JP3271539B2 - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JP3271539B2
JP3271539B2 JP35808196A JP35808196A JP3271539B2 JP 3271539 B2 JP3271539 B2 JP 3271539B2 JP 35808196 A JP35808196 A JP 35808196A JP 35808196 A JP35808196 A JP 35808196A JP 3271539 B2 JP3271539 B2 JP 3271539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ処理装
置に関し、特に、画像データを分割圧縮して蓄積し、か
つ伸長しながら高速で出力するのに好適な画像データ処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データを圧縮または符号化して蓄積
する場合、圧縮装置の処理速度を向上させたり、圧縮後
のコード量を削減したりする工夫がなされている。ま
ず、圧縮後のコード量を削減する目的で次のような装置
が提案されている。実開平2−73876号公報に記載
されたデータ圧縮装置では、入力装置からデータを読み
取り、このデータを同時に複数の圧縮方式で圧縮する。
そして、結果的に最もコード量が少なくなった圧縮方式
で圧縮された圧縮コードを蓄積して、これを後に使用す
るものである。また、実開平4−8570号公報に記載
された画像データ記憶装置では、画像読み取り時に、2
値データおよび多値データのいずれであるかを判別し、
データの種類に応じた圧縮方式で圧縮を行うというもの
であり、先のデータ圧縮装置と同様、複数の圧縮装置を
用いている。
【0003】一方、圧縮装置の処理速度を向上させる目
的で次のような装置が提案されている。特公平3−34
40号公報に記載された画像信号符号化および復号化の
並列処埋装置では、MH符号を用いた符号化・復号化回
路を複数個用い、これらをライン単位で切り換えて用い
ることで圧縮処理の高能率化を図っている。また、特開
平6−6612号公報に記載された画像データ処理装置
では、複数の圧縮伸長器を設けるとともに、この圧縮伸
長器の数より多い数のブロックにイメージメモリを分割
している。こうして、各ブロックと複数の圧縮伸長器と
の対応関係を固定化せず、1つの圧縮伸長器で処理が終
了すれば直ちに次の未処理ブロックを該圧縮伸長器に割
り当てて圧縮動作を行う。したがって、ブロックの割り
当てを固定的なものにした場合と比較して、圧縮伸長器
の空き時間を少なくできるので効率的にデータ処理を行
うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
次のような問題点があった。すなわち、上記装置では、
圧縮処理の高速化と圧縮コード量の削減は図られるが、
圧縮して蓄積されたコードを伸長・復号化する際の不具
合が考慮されていない。例えば、複数種類の圧縮方式で
圧縮したコードを伸長する場合には複数種類の伸長器を
必要とする。そのために伸長器の制御が複雑になるほ
か、伸長器の設置スペースが大きくなるという問題点が
ある。
【0005】また、圧縮器や伸長器を複数設けたとして
も、最終的なデータ出力速度は伸長器単体の伸長速度に
制限されるので、プリンタに出力されるまでの全体のデ
ータの処理速度は改善されていない。したがって、近年
高速化傾向にあるプリンタに対応できないという問題点
があった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消し、伸長器
の性能にかかわらず高速の出力装置に対応して画像デー
タを供給することができる画像データ処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、KYMC成分を含むカラ
ー画像データをK成分と点順次のYMC成分とに分割す
るデータ分割手段と、分割された前記カラー画像データ
をK成分およびYMC成分毎に圧縮する圧縮手段と、前
記圧縮手段で圧縮されたカラー画像データをK成分およ
びYMC成分毎に記憶するため、K成分およびYMC成
分用に設定された記憶領域を有するバッファ手段と、前
記バッファ手段から前記カラー画像データのK成分およ
びYMC成分を個別に読み出して伸長する伸長手段であ
って、前記YMC成分の伸長では、Y、M、Cの各成分
の伸長に対応した回数分の圧縮カラー画像の読み出しお
よび伸長を繰り返すよう構成された伸長手段と、 前記
