JP3273177B2 - パルス駆動シャッタ - Google Patents

パルス駆動シャッタ

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陽一 関
勇 石井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ用シャッタ、特に
パルス駆動シャッタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラ用シャッタは、シャッタの
開閉シーケンス中に誤動作をひき起こさないようにシャ
ッタの駆動に先だってシャッタを電磁駆動するためのコ
イルにシャッタが開閉動作を行わないような位相出力で
一定時間通電してからバッテリの電圧をチェックしてい
た。そのバッテリチェック動作で得られたバッテリの電
圧と所定の電圧とを比較し、その結果に従って撮影動作
の許容、警告、禁止などを行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】ところがバッテリチ
ェック後にいわゆる赤目現象を防止するためのランプ
(以下赤目ランプという)などの重負荷を作動させると
電池が消耗してしまい、それらの負荷が解除されてから
シャッタの開閉シーケンスが始まるまでの間に電池電圧
がバッテリチェック直後の電圧まで回復しないことがあ
る。またシャッタの秒時がある程度以上の長さにわたる
場合には、シャッタの開閉シーケンスの最中にステップ
モータやメカ係止用の電磁石を駆動したために電池が消
耗してしまうこともある。いずれの場合もシャッタモー
タのトルクが減少し、シャッタシーケンス中の露出異常
や誤動作の原因となり好ましくない。
【0004】本発明の目的は、赤目ランプなどの重負荷
が駆動された場合や、シャッタの秒時がある程度以上の
長さにわたる場合にも、シャッタモータの動作に異常を
きたさないような制御を行うことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明のカメラ用シャッタにおいては、カメラに
内蔵される電池と、前記電池の電圧を検出する電圧検出
手段と、前記電池を電源として作動するシャッタと、前
記電圧検出手段の出力結果に基づいて前記シャッタを第
1の周期またはそれよりも長い第2の周期で選択的にパ
ルス駆動するシャッタ駆動手段とを備えている。
【0006】また、カメラに内蔵される電池と、前記電
池の電圧を検出する電圧検出手段と、前記電池を電源と
して作動する負荷と、撮影レンズと、前記電圧検出手段
が前記電池の電圧の低下を検出した場合に前記負荷の駆
動前に前記撮影レンズを合焦位置へ駆動する駆動信号を
出力し、前記電圧検出手段が前記電池の電圧の低下を非
検出の場合に前記負荷の駆動後に前記撮影レンズを合焦
位置へ駆動する駆動信号を出力する撮影レンズ駆動手段
とを備えている。
【0007】
【作用】シャッタの駆動に先だってバッテリチェック動
作を行う。続いて赤目ランプなどの重負荷が駆動される
場合、あるいはシャッタの秒時がある程度以上の長さに
なる場合は、シャッタシーケンス中のシャッタの開放あ
るいは閉鎖の時間を通常よりも長くし、シャッタモータ
のトルク不足を補う。
【0008】
【実施例】図1には実施例のカメラの概観を示す。カメ
ラ本体1の前面には撮影レンズ2を有する鏡胴3が進退
自在に設けられている。またファインダ4、投光部5
a、受光部5b、ストロボ6が設けられ、さらにストロ
ボ撮影時の赤目現象を緩和するために赤目ランプ7を有
している。カメラ本体1の上面にはレリーズスイッチ8
とストロボモードスイッチ9が設けられ、レリーズスイ
ッチ8は押圧によって2段階にオンするスイッチS1お
よびスイッチS2の状態に従って撮影動作が行われる。
ストロボモードスイッチ9は1回押すごとに発光禁止モ
ード、自動発光モード、強制発光モードを循環して選択
できるようになっている。
【0009】図2にこのカメラの回路図を示す。電池1
0はカメラの各回路に電源を供給する。レギュレータ1
1はカメラ動作の全体を制御する演算回路(以下CPU
という)12に安定した電圧を供給する。撮影レンズ駆
動手段としてのCPU12には電池10の端子間電圧を
検出し、露出作動可能な最低作動電圧Vcと比較するた
めのアナログ/デジタル(以下A/Dという)コンバー
タ12a、プログラムおよびデータを保持しているリー
ド・オンリ・メモリ(以下ROMという)12b、演算
および一時的な記憶に使用されるランダム・アクセス・
メモリ(以下RAMという)12cとが内蔵されてい
る。またCPU12にはシャッタドライバ13が接続さ
れ、シャッタ14に内蔵されるステップモータの動作を
許容する信号φ0と位相を制御する信号φ1・φ2の3
つの信号を出力し、シャッタ14はそれらの信号に従っ
て駆動される。さらにCPU12は赤目ランプ7を発光
させるためのトランジスタ15を制御する。CPU12
の入力端子としてはレリーズスイッチ8およびストロボ
モードスイッチ9などが接続されており、不図示の公知
の測距回路、測光回路、ストロボ制御回路、フィルム感
度検出回路などもCPU12によって制御される。
【0010】図3、図4はそれぞれこのカメラのストロ
ボ非発光時、ストロボ発光時の露出制御シーケンスのタ
イムチャートである。まず図3のストロボ非発光時のシ
ーケンスについて説明する。ストロボはストロボ発光禁
止モード、あるいは自動発光モードで被写体輝度が一定
レベル以上(たとえばEv>=6)に達している場合は
発光せず、赤目ランプ7も駆動されない。撮影者がレリ
ーズスイッチ8を押してスイッチS1がオンすると、C
PU12はその後のシーケンスを正常に行えるかどうか
を確かめるために、シャッタドライバ13に対しシャッ
タ14内蔵のステップモータを構成するコイルに所定の
時間だけ通電する(図3a−b)。この通電は前回のシ
ャッタ動作が終了した位相(機械的な安定位置)と同じ
位相になるように行われるため、シャッタ14が開閉す
ることはない。ここで電池10の電圧はVc以上になっ
ており、その後のシーケンスは正常に行われる。続いて
CPU12は測距回路に測距を行わせ、その出力に基づ
いて被写体までの距離を算出する。さらに測光回路に測
光を行わせ、その出力に基づいて被写体の輝度を算出す
る。
【0011】次にシャッタ14の作動に入るが(図3
e)。シャッタ14の作動に当たって、CPU12はま
ず機械的な初期位置を出すためにシャッタドライバ13
に対しシャッタ14を閉鎖方向に駆動するパルスを出力
する。シャッタ14の初期位置が出ると(図3f)次は
シャッタの開放に移る。シャッタの開放途上で撮影レン
ズを被写体距離に応じた合焦位置まで駆動し(図3g−
h)、再び開放動作を行なって被写体輝度とフィルム感
度とによって定まる露出口径に達するとそこで開口動作
を停止し、フィルムを露光させる(図3i−j)。フィ
ルムへの露光が終了するとCPU12はシャッタドライ
バ13にシャッタ14の閉鎖信号を出力し、初期位置ま
で戻す(図3l)。シャッタ14が初期位置まで戻る
と、今度はシャッタ14の開放信号を出力し、機械的な
安定位置まで駆動する(図3m)。以上でストロボ非発
光時のシャッタ駆動シーケンスを終了する。
【0012】次にストロボ発光時のシャッタ駆動シーケ
ンスを図4に基づいて説明する。撮影者がレリーズスイ
ッチ8を押してスイッチS1がオンすると、CPU12
はシャッタドライバ13に対しシャッタ14内蔵のステ
ップモータを構成するコイルに所定の時間だけ通電する
(図4a−b)。ここで電池10の電圧はVc以上にな
っており、その後のシーケンスは正常に行われる。続い
てストロボ非発光時の場合と同様に被写体までの距離と
輝度を算出する。このときストロボモードスイッチ9に
よってストロボが強制発光モードが選択されている場
合、あるいは自動発光モードが選択されかつ被写体の輝
度(たとえばEv<6)が低い場合には露出作動中にス
トロボを発光するため、CPU12はその前にトランジ
スタ15をオンして赤目ランプ7を点灯させる(図4
c)。赤目ランプ7の点灯には大電流を要し電池10か
ら直接駆動されるが、そのため電池10の電圧は次第に
下がり、トランジスタ15をオフして赤目ランプ7を消
灯させてもバッテリチェック前の電圧には回復しない
(図4d)。
【0013】次にシャッタ14の作動に入る。動作は図
3のストロボ非発光時の場合と同じだが、ステップモー
タが駆動される図4のe−f−g、k−l−mの各シー
ケンスにおいてはCPU12からシャッタドライバ13
に出力されるシャッタ14の駆動パルスの周期がより長
く(この例では3/2倍)、そのためシャッタ駆動パル
スすなわちφ1・φ2の駆動周期も長くなっている。こ
れは電源の低下によるステップモータのトルクの減少を
補うため、角速度が減少するとトルクが増大するという
ステップモータの性質に基づき、ステップモータの角速
度を減らしてトルクを増やし、安定した制御を行うため
である。h−i、j−kの期間は通常の周期の駆動パル
スでシャッタを駆動しているが、これはこの間に不図示
の公知のシャッタセクタが開くので露出量に影響を与え
ないためと、シャッタセクタを開くためのトルクが比較
的軽くてすむという2つの理由による。なお図示してい
ないがストロボの発光は被写体距離と撮影レンズの絞り
値とから定められる図4のhからjの間の適切なタイミ
ングで行われる。以上でストロボ発光時のシャッタ駆動
シーケンスを終了する。
【0014】本発明の他の実施例としては図5に示すよ
うに、シャッタの秒時(図5i−j)が所定時間以上に
わたる場合に、シャッタ開放中の電圧Veの低下が防げ
ないため、シャッタの閉鎖作動(図5k−l−m)中に
シャッタの駆動パルスの周期を長くすることも考えられ
る。
【0015】また本発明の別の実施例として図6に示す
ように、赤目ランプ7などの重負荷が駆動される場合
は、比較的重い負荷となるシャッタの開閉シーケンス中
の直流モータ16による撮影レンズ2の合焦位置への駆
動(図6g−h)を、赤目ランプ7の駆動(図6c−
d)に先だって行うようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明の構成によれば、バッテリチェッ
クの結果に基づいてシャッタの駆動電流を減らし、その
分シャッタの駆動パルスの駆動周期を長くするため、露
出結果に影響を与えることなくシャッタの駆動中におけ
るシャッタモータのトルクの減少を補い、誤動作を未然
に防止するという効果がある。
【0017】また、電圧検出手段が電池の電圧の低下を
検出した場合に負荷の駆動前に撮影レンズを合焦位置へ
駆動する駆動信号を出力し、電圧検出手段が電池の電圧
の低下を非検出の場合に負荷の駆動後に撮影レンズを合
焦位置へ駆動する駆動信号を出力するので、例えば電池
電圧が低下しているときにシャッタ動作中における撮影
レンズの駆動を防止可能になり、このシャッタ動作中に
おける撮影レンズの駆動より生じる電圧低下によるシャ
ッタの動作異常を防止可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づくカメラの概観図であ
る。
【図2】本発明の実施例に基づくカメラの回路図であ
る。
【図3】本発明のストロボ非発光時のシャッタ駆動シー
ケンスのタイムチャートである。
【図4】本発明のストロボ発光時のシャッタ駆動シーケ
ンスのタイムチャートである。
【図5】本発明の他の実施例に基づくシャッタ駆動シー
ケンスのタイムチャートである。
【図6】本発明の別の実施例に基づくシャッタ駆動シー
ケンスのタイムチャートである。
【符号の説明】 赤目ランプ 10 電池 12a 電圧検出手段(A/Dコンバータ) 14 シャッタ 13 シャッタドライバ 12 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−89224(JP,A) 特開 昭55−74520(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 9/08 G03B 7/097 G03B 7/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラに内蔵される電池と、前記電池の
    電圧を検出する電圧検出手段と、前記電池を電源として
    作動するシャッタと、前記電圧検出手段の出力結果に基
    づいて前記シャッタを第1の周期またはそれよりも長い
    第2の周期で選択的にパルス駆動するシャッタ駆動手段
    とを備えたことを特徴とするパルス駆動シャッタ。
  2. 【請求項2】 カメラに内蔵される電池と、前記電池の
    電圧を検出する電圧検出手段と、前記電池を電源として
    作動する負荷と、撮影レンズと、前記電圧検出手段が前
    記電池の電圧の低下を検出した場合に前記負荷の駆動前
    に前記撮影レンズを合焦位置へ駆動する駆動信号を出力
    し、前記電圧検出手段が前記電池の電圧の低下を非検出
    の場合に前記負荷の駆動後に前記撮影レンズを合焦位置
    へ駆動する駆動信号を出力する撮影レンズ駆動手段とを
    備えたことを特徴とするパルス駆動シャッタ。
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