JP3277135B2 - 圧締養生を要する堆積物の生産システム - Google Patents

圧締養生を要する堆積物の生産システム

Info

Publication number
JP3277135B2
JP3277135B2 JP03610197A JP3610197A JP3277135B2 JP 3277135 B2 JP3277135 B2 JP 3277135B2 JP 03610197 A JP03610197 A JP 03610197A JP 3610197 A JP3610197 A JP 3610197A JP 3277135 B2 JP3277135 B2 JP 3277135B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sediment
curing
press device
traverser
deposit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03610197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10230512A (ja
Inventor
克 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiha Corp
Original Assignee
Nichiha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichiha Corp filed Critical Nichiha Corp
Priority to JP03610197A priority Critical patent/JP3277135B2/ja
Priority to US08/825,470 priority patent/US5849126A/en
Publication of JPH10230512A publication Critical patent/JPH10230512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3277135B2 publication Critical patent/JP3277135B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D90/00Component parts, details or accessories for large containers
    • B65D90/008Doors for containers, e.g. ISO-containers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B38/00Ancillary operations in connection with laminating processes
    • B32B38/18Handling of layers or the laminate
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B39/00Layout of apparatus or plants, e.g. modular laminating systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2315/00Other materials containing non-metallic inorganic compounds not provided for in groups B32B2311/00 - B32B2313/04
    • B32B2315/06Concrete
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2317/00Animal or vegetable based
    • B32B2317/16Wood, e.g. woodboard, fibreboard, woodchips
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T156/00Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
    • Y10T156/17Surface bonding means and/or assemblymeans with work feeding or handling means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧締養生を要する堆
積物の生産システムに関し、特に、堆積物の加圧・圧締
と再加圧・解締するプレス装置と該圧締された堆積物を
養生硬化する養生室との間の堆積物の搬送システムに改
良を加えることにより、生産性を向上することを可能と
した圧締養生を要する堆積物の生産システムに関する。
【0002】
【従来の技術】木質セメント板や接着剤で接合するパネ
ル板等、圧締状態で一定時間養生する必要のあるものは
いくつか存在する。例えば、乾式法により木質セメント
板の成形には、従来、主体としてのセメントに木片フレ
ークや木質繊維束等の補強材、及び硬化促進剤や、水、
その他所望により珪酸含有物質、骨材、発泡体等の補助
材を加えてミキシングし、該混合物を搬送板上に該ミキ
シング原料を散布、抄造してしてマットとし、該マット
を多段に積層した堆積物を加圧・圧締状態としてそれを
養生硬化した後、再加圧・解締するようにしている。生
産性を上げるために、堆積物の加圧・圧締処理と硬化後
の堆積物の再加圧・解締処理は同じプレス装置により行
う方法が提案されており(例えば、特公昭59−345
00号公報等参照)、堆積物はそのようなプレス装置と
養生室(硬化室)との間を適宜の搬送手段により往復移
送される。
【0003】図2は、従来行われている木質セメント板
の生産システムを説明するものであり、フォーミングの
抄造プロセスで搬送板上にセメント主体の原料を散布す
ることにより形成されたマットがスタッキング装置Sで
複数段に積み上げられ、それがプリプレス装置Pに送ら
れて予備圧縮される。予備圧縮された多段の未養生マッ
トは回転式ローダーLに送られ、該ローダーLのアーム
(不図示)により持ち上げられて180°回転され、後
記する下定盤9(図3)の上に多段(例えば50段程
度)に積み上げられる。そして、該未養生マットの堆積
物110(図3)を載置した下定盤9はローラーコンベ
アRC1上を、プレス装置1に向けて搬送される。
【0004】図3はプレス装置1の一例を説明するもの
であり、この装置において、図3aに示すように下定盤
9に多段に積層された未養生マットの堆積物110は、
ローラーコンベアRC1によりプレス装置1の加圧・圧
締位置に送り込まれる。プレス装置1は上方が固定板
3、下方が可動板2となっており、上方固定板3には適
宜の係止手段4により上定盤8が係止されている。上定
盤8には連結手段として機能する緊圧金具10が取り付
けられており(図3b)、油圧シリンダユニット5によ
り下方可動板2を揚上し、未養生マット堆積物110を
加圧・圧締状態とすると同時に、緊圧金具10の下端が
下定盤9に連結されて、上定盤8と下定盤9とが一体に
連結される(図3c)。一体化の後、上方固定板3から
上定盤8を分離して油圧シリンダユニット5を作動し、
下方可動板2を元の位置まで下降させ(図3d)、上定
盤8と下定盤9との間で圧締された未養生マットの堆積
物110はプレス装置1から搬出され、図2に示す第1
のトラバーサーTR1に移される。
【0005】第1のトラバーサーTR1は、レール11
上を硬化室20の搬入口21まで移動し、上定盤8と下
定盤9との間で加圧・圧締された未養生マットの堆積物
110を、室温50〜80℃とされた硬化室20に送り
込む。硬化室において、10〜25時間程度放置される
ことにより未養生マットの堆積物110は養生と硬化が
進行して硬化板の堆積物となる。図2に示すように、硬
化室20は多数の未養生マットの堆積物110を収容す
るようにされており、送り込まれた堆積物110は順次
に室内を巡回して最終的には搬出口22に到達する。
【0006】先に未養生マットの堆積物110を搬送し
てきた第1のトラバーサーTR1は、該堆積物110を
送り出した後、硬化室20の搬出口22で上定盤8と下
定盤9との間で圧締状態で硬化した堆積物110を引き
取り、再び、レール11上を前記プレス装置1の搬出口
1aまで戻る。プレス装置1は空になっており、該空状
態のプレス装置1内に、前記硬化した堆積物110を送
り込む。プレス装置1は前記図3に基づき説明したと同
様の操作を行う。すなわち、油圧シリンダユニット5が
下方可動板2を揚上させ、硬化マットの堆積物110を
再圧縮して緊圧金具10と下定盤9との連結を開放す
る。
【0007】その時点で、上定盤8は係止手段4により
上方固定板3に係止状態とされ、油圧シリンダユニット
5を作動して下方可動板2を下降させることにより、硬
化マットの堆積物110は解締される。解締後の硬化マ
ットの堆積物110は下定盤9と共にプレス装置1の搬
出口1aから前記第1のトラバーサーTR1に再び移さ
れ、アンローダー装置ULに移送される。すなわち、該
第1のトラバーサーTR1は図2で上方に移動し、適宜
の位置で硬化マットの堆積物110と下定盤9とをロー
ラーコンベアRC2上に送り出す。
【0008】硬化マットの堆積物110と下定盤9とは
トラバーサーTR2によりアンローダー装置ULに至
り、そこで、下定盤9と硬化マットの堆積物110とに
夫々分けて取り出される。硬化マットの堆積物110は
4周を切断され、次プロセスに送られ、搬送板(不図
示)はフォーミングプロセスに戻りリサイクル使用され
る。また、下定盤9はレール12上を移動する第3のト
ラバーサーTR3により前記回転式ローダーLの上流位
置に戻され、ローダーLで多段に積み上げるマットを支
える下定盤としてリサイクル使用される。なお、ここで
いう、スタッキング装置S、プリプレス装置P、回転式
ローダーL、アンローダー装置UL等は従来周知のもの
であり、詳細な説明は省略する。
【0009】このシステムによれば、同じプレス装置で
未養生マットの堆積物の加圧・圧締プロセスと硬化後の
堆積物の再加圧・解締プロセスとの双方を行い得ること
から、圧締養生を要する堆積物の製造システムを簡素化
することができ、また、作業の連続性が容易に保たれる
ことから、システム全体の作業性も向上する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記製造システムにお
ける生産性を考えるに、フォーミング速度を高めること
は、マット原料の安定供給ができるよう考慮すれば、現
在の技術では比較的容易であり、プレス装置への未養生
マットの堆積物の送り込み量を増加することは容易であ
る。また、加圧・圧締された堆積物の養生室(硬化室)
での収容スペースを増加することも容易であることを考
慮すると、硬化板の生産性はプレス装置から解締後の堆
積物を取り出すサイクルの長短に左右されるといえる。
【0011】プレス装置から堆積物を取り出すサイクル
の長短は、先に解締された堆積物がプレス装置から取り
出されてから次の解締すべき堆積物がプレス装置に搬入
されるまでの時間に主として依存するが、図2のシステ
ムでは、一本のレール上を走る一つのトラバーサーが、
加圧・圧締された未養生マットの堆積物のプレス装置
から硬化室への搬送、硬化後の堆積物の硬化室からプ
レス装置までの搬送、の2プロセスを受け持っており、
前記サイクルを、トラバーサーがプレス装置を出て、再
度プレス装置に戻ってくるに要する時間より短い時間と
することはできないことから、フォーミング速度を高め
ることは技術的に容易であるにもかかわらず、生産性の
向上には限界があった(安全性を考慮すると、マットの
堆積物を載せたトラバーサーの速度には自ずと限界があ
る)。
【0012】例えば、従来の製造システムにおいて、加
圧・圧締→硬化→再加圧・解締の作業に要する時間は生
産条件、設備仕様等により差があり、一概にいえない
が、例えば、略4m長さの原料マットを50段に積層
し、加圧・圧締→硬化→再加圧・解締の作業に要する時
間は、通常13分強である(正味硬化時間を除く)。ち
なみに、原料マットを50段に積層するには、フォーミ
ングの抄速12m/分とすると、(4m/枚×50段)
÷(12m/分)=16分40秒かかる計算となり、前
記加圧・圧締→硬化→再加圧・解締に要する処理時間は
まだ3分強の余裕があるといえる。
【0013】ところで、生産性向上のためフォーミング
の抄速を5割アップしようとすると抄速は18m/分と
なり、同じ4m長さの原料マット50段分を形成するに
は、(4m/枚×50段)÷(18m/分)=11分0
7秒で形成できる計算となるが、前記したように、図2
の製造システムでは、加圧・圧締→硬化→再加圧・解締
の一連の2段処理時間が13分強であるので、50段分
の原料マット形成分の処理作業が間に合わない。
【0014】対策として、多段の積み枚数をさらに増
やす、解締用のプレス装置を別に設ける、プレス装
置→硬化室の距離を短縮する、等が考えられるが、及
びについては他の設備環境との兼ね合いから多くの制
約や限界があり、実用的解決手段とはいえず、また、
の方法は設備費が嵩んで必ずしも順当な方策とはいえな
い。
【0015】本発明は、比較的簡単な手段を追加するこ
とのみによって、多大な投資をすることなく、生産性を
大きく向上させた圧締養生を要する堆積物の生産システ
ムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明による圧締養生を要する堆積物の生産システム
の第1の態様は、堆積物の圧締と解締を行うプレス装置
と、圧締された堆積物を養生する養生室と、該プレス装
置と該養生室との間を結ぶ第1と第2の搬送手段とを有
しており、前記第1の搬送手段はプレス装置で圧締され
た堆積物を養生室に搬入するプロセスを担当し、前記第
2の搬送手段は養生した堆積物を前記養生室から前記プ
レス装置に搬送するプロセスを担当するようにされてい
ることを特徴とする。
【0017】このシステムによれば、圧締された堆積物
をプレス装置から養生室に搬入する工程と養生した堆積
物を養生室からプレス装置に搬入する工程とを平行して
進行させることが可能となり、圧締された堆積物を送り
出し後のすでに空となったプレス装置内に、従来システ
ムによる場合よりも早い時間に養生後の堆積物を搬入す
ることが可能となり、結果として、プレス装置から解締
後の堆積物を取り出すサイクルを短縮することが可能と
なり、生産性は大きく向上する。新たに搬送手段を設け
ることは、従来のシンテムに大きな改変を加えることな
く、ほぼそのまま利用することが可能であり、また、解
締用のプレス装置を別に設ける等の多大な設備投資も必
要としないので、低コストでの生産性の向上が可能とな
る。
【0018】本発明による圧締養生を要する堆積物の生
産システムの第2の態様では、プレス装置と養生室との
間に堆積物の待機スペースを設け、第2の搬送手段は、
養生硬化した堆積物を前記待機スペースとプレス装置と
の間で搬送するようにしている。それにより、解締すべ
き養生硬化した堆積物をプレス装置内に搬入するに要す
る時間を一層短縮することが可能となり、さらに、生産
性を向上することが可能となる。また、硬化した堆積物
の再圧縮・解締と送り出しをより早い時点で終えること
ができることから、第1の搬送手段がプレス装置搬出口
に戻って来るまでに、次に加圧・圧締すべき未硬化マッ
トの堆積物のローダーからプレス装置への取り込み、該
堆積物の加圧・圧締を余裕を持って終えることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明による圧締養生を要
する堆積物の生産システムの一実施の形態を図1に基づ
き説明する。なお、図1に示すシステムは、後記する
「待機スペース30」及び「第2の搬送手段40」に係
る構成、及び、もう一つの第5のトラバーサーTR5設
けたこと、を除いて、先に、図2、図3に基づいて説明
したシステムと同じである。従って、以下の説明では、
図2のシステムのものと同じ部材には同じ符号を付すに
とどめ、詳細な説明は省略する。
【0020】図1に示すように、本システムでは、プレ
ス装置1と硬化室20との間に待機スペース30が設け
られ、該待機スペース30には、好ましくはプレス装置
1でのマットの堆積物110の移送方向と同じ移送方向
となるようにしてローラーコンベアRC3が配置され
る。そして、レール11上を移動する第1のトラバーサ
ーTR1は前記ローラーコンベアRC3の位置で停止可
能とされ、かつ、第1のトラバーサーTR1上のマット
の堆積物110がローラーコンベアRC3側へ移し替え
得るようにされている。また、この例では、非常時での
第2の待機スペースとしてローラーコンベアRC4をさ
らに設けている。
【0021】さらに、前記プレス装置1のマットの堆積
物110の搬入口1b側と前記ローラーコンベアRC3
(及び、設けられる場合にはローラーコンベアRC4)
との間には、レール13が敷設され、その間を第4のト
ラバーサーTR4が往復移動可能に配置されている。こ
のレール13と第4のトラバーサーTR4とは本発明で
いう「第2の搬送手段40」を構成する。
【0022】このシステムの作動について説明する。未
硬化マットの堆積物110のプレス装置1から硬化室2
0内への搬入までのプロセスは、第1のトラバーサーT
R1により従来の製造システムと同様にして行われる。
この実施態様において、該第1のトラバーサーTR1
は、硬化室20の搬出口22で上定盤8と下定盤9との
間で圧締状態で硬化した堆積物110を引き取り、レー
ル11上を戻り、前記待機スペース30のローラーコン
ベアRC3の位置で一旦停止する。そして、図示しない
制御機構により、第1のトラバーサーTR1の堆積物1
10は上定盤8と下定盤9と共に、ローラーコンベアR
C3に移される。
【0023】その間に、一回前のサイクルで前記のよう
にして待機スペース30のローラーコンベアRC3上に
送り込まれ待機していた堆積物110は、可及的速やか
に、前記した第4のトラバーサーTR4により、上定盤
8と下定盤9と共にプレス装置1の搬入口1bの上流側
に移送され、すでに空とっなているプレス装置1内に送
り込まれる。プレス装置1内において、前記したよう
に、再加圧と解締が行われ、硬化板の堆積物110と下
定盤9はプレス装置1から送り出され、好ましくは第1
のトラバーサーTR1とは別に配置されるもう一つの第
5のトラバーサーTR5によりアンローダー装置UL側
に搬送されて、硬化板と下定盤9等の分離と回収が行わ
れる。
【0024】プレス装置1内で前記再加圧・解締操作が
行われている間は、第4のトラバーサーTR4はそのま
まプレス装置1の搬入口1bにて待機し、次のサイクル
での未硬化マット堆積物の到達を待ち、解締した堆積物
を送り出した後に空となったプレス装置1内に、回転式
ローダーLから次の未硬化マットの堆積物110が搬入
され、加圧・圧締操作が行われる。該加圧・圧締操作が
終了する以前に、第1のトラバーサーTR1はすでに前
記待機スペース30の入口付近からプレス装置1の搬出
口1aの箇所に戻ってきており、加圧・圧締操作が終了
した堆積物110は下定盤と共に第1のトラバーサーT
R1に移され、硬化室20に向けて搬送される。その間
に第4のトラバーサーTR4は前記待機スペース30の
ローラーコンベアRC3(及び、ローラーコンベアRC
4)の位置に戻される。
【0025】上記のように、本発明のシステムによれ
ば、プレス装置1で加圧・圧締された堆積物を硬化室2
0に搬入する第1のトラバーサーTR1(第1の搬送手
段)がプレス装置1の搬出口1aに戻ってきた時点で、
プレス装置1は次に搬送すべき加圧・圧締された堆積物
を用意しておくことが可能となり、従来のシステムのよ
うに、第1のトラバーサーTR1(第1の搬送手段)が
プレス装置1の搬出口1aに戻ってきてから、該第1の
トラバーサーTR1が搬送してきた硬化板の堆積物の再
加圧・解締を行う場合と比較して、プレス装置から解締
後の堆積物を取り出すサイクルを大幅に短縮することが
可能となる。
【0026】すなわち、硬化済の硬化板を硬化室から引
き取り作業中に別のトラバーサーがその前に引き取り待
機させていた硬化板を回収してプレス装置に送り、解締
作業を行うため、硬化板の引き取り→解締作業が2段構
えで平行して行うことができ、1サイクル当たりの時間
を短縮することができ、生産性を大幅に向上させること
ができる。また、図示の例でもわかるように、前記第2
の搬送手段は、従来のシンテムに大きな改変を加えるこ
となく容易に設置可能であり、低コストでの生産性の向
上が可能となる。
【0027】上記の説明は本発明による圧締養生を要す
る堆積物の生産システムの一実施の形態にすぎず、他に
多くの変形例が存在する。例えば、生産物を「木質セメ
ント板」を例としたので、養生と硬化を行う場所として
「硬化室」を例示したが、接着剤で接合するパネル板の
ような圧締と養生のみを必要とする生産物の場合には、
当然に養生のみを行う室が用いられる。従って、本発明
