JP3280202B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents
インクジェットプリンタInfo
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- JP3280202B2 JP3280202B2 JP21666995A JP21666995A JP3280202B2 JP 3280202 B2 JP3280202 B2 JP 3280202B2 JP 21666995 A JP21666995 A JP 21666995A JP 21666995 A JP21666995 A JP 21666995A JP 3280202 B2 JP3280202 B2 JP 3280202B2
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- JP
- Japan
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- ink
- cartridge
- wall
- width
- head
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/1752—Mounting within the printer
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Description
ジを着脱可能に装着するインクジェットプリンタに関
し、特に、蓋体の装着を確実にしつつ小型ながらもイン
ク容量を増加させることが可能であるとともに、ヘッド
ホルダに対してインクカートリッジを誤って装着するこ
とを防止可能なインクジェットプリンタに関するもので
ある。
用されるインクカートリッジについては各種のカートリ
ッジが提案されており、カラー印字可能なインクジェッ
トプリンタにおいては、例えば、4色(ブラック、マジ
ェンタ、イエロー、シアン)のインクをそれぞれ独立し
て充填した4つのインクカートリッジがヘッドホルダに
装着されるのが一般的である。
に使用されている従来のインクカートリッジについて図
13に基づき説明する。図13はヘッドホルダに装着さ
れたインクカートリッジの横断面図である。図13にお
いて、ヘッドホルダ100は一対の側壁101を有し、
各側壁101間に形成された底壁102上には、複数個
の仕切り壁103(図13中には3個の仕切り壁が示さ
れている)が形成されている。各仕切り壁103間に
は、インク(図示せず)が充填されたインクカートリッ
ジ104が装着されており、各インクカートリッジ10
4は、上方に開口を有する略直方体形状のインク収納容
器105とインク収納容器105の開口の周端縁に溶着
されてインク収納容器105を閉塞するカートリッジ蓋
106とから構成されている。
端縁とカートリッジ蓋106とは、一般に、超音波溶着
にて相互に溶着されるが、特に、各インク収納容器10
5とカートリッジ蓋106との溶着面は、溶着力の大き
いシェアー溶着によって溶着される。このようにシェア
ー溶着を行う際には、図13に示すように、カートリッ
ジ蓋106の下面に形成された各突起部107の外側部
とインク収納容器105に形成された開口周端縁の段差
部内側とを溶着する関係上、シェアー溶着の特殊性を勘
案して、インク収納容器105における開口の周端縁
は、最低限でも1.5mmの厚さが必要とされる。かか
る必要性に基づき従来のインクカートリッジ104にお
けるインク収納容器105では、図13からも明かなよ
うに、インク収納容器105において相互に対向する一
対の側壁108の厚さを全体に渡って1.5mmに形成
している。
た従来のインクカートリッジ104においては、インク
収納容器105の各側壁108の厚さは、その全体に渡
って均一な厚さ(1.5mm)に形成されており、イン
クカートリッジ104のように基本的に使い捨てされる
物では、最もダウンサイジングが必要とされていること
を考慮すれば、各側壁108の厚さは、まだまだ厚過ぎ
ることは否定できないところであり、更に薄くすること
が望まれる。
を小さくしてヘッドホルダ102が搭載されるキャリッ
ジの小型化を図ることが望まれることから、各仕切り壁
103間に形成可能な幅は、著しく制限されるのが一般
的である。従って、前記のようにインク収納容器105
の各側壁108の厚さが、溶着幅を確保する関係上、そ
の全体に渡って大きくされている場合には、その厚さが
大きい分だけインク収納容器105内に確保可能な容積
は小さくなってしまい、この結果、インクカートリッジ
104内に収納可能なインク量が少なくなってしまう。
換言すれば、一定量のインクをインクカートリッジ10
4内に収納するには、インクカートリッジ104を大き
くする必要があり、これに相まってヘッドホルダ100
の大型化を招来してキャリッジも大型化してしまうこと
となる。