伸長されたカラー画像データを出力装置に出力するため
のインタフェース制御手段とを具備した点に第1の特徴
がある。
【0008】また、本発明は、前記伸長手段で伸長され
たY、M、Cの各成分に基づいて色成分の調整を行う色
合わせ手段をさらに具備した点に第2の特徴がある。さ
らに、本発明は、前記データ分割手段が、データを受け
入れるFIFOメモリと、前記FIFOメモリの追加段
数として動作する複数段のレジスタとからなる点に第3
の特徴がある。
【0009】第1ないし第3の特徴によれば、分割され
たK成分、YMC成分を単位として伸長が行われ、K成
分、YMC成分毎に短時間で伸長動作が終了する。すな
わち、伸長および色変換をしてプリンタなどの出力装置
に面順次データを出力するため、K成分については、K
成分のみからなるデータが入力されて伸長され、Y、
M、Cの各成分については、YMC成分からなるデータ
がY、M、Cの各成分の伸長に対応した回数入力されて
それぞれ1つの成分が抽出されるので、各入力毎でデー
タが減少された状態で伸長される。また、第2の特徴に
よれば、プリンタなどの出力装置の出力特性に合わせた
各成分を出力させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
詳細に説明する。図2は本発明の一実施形態に係る画像
データ処理装置を含む情報処理システムの構成を示す図
である。同図において、MPU1、ROM2、RAM
3、およびハードディスク装置4等からなるホストコン
ピュータの拡張バス5に、画像データ処理装置6が接続
されている。画像データ処理装置6には処理されたデー
タに基づいて印字をするプリンタ7が出力装置として接
続されている。画像データ処理装置6はボード上にハー
ドウェアとして実現できるので、以下、処理ボードと呼
ぶことにする。また、ここではプリンタ7として、例え
ばレーザプリンタ等のいわゆる暴走型カラープリンタを
想定する。
【0011】ホストコンピュータはハードディスク装置
4に蓄積されている1ページ分の印字情報を複数に分割
(バンディング)する機能を有していて、分割された印
字情報はRAM3に転送される。そして、該RAM3か
ら処理ボード6へDMA転送され、後述の処理を経てプ
リンタ7に入力される。なお、以下の説明では、KYM
Cの色空間をもつ印字情報を想定するが、その他、RG
B形式等のデータであっても同様に扱える。該印字情報
のカラーフォーマットは点順次である。
【0012】前記処理ボード6の詳細を説明する。図1
は処理ボード6の構成を示すブロック図である。同図に
おいて、処理ボード6はバスブリッジ8を介してホスト
コンピュータの内部拡張(PCI)バス5に接続されて
いる。まず、データの流れを概略説明する。バスブリッ
ジ8を通じて前記ホストコンピュータから入力されたデ
ータは圧縮パス100で圧縮されて符号化コードバッフ
ァ9に蓄積される。符号化コードバッファ9に蓄積され
たデータは伸長パス200で伸長され、次段のデータ変
換部300で色合わせ、色補正、解像度変換等の処理が
施された後、プリンタ7に出力される。ホストコンピュ
ータから入力されるデータは点順次形式であり、これが
データ変換部300で面順次形式に変換されてプリンタ
7に出力される。
【0013】続いて、処理ボード6の詳細な説明および
処理内容を具体的に説明する。まず、圧縮動作から説明
する。圧縮パス100は入力バッファ10、データ分割
部11、圧縮器12,13、および出力バッファ14か
らなる。前記バスブリッジ8はDMAコントローラ機能
を有しており、PCIバス5を通じて前記RAM3のデ
ータを入力バッファ10にDMA転送する。入力バッフ
ァ10は汎用のFIFOを使用できる。1回のDMAで
転送されるデータは1ページを分割した小単位(バン
ド)である。入力バッファ10とバスブリッジ8間のデ
ータ転送は入出力制御部CTL1で行われる。入出力制
御部CTL1は、バスブリッジ8がデータ出力を要求し
ていて、入力バッファ10が空いていればバスブリッジ
8のデータ転送を受け付ける。バスブリッジ8から予定
数のバンド、例えば1ページ分に相当する数のバンドを
受け取ると入出力制御部CTL1の制御は終了する。
【0014】データ分割部11は入力バッファ10にデ
ータが書き込まれれば、すぐにこれを読み出し、レジス
タにセットされている分割方法でデータを分割する。す
なわち、KYMCからなるデータをK成分とYMC成分
とに分割する。具体的な分割動作は後述する。分割され
たK成分およびYMC成分それぞれのデータはいずれか
