JP3278282B2 - 感光性組成物及び画像形成方法 - Google Patents

感光性組成物及び画像形成方法

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JP3278282B2
JP3278282B2 JP05211294A JP5211294A JP3278282B2 JP 3278282 B2 JP3278282 B2 JP 3278282B2 JP 05211294 A JP05211294 A JP 05211294A JP 5211294 A JP5211294 A JP 5211294A JP 3278282 B2 JP3278282 B2 JP 3278282B2
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    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/022Quinonediazides
    • G03F7/023Macromolecular quinonediazides; Macromolecular additives, e.g. binders
    • G03F7/0233Macromolecular quinonediazides; Macromolecular additives, e.g. binders characterised by the polymeric binders or the macromolecular additives other than the macromolecular quinonediazides

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平版印刷版、IC回路や
フォトマスクの製造に適する感光性組成物に関するもの
である。更に詳しくは、o−ナフトキノンジアジド化合
物等の感光性化合物と、アルカリ性水溶液又は水を主体
とするアルカリ性溶媒に可溶性(以下アルカリ水可溶性
という)のポリマーからなる感光性組成物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】o−ナフトキノンジアジド化合物とノボ
ラック型フェノール樹脂からなる感光性組成物は、非常
に優れた感光性組成物として平版印刷版の製造やフォト
レジストとして工業的に用いられてきた。しかし、主体
として用いられるノボラック型フェノール樹脂の性質
上、基版に対する密着性が悪いこと、皮膜がもろいこ
と、耐摩耗性が劣り、平版印刷版に用いたときの耐刷力
が十分でないこと等の改良すべき点があり、応用面で限
界があった。かかる問題を解決するため、種々のポリマ
ーがバインダーとして検討されてきた。たとえば特公昭
52−41050号公報に記載されているポリヒドロキ
シスチレンまたはヒドロキシスチレン共重合体は、確か
に皮膜性が改良されたが、耐摩耗性が劣るという欠点を
有していた。一方、特開昭63−226641号には、
活性イミノ基を有するアルカリ可溶性ポリマーをバイン
ダーとして用いたポジ型感光性組成物が記載されてお
り、皮膜性、基板への密着性、耐摩耗性が改良されると
開示されている。しかしながら、適正な現像条件の範囲
を広く保つためには、従来から用いているノボラック型
の樹脂と併用せざるを得なかったため、耐刷力は必ずし
も充分なレベルのものは得られなかった。さらに、従来
のフェノール樹脂を用いた感光性組成物は、通常pH13
以上の高いpHを有するアルカリ水溶液で現像しなければ
ならなかったが、このような高pHの現像液は取扱いの安
全上また現像廃液の処理適性のうえから決して好ましい
ものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、比較的低いpHのアルカリ水溶液で現像でき、かつ、
耐刷力の大きい平版印刷版を与える感光性組成物を提供
することである。本発明の他の目的は基板に対する密着
性が良く、柔軟な皮膜を与える感光性組成物を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは種々研究を
重ねた結果、上記目的を達成するために有用な感光性組
成物及びそれを用いた画像形成方法を発明するに到っ
た。即ち、本発明は、 下記一般式〔1〕で示される
特定の構造単位を3モル%以上60モル%未満の範囲で
有するポリマーを含有することを特徴とするポジ型感光
性組成物を提供するものである。
【0005】
【化2】
【0006】式〔1〕中、Aは水素原子、ハロゲン原子
又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。R1は炭素数1
〜6のアルキル基、ハロゲン原子又は炭素数1〜6のア
ルコキシ基を表す。mは1から5の整数を表す。
【0007】また、本発明は、 上記に記載のポジ
型感光性組成物を感光層とする感光材料を画像露光後、
pH12.5以下のアルカリ水溶液で現像することを特徴と
する画像形成方法を提供するものである。
【0008】更に、上記目的は、下記の感光性組成物
及びそれを用いた画像形成方法によってより有効に達
成することができ、好ましい。即ち、本発明は、 少
なくとも下記(a)、(b)、(c)の構造単位をそれ
ぞれ3モル%以上60モル%未満、3モル%以上80モ
ル%以下、3モル%以上80モル%以下の割合で有する
ポリマーを含有することを特徴とするポジ型感光性組成
物を提供するものである。 (a)上記に記載の一般式〔1〕で示される構造単位 (b)下記一般式〔2〕で示される構造単位 (c)下記一般式〔3〕で示される構造単位
【0009】
【化3】
【0010】式〔2〕中、Aは水素原子、ハロゲン原子
又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。式〔3〕中、A
は水素原子、ハロゲン原子又は炭素数1〜4のアルキル
基を表す。Zは酸素原子または−NR2−を表し、R2
水素原子又はアルキル基を表す。Bはアルキル基、置換
アルキル基、芳香族基、置換芳香族基、または置換基を
有してもよいヘテロ環基を表す。
【0011】更に、本発明は、 上記に記載の感光
性組成物を感光層とする感光材料を画像露光後、pH12.
5以下のアルカリ水溶液で現像することを特徴とする画
像形成方法を提供するものである。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おけるポリマーは、その分子構造中に、一般式〔1〕で
示されるような特定な構造の活性イミノ基を有し、かつ
その構造単位を3モル%以上60モル%未満の範囲で含
有することが特徴であり、その活性イミノ基の解離によ
り、pH12.5以下のアルカリ水である現像液に溶解す
る。活性イミノ基を構造単位として含有するポリマー
は、既に特開昭63−226641号により公知であ
る。また、特定の活性イミノ基を構造単位として含有す
るポリマーは、特願平5−170484号に示されてい
る。しかしながら、この特定の構造単位がある特定の範
囲内でポリマー中に含まれていると、このポリマーを含
有する感光性組成物は、以下の予期しなかった優れた性
能を与えることが明らかになった。すなわち、この感光
性組成物はpH12.5以下のアルカリ水現像処理で良好な
画像形成性を与えるだけでなく、耐摩耗性が良く、特に
大きな耐刷力を示した。
【0013】前記一般式〔1〕において、Aは水素原
子、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素)又は
炭素数1〜4のアルキル基(例えば、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t
−ブチル)を表し、より好ましくは水素またはメチルで
ある。R1はメチル、エチル、イソプロピル、シクロヘ
キシル等の直鎖状、分岐状、環状の炭素数1〜6のアル
キル基;フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子;又はメ
トキシ、エトキシなどの炭素数1〜6のアルコキシ基を
表し、より好ましくは、メチル、エチル、フッ素、塩
素、メトキシ、エトキシが挙げられる。mは1から5の
整数を表す。
【0014】本発明におけるポリマーの分子量は、広範
囲のものを使用することができるが、ポリスチレンを標
準としてゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測
定した時、もしくはTHF中で光散乱を用いて測定した
時、重量平均分子量(Mw) で1000〜1,000,000
であることが好ましく、さらに好ましくは、4,000〜
500,000である。本発明における感光性組成物中に
占める活性イミノ基を有するポリマーの量は、20〜9
5重量%、より好ましくは、50〜90重量%である。
本発明における一般式〔1〕で表される構造単位ととも
にポリマーを構成する共重合成分としては、ビニル系単
量体が用いられる。ただし、一般式〔1〕で示される構
造単位は3モル%以上60モル%未満の範囲で含まれる
ことが必要であり、より好ましくは10モル%以上60
モル%未満の範囲で含まれる。
【0015】一般式〔1〕で示される構造単位と組み合
わせて用いられる上記ビニル系単量体の代表例として
は、次のものを挙げることができる。ただし、これらの
ビニル系単量体に限定されるものではない。例えば、エ
チレン、プロピレン、イソブチレン、ブタジエン、イソ
ブチレンなどのエチレン不飽和オレフィン類;例えば、
スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、
m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、o−クロロ
スチレン、p−クロロスチレンなどのスチレン類;例え
ば、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸iso−ブチル、アクリル酸n−ブチル、
アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸
ベンジル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル
酸2−シアノエチル、アクリル酸グリシジル、アクリル
酸ジメチルアミノエチルなどのアクリル酸およびそのエ
ステル類;例えば、メタクリル酸、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メ
タクリル酸iso−ブチル、メタクリル酸tert−ブチル、
メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸−2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸トリデシ
ル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジ
ル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸
2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ジメチルアミノ
エチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリ
ル酸グリシジル、メタクリル酸テトラヒドロフルフリ
ル、メタクリル酸アリルなどのメタクリル酸およびその
エステル類;例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、安息香酸ビニルな
どのビニルエステル類;例えば、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリルなどのニトリル類;例えば、メチルビ
ニルエーテル、エチルビニルエーテル、イソブチルビニ
ルエーテル、β−クロロエチルビニルエーテル、シクロ
ヘキシルビニルエーテルなどのビニルエーテル類;例え
ば、アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N,
N−ジメチルアクリルアミド、N−tert−ブチルアクリ
ルアミド、N−オクチルアクリルアミド、ジアセトンア
クリルアミドなどのアクリルアミド類;例えば、p−ヒ
ドロキシフェニルアクリルアミド、o−ヒドロキシフェ
ニルアクリルアミド、p−ヒドロキシフェニルメタアク
リルアミド、p−ヒドロキシフェニルアクリレート、特
開昭64−35436号公報、特公昭52−34932
号公報に記載されているフェノール性水酸基を有する単