は、インク供給孔109が下方位置に形成されており、
このインク供給孔109には、ヘッドホルダ100に付
設されてインクジェットヘッド(図13では図示せず)
にインクを供給するインク供給部材(端面にインクフィ
ルタが設けられている)が挿入されるものであるが、イ
ンクカートリッジ104は、その上下で同一形状を有し
ていることから、インクカートリッジ104を上下逆転
した状態でインク供給孔109をインク供給部材に挿入
しようとする場合も存在し得る。かかる場合には、イン
ク供給孔109以外のインクカートリッジ104の部分
(インク収納容器105の壁)がインク供給部材(特
に、インクフィルタ)に衝接されてインク供給部を損傷
してしまう虞が多分に存するものである。
になされたものであり、蓋体の装着を確実にしつつ小型
ながらもインク容量を増加させることが可能であるとと
もに、ヘッドホルダに対してインクカートリッジを誤っ
て装着することを防止可能なインクジェットプリンタを
提供することを目的とする。
請求項1に係るインクジェットプリンタは、ヘッドを支
持するヘッドホルダに、該ヘッドに供給するインクを収
容するインクカートリッジが着脱可能に装着されるイン
クジェットプリンタにおいて、前記ヘッドホルダは、前
記ヘッドに前記インクカートリッジからのインクを供給
するインク供給部材を有する壁面と、その壁面の周囲に
立ち上がった壁とを有し、前記インク供給部材を有する
壁面と対向する面を開放した箱状に形成され、かつその
内部に、前記開放方向と同方向に開放した複数のカート
リッジ装着部を形成する壁が、前記インク供給部材を有
する壁面と開放面との方向に延びて形成され、前記イン
クカートリッジは、前記各カートリッジ装着部に装着さ
れたとき、前記カートリッジ装着部の両側をなす壁間に
挿入される部分と、前記壁外に対応する部分とを有する
とともに、前記各カートリッジ装着部に装着されたとき
前記インク供給部材と接続するインク供給口を有し、前
記壁外に対応する部分の幅が前記壁間の幅よりも大きく
形成されていることを特徴とする。
ェットプリンタでは、インクカートリッジの、ヘッドホ
ルダの壁に対応する部分の幅は小さくても、壁外に対応
する部分のカートリッジの幅を、少なくとも壁の厚さに
相当する分だけ大きく形成することが可能となり、上部
から下部に渡って全体に同一幅に形成されている場合に
比して、インクカートリッジ内に収納可能なインク量を
増大させることができ る。
い部分のみがヘッドホルダの壁間に挿入させて装着可能
であって、方向が逆転した状態では装着することが不可
能となるので、ヘッドホルダに対してインクカートリッ
ジを誤って装着することが防止される。
リンタは、請求項1に記載のインクジェットプリンタに
おいて、前記インクカートリッジは、前記壁外に対応す
る部分に開口を有するインク収納容器と、該開口の周端
縁に装着されてインク収納容器を閉塞する蓋体とからな
り、前記壁間に挿入される部分の側壁の厚さが、前記壁
外に対応する部分の側壁の厚さよりも、小さく形成され
ていることを特徴としている。
ェットプリンタでは、上記のように壁外に対応する部分
のカートリッジの幅が大きいことと、側壁の厚さが開口
側で大きくても他の部分では小さく形成されることとが
相乗され、収納可能なインク量をいっそう増大させるこ
とができる。
リッジおよびインクジェットプリンタについて、本発明
を具体化した実施例に基づき図面を参照しつつ詳細に説
明する。
の概略構成について図1に基づき説明する。図1はイン
クジェットプリンタの外観斜視図である。
内には、プラテン3が図1中矢印A方向に回転可能に設
けられており、そのプラテン3に沿ってガイド軸4が設
けられている。そのガイド軸4には摺動可能にキャリッ
ジ5が取り付けられており、そのキャリッジ5にはベル
ト6が取り付けられている。そして、ベルト6はアイド
ルプーリ7と駆動プーリ8とに掛けられている。駆動プ
ーリ8は駆動モータ9により回転され、その駆動プーリ
8の回転によって、キャリッジ5がベルト6を介してガ
イド軸4に沿って図1中矢印B方向に移動される。キャ
リッジ5上にはプラテン3に対向してヘッドホルダ10
が取り付けられており、また、ヘッドホルダ10にはイ
ンクカートリッジ11が載置されている。ヘッドホルダ
10の前面にはインクジェットヘッド21(図5等参
照)が取り付けられている。
インク流路(図示せず)が形成されており、各インク流
路に対応してノズル(図示せず)が設けられている。そ
して、後述するように、インクカートリッジ11からイ
ンクがインクジェットヘッド21に供給される。プリン
タ1の後方より図1中矢印C方向にハウジング2内に挿
入された印字用紙12は、プラテン3に沿って矢印D方
向に搬送されて、プリンタ1のハウジング2から排出さ
れる。そして、印字用紙12は、プラテン3に搬送され
たとき、キャリッジ5の移動とともにヘッドホルダ10
に固着されたインクジェットヘッド21(図5等参照)
