JP3873502B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3873502B2
JP3873502B2 JP2634399A JP2634399A JP3873502B2 JP 3873502 B2 JP3873502 B2 JP 3873502B2 JP 2634399 A JP2634399 A JP 2634399A JP 2634399 A JP2634399 A JP 2634399A JP 3873502 B2 JP3873502 B2 JP 3873502B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sub tank
carriage
recording head
tank
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2634399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000218822A (ja
Inventor
信義 鈴木
敦道 今関
伊知朗 富川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2634399A priority Critical patent/JP3873502B2/ja
Publication of JP2000218822A publication Critical patent/JP2000218822A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3873502B2 publication Critical patent/JP3873502B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙等の画像記録媒体にインク滴を吐出して画像記録を行うインクジェット記録装置として、実開昭60−120840号に記載されているものや、特開平10−128992号に記載されているものがある。
【0003】
実開昭60−120840号に記載のインクジェット記録装置では、インクタンクとヘッドとの間に供給管が接続されており、この供給管を介してインクタンク内のインクがヘッドに供給されるようになっている。
【0004】
しかし、このインクジェット記録装置では、インクタンク、供給管及びヘッドが一体的に構成され、しかも記録装置本体から分離不能となっているため、これらの一部又は全部を交換することができない。このため、例えば、消耗部品であるヘッドが寿命により使用不能となると、インクジェット記録装置自体も印字不能となり、インクジェット記録装置の寿命が短くなってしまっていた。
【0005】
これに対し、特開平10−128992号に記載のインクジェット記録装置では、インクが一時的に貯留されるインクチャンバ(サブタンク)と、インク滴を吐出するノズル(ヘッド)と、が一体化されてプリントカートリッジが構成され、このプリントカートリッジがキャリッジに脱着可能に装着されている。従って、ヘッドが寿命を迎えた場合には、インクジェット記録装置のユーザーがプリントカートリッジを交換することができ、インクジェット記録装置としての寿命が長くなっている。
【0006】
しかし、このインクジェット記録装置では、サブタンクとヘッドとが一体でプリントカートリッジが構成されいるため、ヘッド交換時にサブタンクも交換しなければならず、交換に要するコストが高くなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事実を考慮し、低コストで記録ヘッドを交換することができ、記録ヘッドの交換により長期間にわたって使用可能なインクジェット記録装置を得ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、主走査方向に移動するキャリッジと、予めインクが収容されたメインタンクと、前記キャリッジに取り付けられ、前記メインタンクから送られたインクが貯留されるサブタンクと、前記サブタンクから独立して前記キャリッジに脱着可能に取り付けられ、画像情報に基づいてサブタンク内のインクを画像記録媒体に吐出する記録ヘッドと、前記キャリッジに設けられ、前記サブタンクを少なくとも回動させることにより、前記記録ヘッドに装着されインクを供給可能な供給位置と前記記録ヘッドにインク供給不可能であるとともに前記記録ヘッドから離間して記録ヘッドをキャリッジから脱着可能とする間隙を記録ヘッドとの間に構成する退避位置と、の間で移動可能に保持する保持部材と、を有することを特徴とする。
【0009】
従って、メインタンクから送られてサブタンク内に貯留されたインクが、画像情報に基づいて記録ヘッドから画像記録媒体へと吐出され、画像記録媒体上に画像が記録される。しかも、キャリッジが主走査方向へ移動することで、サブタンク、記録ヘッド及び保持部材が一体で主走査方向へ移動し、効率的に画像形成を行うことができる。
【0010】
記録ヘッドは、キャリッジに対して脱着可能に取り付けられているので、寿命などにより交換の必要が生じた場合には取り替えることができる。しかも、サブタンクから独立して脱着可能とされているので、サブタンクを取り替える必要はない。このため、記録ヘッドの交換に要するコストが低くなると共に、交換を容易に行うことができる。記録ヘッドを交換することで、インクジェット記録装置としてもあらためて使用可能となり、結果的にインクジェット記録装置の寿命が延びる。
【0011】
しかも、前記キャリッジに設けられ、前記サブタンクを少なくとも回動させることにより、前記記録ヘッドに装着されインクを供給可能な供給位置と前記記録ヘッドにインク供給不可能であるとともに前記記録ヘッドから離間して記録ヘッドをキャリッジから脱着可能とする間隙を記録ヘッドとの間に構成する退避位置と、の間で移動可能に保持する保持部材、を有する。
【0012】
すなわち、キャリッジに設けられた保持部材により、サブタンクはキャリッジに取り付けられた状態を維持しつつ、少なくとも回動させられることで供給位置と退避位置との間を移動する。そして、退避位置では、サブタンクが記録ヘッドとの間に記録ヘッドを脱摘可能とする間隙を構成する。サブタンクをキャリッジから取り外さないので、記録ヘッドの交換作業を容易に行うことができる。取り外したサブタンクを一時的に保持しておくスペースも不要となる。