一方の圧縮器に入力されて圧縮される。圧縮器12およ
び13はレジスタのビットのセットによっていずれか一
方が選択されて排他的に使用される。圧縮パス制御部C
TL2はデータ分割部11にデータが存在すれば、圧縮
器12および13のうち、レジスタがセットされている
方にデータを入力するし、圧縮器12または13で出力
するデータがあればそのデータをすぐに出力バッファ1
4に出力する制御を行う。こうして、K成分およびYM
C成分のデータがバンド単位で交互に圧縮器12および
13にそれぞれ供給され、該圧縮器12および13は1
ページ単位でデータを圧縮する。
【0015】符号化コードバッファ9は前記データの分
割に対応して2つの領域9a,9bに分割されている。
本実施形態では、領域9aにはYMC成分が蓄積され、
領域9bにはK成分が蓄積されるように設定しており、
それぞれに少なくとも1ページ分のデータの容量を有す
るDRAMで構成することができる。出力バッファ14
にデータが溜まると、イメージバス制御部CTL3によ
り、符号化コードバッファ9の選択された方の領域にメ
モリバス50を通じてデータが転送される。出力バッフ
ァ14から符号化コードバッファ9へのデータ転送は、
前記入力バッファ10へのデータ転送がすべて終了した
後、出力バッファ14が空になるまで継続される。
【0016】1つのバンドの転送が終了すると、前記圧
縮器12および13のうち他方を選択して再び同じバン
ドの転送を行い、データをK成分とYMC成分とに分割
する。そして、先に圧縮したのとは別の色成分のデータ
を圧縮して符号化コードバッファ9に書き込む。このと
き、2つの領域9a,9bのうち、先の転送のときとは
別の領域ヘ圧縮コードは書き込まれる。そして、これが
終了すると、次のバンドのデータ転送を行い、同様に分
割・圧縮を行って符号化コードバッファ9に蓄積する。
この動作を最終のバンドまで繰り返す。すべてのバンド
の処理が終了すると、符号化コードバッファ9には、2
つの別々の圧縮コードのブロックができていることにな
る。1つはKYMCからYMCのみを抽出して圧縮した
ブロック(YMCブロック)であり、もう1つはKのみ
を抽出して圧縮したブロック(Kブロック)である。
【0017】次に、伸長動作について説明する。符号化
されたデータはKYMCの各色成分を1色ずつプリンタ
7に転送すればよいので、K成分を出力するにはKブロ
ックを、またYMC成分を出力するにはYMCブロック
をそれぞれ伸長パス200を経由してデータ変換部30
0に入力する。
【0018】まず、K成分の出力のための動作では、K
ブロックからデータを読み出し、入力バッファ15に入
力する。入力バッファ15は圧縮パス100と同様に汎
用のFIFOメモリを用いる。また、この動作はイメー
ジバス制御部CTL3が制御する。すべてのブロックデ
ータを読み出すまで、FIFOつまり入力バッファ15
がフルにならない限り、継続してKブロックからの読み
出しが行われる。入力バッファ15にデータが入力され
ると、圧縮パス100のときと同様、伸長パス制御部C
TL4によって伸長器16に入力される。伸長パス制御
部CTL4は伸長器16の入出力制御を行っており、入
力バッファ15にデータがあれば伸長器16に入力し、
伸長器16に出力データがあれば出力バッファ17に入
力する。出力バッファ17もまたFIFOメモリであ
る。
【0019】出力バッファ17から先は、入出力装置制
御部CTL5の制御で動作することになる。入出力装置
制御部CTL5は、プリンタ7の同期信号を用いて、出
力バッファ17からデータを読み出し、色合わせ部18
に書き込み、色合わせ部18の出力は色補正部19を経
て、該データをプリンタ7に出力するインタフェース制
御手段として機能する。なお、必要に応じて解像度変換
部20で解像度の変換が行われる。色合わせ部18はY
MCブロックのデータをプリンタ7の特性に応じて、ユ
ーザがホストコンピュータで見た色を再現するための色
成分の調整を行う。変換色選択部18aは出力させる色
成分を指定して色合わせ部18での色合わせに使用され
るパラメータを選択する。色補正部19は経年劣化等に
よる色ずれを防ぐための回路で、例えば、SRAMのア
ドレス線に色合わせ部18の出力を接続してデータを得
るルックアップテーブルで構成できる。K成分のデータ
は、色合わせは不要であるので色合わせ部18はスルー
して出力される。Kブロックのすべてのデータが符号化
コードバッファ9から読み出され、伸長パス200経由
でプリンタ7に出力されたら、このK成分の出力は終丁
する。
【0020】続いて、Y成分、M成分、C成分の出力が
実行される。これら3つの色成分に関しては、YMCブ
ロックを用いる。伸長パス200の制御および動作はK
成分の出力時と同様である。色合わせ部18ではYMC
ブロックからY,M,Cの各色成分が出力される。すな
わちY成分の出力の際には、YMCブロックのデータか
ら、プリンタ7の出力特性に合わせた新しいY´が出力
される。同様にM成分の時はM´が、C成分の時にはC
´が出力される。このように、KYMCフォーマットで
の出力動作では、K成分の出力にKブロックの圧縮コー
ドを、またYMCの各成分の出力時にはYMCブロック
の圧縮コードを伸長しながら出力することになる。な
お、Y,M,Cの各色成分を出力するためには、色合わ
せ部18にはYMCすべての成分を入力する必要がある
ため、YMCブロックは3回にわたって伸長パス200
に読み出される。
【0021】従来、KYMCの色成分を分割しない場合
は、KYMCすべての色成分を含むデータを4回にわた
って伸長し、色合わせ部18に供給しなければならなか
った。しかし、本実施形態では、KYMCの色成分をK
成分とYMC成分とに分割したので4回のデータの伸長
のうち、3回はYMC成分のデータのみ、1回はK成分
のデータのみを伸長すればよい。すなわち、YMC成分
の伸長ではKYMC成分の伸長を行う場合の3/4の時
間で伸長でき、K成分の伸長ではKYMC成分の伸長を
行う場合の1/4の時間で伸長できる。その結果、プリ
ンタ7へY,M,C,Kの各成分のデータを従来よりも
高速で出力することができる。
【0022】なお、処理ボード6にはスキャナ21を接
続し、このスキャナ21で読み取られたデータをホスト
コンピュータのRAM3に取り込むように構成すること
もできる。このデータ取り込みのための出力バッファ2
2,23が設けられる。
【0023】続いて、前記データ分割部の動作について
詳細を説明する。データ分割部のブロック図を図3に示
す。本実施例の圧縮器12,13は16ビットのデータ
幅のものであり、これに対し、入力バッファ10となる
FIFOメモリは32ビットのデータ幅を持つ。従って
データ分割部11は、データ分割を行うと同時にデータ
幅変換をも行う。
【0024】データ分割部11は、2段の同期レジスタ
24,25とそれぞれのレジスタに対する制御部26,
27とからなる。1段目のレジスタ(第1レジスタ)2
4は24ビットの同期レジスタである。第1レジスタ2
4は、入力バッファ10の32ビットの内、後述の分割
モードに応じて8ないし24ビットをラッチする。第1
レジスタ24を制御するのが第1レジスタ制御部26で
ある。第1レジスタ制御部26は、入力バッファ10の
フラグと2段目のレジスタ(第2レジスタ)25の状態
および自身の内部状態によって動作を決定するシーケン
サで構成される。
【0025】第2レジスタ25は16ビットの同期レジ
スタである。また、この第2レジスタ25の制御を行っ
ているのが第2レジスタ制御部27である。第2レジス
タ制御部27は、圧縮パス制御部CTL2からの読出要
求信号と第1レジスタ24の状態および自身の内部状態
によって動作を決定するシーケンサで構成される。マル
チプレクサ(MUX)28は第2レジスタ25へ入力バ
ッファ10のデータを直接読み込むか、第1レジスタ2
4のデータを読み込むかを選択する。
【0026】制御部26,27の動作は、分割モードに
より規定されている。分割モードは全部で3種類あり、
モード1はスルー、モード2は3色抽出、モード3は1
色抽出である。このモード切り換えのために、2ビット
の選択信号が入力される。
【0027】図3における信号の意味は次の通りであ
る。CLKは動作クロック、RST_はリセット信号、
SEL[1:0]はモード選択信号である。モード選択
信号「0/1」はスルー、「2」は、KYMCからYM
Cの抽出、「3」はKYMCからKの抽出を意味する。
REN1_は第1レジスタ制御部26の出力であり、入
力バッファ10に対するリードイネーブル信号である。
入力バッファ10はREN1_が“L”の時、これを認
識したクロック内でデータを出力し、ポインタを1つ進
める。EMPTY1_は入力バッファ10の出力であ
り、EMPTY1_が“L”の時、入力バッファ10が
空であることを示す。
【0028】REN2_は第2レジスタ制御部27の出
力であり、第1レジスタ24のリードイネーブル信号で
ある。EMPTY2_は第1レジスタ制御部26から出
力されるエンプティ信号であり、EMPTY2_が
“L”の時、第1レジスタ24が空であることを示す。
また、REN3_は圧縮パス制御部CTL2の出力であ
り、第2レジスタ25のリードイネーブル信号である。
EMPTY3は第2レジスタ制御部27から出力される
エンプティ信号であり、EMPTY3_が“L”の時、
第2レジスタ25が空であることを示す。なお、前記マ
ルチプレクサ28は後述のLOWおよびMIDの設定に
従って切替えられる。
【0029】次に、各分割モード毎の、第1,第2レジ
スタ24,25、第1,第2レジスタ制御部26,27
の動作を状態図を参照しつつ説明する。最初に、図4を
参照してモード2での動作を説明する。モード2は3色
抽出モードであり、KYMCフォーマットのデータから
YMC成分のみを取り出す。図4(a)には入力バッフ
ァ10、第1レジスタ24、第2レジスタ25に存在し
ている各色成分毎のデータを示す。同図のように、入力
バッファ10のK成分のデータは捨てられ、YMC成分
のデータのみが第1レジスタ24に読み込まれる。そし
て、第2レジスタ25には第1レジスタ24および入力
バッファ10の下位ビットから順に2バイトずつMC,
CY,YMの順でデータが読み込まれる。なお第2レジ
スタ25には、データの入力順を明らかにするため3回
分読み込まれたデータを示しているが、同時には2色成
分16ビットのデータが存在する。
【0030】モード2での第1レジスタ制御部26の動
作は図4(b)に示す。第1レジスタ制御部26はリセ
ット信号RST_によってリセットされた後、アイドル
状態となる。ここで、モード2が選択されていて(SE
L[1]=“H”)、かつ、入力バッファ10にデータ
がある(I_EMP=“H”)と、ウエイトステートへ
遷移する。この時、第1レジスタ24のデータが空であ
ることを示すために出力エンプティフラグを無効とする
(O_EMP_=“H”)。これと同時に入力バッファ
10から1個データ(YMC24ビット)を読み出す
(I_REN_=“L”)。
【0031】ウエイトステートでは第2レジスタ制御部
27からの読出信号が有効(O_REN_=“L”)に
なるのを待つ。読出信号が有効になるまでの間は、何も
実行されない。読出信号が有効になり、かつ入力バッフ
ァ10がエンプティでなければ(I_EMP=
“H”)、入力バッファ10から次のデータを読み出し
た後、ウエイトステートのままで、第2レジスタ制御部
27から次の読み出しを待つ。読出信号は有効になった
が、入力バッファ10がエンプティであれば、出力エン
プティフラグを無効とする。
【0032】次に、図4(c)を参照してモード2での
第2レジスタ制御部27の動作について説明する。第2
レジスタ制御部27は、リセットされた後、アイドル状
態となる。ここで、モード2が選択されていて(SEL
=2)、かつ、第1レジスタ24にデータがある(I_
EMP=“H”)と、第1ステートへ遷移する。この
時、第2レジスタ25のデータが空であることを示すた
めに出力エンプティフラグを無効とする(O_EMP_
=“H”)。これと同時にLOW=“H”,MID=
“L”にして、第1レジスタ24から1個データ(MC
成分のみ)を読み出す(I_REN_=“L”)。第1
ステートで圧縮パス制御部CTL2からの読出信号が有
効(O_REN_=“L”)になるのを待つ。読出信号
が有効になるまでの間は、何も実行されない。
【0033】読出信号が有効になり、かつ入力バッファ
10がエンプティでなければ(I_EMP=“H”)、
LOW=“L”,MID=“H”にして、第1レジスタ
24から次のデータ(CY成分のみ)を読み出した後、
第2ステートに遷移し、圧縮パス制御部CTL2からの
次の読み出しを待つ。読出信号は有効になったが、入力
バッファ10がエンプティであれば、出力エンプティフ
ラグを無効とし、ウエイトステートへ遷移する。このウ
エイトステートでもエンプティフラグが無効になるまで
の間は何も実行されない。エンプティフラグが無効にな
ったら、LOW=“L”,MID=“H”にして、次の
データ(YM成分のみ)を読み出した後、第3ステート
に遷移し、圧縮パス制御部CTL2からの次の読み出し
を待つ。
【0034】第2ステートでは、読出信号が有効になる
と、入力バッファ10のエンプティフラグと関係なく、
第3ステートに遷移し、圧縮パス制御部CTL2からの
次の読み出しを待つ。第3ステートでは、読出信号が有
効になり、かつ入力バッファ10がエンプティでなけれ
ば(I_EMP=“H”)、LOW=“H”,MID=
“L”にして、次のデータ(MC成分のみ)を読み出し
た後、第1ステートに遷移し、圧縮パス制御部CTL2
からの次の読み出しを待つ。以下、これを繰り返し、入