がインクを噴射することによって、所望のデータが印字
される。
1の非印字位置にはキャップ13が設けられており、そ
のキャップ13にはヘッド21に密着させるためのキャ
ップゴム14が取り付けられている。そして、キャップ
13はヘッド21に対して図1中矢印E方向に移動可能
に取り付けられており、図示しない移動手段によりキャ
ップ13が移動されて適宜キャップゴム14がヘッド2
1に密着される。更に、キャップ13には連結チューブ
15が取り付けられており、かかる連結チューブ15
は、図1に示すように、ポンプ16が連結されている。
ポンプ16には排出チューブ17が連結され、また、排
出チューブ17は吸着材18が収納された廃インクタン
ク19に連結されている。前記非印字位置におけるプラ
テン3とキャップ13との間には、可撓性のワイパーブ
レード20が設けられている。このワイパーブレード2
0は、図1中矢印F方向に移動可能に取り付けられてい
る。ワイパーブレード20は、通常、ヘッド21に接触
しない後退位置に待機しており、また、ワイピング時に
は、図示しないモータによりヘッド21と摺接可能な前
進位置に移動される。
ッジ11との連結構造について図2に基づき説明する。
図2はインクカートリッジ11がヘッドホルダ10に装
着される状態を模式的に示す斜視図である。図2におい
て、ヘッドホルダ10の底壁22上には、3つの仕切り
壁23が立設されており、底壁22の両側に形成された
一対の側壁24との間で、底壁22は、各仕切り壁23
を介して22A、22B、22C、及び22Dの4つの
カートリッジ装着部に区画されている。
の3つのカートリッジ装着部22B等に比して大きく形
成されており、インクカートリッジ11の内ブラックイ
ンクが充填されたカートリッジ11Aが装着される。ま
た、各カートリッジ装着部22B、22C、22Dは、
それぞれ同一の大きさに形成されており、各カートリッ
ジ装着部22B、22C、22Dには、例えば、順にシ
アンインク、マジェンタインク、イエローインクが充填
されたカートリッジ11B、11C、11Dが装着され
る。尚、ブラックインクのカートリッジ11Aが、他の
3色のインクが充填された各カートリッジ11B、11
C、11Dよりも大きな容積を有しているのは、ブラッ
クインクの使用頻度が他の色のインクに比べて高いこと
を考慮したものである。
側には、各カートリッジ11A等に対応して、4つのイ
ンク供給部材26が取り付けられている。各インク供給
部材26は、各カートリッジ11A等から供給されたイ
ンクを前壁25の外面に配設されたインクジェットヘッ
ド21(図5等参照)に供給する作用を行う。各インク
供給部材26の先端部には、メッシュフィルタ27が取
り付けられており、各メッシュフィルタ27は、各カー
トリッジ11A等から供給されるインク中に含有された
ゴミ等を除去して清浄なインクをインクジェットヘッド
21に供給する作用を行う。各側壁24の内面側(図2
中には一方の側壁24の内面のみを示す)には、カート
リッジ11A、11Dの段差部32(後述する)に近接
対向する段部28が形成されている。
いて図3及び図4に基づき説明する。図3は1つのカー
トリッジ11Aを正面側から示す斜視図、図4はヘッド
ホルダ10上に装着された各カートリッジ11B等の横
断面である。尚、各カートリッジ11A等については、
カートリッジ11Aと他の3つのカートリッジ11B等
とのサイズが異なる点を除いて、基本的に同一の構造を
有しており、従って、図3ではカートリッジ11Aを例
にとって説明することとする。また、図4においては、
カートリッジ11B乃至11Dのみが示されている。
方部29と下方部30との2つの部分より構成されたイ
ンク収納容器31を有しており、上方部29の幅L1は
下方部の幅L2よりも大きく形成されている。これに基
づき上方部29と下方部30との境界位置には段差部3
2が形成される。尚、上方部29の幅L1を下方部30
の幅L2よりも大きくする構成については後述する。
中左面側)には、前記インク供給部材26に挿嵌される
インク供給孔33が設けられており、かかるインク供給
孔33を介してカートリッジ11A内に装填されたイン
ク含浸体G(図5参照)に含浸されているインクが、メ
ッシュフィルタ27、インク供給部材26を経てインク
ジェットヘッド21に供給されるものである。更に、上
方部29の開口34(図4参照)には、カートリッジ蓋
(蓋体)35がシェアー溶着により溶着されている。
において、インク収納容器31にて開口34から連続
し、相互に対向する一対の側壁36(各仕切り壁23に
当接し、上方部29と下方部30とが一体に形成されて
なる)は、平面状の内壁面を有している。これにより、
上方部29と下方部30の内壁面は、同一平面上に存在
することとなる。また、側壁36における上方部29の
肉厚は、インク収納容器31の開口34の段差部内側と
カートリッジ蓋35の下面に形成された各突起部35A
とがシェアー溶着されることを勘案して、例えば、1.
5mmに形成されており、一方、側壁36における下方
部30の肉厚は、シェアー溶着とは直接関係がなく、各
仕切り壁23間に装着した際に変形しない程度の強度を
有すれば十分であることから、上方部29の肉厚よりも
薄くすることができ、例えば、1.0mmに形成されて
いる。このように、各側壁36において、上方部29の
肉厚と下方部30の肉厚との間には、0.5mmの差が
設けてあり、2つの側壁36を考慮すれば、前記した上
方部29の幅L1と下方部30の幅L2との間には、
1.0mmの差が存在することとなる。
トリッジ11A等では、上方部29の幅L1が下方部3
0の幅L2よりも大きく形成されており、さらには、イ
ンク収納容器31の開口34から一体に連続し、相互に
対向する一対の側壁36の内壁面は平面状に形成され、
また、各側壁36において、下方部30の肉厚(1.0
mm)は上方部29の肉厚(1.5mm)よりも小さく
形成されており、更に、各カートリッジ11A等は前記
したようにインク収納容器31の下方部30を介してヘ
ッドホルダ10の底板22に形成された各仕切り壁23
間のカートリッジ装着部22A等に装着されることか
ら、従来のインクカートリッジにおけるように上下各部
の幅が等しく形成され、かつインク収納容器の各側壁の
上部から下部に渡って全体に同一厚さに形成されている
場合に比して、インク収納容器31内に収納可能なイン
ク量を増加させることが可能となる。換言すれば、従来
のインクカートリッジと比較して、一定量のインクを各
カートリッジ11A等内に充填するについて、カートリ
ッジ11Aを大きくすることなく小型化を図ることがで
き、これに相まってヘッドホルダ10及びキャリッジ5
の小型化を図ることが可能となるものである。
ルダ10に配設されたインクジェットヘッド21との連
結構造について図5に基づき説明する。図5は各カート
リッジ11A等をヘッドホルダ10に装着した状態を示
すヘッドホルダ10の縦断面図である。尚、各カートリ
ッジ11A等については同一の構造を有していることか
ら、図5においては、カートリッジ11Aを例にとって
説明する。
底壁22上のカートリッジ装着部22Aには、各仕切り
壁23間でカートリッジ11Aが装着されている。な
お、カートリッジ11Aは、その後面下端部に突設され
た半円状の突起部に対して、キャリッジ5上の弾性係止
部材が適宜係合する等して、そのカートリッジ後部の浮
き上りが防止されている。このカートリッジ11Aの装
着状態においては、ヘッドホルダ10の前面に付設され
たインク供給部材26の先端部(図5中左端部)がカー
トリッジ11Aのインク供給孔33からカートリッジ1
1A内に挿入されており、これによりインク供給部材2
6に取り付けられたメッシュフィルタ27は、カートリ
ッジ11A内に収納されたインク含浸体Gに押圧されて
いる。この結果、インク含浸体Gに含浸されたインク
は、メッシュフィルタ27にてゴミ等が除去された後、
インク供給部材26のインク孔26Aからインクジェッ
トヘッド21内に導入される。尚、インクジェットヘッ
ド21は、ヘッドホルダ10の前壁25に取付けられる
とともにその周囲にヘッドカバー37が配置されてい
る。
トリッジ11A等のインクが消費された場合にはカート
リッジ11A等の交換が行われる。このとき、前記各カ
ートリッジ11A等において、その上方部29の幅L1
は下方部30の幅L2よりも大きく形成されており、各
カートリッジ11A等を装着するためのそれぞれのカー
トリッジ装着部22A等における装着幅は、各カートリ
ッジ11A等の下方部29の幅L2と略同一幅に設定さ
れていることから、各カートリッジ装着部22A等に対
する各カートリッジ11A等の装着方向は、予め決めら
れている。しかしながら、カートリッジ交換の際に、オ
ペレータが各カートリッジ11A等の上下を逆転してカ
ートリッジ装着部22A等に装着してしまう場合もあり
得る。かかる場合、各カートリッジ11A等には、その
前面の下方寄りの部分にのみしかインク供給孔33が設
けられていないことから、カートリッジ11A等の前面
上壁部あるいは後面壁部が、インク供給部材26に取り
付けられたメッシュフィルタ27に当接して、メッシュ
フィルタ27を損傷してしまう虞があり、これを有効に
防止する必要がある。