【0013】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記保持部材が、前記供給位置と前記退避位置との間で前記サブタンクを往復動作させることを特徴とする。
【0014】
このようにサブタンクを往復動作させることで、サブタンクの移動に必要なスペース(サブタンクの移動軌跡)を少なくすることができる。また、サブタンクを供給位置から退避位置へと移動させる往動作と、退避位置から供給位置へと移動させる復動作とが互いに逆方向の動きとなるので、これらの往復動作を容易に行うことができる。
【0015】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記サブタンクを、前記供給位置で前記記録ヘッドに接続させると共に、この接続状態でサブタンクを前記キャリッジに固定する固定手段、を有することを特徴とする。
【0016】
すなわち、固定手段によってサブタンクが供給位置で固定され、さらに、サブタンクを介して記録ヘッドも固定される。このため、画像記録時にサブタンク及び記録ヘッドが所定の位置に保持され、安定して画像記録を行うことができる。
【0017】
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記保持部材が、前記キャリッジに主走査方向に沿って配置されたシャフトと、前記サブタンクから突設されると共に挿通孔が形成され、前記シャフトがこの挿通孔に挿通されることでサブタンクをシャフト周りに回動可能とするアームと、を有することを特徴とする。
【0018】
すなわち、保持部材としては、このようにシャフトとアームとを有する構成とすることができる。
【0019】
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明において、操作により前記サブタンクを前記供給位置と前記退避位置との間で移動させるためのレバー、を有することを特徴とする。
【0020】
このレバーを摘んで操作することで、サブタンクを回動させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図2には、本発明の第1の実施の形態のインクジェット記録装置10の概略的構成が示されている。また、図1及び図3〜図7には、インクジェット記録装置10のキャリッジ16及びその近傍が示されている。なお、図面において、主走査方向を矢印Mで、副走査方向を矢印Sで、前方を矢印Fで、上方を矢印Uでそれぞれ示す。
【0022】
このインクジェット記録装置10では、図示しない記録装置本体のケーシングに複数のメインタンク12が取り付けられている。メインタンク12の各々には、画像記録に必要とされる複数色(例えば、フルカラーの画像を記録する場合には、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(BK)の4色)のインクが予め各メインタンク12に対して一色ずつ、且つ一定量収容されている。
【0023】
また、図1にも示すように、主走査方向(図1では紙面と垂直の方向)へ移動可能とされたにキャリッジ16に、記録ヘッドヘッドハウジング28が取り付けられている。このキャリッジ16の記録ヘッドハウジング28は、上方に向かって開放された略箱状に形成されており、キャリッジ16の幅方向両端の側壁16Aの間に、主走査方向に沿ってシャフト18が掛け渡されている。なお、キャリッジ16を収容する装置のフレーム14Cには、蓋板20が回動可能に取り付けられており、通常は蓋板20は閉められているが、後述するように記録ヘッド22を交換する場合などには、蓋板20が開放される。
【0024】
キャリッジ16の記録ヘッドハウジング28内には、記録へッド22が配置されている。記録ヘッドハウジング28は、上方に向かって開放されると共に、ヒートシンク24によって複数の収容室26に区画されており、記録ヘッド22には、この記録ヘッドハウジング28からヒートシンク24を部分的に下方に延出して構成されたインク吐出口30が設けられている。ヒートシンク24には回路基板が構成されており、この回路基板に、図示しない制御装置からフレキシブルケーブル34を介して、画像情報に対応した画像信号が入力される。そして、インク吐出口30の下方に送られてきた画像記録媒体である用紙にインク滴を吐出して画像を記録する。なお、図1において、収容室26の配列方向は主走査方向であり、図面上は図示の便宜上、1つの収容室26のみを示している。
【0025】
記録ヘッドハウジング28の収容室26のそれぞれには、インクの各色に対応して複数設けられたサブタンク32が収容されている。メインタンク12とサブタンク32とは、図2に示すように、インク供給チューブ36によって接続されており、メインタンク12から送られてきたインクは、サブタンク32に一時的に貯留された後、インク吐出口30に供給される。また、インク供給チューブ36の中間部分には弁38が設けられており、メインタンク12からサブタンク32へのインクの流れを遮断できるようになっている。
【0026】
サブタンク32のそれぞれからは、シャフト18に向かってアーム40が突設され、アーム40の先端近傍に形成された挿通孔42に、シャフト18が挿通されている。これにより、サブタンク32はシャフト18を回転中心として矢印B方向及びその反対方向に回転可能に、キャリッジ16に取り付けられている。そして、サブタンク32は図1に示すように、収容室26内の所定位置に収容されて略水平となった位置が、記録ヘッド22にインクを供給可能な供給位置となる。これに対し、図6に示すように、矢印B方向に回動して略垂直に立ち上がった位置が、記録ヘッド22から十分に離間した退避位置となる。
【0027】
サブタンク32の、アーム40が突設された方向と反対側には、ガイドカバー44が装着されている。ガイドカバー44にはレバー46が形成されており、このレバー46を摘んで操作することで、図3〜図6に示すように、サブタンク32をシャフト18周りに回動させることができる。また、1つのガイドカバー44が、複数のサブタンク32にわたって装着されており、一回の操作で、複数のサブタンク32を一体的に回動させることができるようになっている。
