JP3271310B2 - トラクタ等の安全フレーム支持装置 - Google Patents

トラクタ等の安全フレーム支持装置

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JP3271310B2
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仲四郎 向井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタやコンバイ
ン等の運転席部を、車体の横転等から保護する安全フレ
ーム支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】トラ
クタの運転席後部に立設する安全フレームは、作業時の
ように必要時には起立姿勢とし、格納時には邪魔になら
ぬよう倒伏姿勢に切換える。この安全フレームの起伏姿
勢の切換えには、一般に左右横方向のピン孔に対しロッ
クピンの抜き差しによって行われるものであるが、安全
フレームは一般的に重量物であり、しかも安全フレーム
の左右両側位置において同時にロックピンの抜き差しを
行なわなければならず、切換操作が行ない難いという課
題があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
鑑みて提案するものであって、運転席の後上方に正面視
門形の安全フレーム10を起伏自在に立設したトラクタ
等において、安全フレーム10の下部を支える安全フレ
ーム支持部材4の端縁部端縁部にも、前後方向に切欠い
た起立用位置決め溝2と倒伏用位置決め溝3とを設け、
一方安全フレーム10の基端部には、前記起立用位置決
め溝2または倒伏用位置決め溝3に重なり合う安全フレ
ーム側位置決め溝7,8を形成し、前記安全フレーム支
持部材4と安全フレーム10の基端部とを回動軸28に
て連結すると共に、この回動部には、前記安全フレーム
支持部材4側の位置決め溝2(3)と安全フレーム側の
位置決め溝7(8)とが側面から見て重なったときにこ
れらの溝間に落ち込むよう付勢したピン31を設けたこ
とを特徴とするトラクタ等の安全フレーム支持装置とし
た。
【0004】
【作用、及び発明の効果】安全フレーム10の起伏姿勢
を切換えるときは、車体側に固定している安全フレーム
支持部材4の起立用、若しくは倒伏用位置決め溝2
(3)と、安全フレーム10基端部の位置決め溝7
(8)との間に亘って係合されているピン31を溝外に
引出し、安全フレーム10を回動自在な状態に変更す
る。その後、ピン31を前記溝外の所定位置に保持し
て、更に安全フレーム10を回動操作すると、前記安全
フレーム支持部材側の起立用、若しくは倒伏用の位置決
め溝2(3)と安全フレーム側位置決め溝7(8)とが
側面から見て重なり合い、この溝間にピン31が落ち込
んで、安全フレーム10は起立姿勢、若しくは倒伏姿勢
に位置決めされる。
【0005】このように、安全フレーム支持部材4の起
立用、若しくは倒伏用位置決め溝2(3)と、安全フレ
ーム側位置決め溝7(8)に係合されているピン31を
付勢力に抗しながら溝の外に外すことによって、安全フ
レーム10の起伏姿勢を簡単に切換えできる。また、前
記ピン31は安全フレーム10、または安全フレーム支
持部材4に向かって付勢されているので、このピン31
を前記溝の重なり位置外に保持しておき、安全フレーム
10を回動軸28廻りに回動させて再度双方の位置決め
溝同士が重なり合うと前記ピン31が自動的に係合され
ことになりこのため、作業者は一方の手で安全フレ
ーム10を扱うと同時に、他方の手でピン31を操作す
るといった煩わしい操作が不要となり、速やかに安全フ
レーム10の姿勢を変更することができる。また、安全
フレーム10及び安全フレーム支持部材4双方に前後方
向に切欠いた溝2,3,7,8を形成し、これにピン3
1を前後方向に移動させて落とし込む構成としたので、
従来のピン穴にロックピンを抜き差しする構成と比較し
て、ピン31の溝2,3,7,8への挿入が短時間で行
なわれることになり、安全フレームの姿勢変更を迅速、
且つ簡単に行なうことができる。
【0006】
【実施例】トラクタにおける安全フレーム10の使用例
を説明する。トラクタ車体5は、前車輪11、及び後車
輪12を有し、前部に搭載のエンジンEによつて四輪駆
動走行する。後車輪12を軸装するミッションケース1
3の上側から、左右の後車輪12上側に亘って、車体5
後部に一体のフレーム6にフェンダ14を取付け、この
フェンダ14の中央部に運転席15を搭載し、前方のス
テアリングハンドル16を操作できる。安全フレーム1
0は、断面角パイプ材からなり、正面視門形を成して、
該フェンダ14後部のフレーム6上に装着して、起立姿
勢では、運転席15後部上を囲う形態としている。
【0007】このようなミッションケース13の後側に
耕耘装置17を、ロアリンク18、トップリンク19等
で連結し、リフトシリンダの油圧作動によるリフトアー
ム20で昇降できる。21は耕耘軸、22は耕耘爪であ
る。前記フレーム6の左右両側部に、前壁部23と左右
両側壁部を有する安全フレーム支持部材(以下、ロック
プレート4)を設け、後側乃至上側を開放させたブラケ
ット25の底部26を、ボルト27で取付ける。安全フ
レーム10の左右両下端部は、各々左右両側に可動プレ
ート9が一体構成で、この可動プレート9部を、該ブラ
ケット25の左右両側のロックプレート4部間に介挿し
て、横方向の起伏軸28回りに回動自在に取付ける。安
全フレーム10は、この起伏軸28の抜き差しによって
着脱できる。29はその締付ナットである。
【0008】該ロックプレート4の後縁に、前後方向に
切欠いた起立用位置決め溝2と倒伏用位置決め溝3と、
可動プレート9の後縁と下縁に切欠いた安全フレーム側
位置決め溝(起立用位置決め溝7,倒伏用位置決め溝
8)との関係は、安全フレーム10を起立させた姿勢位
置では、ロックプレート側起立用位置決め溝2と安全フ
レーム側起立用位置決め溝7とが左右に重合し、又、安
全フレーム10を後側へ倒伏させた姿勢位置では、ロッ
クプレート側倒伏用位置決め溝3と安全フレーム側倒伏
用位置決め溝8とが左右に重合しうる関係に設定され、
これら各溝2と溝7、又は溝3と溝8の各重合部に掛替
フック1を係合させて、安全フレーム10の起伏位置を
固定できる。このため、ロックプレート側起立用位置決
め溝2と倒伏用位置決め溝3は、ロックプレート4の後
縁に沿って上下波形状カム縁に形成し、又、安全フレー
ム側の各位置決め溝7,8は、可動プレート9の後縁に
沿って上下に形成し、これら上下の溝7,8間には、該
ロックプレート4の後縁外に段部24を形成して、掛替
フック1を一時引っ掛けておくことができる。
【0009】前記掛替フック1は、指を通しうるリング
30と、横方向のピン31とからなり、このピン31の
左右両端には案内縁32を形成し、この掛替フック1を
ばね33で前壁部23側へ付勢させている。ピン31
は、前記各溝2,3,7,8、及び、段部24に対して
嵌合乃至係合しうるもので、案内縁32は、これらの係
合位置を変更するとき外側のロックプレート4部から外
れないように案内している。
【0010】前記可動プレート9は、安全フレーム10
の起立位置と倒伏位置とで、ブラケット25後壁部23
に沿って取付けたゴム製のダンパー34に沿って接圧す
るストッパガイド35,36を形成し、掛替フック1に
よる安全フレーム10のがたつきを吸収する構成であ
る。安全フレーム10の起立姿勢から倒伏姿勢に切替え
るには、図5〜図7のように、ロックプレート4の後縁
から可動プレート9の段部24が突出した状態にあるた
め、安全フレーム10の左右両側の掛替フック1を、各
ばね33に抗してロックプレート側起立用位置決め溝
2、及び安全フレーム側起立用位置決め溝7から外し
て、該段部24に係合させる。この状態で、安全フレー
ム10を後方へ回動させて倒伏すると、ロックプレート
側倒伏用位置決め溝3と安全フレーム側倒伏用位置決め
溝8とが左右に重合するから、この両溝3,8に掛替フ
ック1のピン31がばね33に引っ張られて、落込係合
される。
【0011】又、安全フレーム10の倒伏姿勢から起立
姿勢に切替えるには、図8〜図10のように、左右両側
の掛替フック1を、ロックプレート側位置決め溝3と安
全フレーム側倒伏用位置決め溝8の位置から外して、ロ
ックプレート4側の起立用位置決め溝2の位置へ一旦係
合させておき、この状態で安全フレーム10を起立姿勢
へ回動させる。このとき可動プレート9の回動によって
安全フレーム側起立用位置決め溝7がロックプレート側
起立用位置決め溝2と一致重合すると、これにピン31
が落込んで安全フレーム10の起立姿勢とする。
【0012】図例のように、掛替フック1を掛け替える
ために、ロックプレート4側の起立用位置決め溝2,安
全フレーム側起立用位置決め溝7、又はロックプレート
側倒伏用位置決め溝3,安全フレーム側倒伏用位置決め
溝8から外したピン31を一旦保持しておく段部24
を、可動プレート9に設ける形態では、このピン31の
係合を安全フレーム10の起伏回動操作のみで自動的に
行わせることができ、操作が一層容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】安全フレーム取付部の側面図。
【図2】その作用を示す側面図。
【図3】その後面図。
【図4】その平面図。
【図5】その作用を示す側面図。
【図6】その作用を示す側面図。
【図7】その作用を示す側面図。
【図8】その作用を示す側面図。
【図9】その作用を示す側面図。
【図10】その作用を示す側面図。
【図11】トラクタの側面図。
【図12】その安全フレーム部の後面図。
【符号の説明】
1 フック 2 ロックプレート側起立用位置決め溝 3 ロックプレート用倒伏用位置決め溝 4 ロックプレート 5 車体 6 フレーム 7 安全フレーム側起立用位置決め溝 8 安全フレーム側倒伏用位置決め溝 9 可動プレート 10 安全フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/11 - 21/13 B62D 49/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席の後上方に正面視門形の安全フレ
    ーム10を起伏自在に立設したトラクタ等において、
    全フレーム10の下部を支える安全フレーム支持部材4
    の端縁部には、前後方向に切欠いた起立用位置決め溝2
    と倒伏用位置決め溝3とを設け、一方安全フレーム10
    基端部端縁部にも、前記起立用位置決め溝2または倒
    伏用位置決め溝3に重なり合う安全フレーム側位置決め
    溝7,8を形成し、前記安全フレーム支持部材4と安全
    フレーム10の基端部とを回動軸28にて連結すると共
    に、この回動部には、前記安全フレーム支持部材4側の
    位置決め溝2(3)と安全フレーム側の位置決め溝7
    (8)とが側面から見て重なったときにこれらの溝間に
    落ち込むよう付勢したピン31を設けたことを特徴とす
    るトラクタ等の安全フレーム支持装置。
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