力バッファ10がエンプティならば、アイドルに戻る。
以上がモード2でのデータ分割部11の動作となる。
【0035】続いて、図5を参照してモード3での動作
について説明する。モード3は1色抽出モードであり、
KYMCフォーマットのデータからK成分のみを取り出
す。図5(a)には入力バッファ10、第1レジスタ2
4、第2レジスタ25に保持されている各色成分毎のデ
ータを示す。同図のように、入力バッファ10のYMC
成分のデータは捨てられ、K成分のデータのみが第1レ
ジスタ24に読み込まれる。そして、第1レジスタ24
は2バイト分の容量があるので、入力バッファ10に転
送された2回分のデータが読み込まれる。
【0036】モード3での第1レジスタ制御部26の動
作は、モード2と同じであるので図示および説明は省略
する。モード3での第2レジスタ制御部27の動作を図
5(b)を参照して説明する。第2レジスタ制御部27
はリセットされた後、アイドル状態となる。ここで、モ
ード3が選択されていて(SEL=3)、かつ、第1レ
ジスタ24にデータがある(I_EMP=“H”)と、
第1ステートへ遷移する。この時、LOW=“L”にし
て、第1レジスタ24から1個データ(8ビットのK成
分データ)を読み出す(I_REN_=“L”)。第1
ステートでエンプティフラグが無効になるのを待つ。こ
の問は、何も実行されない。エンプティフラグが無効に
なったら、LOW=“H”にして、第1レジスタ24か
ら次のK成分データを読み出した後、第2ステートに遷
移し、そこで、第2レジスタ25にデータが揃ったので
圧縮パス制御部CTL2からの読み出しを待つ。
【0037】読出信号は有効になったが、入力バッファ
10がエンプティであれば、出力エンプティフラグを無
効とし、アイドルヘ遷移する。読出信号が有効になり、
かつ入力バッファ10がエンプティでなければ(I_E
MP=“H”)、出力エンプティフラグを無効とし、L
OW=“L”にして次の8ビットのK成分データを読み
出した後、第1ステートに遷移し、再びエンプティフラ
グが無効になるのを待つ。以下、これを繰り返す。以上
がモード3でのデータ分割部11の動作となる。
【0038】なお、以上の説明では、データをYMC成
分とK成分とに分割したが、データ分割部11はデータ
の分割を行わないモード1つまりスルーモードで動作す
ることもできる。分割を要しない場合には、DMA転送
の回数を減らせるので、データの処理によってはあえて
分割をしないでこのスルーモードを選択するのがよい。
したがって、このモード1では入力バッファ10のバス
幅(32ビット)を16ビット幅に変換するだけであ
る。
【0039】このようにデータ分割部11は、同期バッ
ファ10の2段分として動作し、データを自動的に分割
していく。以上の動作によってデータ分割が実行され、
ブロック分けされたデータを圧縮器12,13で圧縮
し、伸長器16で伸長することになる。データ分割回路
は、汎用回路(FIFO)を拡張した構成をとるため、
その制御のための回路が簡単なものとなる。次に、本実
施形態の変形例を説明する。まず、データのカラーフォ
ーマットとしてRGBフォーマットで作成されたデータ
にも本発明は適用できる。RGBフォーマットの場合、
24ビットで各成分が表現されるため、32ビット幅の
入力バッファ10に対しては端数がでる。そこで、通常
は8ビットの無効データ「0」を付加して32ビットと
する。データ分割部11では前記無効データをRGBか
ら分離して削除することによってデータ量を3/4に減
らすことができる。
【0040】また、上述の例では、色合わせ部18で色
合わせをするために点順次のデータを扱った。しかし、
高品位なプリント画を必要としない用途では色合わせを
しないでよいこともあるので、色合わせをしないのを前
提としてさらにデータ量を減らして伸長に要する時間を
減少させることが可能である。例えば、前記モード3を
変形することで実現できる。すなわち、入力バッファ1
0の4バイトデータのうち、モード3のように抽出位置
を固定せず、4バイトのすべてを1バイトずつ順番に選
択して抽出できるようにする。そうすれば、KYMC成
分のデータからKブロック、Yブロック、Mブロック、
Cブロックの4ブロックの分割が実現できる。すなわ
ち、点順次から面順次のデータを生成することができ
る。この場合、伸長時間は1/4になるので、伸長器1
6の性能が1/4であっても高速のプリンタに対してデ
ータを供給することができる。このように、KYMC、
RGB、グレーなど複数の入力データフォーマットでの
印字においてもデータ分割を実現できる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、伸長速度を見かけ上速くできるため、ある出
力装置(例えばプリンタ)があってデータ分割を行わな
くても伸長速度がプリンタの印字速度に見合った伸長器
が存在する場合には、その伸長器の速度よりもさらに速
い出力速度を要求するプリンタにも接続できるシステム
を実現できる。そして、プリンタの速度が高速でないと
きには、従来、そのプリンタに使用されていた低速の伸
長器を使用しても、従来と同等のシステムを実現でき
る。換言すれば、伸長速度がプリンタの出力に間に合わ
ない場合に、データ分割を行うことによりプリンタの要
求を満たすことができるシステムを得ることができる。
また、複数種類の圧縮器を要していた場合よりも、圧縮
器および伸長器に対する制御回路が簡素化されるだけで
なく、伸長器の数が削減される。データの分割は、ハー
ドウェアで自動的に実行されるため、ソフトウェアの制
御はブロックデータを複数回転送するだけでよく、ソフ
トウェアの負担を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像データ処理装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る画像データ処理装
置を含むプリンタシステムの概略構成図である。
【図3】 データ分割部の構成を示すブロック模式図で
ある。
【図4】 データ分割部のYMC成分抽出動作を示す遷
移状態図である。
【図5】 データ分割部のK成分抽出動作を示す遷移状
態図である。
【符号の説明】
6…画像データ処理装置、 7…プリンタ、 9…符号
化コードバッファ、 10…入力バッファ(FIF
O)、 11…データ分割部、 12,13…圧縮器、
フロントページの続き (72)発明者 後藤 淳一 埼玉県岩槻市本町3丁目1番1号 WA TSUビル西館4階 富士ゼロックス株 式会社内 (72)発明者 近藤 道雄 埼玉県岩槻市本町3丁目1番1号 WA TSUビル西館4階 富士ゼロックス株 式会社内 (72)発明者 福井 純 埼玉県岩槻市本町3丁目1番1号 WA TSUビル西館4階 富士ゼロックス株 式会社内 (72)発明者 吉野 勇司 埼玉県岩槻市本町3丁目1番1号 WA TSUビル西館4階 富士ゼロックス株 式会社内 (72)発明者 川原 巧 埼玉県岩槻市本町3丁目1番1号 WA TSUビル西館4階 富士ゼロックス株 式会社内 (56)参考文献 特開 平3−48576(JP,A) 特開 平9−186884(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/41 - 1/419 H04N 1/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 KYMC成分を含むカラー画像データを
    K成分と点順次のYMC成分とに分割するデータ分割手
    段と、 分割された前記カラー画像データをK成分およびYMC
    成分毎に圧縮する圧縮手段と、 前記圧縮手段で圧縮されたカラー画像データをK成分お
    よびYMC成分毎に記憶するため、K成分およびYMC
    成分用に設定された記憶領域を有するバッファ手段と、 前記バッファ手段から前記カラー画像データのK成分お
    よびYMC成分を個別に読み出して伸長する伸長手段で
    あって、前記YMC成分の伸長では、Y、M、Cの各成
    分の伸長に対応した回数分の圧縮カラー画像の読み出し
    および伸長を繰り返すよう構成された伸長手段と、 前記伸長されたカラー画像データを出力装置に出力する
    ためのインタフェース制御手段とを具備したことを特徴
    とする画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記伸長手段で伸長されたY、M、Cの
    各成分に基づいて色成分の調整を行う色合わせ手段をさ
    らに具備したことを特徴とする請求項1記載の画像デー
    タ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記データ分割手段が、データを受け入
    れるFIFOメモリと、前記FIFOメモリの追加段数
    として動作する複数段のレジスタとからなることを特徴
    とする請求項1または2記載の画像データ処理装置。
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