JP3279383B2 - Hepaフィルタユニットの配置構造 - Google Patents

Hepaフィルタユニットの配置構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリーンルームの天井
に配置されるHEPAフィルタユニット配置構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、天井にHEPAフィルタ(High E
fficiency Particulate Airfilter )を敷設したクリー
ンルームとしては、例えば、実開昭63−95036号
公報,特開平2−103328号公報等に開示されるも
のが知られている。
【0003】そして、従来、全面層流型クリーンルーム
においては、HEPAフィルタからの吹き出し風速は、
塵埃の遮断を目的とする場合には、0.45m/sが推
奨されている(例えば、ASHRAE 1982 APPLICATION HAND
BOOK)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、HEPAフィルタからの吹き出し風速を、0.4
5m/sにして運転する場合には、処理風量が増大し、
イニシャルコストおよびランニングコストが増大すると
いう問題があった。
【0005】そこで、従来、イニシャルコストおよびラ
ンニングコストを抑制するため、HEPAフィルタから
の吹き出し風速を、0.25〜0.35m/sにして運
転することが行われているが、この風速では、必ずしも
充分な塵埃の遮断効果を得ることができないという問題
があった。
【0006】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、処理風量を増大することなく充分
な塵埃の遮断効果を得ることができるHEPAフィルタ
ユニット配置構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のHEPAフィ
ルタユニットの配置構造は、濾材を波状に折曲して形成
されるHEPAフィルタを正方形形状に形成し、前記濾
材の両側の波形状内側の濾材の波形状より大きくし
濾材の両側に大波部を形成してなる同一の大きさの複数
のHEPAフィルタユニットを、前記大波部が相互に隣
接しないように隣接配置してなるものである。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】請求項1のHEPAフィルタユニットの配置構
では、濾材を波状に折曲して形成されるHEPAフィ
ルタを正方形形状に形成し、濾材の両側の波形状を内側
の濾材の波形状より大きくして濾材の両側に大波部を形
成してなる同一の大きさの複数のHEPAフィルタユニ
ットを、大波部が相互に隣接しないように隣接配置した
ので、各HEPAフィルタユニットの外周に沿って高流
速域が形成される。
【0011】
【0012】
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1および図2は、本発明のHEPAフィルタユ
ニットの配置構造の一実施例に使用されるHEPAフィ
ルタユニットを示しており、図において符号11は、ユ
ニット本体を示している。
【0014】このユニット本体11内には、濾材13を
波状に折曲してなるHEPAフィルタ15が収容されて
いる。この実施例では、濾材13の両側の波形状が、内
側の濾材13の波形状より大きくされている。
【0015】すなわち、濾材13の両側に大波部17が
形成され、これ等の間に小波部19が形成されている。
従って、HEPAフィルタ15の両側が高流速域Aとさ
れ、この高流速域Aの間が低速流域Bとされる。
【0016】すなわち、図3の(a),(b)に示すよ
うに、小波部19と大波部17とを比較すると、濾材1
3自体の通風抵抗が同一で、かつ、濾材13の内側と外
側との圧力差が同一の場合には、単位長さにおける大波
部17の濾材13の表面積が、小波部19の濾材13の
表面積より大きくなるため、大波部17を通過する風量
が、小波部19を通過する風量より大きくなり、この結
果、大波部17の下方に風の流れが速い高流速域Aが形
成され、小波部19の下方に風の流れが比較的遅い低速
流域Bが形成される。
【0017】この実施例では、高流速域Aの風速が、例
えば、0.45m/sとされ、低速流域Bの風速が、例
えば、0.15m/sとされ、さらに、高流速域Aと低
速流域Bとを合わせた平均風速が、0.3m/s以下に
なるように大波部17および小波部19の波形状が設定
されている。
【0018】図4および図5は、上述したHEPAフィ
ルタユニットを複数使用したクリーンルームを示すもの
で、このクリーンルームでは、天井21の下方に、天井
21から所定間隔を置いて、多数のHEPAフィルタユ
ニット23が配置されており、室外に設けた送風機25
により、天井21とHEPAフィルタユニット23との
間の空間に循環空気が供給され、供給された循環空気
は、HEPAフィルタユニット23を通過することによ
り清浄度が高められ、クリーンルーム内へ吹き出されて
いる。
【0019】そして、このクリーンルームでは、HEP
Aフィルタユニット23が、その両側の大波部17が相
互に隣接しないように隣接配置されている。すなわち、
この実施例では、各HEPAフィルタユニット23が正
方形形状をしており、隣接するHEPAフィルタユニッ
ト23において、大波部17の波方向が相互に垂直な方
向になるように配置されている。
【0020】しかして、以上のように構成されたHEP
Aフィルタユニットでは、濾材13の両側の波形状を、
内側の濾材13の波形状より大きくしたので、濾材13
の両側の大波部17の通過風量が大きくなり、HEPA
フィルタ15の両側に高流速域Aが形成され、この高流
速域Aにより塵埃の拡散が遮断され、一方、低速流域B
における風量が比較的少ないため、処理風量を増大する
ことなく充分な塵埃の遮断効果を得ることができる。
【0021】また、上述したHEPAフィルタユニット
の配置構造では、HEPAフィルタユニット23を、大
波部17が相互に隣接しないように複数隣接配置したの
で、各HEPAフィルタユニット23の外周に沿って高
流速域Aが形成され、この高流速域Aにより、隣接する
HEPAフィルタユニット23側への塵埃の拡散が遮断
され、一方、低速流域Bにおける風量が比較的少ないた
め、処理風量を増大することなく充分な塵埃の遮断効果
を得ることができる。
【0022】すなわち、例えば、図6に示すように、所
謂スペーストンネル方式により、風速が0.45m/s
の高流速のHEPAフィルタユニット27と、風速が
0.15m/sの低流速のHEPAフィルタユニット2
9を、交互に配置する場合には、矢符で示す図の斜め方
向の塵埃の遮断を行うことが困難になるが、この実施例
の配置方法では、各HEPAフィルタユニット23の外
周に沿って確実に高流速域Aが形成されるため、充分な
塵埃の遮断効果を得ることが可能になる。
【0023】図7は、本発明のHEPAフィルタユニッ
トの配置構造の関連技術を示すもので、このでは、H
EPAフィルタユニット23が、同一の波形状が形成さ
れる通常のHEPAフィルタ31を囲んで複数配置され
ている。
【0024】そして、各HEPAフィルタユニット23
の小波部19および大波部17の波方向が、通常のHE
PAフィルタ31に対して垂直な方向になるように配置
されている。
【0025】この配置方法では、通常のHEPAフィル
タ31の外側に高流速域Aが形成され、この高流速域A
により塵埃の拡散が遮断されるため、HEPAフィルタ
ユニット23の下方に装置等を配置する場合には、通常
のHEPAフィルタ31における風量を比較的少なくす
ることができるため、処理風量を増大することなく充分
な塵埃の遮断効果を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1のHEPA
フィルタユニットの配置構造では、濾材を波状に折曲し
て形成されるHEPAフィルタを正方形形状に形成し、
濾材の両側の波形状を内側の濾材の波形状より大きくし
て濾材の両側に大波部を形成してなる同一の大きさの複
数のHEPAフィルタユニットを、大波部が相互に隣接
しないように隣接配置したので、各HEPAフィルタユ
ニットの外周に沿って高流速域が形成され、この高流速
域により塵埃の拡散が遮断されるため、処理風量を増大
することなく充分な塵埃の遮断効果を得ることができ
る。
【0027】
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のHEPAフィルタユニットの配置構造
の一実施例に使用されるHEPAフィルタユニットを示
す断面図である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】図1のHEPAフィルタユニットの大波部と小
波部とを通過する風量を示す説明図である。
【図4】図1のHEPAフィルタユニットを使用したク
リーンルームを示す断面図である。
【図5】図4のクリーンルームのHEPAフィルタユニ
ットを示す上面図である。
【図6】流速の異なる通常のHEPAフィルタユニット
を交互に配置した状態を示す説明図である。
【図7】本発明のHEPAフィルタユニットの配置構造
の関連技術を示す上面図である。
【符号の説明】
13 濾材 15 HEPAフィルタ 17 大波部 19 小波部 23 HEPAフィルタユニット A 高流速域 B 低速流域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 46/52 F24F 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾材を波状に折曲して形成されるHEP
    Aフィルタを正方形形状に形成し、前記濾材の両側の波
    形状内側の濾材の波形状より大きくし濾材の両側に
    大波部を形成してなる同一の大きさの複数のHEPAフ
    ィルタユニットを、前記大波部が相互に隣接しないよう
    に隣接配置してなることを特徴とするHEPAフィルタ
    ユニットの配置構造
JP09783293A 1993-04-23 1993-04-23 Hepaフィルタユニットの配置構造 Expired - Fee Related JP3279383B2 (ja)

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JP5443230B2 (ja) * 2010-03-25 2014-03-19 ニッタ株式会社 ファンフィルタユニット
JP2017219219A (ja) * 2016-06-06 2017-12-14 清水建設株式会社 クリーンルーム用空調システム

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