量体;例えば、N−(p−スルファモイルフェニル)メ
タアクリルアミド、N−(p−スルファモイルフェニ
ル)アクリルアミドなどのスルファモイル基を有する単
量体;などが挙げられる。その他、特願平6−3720
6号明細書に記載されているようなカプラー系モノマー
も有用である。
【0016】一般式〔1〕で示される構造単位と共に用
いられる構造単位として特に好ましいものは、下記一般
式〔2a〕および〔3a〕で示されるビニル系単量体を
重合して得られる構造単位である。
【0017】
【化4】
【0018】式〔2a〕および〔3a〕中、Aは水素原
子、ハロゲン原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表
す。Zは酸素原子または−NR2−を表し、R2は水素原
子又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。Bはアルキル
基、置換アルキル基、芳香族基、置換芳香族基、または
置換基を有してもよいヘテロ環基を表す。Bのアルキル
基および置換アルキル基におけるアルキル基部分の炭素
数としては、好ましくは1〜9である。Bの置換アルキ
ル基における置換基として好ましくは、ハロゲン原子、
アルコキシ基、置換アルコキシ基、ヒドロキシ基、アセ
トキシ基、フェニル基、置換フェニル基が挙げられる。
Bの芳香族基および置換芳香族基として好ましくは、フ
ェニル基、置換フェニル基、ナフチル基、置換ナフチル
基が挙げられる。また、Bのヘテロ環基として好ましく
は、窒素、酸素もしくは硫黄原子を少なくとも1種含有
する5〜7員の単環式もくしは多環式ヘテロ環基が挙げ
られる。
【0019】式〔2a〕および〔3a〕において、Aと
して特に好ましくは、水素およびメチルである。Zとし
て特に好ましくは、酸素原子および−NH−である。B
として特に好ましくは、炭素数1〜6のアルキル基;ハ
ロゲン原子、アルコキシ基、置換アルコキシ基、ヒドロ
キシ基、フェニル基もしくは置換フェニル基で置換され
た炭素数1〜6の置換アルキル基;フェニル基;および
窒素原子を含む5〜7員の単環式もくしは多環式ヘテロ
環基である。
【0020】式〔2a〕で示される化合物の好ましい例
としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリルを挙
げることができる。式〔3a〕で示される化合物の好ま
しい例としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ベンジル、メタクリ
ル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸ベンジル、ヒドロキシエ
チルメタクリレート、ジエチレングリコールモノメチル
エーテルのアクリル酸エステル、ジエチレングリコール
モノフェニルエーテルのアクリル酸エステル、N−(p
−スルファモイルフェニル)メタアクリルアミド、N−
(p−スルファモイルフェニル)アクリルアミド、およ
び下記構造〔4a〕で示されるカプラーモノマーを挙げ
ることができる。
【0021】
【化5】
【0022】本発明においては、前記一般式〔1〕で示
される構造単位とともに、下記一般式〔2〕もしくは
〔3〕から選ばれる構造単位をいずれか一つ含むポリマ
ーを用いることができる。
【0023】
【化6】
【0024】一般式〔2〕及び〔3〕中、A、Z、B及
びR2は、式〔2a〕及び〔3a〕におけるそれと同義
である。特に好ましくは、前記一般式〔1〕で示される
構造単位とともに、少なくとも前記一般式〔2〕から選
ばれる構造単位および前記一般式〔3〕から選ばれる構
造単位を同時に含むポリマーを用いることである。前記
一般式〔2〕および〔3〕で示される構造単位のポリマ
ー中の割合は、それぞれ独立して、3モル%以上80モ
ル%以下であり、好ましくは5モル%以上70モル%以
下である。次に本発明における活性イミノ基を有するポ
リマーの代表的な例を以下に示す。ただし、本発明のポ
リマーはこれらに限定されるものではない。
【0025】
【化7】
【0026】
【化8】
【0027】
【化9】
【0028】
【化10】
【0029】
【化11】
【0030】
【化12】
【0031】
【化13】
【0032】次に、本発明における活性イミノ基を有す
るポリマーの代表的な合成例を示すが、本発明はこれら
の例によってなんら限定されるものではない。 合成例1.具体例ポリマー1の合成 N−(p−トルエンスルホニル)メタクリルアミド60.
3g、アクリロニトリル10.0gおよびエチルアクリレ
ート46.0gをジメチルホルムアミド232.6gに溶解
し、窒素気流下、2, 2′−アゾビス(2, 4−ジメチ
ルバレロニトリル)0.224gを重合開始剤として用
い、65℃で7時間撹拌した。反応液を放冷した後、水
5リットル中に再沈した。析出したポリマーを濾取し、乾燥
することで具体例ポリマー1を110.4g(収率95
%、Mw52,000)を得た。
【0033】本発明に使用されるポジ型に作用する感光
性化合物としては、o−ナフトキノンジアジド化合物が
好ましく、特開昭43−28403号公報に記載されて
いる1,2−ジアゾナフトキノンスルホン酸クロライド
とピロガロール−アセトン樹脂とのエステルもしくは
1,2−ジアゾナフトキノンスルホン酸クロライドと
2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノンとのエステ
ルであるものが好ましい。
【0034】その他の好適なオルトキノンジアジド化合
物としては、米国特許第3,046,120号および同第3,
188,210号明細書中に記載されている1,2−ジア
ゾナフトキノンスルホン酸クロライドとフェノール−ホ
ルムアルデヒド樹脂とのエステルがある。その他の有用
なo−ナフトキノンジアジド化合物が、数多くの特許公
報に記載され、公知である。たとえば、特開昭47−5
303号、特開昭48−63802号、特開昭48−6
3803号、特開昭48−96575号、特開昭49−
38701号、特開昭48−13354号、特公昭41
−11222号、特公昭45−9610号、特公昭49
−17481号公報、米国特許第2,797,213号、同
第3,454,400号、同第3,544,323号、同第3,5
73,917号、同第3,674,495号、同第3,785,8
25号、米国特許第1,227,602号、同第1,251,3
45号、同第1,267,005号、同第1,329,888
号、同第1,330,932号、ドイツ特許第854,890
号などの各明細書中に記載されているものを挙げること
ができる。
【0035】またo−ナフトキノンジアジド化合物を用
いずにポジ型に作用する感光性化合物又は感光性混合物
として、例えば特公昭56−2696号公報に記載され
ているオルトニトロカルビノールエステル基を有するポ
リマー化合物も本発明に使用することができる。更に光
分解により酸を発生する化合物と、酸により解離するC
−O−C基又はC−O−Si基を有する化合物との感光
性混合物も本発明に使用することができる。例えば光分
解により酸を発生する化合物と、アセタール又はO、N
−アセタール化合物との組合せ(特開昭48−8900
3号)、オルトエステル又はアミドアセタール化合物と
の組合せ(特開昭51−120714号)、主鎖にアセ
タール又はケタール基を有するポリマーとの組合せ(特
開昭53−133429号)、エノールエーテル化合物
との組合せ(特開昭55−12995号)、N−アシル
イミノ炭酸化合物との組合せ(特開昭55−12623
6号)、主鎖にオルトエステル基を有するポリマーとの
組合せ(特開昭56−17345号)、シリルエステル
化合物との組合せ(特開昭60−10247号)及びシ
リルエーテル化合物との組合せ(特開昭60−3754
9号、特開昭60−121446号)などが挙げられ
る。本発明の感光性組成物中に占めるこれらのポジ型に
作用する感光性化合物又は感光性混合物の量は5〜80
重量%で、より好ましくは10〜50重量%である。
【0036】本発明の組成物中には、本発明におけるポ
リマーの他にフェノールホルムアルデヒド樹脂、クレゾ
ールホルムアルデヒド樹脂、フェノール変性キシレン樹
脂、ポリヒドロキシスチレン、ポリハロゲン化ヒドロキ
シスチレン等、公知のアルカリ可溶性の高分子化合物を
含有させることができる。かかるアルカリ可溶性の高分
子化合物は前述のような一般式〔1〕で示される構造単
位を3モル%以上60モル%未満の範囲で有するポリマ
ーに対して0〜200重量%、より好ましくは0〜10
0重量%の範囲で用いられる。本発明の組成物中には、
感度を高めるために環状酸無水物、露光後直ちに可視像
を得るための焼出し剤、画像着色剤として染料やその他
のフィラーなどを加えることができる。環状酸無水物と
しては米国特許第4,115,128号明細書に記載されて
いるように無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、
ヘキサヒドロ無水フタル酸、3,6−エンドオキシ−△
4−テトラヒドロ無水フタル酸、テトラクロル無水フタ
ル酸、無水マレイン酸、クロル無水マレイン酸、α−フ
ェニル無水マレイン酸、無水コハク酸、ピロメリット酸
等がある。
【0037】これらの環状酸無水物を全組成物中の1か
ら15重量%含有させることによって感度を最大3倍程
度に高めることができる。露光後直ちに可視像を得るた
めの焼出し剤としては露光によって酸を放出する感光性
化合物と塩を形成し得る有機染料の組合せを代表として
あげることができる。具体的には特開昭50−3620
9号公報、特開昭53−8128号公報に記載されてい
るo−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸ハロゲニ
ドと塩形成性有機染料の組合せや特開昭53−3622
3号公報、特開昭54−74728号公報に記載されて
いるトリハロメチル化合物と塩形成性有機染料の組合せ
をあげることができる。画像の着色剤として前記の塩形
成性有機染料以外に他の染料も用いることができる。塩
形成性有機染料を含めて好適な染料として油溶性染料お
よび塩基染料をあげることができる。具体的には、オイ
ルイエロー#101、オイルイエロー#130、オイル
ピンク#312、オイルグリーンBG、オイルブルーB
OS、オイルブルー#603、オイルブラックBY、オ
イルブラックBS、オイルブラックT−505(以上、
オリエント化学工業株式会社製)、クリスタルバイオレ
ット(CI42555)、メチルバイオレット(CI4
2535)、ローダミンB(CI45170B)、マラ
カイトグリーン(CI42000)、メチレンブルー
(CI52015)などをあげることができる。
【0038】本発明の感光性組成物には、種々の添加物
を加えることができる。例えば、塗布性を改良するため
のアルキルエーテル類(例えばエチルセルロース、メチ
ルセルロース)、フッ素系界面活性剤類(例えば特開昭
62−170950号公報に記載のものが好ましい。)
や、ノニオン系界面活性剤(特にフッ素系界面活性剤が
好ましい)、塗膜の柔軟性、耐摩耗性を付与するための
可塑剤(例えばブチルフタリル、ポリエチレングリコー
ル、クエン酸トリブチル、フタル酸ジエチル、フタル酸
ジブチル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジオクチル、
リン酸トリクレジル、リン酸トリブチル、リン酸トリオ
クチル、オレイン酸テトラヒドロフルフリル、アクリル
酸又はメタクリ酸のオリゴマー及びポリマーこの中で特
にリン酸トリクレジルが好ましい)、画像部感脂性を向
上させるための感脂化剤(例えば、特開昭55−527
号公報記載のスチレン−無水マレイン酸共重合体のアル
コールによるハーフエステル化物、オクチルフェノール
ホルムアルデヒドノボラック樹脂、p−ヒドロキシスチ
レンの50%脂肪酸エステル化物等)等が好ましく用い
られる。これらの添加剤の添加量はその使用対象、目的
によって異なるが、一般に全固形分に対して、0.01〜
30重量%である。
【0039】本発明の組成物は、上記各成分を溶解する
溶媒に溶かして支持体上に塗布する。ここで使用する溶
媒としては、エチレンジクロライド、シクロヘキサノ
ン、メチルエチルケトン、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、2−メト
キシエチルアセテート、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート、トルエン、酢酸エチルなどがあ
り、これらの溶媒を単独あるいは混合して使用する。そ
して、上記成分中の濃度(固形分)は、2〜50重量%
である。また、塗布量は用途により異なるが、例えば感
光性平版印刷版についていえば一般的に固形分として0.
5〜3.0g/m2が好ましい。塗布量が少くなるにつれ感光
性は大きくなるが、感光膜の物性は低下する。
【0040】本発明の感光性組成物は、感光性平版印刷
版の感光層として特に適している。以下、感光性平版印
刷版の態様について詳しく説明する。本発明に用いる支
持体は、寸度的に安定な板状物であることが望ましい。
かかる寸度的な安定な板状物としては、従来印刷物の支
持体として使用されたものが含まれ、それらは本発明に
好適に使用することができる。かかる支持体としては、
紙、プラスチック(例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレンなど)がラミネートされた紙、アルミ
ニウム(アルミニウム合金も含む。)、亜鉛、銅などの
ような金属板、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、
プロピオン酸セルロース、酢酸セルロース、酢酸−酪酸
セルロース、硝酸セルロース、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、
ポリカーボネート、ポリビニルアセタールなどのような
プラスチックフィルム、上記の如き金属がラミネートも
しくは蒸着された紙もしくはプラスチックフィルムなど
が含まれる。これらの支持体のうち、アルミニウム板は
寸度的に著しく安定であり、しかも安価であるうえ、本
発明の感光層等との接着性が特に良好なので好ましい。
更に、特公昭48−18327号公報に記載されている
ようなポリエチレンテレフタレートフィルム上にアルミ
ニウムシートが積層された複合体シートも好ましい。
【0041】金属、特にアルミニウム支持体の場合に
は、砂目立て処理、陽極酸化処理などの表面処理がなさ
れていることが望ましい。さらに表面の親水性を高める
ために、珪酸ソーダ、弗化ジルコニウム酸カリウム、リ
ン酸塩等の水溶液への浸漬処理を行ってもよい。米国特
許第2,714,066号明細書に記載されているように、
砂目立てした後に珪酸ナトリウム水溶液に浸漬処理され
たアルミニウム板、特公昭47−5125号公報に記載
されているようにアルミニウム板を陽極酸化処理した後
に、アルカリ金属珪酸塩の水溶液に浸漬処理したものが
好適である。また、米国特許第3,658,662号明細書
に記載されているようなシリケート電着も有効である。
また、特公昭46−27481号公報、特開昭52−5
8602号公報、特開昭52−30503号公報に開示
されているような電解グレインと、上記陽極酸化処理及
び珪酸ソーダ処理を組合せた表面処理も有用である。ま
た、特開昭56−28893号公報に開示されているよ
うな、ブラシグレイン、電解グレイン、陽極酸化処理、
更に珪酸ソーダ処理を順に行ったものも好適である。
【0042】〔有機下塗層〕アルミニウム板は、感光層
を塗設する前に必要に応じて有機下塗層が設けられる。
この有機下塗層に用いられる有機化合物としては、例え
ば、カルボキシメチルセルロース、デキストリン、アラ
ビアガム、2−アミノエチルホスホン酸などのアミノ基
を有するホスホン酸類、置換基を有してもよいフェニル
ホスホン酸、ナフチルホスホン酸、アルキルホスホン
酸、グリセロホスホン酸、メチレンジホスホン酸および
エチレンジホスホン酸などの有機ホスホン酸、置換基を
有してもよいフェニルリン酸、ナフチルリン酸、アルキ
ルリン酸およびグリセロリン酸などの有機リン酸エステ
ル、置換基を有してもよいフェニルホスフィン酸、ナフ
チルホスフィン酸、アルキルホスフィン酸およびグリセ
ロホスフィン酸などの有機ホスフィン酸、グリシンやβ
−アラニンなどのアミノ酸類、およびトリエタノールア
ミンの塩酸塩などのヒドロキシル基を有するアミンの塩
酸塩などから選ばれるが、二種以上混合して用いてもよ
い。特開平4−282637号明細書には、これらの有
機化合物のうちフェニルリン酸やフェニルホスホン酸な
どを用いた実施内容が示されている。
【0043】この有機下塗層は次のような方法で設ける
ことが出来る。即ち、水またはメタノール、エタノー
ル、メチルエチルケトンなどの有機溶剤もしくはそれら
の混合溶剤に上記の有機化合物を溶解させた溶液をアル
ミニウム板上に塗布、乾燥して設ける方法と、水または
メタノール、エタノール、メチルエチルケトンなどの有
機溶剤もしくはそれらの混合溶剤に上記の有機化合物を
溶解させた溶液に、アルミニウム板を浸漬して上記有機
化合物を吸着させ、その後、水などによって洗浄、乾燥
して有機下塗層を設ける方法である。前者の方法では、
上記の有機化合物の0.005〜10重量%の濃度の溶液
を種々の方法で塗布できる。例えば、バーコーター塗
布、回転塗布、スプレー塗布、カーテン塗布などいずれ
の方法を用いてもよい。また、後者の方法では、溶液の
濃度は0.01〜20重量%、好ましくは0.05〜5重量
%であり、浸漬温度は20〜90℃、好ましくは25〜
50℃であり、浸漬時間は0.1秒〜20分、好ましくは
2秒〜1分である。これに用いる溶液は、アンモニア、
トリエチルアミン、水酸化カリウムなどの塩基性物質
や、塩酸、リン酸などの酸性物質によりpHを調節し、pH
1〜12の範囲で使用することもできる。また、感光性
平版印刷版の調子再現性改良のために黄色染料を添加す
ることもできる。
【0044】有機下塗層の乾燥後の被覆量は、2〜20
0mg/m2が適当であり、好ましくは5〜100mg/m2
ある。上記の被覆量が2mg/m2より少ないと十分な耐刷
性能がえられない。また、200mg/m2より大きくても
同様である。感光性平版印刷版の支持体としては上記の
ほかにも、特開平5−278362号公報に記載のごと
く、アルカリ金属珪酸塩水溶液処理と酸性水溶液処理と
を組み合わせて処理した支持体を用いることができる。
感光性平版印刷版の感光層の表面は、真空焼枠を用いた
密着露光の際の真空引きの時間を短縮し、且つ焼きボケ
を防ぐ為、マット化することが好ましい。具体的には、
特開昭50−125805号、特公昭57−6582
号、同61−28986号の各公報に記載されているよ
うなマット層を設ける方法、特公昭62−62337号
公報に記載されているような固体粉末を熱融着させる方
法などがあげられる。
【0045】本発明の感光性平版印刷版の画像露光に使
用される光源としては、カーボンアーク灯、水銀灯、キ
セノンランプ、タングステンランプ、メタルハライドラ
ンプなどがある。本発明の感光性平版印刷版の現像液と
してはpH12.5以下のアルカリ水溶液を使用することが
でき、より好ましくはpH8〜11のアルカリ水溶液が使
用される。このようなpH値とするために使用される塩基
性化合物としては、第3リン酸ナトリウム、第3リン酸
カリウム、第3リン酸アンモニウム、第2リン酸ナトリ
ウム、第2リン酸カリウム、第2リン酸アンモニウムな
どのリン酸塩、炭酸水素アンモニウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウムなどの炭酸塩、ホウ酸ナトリウ
ム、ホウ酸カリウム、ホウ酸アンモニウムなどのホウ酸
塩、および水酸化カリウム、水酸化ナリトウム、水酸化
リチウムなどのアルカリ金属水酸化物、水酸化アンモニ
ウムが挙げられる。特に好ましいものとしては炭酸塩と
炭酸水素塩の組合せである。これらは単独または混合し
て用いられる。
【0046】また別の塩基性化合物として、モノメチル
アミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチ
ルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノイ
ソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、n−ブチル
アミン、モノエタールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジ
イソプロパノールアミン、エチレンイミン、エチレンジ
アミン、ピリジンなどのような水溶性有機アミン化合物
が挙げられる。このうち特にモノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミンなどが好まし
く、無機アルカリ金属塩などと組み合せて使用してもよ
い。これらの塩基性化合物の水溶液中の濃度は、前述の
ようなpH12.5以下、より好ましくはpH8〜11となる
ような範囲で使用されるが、一般的には0.05〜10重
量%の範囲から選ぶことができる。
【0047】また必要に応じて、該現像液中には、アニ
オン界面活性剤を加えてもよい。更に、有機溶媒を加え
ることもできる。アニオン界面活性剤としては例えば、
ラウリルアルコールサルフェートのナトリウム塩、オク
チルアルコールサルフェートのナトリウム塩、ラウリル
アルコールサルフェートのアンモニウム塩、第2ナトリ
ウムアルキルサルフェートなどの炭素数8〜22の高級
アルコール硫酸エステル塩類、例えばセチルアルコール
燐酸エステルのナトリウム塩などのような脂肪族アルコ
ール燐酸エステル塩類、例えばドデシルベンゼンスルホ
ン酸のナトリウム塩、イソプロピルナフタレンスルホン
酸のナトリウム塩、メタニトロベンゼンスルホン酸のナ
トリウム塩などのようなアルキルアリールスルホン酸塩
類、例えばC17H33CON(CH3)CH2CH2SO3Na などのようなア
ルキルアミドのスルホン酸塩類、例えばナトリウムスル
ホこはく酸ジオクチルエステル、ナトリウムスルホこは
く酸ジヘキシルエステルなどの二塩基性脂肪酸エステル
のスルホン酸塩類などが含まれる。
【0048】アニオン界面活性剤は、使用時の現像液の
総重量に対して0.1〜5重量%の範囲で含有させておく
ことが適当である。0.1重量%よりも少なくなるとその
使用効果が低くなり、5重量%よりも多くなると、画像
部の色素の溶出(色抜け)が過多になったり、画像の耐
摩耗性などの機械的、化学的強度が劣化するなどの弊害
が出てくる。有機溶媒としては、水に対する溶解度が1
0重量%以下のものが適しており、好ましくは5重量%
以下のものから選ばれる。たとえば1−フェニルエタノ
ール、2−フェニルエタノール、3−フェニルプロパノ
ール−1,4−フェニルブタノール−1,4−フェニル
ブタノール−2,2−フェニルブタノール−1,2−フ
ェキシエタノール、2−ベンジルオキシエタノール、o
−メトキシベンジルアルコール、m−メトキシベンジル
アルコール、p−メトキシベンジルアルコール、ベンジ
ルアルコール、シクロヘキサノール、2−メチルシクロ
ヘキサノール、4−メチルシクロヘキサノール及び3−
メチルシクロヘキサノール等をあげることができる。
【0049】有機溶媒の含有量は使用時の現像液の総重
量に対して1〜5重量%が好適である。その使用量は界
面活性剤の使用量と密接な関係があり、有機溶媒の量が
増すにつれ、アニオン界面活性剤の量は増加させること
が好ましい。これはアニオン界面活性剤の量が少なく、
有機溶媒の量を多く用いると有機溶媒が溶解せず、従っ
て良好な現像性の確保が期待できなくなるからである。
また、さらに必要に応じ、消泡剤及び硬水軟化剤のよう
な添加剤を含有させることもできる。硬水軟化剤として
は例えばNa2P2O7、Na5P3O3、Na3P3O9、Na2O4P(NaO3P)PO
3Na2、カルゴン(ポリメタ燐酸ナトリウム)などのポリ
燐酸塩、例えばエチレンジアミンテトラ酢酸、そのカリ
ウム塩、そのナトリウム塩;ジエチレントリアミンペン
タ酢酸、そのカリウム塩、ナトリウム塩;トリエチレン
テトラミンヘキサ酢酸、そのカリウム塩、そのナトリウ
ム塩;ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、そ
のカリウム塩、そのナトリウム塩;ニトリロトリ酢酸、
そのカリウム塩、そのナトリウム塩;1,2−ジアミノ
シクロヘキサンテトラ酢酸、そのカリウム塩、そのナト
リウム塩;1,3−ジアミノ−2−プロパノールテトラ
酢酸、そのカリウム塩、そのナトリウム塩などのような
アミノポリカルボン酸類、2−ホスホンブタントリカル
ボン酸−1,2,4,そのカリウム塩、そのナトリウム
塩;2−ホスホンブタントリカルボン酸−2,3,4,
そのカリウム塩、そのナトリウム塩;1−ホスホノエタ
ントリカルボン酸−1,2,2,そのカリウム塩、その
ナトリウム塩;1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホス
ホン酸、そのカリウム塩、そのナトリウム塩;アミノト
リ(メチレンホスホン酸)、そのカリウム塩、そのナト
リウム塩などのような有機ホスホン酸類を挙げることが
できる。このような硬水軟化剤は使用される硬水の硬度
およびその使用量に応じて最適量が変化するが、一般的
な使用量を示せば、使用時の現像液中に0.01〜5重量
%、より好ましくは0.01〜0.5重量%の範囲で含有さ
せられる。
【0050】本発明の感光性平版印刷版は、特開昭54
−8002号、同55−115045号、特開昭59−
58431号の各公報に記載されている方法で製版処理
してもよいことは言うまでもない。即ち、現像処理後、
水洗してから不感脂化処理、またはそのまま不感脂化処
理、または酸を含む水溶液での処理、または酸を含む水
溶液で処理後不感脂化処理を施してもよい。さらに、こ
の種の感光性平版印刷版の現像工程では、処理量に応じ
て現像液が疲労してくるので、補充液又は新鮮な現像液
を用いて処理能力を回復させてもよい。この場合、米国
特許第4,882,246号に記載されている方法で補充す
ることが好ましい。
【0051】また、上記のような製版処理は、特開平2
−7054号、同2−32357号に記載されているよ
うな自動現像機で行なうことが好ましい。また、本発明
の感光性平版印刷版を画像露光し、現像し、水洗又はリ
ンスしたのちに、不必要な画像部の消去を行なう場合に
は、特公平2−13293号公報に記載されているよう
な消去液を用いることが好ましい。更に製版工程の最終
工程で所望により塗布される不感脂化ガムとしては、特
公昭62−16834号、特公昭62−25118号、
特公昭63−52600号、特開昭62−7595号、
特開昭62−11693号、特開昭62−83194号
の各公報に記載されているものが好ましい。更にまた、
本発明の感光性平版印刷版を画像露光し、現像し、水洗
又はリンスし、所望により消去作業をし、水洗したのち
にバーニングする場合には、バーニング前に特公昭61
−2518号、特公昭55−28062号、特開昭62
−31859号、特開昭61−159655号の各公報
に開示されているような整面液で処理することが好まし
い。
【0052】
【実施例】つぎに、実施例をあげて本発明をさらに詳細
に説明する。なお、下記実施例におけるパーセントは、
他に指定のない限り、すべて重量%である。実施例1〜4 厚さ0.30mmのアルミニウム板をナイロンブラシと40
0メッシュのパミストンの水懸濁液を用いその表面を砂
目立てした後、よく水で洗浄した。10%水酸化ナトリ
ウムに70℃で60秒間浸漬してエッチングした後、流
水で水洗後20% HNO2 で中和洗浄、水洗した。これを
A =12.7Vの条件下で正弦波の交番波形電流を用い
て1%硝酸水溶液中で160クローン/dm2 の陽極時電
気量で電解粗面化処理を行った。その表面粗さを測定し
たところ、0.6μm(Ra 表示)であった、ひきつづい
て30%の H2SO4水溶液中に浸漬し55℃で2分間デス
マットした後、20% H2SO4水溶液中、電流密度2A/
dm2 において厚さが2.7g/m2になるように陽極酸化し
た。その後70℃の珪酸ソーダの2.5%水溶液に1分間
浸漬し、水洗し、乾燥させた。このように処理された基
板の表面に下記組成の下塗り液(A)を塗布し80℃、
30秒間乾燥した。乾燥後の被覆量は30mg/m2であっ
た。
【0053】 下塗り液(A) フェニルフォスフォン酸 0.10g メタノール 40g 純 水 60g このようにして基板(I)を作製した。次にこの基板
(I)上に次の感光液(A)をロッドコーテイングで2
5ml/m2塗設し、100℃で1分間乾燥してポジ型感光
性平版印刷版を得た。乾燥後の塗布量は約1.7g/m2
あった。 感光液(A) 1,2 −ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロリド と2,3,4 −トリヒドロキシベンゾフェノンとのエステ ル化反応物 0.75g 表1に記載のポリマー 2.0 g 2−(p−ブトキシフェニル)−4,6 −ビス(ト リクロルメチル)−s−トリアジン 0.02g ナフトキノン−1,2 −ジアジド−4−スルホン酸 クロライド 0.03g クリスタルバイオレット 0.01g オイルブルー#603 0.015g (オリエント化学工業株式会社製) 1−メトキシ−2−プロパノール 18 g 2−メトキシエチルアセテート 12 g これらの感光性平版印刷版をそれぞれ2KWのメタルハラ
イドランプで1mの距離よりポジ透明原画を通して40
秒間露光した。
【0054】露光した感光性平版印刷版を次に示す条件
で現像処理を行った。すなわちまず富士写真フィルム
(株)製自現機スタブロン900NPに下記の現像原液−
1を水で4倍に希釈した現像液(pH10)と富士フィル
ム(株)製フィニシャーFP−2をそれぞれ仕込み、現
像液温30℃、現像時間30秒の条件にて現像処理を行
った。
【0055】 現像原液−1 炭酸ナトリウム・1水塩 7 g 炭酸水素ナトリウム 4.5g エチレンジアミンテトラ酢酸 2 g 水 100 g 現像処理後、画像が得られるかどうかを見た。感光膜が
現像できずそのまま残ったものは画像形成性を×(現像
不良)、感光膜が全部溶解し、残らなかったものは、×
(過現像)と評価し、ポジ画像が得られたものについて
は画像形成性を○と評価した。また○と×の中間を△で
表示した。画像が得られたものについては常法に従って
処理して、平版印刷版を得た。こうして得られた平版印
刷版をオフセット印刷機にかけて印刷し耐刷性のテスト
を行なった。耐刷性の劣るものは少ない枚数で画像部が
摩耗してインキが付着しなくなり、正常な印刷物が得ら
れなくなる。また適性現像条件の範囲の広さ(現像許容
性)を調べるため、前記の現像液に5分間浸漬して現像
して30秒間浸漬して現像した場合との調子再現性の変
化を調べた。ほとんど変化がなかったものを○、大きく
変化したものを×、その中間を△で表示した。これらの
結果を表1に示す。また、特開昭63−226641号で示され
た化合物で本特許の請求範囲に含まれない化合物(ポリ
マーNo. C-1)、および特願平5−170484号で示された化
合物で本特許の請求範囲に含まれない化合物(ポリマー