【0028】
ガイドカバー44の上壁には、図示しない案内孔が形成されており、この案内孔にインク供給チューブ36の先端部分が挿通されている。これにより、インク供給チューブ36の先端部分はサブタンク32の姿勢や位置に関らず、サブタンク32に対して相対的に一定の姿勢を維持できる。
【0029】
図8に示すように、ガイドカバー44とキャリッジ16とには、本発明のロック機構48が設けられている。すなわち、ガイドカバー44の側壁からは、片持ち状に形成された弾性変形可能なロックレバー50が上方に向かって一体的に突設されている。一方、キャリッジ16のフランジ部16Bからは、ガイドカバー44の側壁44Aに向かって係止突起52が突設されている。サブタンク32が供給位置にあるとき、図8(B)に示すように、係止突起52がロックレバー50に係止して、サブタンク32がこの状態でロックされる。そして、レバー46を操作することによりサブタンク32を上方へ向かって回動させようとすると、ロックレバー50が弾性変形して係止突起52の係止が外れ、図8(A)に示すように、供給位置でのロックが解除される。
【0030】
図1及び図3〜図7に示すように、アーム40には、弾性変形可能な係止突起54が突設されている。係止突起54は、サブタンク32が退避位置にあるとき、キャリッジ16のフレーム16Cに係合して、サブタンク32をこの退避位置でロックする。そして、この状態でサブタンク32に供給位置へと復帰する方向(矢印Bと反対の方向)の力が作用すると、弾性変形してフレーム14Cとの係合が外れ、退避位置でのロックが解除される。
【0031】
図1及び図3〜図7に示すように、サブタンク32の側壁には、中心角約270度の略扇形状に形成されたガイドブロック56が配置されている。ガイドブロック56の内面は、それぞれ、押圧面58、60とされており、通常状態では、図1に示すように、この押圧面58、60の双方に接するようにして、後述するピン68が収容されている。
【0032】
ガイドブロック56には、略円弧状の長孔62が所定の位置に2つ形成されており、これらの長孔62に、ガイドブロック56の側壁から突設された2つのピン64がそれぞれ収容されている。これにより、ガイドブロック56の動きは、図1に示す位置及び姿勢から、図6に示す位置及び姿勢となるように、一定の範囲に制限されている。
【0033】
さらに、サブタンク32の側壁とガイドブロック56との間には、圧縮コイルスプリング66が配設されている。圧縮コイルスプリング66は、ガイドブロック56を図1に示す位置及び姿勢から図6に示す位置及び姿勢へと付勢している。
【0034】
また、記録ヘッドハウジング28の側面からはピン68が突設されており、通常状態(図1参照)、すなわちサブタンク32が供給位置にあるときにはガイドブロック56の押圧面58、60の双方に接触しているが、図3に示すようにサブタンク32が矢印B方向へ回動すると、圧縮コイルスプリング66のばね力が押圧面58から作用し、記録へッド22が前方(矢印F方向)へと押される。
【0035】
キャリッジ16の底面16Dには、前方に向かって次第に立ち上がる案内ブロック70が形成されている。記録ヘッドハウジング28は前方(矢印F方向)に向かって移動すると、この案内ブロック70によって案内され、斜め上方(矢印C方向)へと移動方向が変換されるようになっている。
【0036】
また、図2に示すように、インクジェット記録装置10の図示しないケーシングには、ゴム等の弾性部材によって形成されたキャップ72が取り付けられ、インク吐出口30の下方に位置している。さらにキャップ72の下方には、吸引ポンプ74が配置され、キャップ72に接続されている。
【0037】
上記したキャリッジ16、図示しない紙送り機構、記録へッド22、キャップ72及び吸引ポンプ74は、いずれも図示しない制御装置によって制御されるようになっている。
【0038】
次に、第1の実施の形態のインクジェット記録装置10の作用を説明する。
【0039】
通常状態、すなわち画像記録が可能な状態では、図1に示すように、サブタンク32は供給位置にあり、記録へッド22のインク吐出口30にインクを供給可能となっている。また、この供給位置で、図8(B)に示すように、ガイドカバー44のロックレバー50に、キャリッジ16のハウジング16Bに形成された係止突起52が係止してガイドカバー44がロックされている。これにより、サブタンク32も供給位置でロックされている。
【0040】
さらに、圧縮コイルスプリング66のばね力が、ガイドブロック56の押圧面58、60を介してピン68に作用し、記録ヘッドハウジング28も下方に向かって押されている。これにより、記録へッド22も所定の位置(画像記録が可能な位置、以下「記録可能位置」という)でロックされている。このように、サブタンク32及び記録へッド22が所定の位置でロックされるので、画像記録時にキャリッジ16の動作が安定し、高精度で画像記録を行うことができる。また、サブタンク32、記録へッド22及びシャフト18が一体で主走査方向へ移動するので、画像記録を効率的に行うことができる。
【0041】
サブタンク32内には、常に所定量のインクがメインタンク12から供給されて貯留されており、図示しない制御装置から画像信号がヒートシンク24の回路基板に入力されると、インク吐出口30からインク滴が吐出される。そして、このインク滴が、インク吐出口30の下方に送られてきた用紙に付着する。
【0042】
また、キャリッジ16は、図示しない制御装置によって制御され、主走査方向へと移動する。用紙は、同じく図示しない紙送り機構によって副走査方向へと送られる。これにより、用紙に所望の画像が記録される。
【0043】
長期間にわたって画像を記録すると、インク吐出口30は次第に劣化して寿命を迎えるので、交換する必要が生じる。交換する際には、レバー46を摘んでサブタンク32を引き上げ、退避位置へとシャフト18周りに(矢印B方向)回動させる。図8(A)に示すように、ロックレバー50が弾性変形して係止突起52が外れ、ガイドカバー44及びサブタンク32が回動可能となる。このとき、ガイドカバー44は複数のタンクにわたって装着されているので、単一の回動操作で複数のサブタンク32を一体的に回動させることができる。
【0044】
図3に示すように、サブタンク32の回動初期では、圧縮コイルスプリング66のばね力がガイドブロック56の押圧面58からピン68に作用し、記録ヘッドハウジング28は前方(矢印F方向)に向かって付勢される。これにより、図4に示すように、記録ヘッドハウジング28が案内ブロック70によって斜め前方(矢印C方向)に案内されつつ、上方へと移動する。
【0045】
図5に示すように、記録ヘッドハウジング28が案内ブロック70の上端近傍まで乗り上げると、押圧面58がピン68から離間する。そして、図6に実線で示すように、さらにサブタンク32のみが回動して立ち上がり、退避位置へと至る。退避位置では、係止突起54がフレーム14Cに係合し、サブタンク32がロックされる。
【0046】
この状態では、サブタンク32は記録へッド22から完全に分離しており、しかもサブタンク32と記録へッド22との間に十分な隙間が構成されているので、記録へッド22のみを容易に交換することができる。サブタンク32から分離された記録へッド22のみを交換するので、サブタンクと記録ヘッドとが一体とされた従来のインクジェット記録装置と比較して、交換作業が容易になると共に、交換に要するコストも低くなる。また、記録へッド22を交換することで、インクジェット記録装置10があらためて使用可能となり、実質的にインクジェット記録装置10の寿命が延びる。
【0047】
また、サブタンク32は、退避位置にあるときや供給位置から退避位置への移動途中で、キャリッジ16又はインクジェット記録装置本体から取り外してしまわないので、記録へッド22の交換作業がより容易になる。取り外したサブタンク32を一時的に保持するためのスペースも不要となる。
【0048】
記録へッド22の交換後は、レバー46を摘んで、サブタンク32を供給位置へと回動させる(矢印Bと反対の方向)。このとき、係止突起54が弾性変形してフレーム16Cとの係合が外れ、サブタンク32が回動可能となる。
【0049】
回動途中で、図7に示すように、ガイドブロック56の押圧面60がピン68に当たるが、さらにサブタンク32を回動させると、押圧面58がピン68を押圧し、記録ヘッドハウジング28が記録可能位置へと移動する。
【0050】
このように、サブタンク32を供給位置へと回動させる操作で、記録ヘッドハウジング28も同時に記録可能位置へと移動させることができる。換言すれば、交換後の記録ヘッドハウジング28を記録可能位置に完全に装着することなく、単にキャリッジ16内の所定位置に置くだけであっても、サブタンク32を供給位置へと回動させる動作によって、記録ヘッドハウジング28を同時に印字可能位置へと移動させることができるので、記録へッド22を装着する作業が容易になる。
【0051】
記録へッド22が記録可能位置へと至ると共に、サブタンク32が供給位置へと至ると、図8(B)に示すように、ガイドカバー44のロックレバー50に係止突起52が係止してガイドカバー44がロックされ、サブタンク32も供給位置でロックされる。
【0052】
ここで、図示しない制御装置は、弁38を閉塞し、キャップ72を移動させてインク吐出口30をキャッピングする。次いで、吸引ポンプ74を所定時間駆動して、サブタンク32内を負圧にし、その後、弁38を開放する。以上の一連の動作により、容易に、サブタンク32内に一定量のインクを貯留すると共にサブタンク32、インク供給チューブ36及び記録へッド22を含むインク供給系にインクを充填し、画像記録が可能な状態とすることができる。
【0053】
以上説明したように、第1の実施の形態のインクジェット記録装置10では、記録へッド22をサブタンク32と別体として構成し、記録ヘッド交換時には記録へッド22のみを交換可能としているので、記録へッド22の交換に要するコストが低くなると共に、交換作業(記録へッド22の脱着作業)が容易になる。
【0054】
また、第1の実施の形態のインクジェット記録装置10では、サブタンク32を供給位置と退避位置との間で移動させるために、シャフト18周りに回動させる構成としているので、構造が複雑になることもない。加えて、サブタンク32は、供給位置から退避位置への移動(往動作)と、退避位置から供給位置への移動(復動作)とが同一の移動軌跡を描くので、移動に要するスペースも少なくて済む。往動作と復動作とが互いに逆方向の動きとなるので、これらの往復動作を容易に行うことができる。
【0055】
なお、第1の実施の形態のインクジェット記録装置10では、ガイドブロック56、ピン64、案内ブロック70は必ずしも設けられている必要はない。すなわち、これらが設けられていなくても、サブタンク32を退避位置へと移動させて、記録へッド22のみを脱着することができる。
【0056】
図9には、本発明のロック機構として、上記したものとは異なるロック機構78が示されている。このロック機構78では、キャリッジ16のフランジ部16Bに形成されたばね取り付け部80に、板ばね82が取り付けられている。板ばね82は正面視にて略波形型状に形成されており、中央部分がガイドカバー44に向かって突出した係合部82Aとされている。また、ガイドカバー44には、サブタンク32が供給位置にあるとき(図1参照)にこの係合部82Aに下側から接触して係合される突起84が形成されている。サブタンク32を往動作させると、突起84が板ばね82を弾性変形させ、図9に二点鎖線で示すように、係合部82Aとの係合が外れるので、サブタンク32が回動可能となる。また,サブタンク32を復動作させたときには、突起84が係合部82Aに上側から接触して板ばね82を弾性変形させるので、サブタンク32はさらに復動作する。そして、サブタンク32が供給位置へと至ると、板ばね82が弾性復元して、図9に実線で示すように、突起84が係合部82Aに係合する。
【0057】
図10には、本発明の第2の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ110及びその近傍が示されている。以下、第1の実施の形態のインクジェット記録装置10と同一の構成要素、部材などについては同一符号を付して説明を省略する。
【0058】
第2の実施の形態のインクジェット記録装置では、第1の実施の形態のガイドブロック56、ピン64、案内ブロック70などは設けられていない。
【0059】
