JP3275923B2 - 電子装置におけるキースイッチ - Google Patents

電子装置におけるキースイッチ

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JP3275923B2
JP3275923B2 JP31791492A JP31791492A JP3275923B2 JP 3275923 B2 JP3275923 B2 JP 3275923B2 JP 31791492 A JP31791492 A JP 31791492A JP 31791492 A JP31791492 A JP 31791492A JP 3275923 B2 JP3275923 B2 JP 3275923B2
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switch
key
discharge
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ground pattern
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和良 本田
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Seiko Epson Corp
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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器へのデータや
制御コマンドを入力するためのキースイッチの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータを制御手段に使用
した電子装置にあっては、制御データやコマンドの入力
は、通常をパネル面に配置したキースイッチに頼ってい
る。このようなキースイッチは、図に示したように、回
路基板にスイッチを固定し、これの表面に、スイッチ操
作部に対応して窓を設けた枠体を介してキーの機能を明
示した可撓性シートを配置して構成されている。
【0003】ところで、人体は、衣服などとの摩擦によ
り数1000ボルト程度に帯電しており、スイッチ操作
時にときとしてスイッチあるいは他の電子部品との間に
放電が生じ、この放電電流がマイクロコンピュータ等の
電子部品に流れ込んでこれを破壊するという問題を抱え
ている。このような問題を解消するために、スイッチの
周囲に壁面を築くように金属のシールド板を基板に実装
することが行われているが、別部材を実装する手間を要
して組み立て作業が複雑になるという問題の他に、シー
ルド板が放電対極となる関係上、キートップに近い位置
に放電対極が存在することになり、かなり低い静電電位
でも放電を誘起してしまい、電子部品への放電電流に起
因するノイズが流れ込んで誤動作を引き起こしやすいと
いう問題がある。
【0004】このような問題を解消するために実開平2
−88276号公報に示されたようにスイッチが設けら
れている基板に、スイッチの周囲を包囲するグランドパ
ターンを形成する手法も提案されている。これによれば
回路パターンの形成に合わせて放電用のグランドパター
ンを形成できるため、作業能率の向上を図ることが可能
となる反面、スイッチの近傍に配置され、グランドパタ
ーンよりもキートップに近い他の電子部品との間で放電
を引き起こし、電子部品の破損を招くという問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題に鑑みてなされたものであって、その目的とすると
ころは放電電圧を可及的に高い値に保ちつつ、スイッチ
やこれの近傍に位置する電子部品との間での放電を確実
に防止することができる新規なキースイッチを提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るため本発明においては、外部操作により接点機構がオ
ンーオフされるスイッチと、前記スイッチが表面に実装
される回路基板と、前記スイッチの表面に当接され、か
つ前記スイッチの上面及び側周面を囲むカップ状のキー
トップと、前記キートップの周囲に形成され、端部が前
記回路基板に到達する電気絶縁材からなる側壁と、前記
回路基板の前記スイッチが実装される面に、前記側壁と
前記キートップとの空間の投影領域から前記側壁の外側
の領域に形成されたグランドパターンと、を備えるよう
にした。
【0007】
【作用】放電対極となるグランドパターンがキートップ
表面から可及的に離れた位置に存在するため、放電開始
電圧を高く維持して無用な放電を阻止し、またカップ状
に形成されているキートップと側壁部により放電空間が
規制されているため、極めて高い帯電電圧であっても電
子部品との間で放電を起こすことはない。
【0008】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。図2は本発明のキー入力構造を用
いた入力装置の一実施例を示すもので図中符号1は、ス
イッチボードで、図3(イ)に示したように基板表面2
には接点機構をオン、オフさせる作動杆3aを上面から
突出させたスイッチ3,3,3‥‥を固定するととも
に、スイッチ3を取り囲むようにグランドパターン4,
4,4‥‥を形成し、また必要に応じて表示パネル5を
固定して構成されている。これらグランドパターン4,
4,4‥‥は、回路基板2の裏面に形成されたアースパ
ターン6にスルーホール7,7‥‥を介して接続されて
いる。
【0009】再び図2に戻ってこれらスイッチ3,3,
3‥‥、及び表示パネル5は、コネクタ8を介してケー
ブルにより、キースイッチの組み込みを必要とする電子
機器に接続されている。10は、高分子材料などの電気
絶縁材料で構成されたフレーム部材で、スイッチボード
1のスイッチの位置に合わせてキートップ7,7,7‥
‥が形成され、また表示パネル5に合わせて窓18が形
成されている。図1(イ)、(ロ)はそれぞれキートッ
プ11近傍の構造を図2におけるA−A線、及びB−B
線における断面として拡大して示すものであって、キー
トップ11,11,11‥‥は、スイッチ3の下面以外
の部分を取り囲むようにカップ状に形成されていて、表
面の一側部を残してスリット13によって本体部12か
ら分離され、また凹部でもって形成される可撓部15に
より本体部12に対して回動可能に接続されている。キ
ートップ11を形成している側壁部11aは、その下端
11bがスイッチ3の作動可能な程度のストロークを生
みだすように回路基板2との間にギャップを確保するサ
イズに選択され、また中央部にはスイッチ3の作動杆3
aに常時当接する突起11cが形成されている。
【0010】一方、フレーム部材10の本体12のキー
トップ11の周囲には、キートップ11の運動を妨げな
い程度のギャップを確保するようにしてキートップ11
を囲む壁面部12aが形成されていて、その下端12b
がグランドパターン4の表面に当接していて本体12の
支持部材を兼ねている。そして壁面部12aは、その高
さをキートップ11とグランドパターン4との距離を放
電可能電圧、たとえば1000ボルト程度で放電を起こ
させる場合には10ミリメートル程度を規制する値に選
択されている。これらキートップ11,及び本体12
は、プラスッチックの射出成形により一体に構成した
り、またキートップを後付けとして構成することができ
る。
【0011】このように構成されたフレーム部材10
は、キートップ11をスイッチボード1のスイッチ3,
3,3‥‥に対向させて被せられ、スイッチボード1の
裏面にベースフレーム20を当てて、ネジなどで3者を
一体に固定し、またフレーム部材10の上面に化粧シー
ト21を固定してキー入力装置として組み上げられる。
また、必要に応じて固定ボルトにより接地スプリング2
2,22がベースプレート20に導電関係を持つように
固定される。
【0012】この実施例において、スイッチ3を操作す
べく所定のキートップ11を指Fにより押圧すると、キ
ートップ11が可撓部15を中心に下方に回動し、突起
11cを介してスイッチ3の操作が可能となり、スイッ
チ3がオン、オフして所定の信号が装置本体に出力す
る。一方、操作者が比較的低い電圧、例えば3000ボ
ルト程度に帯電している状態で操作を行うと、キートッ
プ3とグランドパターン4との距離が十分に確保され、
かつスイッチ3の周辺がキートップ11の側壁部11a
や本体12の壁面部12aなどの絶縁材により包囲され
ているため、電荷が無用に放電することがなく、したが
って必要な信号が装置本体に確実に出力される。
【0013】他方、操作者が1000ボルト以上という
非常に高い電圧に帯電している場合には、キートップ1
1の表面とグランドパターン4との間隙による絶縁が破
壊されて放電が生じる。しかしながら、キートップ11
がカップ状に形成されており、またこれに周囲には本体
から延びる側壁12aにより放電路が規制され、かつこ
れら部材により形成される空間23の射影以上の面積に
グランドパターンが形成されているため、スイッチ3や
これの近傍に配置されている電子部品が放電の対極とな
ることがなく、確実にグランドパターン4との間で放電
路24を形成するから(図4)、電子部品を破壊するこ
となく人体の電荷を逃がすことになる。
【0014】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば
人体に帯電した電荷の放電電圧を可及的に高く維持して
無用な放電を阻止し、もって装置本体の信頼性を維持す
るとともに、スイッチの絶縁を破壊する程度にまで高い
電荷に対しては側壁の外側のグランドパターンに限定し
て放電を生じさせて装置全体の破壊を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のキー
スイッチの構造を拡大して示す断面図である。
【図2】本発明のキースイッチの一実施例を示す組み立
て分解斜視図である。
【図3】同図(イ)、(ロ)は、それぞれ同上スイッチ
ボードの表面構造、及び裏面構造の一実施例を示す斜視
図である。
【図4】同上キースイッチの放電経路を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 スイッチボード 2 基板 3 スイッチ 4 グランドパターン 6 アースパターン 10 フレーム部材 11 キートップ 12a 側壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−69324(JP,U) 実開 昭61−87419(JP,U) 実開 平4−21034(JP,U) 実開 昭62−37139(JP,U) 実開 平5−79828(JP,U) 実開 平1−135622(JP,U) 実開 平4−54114(JP,U) 実開 昭60−51841(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 21/00 H01H 13/02 H05F 3/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部操作により接点機構がオンーオフさ
    れるスイッチと、 前記スイッチが表面に実装される回路基板と、 前記スイッチの表面に当接され、かつ前記スイッチの上
    面及び側周面を囲むカップ状のキートップと、 前記キートップの周囲に形成され、端部が前記回路基板
    に到達する電気絶縁材からなる側壁と、前記回路基板の前記スイッチが実装される面に、 前記側
    壁と前記キートップとの空間の投影領域から前記側壁の
    外側の領域に形成されたグランドパターンと、 を備えた電子装置におけるキースイッチ。
JP31791492A 1992-11-02 1992-11-02 電子装置におけるキースイッチ Expired - Lifetime JP3275923B2 (ja)

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JP4741959B2 (ja) * 2006-02-21 2011-08-10 シチズン電子株式会社 小型スイッチ
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