No. C-2)を比較のため化14に示した。表1からあきら
かなように本発明の感光性組成物は、きわめてすぐれた
性能を有することがわかる。
【0056】
【表1】 表 1 ポリマーの種類と性能 実 験No. ポリマー 画像形成性 現像時間許容性 耐刷性 実施例1 No.1 ○ ○ 20万 2 No.2 ○ ○ 18万 3 No.3 ○ ○ 21万 4 No.5 ○ ○ 22万 ───────────────────────────────── 比較例1 メチルメタクリレートト メタアクリル酸の ×(過現像) − − 8:2(モル比)の共重合体 2 ポリヒドロキシスチレン △ △ 9万 3 m−クレゾール ×(現像不良) − − ノボラック樹脂 4 No. C-1 ×(過現像) − − 5 No. C-2 ○ ○ 16万 ─────────────────────────────────
【0057】
【化14】
【0058】実施例5〜8 アルミニウム板を実施例1〜4と同様の条件で処理した
基板(I) を作製した。次にこの基板(I) 上に次の感
光液(B)をホワイラーを用いて塗布し、100℃で1
分間乾燥してポジ型感光性平版印刷版を得た。乾燥後の
塗布量は約1.7g/m2であった。
【0059】 感光液(B) 1,2 −ジアゾナフトキノン−5−スルホニルクロリドと ピロガロール−アセトン樹脂とのエステル化物(米国 特許第3,635,709 号明細書の実施例1に記載されてい るもの) 0.45g 表2に記載のポリマー 1.2 g ナフトキノンジアジド−1,2 −ジアジド−4−スルホン 酸クロライド 0.01g テトラヒドロ無水フタル酸 0.02g 安息香酸 0.02g ピロガロール 0.05g 4−〔p−N,N−ビス(エトキシカルボニルメチル) アミノフェニル〕−2,6 −ビス(トリクロロメチル) −s−トリアジン 0.02g N−(1,2 −ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホ ニルオキシ)−シクロヘキサン−1,2 −ジカルボン酸 イミド 0.01 g ビクトリアピュア−ブルーBOH〔保土谷化学(株)製〕 の対アニオンを1−ナフタレンスルホン酸に変えた染 料 0.045g メガファックF−177(大日本インキ化学工業(株) 製フッ素系界面活性剤) 0.015g メチルエチルケトン 25 g プロピレングリコールモノメチルエーテル 10 g
【0060】次に、これらの感光性平版印刷版を、それ
ぞれ真空焼枠中で透明ポジティブフィルムを通して1m
の距離から3kwのメタルハライドランプにより1分間露
光を行った後、30℃で30秒間かけて SiO2/Na2O(モ
ル比2.0)の珪酸ナトリウムの3.5%水溶液(pH=12.
4)で現像した。次に現像処理後画像が得られるかどう
か、実施例1〜4と同様の方法で評価した。画像が得ら
れたものについては常法に従って処理して、平版印刷版
を得た。こうして得られた平版印刷版をオフセット印刷
機にかけて印刷し、耐刷性のテストを行なった。また適
性現像条件の範囲の広さ(現像許容性)を実施例1〜4
と同様の方法で評価し、これらの結果を表2に示した。
また、特開昭63−226641号で示された化合物で本特許の
請求範囲に含まれない化合物(ポリマーNo. C-3)、およ
び特願平5−170484号で示された化合物で本特許の請求
範囲に含まれない化合物(ポリマーNo. C-4)を比較のた
め化15に示した。表2から明らかなように本発明の感
光性組成物は、きわめてすぐれた性能を有することがわ
かる。
【0061】
【表2】 表 2 ポリマーの種類と性能 実 験No. ポリマー 画像形成性 現像時間許容性 耐刷性(枚) 実施例5 No.6 ○ ○ 18万 6 No.7 ○ ○△ 16万 7 No.9 ○ ○ 20万 8 No.18 ○ ○ 21万 No.19 ○ ○ 20万 ────────────────────────────────── 比較例6 No. C-3 ×(過現像) − − 7 No. C-4 ○ ○ 13万 ──────────────────────────────────
【0062】
【化15】
【0063】
【発明の効果】本発明の活性イミノ基を有するポリマー
を加えた感光性組成物は、良好な現像性、耐刷性を有す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/30 569A (72)発明者 関屋 俊之 静岡県榛原郡吉田町川尻4000番地 富士 写真フイルム株式会社内 (72)発明者 秋山 慶侍 静岡県榛原郡吉田町川尻4000番地 富士 写真フイルム株式会社内 (72)発明者 今泉 充弘 静岡県榛原郡吉田町川尻4000番地 富士 写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−39154(JP,A) 特開 平2−213847(JP,A) 特開 平2−167550(JP,A) 特開 昭63−226641(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/033 G03F 7/00 503 G03F 7/022 G03F 7/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔1〕で示される構造単位を
    3モル%以上60モル%未満の範囲で有するポリマーを
    含有するポジ型感光性組成物を感光層とする感光材料を
    画像露光後、pHが12.5以下のアルカリ水溶液で現
    像することを特徴とする画像形成方法。 【化1】 式〔1〕中、Aは水素原子、ハロゲン原子又は炭素数1
    〜4のアルキル基を表す。R1はメチル基を表す。mは
    1から5の整数を表す。
  2. 【請求項2】 アルカリ水溶液のpHが8以上11以下
    である請求項1記載の画像形成方法。
JP05211294A 1994-03-23 1994-03-23 感光性組成物及び画像形成方法 Expired - Fee Related JP3278282B2 (ja)

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