る各カートリッジ11A等では、前記したように、その
上方部29の幅L1を下方部30の幅L2よりも大きく
形成することにより、各カートリッジ11A等が上下逆
転した状態で各カートリッジ装着部22A等に装着され
ることを防止している。ここで、各カートリッジ11A
等の誤装着を防止する構成について、図6及び図7に基
づき説明する。図6はカートリッジ11A等を上下逆転
し、その前面側からカートリッジ装着部22A等に装着
しようとしている状態を模式的に示す説明図、図7はカ
ートリッジ11A等を上下逆転し、その後面側からカー
トリッジ装着部22A等に装着しようとしている状態を
模式的に示す説明図である。尚、図6、図7において
は、各カートリッジ11A等は相互に同一構造を有して
いるので、カートリッジ11Aを例にとって図示してあ
る。
着部22Aに対して適正に装着された場合には、図5に
示すように、ヘッドホルダ10に付設されたインク供給
部材26は、カートリッジ11Aのインク供給孔33内
に挿嵌されてインク含浸体Gを押圧し、インク含浸体G
から浸出するインクをインク孔26Aからインクジェッ
トヘッド21に供給することができるものであるが、例
えばカートリッジ11Aが上下逆転してその前面側から
カートリッジ装着部22Aに装着されようとした場合に
は、カートリッジ11Aの上方部29の幅L1がカート
リッジ装着部22Aの幅(下方部30の幅L2に略一致
されている)よりも大きく形成されていることに基づ
き、図6に示すように、カートリッジ11Aを装着部2
2A内に装着することはできない。これにより、カート
リッジ11Aを装着部22Aに誤装着してメッシュフィ
ルタ27を損傷してしまうことを確実に防止することが
できる。
その後面側からカートリッジ装着部22Aに装着された
場合には、前記と同様にして、図7に示すように、カー
トリッジ11Aを装着部22A内に装着することはでき
ない。これにより、カートリッジ11Aを装着部22A
に誤装着してメッシュフィルタ27を損傷してしまうこ
とを確実に防止することができる。
リッジ11における各カートリッジ11A等は、上下逆
転した状態でその前面側からカートリッジ装着部22A
等に装着しようとした場合、及び、同様に後面側からカ
ートリッジ装着部22A等に装着しようとした場合のい
ずれにおいても、各カートリッジ装着部22Aには装着
することができないように構成したので、各カートリッ
ジ装着部22A等に対する各カートリッジ11A等の誤
装着を確実に防止してメッシュフィルタ27が損傷され
ることを確実に防止することができるものである。
カートリッジ11では、上方部29の幅L1を下方部3
0の幅L2よりも大きく形成し、さらには、各カートリ
ッジ11Aにおけるインク収納容器31の開口34から
一体に連続し、相互に対向する一対の側壁36の内壁面
を平面状に形成するとともに、各側壁36において下方
部30の肉厚を上方部29の肉厚よりも小さく形成し、
各カートリッジ11Aをそのインク収納容器31の下方
部30を介してヘッドホルダ10の底板22に形成され
た各仕切り壁23間のカートリッジ装着部22A等に装
着するように構成したので、従来のインクカートリッジ
におけるようにインク収納容器の各側壁の上部から下部
に渡って全体に同一厚さに形成されている場合に比し
て、インク収納容器31内に収納可能なインク量を増加
させることができる。換言すれば、従来のインクカート
リッジと比較して、一定量のインクを各カートリッジ1
1A等内に充填するについて、カートリッジ11Aを大
きくすることなく小型化を図ることができ、これに相ま
ってヘッドホルダ10及びキャリッジ5の小型化を図る
ことができるものである。
における各カートリッジ11A等では、その上方部29
の幅L1を下方部30の幅L2よりも大きく形成するこ
とにより、各カートリッジ11A等を上下逆転した状態
でその前面側からカートリッジ装着部22A等に装着し
ようとした場合、及び、同様に後面側からカートリッジ
装着部22A等に装着しようとした場合のいずれにおい
ても、各カートリッジ装着部22Aには装着することが
できないように構成したので、各カートリッジ装着部2
2A等に対する各カートリッジ11A等の誤装着を確実
に防止してメッシュフィルタ27が損傷されることを確
実に防止することができる。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。たとえば、図
8に第2の実施例として示すように、インク収納容器3
1の各側壁36を、その上部から下部に渡って全体に同
一厚さに形成したままで、上方部29の幅L1を下方部
30の幅L2より大きく形成するようにしてもよい。こ
の場合、上記実施例に比べてインク容量が若干減少はす
るものの、ほぼ同様の効果を奏し得る。
に、インク収納容器31の各側壁36のうち一方の側壁
を平坦状のままとし、且つ他方の側壁のみに段差部を形
成して、上方部29の幅L1を下方部30の幅L2より
大きく形成するようにしてもよい。さらに、図10に第
4の実施例として示すように、ヘッドホルダ10の上壁
部に仕切り壁23を形成するようにしてもよく、この場
合は、各カートリッジ11の下方部の幅を下方部の幅よ
り大きく形成することにより、上記実施例と同様の効果
を奏し得る。
として示すように、各カートリッジ11の下方部30に
おける後方寄りの一部分、すなわち、カートリッジ11
の正規の装着状態において、仕切り壁23よりも後方に
位置する部分30aの一対の側壁を外側に幅広く形成し
て、上方部29の幅L1とほぼ等しく(必ずしも、等し
くする必要性はないが)なるように形成するようにして
もよい。これによれば、図12から明らかなように、カ
ートリツジ11を前後の向きが逆の状態でヘッドホルダ
10に装着しようとしても、その装着を未然に防止する
ことができる。この場合、特に、カートリッジ11の後
面上部に把持部として機能する突出部が設けられていな
いか、あるいは、設けられていても、その突出長さが短
いインクカートリッジであるときは、前後逆向きに装着
しようとしたカートリッジ11の後面壁が、インク供給
部材26の先端に取り付けられたメッシュフィルタ27
に当接して、同フィルタ27を損傷させる虞れがある
が、これを有効に防止することができる。
ダに対してインクカートリッジを誤って装着することを
確実に防止することができるという優れた効果を奏す
る。
る状態を模式的に示す斜視図である。
ある。
の横断面図である。
を示すヘッドホルダの縦断面図である。
ートリッジ装着部に装着しようとている状態を模式的に
示す説明図である。
ートリッジ装着部に装着しようとしている状態を模式的
に示す説明図である。
である。
である。
図である。
ら視た斜視図である。
トリッジ装着部に装着しようとしている状態を模式的に
示す説明図である。
トリッジの横断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ヘッドを支持するヘッドホルダに、該ヘ
ッドに供給するインクを収容するインクカートリッジが
着脱可能に装着されるインクジェットプリンタにおい
て、 前記ヘッドホルダは、前記ヘッドに前記インクカートリ
ッジからのインクを供給するインク供給部材を有する壁
面と、その壁面の周囲に立ち上がった壁とを有し、前記
インク供給部材を有する壁面と対向する面を開放した箱
状に形成され、かつその内部に、前記開放方向と同方向
に開放した複数のカートリッジ装着部を形成する壁が、
前記インク供給部材を有する壁面と開放面との方向に延
びて形成され、 前記インクカートリッジは、前記各カートリッジ装着部
に装着されたとき、前記カートリッジ装着部の両側をな
す壁間に挿入される部分と、前記壁外に対応する部分と
を有するとともに、前記各カートリッジ装着部に装着さ
れたとき前記インク供給部材と接続するインク供給口を
有し、前記壁外に対応する部分の幅が前記壁間の幅より
も大きく形成されていること を特徴とするインクジェッ
トプリンタ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェットプリン
タにおいて、前記インクカートリッジは、前記壁外に対
応する部分に開口を有するインク収納容器と、該開口の
周端縁に装着されてインク収納容器を閉塞する蓋体とか
らなり、前記壁間に挿入される部分の側壁の厚さが、前
記壁外に対応する部分の側壁の厚さよりも、小さく形成
されていることを特徴とするインクジェットプリンタ。
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