また、アーム40が略中央で分割されており、この中央部分から突設されたピン112周りに屈曲可能とされている。さらに、サブタンク32からは案内ピン114が突設されており、キャリッジ110のハウジング110Bに形成された円弧状のスリット116に収容されている。スリット116は、レバー46を摘んでサブタンク32に上方へ向かう力を作用させると、図10に一点鎖線で示すように、アーム40が略中央で折れ曲がり、サブタンク32が水平姿勢を維持したまま、一定範囲を移動するように、所定の形状とされている。そして、案内ピン114がスリット116から抜け出ると、アーム40の折れ曲がり角度が一定に維持され、図10に二点鎖線で示すように、サブタンク32とアーム40とが一体でシャフト18周りに回動して、退避位置へと至るようになっている。
【0060】
なお、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様のロック機構48(又はロック機構78)が設けられている。
【0061】
このように、第2の実施の形態のインクジェット記録装置では、サブタンク32の往動作又は復動作の一部において、サブタンク32を水平状態に維持したまま移動させるようにしたので、サブタンク32が退避位置にあるときの高さHが、第1の実施の形態のインクジェット記録装置10と比較して低くなり、スペース効率に優れる。
【0062】
また、サブタンク32が供給位置から退避位置に至るまでの角度変化が少なくなっている(第1の実施の形態では図6から分かるように約90度回動しているが、第2の実施の形態では図10からも明らかなように、これよりはるかに小さい)。このように、サブタンク32の退避位置での高さが低くなると共に、回動角度が小さくなっているので、インク供給チューブ36の過度の捻れや変形を防止することができる。加えて、退避位置においてサブタンク32の底面(インク供給口32A)が斜め下方を向いているので、記録へッド22の脱着作業時に作業者の手や冶具がインク供給口32Aに触れる可能性が低くなり、手や冶具の汚れを防止できる。
【0063】
図11〜図13には、本発明の第3の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ124及びその近傍が示されている。以下、第1の実施の形態のインクジェット記録装置10と同一の構成要素、部材などについては同一符号を付して説明を省略する。
【0064】
第3の実施の形態のインクジェット記録装置でも、第1の実施の形態のガイドブロック56、ピン64、案内ブロック70などは設けられていない。
【0065】
図14にも示すように、第3の実施の形態では、キャリッジ124の上端部分が後方(矢印Fと反対の方向)に向かって膨出されると共に、この膨出部分から前方に向かって支持壁146が形成されている。キャリッジ124の側壁126Aと支持壁146に形成された支持孔128に、回動アーム134の一端の軸体130が挿通されている、回動アーム134の先端側にはスライドアーム136が設けられると共に、回動アーム134とスライドアーム136との間に圧縮コイルスプリング132が脱落不能に配設されている。圧縮コイルスプリング132は、スライドアーム136を回動アーム134から離れる方向に付勢している。
【0066】
スライドアーム136からは制限ピン137が突設され、回動アーム134の長孔135に収容されている。長孔135内を制限ピン137が移動することで、スライドアーム136のスライドが案内されると共に、このスライド量が一定範囲に制限される。
【0067】
また、キャリッジ124の側壁126Aには、制限壁138.140,142が形成されている、制限壁138,140は、回動アーム134及びスライドアーム136が一体で軸体130を中心として回動すると、スライドアーム136が当り、この回動が一定範囲に制限される(図11及び図13参照)。また、制限壁142は、軸体130を中心として一定半径を有する円弧状に形成されており、圧縮コイルスプリング66のばね力を受けたスライドアーム136のスライド量を制限して、スライドアーム136が回動アーム134から不用意に分離しないようにしている。
【0068】
制限壁140と制限壁142との間には所定の間隙144が構成されており、この間隙144にスライドアーム136が位置すると、圧縮コイルスプリング132のばね力によってスライドアーム136がスライドする。そして、このスライドアーム136のスライドが一定範囲に制限されるように、制限壁140の上端に当接部140Aが形成されている。
【0069】
サブタンク32からは、案内ピン147が突設されており、この案内ピン147が、キャリッジ124に形成されたスリット149に収容されている。スリット149は、軸体130を中心とした円弧状に形成されており、回動アーム134及びスライドアーム136が一体で軸体130を中心として回動するとき、スライドアーム136が回動アーム134に対して制限ピン137回りに回動することがないように、この回動を案内している。また、スリット149は、間隙144にスライドアーム136が位置したときに、スライドアーム136及びサブタンク32のスライドが制限されることがないように、所定の長さとされている。
【0070】
なお、第3の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様のロック機構48(又はロック機構78)が設けられている。
【0071】
このような構成とされた第3の実施の形態のインクジェット記録装置では、サブタンク32を供給位置(図11参照)から往動作させると、図12に示すように、回動アーム134とスライドアーム136とが一体で軸体130周りに回動する。このとき、スライドアーム136のスライドは制限壁142によって制限されている。このため、サブタンク32は軸体130を中心として一定の回転半径で回動する。
【0072】
そして、スライドアーム136が間隙144に達すると、図13に示すように、スライドアーム136が圧縮コイルスプリング132のばね力で回動アーム134から離間する方向へとスライドし、サブタンク32が斜め上方へと移動して、退避位置へと至る。
【0073】
