JP3266322B2 - 移動通信システムにおけるサテライトシステム中継方式 - Google Patents

移動通信システムにおけるサテライトシステム中継方式

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JP3266322B2
JP3266322B2 JP19547592A JP19547592A JP3266322B2 JP 3266322 B2 JP3266322 B2 JP 3266322B2 JP 19547592 A JP19547592 A JP 19547592A JP 19547592 A JP19547592 A JP 19547592A JP 3266322 B2 JP3266322 B2 JP 3266322B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図14〜図16) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1,図2) 作用(図1,図2) 実施例(図3〜図13) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、ホームゾーンの移動局
に対して通話サービスを行なうとともに、サテライトゾ
ーンに在圈する移動局に対しても通話サービスを行なう
移動通信システムに関し、特にかかる移動通信システム
におけるサテライトシステム中継方式に関する。
【0003】
【従来の技術】図14はホームゾーンおよびサテライト
ゾーンの移動局に対して通話サービスを行なう移動通信
システムの全体構成図であるが、この図14において、
交換制御局100は、一般公衆網(PSTN)とインタ
フェースする回線交換機1と、この回線交換機1の内線
又は中継線とインタフェースして無線回線の接続制御を
行なう回線制御装置2と、この回線制御装置2のチャネ
ル制御部2−1−i(i=1〜N;Nは自然数)とイン
タフェースする複数の基地局無線装置3−iとを基本構
成要素としている。
【0004】そして、この交換制御局100は、共通線
制御チャネル方式のマルチチャネルアクセス方式によ
り、ホームゾーンの移動局7−1〜7−r,8−1〜8
−s,9−1〜9−tに対して通話サービスを提供する
ようになっている。また、交換制御局100は、制御用
チャネルとこの制御用チャネルにより接続制御される一
定の数(N)の通話用チャネルを一束とした「システ
ム」とここでは仮称する無線回線の群を複数増設して、
移動局加入者の増加に対応することができるようになっ
ている。
【0005】ホームゾーンの移動局は前述のシステム毎
に群分けされ、各々が所属するシステムの制御チャネル
において待機して、発着信制御される。すなわち、この
例では、移動局7−1〜7−rは、シテスム1(基地局
無線装置3−1)の制御チャネルにおいて待機して、発
着信制御されるようになっており、移動局8−1〜8−
sは、シテスム2(基地局無線装置3−2)の制御チャ
ネルにおいて待機して、発着信制御されるようになって
おり、移動局9−1〜9−tは、シテスムN(基地局無
線装置3−N)の制御チャネルにおいて待機して、発着
信制御されるようになっている。
【0006】さらに、ホームゾーンの周辺部には、トラ
ヒック量としてはホームーゾーンに比べてはるかに少な
いけれどもサービスエリアとして取込みたい地域が存在
することが多い。同様に、ホームゾーン内にも通話の出
来ない不感地が在るものである。ここでは、そのような
地域を、サテライトゾーンと仮称する。このサテライト
ゾーンには、ホームゾーンにおいて、それぞれの異なる
システムに所属している移動局が、ある確率で在圈し
て、そこから発信したり或いは当該移動局に着信するこ
とがある。そして、数は少ないがサテライトゾーンを本
拠地とする移動局もある。システムとしてローミングサ
ービスを提供している場合には、ローマーの移動局7−
x,8−y,9−zがサテライトゾーンにおいても通話
サービスを受けられるようにとの要望にも対応する必要
がある。
【0007】このため、次のようなサテライトシステム
が設けられる。すなわち、このサテライトシステムは、
中継用無線装置4と中継回線制御装置5と中継基地局無
線装置6によって構成される。ここで、中継用無線装置
4は、基地局無線装置3−iとの間で上り/下り回線で
所定のサービス品質が得られる場所に設置されるもので
ある。
【0008】中継回線制御装置5は、ホームゾーンの制
御信号とサテライトゾーンの制御信号をそれぞれのゾー
ンに適応するように変換する機能と、ホームゾーンの通
話チャネルとサテライトゾーンの通話チャネルをスイッ
チングする機能を持っているものである。中継基地局無
線装置6は、当該サテライトゾーンのトラヒック量に見
合った通話チャネルと、それを接続制御する制御チャネ
ル用の無線装置によって構成される。
【0009】そして、中継基地局無線装置6は、中継回
線制御装置5の制御により、サテライトゾーンに在圈す
る移動局7−x,8−y,9−zに対して共通線制御方
式のマルチチャネルアクセス方式によって通話サービス
を行なうのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図15の中
継システム構成図に示すように、通話用チャネル(S−
CH)の数を基地局無線装置3−1の無線部、中継用無
線装置4の中継用無線部、中継基地局無線装置6の中継
基地局無線部の3装置で全て同じ数(N)に設定し、制
御チャネルの数も同じ数にするような中継システムで
は、ホームゾーンの全ての通話チャネルと制御チャネル
を常にサテライトゾーンに中継しているため、中継回線
制御装置5の制御機能も比較的簡単に実現できるので、
ホームゾーンのシステムの規模が小さい場合には有効な
システムといえる。
【0011】しかしながら、図16の中継システム構成
図のようにホームゾーンに複数のシステムがあるような
大規模システムにおいては、上記図14のシステム構成
では中継用無線装置4と中継基地局無線装置6の規模が
大きくなり、本来トラヒック量の少ないサテライトゾー
ンに不必要に大きなシステムを導入することになり、経
済的に引き合わない。
【0012】なお、図15,図16において、10−
1,10−2,11は、空中線共用装置を示している。
本来、サテライトゾーンにおいて、一定の通話サービス
を提供するためには、そのサービスエリアの予測トラヒ
ックに対して、所要の呼損率又は待合わせ率を保証でき
る通話チャネルと制御チャネルがあればよいはずであ
る。いま、その通話チャネル数をLとすると、中継用無
線チャネル(装置)の数もLで十分である。
【0013】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、条件の異なる移動局が、サテライトゾーンに
も在圈している場合に、それらの移動局に対して、当該
サテライトゾーンにおいて予定している接続品質を保証
しうる最小の無線チャネル数で、通話サービスを提供可
能な移動通信システムにおけるサテライトシステム中継
方式を提供することを目的とし、更には、その新設に際
して交換制御局に新規にハードウエアを追加する必要が
なく、既存のホームゾーンのサービス品質をも低下させ
ずに、サテライトゾーンに対して信頼度の高い通話サー
ビスを提供できるようにした、移動通信システムにおけ
るサテライトシステム中継方式を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は第1の発明の原理
ブロック図で、この図1において、100は交換制御局
で、この交換制御局100は、公衆網とのインタフェー
ス機能を有する回線交換機1と、この回線交換機1の内
線又は中継線とインタフェースして無線回線の接続制御
を行なう回線制御装置2と、この回線制御装置2のチャ
ネル制御部2−1−1〜2−1−Nとのインタフェース
機能を有し制御チャネルと複数の通話チャネルとの束を
1システムとした場合にこのシステム毎に対応して複数
設けられた基地局無線装置3−1〜3−Nとを有してい
る。
【0015】また、4は中継用無線装置で、この中継用
無線装置4は、基地局無線装置3−iとの間において上
り/下り回線で所定のサービス品質が得られる所要場所
に設置され、移動局と同等の機能を有し、少なくとも着
信処理用に指定されうる複数の中継用無線部4−1〜4
−Lをそなえて構成されている。5は中継回線制御装置
で、この中継回線制御装置5は、ホームゾーンの制御信
号とホームゾーンに近接したサテライトゾーンの制御信
号をそれぞれのゾーンに適応するように変換する手段お
よびホームゾーンの通話チャネルとサテライトゾーンの
通話チャネルとをスイッチングする手段を有している。
【0016】6は中継基地局無線装置で、この中継基地
局無線装置6は、サテライトゾーンのトラヒック量に見
