を施すようにしているので、高温
域における粗大なCrNの析出によるマトリックス中C
rの低下を有効に防止して焼入性を確保することがで
き、その後の比較的遅い冷却速度においてもマルテンサ
イト組織を得ることができると共に、析出のための時間
を充分に確保することができ、微細なCrNが充分に析
出されることから、耐摩耗性を高めることができるとい
う極めて優れた効果がもたらされる。
【0025】本発明に係わる浸炭窒化焼入方法の実施態
様として請求項2に係わる浸炭窒化焼入方法において
は、当該浸炭窒化焼入方法を歯車などの転動部品の製造
に適用するようにしているので、表面硬さおよび耐摩耗
性に優れた転動部品を得ることができる。
【0026】本発明の請求項3に係わる転動部品は、そ
の表面部の総窒素量が0.3%以上である浸炭窒化焼入
組織を有し、表面下200μmまでの部位におけるクロ
ム窒化物のサイズが0.06μm以下であるから、合金
成分量や表面への浸炭量,窒化量が少ないにも拘らず、
転動部品としての十分な表面硬さおよび耐摩耗性を確保
することができるという極めて優れた効果がもたらされ
る。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0028】まず、JIS G 4052に規定される
SCr420H鋼を使用して、25mm径の丸棒試験片
と、70mm径×10mm厚さの摩擦摩耗試験片をそれ
ぞれ9個ずつ作成した。
【0029】次に、それぞれの試験片に、図1に示すよ
うな条件の浸炭窒化処理を施し、浸炭窒化時間、浸炭窒
化におけるRXガス(キャリヤガス)中のアンモニア濃
度、およびカーボンポテンシャルを増減することによっ
て、浸炭窒化量の異なる浸炭窒化処理を施した。
【0030】次いで、このような条件のもとに浸炭窒化
処理を終えた各試験片を840℃の浸炭窒化温度から、
160℃に保持したソルト浴槽、あるいは75℃に保持
した油槽中に急冷すると共に、必要に応じて撹拌するこ
とにより、それぞれの冷却速度の焼入処理を行ったの
ち、170℃×2時間の焼戻しを施した。
【0031】そして、25mm径の丸棒試験片を用い
て、各試験片の表面硬さを測定すると共に、透過型電子
顕微鏡(1万倍)によって各試験片の表層部組織を観察
し、クロム窒化物のサイズおよびその分散状態を調査し
た。
【0032】この結果を各試験片の表面部(表面下10
〜50μm)における炭素量,窒素量、および各温度域
におけるワーク表層部の冷却速度と共に表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】さらに、70mm径×10mm厚さの摩擦
摩耗試験片を用いて、図2に示す要領のピンオンディス
ク型摩擦摩耗試験を行い各試験片の耐摩耗性を比較調査
した。この結果を図3に示す。
【0035】なお、上記ピンオンディスク型摩擦摩耗試
験は、回転する円盤試験片Sに、ピン型相手材Pを押付
け、所定時間経過後(所定摺動距離)の最大摩耗深さを
もって耐摩耗性を評価するものであって、この実施例に
おいては、ピン型相手材Pとして、JIS G 440
1(炭素工具鋼材)に規定されるSK3鋼からなる径8
mm、先端部曲率半径100mmのものを使用すると共
に、ピンPの接触圧力150MPa、摺動速度0.28
m/sec、摺動距離24000m(約24時間)の試
験条件を採用し、潤滑油としてオートマチックトランス
ミッション用オイルを使用した。また、最大摩耗深さの
測定には触針式粗さ計を用いた。
【0036】これらの結果、ワーク表面部の総窒素量が
0.3%以上となる浸炭窒化処理を行ったのち、160
℃のソルト焼入を行うことによって、ワーク表層部にお
ける800℃から600℃までの冷却速度が毎秒110
℃以上となり、500℃から400℃までの冷却速度が
100℃以下となる焼入を行った発明例AないしDにお
いては、HRC61前後の表面硬さが得られると共に、
微細なCrNが多数分散して析出しており、摩擦摩耗試
験における最大摩耗深さも4μm以下であって、良好な
耐摩耗性を示すことが確認された。
【0037】これに対し、800℃から600℃までの
高温域における冷却速度が遅く、逆に500℃から40
0℃までの冷却速度が比較的早い比較例EおよびF、さ
らに窒化量の少ない比較例GおよびHにおいては、浸炭
量が比較的多いこともあって、上記発明例AないしDと
ほとんど変わらない表面硬さが得られたものの、少数の
粗大なCrNが生成され、耐摩耗性が劣化することが明
らかとなった。さらに、ほとんど窒化が行われていない
比較例Iにおいては、浸炭量が多い関係上、比較的高い
表面硬さが得られたものの、CrNの生成が認められ
ず、耐摩耗性が極めて低くなることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる浸炭窒化焼入方法の実施例にお
いて採用した浸炭窒化処理条件を示すグラフである。
【図2】本発明に係わる浸炭窒化焼入方法の実施例にお
いて耐摩耗性の評価方法として採用したピンオンディス
ク型摩擦摩耗試験要領を示す概略説明図である。
【図3】本発明に係わる浸炭窒化焼入方法の実施例にお
ける摩擦摩耗試験結果を示すグラフである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−60619(JP,A) 特開 平7−138733(JP,A) 特開 平6−17189(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 1/06 C21D 9/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Crを含有するはだ焼鋼からなるワーク
    に浸炭窒化焼入処理を施すに際して、 ワーク表面下10μmから50μmの部位における総窒
    素量が0.3%以上となる浸炭窒化処理を施したのち、 ワーク表面下200μmまでの部位における800℃か
    ら600℃までの冷却速度が毎秒110℃以上、500
    ℃から400℃までの冷却速度がマルテンサイト変態す
    る臨界冷却速度を超えかつ毎秒100℃以下となる焼入
    処理を施すことを特徴とする浸炭窒化焼入方法。
  2. 【請求項2】 ワークが転動部品であることを特徴とす
    る請求項1記載の浸炭窒化焼入方法。
  3. 【請求項3】 表面下10μmから50μmの部位にお
    ける総窒素量が0.3%以上である浸炭窒化焼入組織を
    有し、表面下200μmまでの部位におけるクロム窒化
    物のサイズが0.06μm以下であることを特徴とする
    転動部品。
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