JP3275566B2 - 液体容器用口栓とキャップとのセット - Google Patents

液体容器用口栓とキャップとのセット

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JP3275566B2 JP23070694A JP23070694A JP3275566B2 JP 3275566 B2 JP3275566 B2 JP 3275566B2 JP 23070694 A JP23070694 A JP 23070694A JP 23070694 A JP23070694 A JP 23070694A JP 3275566 B2 JP3275566 B2 JP 3275566B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙容器からなる液体容
器の口栓とこれを覆うキャップとのセットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、紙容器からなる液体容器の注出口
部分においては、液体容器に取り付けられた口栓本体の
注出筒の内部に中栓が配置されるとともに、前記注出筒
にキャップを螺着する構成としたものがあり、キャップ
の取り外し後に前記中栓を押し込んで、注出筒の底部開
口を閉鎖しているフィルム(口栓本体が容器内方側から
液体容器の注出口に取り付けられる場合)、或いは液体
容器の注出口を閉鎖しているフィルム(口栓本体が容器
外方側から注出口に対して取り付けられる場合)を破断
するようにしたものがあった。
【0003】このような中栓を有する場合、口栓本体を
容器に溶着する際の超音波の振動によって、フィルム
(注出筒の底部開口を閉鎖しているもの)の中央付近に
ピンホールが発生するという問題があり、また、注出口
部分を構成する部材がフィルム、口栓本体、中栓、キャ
ップとの4部材になって素材コストが高くなるととも
に、開封に際して前記中栓を押し込むのに大きな力を要
することから、昨今においては、つぎのものが提案され
ている。即ち、口栓本体の注出筒の下部開口をフィルム
にて予め覆い、或いは容器本体の取付孔をフィルムにて
予め覆い、キャップの天板裏面から垂下させた筒状の取
付壁の下端全周を前記フィルムに溶着させて、キャップ
の取り外し回転に際して前記フィルムが取付壁の回転に
て破り取られるようにして開封となる構成のものがある
(特開平1−240443号公報、実開平2−4003
1号公報、実開平3−84728号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記環
状の取付壁の下端をフィルムに溶着させているもので
は、キャップの初期取り外し回転時、即ち開封時に、キ
ャップの回転力が、前記取付壁が対応しているフィルム
に均等に受け止められてしまい、よって、キャップに多
大な回転力を加えて回転させないとフィルムが破断され
ず、開封操作が容易に行えないという不都合が生じてい
る。
【0005】そこで本発明は上記課題を考慮してなされ
たものであり、キャップの回転によりフィルムを破断し
て開封するようにした構造において、フィルムのピンホ
ールを生じさせず、かつ、キャップの回転力を局部的に
フィルムに伝えてフィルムを破断し易くすることを課題
とし、開封操作が容易に行えるようにすることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、口栓本体の注出筒の下部開口をフ
ィルムにより覆い、注出筒に螺着するキャップの天板裏
面から前記フィルムに向けて裾部を垂下し、該裾部の下
端に、注出筒の下部開口の内周に沿って間隔をとった複
数の取付座を設け、該取付座を介して前記裾部とフィル
ムとが溶着されていることを特徴とする液体容器用口栓
とキャップとのセットを提供し、さらに前記取付座が、
注出筒の下部開口の内周に沿う方向に所定長さの延設部
を有している液体容器用口栓とキャップとのセットを提
供して、上記課題を解消するものである。
【0007】
【作用】本発明において、裾部の下端にある取付座が、
注出筒の下部開口の内周に沿って間隔をとって配置され
ているため、キャップを取り外し方向に回転させたと
き、フィルムに対して局部的に力が加わるようになって
フィルムが破れ易くなる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明を図1から図4に示す一実施例
に基づいて詳細に説明する。図中1はキャップであり、
該キャップ1は、図2に示すように、容器本体aの取付
孔bに容器内方側から取り付けられた口栓本体2の注出
筒3に螺着するものであり、そのキャップ1の天板4の
裏面から、前記注出筒3の下部開口を覆っているフィル
ム(アルミ層を有する樹脂積層フィルム)5に向けて垂
下した裾部6を一体に有している(図3)。
【0009】前記裾部6は、図1に示すように横断面十
字状とされた形状を有しており、注出筒3の内径にほぼ
対応した幅寸法を有してその注出筒3内で回転できる形
状とされている。そして前記裾部6の下端には、注出筒
3の内周側に寄った位置に取付座7が設けられており、
この取付座7それぞれは、注出筒3の下部開口の内周に
沿う方向にして、かつ、キャップ1の取り外し回転方向
に伸びる延設部8を有している。この取付座7は、注出
筒3の下部開口の内周方向に間隔をとって配置されたも
のとなり、この配置状態にて上記フィルム5に溶着され
ている(図2)。このように、取付座7が間隔をとって
配置されフィルム5に溶着されていることから、即ち、
上記裾部6の下端が注出筒3の下部開口の内周方向に沿
う位置で部分的にフィルム5に連結されていることか
ら、キャップ1を初期取り外し方向に回転させたとき、
その回転力がフィルム5に対して局部的に伝えられるよ
うになり、よってフィルム5には局部的に力が加えられ
ることからこのフィルム5が破断し易くなり、図4に示
すようにフィルム5が開封される。
【0010】なお、上記実施例においては裾部を四方に
向かう十字状としたが、これに限定されるものではな
く、三方に向かう断面形状、六方に向かう形状など採用
することができる。さらにこの裾部を筒状とし、その下
端周方向に間隔をとって取付座を設けるようにしてもよ
い。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液体容器
用口栓とキャップのセットは、口栓本体の注出筒の下部
開口をフィルムにより覆い、注出筒に螺着するキャップ
の天板裏面から前記フィルムに向けて裾部を垂下し、該
裾部の下端に、注出筒の下部開口の内周に沿って間隔を
とった複数の取付座を設け、該取付座を介して前記裾部
とフィルムとが溶着されていることを特徴とするもので
ある。これによって、キャップを初期取り外し方向に回
転させたときに、フィルムに対して局部的に回転力が加
わるようになってフィルムが破断し易くなり、よって大
きな力を要することなく、キャップの回転操作により簡
単に開封できる。また、口栓本体を容器に溶着する際の
超音波の振動を裾部が吸収するため、フィルムにピンホ
ールが発生するのを防止することができるようになるな
ど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体容器用口栓とキャップのセッ
トの一実施例におけるキャップを示す説明図である。
【図2】一実施例における口栓とキャップの取付状態を
断面で示す説明図である。
【図3】一実施例におけるキャップを断面で示す説明図
である。
【図4】開封されたフィルムを示す説明図である。
【符号の説明】
1…キャップ 2…口栓本体 3…注出筒 5…フィルム 6…裾部 7…取付座 8…延設部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 47/36 B65D 51/20 B65D 5/74 WPI/L(QUESTEL)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】口栓本体の注出筒の下部開口をフィルムに
    より覆い、注出筒に螺着するキャップの天板裏面から前
    記フィルムに向けて裾部を垂下し、該裾部の下端に、注
    出筒の下部開口の内周に沿って間隔をとった複数の取付
    座を設け、該取付座を介して前記裾部とフィルムとが溶
    着されていることを特徴とする液体容器用口栓とキャッ
    プとのセット。
  2. 【請求項2】上記取付座は、注出筒の下部開口の内周に
    沿う方向に所定長さの延設部を有している請求項1記載
    の液体容器用口栓とキャップとのセット。
JP23070694A 1994-08-31 1994-08-31 液体容器用口栓とキャップとのセット Expired - Fee Related JP3275566B2 (ja)

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