で「養生室」というときは養生のみを行う室の場合と、
養生と硬化の双方を行う場合の双方を指している。
【0028】また、「待機スペース30」は生産性をよ
り向上させる目的で設けられるものであって、必ずしも
必須でなく、第1の搬送手段を、プレス装置で圧締され
た堆積物を堆積物搬出口から養生室搬入口まで搬入する
プロセスのみを担当させ、第2の搬送手段を養生した堆
積物を養生室の搬出口からプレス装置の搬入口搬送する
プロセスのみをを担当させるように、第1の搬送手段と
第2の搬送手段とを並行して作動させるようにしても、
所期の目的はある程度達成可能であることは容易に理解
されよう。
【0029】また、前記第1のトラバーサーTR1は、
空の状態では移動速度を早くしても安全性は確保される
ことから、第5のトラバーサーTR5を設けることな
く、第1のトラバーサーTR1により解締した硬化板の
アンローダー装置ULへの搬送を担当させるようにする
ことも可能である。
【0030】
【発明の効果】上記のように、本発明の圧締養生を要す
る堆積物の生産システムによれば、新たな搬送手段を追
加することにより、圧締された堆積物をプレス装置から
養生室に搬入する工程と養生した堆積物を養生室からプ
レス装置に搬入する工程とを平行して進行させることが
でき、それにより、プレス装置から解締後の堆積物を取
り出すサイクルを短縮することが可能となることから、
生産性は大きく向上する。また、新たに搬送手段を設け
ることは、従来のシンテムに大きな改変を加えることな
く、ほぼそのまま利用することが可能であり、解締用の
プレス装置を別に設ける等の多大な設備投資も必要とし
ないので、低コストでの生産性の向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧締養生を要する堆積物の生産シ
ステムの一実施の形態を説明する図。
【図2】従来の圧締養生を要する堆積物の生産システム
の一実施の形態を説明する図。
【図3】上記生産システムに用いられるプレス装置の作
動を説明する図。
【符号の説明】
1…プレス装置、1a…プレス装置の搬出口、1b…プ
レス装置の搬入口、11、12、13…レール、20…
硬化室(養生室)、30…待機スペース、40…第2の
搬送手段、110…堆積物、TR1〜5…第1〜5のト
ラバーサー、S…スタッキング装置、P…プリプレス装
置、L…回転式ローダー、UL…アンローダー装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧締養生を要する堆積物の生産システム
    であって、堆積物の圧締と解締を行うプレス装置と、圧
    締された堆積物を養生する養生室と、該プレス装置と該
    養生室との間に位置する堆積物の待機スペースと、該プ
    レス装置と該養生室との間を結ぶ第1の搬送手段と、該
    待機スペースと該プレス装置との間を結ぶ第2の搬送手
    段とを有しており、前記第1の搬送手段はプレス装置で
    圧締された堆積物を養生室に搬入するプロセスと養生室
    で養生した堆積物を前記待機スペースに搬送するプロセ
    スとを担当し、前記第2の搬送手段は前記待機スペース
    に置かれる養生した堆積物を前記プレス装置に搬送する
    プロセスを担当するようにされていることを特徴とする
    圧締養生を要する堆積物の生産システム。
JP03610197A 1997-02-20 1997-02-20 圧締養生を要する堆積物の生産システム Expired - Fee Related JP3277135B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03610197A JP3277135B2 (ja) 1997-02-20 1997-02-20 圧締養生を要する堆積物の生産システム
US08/825,470 US5849126A (en) 1997-02-20 1997-03-28 System for manufacturing stack of which manufacture involves pressing/clamping and curing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03610197A JP3277135B2 (ja) 1997-02-20 1997-02-20 圧締養生を要する堆積物の生産システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10230512A JPH10230512A (ja) 1998-09-02
JP3277135B2 true JP3277135B2 (ja) 2002-04-22

Family

ID=12460385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03610197A Expired - Fee Related JP3277135B2 (ja) 1997-02-20 1997-02-20 圧締養生を要する堆積物の生産システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5849126A (ja)
JP (1) JP3277135B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1118460A1 (en) * 2000-01-18 2001-07-25 Premark RWP Holdings, Inc. System and method for adhering laminate to an alternate substrate material

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1284607A (en) * 1968-09-21 1972-08-09 Komatsu Mfg Co Ltd A method of and apparatus for transferring formed articles between presses
JPS5934500A (ja) * 1982-08-23 1984-02-24 Hitachi Ltd ポンプ
US4543147A (en) * 1984-08-20 1985-09-24 Tetrahedron Associates, Inc. Laminating process and apparatus
US4689105A (en) * 1985-04-15 1987-08-25 Advanced Plasma Systems Inc. Multi-layer printed circuit board lamination apparatus
DE4107249A1 (de) * 1991-03-07 1992-09-10 Roemmler H Resopal Werk Gmbh Verfahren und vorrichtung zur herstellung von hochdruck-schichtpressstoffplatten
JP3230833B2 (ja) * 1992-03-27 2001-11-19 日立テクノエンジニアリング株式会社 ホットプレス
JPH0777237B2 (ja) * 1993-01-04 1995-08-16 日本電気株式会社 半導体記憶装置及びその製造方法
US5470428A (en) * 1993-06-24 1995-11-28 Alfred D. Lobo Co., L.P.A. Flow-through linear transfer system for making credit cards and the like, from synthetic resinous sheets
JPH08208354A (ja) * 1995-01-31 1996-08-13 Inasa Tekkosho:Kk 養生室製品押込・取出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10230512A (ja) 1998-09-02
US5849126A (en) 1998-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106584664B (zh) 带框预制板的生产线
CN201501027U (zh) 轻质混凝土墙板生产线全自动出坯配套设备
JP3277135B2 (ja) 圧締養生を要する堆積物の生産システム
EA015211B1 (ru) Лёгкая древесная панель и способ её изготовления
CN111300628A (zh) 一种蒸压加气混凝土生产线
JPH10180731A (ja) 成形部品の製法、成形用プレス及び成形部品
US6156251A (en) Method and plant for the manufacture of composite materials having a structured surface at one side
CN220763041U (zh) 一种预制构件生产线结构
CN219522514U (zh) 一种预制构件生产线
US20050217784A1 (en) Process for the production of hydraulic binder boards having tapered cut ends
CN219311592U (zh) 一种预制构件生产***
CN215094495U (zh) 一种半干法成型石膏砌块全自动生产线
JP3036872B2 (ja) 木質セメント成形物の成形装置
JPH041007A (ja) 発泡樹脂充填パネルの製造方法および装置
JPH0698611B2 (ja) 木質セメント板の製造方法と製造装置
JPS602304A (ja) 完全循環式押出成形引取法
KR20070111699A (ko) 난연성 섬유 판재 제조장치
JPS6239203A (ja) 補強セメント板の製造方法
JPH1110617A (ja) 繊維補強セメント板の製造方法
JPH0622805B2 (ja) 複合コンクリート製品の製造装置
CN116512411A (zh) 一种预制构件生产线
JPH04364903A (ja) 繊維補強セメント板の製造方法
JPH018326Y2 (ja)
JPS5934500B2 (ja) 圧締養生を要する堆積物の圧締クランプ並びに解締方法
JPS63274506A (ja) 瓦の製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees