JP3273724B2 - コネクタの接続方法及び接続構造 - Google Patents

コネクタの接続方法及び接続構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気ユニット同士
の電気的接続に用いられるコネクタの接続方法及び接続
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気ユニット同士の電気的接続
(例えば車両のダッシュボードとインストゥルメントパ
ネルとの電気的接続)には、コネクタが用いられる。例
えば、相互連結される第1のユニットと第2のユニット
とがある場合、第1のユニットに第1のコネクタが、第
2のユニットに第2のコネクタがそれぞれ設けられ、コ
ネクタ同士の結合によって、両ユニット間の電気的接続
がなされる。
【0003】ここで、上記コネクタ同士を結合する方法
としては、次の2つに大別される。
【0004】A)予め第1のユニットに第1のコネクタ
を固定し、第2のユニットに第2のコネクタを固定して
おき、両ユニット同士が連結される際に、両コネクタの
ハウジング同士が嵌合するように、第1のユニットに対
する第1のコネクタの固定位置、及び第2のユニットに
対する第2のコネクタの固定位置を設定する。
【0005】B)第1のユニットに第1のコネクタを固
定する一方、第2のユニットからは電線を介して第2の
コネクタをぶら下げておき、まず両ユニット同士の連結
を行ってから、上記第2のコネクタを第1のコネクタに
接続する。
【0006】しかし、A)の方法では、各ユニットに対
するコネクタの取付位置に少しでも誤差があると、コネ
クタ同士の接続が不能となるおそれがある。また、コネ
クタがユニットに対して正確な位置に取付けられていて
も、実際に両コネクタのハウジング同士をうまく嵌合さ
せながら第1のユニットと第2のユニットとを連結する
といった作業は非常に難しい。従って、両ハウジングが
うまく嵌合していないにも関わらず強引に両ユニットの
連結作業が行われる等して、コネクタハウジングが破損
に至るおそれがある。
【0007】一方、B)の方法では、第2のユニットを
第1のユニットに連結する前の段階で、この第2のユニ
ットから第2のコネクタが電線を介してぶら下がった状
態にあるので、組立ラインで上記電線に物が引掛かる等
してこの電線に過大な張力が作用し、断線や端子抜けと
いったトラブルを引き起こすおそれがある。また、ユニ
ット同士の連結が終了した段階で、第2のコネクタは第
1のコネクタから大きく離れた位置にあるので、この第
2のコネクタを探し出してから第1のコネクタに接続す
るという作業が必要であり、非常に面倒である。
【0008】そこで従来は、一方のユニットにはコネク
タを通常通り固定する一方、他方のユニットにはこのユ
ニットに対してコネクタ接続方向と直交する方向に変位
可能にコネクタを取付けるようにした構造が、知られて
いる(例えば実開昭64−27982号公報参照)。こ
の種の構造の概略を図14(a)に示す。図において、
第1のユニットU1には、雌型ハウジングをもつコネク
タC1が完全に固定される一方、第2のユニットC2に
は、雄型ハウジングをもつ第2のコネクタC2がコネク
タ接続方向(図では上下方向)と直交する方向に変位可
能に取付けられている。具体的には、上記第2のコネク
タC2のハウジングのつけ根に鍔部90が形成され、第
2のユニットU2に上記鍔部90を押える押え片92が
形成されている。さらに、この押え片92の内側にバネ
94が挿入され、このバネ94の弾発力によってコネク
タC2が所定位置に保持されている。
【0009】この構造によれば、第1のユニットC1に
おける第1のコネクタC1の固定位置、もしくは第2の
ユニットC2における第2のコネクタC2の保持位置に
多少誤差があっても、バネ94の弾発力に抗する第2の
コネクタC2の変位によって上記誤差を吸収することが
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の場合、第1
のコネクタC1のハウジング内への第2のコネクタC2
のハウジングの嵌入途中で、両ユニットU1,U2同士
が誤って相対的に少しでも傾けられると、第2のコネク
タC2及びこれを保持している押え片92に大きな曲げ
モーメントが作用し、上記鍔部90もしくは押え部92
を破損してしまうおそれがある(図14(b)のA部参
照)。
【0011】なお、特開平5−54933号公報には、
両コネクタの端子を保護すべく、両ユニット同士が連結
された状態で、コネクタハウジング同士は嵌合するが両
端子同士は嵌合されないようにし、ユニット連結が完全
に終了した状態で回動操作することによりはじめて両端
子同士が嵌合されるように構成したコネクタ接続構造が
示されているが、この構造では両端子の保護は確実にな
されるものの、コネクタハウジングの保護はなされてお
らず、依然として、両ユニット同士の連結の際にはコネ
クタハウジングが破損に至るおそれがある。