合った複数の通話チャネルのための通話チャネル用中継
基地局無線部6−1−1〜6−1−Lおよび通話チャネ
ルを接続制御する制御チャネルのための制御チャネル用
中継基地局無線部6−1−aとからなる。そして、これ
らの中継用無線装置4,中継回線制御装置5,中継基地
局無線装置6で、サテライトシステムを構成する。
【0017】なお、11は空中線共通装置、7〜9,7
−α,8−βは移動局を示している(以上が請求項
1)。また、中継基地局無線装置6の各通話チャネル用
中継基地局無線部6−1−j(j=1〜L)が、中継用
無線装置4の各中継用無線部−jと1対1に対応し、
中継回線制御装置5により対応する中継用無線部−j
とのパスを接断されるように構成され、且つ、中継用無
線装置6は、ホームゾーンのすべてのシステムの制御チ
ャネルおよび通話チャネルとの間で無線リンクを構成で
きるとともに、所属するシステムの制御チャネルによっ
て指定された通話チャネルに自動的に移行しうるように
構成されている(請求項2)。
【0018】なお、中継用無線装置4が、ホームゾーン
のシステムの制御チャネルの情報を受信するための専用
の受信装置をそなえるようにしてもよく(請求項3)、
この場合、この制御チャネル専用受信装置をホームゾー
ンのすべてのシステムに対応して設けてもよく(請求項
4)、制御チャネル専用受信装置を1基だけ備えて、ホ
ームゾーンにおいて着信処理を実行しているシステムの
制御チャネルを常に受信するように制御してもよい(請
求項5)。
【0019】また、中継用無線装置4を構成する各中継
用無線部4−jが、それぞれ ホームゾーンの指定した
システムにおいて発信処理専用となる発信モード,ホー
ムゾーンの指定したシステムにおいて着信処理専用とな
る着信モード,ホームゾーンの指定したシステムにおい
て発/着信処理可能となる発/着信モード,ホームゾー
ンの指定したシステムの制御チャネルで待機しているだ
けで発/着信処理は行なわない待受けモードおよびホー
ムゾーンのどのシステムにも所属せずに動作を停止して
いる停止モードのいずれかの動作モードで動作しうるよ
うに構成されている(請求項6)。
【0020】そして、この場合、中継用無線装置4にお
いて、発信モードを設定された中継用無線部が、サテラ
イトゾーンに在圈する移動局の具体的な発呼処理状態に
遷移すると、待受けモードにある中継用無線部を発信モ
ードに設定変更して、サテライトゾーンの新たな発信要
求に対処するようになっている(請求項7)。また、中
継用無線装置4において、新規に発着信処理のために使
用できる中継用無線部が1基になったら、当該無線部の
モードを発/着信モードに設定するようになっている
(請求項8)。
【0021】さらに、中継用無線装置4において、着信
モードまたは発/着信モードを設定した中継用無線部が
ホームゾーンにおいて着信処理を行なっているシステム
の制御チャネルを識別するために、ホームゾーンのすべ
てのシステムの下り制御チャネルの報知信号で、着信処
理を実行しているシステム番号を報知するようになって
いる(請求項9)。
【0022】またさらに、中継用無線装置4において、
着信モードまたは発/着信モードを設定した中継用無線
部がホームゾーンにおいて着信処理を行なっているシス
テムの制御チャネルを識別するために、制御チャネル専
用受信装置が受信する下り制御チャネルの信号から着信
処理を実行しているシステムを判別して、当該システム
に上記中継用無線部を所属させるようになっている(請
求項10)。
【0023】さらに、中継用無線装置4は、発信モー
ド,着信モード,発/着信モード,待受けモードおよび
停止モードの設定のほか、所属するホームゾーンシステ
ム番号,着信処理の対象となっている移動局の識別番号
および加入者番号,該サテライトゾーンから発信した移
動局の識別番号および加入者番号並びに閉塞の各設定が
できるように構成されている(請求項11)。
【0024】また、中継回線制御装置5は、ホームゾー
ンにおける上り通話回線を確立するための送信起動指令
を出力しうるように構成されており、この場合、中継回
線制御装置5は、サテライトゾーンに在圈する移動局の
発信に関して、待合わせ行列バッファを備え、待時式の
発信処理を行なうように構成されている(請求項1
3)。
【0025】さらに、中継回線制御装置5は、サテライ
トゾーンに在圈する移動局の発信に関して、サテライト
システムがアクセス可能なホームゾーンのすべてのシス
テムにおいて、発信規制が実施されているか又はサテラ
イトゾーンの通話チャネルが予め設定した数まで使用中
になった場合には、サテライトゾーン向けの制御チャネ
ルにより、発信規制信号を送出するように構成されてい
る(請求項14)。
【0026】また、サテライトゾーンに在圈する移動局
からのループチェック応答信号を受信したことを確認し
た時点で、中継回線制御装置5は、当該ループチェック
応答信号を受信した中継基地局無線部に対応する中継用
無線部の送信機を起動するように構成されている(請求
項15)。さらに、サテライトゾーンに在圈する移動局
からの発呼信号に対する発呼応答信号をサテライトシス
テムでローカルに返送し、並行して、発信処理専用に設
定してある中継用無線部にホームゾーンで発呼信号を送
出させるようにもすることができる(請求項16)。
【0027】また、サテライトゾーンに在圈する移動局
から応答信号がホームゾーンの回線制御装置2に返送さ
れたことをもって、回線制御装置2が次のシーケンスで
送信する信号を、中継用無線装置4が応答信号を送信し
ていないのに受信した場合に、中継回線制御装置5は当
該中継用無線部とこれに対応する中継基地局無線部とを
復旧させるようにすることもできる(請求項17)。
【0028】なお、回線交換機1から着信信号を実際に
受け付けたシステムと、着信対象となっている移動局が
所属するシステムとが異なる場合には、この移動局に対
するチャネル指定着信信号を少なくとも両方のシステム
の制御チャネルに送出するようにしてもよい(請求項1
8)。図2は第2の発明の原理ブロック図で、この図2
においても、交換制御局100は、回線交換機1,回線
制御装置2,複数の基地局無線装置3−1〜3−N(特
定のシステムに対応する基地局無線装置3−1を含む)
を有し、サテライトシステムは、中継用無線装置4,中
継回線制御装置5,中継基地局無線装置6を有してい
る。なお、11は空中線共通装置、7〜9,7−α,8
−βは移動局を示している(請求項19)。
【0029】そして、この場合、ホームゾーンに在圈す
る移動局に対する着信は、移動局が所属するシステムに
かかわらず全て当該特定システムにおいて処理し、ホー
ムゾーンに在圈する移動局からの発信は、移動局が所属
するシステムにおいて処理するようになっている(請求
項20)。また、特定システムを回線交換機1が他のシ
ステムに切換えた場合に、サテライトシステムの中継用
無線装置4は自動的に切換先のシステムにアクセスし、
サテライトゾーンに在圈する移動局の発着信処理を行な
うようになっている(請求項21)。
【0030】
【作用】上述の第1の発明の移動通信システムにおける
サテライトシステム中継方式では、図1に示すように、
回線交換機1,回線制御装置2,複数の基地局無線装置
3−1〜3−Nを有する交換制御局100をそなえるこ
とにより、共通線制御チャネル方式のマルチチャネルア
クセス方式により、ホームゾーンの移動局に対して通話
サービスを行なうとともに、中継用無線装置4,中継回
線制御装置5,中継基地局無線装置6を有するサテライ
トシステムをそなえることにより、中継基地局無線装置
が、中継回線制御装置5の制御により、サテライトゾ
ーンに在圈する移動局に対して共通線制御方式のマルチ
チャネルアクセス方式によって通話サービスを行なう
が、さらに、回線交換機1が、公衆網から移動局への着
信を複数の基地局無線装置3−1〜3−Nを通じて複数
のシステムに接続することを条件として、サテライトシ
ステムの中継用無線装置4が、交換制御局100側から
の情報に基づき着信処理を実行しているシステムを検出
する手段により得られたデータに基づいて、ホームゾー
ンで着信処理を実行しているシステムの制御チャネルで
着信処理用に指定された中継用無線部を自動的に待受け
状態にして、着信処理用に指定された中継用無線部4−
jを上記のホームゾーンで着信処理を実行しているシス
テムに所属させることにより、サテライトゾーン内への
移動局に対する通話サービスのための中継を行なう(請
求項1)。
【0031】また、中継基地局無線装置6の各通話チャ
ネル用中継基地局無線部6−1−jが、中継用無線装置
4の各中継用無線部−jと1対1に対応させた場合
は、中継回線制御装置5により対応する中継用無線部
−jとのパスを接断され、且つ、中継用無線装置6は、
ホームゾーンのすべてのシステムの制御チャネルおよび
通話チャネルとの間で無線リンクを構成しうるととも
に、所属するシステムの制御チャネルによって指定され
た通話チャネルに自動的に移行する(請求項2)。
【0032】なお、中継用無線装置4が、ホームゾーン
のシステムの制御チャネルの情報を受信するための専用
の受信装置をそなえ、且つ、この制御チャネル専用受信
装置をホームゾーンのすべてのシステムに対応して設け
た場合(請求項3,4)は、各制御チャネル専用受信装
置でホームゾーンのシステムの制御チャネルの情報を受
信することが行なわれ、更に制御チャネル専用受信装置
を1基だけ備えた場合(請求項5)は、ホームゾーンに
おいて着信処理を実行しているシステムの制御チャネル
を常に受信するように制御される。
【0033】また、中継用無線装置4を構成する各中継
用無線部4−jが、それぞれ ホームゾーンの指定した
システムにおいて発信処理専用となる発信モード,ホー
ムゾーンの指定したシステムにおいて着信処理専用とな
る着信モード,ホームゾーンの指定したシステムにおい
て発/着信処理可能となる発/着信モード,ホームゾー
ンの指定したシステムの制御チャネルで待機しているだ
けで発/着信処理は行なわない待受けモードおよびホー
ムゾーンのどのシステムにも所属せずに動作を停止して
いる停止モードのいずれかの動作モードで動作しうるよ
うに構成されている場合(請求項6)において、中継用
無線装置4において、発信モードを設定された中継用無
線部が、サテライトゾーンに在圈する移動局の具体的な
発呼処理状態に遷移すると、待受けモードにある中継用
無線部を発信モードに設定変更して、サテライトゾーン
の新たな発信要求に対処する(請求項7)。
【0034】また、この場合、中継用無線装置4におい
て、新規に発着信処理のために使用できる中継用無線部
が1基になったら、当該無線部のモードを発/着信モー
ドに設定する(請求項8)。さらに、この場合、中継用
無線装置4において、着信モードまたは発/着信モード
を設定した中継用無線部がホームゾーンにおいて着信処
理を行なっているシステムの制御チャネルを識別するた
めに、ホームゾーンのすべてのシステムの下り制御チャ
ネルの報知信号で、着信処理を実行しているシステム番
号を報知する(請求項9)。
【0035】またさらに、この場合、中継用無線装置4
において、着信モードまたは発/着信モードを設定した
中継用無線部がホームゾーンにおいて着信処理を行なっ
ているシステムの制御チャネルを識別するために、制御
チャネル専用受信装置が受信する下り制御チャネルの信
号から着信処理を実行しているシステムを判別して、当
該システムに上記中継用無線部を所属させることも行な
われる(請求項10)。
【0036】さらに、中継用無線装置4は、発信モー
ド,着信モード,発/着信モード,待受けモードおよび
停止モードの設定のほか、所属するホームゾーンシステ
ム番号,着信処理の対象となっている移動局の識別番号
および加入者番号,サテライトゾーンから発信した移動
局の識別番号および加入者番号並びに閉塞の各設定がで
きるように構成されている場合(請求項11)には、中
継用無線装置4で、必要に応じて、発信モード,着信モ
ード,発/着信モード,待受けモードおよび停止モード
の設定のほか、所属するホームゾーンシステム番号の設
定,着信処理の対象となっている移動局の識別番号およ
び加入者番号の設定,サテライトゾーンから発信した移
動局の識別番号および加入者番号の設定並びに閉塞の設
定を行なう。
【0037】また、中継回線制御装置5では、ホームゾ
ーンにおける上り通話回線を確立するための送信起動指
令を出力しうるが、この場合、中継回線制御装置5は、
待合わせ行列バッファを用いて、待時式の発信処理を行
なう(請求項13)。さらに、中継回線制御装置5は、
サテライトゾーンに在圈する移動局の発信に関して、サ
テライトシステムがアクセス可能なホームゾーンのすべ
てのシステムにおいて、発信規制が実施されているか又
はサテライトゾーンの通話チャネルが予め設定した数ま
で使用中になった場合には、サテライトゾーン向けの制
御チャネルにより、発信規制信号を送出する(請求項1
4)。
【0038】また、サテライトゾーンに在圈する移動局
からのループチェック応答信号を受信したことを確認し
た時点で、中継回線制御装置5は、当該ループチェック
応答信号を受信した中継基地局無線部に対応する中継用
無線部の送信機を起動する(請求項15)。さらに、サ
テライトゾーンに在圈する移動局からの発呼信号に対す
る発呼応答信号をサテライトシステムでローカルに返送
し、並行して、発信処理専用に設定してある中継用無線
部にホームゾーンで発呼信号を送出させるようにしても
よい(請求項16)。
【0039】また、サテライトゾーンに在圈する移動局
から応答信号がホームゾーンの回線制御装置2に返送さ
れたことをもって、回線制御装置2が次のシーケンスで
送信する信号を、中継用無線装置4が応答信号を送信し
ていないのに受信した場合に、中継回線制御装置5は当
該中継用無線部とこれに対応する中継基地局無線部とを
復旧させるてもよい(請求項17)。
【0040】なお、回線交換機1から着信信号を実際に
受け付けたシステムと、着信対象となっている移動局が
所属するシステムとが異なる場合には、この移動局に対
するチャネル指定着信信号を両方のシステムの制御チャ
ネルに送出するようにしてもよい(請求項18)。次
に、上述の第2の発明の移動通信システムにおけるサテ
ライトシステム中継方式では、図2に示すように、回線
交換機1,回線制御装置2,複数の基地局無線装置3−
1〜3−Nを有する交換制御局100をそなえることに
より、共通線制御チャネル方式のマルチチャネルアクセ
ス方式により、ホームゾーンの移動局に対して通話サー
ビスを行なうとともに、中継用無線装置4,中継回線制
御装置5,中継基地局無線装置6を有するサテライトシ
ステムをそなえることにより、中継基地局無線装置4
が、中継回線制御装置5の制御により、サテライトゾー
ンに在圈する移動局に対して共通線制御方式のマルチチ
ャネルアクセス方式によって通話サービスを行なうが、
さらに、回線交換機1が、公衆網から移動局への着信を
上記複数の基地局無線装置3−iのうちの特定の基地局
無線装置3−1を通じて特定の基地局無線装置3−1に
対応した特定のシステムに接続することを条件とし、サ
テライトシステムの中継用無線部4−jをすべて当該特
定システムの制御チャネルと、通話チャネルにアクセス
するように制御し、サテライトゾーンに在圈する移動局
の発着信処理をすべて当該特定システムにおいて実施す
ることにより、サテライトゾーン内への移動局に対する
通話サービスのための中継を行なう(請求項19)。
【0041】そして、この場合、ホームゾーンに在圈す
る移動局に対する着信は、移動局が所属するシステムに
かかわらず全て当該特定システムにおいて処理し、ホー
ムゾーンに在圈する移動局からの発信は、移動局が所属
するシステムにおいて処理し(請求項20)、さらに特
定システムを回線交換機1が他のシステムに切換えた場
合に、サテライトシステムの中継用無線装置4は自動的
に切換先のシステムにアクセスし、サテライトゾーンに
在圈する移動局の発着信処理を行なう(請求項21)。
【0042】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図3は本発明の一実施例を示すブロック図で、こ
の図3において、100は交換制御局で、この交換制御
局100は、回線交換機1,回線制御装置2,複数
(N)の基地局無線装置3−1〜3−N,複数の空中線
共用装置10−1〜10−Nを有している。
【0043】ここで、回線交換機1は、公衆網(PST
N)とのインタフェース機能を有するもので、回線制御
装置2は、回線交換機1の内線又は中継線とインタフェ
ースして無線回線の接続制御を行なうもので、システム
数(N)に応じたチャネル制御部2−1−iおよびこれ
らのチャネル制御部2−1−iを制御する共通制御部2
−2をそなえて構成されている。
【0044】基地局無線装置3−iは、回線制御装置2
のチャネル制御部2−1−1〜2−1−Nとのインタフ
ェース機能を有し、制御チャネル(C−CH)と複数
(N)の通話チャネル(S−CH1〜S−CHN)との
束を1システムとした場合にこのシステム毎に対応して
複数設けられるもので、各基地局無線装置3−iは、N
+1個の送受信機(T/R)をそなえて構成されてい
る。
【0045】空中線共用装置10−iは、各基地局無線
装置3−iに対応して設けられ、各基地局無線装置3−
iの複数の送受信機がアンテナを共用するためのもので
ある。なお、7〜9,7−α,8−βは移動局を示して
いる。また、サテライトシステムが設けられており、こ
のサテライトシステムは、中継用無線装置4,中継回線
制御装置5,中継基地局無線装置6,空中線共用装置1
1をそなえて構成されている。
【0046】ここで、中継用無線装置4は、基地局無線
装置3−iとの間において上り/下り回線で所定のサー
ビス品質が得られるホームゾーン内の所要場所に設置さ
れ、移動局と同等の機能を有する複数の中継用無線部4
−1〜4−Lをそなえて構成されている。そして、各中
継用無線部4−jは、図6に示すように、送信部(送信
機)4−j−1,受信部(受信機)4−j−2,チャネ
ル指定部4−j−3,信号処理部4−j−4,メモリ4
−j−5,空中線共用部4−j−6,電源部4−j−7
等をそなえて構成されている。
【0047】ここで、送信部4−j−1は音声やデータ
を空中線共用部4−j−6を通じて送信する機能を有す
るもので、受信部4−j−2は空中線共用部4−j−6
からの音声やデータを受信する機能を有するもので、チ
ャネル指定部4−j−3は送信部4−j−1,受信部4
−j−2に対しチャネル指定を行なうもので、信号処理
部4−j−4は音声やデータに対し所要の処理を施すも
ので、メモリ4−j−5は信号処理部4−j−4での信
号処理に必要なデータやプログラム等を記憶するもので
ある。
【0048】また、中継回線制御装置5は、ホームゾー
ンの制御信号とホームゾーンに近接したサテライトゾー
ンの制御信号をそれぞれのゾーンに適応するように変換
する手段およびホームゾーンの通話チャネルとサテライ
トゾーンの通話チャネルとをスイッチングする手段を有
するものである。中継基地局無線装置6は、サテライト
ゾーンのトラヒック量に見合った複数の通話チャネルの
ための通話チャネル用中継基地局無線部6−1−1〜6
−1−Lおよび通話チャネルを接続制御する制御チャネ
ルのための制御チャネル用中継基地局無線部6−1−a
とをそなえて構成されている。
【0049】そして、中継基地局無線装置6の各通話チ
ャネル用中継基地局無線部6−1−j(j=1〜L)
は、中継用無線装置4の各中継用無線部−jと1対1
に対応し、中継回線制御装置5により対応する中継用無
線部−jとのパスを接断されるように構成され、且
つ、中継用無線装置6は、ホームゾーンのすべてのシス
テムの制御チャネルおよび通話チャネルとの間で無線リ
ンクを構成できるとともに、所属するシステムの制御チ
ャネルによって指定された通話チャネルに自動的に移行
しうるように構成されている。
【0050】また、中継用無線装置4を構成する各中継
用無線部4−jは、中継回線制御装置5からの指令によ
り、それぞれ次の動作モードで動作しうるようになって
いる。 (1)ホームゾーンの指定したシステムにおいて発信処
理専用となる発信モード(モード1)。 (2)ホームゾーンの指定したシステムにおいて着信処
理専用となる着信モード(モード2)。 (3)ホームゾーンの指定したシステムにおいて発/着
信処理可能となる発/着信モード(モード3)。 (4)ホームゾーンの指定したシステムの制御チャネル
で待機しているだけで発/着信処理は行なわない待受け
モード(モード4)。 (5)ホームゾーンのどのシステムにも所属せずに動作
を停止している停止モード(モード5)。
【0051】なお、図7に示すように、中継用無線装置
4に、ホームゾーンのシステムの制御チャネルの情報を
受信するための専用の受信装置4−Rをそなえるように
してもよく、この場合、制御チャネル専用受信装置4−
Rを1基だけ備えて、ホームゾーンにおいて着信処理を
実行しているシステムの制御チャネルを常に受信するよ
うに制御してもよく、更には、図7に鎖線で示すよう
に、制御チャネル専用受信装置4−Rをホームゾーンの
すべてのシステムに対応して設けてもよい。
【0052】ところで、中継回線制御装置5は、図4に
示すように、通話路制御部5−1−1〜5−1−Lと共
通制御部5−2と制御チャネル制御部5−3とによって
構成されている。ここで、通話路制御部5−1−jは、
中継用無線装置4の中継用無線部4−jとそれに1対1
に対応する中継基地局無線装置6の通話チャネル用中継
基地局無線部6−1−jとの間に入り、共通制御部5−
2からの指令に基づいて次のような制御を行なう。
【0053】まず、通話路制御部5−1−jは、中継用
無線装置4の各中継用無線部4−jに関し、 (1)運用モードの設定(モード1〜モード5) (2)所属するホームゾーンのシステム番号設定 (3)ホームゾーンにおける上り通話回線を確立するた
めの送信機起動 (4)着信処理の対象となっている移動局のID番号お
よび加入者番号の設定 (5)サテライトゾーンに在圏する移動局からの発信処
理をするための当該移動局ID番号および加入者番号の
設定 (5)閉塞 等の制御を行なう。
【0054】一方、通話路制御部5−1−jは、中継
無線装置4の各中継用無線部4−jに関し、 (1)中継用無線装置との間の上/下回線の接/断 (2)送信機起動 (3)閉塞 等の制御を行なう。
【0055】これにより、中継用無線装置4の各中継用
無線部4−jは、発信モード,着信モード,発/着信モ
ード,待受けモードおよび停止モード(モード1〜モー
ド5)の設定のほか、所属するホームゾーンシステム番
号,着信処理の対象となっている移動局の識別番号およ
び加入者番号,該サテライトゾーンから発信した移動局
の識別番号および加入者番号並びに閉塞の各設定ができ
るように構成されていることになる。
【0056】共通制御部5−2は、通話路制御部5−1
−jに対して、中継用無線装置4と中継基地局無線装置
6に関する上記制御データを送出すると共に、サテライ
トゾーンの制御チャネル(C−CH)制御部6−1−a
との間でサテライトゾーンにおける移動局の発着信制御
データの授受を行ない、以下の制御を実行する。 (1)サテライトゾーンに在圏する移動局からの発信信
号をホームゾーンにおける発信信号のフォーマットに信
号変換して、モード1(発信処理専用)またはモード3
(発着処理可能)のいずれかの運用モードを設定してあ
る中継用無線装置から送出するように、当該中継用無線
装置を制御する通話路制御部に指令する。
【0057】(2)モード2(着信処理専用)またはモ
ード3(発着処理可能)を設定してある中継用無線装置
4の無線部4−jに対応する通話路制御部5−1−jが
通知してくる着信信号をサテライトゾーンにおける着信
信号に信号変換して、制御チャネル制御部5−3に送出
する。 (3)ホームゾーンのすべてのシステムが発信規制状態
になると、サテライトゾーンに対する報知信号によって
発信規制状態を当該サテライトゾーンに在圏する移動局
に対して報知する。
【0058】(4)即時式の接続方式で通話サービスを
実施中に、サテライトゾーンの通話チャネルがすべて使
用中の場合には、発信規制信号により、そこに在圏する
移動局の発信を規制する。 さらに、共通制御部5−2は、ホームゾーンの交換制御
局100の保守・管理システムとのインタフェースを持
ち、サテライトシステムの遠隔保守および遠隔運用管理
を可能にしている。
【0059】また、共通制御部5−2は、監視制御シス
テムとのインタフェースを持っており、サテライトシス
テムの遠隔リセット制御と、中継用無線装置4および中
継基地局無線装置6の状態監視情報に基づいて、サテラ
イトゾーンの通話チャネルの自動閉塞制御も可能にして
いる。さらにまた、共通制御部5−3は、最繁時にサテ
ライトシステムが着信処理に占有され、サテライトゾー
ンに在圏する移動局からの発信を処理出来なくなること
を防止するために、発信処理の待合せ行列を備えて、通
話状態にまでなっていない着信処理中のチャネルがある
場合には、サテライトゾーンでの発信を受け付けて、こ
れを待合せ行列に登録して、空き中継用無線装置が発生
したら登録順番に従って、発信処理を行なう機能を持っ
ている。
【0060】図5に前記待合せ行列の構成を示す。図5
中、待合せ限界時間は、その表記時間までは、発信処理
を受ける権利のあることを示す、待合せ限界時間を過ぎ
ても、空き中継用無線装置が無い場合には、共通制御部
は当該移動局に関する発信要求の登録を待合せ行列から
削除して発呼拒否信号を制御チャネルを介して送出する
ようになっている。
【0061】これにより、中継回線制御装置5は、ホー
ムゾーンにおける上り通話回線を確立するための送信起
動指令を出力しうるように構成されており、この場合、
中継回線制御装置5は、サテライトゾーンに在圈する移
動局の発信に関して、上記のように待合わせ行列バッフ
ァを備え、待時式の発信処理を行なうように構成されて
いる。
【0062】ところで、中継用無線装置4において、発
信モードを設定された中継用無線部が、サテライトゾー
ンに在圈する移動局の具体的な発呼処理状態に遷移する
と、待受けモードにある中継用無線部を発信モードに設
定変更して、サテライトゾーンの新たな発信要求に対処
するようになっている。また、中継用無線装置4におい
て、新規に発着信処理のために使用できる中継用無線部
が1基になったら、当該無線部のモードを発/着信モー
ドに設定するようになっている。
【0063】さらに、中継用無線装置4において、着信
モードまたは発/着信モードを設定した中継用無線部が
ホームゾーンにおいて着信処理を行なっているシステム
の制御チャネルを識別するために、ホームゾーンのすべ
てのシステムの下り制御チャネルの報知信号で、着信処
理を実行しているシステム番号を報知するようになって
いる。
【0064】またさらに、中継用無線装置4において、
着信モードまたは発/着信モードを設定した中継用無線
部がホームゾーンにおいて着信処理を行なっているシス
テムの制御チャネルを識別するために、制御チャネル専
用受信装置4−Rが受信する下り制御チャネルの信号か
ら着信処理を実行しているシステムを判別して、当該シ
ステムに上記中継用無線部を所属させるようになってい
る。
【0065】さらに、中継回線制御装置5は、サテライ
トゾーンに在圈する移動局の発信に関して、サテライト
システムがアクセス可能なホームゾーンのすべてのシス
テムにおいて、発信規制が実施されているか又はサテラ
イトゾーンの通話チャネルが予め設定した数まで使用中
になった場合には、サテライトゾーン向けの制御チャネ
ルにより、発信規制信号を送出するように構成されてい
る。
【0066】また、サテライトゾーンに在圈する移動局
からのループチェック応答信号を受信したことを確認し
た時点で、中継回線制御装置5は、当該ループチェック
応答信号を受信した中継基地局無線部に対応する中継用
無線部の送信機を起動するように構成されている。さら
に、サテライトゾーンに在圈する移動局からの発呼信号
に対する発呼応答信号をサテライトシステムでローカル
に返送し、並行して、発信処理専用に設定してある中継
用無線部にホームゾーンで発呼信号を送出させるように
構成されている。
【0067】また、サテライトゾーンに在圈する移動局
から応答信号がホームゾーンの回線制御装置2に返送さ
れたことをもって、回線制御装置2が次のシーケンスで
送信する信号を、中継用無線装置4が応答信号を送信し
ていないのに受信した場合に、中継回線制御装置5は当
該中継用無線部とこれに対応する中継基地局無線部とを
復旧させるようになっている。
【0068】なお、回線交換機1から着信信号を実際に
受け付けたシステムと、着信対象となっている移動局が
所属するシステムとが異なる場合には、この移動局に対
するチャネル指定着信信号を両方のシステムの制御チャ
ネルに送出するようになっている。上述の構成により、
中継回線制御装置5は、中継用無線装置4が受信したホ
ームゾーンにおける制御チャネル信号のデータを基にサ
テライトゾーンにおける制御信号を作成して、サテライ
トゾーン用の制御チャネル(C−CH)によって、これ
を移動局に送出する。サテライトゾーンに在圈する移動
局からの発信はサテライトゾーン用の制御チャネルを介
して実行される。当該移動局からみればホームゾーン在
圈中の発信動作シーケンスと何ら変わるところがない。
【0069】また、中継回線制御装置5は、サテライト
ゾーンの制御チャネルを介して受信した発信信号をホー
ムゾーンにおける発信信号フォーマットに変換して、発
信用に指定した中継用無線装置4の中継用無線部4−j
を起動してホームゾーンにおける発信動作を行なう。中
継用無線装置4の各無線部4−jは、ホームゾーンの回
線制御装置2からは、一般移動局と同様に見えており、
サテライトゾーンに在圈する移動局になり代わって、当
該移動局があたかもホームゾーンにおいて、発信してい
るように動作する。すなわち、中継用無線装置4の無線
部4−jは、移動局の加入者番号と、ID番号とが必要
に応じて書き替え可能な移動機の機能を持っており、中
継回線制御装置5から指令されたホームゾーンのシステ
ムの制御チャネルにおいてそれぞれ待受状態にある。
【0070】中継回線制御装置5は、その時点で、中継
用無線装置4の何番の無線部が発信処理用で、何番の無
線部が着信処理用として動作するのかを指定する。中継
用無線装置4の無線部4−jは、ホームゾーンのすべて
のシステム(SYS1〜SYS−N)にアクセス可能で
あり、すべての通話チャネルで無線リンクを構成でき
る。
【0071】したがって、中継用無線装置4は、ホーム
ーゾーンの無線回線とサテライトゾーンの無線回線を空
間的に交換するとともに、サテライトゾーンの所要無線
チャネル数までホームゾーンの無線チャネルを集線して
いる。このような中継方式を採用することで、ホームゾ
ーンの交換制御局100と中継システムを無線回線を介
した疎結合とすることにより、ホームゾーンのサービス
品質を本サテライトシステムを導入しても、従来通り保
つことが可能になるのである。
【0072】そして、本サテライトシステムとホームゾ
ーンシステムとの間は、無線回線のレベルで完全線群の
回線交換が可能であるため、サテライトゾーンに在圈す
る移動局は信頼度の高い通話サービスを受けることがで
きる。さらに、本サテライトシステムについて詳述す
る。サテライトゾーンでは、前述のごとく、通話チャネ
ル数L、制御チャネル数1で、そこに在圈している移動
局に対してホームゾーンと同様の共通制御チャネル方式
のマルチチャネルアクセス方式によって、通話サービス
が提供される。
【0073】そして、中継基地局無線装置6の通話チャ
ネルの1〜Lは、中継回線制御装置5を介して、中継用
無線装置4の無線部4−1〜4−Lに1対1に接続され
ている。中継用無線装置4の各無線部4−jは、前述の
ごとく、移動局相当の機能を備えており、待受状態に入
るべきシステムを中継回線制御装置5から指定される
と、当該システムの制御チャネルにおいて自動的に待受
状態に入る。
【0074】そして、中継用無線装置4の各無線部4−
jは、中継回線制御装置5から指定された加入者番号と
移動局ID番号を持った移動局として動作する。したが
って、サテライトゾーンに在圈している移動局からの発
信は、あたかもホームゾーンに在圈する移動局からの発
信であるかのように交換制御局の回線制御装置には見え
る。
【0075】一方、サテライトゾーンに在圈する移動局
への着信は、中継用無線装置4の中で、中継回線制御装
置5から着信処理用に指定された無線部が当該移動局の
ように着呼処理シーケンスに入る。また、中継回線制御
装置5は、着呼処理用中継用無線部から着信信号を受信
すると、中継基地局無線装置6の制御チャネル(C−C
H)を通じて着信信号を送出して、着呼処理用中継用無
線部に対応する中継基地局無線装置6の通話チャネル用
無線部を通知する。着呼処理用に指定された中継用無線
部は、すべての移動局に対する着信信号に反応して、着
呼処理シーケンスに移行する。この時点で当該着呼処理
用中継用無線部に1対1に対応してサテライトゾーンを
カバーする中継基地局無線装置6のチャネルを確保した
ことになる。
【0076】そして、中継回線制御装置5は中継用無線
装置4の無線部4−jのなかで、その時点で通話に使用
されていないものに対して、前述した5つの動作モード
(モード1〜モード5)を設定する。例えば、モード1
(発信処理専用)を設定された、中継用無線部がサテラ
イトゾーンに在圈する移動局の発信信号を中継して、発
信処理シーケンスに状態遷移してゆくと、中継回線制御
装置5は、モード4(待受け)状態の中継用無線部をモ
ード1に設定変更してサテライトゾーンの新たな発信要
求に対処する。
【0077】中継回線制御装置5は、空いている中継用
無線部が1基になった場合には、当該中継用無線装置4
の無線部をモード3(発/着信両用)に設定する。中継
回線制御装置5が、中継用無線装置4に対してホームゾ
ーンのどのシステムの制御チャネルの信号を受信すべき
かを決定する方法は、以下による。 (1)交換制御局の回線交換機100が公衆網(PST
N)から移動局への着信をすべて特定のシステム(例え
ばシステム1)に接続する場合(図13参照)。
【0078】図13に示すように、中継回線制御装置5
は、モード1〜4までの全てのモードの中継用無線装置
4の無線部を上記特定システムにおいて待受状態とす
る。したがって、ホームゾーンおよびサテライトゾーン
に在圈する移動局への着信通話はすべて当該特定システ
ムの通話チャネルにおいて行なう。サテライトゾーンに
在圈する移動局の発信通話も当該特定システムの通話チ
ャネルにおいて行なわれる。
【0079】また、中継回線制御装置5は、モード2お
よびモード3を設定した中継用無線装置4の無線部を上
記着呼処理を行なう特定システムの制御チャネルで待受
け状態に入るように指定する。そして、中継回線制御装
置5は、モード1およびモード4を設定した中継用無線
部に対しては、それが所属するシステムを次のように決
める。
【0080】モード1およびモード4の中継用無線部
を全て、上記着呼処理を行なう特定システムに所属させ
る。すなわち、モード1〜4のすべての中継用無線部が
同じシステムに所属する。この場合、サテライトゾーン
に在圈する移動局に対する通話サービスはホームゾーン
