JP3674059B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶表示装置は、低消費電力で軽量なディスプレイ・デバイスとして、液晶テレビ、パーソナルワープロ、パーソナルコンピュータ等に広く利用されている。そして、今後さらに多くの画像情報を表示するために、画素数、階調数の増加が期待されている。このような画素数、階調数の増加は、表示画像情報の大容量化を意味し、その結果、液晶表示装置の1ラインの走査期間は次第に短くなり、階調もより細かく制御されてきた。
【0003】
このような液晶表示装置の階調を制御する方法としては、複数のフレーム間で階調制御を行うフレーム変調方式や、選択期間内のデータ信号のパルス高さやパルス幅の制御を行うパルス高変調方式やパルス幅変調方式が、従来より用いられている。
【0004】
このうち、パルス幅変調方式は、水平選択期間を階調数に応じた複数の期間に分割し、水平選択期間中のデータ線にオン成分を加算する期間、すなわち書き込みパルス幅を変えることにより、階調表示を行う方式である。3ビットのデジタル・データを階調データとして用い、階調数を8(全ON、全OFF、及び6つの中間調)とした場合のデータ線に出力される電圧波形の変化を図15に示す。
【0005】
交流化信号FRがHighの場合には、デジタル階調データ(D2.D1.D0.)が(0.0.0.)となる全OFF状態のとき、選択期間(Th)中、常にOFF電圧であるVx1が出力され、階調データの値が大きくなるに従い、ON電圧であるVx2の期間が長く出力される。デジタル階調データ(D2.D1.D0.)が(1.1.1.)となる全ON状態のときは、選択期間(Th)の期間中、常にON電圧が出力される。
【0006】
交流化信号(FR)がLOWの場合には、ON電圧はVx1、OFF電圧はVx2となり、同様に階調データの値が大きくなるほど、ON電圧を出力する期間が長くなる。図におけるThは、1ラインの走査線が選択される期間であり、通常の液晶表示装置においては1水平走査期間に対応する。
【0007】
図16は、パルス幅変調方式を単純マトリクスに適応した場合の理想的な駆動電圧波形(走査信号、データ信号、それらの差信号)を示した図である。図中のFRは図15に示した交流化信号である。走査信号(COM)に3値のレベル(Vy1,Vy2,Vy3)を、データ信号(SEG)に2値の電圧レベル(Vx1,Vx2)を使用している。
【0008】
ここで、デジタル階調データとして中間調の階調情報を与えた場合、信号電極には、対応した電圧波形(SEG)が出力される。SEGは、この交流化信号(FR)の立ち上がり・立ち下りのタイミングに少し遅れて立ち上がったり、立ち下ったりしている。図16では、SEGとして、すべてのラインで同じ階調表示を与える波形を例示したが、一般的には、ライン毎に固有の立ち上がり・立ち下がりのタイミングが与えられる。
【0009】
選択期間(Ts)中には、交流化信号(FR)がHIGHの場合には、走査信号としてVy3の電圧レベル、LOWの場合には走査信号としてVy2の電圧レベルが出力される。また、非選択期間(Tns)中には、走査信号としてVy1が出力される。図16においてm番目の走査電極は、Ts期間中に選択され、図に示すCOMmの電圧波形を出力する。このように走査信号とデータ信号を与えた場合、その差信号(SEG−COMm)が液晶素子に印加される電圧となる。その結果、ON電圧が印加される時間(Ton)が長くなるほど、液晶素子に印加される実効電圧が高くなり、Tonが短くなるほど、液晶素子に印加される実効電圧が低くなる。この場合、ノーマリー・ホワイト・タイプ(液晶層に印加されるが電圧が高くなるほど透過率が低下するタイプ)の液晶表示装置においては、階調データの値が大きくなるほど、液晶表示装置の透過率は低くなる。
【0010】
図16は、走査線、データ線の配線抵抗、駆動ICの出力インピーダンスがないと仮定した場合の理想的な電圧波形である。実際の液晶表示装置においては、データ線でのデータ電圧のスイッチングにより液晶素子を介して容量結合が起こり、走査信号の電圧歪み(以後クロストーク・ノイズと呼ぶ)が発生する。
【0011】
図17は、データ信号(SEGn)とデータ信号(SEGl)の容量結合により、走査信号(COMm)にクロストーク・ノイズが混入した様子を示した図である。このクロストーク・ノイズの混入により、液晶層に印加される電圧波形(SEGn−COMm)の実効値は、図16に示した理想波形に比べ低下し、その結果、液晶表示装置の透過率が変動してしまう。この透過率変動は、クロストークと呼ばれている。クロストークは、階調数の増加や1ラインの表示ドット数の増加による駆動電圧の上昇によりさらに大きくなり、良好な画像表示の障害となっている。
【0012】
このようなクロストーク・ノイズを補正して、液晶表示装置の表示品質を良好にするための技術はすでに従来より提案され、その具体的構成が特開平3−260621に開示されている。図18は、その従来の方法の作用を説明する図である。走査線の実効電圧は、データ線の電圧レベルの切り替わりに起因して低下している(補正前の走査電圧)。上述の従来技術は、この実効電圧の低下を補正するために、全ON、全OFFでない階調データの個数を計数し、その計数値をもとに、補正電圧△Vを走査電極の電圧レベルに加算して、クロストークを改善するものであった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術は、クロストーク・ノイズにより生じる補正電圧を走査信号に加算する際に、補正電圧値を非常に細かく設定する必要があるため、分解能が非常に高いDAコンバーターを使用しなければならないという問題があった。
【0014】
さらに、上記従来技術は、単純マトリクス型液晶表示装置に比較してさらに高精細、高品位の画像情報を表示することのできる非線形素子を用いた液晶表示装置には、適用できないという問題点があった。
【0015】
以下に、従来技術の課題を詳細に説明する。
【0016】
液晶表示装置に用いられる非線形素子には、アモルファス・シリコン・TFT素子に代表される3端子型素子と、MIM(導体−絶縁体−導体)素子に代表される2端子型素子がある。いずれも非線形素子のスイッチング機能を用いて駆動ライン数の増加を実現し大容量の画像情報を表示するものである。
【0017】
2端子型素子には、上記したMIM素子を始め、バック・ツー・バック・ダイオード素子、ダイオード・リング素子、バリスター素子などがあるが、どの素子も非線形な電流−電圧特性を有している。
【0018】
図19は、2端子型非線形素子として最も広く利用されているMIM素子の電流−電圧特性を示す図である。横軸は、MIM素子に加わる電圧を、縦軸は電流を示しており、電流−電圧特性が非線形であることがわかる。
【0019】
図20は、MIM素子を用いた液晶表示装置の1画素の等価回路を示す図である。駆動電圧をVD、液晶層に加わる電圧をVLC、MIM素子に加わる電圧をVMIMとする。RLC、CLCは、それぞれ液晶層の抵抗と容量値を、また、RMIM、CMIMは、MIM素子の抵抗値と容量値を示している。実際の液晶表示装置においては、図20に示す等価回路がマトリクス状に構成されている。
【0020】
図21は、2端子型非線形素子を用いた液晶パネルを駆動する際の理想波形を示している。走査側には非選択期間中のリークを抑えるために4値の電圧レベル(VY1〜VY4)を、データ側に2値の電圧レベル(VX1、VX2)を用い、パルス幅変調を行った場合の理想波形である。また交流化方法は、フレーム反転及び1ライン反転を行っている例である。
【0021】
データ信号の駆動波形は、図15に示す単純マトリクス型液晶表示装置の場合と同様である。データ線側の駆動系に階調データとして、中間値を与えた場合、図15の場合と同様に、データ線には、図中のSEGで示す電圧波形が出力される。
【0022】
ここで、選択期間(Ts)には、交流化信号(FR)がHighの場合にはVY4の電圧レベルが、LOWの場合にはVY2の電圧レベルが、走査信号として出力される。また、非選択期間(Tns)には、VY1またはVY2が走査信号として出力される。結果として、図21に示すCOMで示す電圧波形を出力する。
【0023】
このように走査線とデータ線に電圧を加えた場合、走査電圧と信号電圧の差電圧(SEG−COM)が、図20及び図21に示す液晶素子とMIM素子間に印加される駆動電圧(VD)となる。
【0024】
図22は、階調データが中間調データの場合における、駆動電圧(VD)、液晶層に加わる電圧(VLC)及びMIM素子に加わる電圧(VMIM)を示している。階調データを表示する際、MIM素子に加わる電圧が高い期間は、データ電圧がON電圧レベルに切り替わる部分であり、この部分でMIM素子の非線形特性によって電流が流れ、液晶素子に電圧が急速に充電される。
【0025】
ここで、非線形素子を用いた場合にも、図17に示す単純マトリクス型液晶表示装置の場合と同様に、データ線側の切り替わりによるクロストーク・ノイズは、データ線から走査線側へと、MIM素子及び液晶層の容量部分を介して混入する。 従って、実際に液晶層とMIM素子に印加される駆動電圧(VD)は、理想波形の場合と異なり、クロストーク・ノイズにより変動を受ける。その結果、ある画素に対して同一の階調データが与えられた場合であっても、他の画素の表示パターンによって、透過率の変動を生じる。この表示パターンによる透過率の変動を、図23と図24を用いて詳細に説明する。
【0026】
図23は、3種類の1ラインに表示されるデータを示す図であり、透過率を観測する画素は、N番目の点とする。(a)のパターンは、1ライン全てのデータが同一の中間調データであり、(b)のパターンは、観測画素のみ中間調データ、他の部分は全オンデータである。(a)のパターンは、同一の中間調データが多く、データ信号がすべて同一のタイミングで変化するためにクロストーク・ノイズが大きく発生する。(b)のパターンは、クロストーク・ノイズが観測画素に起因するものだけなのでほとんど発生しない状態である。
【0027】
図24は、ノーマリー・ホワイト・タイプの液晶表示装置を用いて、図23に示す(a)と(b)のパターンを表示した場合の書き込みパルス幅(TON期間)と透過率の関係を示す図である。横軸は、観測画素の書き込みパルス幅を示しており、書き込みパルス幅が0の場合は、全OFF状態に対応し、一走査期間の書き込みパルス幅は、全ON状態に対応する。縦軸は、各書き込みパルス幅での透過率を示している。クロストーク・ノイズにより駆動電圧が低下するパターン(a)の階調特性(2401)は、同じパルス幅で書き込んだパターン(b)の観測点の階調特性(2402)にくらべ、透過率が高くなり、画質を悪化させるクロストークが発生していることがわかる。これは、実際に液晶に印加される電圧が1ラインの表示パターンにより変動していることを意味する。
【0028】
さらに図23にしめすパターン(c)のように、観測点N以外の他のデータ線に観測点と異なる中間調を表示する場合、観測点N以外のデータ信号の切り替わりにより生じるクロストーク・ノイズは、観測点NのMIM素子に印加される電圧が高いときほど、影響度が大きい。この影響度の差を図25を用いて説明する。
【0029】
図25において、観測点NのMIM素子に加わる電圧は、図22のVMIMと同様に2501に示す波形となる。観測点N以外の他のデータ線の駆動電圧が2502と2503である場合、データ信号2502から生じるクロストーク・ノイズは、MIM素子に加わる電圧が高いレベルであるTEの期間で発生するために、データ信号2503により生じるクロストーク・ノイズに比べ液晶印加電圧の変動を大きく引き起こす。すなわち各階調のクロストーク・ノイズは、表示する階調データによってそれぞれに異なる影響を与えるのである。
【0030】
したがって、従来技術のようにクロストーク・ノイズの平均値を求めることによって走査電極側の電圧を補正する方法では、単純マトリクス型の液晶表示装置には有効であるが、非線形素子を用いた液晶表示装置には有効ではなく、補正が大きすぎる階調や少ない階調が混在することになりさらに画質を悪化させることになる。
【0031】
このように従来の液晶表示装置には、液晶光学素子の駆動用電極の抵抗、ドライバICの出力抵抗及び液晶素子の静電容量による走査電極の電圧歪みにより、同一走査線上の液晶素子に印加される実効的な電圧が変動し、表示データに対応する階調を忠実に表示できず、クロストークを発生するという問題があった。
【0032】
また、単純マトリクス型液晶表示装置においてこの問題点を改善するための従来の技術においても、高い分解能を有するDA変換器を用いなければならないという問題があった。さらに、そのような従来の技術は、非線形素子を有する液晶表示装置のクロストークを抑制することができないばかりでなく、表示品質をさらに悪化させるという問題もあった。
【0033】
そこで本発明は、このような問題を解決する液晶表示装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0034】
【課題を解決するための手段】
本発明の液晶表示装置は、複数の走査線、複数のデータ線、前記走査線と前記データ線により選択される複数の液晶素子、前記複数の液晶素子とそれぞれ電気的に接続されてなる複数の非線形素子、を有する液晶パネルと、前記複数の走査線に走査信号を供給する走査信号駆動回路と、前記複数のデータ線にパルス幅変調方式のON電圧又はOFF電圧からなるデータ信号を供給するデータ信号駆動回路と、前記各データ線に印加されるべき前記データ信号が示す所定の階調データについて、一の階調データの数と他の階調データの数とを階調間に異なる重み付けを付与しながら計数する階調計数手段と、前記階調計数手段の計数結果に対応した補正量データを出力する補正量決定手段と、前記補正量データに応じた値がロードされるカウンタを有し、走査期間において、当該カウンタが前記補正量データに応じた値から前記データ信号の階調データに応じた値までクロックをカウントし、当該階調データに応じた値に達したタイミングで前記データ信号のON電圧とOFF電圧を切り替える印加電圧補正手段とを備えることを特徴とする。
【0035】
また、本発明の液晶表示装置は、前記液晶素子がそれぞれ非線形素子と電気的に接続されてなり、前記非線形素子と前記液晶素子は前記データ線と前記走査線との間に電気的に直列に配置されてなることを特徴とする。
【0039】
【作用】
本発明は、d)デジタル化されたデータ信号の階調データを計数する階調計数手段と、e)前記階調計数手段の計数結果から前記液晶素子に印加する電圧の補正量を決定する補正量決定手段と、f)前記補正量決定手段で決定された補正量に応じて前記液晶素子に印加する電圧を補正する印加電圧補正手段と、を有することを特徴とするから、データ信号に含まれる各階調データを計数し、その計数結果に従って、各階調毎にデータ線に印加する電圧を増減させることができる。その結果、表示パターンによって変化する液晶素子に印加される実効電圧の変動分を補正することができ、クロストークを抑制することができる。
【0040】
また、本発明は、液晶素子のそれぞれが非線形素子と電気的に接続され、非線形素子と液晶素子とが前記データ線と前記走査線との間に電気的に直列に配置されてなることを特徴とするから、単純マトリクス型の液晶表示装置と比較して、大容量の液晶パネルの表示が可能である。さらに、非線形素子を有する液晶表示装置のクロストークはクロストーク・ノイズの発生する期間によって大きく影響を受けるが、そのような場合にも表示パターンによって変化する液晶素子に印加される実効電圧の変動分を従来のものより効果的に補正することができ、その結果、効果的にクロストークを抑制することができる。
【0041】
さらに、本発明は、階調計数手段が、選択される液晶素子に印加するデータ信号の階調データを少なくとも1つ以上の階調毎に計数することを特徴とするから、全ての階調の表示を補正することができるとともに、複数の階調が同様の補正を必要とする場合、その補正量を計数するための回路が不要となり、回路規模を小さくすることができる。
【0042】
さらに、本発明は、補正量決定手段が、階調計数手段の計数結果を重み付けして補正量を決定することを特徴とするから、スイッチング素子として非線形素子を用いた液晶表示装置においてパルス幅変調方式で階調表示を行う場合も、走査線によって同時に選択電圧を印加される液晶素子のデータ線に印加される電圧の変化による実効電圧の変動を補正できる。
【0043】
さらに、本発明は、印加電圧補正手段(階調表示基本クロック生成回路)が、補正量決定手段によって決定された補正量に応じて、データ信号のパルス幅を変えて補正することを特徴とするから、液晶パネルを駆動する電圧レベルを増やさないですみ、補正のための回路が簡単な論理回路で実現でき、IC化も容易であるためコストもかからない。
【0044】
さらに、本発明は、印加電圧補正手段(階調表示基本クロック生成回路)が、補正量決定手段によって決定された補正量に応じて、データ信号のパルスの高さを変えて補正することを特徴とするから、データ線の印加電圧のパルス幅を補正するための回路が不要となり、論理回路の規模を小さくすることができる。
【0045】
さらにまた、本発明は、印加電圧補正手段(階調表示基本クロック生成回路)が補正量決定手段によって決定された補正量に応じて、データ信号のパルス幅と高さの両方を変えて補正することを特徴とするから、細かな補正が可能となり、階調数が増加しても効果的にクロストークを除去できる。
【0046】
【実施例】
〔実施例1〕
以下、本発明を図1を用いて説明する。
【0047】
図1は、本発明の液晶表示装置の全体ブロック図である。階調計数手段101は、マスク信号107とデータクロック109とに基づいて階調データ108を計数し、計数結果111を補正量決定手段102に出力する。ここで、マスク信号107は、階調データ108が有効である期間、すなわち実際に表示する階調データが送られてくる期間においてアクティブである。
【0048】
補正量決定手段102は、データクロック109と、ラインクロック110と、上記計数結果111とに基づいて補正量データ112を決定し、その結果を印加電圧補正手段103に出力する。
【0049】
印加電圧補正手段103は、データクロック109と、上記補正量データ112とに基づいて、印加電圧補正信号113を生成し、データ信号駆動回路104に出力する。
【0050】
データ信号駆動回路104は、階調計数手段101で計数する階調データ108をシフトレジスタに蓄積する。シフトレジスタに保持された階調データ108はラインクロック110を基準にして、データ線X1〜Xmにそれぞれのデータ信号を出力する。
【0051】
走査信号駆動回路105は、Y1〜Ynの走査線にY1から順次選択電圧を出力し、液晶パネル106の液晶素子を時分割駆動する。
【0052】
本発明の一実施例を、図2〜図9を用いて、さらに詳細に説明する。
【0053】
図2は、パルス幅変調方式で8階調の階調表示を行う、640ドット×480ドットのMIM液晶表示装置に本発明を適用したものである。
【0054】
階調計数回路201は、階調データ209と、マスク信号208と、データクロック210とに基づき、計数結果212を生成するが、図3と図6を用いて、階調計数回路201の動作をより詳細に説明する。
【0055】
図3は階調計数回路のブロック図、図6はそのタイミング図である。図3の階調7の補正量を計数するブロック312は、デコーダ301、重み付け回路302、論理和303及びカウンタ304で構成される。階調データ305は、3ビットのデジタル・データを用いた8階調を表現しており、また階調計数のブロックを各階調データごとに設けているため、階調計数回路は8ブロックから構成される。階調データの有効な期間は、マスク信号306により、与える。階調データが7に対応するブロック312では、デコーダ301によって階調データ305から7をデコーダ302によりデコードする。デコード信号308は、重み付け回路302で3レベルに重み付けされる。重み付け回路302は、階調データが7のデコード信号308を、図6のようなタイミングで3レベルに重み付けして出力する。重み付け信号309は、重み付け信号1、重み付け信号2及び重み付け信号3からなる。階調データの値が7に対する重み付け信号1は、階調データが7のデコード結果がhighである期間すべてhighである。重み付け信号2は、階調データの値が2クロック分7であると1クロック分highになる。つまり階調データが7である期間の2分の1の期間highになる。重み付け信号3は、階調データの値が3クロック分7であると1クロック分highになる。このようにして各階調データごとに3レベルの重み付け信号を生成する。
【0056】
各階調の計数ブロック内の論理和には、全ての階調の階調パルスの変化による影響度を4レベルに分類し、その影響度の大きな階調に対応するブロックの重み付け回路からは、最も重み付けの大きな重み付け信号1が入力される。その次の影響度に分類された階調の重み付け回路から、重み付け信号2が入力され、さらに、その次に影響のある階調に対応する重み付け回路からは、重み付け信号3が入力され、最も影響の少ない影響度に分類された階調の重み付け信号は入力しない。例えば、階調データの値が7に対応するブロック312の論理和303には、階調6の重み付け信号1のみが入力されるとすると、ブロック312の論理和303の出力は、カウンタ304のイネーブル信号310として入力されるので、カウンタ304は、論理和の出力がアクティブ(アクティブhigh)である期間、データクロック307に同期して、その出力が1ずつ加算される。インアクティブのときは、加算せずに出力の値を保持する。仮に走査線に選択電圧が印加されているすべての液晶素子に表示する階調データの値が7であったとすると、走査線1本あたりの液晶素子数は640であるから、階調データの値が7のブロックに対応するカウンタの計数結果311の値は640となる。また、仮に階調情報7が320個、階調6が320個であったとすると階調データの値が7のブロックに対応するカウンタの計数結果311の値は、480となる。
【0057】
このようにして、階調計数回路201を用いて計数された計数結果212(図2)は、補正量決定回路202に入力される。補正量決定回路202は、計数結果212と、ラインクロック211と、データクロック210に基づいて、ロード信号213と、補正量データ214と、イネーブル信号215を生成する。以下に、図4、図5および図7を用いて図2の補正量決定回路202の動作を説明する。
【0058】
図4は補正量決定回路のブロック図、図5は階調表示基本クロック生成回路のブロック図、図7はそのタイミング図である。図4において、コントローラ401は、1走査期間の始まりを与えるラインクロック407と、階調データのラッチタイミングを与えるデータクロック410と、に基づいて、補正量テーブルROM403のアドレスとして与える階調の計数結果を選択する選択信号405を生成する。
【0059】
セレクタ402は、コントローラ401から出力される3ビットの選択信号405の値に基づき、各階調の計数結果404のうち一つの階調の計数結果を補正量テーブルROM403に、アドレスとして出力する。補正量テーブルROM403には、各階調の計数結果に対応する補正量データが書き込まれている。その補正量データROM403には、選択された計数結果406が下位アドレスとして入力され、選択信号405が上位アドレスとして入力される。そして、補正量データROM403は、各階調の計数結果に対応する補正量データ409を出力する。
【0060】
次に、図7の補正量決定回路のタイミング図に基づいて、その動作を説明する。
【0061】
まず、ラインクロック407の立ち下がりを検出し、選択信号405を0に設定する。選択信号405は、0〜7の値をとる3ビットの信号で、セレクタ402は、選択信号405の値が0〜7に対応して階調0〜7の計数結果を選択し出力する。つまり、選択信号405が0である期間は、計数結果0の値であるaを選択し補正量データROM403に出力する。続いて、データクロック410に同期してカウントアップされる選択信号405の出力に応じて、計数結果0、1、2、・・・7の値であるa、b、c、・・・hを出力する。この入力によって補正量データROM403は、対応する補正量データ409として、A、B、C、・・・Hを出力する。また、コントローラ401は、後述する図5のカウンタ501に、補正量データROM403から出力された補正量データを図2の階調表示基本クロック生成回路203にラッチするためのロード信号411として、load0〜load7を図7に示すタイミングで出力する。
【0062】
このようにして各階調の補正量データが補正量データROM403から出力されるタイミングにあわせて各階調のロード信号が出力され、補正量データが図2の階調表示基本クロック生成回路にロードされる。また図5のカウンタ501には、補正量データ409をロードする期間、そのカウンタ501を停止させるため、コントローラ401からカウントイネーブル信号408を図7に示すタイミングで与える。
【0063】
次に図2の階調表示基本クロック生成回路203について説明する。階調表示基本クロック生成回路203は、ロード信号213と、補正量データ214と、カウントイネーブル信号215に基づき、階調表示基本クロック216を生成する。ここで、階調表示基本クロックについて図26を用いて説明する。階調表示基本クロックは、図26に示すように、走査線により選択電圧が印加されている各液晶素子に対し、データ線の印加電圧を、各液晶素子に表示する階調に応じて印加するためのタイミングを生成する信号である。図2のデータ信号駆動回路204は、階調表示基本クロックにより、表示階調数分のクロックを走査期間中に印加され、その各クロックの立ち下がりでデータ線の印加電圧をOFF電圧からON電圧に変化させる。例えば、ある液晶素子に階調5を表示させる場合は、その液晶素子に接続された走査線が選択電圧を印加されている走査期間中の3番めの階調表示基本クロックの立ち下がりからデータ線にON電圧を印加し始め、走査期間の終わりでOFF電圧に変化させる。他の階調についても図26に示すように、それぞれの階調に対応する階調表示基本クロックの立ち下がりから、それぞれの階調を表示するためのON電圧の印加期間の始まりのタイミングを得る。
【0064】
図5を用いて階調表示基本クロック生成回路203の動作を説明する。
【0065】
図5は、階調表示基本クロック生成回路のブロック図である。
【0066】
図2の階調表示基本クロック生成回路は、図5に示したように、各階調ごとにカウンタ501と、階調表示基本クロックの出力タイミングを生成するデコーダ502で構成されるブロック512を有し、各ブロックから出力される階調表示基本クロックのタイミングを生成する信号を論理和503で、その論理和をとり、Dフリップフロップ510によりハザードを除去し、前述の階調表示基本クロック511を生成する。
【0067】
次に図8のタイミング図を用いて階調表示基本クロック生成回路の動作を説明する。
【0068】
図5の上のブロックから階調7、階調6、・・・階調0に対応するものとすると、階調7のカウンタ501は、図4のコントーラ401から出力されたカウンタのイネーブル信号505がアクティブ(アクティブlow)のときにカウントアップする。各階調毎に設けられたカウンタには、イネーブル信号505がインアクティブである期間に補正量データ504がロード信号513〜515によってロードされており、その補正量データ504の値からカウントアップを始めることになる。階調7に対応するカウンタの出力506はデコーダ502によってデコードされる。このデコーダ502は階調表示基本クロックの階調7に対応するタイミングを生成する。例えば、デコードする値がr(つまり階調7を表示するために走査期間の始まりからrクロック+2分の1クロックの期間でON電圧を印加し始める。)であるとすると、カウンタ501は、Hからカウントアップしているので、図8に示すように、イネーブル信号505がアクティブになってからr−Hクロック分の期間で階調表示基本クロックの階調7のタイミングを生成する信号507をhighに変化させる。このようにして、何も補正が無い場合(つまり補正の必要が無く、補正量データとして0がカウンタ501にロードされていた場合)、イネーブル信号の立ち下がりからrクロック分の期間のタイミングで階調表示基本クロックを生成する信号507をhighに変化させていたのが、この例では、Hクロック分(同一走査線上の他の液晶素子の階調に応じた補正量分)だけhighに変化するタイミングを早めている。
【0069】
このことにより、データ線にON電圧を印加するタイミングを、Hクロック分だけ早めることができ、液晶素子に印加される実効電圧の減少分を補正することができる。同様にして、階調6ではsをデコードするものとすると、カウンタはGからカウントアップするので、イネーブル信号の立ち下がりから、s−Gクロック分の期間で階調表示基本クロックの階調6に対応するタイミングを生成し、Gクロック分の期間、データ線のON電圧の印加期間を増加させる。以下階調5〜階調0ついても同様である。
【0070】
この8本の階調表示基本クロックの各階調に対応するタイミング信号をを論理和503で論理和をとり、Dフリップフロップ510でデータクロック508の立ち下がりでラッチして、デコードによるハザード除去し階調表示基本クロック511として、図2のデータ信号駆動回路204に出力する。
【0071】
次にデータ信号駆動回路204と走査信号駆動回路205の動作を図2および図9を用いて説明する。データ信号駆動回路204は、データクロック210によって階調データ209を取り込み、ラインクロック211に同期し、階調表示基本クロック216によりON電圧を印加するタイミングを得る。また、駆動電圧生成回路206から入力されるVDD、VEEを交流化信号217によって選択し、データ線にON電圧、OFF電圧を印加する。走査信号駆動回路205はラインクロック211に同期して、1走査線ごとに走査線に順次、選択電圧を印加する。MIM素子と液晶素子には、図9に示すような電圧が印加される。
【0072】
データ線Xiの灰色に塗られた部分が補正電圧である。T1の走査期間では、ΔTの期間の書き込みパルス幅補正が行われる。
【0073】
以上説明したように、走査線によって同時に選択電圧を印加される液晶素子のデータ線に印加される電圧の変化による実効電圧の変動(本実施例では減少)を考慮して補正したON電圧を印加することで、液晶素子に階調を表示するのに適切な実効電圧を印加することができ、これにより、走査線ごとに実効電圧の変動がなくなり、表示パターンによって発生するクロストークを効果的に抑制することができ、その結果、表示むらのないきれいな画像を表示することができる。
【0074】
本実施例では各階調毎に補正を行っているが、データ線のオン電圧の印加時間が近い階調間では、表示パターンによる実効電圧の変動に階調間で差が少ないことから、このような複数の階調毎に補正することも可能である。この場合、回路規模を小さくすることができる。計数結果の重み付けの方法は、求める表示品質によって重み付けレベル数を変化させて対応できる。
【0075】
また、本実施例のMIM素子に限らずスイッチング素子として電流−電圧特性が非線形である他の非線形素子を用いた液晶パネルにおいても同様に補正できる。
【0076】
さらに、本発明は1ラインでデータ線に印加する電圧を補正するため、本実施例の1ライン反転駆動に限らず、フレーム反転や複数ライン反転等の駆動においても同様の効果がある。
【0077】
本実施例は、8階調表示の液晶表示装置であるが、8階調に限らず表示階調数が16、32、64、と増加しても適用が可能である。そのような場合には、本実施例で8階調分設けた回路を、16、32、64と階調に応じて設ければよい。
【0078】
ここで、すべての階調に対応する回路を設けると、回路規模が大きくなることが考えらられる。しかしながら、階調数が増加すると、隣接階調間で、データ線にON電圧を印加し始めるタイミングが近くなるため、近隣の階調間では、クロストーク・ノイズによる表示への影響がほとんど変わらなくなってくる。そこで、そのような複数の階調を1つのブロックと考えて、回路を構成することによって、階調数が増加しても適正な回路規模を保つことができる。
【0079】
〔実施例2〕
次に実施例2について、図10〜図12を用いて説明する。実施例1と同様に、640ドット×480ドット、8階調表示のMIM液晶表示装置に本発明を適用したものである。
【0080】
図10は本実施例のブロック図、図11は階調電圧補正回路のブロック図、図12は印加電圧波形図である。
【0081】
階調計数回路1001と、補正量決定回路1002は実施例1と同様に動作する。階調計数回路1001は、階調データ1008、データクロック1009及びマスク信号1011から階調計数結果1012を生成する。補正量決定回路1002は、データクロック1009、ラインクロック1010及び計数結果1012に基づき、ロード信号1013及び補正量データ1014を生成する。階調電圧補正回路1003は、データクロック1009、ロード信号1013及び補正量データ1014に基づき、階調電圧1016(8階調分の階調電圧)を生成する。
【0082】
図11を用いて階調電圧補正回路1003の動作を説明する。補正量データ1104は階調0に対応するラッチ回路1101にロード信号1106がアクティブであるときデータクロック1105によってラッチされる。続いてロード信号1107によって階調1に対応する補正量データ1104がラッチされ、最後に階調7の補正量データ1104がロード信号1108によってラッチされる。このラッチされた補正量データはラインクロック1112によって次段のDフリップフロップ1113にロードされ、その値に応じてD/A変換器1102から階調0に対応する階調電圧1109、階調1に対応する階調電圧1110、階調7に対応する階調電圧1111が出力される。
【0083】
データ信号駆動回路1004は、階調データ1008をマスク信号1011とデータクロック1009で取り込み、ラインクロック1010と階調表示基本クロック1015とにより、データ線のON電圧の印加タイミングを決定し、さらに8本の階調電圧を選択して、印加電圧レベルとON電圧の印加タイミングを決定する。図12の印加電圧波形図に示すように、T1の期間では、データ線に印加するON電圧の高さを灰色に塗った部分のΔVだけ高くして書き込み補正電圧を加えて、液晶素子に印加される実効電圧の変動を補正する。このようにして各階調の実効電圧の変動に応じて補正電圧を変動させ、書き込み電圧の補正を行う。
【0084】
以上説明したようにデータ線のON電圧の高さによって実効電圧の減少を補正することで液晶素子に適切な実効電圧を印加することができ、これにより、走査線ごとに実効電圧の変動がなくなり、表示パターンによって発生するクロストークを効果的に抑制することができ、その結果、表示むらのないきれいな画像を表示することができる。
【0085】
〔実施例3〕
次に実施例3について、図13および図14を用いて説明する。実施例1と同様に、640×480ドット、8階調表示のMIM液晶表示装置に本発明を適用したものである。図13は本実施例のブロック図、図14は印加電圧波形図である。
【0086】
階調計数回路1301と、補正量決定回路1302と、階調表示基本クロック生成回路1303と、階調電圧補正回路1303は、実施例1と同様に動作し、階調電圧補正回路1304と、データ信号駆動回路1305は、実施例2と同様に動作する。階調計数回路1301は、階調データ1308と、データクロック1309と、マスク信号1311に基づき、階調計数結果1312を生成する。補正量決定回路1302は、データクロック1309と、ラインクロック1310と、計数結果1312に基づき、ロード信号1313と、補正量データ1314を生成する。階調表示基本クロック生成回路1303は、データクロック1309と、ロード信号1313と、補正量データ1314に基づき、階調表示基本クロック1315を生成し、これと並列に配置された階調電圧補正回路1304は、データクロック1309と、ロード信号1313と、補正量データ1314に基づき、階調電圧1316〜1318(8階調分の電圧)を生成する。データ信号駆動回路1305は、階調データ1308をマスク信号1311とデータクロック1309で取り込みラインクロック1310と階調表示基本クロック1315とにより、データ線のON電圧の印加タイミングを決定し、さらに8本の階調電圧を選択して印加電圧レベルを決定する。図14の印加電圧波形に示すように、T1の期間では、データ線に印加するON電圧を灰色に塗り示した部分だけ、パルスの幅をΔTの期間長くし、パルスの高さをΔV高くして、書き込み補正電圧を加えて、液晶素子に印加される実効電圧の変動を補正する。
【0087】
このようにして各階調の実効電圧の変動に応じて補正電圧を変動させ、書き込み電圧の補正を行う。
【0088】
以上説明したように、データ線の印加電圧の幅と高さによって、実効電圧の減少を補正することで、液晶素子に適切な実効電圧を印加することができ、これにより、走査線ごとに実効電圧の変動がなくなり、表示パターンによって発生するクロストークを効果的に抑制することができ、その結果、表示むらのないきれいな画像を表示することができる。
【0089】
さらに、本実施例の構成は、ON電圧の幅と高さの両方を変化させて補正しているから、より細かな補正が可能であり、その結果、実施例1又は実施例2の構成の場合よりも、クロストークをより効果的に抑制することができる。
【0090】
【発明の効果】
本発明の液晶表示装置は、表示パターンによって発生するクロストークを効果的に抑制することができ、その結果、むらのないきれいな画像を表示することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のブロック図。
【図2】 実施例1のブロック図。
【図3】 実施例1の階調計数回路のブロック図。
【図4】 実施例1の補正量決定回路のブロック図。
【図5】 実施例1の階調表示基本クロック生成回路のブロック図。
【図6】 実施例1の階調計数回路のタイミング図。
【図7】 実施例1の補正量決定回路のタイミング図。
【図8】 実施例1の階調表示基本クロック生成回路のタイミング図。
【図9】 実施例1の液晶駆動電圧波形図。
【図10】 実施例2のブロック図。
【図11】 実施例2の階調電圧補正回路のブロック図。
【図12】 実施例2の液晶駆動電圧波形図。
【図13】 実施例3のブロック図。
【図14】 実施例3の液晶駆動電圧波形図。
【図15】 パルス幅変調方式による階調表示の説明図。
【図16】 単純マトリクスにおけるパルス幅変調の理想波形図。
【図17】 単純マトリクスにおけるクロストーク・ノイズの混入を示す波形図。
【図18】 MIM素子の電流−電圧特性を示す図。
【図19】 MIM素子を用いた液晶表示装置の1画素の等価回路図。
【図20】 従来の液晶パネルのクロストークの説明図。
【図21】 従来の液晶パネルの印加電圧波形図である。
【図22】 中間調表示に起因する電圧歪みによる影響の説明図。
【図23】 3種類の1ラインに表示されるデータを示す図。
【図24】 書き込みパルス幅と透過率の関係を示す階調特性を示す図。
【図25】 MIMに印加される電圧のクロストーク・ノイズに対する影響度を説明するための図。
【図26】 階調表示基本クロックとデータ線の印加電圧の関係を示す図。
【符号の説明】
101.階調計数手段
102.補正量決定手段
103.印加電圧補正手段
104.データ信号駆動回路
105.走査信号駆動回路
106.液晶パネル
107.マスク信号
108.階調データ
109.データクロック
110.ラインクロック
111.計数結果
112.補正量データ
113.印加電圧補正信号
201.階調計数回路
202.補正量決定回路
203.階調表示基本クロック生成回路
204.データ信号駆動回路
205.走査信号駆動回路
206.駆動電圧生成回路
207.MIM液晶パネル
208.マスク信号
209.階調データ
210.データクロック
211.ラインクロック
212.計数結果
213.ロード信号
214.補正量データ
215.イネーブル信号
216.階調表示基本クロック
217.交流化信号
301.デコーダ
302.重み付け回路
303.論理和
304.カウンタ
305.階調データ
306.マスク信号
307.データクロック
308.デコード結果
309.他の階調のブロックに入力される重み付けされた信号
310.カウンタ304のイネーブル信号
311.各階調の計数結果
312.階調計数ブロック
401.コントローラ
402.セレクタ
403.補正量テーブルROM
404.計数結果
405.選択信号
406.選択信号405によって選択された計数結果
407.ラインクロック
408.階調表示基本クロックのカウンタのイネーブル信号
409.補正量データ
410.データクロック
411.ロード信号
501.カウンタ
502.デコーダ
503.論理和
504.補正量データ
505.イネーブル信号
506.カウンタの出力
507.デコード信号
508.データクロック
509.論理和出力
510.Dフリップフロップ
511.階調表示基本クロック
513.階調7のロード信号
514.階調6のロード信号
515.階調0のロード信号
1001.階調計数回路
1002.補正量決定回路
1003.階調電圧補正回路
1004.データ信号駆動回路
1005.走査信号駆動回路
1006.駆動電圧生成回路
1007.MIM液晶パネル
1008.階調データ
1009.データクロック
1010.ラインクロック
1011.マスク信号
1012.計数結果
1013.ロード信号
1014.補正量データ
1015.階調表示基本クロック
1016.階調電圧
1101.ラッチ回路
1102.D/A変換器
1103.階調0の電圧補正ブロック
1104.補正量データ
1105.データクロック
1106.階調0に対応するロード信号
1107.階調1に対応するロード信号
1108.階調7に対応するロード信号
1109.階調0の補正電圧
1110.階調1の補正電圧
1111.階調7の補正電圧
1112.ラインクロック
1113.Dフリップフロップ
1301.階調計数回路
1302.補正量決定回路
1303.階調表示基本クロック生成回路
1304.データ信号駆動回路
1305.走査信号駆動回路
1306.駆動電圧生成回路
1307.MIM液晶パネル
1308.階調データ
1309.データクロック
1310.ラインクロック
1311.マスク信号
1312.計数結果
1313.ロード信号
1314.補正量データ
1315.階調表示基本クロック
1316.階調電圧

Claims (1)

  1. 複数の走査線、複数のデータ線、前記走査線と前記データ線により選択される複数の液晶素子、前記複数の液晶素子とそれぞれ電気的に接続されてなる複数の非線形素子、を有する液晶パネルと、
    前記複数の走査線に走査信号を供給する走査信号駆動回路と、
    前記複数のデータ線にパルス幅変調方式のON電圧又はOFF電圧からなるデータ信号を供給するデータ信号駆動回路と、
    前記各データ線に印加されるべき前記データ信号が示す所定の階調データについて、一の階調データの数と他の階調データの数とを階調間に異なる重み付けを付与しながら計数する階調計数手段と、
    前記階調計数手段の計数結果に対応した補正量データを出力する補正量決定手段と、
    前記補正量データに応じた値がロードされるカウンタを有し、走査期間において、当該カウンタが前記補正量データに応じた値から前記データ信号の階調データに応じた値までクロックをカウントし、当該階調データに応じた値に達したタイミングで前記データ信号のON電圧とOFF電圧を切り替える印加電圧補正手段と
    を備えることを特徴とする液晶表示装置。
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