【0012】本発明は、このような事情に鑑み、ユニッ
ト同士の連結の際にコネクタハウジングを確実に保護
し、かつユニット連結終了後に両コネクタを容易且つ確
実に接続できるコネクタの接続方法及び接続構造を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、第1のユニットに固定された
第1のコネクタと、上記第1のユニットに連結される第
2のユニット側に設けられた第2のコネクタとを接続す
るためのコネクタの接続方法において、上記第2のユニ
ットに上記第2のコネクタを係脱可能に仮係止させ、上
記第1のユニットと第2のユニットとが連結された状態
で上記第2のユニットに仮係止されている第2のコネク
タのハウジングと第1のコネクタのハウジングとが相対
向して離間するように上記第1のユニットにおける第1
のコネクタの固定位置及び第2のユニットにおける第2
のコネクタの仮係止位置を設定しておき、両ユニットを
連結した後、上記第2のコネクタのハウジングを上記第
2のユニットから離脱させて上記第1のコネクタのハウ
ジングに嵌合するものである。
【0014】この方法によれば、第1のユニットと第2
のユニットとを連結した段階で、まだ両コネクタのハウ
ジング同士は接触しないので、このユニット連結時に両
ハウジングが破損することが確実に回避される。そし
て、ユニット連結完了後に上記第2のユニットから第2
のコネクタのハウジングを離脱させて第1のコネクタの
ハウジングに嵌合することにより、両コネクタ同士を確
実に接続できる。
【0015】ここで、両ユニットを連結した後、両コネ
クタのハウジング同士の締結を行ってその締結力で上記
第2のコネクタのハウジングを上記第2のユニットから
離脱させるようにすれば、両コネクタ同士の締結作業を
行うだけで、その締結力を利用して第2のユニットから
の第2のコネクタのハウジングの離脱作業と、両コネク
タのハウジング同士の嵌合作業との双方を行うことがで
きる。
【0016】また本発明は、第1のユニットに固定され
た第1のコネクタと、上記第1のユニットに連結される
第2のユニット側に設けられた第2のコネクタとを接続
するためのコネクタの接続構造において、一方のコネク
タのハウジングを他方のコネクタに向かって開口する雌
型ハウジングとし、他方のコネクタのハウジングを上記
雌型ハウジング内に嵌入される雄型ハウジングとし、上
記雌型ハウジングの開口部周縁に入口に向かうに従って
広がる案内用テーパー面を形成し、上記第2のユニット
に上記第2のコネクタを係脱可能に仮係止するコネクタ
仮係止部を設け、上記第1のユニットと第2のユニット
とが連結された状態で上記第2のユニットに仮係止され
ている第2のコネクタのハウジングと第1のコネクタの
ハウジングとが相対向して離間するように上記第1のユ
ニットにおける第1のコネクタの固定位置及び第2のユ
ニットにおける第2のコネクタの仮係止位置を設定する
ものである。
【0017】この構造では、両ユニットが連結された状
態で両コネクタのハウジング同士を締結するコネクタ締
結具を備え、このコネクタ締結具の締結に伴って上記第
2のコネクタのハウジングが上記第2のユニットのコネ
クタ仮係止部から外れて上記第1のコネクタのハウジン
グに嵌合されるように構成するのが、より好ましい。
【0018】この構造によれば、ユニット連結完了後、
コネクタ締結具で両コネクタのハウジング同士の締結作
業を開始すると、その締結力により、それまで第2のユ
ニットに仮係止されていた第2のコネクタがコネクタ仮
係止部から外れ、さらに、雌型ハウジングのテーパー面
に雄型ハウジングが案内されるようにしながら両ハウジ
ングが嵌合され、これによってコネクタ同士が接続され
る。
【0019】上記コネクタ締結具としては、ボルトとナ
ットの組み合わせによるものでもよいが、このコネクタ
締結具を、雄ねじ部とこの雄ねじ部よりも大径の大径部
とをもつ締結ボルトとし、上記第1のコネクタ、第2の
コネクタのいずれか一方のコネクタに上記締結ボルトの
雄ねじ部が他方のコネクタ側から螺合、挿入されるねじ
穴を設け、他方のコネクタに上記締結ボルトの雄ねじ部
よりも大径でかつ大径部よりも小径のボルト挿通穴を設
け、両ユニットが連結された状態で上記ボルト挿通穴を
通じて上記ねじ穴内に上記締結ボルトの雄ねじ部が螺合
挿入可能となるように上記ボルト挿通穴及びねじ穴の位
置を設定すれば、両ユニット連結後、上記ボルト挿通穴
を通じて締結ボルトを上記ねじ穴に螺合、挿入するだけ
の操作で、両コネクタのハウジング同士を嵌合、固定す
ることが可能になる。
【0020】また、上記コネクタ締結具としてねじ部材
を備え、このねじ部材を上記第1のコネクタ、第2のコ
ネクタのいずれか一方のコネクタに回転可能でかつ両コ
ネクタの嵌合方向に所定範囲内で移動可能に取付け、他
方のコネクタに上記ねじ部材が螺合可能なねじ部を設け
るとともに、上記一方のコネクタに、上記第1のユニッ
トと第2のユニットとが連結された状態で上記他方のコ
ネクタ及びそのねじ部と上記ねじ部材とが離間する位置
