JP3267984B2 - 自動合焦装置及び自動合焦装置における合焦調整方法 - Google Patents

自動合焦装置及び自動合焦装置における合焦調整方法

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JP3267984B2
JP3267984B2 JP08528791A JP8528791A JP3267984B2 JP 3267984 B2 JP3267984 B2 JP 3267984B2 JP 08528791 A JP08528791 A JP 08528791A JP 8528791 A JP8528791 A JP 8528791A JP 3267984 B2 JP3267984 B2 JP 3267984B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学系の焦点調節を行う
自動合焦装置及び自動合焦装置における合焦調整方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動合焦装置には、支持体にセッ
トされた被写体を顕微鏡からなる光学系を介して撮像し
て映像信号を出力するテレビジョンカメラと、移動可能
に設けられ前記光学系を支持する移動台と、パラメータ
Jを任意に設定することによって合焦位置検索範囲を任
意に設定しパラメータSを任意に設定することによって
移動ピッチを任意に設定する設定手段と、前記テレビジ
ョンカメラからの映像信号を前記設定手段で設定された
移動ピッチに対応させて抽出する抽出手段と、この抽出
手段で抽出された映像信号より前記設定手段で設定され
た合焦位置検索範囲内で被写体の合焦位置を検出する焦
点検出手段と、この焦点検出手段の検出結果により前記
移動台を移動させて焦点調節を行うステッピングモータ
とを備え、パラメータJ,Sの設定により焦点位置を自
動的に焦点調節用原点に設定するものが提案されてい
る。この自動合焦装置は例えば工場の自動生産ラインに
用いられ、検査や組み付けの対象となる部品が被写体と
なってこれが支持体に自動的にセットされる。パラメー
タJ,Sの設定では、例えばステッピングモータを駆動
する1つのパルス当り0.2μm移動する移動台を用い
ると、移動台をステッピングモータにより1μmピツチ
の移動ピッチで動かして焦点調節を行う場合には、Jが
5に設定されてテレビジョンカメラからの映像信号は5
つのパルスがステッピングモータへ出力される毎に抽出
される。この移動台の移動ピッチはユニットと呼ばれ、
J=5の場合は1ユニット当り5パルスとなる。合焦位
置検索範囲を決定するパラメータSは例えばS=50と
設定された場合、焦点調節用原点から50サンプリング
ポイントの範囲で合焦位置が検索される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記自動合焦装置で
は、テレビジョンカメラからの映像信号を移動ピッチに
対応させて抽出してこの映像信号により焦点調節を行う
ので、1ヵ所の映像信号を得るのに1/2の画面分(1
/60秒)の時間を必要とし、焦点調節に要する時間は
パラメータSを例えばS=50と設定した場合には約1
秒かかり、S=100と設定した場合には約2秒かか
る。しかし、パラメータSを大きく設定して合焦位置検
索範囲を広く設定した場合には、焦点調節に要する時間
が長くかかり過ぎる。例えば、焦点深度1μm程度の光
学系を用い、被写体の挿入バラツキが200μm程度で
移動台の最小分解能が0.1μmの場合は、0.2μm
のピッチ、200μmの合焦位置検索範囲で合焦位置を
検出する必要がある。この場合はS=1000となり、
焦点調節に要する時間は16秒以上にもなる。本発明は
上記欠点を改善し、焦点調節に要する時間を短縮するこ
とができる自動合焦装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、図1に示すように支持体に
セットされた被写体を光学系を介して撮像して映像信号
を出力する撮像手段11と、前記支持体と前記光学系と
の一方を移動させる駆動手段12と、前記撮像手段11
からの映像信号をサンプリングするための焦点粗調整用
の合焦位置検索範囲および移動ピッチと前記撮像手段1
1からの映像信号をサンプリングするための焦点微調整
用の合焦位置検索範囲および移動ピッチとを任意に設定
するとともに合焦位置検索時の原点となる合焦調節用原
点を設定する設定手段13と、前記支持体と前記光学系
との一方が前記合焦調節用原点に移動した後一方向に所
定の移動ピッチごとに前記焦点粗調整用の合焦位置検索
範囲内を移動する時、前記撮像手段11からの映像信号
より前記設定手段13で設定された焦点粗調整用の移動
ピッチに対応する映像信号をサンプリングして該サンプ
リングした映像信号に基づき前記焦点粗調整用の合焦位
置検索範囲内における合焦位置を検出する焦点粗調整手
段14と、前記支持体と前記光学系との一方が前記焦点
粗調整用の合焦位置検索範囲内を移動した時と同じ方向
に前記設定手段13で任意に設定された前記焦点微調整
用の移動ピッチごとに前記焦点微調整用の合焦位置検索
範囲内を移動する時、前記撮像手段11からの映像信号
より前記設定手段13で設定された焦点微調整用の移動
ピッチに対応する映像信号をサンプリングして該サンプ
リングした映像信号に基づき前記焦点微調整用の合焦位
置検索範囲内における合焦位置を検出する焦点微調整手
段15と、前記駆動手段12により前記支持体と前記光
学系との一方を移動させる場合に前記支持体と前記光学
系との一方を停止する位置よりバックラッシュ量以上前
記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内を移動した時とは
逆方向に移動させてから前記焦点粗調整用の合焦位置検
索範囲内を移動したときと同じ方向に戻させ所定の位置
に停止させるバックラッシュ除去手段とを備えたもので
ある。請求項2記載の発明は、支持体にセットされた被
写体を光学系を介して撮像して映像信号を出力する撮像
手段と、前記支持体と前記光学系との一方を移動させる
駆動手段と、前記撮像手段からの映像信号をサンプリン
グするための焦点粗調整用の合焦位置検索範囲および移
動ピッチと前記撮像手段からの映像信号をサンプリング
するための焦点微調整用の合焦位置検索範囲および移動
ピッチとを任意に設定するとともに合焦位置検索時の原
点となる合焦調節用原点を設定する設定手段と、前記支
持体と前記光学系との一方が前記合焦調節用原点に移動
した後一方向に所定の移動ピッチごとに前記焦点粗調整
用の合焦位置検索範囲内を移動する時、前記撮像手段か
らの映像信号より前記設定手段で設定された焦点粗調整
用の移動ピッチに対応する映像信号をサンプリングして
該サンプリングした映像信号に基づき前記焦点粗調整用
の合焦位置検索範囲内における合焦位置を検出する焦点
粗調整手段と、前記支持体と前記光学系との一方が前記
焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内を移動した時と同じ
方向に前記設定手段で任意に設定された前記焦点微調整
用の移動ピッチごとに前記焦点微調整用の合焦位置検索
範囲内を移動する時、前記撮像手段からの映像信号より
前記設定手段で設定された焦点微調整用の移動ピッチに
対応する映像信号をサンプリングして該サンプリングし
た映像信号に基づき前記焦点微調整用の合焦位置検索範
囲内における合焦位置を検出する焦点微調整手段と、前
記駆動手段により前記支持体と前記光学系との一方を移
動させる場合に前記支持体と前記光学系との一方を停止
する位置よりバックラッシュ量以上前記焦点粗調整用の
合焦位置検索範囲内を移動した時とは逆方向に移動させ
てから前記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内を移動し
たときと同じ方向に戻させ所定の位置に停止させるバッ
クラッシュ除去手段とを備えた自動合焦装置における合
焦調整方法であって、初期時、前記支持体と前記光学系
との一方を、前記バックラッシュ除去手段により焦点調
整用原点よりバックラッシュ量以上移動させてから前記
焦点調整用原点に戻す工程と、前記支持体と前記光学系
の一方を前記一方向に移動させ、前記撮像手段からの映
像信号を前記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内で前記
焦点粗調整用の移動ピッチごとにサンプリングし、該サ
ンプリングした映像信号に基づき前記支持体と前記光学
系の一方の前記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内での
合焦位置を検出し、前記支持体と前記光学系との一方を
前記バックラッシュ除去手段によりバックラッシュ量以
上移動させてから前記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲
内での前記被写体に対する合焦位置まで移動させ停止さ
せる工程と、前記支持体と前記光学系との一方が前記焦
点粗調整用の合焦位置検索範囲内での合焦位置に移動し
た後、前記支持体と前記光学系との一方を前記焦点粗調
整用の合焦位置検索範囲内を移動した時と同じ方向に移
動させ、前記撮像手段からの映像信号を前記焦点微調整
用の合焦位置検索範囲内で前記焦点微調整用の移動ピッ
チごとにサンプリングし、該サンプリングした映像信号
に基づき前記支持体と前記光学系の一方の前記焦点微調
整用の合焦位置検索範囲内での合焦位置を検出し、前記
支持体と前記光学系との一方を前記バックラッシュ除去
手段によりバックラッシュ量以上移動させてから前記焦
点微調整用の合焦位置検索範囲内での合焦位置まで移動
させ停止させる工程とを有することを特徴とする。請求
項3記載の発明は、請求項1記載の自動合焦装置におい
て、最小移動ピッチは焦点深度の1/5〜1/10に設
定されているものである。 請求項4記載の発明は、請求
項2記載の自動合焦装置における合焦調整方法におい
て、最小移動ピッチは焦点深度の1/5〜1/10に設
定されていることを特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1記載の発明では、撮像手段11が支持
体にセットされた被写体を光学系を介して撮像して映像
信号を出力し、前記支持体と前記光学系との一方が駆動
手段13により移動させられる。撮像手段11からの映
像信号をサンプリングするための焦点粗調整用の合焦位
置検索範囲および移動ピッチと,撮像手段11からの映
像信号をサンプリングするための焦点微調整用の合焦位
置検索範囲および移動ピッチとが設定手段13により任
意に設定されるとともに合焦位置検索時の原点となる合
焦調節用原点が設定手段13により設定される。焦点粗
調整手段14は前記支持体と前記光学系との一方が前記
合焦調節用原点に移動した後一方向に所定の移動ピッチ
ごとに前記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内を移動す
る時、撮像手段11からの映像信号より設定手段13で
設定された焦点粗調整用の移動ピッチに対応する映像信
号をサンプリングして該サンプリングした映像信号に基
づき前記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内における合
焦位置を検出する。焦点微調整手段15は前記支持体と
前記光学系との一方が前記焦点粗調整用の合焦位置検索
範囲内を移動した時と同じ方向に前記設定手段13で任
意に設定された前記焦点微調整用の移動ピッチごとに前
記焦点微調整用の合焦位置検索範囲内を移動する時、撮
像手段11からの映像信号より設定手段13で設定され
た焦点微調整用の移動ピッチに対応する映像信号をサン
プリングして該サンプリングした映像信号に基づき前記
焦点微調整用の合焦位置検索範囲内における合焦位置を
検出する。バックラッシュ除去手段は駆動手段12によ
り前記支持体と前記光学系との一方を移動させる場合に
前記支持体と前記光学系との一方を停止する位置よりバ
ックラッシュ量以上前記焦点粗調整用の合焦位置検索範
囲内を移動した時とは逆方向に移動させてから前記焦点
粗調整用の合焦位置検索範囲内を移動したときと同じ方
向に戻させ所定の位置に停止させる。請求項3記載の発
明では、請求項1記載の自動合焦装置において、最小移
動ピッチは焦点深度の1/5〜1/10に設定される。
【0006】
【実施例】図2は本発明の一実施例を示す。基台21に
は被写体22がセットされ、光学系支持体23が基台2
1に固定される。被写体22は例えば工場の自動生産ラ
インにおいて、検査や組み付けの対象となる部品からな
り、基台21上に自動的にセットされる。光学系支持体
23には固定台24が固定され、この固定台24に移動
台25がZ軸方向へ移動可能に取り付けられる。この移
動台25には対物レンズ26を有する顕微鏡からなる光
学系27及びテレビジョンカメラからなる撮像装置28
が一体に固定され、光学系27は基台21上に載置され
た被写体22を対物レンズ26を介して観察部29より
観察することができるものである。テレビジョンカメラ
28は基台21上に載置された被写体22を対物レンズ
26を介して(光学系27を介して)撮像して映像信号
に変換する。ステッピングモータ30は顕微鏡27を光
軸方向(Z軸方向)へ移動させてその焦点調節を行い得
るように固定台24に取り付けられ、モータ駆動回路3
1により駆動されて光学系27及びテレビジョンカメラ
28をZ軸方向へ移動させる。焦点調節部32は後述す
るようにホストコンピュータ33からの信号に基づいて
テレビジョンカメラ28からの映像信号より光学系27
の被写体22に対する合焦位置を検出してこの合焦位置
に応じた出力信号をモータ駆動回路31に出力し、モー
タ駆動回路31が焦点調節部32の出力信号によりステ
ッピングモータ30を駆動して光学系27及びテレビジ
ョンカメラ28をZ軸方向へ移動させることにより焦点
調節を行う。また、モニタ用受像機34はテレビジョン
カメラ28からの映像信号が焦点調節部32を介して入
力され、被写体22を表示する。
【0007】テレビジョンカメラ28からの映像信号は
図3に示すようにゲート回路35において検出域設定部
36からの信号により特定の検出域内の信号が選択的に
通過し、高域通過フィルタ(HPF)37により高周波
成分のみが取り出される。このHPF37の出力信号は
ピークホールド回路38によりピークが検出されて保持
されることにより高周波成分の量が検出され、A/D変
換器39によりA/D変換されて焦点調節部32へ出力
される。
【0008】図4は上記焦点調節部32の構成を示す。
焦点調節部32はマイクロコンピュータを用いて構成さ
れ、機能的には制御部40,メモリ41,合焦位置検出
部42,バックラッシュ除去部43,オフセット補正部
44を有する。メモリ41の内容はA/D変換器39か
らの各撮像位置の信号により順次に更新され、このメモ
リ41内の信号がバックラッシュ除去部43により移動
台25のバックラッシュ量移動され、また、オフセット
補正部44により設定したオフセット値だけ移動され
る。このオフセットは焦点調節部32の合焦位置と人間
の目による合焦位置とのずれに応じて設定された値であ
る。合焦位置検出部42はバックラッシュによる影響及
びオフセットが除去された映像信号から被写体22の合
焦位置を検出する。この合焦位置検出部42の検出結果
(出力信号)と光学系27の位置との関係は図5に示す
ようになり、合焦位置検出部42の検出結果は光学系2
7の位置が合焦位置のときに最大となって光学系27の
位置が合焦位置より離れるに従って次第に小さくなる。
【0009】次に、焦点調節部32について詳細に説明
する。焦点調節部32は移動台25を制御するために2
つのパラメータJ,Sを用いている。Jは焦点調節動作
時における移動台25の移動ピッチを決定する。図6の
目盛aは移動台25が停止して被写体22の撮像を行う
位置を示し、この目盛aの間隔を決定するパラメータが
Jである。例えば、本実施例ではステッピングモータ3
0を駆動する1つのパルス当り0.2μm移動する移動
台25を用いると、移動台25をステッピングモータ3
0により1μmピツチの移動ピッチで動かして焦点調節
を行う場合には、ホストコンピュータ33によりJを5
に設定して不揮発性のメモリ41に格納する。これによ
り焦点調節部32はテレビジョンカメラ28からの映像
信号を5つのパルスがステッピングモータ30へ出力さ
れる毎にとり込む。この移動台25の移動ピッチをユニ
ットと呼ぶ。J=5の場合は1ユニット当り5パルスと
なる。Sは合焦位置検索範囲を決定するパラメータであ
り、図6に示すようにホストコンピュータ33によりS
=50と設定してメモリ41に格納した場合、焦点調節
用原点から50サンプリングポイントの範囲で合焦位置
を検索する。
【0010】焦点調節の精度は光学系27の焦点深度と
移動台25の分解能によって左右され、光学系27の焦
点深度は光学系27の倍率が大きいほど浅くなって光学
系27のFナンバーが小さいほど浅くなる。したがつ
て、精度良く焦点調節をするためには、移動台25の移
動量が光学系27の焦点深度を考慮した量となるように
Jの値を設定しなければならない。例えば、本実施例で
は図7に示すように1ユニット当りのパルス数Jは光学
系27の焦点深度の幅(ピントの合う範囲)が5〜10
ユニットになるように設定する。また、ステッピングモ
ータ30を1パルス分だけ動かした場合の移動台25の
移動量が光学系27の焦点深度の1/5〜1/10以下
になるような移動台25を使用する。1ユニット当りの
パルス数Jを設定する場合には、まず、光学系27の焦
点深度Dを求める。幾何学的に求めた焦点深度Dはおお
よそ次式のようになる。 L:カメラ27の水平方向長(2/3゛CCDの場合
8.8mm) q:水平解像度 m:光学系27の倍率 NA:開口数 光学系27のF値が分かっている場合には
【0011】次に、ステッピングモータ30を1パルス
分だけ動かした場合の移動台25の移動量ΔZを次式で
求める。 また、1ユニット当りのパルス数JはDの1/5〜1/
10程度となるようにする。 1ユニットに付き移動台25がJ・ΔZ移動することを
考慮してZ軸方向のワーク22のばらつきより大きくな
るように設定する。
【0012】また、この実施例ではパラメータOを設定
する。このパラメータOはワーク22によって異なり、
図8に示すようにこの実施例による合焦位置と人間の目
による合焦位置とのずれに相当するオフセット値に設定
される。光学系27は実施例による合焦位置よりパラメ
ータOだけずれて停止し、これによりこの実施例による
合焦位置と人間の目による合焦位置とのずれが補正され
る。
【0013】さらに、この実施例では使用する移動台2
5のバックラッシュ量以上になるようにバックラッシュ
除去動作量Bを設定し、焦点調節動作時に移動台25の
バックラッシュを除去するような動作を行なう。しか
も、焦点調節動作は焦点粗調整と焦点微調整との2段階
の動作を行う。図9に示すように電源がオンした時には
光学系27は位置が不定(任意)であるので、.現在
位置Aから焦点調節用原点より上側の位置Bまで一旦戻
り、.それから焦点調節用原点である原点位置Cに戻
ることにより移動台25のバックラッシュに影響されず
に正確に原点位置Cに戻る。次に、被写体22の着脱時
には.光学系27が位置Cから被写体挿入位置より一
定量だけ右側の位置(図12に示すように以後Z軸方向
を左右方向という)に退避され、その後.元の位置C
に戻る。焦点調節時には.粗い移動ピッチでピントが
合わされた後に細かい移動ピッチでピントが合わされ
る。この場合、光学系27は合焦位置よりも(O+B)
ユニットだけ右側の位置Eに一旦戻り、それから合焦位
置よりOユニットだけ右側の位置Fまで移動して停止す
ることにより移動台25のバックラッシュに影響されず
に正確に合焦位置よりOユニットだけ右側の位置Fに停
止する。被写体22が前と異なる新しいものである場合
には、光学系27は.一旦位置Cに戻り、それから上
記動作を行う。また、同一の被写体22に再度焦点調
節を行う場合には、.細かい移動ピッチでのピント合
わせのみが行われる。このように、光学系27は必ず右
側にBユニットだけ余分に移動してから左側にBユニッ
トだけ移動することにより移動台25のバックラッシュ
に影響されなくなる。
【0014】図10に示すように原点センサORGは移
動台25が原点に位置することを検知し、焦点調節用原
点AFORGは光学系27の焦点調節用原点である。原
点センサORGの検知位置に対して焦点調節用原点AF
ORGの位置とは焦点検出を行う必要のない範囲を除外
するため一定の距離だけ離れており、また、リミットセ
ンサL1,L2は移動台25が移動範囲の上限位置(図
12で右側),下限位置(図12で左側)に達したこと
を検知する。図12に示すように上記の動作では、電
源がオンした時には光学系27は位置が不定(任意)で
あるので、右方向(図2で上側),左方向(図2で下
側)のいずれか一方に動かされ、移動台25が原点に戻
ったことが原点センサORGにより検知されて光学系2
7が現在位置Aから焦点調節用原点より例えばBユニッ
トだけ右側の位置Bまで一旦戻される。この場合、図1
1に示すように移動台25が原点とは反対の方向へ移動
してもリミットスイッチL1,L2のいずれかが移動台
25を検知することにより移動台25の移動方向が反転
され、移動台25が原点に戻ったことが原点センサOR
Gにより検知される。上記の動作では、上記のよう
に、原点センサORGを用いてもよいし、移動台25の
原点と焦点調節用原点との間の距離が実験により予め分
かっている場合には、移動台25が移動台25の原点よ
りBユニットだけ右側の位置からその距離だけ移動する
ことにより光学系27が位置Bに移動する。上記の動
作では、光学系27が位置Cから予め定められた被写体
挿入位置より一定量だけ右側の位置に退避され、上記
の動作では、光学系27が元の位置Cに戻る。
【0015】上記の動作では、被写体22にピントが
合わせられるが、まず、パラメータJ,Sとして焦点粗
調整用パラメータJP,SPを用いて被写体22にピン
トが合わせられ、しかる後、パラメータJ,Sとして焦
点微調整用パラメータJF,SFを用いて被写体22に
ピントが合わせられる。この場合、光学系27が位置C
から焦位置検索範囲SPのユニット数だけ離れた位置D
まで移動させながらカメラ28からの映像信号がJP個
のパルスがステッピングモータ30へ出力される毎にサ
ンプリングされる。そして、このサンプリングされた映
像信号から光学系27のピントが最も合う合焦位置が計
算され、光学系27が上記位置Dから合焦位置よりも
(OP+BP)ユニットだけ右側の位置Eに一旦戻さ
れ、それから合焦位置よりもO(OP)ユニットだけ右
側の位置Fまで移動させられて停止する。次に、光学系
27は位置Fから焦位置検索範囲SFのユニット数/2
だけ離れた位置Hより更にBFユニットだけ右側の位置
Gまで一旦戻され、それから位置Hに移動させられる。
そして、光学系27が位置Hから焦位置検索範囲SFの
ユニット数だけ離れた位置Iまで移動させながらカメラ
28からの映像信号がJF個のパルスがステッピングモ
ータ30へ出力される毎にサンプリングされる。このサ
ンプリングされた映像信号から光学系27のピントが最
も合う合焦位置が計算され、光学系27が上記位置Iか
ら合焦位置よりも(OF+BF)ユニットだけ右側の位
置Kに一旦戻され、それから合焦位置よりもCFユニッ
トだけ右側の位置Lまで移動させられて停止する。上記
の動作では、光学系27が一旦位置Cに戻され、次の
被写体22の挿入(セット)の準備が行われる。の動
作は同一の被写体22に再度焦点調節を行う場合に行わ
れ、の動作における焦点微調整が行われる。
【0016】図13はマイクロコンピュータを用いて構
成された焦点調節部32の処理フローを示す。焦点調節
部32は操作者によってホストコンピュータ33から与
えられる信号により上記パラメータJP,SP,OP,
BPが移動台25の移動ピッチ,バックラッシュ量や光
学系27の焦点深度、この実施例による合焦位置と人間
の目による合焦位置とのずれ等に応じて設定されてこれ
らを不揮発性のメモリ41に格納する。焦点調節部32
はパラメータJP,SP,OP,BPの設定後に焦点粗
調節動作を開始し、モータ駆動回路31を介してステッ
ピングモータ30を駆動して移動台25を移動させるこ
とによって光学系27を現在位置Aから原点より(SP
/2+B)ユニットだけ右側の位置Bまで一旦戻し、そ
れから原点よりSP/2ユニットだけ右側の位置Cに戻
す。次に、焦点調節部32は光学系27を原点よりP/
2ユニットだけ右側の位置Cから焦点位置検索範囲SP
のユニット数だけ離れた位置Dまで移動させながらカメ
ラ28からの映像信号をJP個のパルスがステッピング
モータ30へ出力される毎にサンプリングして取り込
む。そして、焦点調節部32はその取り込んだ映像信号
から光学系27のピントが最も合う合焦位置を計算す
る。次に、焦点調節部32は光学系27を上記位置Dか
ら合焦位置よりも(O+B)ユニットだけ右側の位置E
に一旦戻し、それから合焦位置よりもOユニットだけ右
側の位置Fまで移動させて停止させる。
【0017】次に、焦点調節部32は操作者によってホ
ストコンピュータ33から与えられるコマンドにより上
記パラメータJF,SF,OF,BFが移動台25の移
動ピッチ,バックラッシュ量や光学系27の焦点深度、
この実施例による合焦位置と人間の目による合焦位置と
のずれ等に応じて設定されてこれらを不揮発性のメモリ
41に格納する。ここに、OF,BFは焦点微調整用の
パラメータである。焦点調節部32はパラメータJP,
SP,OF,BFの設定後に焦点微調節動作を開始し、
モータ駆動回路31を介してステッピングモータ30を
駆動して移動台25を移動させることによって光学系2
7を現在位置Fから位置Gまで一旦戻し、それから位置
Hに移動させる。次に、焦点調節部32は光学系27を
位置Hから焦点位置検索範囲SFのユニット数だけ離れ
た位置Iまで移動させながらカメラ28からの映像信号
をJF個のパルスがステッピングモータ30へ出力され
る毎にサンプリングして取り込む。そして、焦点調節部
32はその取り込んだ映像信号から光学系27のピント
が最も合う合焦位置を計算する。次に、焦点調節部32
は光学系27を上記位置Iから合焦位置よりも(O+
B)ユニットだけ右側の位置Kに一旦戻し、それから合
焦位置よりもOユニットだけ右側の位置Lまで移動させ
て停止させる。
【0018】この実施例では、パラメータJ,Sにより
移動台25の移動範囲、焦点位置検索範囲を任意に設定
できるので、光学系27の倍率や移動台25の移動ピッ
チが変わってもパラメータJ,Sの変更で対応すること
ができ、各用途に柔軟に対応することが可能になる。ま
た、パラメータOをこの実施例による合焦位置と人間の
目による合焦位置とのずれに応じて設定してその分だけ
光学系27をずらせるようにしたので、この実施例によ
る合焦位置と人間の目による合焦位置とを合わせること
が可能となる。また、パラメータBを任意に設定して移
動台25のバックラッシュによる影響を除去するように
したので、移動台25のバックラッシュに影響されなく
なる。さらに、焦点粗調整,焦点微調整を2段階に行う
ので、焦点調節をすばやく行うことができる。例えば、
焦点深度1μm程度の光学系を用い、被写体の挿入バラ
ツキが200μm程度で移動台の最小分解能が0.1μ
mの場合は、粗い移動ピッチで広い範囲にわたって合焦
位置を検索し(例えばJP=40,SP=50に設定し
て4μmのピッチで200μmの範囲にわたって合焦位
置を検索し)、更にその中でコントラストが高いところ
を中心に細かい移動ピッチで合焦位置を検索すれば(例
えばJF=2,SF=50に設定して0.2μmのピッ
チで10μmの範囲にわたって合焦位置を検索すれ
ば)、約2秒でピントを合わせることができる。なお、
上記パラメータOは正負の値を設定でき、上記パラメー
タBはO以上の値を設定できる。また、上記実施例では
光学系27およびカメラ28を移動させたが、光学系2
7およびカメラ28を固定して基台21をステッピング
モータ30で移動させるようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、支持体にセットされた被写体を光学系を介して撮像
して映像信号を出力する撮像手段と、前記支持体と前記
光学系との一方を移動させる駆動手段と、前記撮像手段
からの映像信号をサンプリングするための焦点粗調整用
の合焦位置検索範囲および移動ピッチと前記撮像手段か
らの映像信号をサンプリングするための焦点微調整用の
合焦位置検索範囲および移動ピッチとを任意に設定する
とともに合焦位置検索時の原点となる合焦調節用原点を
設定する設定手段と、前記支持体と前記光学系との一方
前記合焦調節用原点に移動した後一方向に所定の移動
ピッチごとに前記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内を
移動する時、前記撮像手段からの映像信号より前記設定
手段で設定された焦点粗調整用の移動ピッチに対応する
映像信号をサンプリングして該サンプリングした映像信
号に基づき前記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内にお
ける合焦位置を検出する焦点粗調整手段と、前記支持体
と前記光学系との一方が前記焦点粗調整用の合焦位置検
索範囲内を移動した時と同じ方向に前記設定手段で任意
に設定された前記焦点微調整用のピッチごとに前記焦点
微調整用の合焦位置検索範囲内を移動する時、前記撮像
手段からの映像信号より前記設定手段で設定された焦点
微調整用の移動ピッチに対応する映像信号をサンプリン
グして該サンプリングした映像信号に基づき前記焦点微
調整用の合焦位置検索範囲内における合焦位置を検出す
る焦点微調整手段と、前記駆動手段により前記支持体と
前記光学系との一方を移動させる場合に前記支持体と前
記光学系との一方を停止する位置よりバックラッシュ量
以上前記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内を移動した
時とは逆方向に移動させてから前記焦点粗調整用の合焦
位置検索範囲内を移動したときと同じ方向に戻させ所定
の位置に停止させるバックラッシュ除去手段とを備えた
ので、焦点調節を2段階の焦点粗調整,焦点微調整です
ばやく行うことができ、焦点調節に要する時間を短縮す
ることができ、かつ、バックラッシュに影響されなくな
る。請求項2記載の発明によれば、支持体にセットされ
た被写体を光学系を介して撮像して映像信号を出力する
撮像手段と、前記支持体と前記光学系との一方を移動さ
せる駆動手段と、前記撮像手段からの映像信号をサンプ
リングするための焦点粗調整用の合焦位置検索範囲およ
び移動ピッチと前記撮像手段からの映像信号をサンプリ
ングするための焦点微調整用の合焦位置検索範囲および
移動ピッチとを任意に設定するとともに合焦位置検索時
の原点となる合焦調節用原点を設定する設定手段と、前
記支持体と前記光学系との一方が前記合焦調節用原点に
移動した後一方向に所定の移動ピッチごとに前記焦点粗
調整用の合焦位置検索範囲内を移動する時、前記撮像手
段からの映像信号より前記設定手段で設定された焦点粗
調整用の移動ピッチに対応する映像信号をサンプリング
して該サンプリングした映像信号に基づき前記焦点粗調
整用の合焦位置検索範囲内における前記被写体に対する
合焦位置を検出する焦点粗調整手段と、前記支持体と前
記光学系との一方が前記焦点粗調整用の合焦位置検索範
囲内を移動した時と同じ方向に前記設定手段で任意に設
定された前記焦点微調整用の移動ピッチごとに前記焦点
微調整用の合焦位置検索範囲内を移動する時、前記撮像
手段からの映像信号より前記設定手段で設定された焦点
微調整用の移動ピッチに対応する映像信号をサンプリン
グして該サンプリングした映像信号に基づき前記焦点微
調整用の合焦位置検索範囲内における合焦位置を検出す
る焦点微調整手段と、前記駆動手段により前記支持体と
前記光学系との一方を移動させる場合に前記支持体と前
記光学系との一方を停止する位置よりバックラッシュ量
以上前記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内を移動した
時とは逆方向に移動させてから前記焦点粗調整用の合焦
位置検索範囲内を移動したときと同じ方向に戻させ所定
の位置に停止させるバックラッシュ除去手段とを備えた
自動合焦装置における合焦調整方法であって、初期時、
前記支持体と前記光学系との一方を、前記バックラッシ
ュ除去手段により焦点調整用原点よりバックラッシュ量
以上移動させてから前記焦点調整用原点に戻す工程と、
前記支持体と前記光学系の一方を前記一方向に移動さ
せ、前記撮像手段からの映像信号を前記焦点粗調整用の
合焦位置検索範囲内で前記焦点粗調整用の移動ピッチご
とにサンプリングし、該サンプリングした映像信号に基
づき前記支持体と前記光学系の一方の前記焦点粗調整用
の合焦位置検索範囲内での合焦位置を検出し、前記支持
体と前記光学系との一方を前記バックラッシュ除去手段
によりバックラッシュ量以上移動させてから前記焦点粗
調整用の合焦位置検索範囲内での合焦位置まで移動させ
停止させる工程と、前記支持体と前記光学系との一方が
前記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内での合焦位置に
移動した後、前記支持体と前記光学系との一方を前記焦
点粗調整用の合焦位置検索範囲内を移動した時と同じ方
向に移動させ、前記撮像手段からの映像信号を前記焦点
微調整用の合焦位置検索範囲内で前記焦点微調整用の移
動ピッチごとにサンプリングし、該サンプリングした映
像信号に基づき前記支持体と前記光学系の一方の前記焦
点微調整用の合焦位置検索範囲内での合焦位置を検出
し、前記支持体と前記光学系との一方を前記バックラッ
シュ除去手段によりバックラッシュ量以上移動させてか
ら前記焦点微調整用の合焦位置検索範囲内での合焦位置
まで移動させ停止させる工程とを有するので、焦点調節
を2段階の焦点粗調整,焦点微調整ですばやく行うこと
ができ、焦点調節に要する時間を短縮することができ、
かつ、バックラッシュに影響されなくなる。請求項3記
載の発明によれば、請求項1記載の自動合焦装置におい
て、最小移動ピッチは焦点深度の1/5〜1/10に設
定されているので、合焦精度を高める上で有効である。
請求項4記載の発明によれば、請求項2記載の自動合焦
装置における合焦調整方法において、最小移動ピッチは
焦点深度の1/5〜1/10に設定されているので、合
焦精度を高める上で有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示す概略図である。
【図3】同実施例の一部を示すブロックである。
【図4】同実施例の焦点調節部を示すブロック図であ
る。
【図5】同実施例の合焦検出部の検出結果と光学系位置
との関係を示す特性曲線図である。
【図6】同実施例のパラメータJを説明するための図で
ある。
【図7】同実施例のパラメータJ,Sを説明するための
図である。
【図8】同実施例のパラメータOを説明するための図で
ある。
【図9】同実施例の動作を示す図である。
【図10】同実施例のセンサ配置を示す図である。
【図11】同実施例を説明するための図である。
【図12】同実施例の動作を説明するための図である。
【図13】同実施例における焦点調節部の焦点粗調整・
焦点微調整用処理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 撮像手段 12 駆動手段 13 設定手段 14 焦点粗調整手段 15 焦点微調整手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/28 H04N 5/232

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体にセットされた被写体を光学系を介
    して撮像して映像信号を出力する撮像手段と、前記支持
    体と前記光学系との一方を移動させる駆動手段と、前記
    撮像手段からの映像信号をサンプリングするための焦点
    粗調整用の合焦位置検索範囲および移動ピッチと前記撮
    像手段からの映像信号をサンプリングするための焦点微
    調整用の合焦位置検索範囲および移動ピッチとを任意に
    設定するとともに合焦位置検索時の原点となる合焦調節
    用原点を設定する設定手段と、前記支持体と前記光学系
    との一方が前記合焦調節用原点に移動した後一方向に所
    定の移動ピッチごとに前記焦点粗調整用の合焦位置検索
    範囲内を移動する時、前記撮像手段からの映像信号より
    前記設定手段で設定された焦点粗調整用の移動ピッチに
    対応する映像信号をサンプリングして該サンプリングし
    た映像信号に基づき前記焦点粗調整用の合焦位置検索範
    囲内における合焦位置を検出する焦点粗調整手段と、前
    記支持体と前記光学系との一方が前記焦点粗調整用の合
    焦位置検索範囲内を移動した時と同じ方向に前記設定手
    段で任意に設定された前記焦点微調整用の移動ピッチご
    とに前記焦点微調整用の合焦位置検索範囲内を移動する
    時、前記撮像手段からの映像信号より前記設定手段で設
    定された焦点微調整用の移動ピッチに対応する映像信号
    をサンプリングして該サンプリングした映像信号に基づ
    き前記焦点微調整用の合焦位置検索範囲内における合焦
    位置を検出する焦点微調整手段と、前記駆動手段により
    前記支持体と前記光学系との一方を移動させる場合に前
    記支持体と前記光学系との一方を停止する位置よりバッ
    クラッシュ量以上前記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲
    内を移動した時とは逆方向に移動させてから前記焦点粗
    調整用の合焦位置検索範囲内を移動したときと同じ方向
    に戻させ所定の位置に停止させるバックラッシュ除去手
    段とを備えたことを特徴とする自動合焦装置。
  2. 【請求項2】支持体にセットされた被写体を光学系を介
    して撮像して映像信号を出力する撮像手段と、前記支持
    体と前記光学系との一方を移動させる駆動手段と、前記
    撮像手段からの映像信号をサンプリングするための焦点
    粗調整用の合焦位置検索範囲および移動ピッチと前記撮
    像手段からの映像信号をサンプリングするための焦点微
    調整用の合焦位置検索範囲および移動ピッチとを任意に
    設定するとともに合焦位置検索時の原点となる合焦調節
    用原点を設定する設定手段と、前記支持体と前記光学系
    との一方が前記合焦調節用原点に移動した後一方向に所
    定の移動ピッチごとに前記焦点粗調整用の合焦位置検索
    範囲内を移動する時、前記撮像手段からの映像信号より
    前記設定手段で設定された焦点粗調整用の移動ピッチに
    対応する映像信号をサンプリングして該サンプリングし
    た映像信号に基づき前記焦点粗調整用の合焦位置検索範
    囲内における前記被写体に対する合焦位置を検出する焦
    点粗調整手段と、前記支持体と前記光学系との一方が前
    記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内を移動した時と同
    じ方向に前記設定手段で任意に設定された前記焦点微調
    整用の移動ピッチごとに前記焦点微調整用の合焦位置検
    索範囲内を移動する時、前記撮像手段からの映像信号よ
    り前記設定手段で設定された焦点微調整用の移動ピッチ
    に対応する映像信号をサンプリングして該サンプリング
    した映像信号に基づき前記焦点微調整用の合焦位置検索
    範囲内における合焦位置を検出する焦点微調整手段と、
    前記駆動手段により前記支持体と前記光学系との一方を
    移動させる場合に前記支持体と前記光学系との一方を停
    止する位置よりバックラッシュ量以上前記焦点粗調整用
    の合焦位置検索範囲内を移動した時とは逆方向に移動さ
    せてから前記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内を移動
    したときと同じ方向に戻させ所定の位置に停止させるバ
    ックラッシュ除去手段とを備えた自動合焦装置における
    合焦調整方法であって、 初期時、前記支持体と前記光学系との一方を、前記バッ
    クラッシュ除去手段により焦点調整用原点よりバックラ
    ッシュ量以上移動させてから前記焦点調整用原点に戻す
    工程と、前記支持体と前記光学系の一方を前記一方向に
    移動させ、前記撮像手段からの映像信号を前記焦点粗調
    整用の合焦位置検索範囲内で前記焦点粗調整用の移動ピ
    ッチごとにサンプリングし、該サンプリングした映像信
    号に基づき前記支持体と前記光学系の一方の前記焦点粗
    調整用の合焦位置検索範囲内での合焦位置を検出し、前
    記支持体と前記光学系との一方を前記バックラッシュ除
    去手段によりバックラッシュ量以上移動させてから前記
    焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内での合焦位置まで移
    動させ停止させる工程と、前記支持体と前記光学系との
    一方が前記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内での合焦
    位置に移動した後、前記支持体と前記光学系との一方を
    前記焦点粗調整用の合焦位置検索範囲内を移動した時と
    同じ方向に移動させ、前記撮像手段からの映像信号を前
    記焦点微調整用の合焦位置検索範囲内で前記焦点微調整
    用の移動ピッチごとにサンプリングし、該サンプリング
    した映像信号に基づき前記支持体と前記光学系の一方の
    前記焦点微調整用の合焦位置検索範囲内での合焦位置を
    検出し、前記支持体と前記光学系との一方を前記バック
    ラッシュ除去手段によりバックラッシュ量以上移動させ
    てから前記焦点微調整用の合焦位置検索範囲内での合焦
    位置まで移動させ停止させる工程とを有することを特徴
    とする自動合焦装置における合焦調整方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の自動合焦装置において、最
    小移動ピッチは焦点深度の1/5〜1/10に設定され
    ていることを特徴とする自動合焦装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の自動合焦装置における合焦
    調整方法において、最小移動ピッチは焦点深度の1/5
    〜1/10に設定されていることを特徴とする自動合焦
    装置における合焦調整方法。
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