サブタンク32を退避位置から供給位置へと移動させる場合には、まず、サブタンク32を圧縮コイルスプリング132のばね力に抗して、スライドアーム126が回動アーム134に接近する方向へと押しこむ。さらに、所定量押しこんだ状態で、軸体130周りに回動させる。図11に示すように、サブタンク32が供給位置に至ると、スライドアーム136が制限壁138に当たって、この回動が止められる。
【0074】
このように、第3の実施の形態のインクジェット記録装置では、サブタンク32の供給位置から退避位置までの移動を、軸体130周りの回動と、スライドアーム136のスライドとによって行うようにしたので、退避位置においてサブタンク32が記録ヘッドハウジング28から十分に離間する。これにより、記録へッド22の脱着に広いスペースが確保されるので、脱着作業を容易に行うことができる。また、サブタンク32が退避位置にあるときの高さHが、第1の実施の形態のインクジェット記録装置10と比較して低くなり、スペース効率に優れる。
【0075】
また、サブタンク32が供給位置から退避位置に至るまでの角度変化が少なくなっているので、インク供給チューブ36の過度の捻れや変形を防止することができる。加えて、退避位置においてサブタンク32のインク供給口32Aが斜め下方を向いているので、記録へッド22の脱着作業時に作業者の手や冶具の汚れを防止できる。
【0076】
図15〜図18には、本発明の第4の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ156及びその近傍が示されている。以下、第1の実施の形態のインクジェット記録装置10と同一の構成要素、部材などについては、同一符号を付して説明を省略する。
【0077】
第4の実施の形態のインクジェット記録装置でも、第1の実施の形態のガイドブロック56、ピン64、案内ブロック70などは設けられていない。
【0078】
図18にも示すように、第4の実施の形態では、キャリッジ156の側壁156Aに長孔158が形成されている。この長孔158は、シャフト18を中心とした中心角約90度の円弧状に形成されている。
【0079】
長孔158には移動シャフト170の両端近傍が挿入されており、移動シャフト170は長孔158に沿って移動可能となっている。また、シャフト18と移動シャフト170との間には補助アーム164が掛け渡されており、移動シャフト170の移動を補助している。
【0080】
サブタンク32の側壁からは、ガイドピン160が突設されている。このガイドピン160に対応して、キャリッジ156の側壁156Aにガイド壁162が形成されている。ガイド壁162は、サブタンク32が供給位置と退避位置との間を移動するときに、ガイドピン160を下側から支持し、サブタンク32が常に水平状態に維持されるように、一定の円弧状に形成されている。さらに、ガイド壁162の下端に形成された当接部162Aが、サブタンク32が供給位置にあるときにガイドピン160に下側から接触して、サブタンク32を供給位置に維持する。
【0081】
また、アーム40には、弾性変形可能なフック157が形成されている。フック157は、サブタンク32が退避位置にあるとき、キャリッジ156の上端に係合して、サブタンク32を退避位置に維持する。
【0082】
なお、第4の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様のロック機構48(又はロック機構78)が設けられている。
【0083】
第4の実施の形態のインクジェット記録装置では、このような構成とされているため、サブタンク32が供給位置(図15参照)から退避位置(図17参照)に至るまで、常に水平状態を維持する。このため、第2の実施の形態のインクジェと記録装置や第3の実施の形態のインクジェット記録装置と比較して、退避位置での高さHがさらに低くなると共に、インク供給チューブ36の捻れや変形がさらに少なくなる。また、退避位置においてサブタンク32のインク供給部32Aが完全に下方を向いているので、記録へッド22の脱着作業時に作業者の手や冶具がインク供給部32Aに触れる可能性がさらに低くなり、手や冶具の汚れをより効果的に防止できる。
【0084】
なお、図19に示すように、キャリッジ156からこの両端部付近に支持壁166を突設すると共に、支持壁166に挿通孔168を形成し、この挿通孔168にシャフト18を挿通してもよい。これにより。シャフト18の中央部分を省略でき、シャフト18を短くすることが可能となる。
【0085】
図20には、第4の実施の形態のインクジェット記録装置の変形例が示されている。この変形例では、図21にも示すように、補助アーム164の両側から、移動シャフト170を中心として円弧状に形成された一対の制限壁172が平行に形成されている。さらに、移動シャフト170を中心とした円弧状の案内孔174が形成されている。
【0086】
一方、サブタンク32のアーム40からも、一対の制限壁176が平行に突設されている。制限壁176も、移動シャフト170を中心とした円弧状に形成されており、制限壁172の内面に面接触している。制限壁176の先端近傍にはピン178が形成されており、このピン178が案内孔174に収容されている。
【0087】
このような構成とされた第4の実施の形態の変形例では、補助アーム164に対してサブタンク32が相対的に移動シャフト170周りに回動するとき、制限壁176が制限壁172に内側から面接触することで、サブタンク32のガタ付きやブレが制限され、より確実に水平状態に維持される。これにより、サブタンク32が移動シャフト170周りにスムーズに回動すると共に、サブタンク32のガタ付きやブレに起因する移動シャフト170への負荷(例えばこじり力など)が軽減される。また、ピン178が案内孔174に収容されていることで、サブタンク32の回動範囲が制限されると共に、サブタンク32の荷重の一部がピン178及び制限壁172を介して補助アーム164に作用するので、移動シャフト170への負荷(サブタンク32からの荷重)が軽減される。
【0088】
以上説明したように、本発明のいずれのインクジェット記録装置においても、記録へッド22がサブタンク32から分離して構成されており、サブタンク32を退避位置へと移動させることで、記録へッド22のみを脱着することができる。このため、従来のインクジェット記録装置と比較して記録へッド22の交換に要するコストが低くなると共に、記録へッド22の交換によってインクジェット記録装置の寿命を延ばすことが可能となる。
【0089】
【発明の効果】
本発明では、主走査方向に移動するキャリッジと、予めインクが収容されたメインタンクと、前記キャリッジに取り付けられ、前記メインタンクから送られたインクが貯留されるサブタンクと、前記サブタンクから独立して前記キャリッジに脱着可能に取り付けられ、画像情報に基づいてサブタンク内のインクを画像記録媒体に吐出する記録ヘッドと、前記キャリッジに設けられ、前記サブタンクを少なくとも回動させることにより前記記録ヘッドにインクを供給可能な供給位置とこの記録ヘッドから離間して記録ヘッドを脱着可能とする間隙を記録ヘッドとの間に構成する退避位置と、の間で移動可能に前記キャリッジに保持する保持部材と、を有するので、記録ヘッドの交換に要するコストが低くなると共に、インクジェット記録装置の寿命が延びる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ及びその周辺を示す側面図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のインクジェット記録装置を示す概略的構成図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ及びその周辺を示す側面図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ及びその周辺を示す側面図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ及びその周辺を示す側面図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ及びその周辺を示す側面図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ及びその周辺を示す側面図である。
【図8】 本発明のインクジェット記録装置のロック機構を示す断面図であり、(A)はアンロック状態、(B)はロック状態である。
【図9】 本発明のインクジェット記録装置のロック機構を示す断面図である。
【図10】 本発明の第2の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ及びその周辺を示す側面図である。
【図11】 本発明の第3の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ及びその周辺を示す側面図である。
【図12】 本発明の第3の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ及びその周辺を示す側面図である。
【図13】 本発明の第3の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ及びその周辺を示す側面図である。
【図14】 本発明の第3の実施の形態のインクジェット記録装置の保持部材及びその近傍を示す分解斜視図である。
【図15】 本発明の第4の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ及びその周辺を示す側面図である。
【図16】 本発明の第4の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ及びその周辺を示す側面図である。
【図17】 本発明の第4の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ及びその周辺を示す側面図である。
【図18】 本発明の第4の実施の形態のインクジェット記録装置の保持部材及びその近傍を示す分解斜視図である。
【図19】 本発明の第4の実施の形態のインクジェット記録装置の変形例の保持部材及びその近傍を示す分解斜視図である。
【図20】 本発明の第5の実施の形態のインクジェット記録装置のキャリッジ及びその周辺を示す側面図である。
【図21】 本発明の第5の実施の形態のインクジェット記録装置の保持部材及びその近傍を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 インクジェット記録装置
12 メインタンク
16 キャリッジ
18 シャフト(保持部材)
22 記録ヘッド
32 サブタンク
40 アーム(保持部材)
48 ロック機構(ロック手段)
72 キャップ(キャッピング部材)
74 吸引ポンプ(吸引手段)
78 ロック機構(ロック手段)
110 キャリッジ
114 案内ピン(保持部材)
116 長孔(保持部材)
124 キャリッジ
134 回動アーム(保持部材)
136 スライドアーム(保持部材)
156 キャリッジ
158 長孔(保持部材)
170 移動シャフト(保持部材)

Claims (5)

  1. 主走査方向に移動するキャリッジと、
    予めインクが収容されたメインタンクと、
    前記キャリッジに取り付けられ、前記メインタンクから送られたインクが貯留されるサブタンクと、
    前記サブタンクから独立して前記キャリッジに脱着可能に取り付けられ、画像情報に基づいてサブタンク内のインクを画像記録媒体に吐出する記録ヘッドと、
    前記キャリッジに設けられ、前記サブタンクを少なくとも回動させることにより、前記記録ヘッドに装着されインクを供給可能な供給位置と前記記録ヘッドにインク供給不可能であるとともに前記記録ヘッドから離間して記録ヘッドをキャリッジから脱着可能とする間隙を記録ヘッドとの間に構成する退避位置と、の間で移動可能に保持する保持部材と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記保持部材が、前記供給位置と前記退避位置との間で前記サブタンクを往復動作させることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記サブタンクを、前記供給位置で前記記録ヘッドに接続させると共に、この接続状態でサブタンクを前記キャリッジに固定する固定手段、
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記保持部材が、
    前記キャリッジに主走査方向に沿って配置されたシャフトと、
    前記サブタンクから突設されると共に挿通孔が形成され、前記シャフトがこの挿通孔に挿通されることでサブタンクをシャフト周りに回動可能とするアームと、
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 操作により前記サブタンクを前記供給位置と前記退避位置との間で移動させるためのレバー、
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
JP2634399A 1999-02-03 1999-02-03 インクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP3873502B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2634399A JP3873502B2 (ja) 1999-02-03 1999-02-03 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2634399A JP3873502B2 (ja) 1999-02-03 1999-02-03 インクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000218822A JP2000218822A (ja) 2000-08-08
JP3873502B2 true JP3873502B2 (ja) 2007-01-24

Family

ID=12190810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2634399A Expired - Fee Related JP3873502B2 (ja) 1999-02-03 1999-02-03 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3873502B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011126286A (ja) * 2011-02-07 2011-06-30 Seiko Epson Corp 弁開閉装置、液体供給装置及び液体噴射装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6726316B2 (en) 2001-10-23 2004-04-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus
JP2010125701A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Olympus Corp インクジェットプリンタ
JP7004243B2 (ja) * 2017-12-05 2022-01-21 株式会社リコー 液体吐出ユニットおよび液体を吐出する装置
JP7222242B2 (ja) * 2018-12-27 2023-02-15 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011126286A (ja) * 2011-02-07 2011-06-30 Seiko Epson Corp 弁開閉装置、液体供給装置及び液体噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000218822A (ja) 2000-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4121705B2 (ja) モジュール式インクジェットプリンタ
EP2657031B1 (en) Cartridge
EP1832428B1 (en) Liquid ejection apparatus having liquid transfer device
JP5842620B2 (ja) 印刷装置、カートリッジ、及び、印刷材供給システム
US8167415B2 (en) Liquid container
US6877920B2 (en) Roll-like fixing-medium holding device and liquid fixing apparatus
JP4018663B2 (ja) ハードコピー整備装置
JP2002307673A (ja) カートリッジ、キャリッジ、インクジェット記録装置および記録ヘッド
JP2007105883A (ja) インクジェット記録装置
JP3280202B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP3873502B2 (ja) インクジェット記録装置
US6364458B2 (en) Pivoted printhead handle with recessed rest position
JP4990400B2 (ja) カートリッジ・ホルダ
JP2016107620A (ja) 液体供給ユニットおよび液体供給システム
US8960859B2 (en) Ink jet printing apparatus
JP3347546B2 (ja) インクジェットヘッドのキャップ装置
JPH10235888A (ja) 印字装置
JP4701503B2 (ja) カートリッジホルダ、カートリッジ装置及びこれを備えたプリンタ
JP3479392B2 (ja) インクカートリッジの連結構造
US7540590B2 (en) Ink cartridge and loading mechanism for ink cartridge
JP3464082B2 (ja) インクジェット式印刷記録装置
JP4456711B2 (ja) 印刷ヘッドユニット
JP7143688B2 (ja) 液体供給装置及び画像記録装置
JP4101010B2 (ja) インクタンクホルダ
JP4544406B2 (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20030908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060315

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees