JP3275169B2 - リヤスポイラの構造 - Google Patents

リヤスポイラの構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本願発明は、自動車の車体後部に取付けら
れて使用されるリヤスポイラの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リヤスポイラの一例としては、合
成樹脂をブロー成形することにより、車幅方向に延びる
上壁部と下壁部とによって縦断面形状が中空の翼形状に
形成されたものがある。このような構成によれば、リヤ
スポイラが中空形状であるため、その軽量化が図れる。
また、その成形作業も容易であり、製造コストの低減化
が図れる利点も得られる。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら、上記従来のリ
ヤスポイラでは、全体が中空形状であるために、リヤス
ポイラの各所を薄肉に形成すると、その剛性がかなり小
さくなる。したがって、従来では、リヤスポイラを自動
車の車体後部に取付けた場合には、上下厚み方向に曲げ
変形を生じて振動し、いわゆるぐらつきを生じ易いとい
う不具合があった。とくに、この種のリヤスポイラは、
その前端縁部を車体後部に取付けることによって、その
後端縁部を車体後部よりも後方へ張り出すように設定す
る必要があるが、このような片もち状の取付け状態にお
いて上記後端縁部の張り出し量を大きくした場合には、
この張り出し部分の剛性が一層乏しくなり、上述した不
具合が一層顕著となっていた。その一方、上記リヤスポ
イラの各所の肉厚を大きくすれば、上記不具合はある程
度は抑制できるものの、これではリヤスポイラの重量が
増加し、また製造コストの上昇を招いてしまう。
【0004】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、リヤスポイラの重量の増大化や
製造コストの上昇などを極力生じさせないようにして、
リヤスポイラの剛性を効率良く高め、振動などを生じ難
くすることをその課題としている。
【0005】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0006】本願発明は、車幅方向に延びる上壁部と下
壁部とによってその短手方向縦断面形状が中空の翼形状
に形成されており、かつ上記下壁部の前端縁部が自動車
の車体後部に取付けられていることにより、上記上壁部
と下壁部とのそれぞれの後端縁部が車体後部の後方へ張
り出しているリヤスポイラの構造であって、上記リヤス
ポイラの下壁部のうち、上記車体後部へのリヤスポイラ
の取付け箇所よりも車両後方の位置には、上記下壁部の
一部が上方へ突出するように曲げ形成されたビードが全
体として車幅方向に延びるように形成されており、かつ
上記ビードとしては、車幅方向に間隔を隔てて複数設け
られた第1のビードと、これら複数の第1のビードの相
互間に位置してそれら複数の第1のビードどうしを繋ぐ
ように車幅方向に延びる複数の第2のビードとがあり、
上記複数の第1のビードは、上記複数の第2のビードよ
りも上方へ突出するように曲げ形成されて上記上壁部と
繋がっていることを特徴としている。
【0007】本願発明においては、リヤスポイラにビー
ドを形成しているが、このビードはリヤスポイラの下壁
部の一部を上方に突出させるように曲げ形成したもので
あるため、このビードの存在によってリヤスポイラの剛
性もしくは強度が高まり、とくに上下方向の負荷に対す
る強度が高められることとなる。また、上記ビードは、
リヤスポイラの車体後部への取付け箇所よりも車両後方
位置に設けられているために、リヤスポイラの車体後部
よりも車両後方に張り出している部分の剛性を効率良く
高めることができる。さらに、上記ビードは全体として
リヤスポイラの長手方向に延びるように形成されている
から、車体後部よりも車両後方に張り出しているリヤス
ポイラの後端縁部の長手方向の各所の剛性を上記ビード
の存在によって高めることができる。したがって、本願
発明では、リヤスポイラの各部をさほど厚肉にすること
なく、リヤスポイラ全体の重量が増大することを極力抑
制しつつ、リヤスポイラの車体後部よりも車両後方に張
り出した部分の剛性を高めることができ、これによりリ
ヤスポイラの各所が容易に曲げ変形や振動を生じないよ
うにすることができるという効果が得られる。むろん、
本願発明では、リヤスポイラを従来どおり中空状として
いるために、このリヤスポイラをたとえばブロー成形に
よって安価に製造することが可能である。
【0008】
【0009】本願発明においては、リヤスポイラの上壁
部と下壁部との複数箇所は、第1のビードを介してリヤ
スポイラの厚み方向に一体的に繋がった構造となる。し
たがって、リヤスポイラの剛性がより効率良く高めら
れ、リヤスポイラの後端縁部にリヤスポイラの上下厚み
方向の振動や曲げ変形を一層生じないようにすることが
できる。また、上記第1のビードを車幅方向に間隔を隔
てて複数設けた上で、これら複数の第1のビードどうし
を第2のビードによって繋げた構成としているために、
これら複数のビードが互いに繋がっていることによって
も、リヤスポイラの全長域の剛性を一層高めることがで
きる。さらには、第2のビードについては比較的小さな
サイズのビードとして形成すればよいこととなって、リ
ヤスポイラの重量の増大化を抑制する上で有利となる。
すなわち、リヤスポイラに設けられたビードの全長域の
上部がリヤスポイラの上壁部に繋がるようにしたので
は、このビードが非常に大きなサイズとなってしまい、
リヤスポイラの重量の増大化などを招くが、上記構成に
よれば、そのような不具合を無くすことができる。
【0010】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記リヤスポイラの下壁部には、上記車体後部に設けら
れているウオッシャノズルを上記リヤスポイラの下方に
配置させるための凹部を形成する第3のビードが設けら
れており、かつこの第3のビードの下面には、上記ウオ
ッシャノズルから噴射されるウオッシャ液がこの下面に
当たってからその下方に位置するリヤウインドウガラス
の表面に供給されるように、後ろ下がり状に傾斜した傾
斜面部が設けられている構成とすることができる。
【0011】このような構成によれば、リヤスポイラに
設けられた第3のビードによって形成された凹部内にウ
オッシャノズルを配置させることにより、ウオッシャノ
ズルとリヤスポイラとを互いに干渉させることなく、こ
れらウオッシャノズルとリヤスポイラとのそれぞれの取
付けが適切に行える。また、上記ウオッシャノズルから
ウオッシャ液を噴射させた場合には、このウオッシャ液
が上記第3のビードの下面の傾斜面部に当たってからそ
の下方のリヤウインドウガラスの表面に供給されること
となる。したがって、たとえばウオッシャノズルがリヤ
ウインドウガラスとの関係においてウオッシャ液をその
表面に直接噴射させることが難しい位置関係に設けられ
るような場合であっても、リヤウインドウガラスにウオ
ッシャ液を確実に噴射させることができる利点が得られ
る。
【0012】さらに、上記第3のビードの傾斜面部は後
ろ下がり状に傾斜しているために、上記第3のビードに
よって形成されたリヤスポイラの凹部やこの凹部内に配
されているウオッシャノズルが車両後方の外部から不体
裁に見えにくくすることも可能となる。したがって、車
体後部の見栄えを良好にできる利点も得られる。すなわ
ち、従来では、リヤスポイラの下方にウオッシャノズル
を配置する場合には、たとえばリヤスポイラの下面に比
較的大きな開口面積の切欠凹部を形成し、この切欠凹部
内に配されたウオッシャノズルから噴射されたウオッシ
ャ液がリヤウインドウガラスに直接当たるようにしてい
た。ところが、このような従来の構造では、上記リヤス
ポイラを車両後方から見た場合に、切欠凹部の開口部や
その奥に位置するウオッシャノズルが不体裁なかたちに
見え、これが車両の見栄えを悪化させていた。これに対
し、本願発明の上記構成によれば、そのような不具合は
なく、車両の外観体裁を良好にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0014】図1は、本願発明に係るリヤスポイラの構
造の一例を示す一部破断要部斜視図である。図2は、図
1のII−II断面図である。図3は、図1のIII −III 断
面図である。図4は、図1のIV−IV断面図である。図5
は、図1のV−V断面図である。これらの図において、
矢印Frは車両前方を示し、矢印Upは車両高さ方向上
方を示し、矢印Ouは車幅方向外方を示す。
【0015】図1において、リヤスポイラ1は、自動車
のルーフ2の後部上面に取付けられており、いわゆるル
ーフスポイラとして用いられている。むろん、本願発明
は、リヤスポイラをルーフに設けるのに代えて、バック
ドアの上部、あるいはトランクルームの上面後部に設け
るような場合にも適用することができ、本願発明でいう
車体にはバックドアも含まれる。同図では、リヤスポイ
ラ1の一部(左半部分)を省略しているが、このリヤス
ポイラ1は上記ルーフ2の車幅方向一端部から他端部ま
で延びており、その長手方向中心部を中心として左右対
称な形状となっている。
【0016】上記リヤスポイラ1は、たとえばブロー成
形法によって成形された合成樹脂製であり、その短手方
向縦断面形状は、基本的には、自動車走行時にダウンフ
ォースを発生可能なように、航空機の翼を上下逆向きに
した中空の翼形状である。より具体的には、上記リヤス
ポイラ1は、上方に膨らんだ縦断面形状の上壁部10と
下方に膨らんだ縦断面形状の下壁部11とをそれらの前
後端部の位置において一体的に繋げた中空状であり、上
記上壁部10および下壁部11は、いずれも車幅方向に
延びている。
【0017】ただし、上記下壁部11には、ボルト4や
クリップピン4Aが適宜本数設けられているとともに、
複数の第1のビード31、複数の第2のビード32、お
よび1つの第3のビード33が設けられている。
【0018】上記ボルト4は、上記リヤスポイラ1をル
ーフ2の後部に固定して取付けるためのものであり、上
記下壁部11の長手方向両端部のそれぞれにその上部が
埋設されている。上記ボルト4は、インサート成形法に
よってリヤスポイラ1に埋設することが可能である。図
2によく表れているように、上記リヤスポイラ1の取付
け対象となるルーフ2の後部20は、たとえばアウタ部
材20aとインナ部材20bとを結合した中空構造を有
している。上記リヤスポイラ1は、その下壁部11の前
端縁部が上記アウタ部材20a上に配置された上で、上
記ボルト4が上記アウタ部材20aのボルト挿通穴21
に挿通してナット22と螺合していることにより、これ
らボルト4とナット22との締付けによって上記アウタ
部材20aに固定して取付けられている。
【0019】上記クリップピン4Aは、上記ボルト4を
用いてのリヤスポイラ1の取付け固定を補助するための
ものであり、上記リヤスポイラ1の長手方向中間部に適
当な間隔で複数設けられている。このクリップピン4A
についても、上記ボルト4と同様に、インサート成形法
によって上記リヤスポイラ1内への一部埋設が可能であ
る。図3によく表れているように、上記クリップピン4
Aは、その軸部40に拡縮弾性変形可能な膨出部40a
が形成されたものであり、上記アウタ部材20aのピン
挿通穴24に対して抜止め状態に挿通している。なお、
本願発明では、上記クリップピン4Aやボルト4を用い
る手段に加え、たとえば接着剤を用いるなどして、リヤ
スポイラ1をルーフ2の後部20に対してより確実かつ
強固に取付けるようにしてもよい。
【0020】上記複数の第1のビード31は、図1によ
く表れているように、車幅方向に互いに適当な間隔を隔
てて位置するように設けられている。これら複数の第1
のビード31のそれぞれは、その車幅方向の幅Laや車
両前後方向の幅Lbは比較的小さな幅に形成されたもの
であるが、図4によく表れているように、リヤスポイラ
1の下壁部11の一部を上方へ大きく曲げて、その上部
を上壁部10に一体的に繋げた構造となっている。上記
各第1のビード31は、ルーフ2に対するリヤスポイラ
1の取付け箇所、すなわちリヤスポイラ1の下壁部11
をルーフ2に固定させるための上記ボルト4やクリップ
ピン4Aの取付固定箇所よりも車両後方側に位置してい
る。
【0021】上記複数の第2のビード32は、図1によ
く表れているように、上記複数の第1のビード31の相
互間に位置して、それら複数の第1のビード31,31
どうしを互いに繋ぐように車幅方向に延びるビードであ
る。これら複数の第2のビード32のそれぞれは、図2
および図3によく表れているように、リヤスポイラ1の
下壁部11の一部を上方へ曲げた部分であるが、先に述
べた第1のビード31ほどは上方へ大きく曲げられてお
らず、したがってリヤスポイラ1の上壁部10とは繋が
っていない。これら第2のビード32も、上記第1のビ
ード31と同様に、ルーフ2に対するリヤスポイラ1の
取付け箇所よりも車両後方に位置している。
【0022】上記第3のビード33は、図1によく表れ
ているように、上記下壁部11の長手方向略中央部に設
けられている。この第3のビード33は、他の第1のビ
ード31や第2のビード32と同様にリヤスポイラ1の
強度を高める役割を果たすのに加え、図5によく表れて
いるように、ウオッシャノズル5とリヤスポイラ1との
干渉を回避させる役割をも果たす。すなわち、この第3
のビード33は、リヤスポイラ1の下壁部11の一部を
上方へ曲げて形成されたビードであるが、この第3のビ
ード33の下方にはウオッシャノズル5の配置スペース
となる凹部34が形成されている。ウオッシャノズル5
は、車体のルーフ2の後部20の長手方向略中央部にお
いてそのアウタ部材20aの下方からその上方に突出し
て設けられている。
【0023】上記凹部34は、ウオッシャノズル5の配
置箇所から車両後方へ延びており、上記ウオッシャノズ
ル5から噴射されるウオッシャ液の通路としての役割を
も果たすように形成されている。上記凹部34を形成す
る第3のビード33の下面のうち、上記ウオッシャノズ
ル5よりも車両後方の部分は、後ろ下がりに傾斜した傾
斜面部35として形成されており、この傾斜面部35は
車体の後部20から車両後方に延びる自動車のリヤウイ
ンドウガラス6の上部に位置している。
【0024】次に、上記リヤスポイラの構造の作用につ
いて説明する。
【0025】まず、上記リヤスポイラ1は、その下壁部
11の前端縁部がルーフ2に取付けられ、上記下壁部1
1や上壁部10のそれぞれの後端縁部は、ルーフ2の後
部よりも車両後方に張り出している。したがって、本来
ならば、この車両後方に張り出している部分の剛性は小
さく、車両走行時などに上下方向に安易に振動し易くな
る。ところが、上記リヤスポイラ1では、ルーフ2より
も車両後方に張り出した部分に、第1のビード31、第
2のビード32、および第3のビード33(この第3の
ビード33に限ってはその一部)が設けられているため
に、リヤスポイラ1の後部の車両後方への張り出し部分
の剛性がそれらビードによって高められている。したが
って、上記リヤスポイラ1の張り出し部分が安易に上下
方向に振動することが防止される。
【0026】とくに、複数の第1のビード31のそれぞ
れは、上壁部10と繋がっており、さらにはこれら複数
の第1のビード31は車幅方向に延びる第2のビード3
2を介して互いに繋がっているために、上記リヤスポイ
ラ1の剛性はより効率良く、長手方向の各所にわたって
高められる。その結果、リヤスポイラ1に剛性感をもた
せ、その上下厚み方向の振動をより生じ難くすることが
できる。
【0027】一方、ウオッシャノズル5からウオッシャ
液を噴射させると、このウオッシャ液は、図5の矢印に
示すように、第3のビード33の下面の傾斜面部35に
当たってから、その下方のリヤウインドウガラス6の表
面に供給されることとなる。このようなウオッシャ液の
供給方法を採用すれば、ウオッシャノズル5をリヤウイ
ンドウガラス6の表面に直接対向させる必要がなくな
る。したがって、ウオッシャノズル5をルーフ2の上面
から大きな寸法で突出させるような必要を無くすことが
可能となり、ウオッシャノズル5の取付けに便宜が図れ
ることとなる。また、上記傾斜面部35は、後ろ下がり
の傾斜状であるから、この傾斜面部35に付着したウオ
ッシャ液を、リヤウインドウガラス6の表面上に略確実
に滴下させることができることは勿論のこと、上記リヤ
スポイラ1を車両後方側から見た場合には、凹部34の
開口部が大きく目立たないようになる。また、上記傾斜
面部35の終端は、ウオッシャノズル5よりも低い位置
にあり、ウオッシャノズル5が目隠しされて、外部から
見えない状態となる。したがって、リヤスポイラ1が煩
雑に見えることを防止し、その見栄えを良好にできるこ
ととなる。
【0028】なお、本願発明に係るリヤスポイラの構造
の各部の具体的な構成は、上記実施形態に限定されず、
種々に設計変更自在である。
【0029】上記実施形態では、ウオッシャノズルを配
置させるための第3のビードをリヤスポイラに設けてい
るが、むろん、ウオッシャノズルが車体後部に設けられ
ていないような場合、あるいはリヤスポイラとウオッシ
ャノズルとを車両前後方向に位置ずれさせて設けるよう
な場合には、上記したような第3のビードをリヤスポイ
ラに設ける必要はない。
【0030】本願発明においては、リヤスポイラに設け
られるビードとして、第1のビードと第2のビードとが
あるが、それらビードの具体的な構成も、上記実施形態
に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るリヤスポイラの構造の一例を示
す一部破断要部斜視図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII −III 断面図である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】図1のV−V断面図である。
【符号の説明】
1 リヤスポイラ 2 ルーフ 5 ウオッシャノズル 6 リヤウインドウガラス 10 上壁部 11 下壁部 31 第1のビード 32 第2のビード 33 第3のビード 34 凹部 35 傾斜面部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向に延びる上壁部と下壁部とによ
    ってその短手方向縦断面形状が中空の翼形状に形成され
    ており、かつ上記下壁部の前端縁部が自動車の車体後部
    に取付けられていることにより、上記上壁部と下壁部と
    のそれぞれの後端縁部が車体後部の後方へ張り出してい
    るリヤスポイラの構造であって、 上記リヤスポイラの下壁部のうち、上記車体後部へのリ
    ヤスポイラの取付け箇所よりも車両後方の位置には、上
    記下壁部の一部が上方へ突出するように曲げ形成された
    ビードが全体として車幅方向に延びるように形成されて
    おり、かつ、 上記ビードとしては、車幅方向に間隔を隔てて複数設け
    られた第1のビードと、これら複数の第1のビードの相
    互間に位置してそれら複数の第1のビードどうしを繋ぐ
    ように車幅方向に延びる複数の第2のビードとがあり、 上記複数の第1のビードは、上記複数の第2のビードよ
    りも上方へ突出するように曲げ形成されて上記上壁部と
    繋がっている ことを特徴とする、リヤスポイラの構造。
  2. 【請求項2】 上記リヤスポイラの下壁部には、上記車
    体後部に設けられているウオッシャノズルを上記リヤス
    ポイラの下方に配置させるための凹部を形成する第3の
    ビードが設けられており、かつこの第3のビードの下面
    には、上記ウオッシャノズルから噴射されるウオッシャ
    液がこの下面に当たってからその下方に位置するリヤウ
    インドウガラスの表面に供給されるように、後ろ下がり
    状に傾斜した傾斜面部が設けられている請求項1に記載
    のリヤスポイラの構造。
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