に当該締結ボルトを仮係止するねじ仮係止手段を設ける
ようにすれば、両ユニット連結後、改めて締結ボルトを
ボルト挿通孔に挿通するといった作業は不要となり、上
記ねじ仮係止手段の仮係止力に抗してねじ部材を第1の
コネクタに向けて移動させ、当該コネクタのねじ部に螺
合することにより、両コネクタのハウジング同士を嵌
合、固定することができる。
【0021】上記ボルト仮係止手段としては、例えば上
記締結ボルトを粘着テープ等により適当な位置に仮止め
してもよいが、上記締結ボルトを上記ねじ穴から離れる
方向に付勢するばね部材を備えるようにすれば、両ユニ
ットの連結完了後、上記ばね部材の付勢力に抗して締結
ボルトをねじ穴に向けて強制移動させることにより上記
螺合ができる一方、この螺合を外した状態では、上記ば
ね部材を自動的に元の位置(すなわち両ユニット同士が
連結された状態で相手型ユニットから離間する位置)に
復帰させることができる。
【0022】上記コネクタ仮係止部の構造も特に問わ
ず、仮係止突起同士の係合や、粘着テープを用いた仮止
めによっても、上記第2のコネクタを第2のユニット側
に仮係止することが可能であるが、上記第1のコネクタ
に向かって開口し、その開口から上記第2のコネクタが
挿入される仮係止枠を上記第2のユニットに設けるとと
もに、この仮係止枠の内側面に保持弾性材を固定し、こ
の保持弾性材に上記第2のコネクタを仮係止する係合部
を形成すれば、この係合部と第2のコネクタとの係合に
よって簡単に第2のコネクタを仮係止できる。しかも、
この仮係止状態では、上記保持弾性材の弾性変形によっ
て第2のコネクタの微小変位を許容できるため、この第
2のコネクタのコネクタハウジングと第1のコネクタの
コネクタハウジングとを嵌合する作業がより円滑化され
る。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図4に基づいて説明する。なお、この実施の形態で
は、車体のダッシュボード10が本願発明の第1のユニ
ットに相当し、インストゥルメントパネル12が第2の
ユニットに相当するものを説明するが、本発明はこれに
限らず、インストゥルメントパネル12を第1のユニッ
ト、ダッシュボード10を第2のユニットとしてもよ
い。また、これらダッシュボード10及びインストゥル
メントパネル12に限らず、その他相互に連結されるユ
ニット同士の電気的接続、例えば上記インストゥルメン
トパネル12とこれに装着される計器との電気的接続に
ついても本発明を適用することができる。
【0024】図4において、上記ダッシュボード10の
適所にはねじ穴14が設けられている。インストゥルメ
ントパネル12において各ねじ穴14に対応する位置に
はボルト挿通穴16が設けられており、各ボルト挿通穴
16に図略のボルトを挿通して各ねじ穴14に螺合、挿
入することにより、ダッシュボード10にインストゥル
メントパネル12を固定できるようになっている。そし
て、ダッシュボード10には第1のコネクタC1が、イ
ンストゥルメントパネル12には第2のコネクタC2が
それぞれ設けられ、両コネクタC1,C2を通じてダッ
シュボード10とインストゥルメントパネル12との電
気的接続が行われるようになっている。
【0025】両コネクタC1,C2の構造を図1〜図3
に示す。
【0026】インストゥルメントパネル12において上
記ダッシュボード10に対向する面には、第2のコネク
タC2を仮係止するための仮係止枠(コネクタ仮係止
部)20がダッシュボード10側に向けて突設されてい
る。この仮係止枠20は、その内側に矩形状の開口を有
し、この開口の入口部分には、ダッシュボード10側に
向かうに従って(図2では左方に向かうに従って)広が
るテーパー面22が形成され、その奥に、幅方向に延び
る上下一対の仮係止突条24が形成されている。
【0027】第2のコネクタC2のハウジングは雄型ハ
ウジングとされ、その前面(図2では左面)から前方に
突出する複数個(図例では4個)の端子接続部26を有
し、この端子接続部26に図略の端子が固定されてい
る。上記ハウジングの左右両翼には、これを前後方向に
貫くボルト挿通穴28が設けられ、同ハウジングの上下
部には、その前端から後方に延びる形状の撓み片30が
形成されており、この撓み片30の後端に外側へ向かっ
て突出する被係止突起32が形成されている。そして、
上記仮係止枠20の内側に第2のコネクタC2が上記被
係止突起32側から挿入され、この被係止突起32が上
記仮係止突起24を乗り越える位置まで押し込まれるこ
とにより、この第2のコネクタC2が仮係止枠20に仮
係止されるようになっている。
【0028】なお、インストゥルメントパネル12にお
いて全端子接続部26及びボルト挿通穴28を含む領域
には、配線を通すための貫通穴25が形成されている。
この貫通穴25は、図4では便宜上図示省略されてい
る。
【0029】一方、第1のコネクタC1は、ダッシュボ
ード10にボルト等によって完全に固定されており、そ
の固定位置は、上記ダッシュボード10にインストゥル
メントパネル12が取付けられた状態で上記第2のコネ
クタC2と相対向する位置に設定されている。この第1
のコネクタC1のハウジングは、中央にハウジング嵌入
凹部34をもつ雌型ハウジングとされ、このハウジング
嵌入凹部34内に上記第2のコネクタC2のハウジング
が嵌入可能とされている。ハウジング嵌入凹部34の底
面において、上記各端子接続部26に対応する位置には
端子接続凹部36が形成され、この端子接続凹部36の
底面に図略の端子が固定されている。そして、この端子
接続凹部36に上記端子接続部26が嵌入されることに
より、両コネクタC1,C2の端子同士が接続されるよ
うになっている。
【0030】上記ハウジング嵌入凹部34の入口部分に
は、上記第2のコネクタC2に向かうに従って(図2で
は右方に向かうに従って)広がるテーパー面38が形成
されている。また、第1のコネクタC1のハウジングに
おいて、上記第2のコネクタC2の両ボルト挿通穴28
に対応する位置には、これらのボルト挿通穴28よりも
小径のねじ穴39が形成されている。そして、上記ダッ
シュボード10にインストゥルメントパネル12を取付
けた状態で、図1(a)に示すように両コネクタC1,
C2のハウジング同士が微小すき間をおいて離間し、か
つ、インストゥルメントパネル12の貫通穴25から見
てボルト挿通穴28内にねじ穴39が完全に含まれるよ
うに、ダッシュボード10及びインストゥルメントパネ
ル12に対する各コネクタC1,C2の取付位置が設定
されている。
【0031】なお、ダッシュボード10において全端子
接続凹部36及びねじ穴39を含む領域には、配線を通
すための貫通穴35が形成されている。この貫通穴35
も、図4では便宜上図示省略されている。
【0032】さらに、この構造では、両コネクタC1,
C2を締結するためのコネクタ締結具として、図1
(a)(b)に示すような締結ボルト40が具備されて
いる。この締結ボルト40の一方の端部は雄ねじ部41
とされ、他方の端部は鍔部(大径部)42をもつ頭部と
されている。上記雄ねじ部41は、上記第1のコネクタ
C1におけるねじ穴39内に螺合挿入可能に構成され、
鍔部42の直径は、上記第2のコネクタC2におけるボ
ルト挿通穴28の穴径よりも大きく、かつインストゥル
メントパネル12における貫通穴25の穴径よりも小さ
く設定されている。
【0033】次に、この構造による第1のコネクタC1
と第2のコネクタC2との接続要領を説明する。
【0034】まず、図4に示すダッシュボード10のね
じ穴14にインストゥルメントパネル12のボルト挿通
穴16を合わせ、このボルト挿通穴16を通じて上記ね
じ穴14に図略の取付用ボルトを螺合、挿入することに
より、インストゥルメントパネル12をダッシュボード
10に固定する。この段階では、第2のコネクタC2の
ハウジングが第1のコネクタC1のハウジングから離間
していて未だ接触しない。よって、両ハウジング同士の
当接による破損は確実に回避される。
【0035】上述のように、第2のコネクタC2のボル
ト挿通穴28はねじ穴39よりも十分大きいので、両コ
ネクタC1,C2の取付誤差により両コネクタC1,C
2の中心軸(図1に一点鎖線で図示)が多少ずれていて
も、ボルト挿通穴28を通じてねじ穴39内に締結ボル
ト40の雄ねじ部41を螺合挿入できる状態が確保され
る。そこで、実際に上記螺合、挿入を行い、締結ボルト
40による両コネクタC1,C2の締結を開始する。こ
の締結は、実際には締結ボルト40の鍔部42が第2の
コネクタC2におけるボルト挿通穴28の周縁部に当接
した時点から始まり、この締結力により、第2のコネク
タC2は第1のコネクタC1側に引き込まれ、第2のコ
ネクタC2の被係止突起32が仮係止枠20の仮係止突
起24を乗り越えて第2のコネクタC2が仮係止枠20
から離脱する。そして、テーパー面38に案内されなが
ら第2のコネクタC2のハウジングが第1のコネクタC
1のハウジング嵌入凹部34内に嵌入されていき、最終
的に端子接続部26が端子接続凹部36内に嵌入された
段階で、両コネクタC1,C2の接続が完了する(図1
(b)の状態)。
【0036】従って、この構造では、ダッシュボード1
0とインストゥルメントパネル12との連結時には両コ
ネクタC1,C2のハウジングを確実に保護でき、しか
も、ダッシュボード10とインストゥルメントパネル1
2との連結完了後は、締結ボルト40をねじ穴39内に
螺合、挿入するだけの簡単な操作で、両コネクタC1,
C2同士を確実に接続できる。
【0037】第2の実施の形態を図5及び図6に示す。
【0038】ここでは、第1のコネクタC1側にボルト
挿通穴28が設けられ、第2のコネクタC2側にねじ穴
39が設けられている。この構造の場合、ダッシュボー
ド10側からその貫通穴35及びボルト挿通穴28を通
じて締結ボルト40の雄ねじ部41を第2のコネクタC
2のねじ穴39に螺合、挿入することにより、前記第1
の実施の形態と同様に両コネクタC1,C2のハウジン
グ同士を締結することができる。また、図示のようにね
じ穴39の入口をテーパー面とすることにより、このね
じ穴39に締結ボルト40の雄ねじ部41を挿入し易く
することができる。
【0039】次に、第3の実施の形態を図7〜図12に
基づいて説明する。
【0040】前記各実施形態では、両コネクタとは別に
締結ボルト40を具備していたが、ここでは、予め第1
のコネクタC1に締結ボルト54が軸方向(コネクタ嵌
合方向)に移動可能に取付けられ、ダッシュボード10
とインストゥルメントパネル12との連結完了後は、そ
のまま締結ボルト54の雄ねじ部50をねじ穴39内に
螺合、挿入できるように配慮がなされている。
【0041】具体的に、上記第1のコネクタC1におい
て、ハウジング嵌入凹部34の奥側(図7〜図12では
右側)には軸挿通孔52が貫設され、この軸挿通孔52
に当該軸挿通孔52と略同径の締結ボルト本体軸部が軸
方向に移動可能に挿通されており、この本体軸部の先方
(図では左方)に大径部56が連設され、この大径部5
6の先端部に上記雄ねじ部50が形成されている。この
雄ねじ部50の先端は、第2のコネクタC2のねじ孔に
円滑に挿入されるように円錐状に形成されている。
【0042】上記締結ボルト54の後端(図では右端)
には、この締結ボルト54の本体軸部よりも大径の鍔部
58及びボルト頭部60が形成される一方、上記軸挿通
孔52の後方には上記鍔部58が嵌入可能な凹部59が
形成されており、この凹部59内において上記軸挿通孔
52の周縁部と上記鍔部58との間に圧縮状態でコイル
ばね62が介設されている。このコイルばね62の弾発
力により、ダッシュボード10とインストゥルメントパ
ネル12とが連結された状態で上記第2のコネクタC2
と上記雄ねじ部50の先端とが軸方向に離間するような
位置(図7の位置)に、上記締結ボルト54が仮係止さ
れている。
【0043】一方、上記第2のコネクタC2のコネクタ
ハウジングの外面には、被係止突起47が突設され、仮
係止枠20の内面には、ゴム等の弾性材で中空状に形成
された保持弾性材23が固定されている。この保持弾性
材23には、上記被係止突起47が嵌入可能な係止凹部
(係合部)27が形成されており、この係止凹部27へ
の被係止突起47の嵌合によって、第2のコネクタC2
が仮係止枠20内に仮係止された状態となっている。ま
た、ねじ穴39の奥方(図では左方)には、このねじ穴
39に螺合される上記雄ねじ部50が挿通可能な挿通孔
48が貫設されている。
【0044】なお、上記仮係止枠20への保持弾性材2
3の固定手段は特に問わず、接着剤を用いた接着やボル
ト等によるねじ止めでもよいし、仮係止枠20と保持弾
性材23とを一体に成形するようにしてもよい。
【0045】上記第2のコネクタC2のハウジング外面
には、被案内突起63が突設される一方、第1のコネク
タC1のハウジングには、そのハウジング嵌入凹部34
内に上記第2のコネクタC2のコネクタハウジングが嵌
入される際に上記被案内突起63を当該嵌入方向に導く
案内溝64が形成されている。
【0046】以上の構造によれば、ダッシュボード10
とインストゥルメントパネル12とが連結された状態
(図7の状態)から、コイルばね62の弾発力に抗して
締結ボルト54を第2のコネクタC2側に押し込み、ボ
ルト頭部60に工具を装着して締結ボルト54を回し、
当該締結ボルト54の雄ねじ部50を図8及び図9に示
すように上記ねじ穴39内に螺合、挿入することによ
り、前記各実施形態と同様、その締結力で第2のコネク
タC2を仮係止枠20から離脱させることができ、最終
的に図10に示すように上記第2のコネクタC2のコネ
クタハウジングを上記第1のコネクタC1のハウジング
嵌入凹部34内に嵌入することができる。従って、前記
第1及び第2の実施の形態のように、ボルト挿通孔28
内に改めて締結ボルト40を挿通するといった作業が不
要になる。
【0047】しかも、上記締結作業中、上記保持弾性材
23の弾性変形によって第2のコネクタC2が仮係止枠
20に対して若干相対変位可能であるため、上記雄ねじ
部50とねじ穴39との位置が多少ずれていても、上記
相対変位をさせながら両者を円滑に螺合できる。
【0048】また、コネクタ結合後は、上記締結ボルト
54を上記締付方向と逆方向に回すことにより、図11
及び図12に示すように、第2のコネクタC2を第1の
コネクタC1から自動的に離脱させることができ、しか
も、このように締結ボルト54による締結が解除された
状態では、コイルばね62の弾発力により、上記締結ボ
ルト54を自動的に元の位置(すなわちねじ穴39から
離間する位置)に自動的に復帰させることができる。
【0049】なお、この実施の形態では、予め第1のコ
ネクタC1側に締結ボルト54を取付けているが、逆に
第2のコネクタC2側に締結ボルト54をコネクタ嵌合
方向に移動可能に取付けておき、第1のコネクタC1側
に上記締結ボルト54が挿入可能なねじ穴20を設けて
おくようにしてもよい。
【0050】また、いずれか一方のコネクタに上記締結
ボルトではなく締結ナットを移動可能に取付けておき、
他方のコネクタに上記締結ナットが螺合されるボルトを
突設しておくようにしても、両コネクタの結合が可能で
ある。
【0051】さらに、本発明は次のような形態をとるこ
とも可能である。
【0052】(1) 上記各実施形態では、第1のコネクタ
C1のハウジングが雌型ハウジング、第2のコネクタC
2のハウジングが雄型ハウジングとなっているが、本発
明では、第1のコネクタC1のハウジングを雄型ハウジ
ング、第2のコネクタC2のハウジングを雌型ハウジン
グとしてもよい。
【0053】(2) 上記実施例では、コネクタ仮係止部と
してインストゥルメントパネル12に仮係止枠20を一
体成形したものを示したが、本発明において第2のコネ
クタC2を仮係止する手段は問わず、例えば第2のコネ
クタC2を第2のユニットに両面テープ等で貼着してコ
ネクタ仮係止部としてもよい。この場合、上記両面テー
プ等の粘着力は、コネクタ締結具の締結力によって容易
に剥がれる程度に設定すればよい。
【0054】(3) 本発明におけるコネクタ締結具として
は、従来から知られている種々の締結具が適用可能であ
り、例えば第4の実施の形態として図13に示すよう
に、第1のコネクタC1、第2のコネクタC2の双方に
ボルト挿通穴28を通し、このボルト挿通穴28に締結
ボルト40を通して、その端部にばね座金44及びナッ
ト46を装着することにより締結を行う(すなわち締結
ボルト40及びナット46等によりコネクタ締結具を構
成する)ようにしてもよい。ただし、前記第1〜第3の
実施の形態にかかる構造によれば、締結ボルト40の雄
ねじ部41をねじ穴39に螺合、挿入するだけの操作で
両コネクタC1,C2の接続ができる利点がある。
【0055】(4) 本発明において、第1のユニットと第
2のユニットとを連結した直後の状態における両コネク
タ同士の具体的な離間寸法は適宜設定すればよい。ただ
し、この離間寸法は、各ユニットへの各コネクタの取付
寸法に多少の誤差があっても両コネクタ同士の接触を確
実に回避できる程度まで大きく設定することが望まし
い。
【0056】(5) 上記各実施態様では、締結ボルト40
等による締結力を利用して第2のコネクタC2の仮係止
を解除するようにしているが、このような締結ボルト4
0等のコネクタ締結具を使用せず、外側から手で押す等
して第2のコネクタC2のコネクタハウジングの仮係止
を強制的に外し、当該コネクタハウジングを第1のコネ
クタC1のハウジングに嵌合するようにすることも可能
である。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明は、第2のユニット
に第2のコネクタを係脱可能に仮係止させ、第1のユニ
ットと第2のユニットとが連結された状態で両コネクタ
のハウジングが互いに対向しながら離間するように両コ
ネクタの取付位置を設定し、両ユニット連結後に上記第
2のコネクタのハウジングを第2のユニットから離脱さ
せて第1のコネクタのハウジングに嵌合するものである
ので、両ユニットの連結作業時には両コネクタのハウジ
ングを確実に保護しながら、ユニット連結終了後には両
コネクタを容易且つ確実に接続できる効果がある。
【0058】ここで、両ユニット連結後に両コネクタの
ハウジング同士の締結を行ってその締結力で上記第2の
コネクタのハウジングを第2のユニットから離脱させる
ようにすれば、両コネクタ同士の締結作業を行うだけ
で、第2のユニットからの第2のコネクタのハウジング
の離脱と、このハウジングと第1のコネクタのハウジン
グとの嵌合との双方を効率良く行うことができる。
【0059】特に、コネクタ締結具として、雄ねじ部と
この雄ねじ部よりも大径の大径部とをもつ締結ボルトを
備え、上記第1のコネクタ、第2のコネクタのいずれか
一方のコネクタに上記締結ボルトの雄ねじ部が他方のコ
ネクタ側から螺合、挿入されるねじ穴を設け、他方のコ
ネクタに上記締結ボルトの雄ねじ部よりも大径でかつ大
径部よりも小径のボルト挿通穴を設け、両ユニットが連
結された状態で上記ボルト挿通穴を通じて上記ねじ穴内
に上記締結ボルトの雄ねじ部が螺合挿入可能となるよう
に上記ボルト挿通穴及びねじ穴の位置を設定した構造に
よれば、両ユニット連結後、上記ボルト挿通穴を通じて
締結ボルトを上記ねじ穴に螺合、挿入するだけの操作
で、両コネクタのハウジング同士を嵌合、固定できる効
果が得られる。
【0060】また、上記コネクタ締結具としてねじ部材
を備え、このねじ部材を上記第1のコネクタ、第2のコ
ネクタのいずれか一方のコネクタに回転可能でかつ両コ
ネクタの嵌合方向に所定範囲内で移動可能に取付け、他
方のコネクタに上記ねじ部材が螺合可能なねじ部を設け
るとともに、上記一方のコネクタに、上記第1のユニッ
トと第2のユニットとが連結された状態で上記他方のコ
ネクタ及びそのねじ部と上記ねじ部材とが離間する位置
に当該締結ボルトを仮係止するねじ仮係止手段を設けた
ものによれば、両ユニット連結後、改めて締結ボルトを
ボルト挿通孔に挿通するといった作業は不要となり、上
記ねじ仮係止手段の仮係止力に抗してねじ部材を第1の
コネクタに向けて移動させるだけの簡単な作業で、当該
コネクタのねじ部に上記ねじ部材を螺合でき、両コネク
タのハウジング同士を嵌合、固定できる効果が得られ
る。
【0061】ここで、ボルト仮係止手段として上記締結
ボルトを上記ねじ穴から離れる方向に付勢するばね部材
を備えたものによれば、このばね部材の付勢力に抗して
締結ボルトをねじ穴に向けて強制移動させることにより
で、このねじ穴内に締結ボルトを螺合、挿入できる一
方、上記締結を解除した状態では、締結ボルトを自動的
に元の離間位置に復帰させることができる効果が得られ
る。
【0062】また、上記コネクタ仮係止部として、上記
第1のコネクタに向かって開口し、その開口から上記第
2のコネクタが挿入される仮係止枠を上記第2のユニッ
トに設けるとともに、この仮係止枠の内側面に保持弾性
材を固定し、この保持弾性材に上記第2のコネクタを仮
係止する係合部を形成すれば、この係合部と第2のコネ
クタとの係合によって簡単に第2のコネクタを仮係止で
き、また仮係止状態においても、上記保持弾性材の弾性
変形によって第2のコネクタを微小変位させることによ
り、この第2のコネクタのコネクタハウジングと第1の
コネクタのコネクタハウジングとを嵌合する作業をより
円滑に行うことができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施の態様においてダ
ッシュボードにインストゥルメントパネルを取付けた直
後の両コネクタの位置関係を示す断面図、(b)は両コ
ネクタを締結した状態を示す断面図である。
【図2】上記両コネクタの内部構造を示す断面図であ
る。
【図3】上記両コネクタの外観を示す斜視図である。
【図4】上記ダッシュボード及びインストゥルメントパ
ネルの斜視図である。
【図5】(a)は本発明の第2の実施の態様においてダ
ッシュボードにインストゥルメントパネルを取付けた直
後の両コネクタの位置関係を示す断面図、(b)は両コ
ネクタを締結した状態を示す断面図である。
【図6】上記両コネクタの内部構造を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施の態様においてダッシュボ
ードにインストゥルメントパネルを取付けた直後の両コ
ネクタの位置関係を示す断面図である。
【図8】上記第3の実施の態様において第1のコネクタ
から第2のコネクタのねじ穴内に締結ボルトを螺合、挿
入している様子を示す断面図である。
【図9】上記第3の実施の態様において第1のコネクタ
から第2のコネクタのねじ穴内に締結ボルトを螺合、挿
入している様子を示す断面図である。
【図10】上記第3の実施の態様において両コネクタの
コネクタハウジング同士を嵌合した状態を示す断面図で
ある。
【図11】上記第3の実施の態様において第2のコネク
タのコネクタハウジングを第1のコネクタのコネクタハ
ウジングから離脱させている様子を示す断面図である。
【図12】上記第3の実施の態様において第2のコネク
タのコネクタハウジングを第1のコネクタのコネクタハ
ウジングから離脱させている様子を示す断面図である。
【図13】本発明の第4の実施の態様において両コネク
タを締結した状態を示す断面図である。
【図14】(a)は従来のコネクタの連結構造を示す断
面図、(b)は同構造において第2のコネクタに曲げモ
ーメントが加えられた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ダッシュボード(第1のユニット) 12 インストゥルメントパネル(第2のユニット) 20 仮係止枠(コネクタ仮係止部) 27 係止凹部(係合部) 28 ボルト挿通穴 39 ねじ穴 40,54 締結ボルト 41,50 雄ねじ部 42 鍔部(大径部) 62 コイルばね(ばね部材) C1 第1のコネクタ C2 第2のコネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 純一 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/631 H01R 13/621 H01R 13/74

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のユニットに固定された第1のコネ
    クタと、上記第1のユニットに連結される第2のユニッ
    ト側に設けられた第2のコネクタとを接続するためのコ
    ネクタの接続方法において、上記第2のユニットに上記
    第2のコネクタを係脱可能に仮係止させ、上記第1のユ
    ニットと第2のユニットとが連結された状態で上記第2
    のユニットに仮係止されている第2のコネクタのハウジ
    ングと第1のコネクタのハウジングとが相対向して離間
    するように上記第1のユニットにおける第1のコネクタ
    の固定位置及び第2のユニットにおける第2のコネクタ
    の仮係止位置を設定しておき、両ユニットを連結した
    後、上記第2のコネクタのハウジングを上記第2のユニ
    ットから離脱させて上記第1のコネクタのハウジングに
    嵌合することを特徴とするコネクタの接続方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタの接続方法にお
    いて、上記第1のユニットと第2のユニットとを連結し
    た後、両コネクタのハウジング同士の締結を行ってその
    締結力で上記第2のコネクタのハウジングを上記第2の
    ユニットから離脱させることを特徴とするコネクタの接
    続方法。
  3. 【請求項3】 第1のユニットに固定された第1のコネ
    クタと、上記第1のユニットに連結される第2のユニッ
    ト側に設けられた第2のコネクタとを接続するためのコ
    ネクタの接続構造において、一方のコネクタのハウジン
    グを他方のコネクタに向かって開口する雌型ハウジング
    とし、他方のコネクタのハウジングを上記雌型ハウジン
    グ内に嵌入される雄型ハウジングとし、上記雌型ハウジ
    ングの開口部周縁に入口に向かうに従って広がる案内用
    テーパー面を形成し、上記第2のユニットに上記第2の
    コネクタを係脱可能に仮係止するコネクタ仮係止部を設
    け、上記第1のユニットと第2のユニットとが連結され
    た状態で上記第2のユニットに仮係止されている第2の
    コネクタのハウジングと第1のコネクタのハウジングと
    が相対向して離間するように上記第1のユニットにおけ
    る第1のコネクタの固定位置及び第2のユニットにおけ
    る第2のコネクタの仮係止位置を設定したことを特徴と
    するコネクタの接続構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のコネクタの接続構造にお
    いて、両ユニットが連結された状態で両コネクタのハウ
    ジング同士を締結するコネクタ締結具を備え、このコネ
    クタ締結具の締結に伴って上記第2のコネクタのハウジ
    ングが上記第2のユニットのコネクタ仮係止部から外れ
    て上記第1のコネクタのハウジングに嵌合されるように
    構成したことを特徴とするコネクタの接続構造。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコネクタの接続構造にお
    いて、上記コネクタ締結具を、雄ねじ部とこの雄ねじ部
    よりも大径の大径部とをもつ締結ボルトとし、上記第1
    のコネクタ、第2のコネクタのいずれか一方のコネクタ
    に上記締結ボルトの雄ねじ部が他方のコネクタ側から螺
    合、挿入されるねじ穴を設け、他方のコネクタに上記締
    結ボルトの雄ねじ部よりも大径でかつ大径部よりも小径
    のボルト挿通穴を設け、両ユニットが連結された状態で
    上記ボルト挿通穴を通じて上記ねじ穴内に上記締結ボル
    トの雄ねじ部が螺合挿入可能となるように上記ボルト挿
    通穴及びねじ穴の位置を設定したことを特徴とするコネ
    クタの接続構造。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のコネクタの接続構造にお
    いて、上記コネクタ締結具としてねじ部材を備え、この
    ねじ部材を上記第1のコネクタ、第2のコネクタのいず
    れか一方のコネクタに回転可能でかつ両コネクタの嵌合
    方向に所定範囲内で移動可能に取付け、他方のコネクタ
    に上記ねじ部材が螺合可能なねじ部を設けるとともに、
    上記一方のコネクタに、上記第1のユニットと第2のユ
    ニットとが連結された状態で上記他方のコネクタ及びそ
    のねじ部と上記ねじ部材とが離間する位置に当該締結ボ
    ルトを仮係止するねじ仮係止手段を設けたことを特徴と
    するコネクタの接続構造。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のコネクタの接続構造にお
    いて、上記ねじ仮係止手段として、上記ねじ部材を上記
    ねじ部から離れる方向に付勢するばね部材を備えたこと
    を特徴とするコネクタの接続構造。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれかに記載のコネク
    タの接続構造において、上記コネクタ仮係止部として、
    上記第1のコネクタに向かって開口し、その開口から上
    記第2のコネクタが挿入される仮係止枠を上記第2のユ
    ニットに設けるとともに、この仮係止枠の内側面に保持
    弾性材を固定し、この保持弾性材に上記第2のコネクタ
    を仮係止する係合部を形成したことを特徴とするコネク
    タの接続構造。
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