の特定のシステムで集中して行なうことになる。 モード1およびモード4の中継用無線部を前述の特定
システムも含めて、複数のシステムに分散して所属させ
る。これは、サテライトゾーンに在圈する移動局からの
発信処理を複数のシステムに分散させることになる。
【0081】そして、この場合、ホームゾーンに在圈す
る移動局に対する着信は、移動局が所属するシステムに
かかわらず全て当該特定システムにおいて処理し、ホー
ムゾーンに在圈する移動局からの発信は、移動局が所属
するシステムにおいて処理するようになっている。ま
た、特定システムを回線交換機1が他のシステムに切換
えた場合に、サテライトシステムの中継用無線装置4は
自動的に切換先のシステムにアクセスし、サテライトゾ
ーンに在圈する移動局の発着信処理を行なうようになっ
ている。
【0082】(2)交換制御局100の回線交換機1が
公衆網(PSTN)から移動局の着信を複数のシステム
に接続する場合(図3参照)。まず、中継回線制御装置
5は、ホームゾーンで着信処理を行なっているシステム
を検知して、モード2またはモード3を設定した中継用
無線部をそのシステムに所属するように制御する。
【0083】そして、中継回線制御装置5が、ホームゾ
ーンで着信処理を実行しているシステムを認識する方法
は以下による。 交換制御局100の回線制御装置2は、ホームゾーン
のすべてのシステムの制御チャネルの下り報知信号で、
着信処理を実行しているシステム番号を通知する。
【0084】このとき、モード2またはモード3を設定
された中継用無線部が報知信号で通知される着呼処理を
行なっているシステムに自動的に移行する方式と、図7
に示すように、ホームゾーンのシステムの下り制御チャ
ネルの信号を受信するための専用受信装置4−Rを設置
して、報知信号の内容から着信処理を実行し、システム
を知って、中継回線制御装置5に通知し、中継回線制御
装置5が、この情報を基にモード2またはモード3を設
定する中継用無線部に所属すべきシステム番号を通知す
る方式とがある。
【0085】ホームゾーンのシステムの下り制御チャ
ネルで送出されている通常の着信処理信号の有/無によ
り、着信処理を行なっているシステムを認識する。この
とき、まず、制御チャネル専用受信装置4−R(図7の
鎖線参照)をホームゾーンのシステム対応に設けて、前
記着信処理信号を受信しているシステムを認識し、中継
回線制御装置5はこの認識をもとにモード2またはモー
ド3を設定する中継用無線部に所属すべきシステム番号
を通知する方式がある。
【0086】さらに、制御チャネル専用受信装置4−R
(図7の実線参照)を1基だけ設けて、複数のシステム
の中で、着信処理信号を送出しているシステムに追随さ
せることにより、着信処理を行なっているシステムを常
に認識する方式がある。そして、この場合、上記追随制
御を可能にするためには、交換制御局100の回線交換
機1や公衆網(PSTN)から移動局への着信を各シス
テムに分配する順番と、システム内で無線チャネルを割
当てる順番(例えば若番のチャネルから老番のチャネル
へと割当てる)と、当該システムのチャネル数等のデー
タを、中継回線制御装置5がデータベースとして所持し
ている方式を採用する。
【0087】以上の条件で、中継回線制御装置5は、モ
ード2またはモード3を設定する中継用無線部に対して
所属するシステムを指定する。つぎに、図8に中継回線
制御装置5による発着信接続手順を示す。この図8にお
いて、例えば中継用無線部4−2はモード2(着信処理
専用)を設定されており、サテライトゾーンに在圏して
いる移動局7−αへの着信処理を実行しているとする。
この場合の制御チャネル(C−CH)へのアクセス(図
8の参照)から通話チャネル(S−CH NO.2)
への接続(図8の参照)を含む着信処理制御シーケン
スを示すと、図9のようになる。
【0088】この図9においては、中継用無線部4−2
が中継回線制御装置5から受信処理チャネル指定を受け
ており、この状態で、回線制御装置2のチャネル制御部
2−1−1から報知信号が出されると、これを中継用無
線部4−1が受けて、これを移動局7−αへ通知する。
その後は、移動局7−αへの着呼信号が回線交換機1か
ら発せられると、これを回線制御装置2の共通制御部2
−2で検定して、検定結果がOKであれば、回線制御装
置2のチャネル制御部2−1−1からチャネル指定着呼
信号(システム1のチャネルl)が送出される。これに
より、中継用無線部4−1はシステム1のチャネルlに
シフトする。
【0089】そして、着呼通知を中継回線制御装置5に
通知すると、この中継回線制御装置5が中継用無線部4
−2と中継基地局無線装置6の通話チャネル用無線部6
−2(通話チャネルS−CH NO.2)とを接続し
て、中継基地局無線装置6からこのチャネルでのチャネ
ル指定着呼信号が移動局7−αへ送られる。これによ
り、移動局7−αはS−CH NO.2にシフトする。
【0090】その後は、移動局7−αにループバックチ
ェック信号を送出し、更に移動局7−αがループチェッ
ク応答を出し、中継用無線部4−2を起動して、更にル
ープチェック応答を返す。回線制御装置2でループチェ
ックがOKであれば、回線制御装置2はリングバックト
ーンを回線交換機1側へ送るとともに、サテライトシス
テム側に呼出信号を送る。そして、移動局7−αが応答
すれば、リングバックトーンを停止させて、通話状態に
入る。
【0091】同様に図8において、例えば中継用無線部
4−Lはモード1(発信処理専用)を設定されており、
サテライトゾーンに在圏している移動局8−βの発信処
理を実行しているとする。この場合の制御チャネル(C
−CH)で受信した発信信号の中継用無線部4−Lから
の送出指令(図8の(1)参照)から通話チャネル(S
−CH NO.L)への接続(図8の(2)参照)を含
む発信処理制御シーケンスを示すと、図11のようにな
る。
【0092】この図11においては、中継用無線部4−
Lが中継回線制御装置5から受信処理チャネル指定を受
けており、この状態で、回線制御装置2のチャネル制御
部2−1−1から発呼可の報知信号が出されると、これ
を中継用無線部4−1が受けて、これを移動局8−βへ
通知する。その後は、移動局8−βでオフフック動作に
より、発信操作を行なうと、移動局8−βから発呼信号
が出される。すると、中継基地局無線装置6から発呼応
答が戻されるとともに、中継回線制御装置5を介して中
継用無線部4−Lへ発呼指令が出される。これにより、
中継用無線部4−Lの送信機を起動して、発呼信号を交
換制御局100側へ送る。交換制御局100では、この
信号を受けて発呼応答信号をサテライトシステム側に戻
すとともに、発呼のための検定を行なってから、発呼可
とするための処理を行なってから、サテライトシステム
側へチャネル指定発呼信号(S−CH♯m)を送る。こ
れにより、中継用無線部4−LはS−CH♯mにシフト
して、チャネル指定発呼信号受信通知を中継回線制御装
置5へ送る。中継回線制御装置5では、中継用無線部4
−Lと中継基地局無線部6−Lとを接続して、移動局8
−βへチャネル指定発呼信号を送る。これにより、移動
局8−βは中継基地局無線部6−Lの通話チャネルS−
CH NO.Lにシフトする。
【0093】さらに、回線交換機1からは移動局8−β
にループバックチェック信号を送出し、更に移動局8−
βがループチェック応答を出し、中継用無線部4−Lを
起動して、更にループチェック応答を返す。その後、通
話路設定指令を経て、通話状態に入る。なお、図10に
サテライトゾーンに在圏する移動局7−αの終話シーケ
ンスを示す。
【0094】この図10においては、通話状態が終わる
と、移動局7−αは終話信号を回線交換機1側へ送る。
その後は、回線交換機1側からの切断信号を待って、復
旧することにより、終話状態になる。従って、図9のサ
テライトゾーンに在圏する移動局7−αへの着信シーケ
ンスからもわかるように、当該移動局7−αに対する導
通チェック信号に応答するループチェック応答信号を受
信した時点で中継回線制御装置5は中継用無線部の送信
機を起動して、上り通話回線を確立するとともに受信し
ているループチェック応答信号を中継させている。
【0095】このように、中継用無線部の送信機を制御
すると、移動局の在圏ゾーンが不明の場合に中継用無線
装置4がホームゾーンの移動局の送信波を抑圧すること
がないので、ホームゾーンとサテライトゾーンの両ゾー
ンにおいて同時に着信処理を実行することができる。ま
た、図11のサテライトゾーンに在圈する移動局8−β
の発信シーケンスからわかるように、中継基地局無線装
置6は移動局8−βの発呼信号を受信すると、ホームゾ
ーンシステムの回線制御装置2の代わりに、発呼応答信
号をローカルに返送する。これにより、移動局8−βが
発呼応答信号受信監視タイマーオーバーフローになり、
発呼動作を繰り返すような不具合を防止している。
【0096】また、図12のホームゾーンに在圈する移
動局8−γに着呼時のサテライトシステムの動作シーケ
ンスからもわかるように、回線交換機1は特定のシステ
ムに全ての着信処理を集中する方式ではなく、ホームゾ
ーンを構成する複数のシステムに着信を分散させる方式
を採用している。さらに、図12において、移動局8−
γへの着呼が、システム1(SYS−1)の通話チャネ
ル(S−CH#q)に回線交換機1によって割り当てら
れている。しかしながら、移動局8−γはシステム2
(SYS−2)に所属しているため、このままでは、直
接呼出すことはできない。
【0097】中継回線制御装置5の共通制御部5−2
は、移動局8−γがどのシステムに所属しているかをデ
ータとして持っており、移動局8−γが待受け状態にあ
るシステム2の制御チャネル(C−CH)を介して、シ
ステム1(SYS−1)の通話チャネル(S−CH#
q)に移るようにチャネル指定着呼信号で指令する。こ
の指令を受信した移動機8−γは、システム1(SYS
−1)の通話チャネル(S−CH#q)に移って、ルー
プチェック信号受信待状態になる。
【0098】このように、移動局がシステムのすべての
周波数において、送受信可能である特性を利用して、着
信を受け付けたシステムの通話チャネルに当該移動局を
移行させることにより、回線交換機1での、着信処理を
単に空き通話チャネルの選択に限定して、受信した移動
局番号を検定して着信させるべきシステムを選択させる
ような複雑な制御を排除している。
【0099】また、上記方法により、移動局が所属して
いるシステムとは無関係に、空き通話チャネルさえあれ
ば、当該移動局に対する着信処理が可能になる。一方、
ホームゾーンに在圈する移動局からの発信は、それが所
属しているシステムに限定され、トラヒックの平準化を
実現している。図12においては、サテライトシステム
の中継用無線部4−1が、ホームゾーンにおいて着信処
理が実行されるシステム1(SYS−1)に所属するよ
うに、中継回線制御装置5から指令される。
【0100】そして、中継用無線装置4−1は、移動局
8−γへのチャネル指定着呼信号を受信すると、システ
ム1の通話チャネル(S−CH#q)に移行して、サテ
ライトゾーンに当該移動局8−γへのループチェック信
号を中継する。しかし、当該移動局8−γは、ホームゾ
ーンに在圈しており、ループチェック応答を返送する。
回線制御装置は、次に呼出信号を移動局8−γへ送出す
る。
【0101】サテライトシステムの中継回線制御装置5
は、サテライトゾーンから、ループチェック応答信号を
受信していないのに、ホームゾーンでは呼出信号が送出
されていることをもって、当該移動局がホームゾーンに
在圈していると判定して、中継用無線装置4−1とそれ
に1対1に対応する中継基地局無線装置の通話チャネル
S−CH NO.1を復旧させるのである。
【0102】なお、サテライトゾーンに在圏する移動局
9−εはチャネル指定着呼信号,ループチェック信号,
呼出信号が来ても、無視している。このようにして、本
発明の移動通信システムにおけるサテライトシステム中
継方式では、次のような効果ないし利点が得られる。 (1)サテライトゾーンの所要通話チャネル数に1対1
に対応して、中継用無線装置の台数がきまるため、装置
規模の小さい中継システムを構築できる。
【0103】(2)ホームゾーンのどのシステムにも所
属できるように、中継用無線装置を制御出来るため、固
定的に中継するシステムが決まっているシステムに比
べ、信頼度の高い通話サービスをサテライトゾーンに対
して提供できる。 (3)中継用無線装置は着信処理を実行しているシステ
ムに常に所属するように制御されているため、サテライ
トゾーンに在圈する移動局に対する着信処理はサテライ
トゾーンの中継基地局無線装置に空きがある限り必ず実
行される。
【0104】(4)中継回線制御装置はサテライトゾー
ンに在圈する移動局からの発信処理を待時式で行なうこ
とができるので、接続品質が向上する。
【0105】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の移動通信
システムにおけるサテライトシステム中継方式によれ
ば、回線交換機,回線制御装置,複数の基地局無線装置
を有する交換制御局をそなえることにより、共通線制御
チャネル方式のマルチチャネルアクセス方式により、ホ
ームゾーンの移動局に対して通話サービスを行なうとと
もに、中継用無線装置,中継回線制御装置,中継基地局
無線装置を有するサテライトシステムをそなえることに
より、中継基地局無線装置が、中継回線制御装置の制御
により、サテライトゾーンに在圈する移動局に対して共
通線制御方式のマルチチャネルアクセス方式によって通
話サービスを行ない、さらに、回線交換機が、公衆網か
ら移動局への着信を複数の基地局無線装置を通じて複数
のシステムに接続することを条件として、サテライトシ
ステムの中継用無線装置が、交換制御局側からの情報に
基づき着信処理を実行しているシステムを検出する手段
により得られたデータに基づいて、ホームゾーンで着信
処理を実行しているシステムの制御チャネルで着信処理
用に指定された中継用無線部を自動的に待受け状態にし
て、着信処理用に指定された中継用無線部を上記のホー
ムゾーンで着信処理を実行しているシステムに所属させ
ることにより、サテライトゾーン内への移動局に対する
通話サービスのための中継を行なって、ホームゾーンの
交換制御局と中継システムを無線回線を介した疎結合と
することにより、ホームゾーンのサービス品質を本サテ
ライトシステムを導入しても、従来通り保つことが可能
になり、更に本サテライトシステムとホームゾーンシス
テムとの間は、無線回線のレベルで完全線群の回線交換
が可能であるため、サテライトゾーンに在圈する移動局
は信頼度の高い通話サービスを受けることができる利点
がある。
【0106】また、サテライトゾーンの所要通話チャネ
ル数に1対1に対応して、中継用無線装置の台数がきま
るため、装置規模の小さい中継システムを構築できる。
さらに、ホームゾーンのどのシステムにも所属できるよ
うに、中継用無線装置を制御出来るため、固定的に中継
するシステムが決まっているシステムに比べ、信頼度の
高い通話サービスをサテライトゾーンに対して提供でき
る。
【0107】またさらに、中継用無線装置は着信処理を
実行しているシステムに常に所属するように制御されて
いるため、サテライトゾーンに在圈する移動局に対する
着信処理はサテライトゾーンの中継基地局無線装置に空
きがある限り必ず実行される。そして、中継回線制御装
置はサテライトゾーンに在圈する移動局からの発信処理
を待時式で行なうことができるので、接続品質が向上す
る。
【0108】さらに、本発明の移動通信システムにおけ
るサテライトシステム中継方式では、回線交換機が、公
衆網から移動局への着信を上記複数の基地局無線装置の
うちの特定の基地局無線装置を通じて特定の基地局無線
装置に対応した特定のシステムに接続することを条件と
して、サテライトシステムの中継用無線部をすべて当該
特定システムの制御チャネルと、通話チャネルにアクセ
スするように制御し、サテライトゾーンに在圈する移動
局の発着信処理をすべて当該特定システムにおいて実施
することにより、サテライトゾーン内への移動局に対す
る通話サービスのための中継を行なうが、このようにす
ると、システムの簡素化をはかりながら、上記の発明と
同様な効果ないし利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の原理ブロック図である。
【図2】第2の発明の原理ブロック図である。
【図3】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例としてのサテライトシステム
を示すブロック図である。
【図5】待合せ行列バッファの構成を示す図である。
【図6】中継用無線部の構成を示すブロック図である。
【図7】制御チャネル専用受信装置を有するサテライト
システムを示すブロック図である。
【図8】中継回線制御装置の発着呼接続手順を説明する
図である。
【図9】サテライトゾーンに在圏する移動局への着信シ
ーケンスを説明する図である。
【図10】サテライトゾーンに在圏する移動局の終話シ
ーケンスを説明する図である。
【図11】サテライトゾーンに在圏する移動局からの発
信シーケンスを説明する図である。
【図12】ホームゾーンに在圏する移動局への着信時の
サテライトシステムの動作シーケンスを説明する図であ
る。
【図13】特定システムへの集中発着信処理構成を示す
ブロック図である。
【図14】サテライトシステム構成図である。
【図15】サテライトシステムへの中継方式を説明する
ためのブロック図である。
【図16】サテライトシステムへの中継方式を説明する
ためのブロック図である。
【符号の説明】
1 回線交換機 2 回線制御装置 2−1−i チャネル制御部 2−2 共通制御部 3−i 基地局無線装置 4 中継用無線装置 4−j 中継用無線部 4−j−1 送信部 4−j−2 受信部 4−j−3 チャネル指定部 4−j−4 信号処理部 4−j−5 メモリ 4−j−6 空中線共用部 4−j−7 電源部 5 中継回線制御装置 5−1−j チャネル制御部 5−2 共通制御部 5−3 制御チャネル制御部 6 中継基地局無線装置 6−1−j 通話チャネル用中継基地局無線部 6−1−a 制御チャネル用中継基地局無線部 7〜9,7−1〜7−r,8−1〜8−s,9−1〜9
−t,7−x,8−y,9−z,7−α,8−β,8−
γ,9−ε 移動局 10−i,11 空中線共用装置 100 交換制御局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網とのインタフェース機能を有する
    回線交換機と、 該回線交換機の内線又は中継線とインタフェースして無
    線回線の接続制御を行なう回線制御装置と、 該回線制御装置のチャネル制御部とのインタフェース機
    能を有し、制御チャネルと複数の通話チャネルとの束を
    1システムとした場合に、システム毎に対応して複数設
    けられた基地局無線装置とを有する交換制御局をそなえ
    ることにより、 共通線制御チャネル方式のマルチチャネルアクセス方式
    により、ホームゾーンの移動局に対して通話サービスを
    行なうとともに、 該基地局無線装置との間において上り/下り回線で所定
    のサービス品質が得られる所要場所に設置された、移動
    局と同等の機能を有し、少なくとも着信処理用に指定さ
    れうる複数の中継用無線部からなる中継用無線装置と、 該ホームゾーンの制御信号と該ホームゾーンに近接した
    サテライトゾーンの制御信号をそれぞれのゾーンに適応
    するように変換する手段および該ホームゾーンの通話チ
    ャネルと該サテライトゾーンの通話チャネルとをスイッ
    チングする手段を有する中継回線制御装置と、 該サテライトゾーンのトラヒック量に見合った複数の通
    話チャネルのための通話チャネル用中継基地局無線部お
    よび該通話チャネルを接続制御する制御チャネルのため
    の制御チャネル用中継基地局無線部とからなる中継基地
    局無線装置とを有するサテライトシステムをそなえるこ
    とにより、 該中継基地局無線装置が、該中継回線制御装置の制御に
    より、該サテライトゾーンに在圈する移動局に対して共
    通線制御方式のマルチチャネルアクセス方式によって通
    話サービスを行なう移動通信システムにおける上記サテ
    ライトシステムにおいて、 該回線交換機が該公衆網から移動局への着信を複数の基
    地局無線装置を通じて複数のシステムに接続することを
    条件として、該サテライトシステムの該中継用無線装
    該交換制御局側からの情報に基づき着信処理を実行
    しているシステムを検出する手段により得られたデータ
    に基づいて、ホームゾーンで着信処理を実行しているシ
    ステムの制御チャネルで着信処理用に指定された該中継
    用無線 を自動的に待受け状態にして、該着信処理用に
    指定された中継用無線部を上記のホームゾーンで着信処
    理を実行しているシステムに所属させることにより、
    サテライトゾーン内への移動局に対する通話サービスの
    ための中継を行なうことを特徴とする、移動通信システ
    ムにおけるサテライトシステム中継方式。
  2. 【請求項2】 該中継基地局無線装置の各通話チャネル
    用中継基地局無線部が、該中継用無線装置の各中継用無
    部と1対1に対応し、該中継回線制御装置により対応
    する中継用無線部とのパスを接断されるように構成さ
    れ、且つ、該中継用無線装置は、該ホームゾーンのすべ
    てのシステムの制御チャネルおよび通話チャネルとの間
    で無線リンクを構成できるとともに、所属するシステム
    の制御チャネルによって指定された通話チャネルに自動
    的に移行しうるように構成されたことを特徴とする、請
    求項1記載の移動通信システムにおけるサテライトシス
    テム中継方式。
  3. 【請求項3】 該中継用無線装置が、該ホームゾーンの
    システムの制御チャネルの情報を受信するための専用の
    受信装置をそなえていることを特徴とする、請求項2記
    載の移動通信システムにおけるサテライトシステム中継
    方式。
  4. 【請求項4】 該制御チャネル専用受信装置を該ホーム
    ゾーンのすべてのシステムに対応して設けることを特徴
    とする、請求項3記載の移動通信システムにおけるサテ
    ライトシステム中継方式。
  5. 【請求項5】 該制御チャネル専用受信装置を1基だけ
    備えて、該ホームゾーンにおいて着信処理を実行してい
    るシステムの制御チャネルを常に受信するように制御す
    ることを特徴とする、請求項3記載の移動通信システム
    におけるサテライトシステム中継方式。
  6. 【請求項6】 該中継用無線装置を構成する各中継用無
    部が、それぞれ該ホームゾーンの指定したシステムに
    おいて発信処理専用となる発信モード,該ホームゾーン
    の指定したシステムにおいて着信処理専用となる着信モ
    ード,該ホームゾーンの指定したシステムにおいて発/
    着信処理可能となる発/着信モード,該ホームゾーンの
    指定したシステムの制御チャネルで待機しているだけで
    発/着信処理は行なわない待受けモードおよび該ホーム
    ゾーンのどのシステムにも所属せずに動作を停止してい
    る停止モードのいずれかの動作モードで動作しうるよう
    に構成されたことを特徴とする、請求項1記載の移動通
    信システムにおけるサテライトシステム中継方式。
  7. 【請求項7】 該中継用無線装置において、該発信モー
    ドを設定された中継用無線部が、該サテライトゾーンに
    在圈する移動局の具体的な発呼処理状態に遷移すると、
    該待受けモードにある中継用無線部を発信モードに設定
    変更して、該サテライトゾーンの新たな発信要求に対処
    することを特徴とする、請求項6記載の移動通信システ
    ムにおけるサテライトシステム中継方式。
  8. 【請求項8】 該中継用無線装置において、新規に発着
    信処理のために使用できる中継用無線部が1基になった
    ら、当該無線部のモードを発/着信モードに設定するこ
    とを特徴とする、請求項6記載の移動通信システムにお
    けるサテライトシステム中継方式。
  9. 【請求項9】 該中継用無線装置において、着信モード
    または発/着信モードを設定した中継用無線部が該ホー
    ムゾーンにおいて着信処理を行なっているシステムの制
    御チャネルを識別するために、該ホームゾーンのすべて
    のシステムの下り制御チャネルの報知信号で、着信処理
    を実行しているシステム番号を報知することを特徴とす
    る、請求項6記載の移動通信システムにおけるサテライ
    トシステム中継方式。
  10. 【請求項10】 該中継用無線装置において、着信モー
    ドまたは発/着信モードを設定した中継用無線部が該ホ
    ームゾーンにおいて着信処理を行なっているシステムの
    制御チャネルを識別するために、該制御チャネル専用受
    信装置が受信する下り制御チャネルの信号から、着信処
    理を実行しているシステムを判別して、当該システムに
    上記中継用無線部を所属させることを特徴とする、請求
    項6記載の移動通信システムにおけるサテライトシステ
    ム中継方式。
  11. 【請求項11】 該中継用無線装置の中継用無線部が
    発信モード,着信モード,発/着信モード,待受けモー
    ドおよび停止モードの設定のほか、所属するホームゾー
    ンシステム番号,着信処理の対象となっている移動局の
    識別番号および加入者番号,該サテライトゾーンから発
    信した移動局の識別番号および加入者番号並びに閉塞の
    各設定ができるように構成されたことを特徴とする、請
    求項6記載の移動通信システムにおけるサテライトシス
    テム中継方式。
  12. 【請求項12】 該中継回線制御装置が、該ホームゾー
    ンにおける上り通話回線を確立するための送信起動指令
    を出力しうるように構成されたことを特徴とする、請求
    項1記載の移動通信システムにおけるサテライトシステ
    ム中継方式。
  13. 【請求項13】 該中継回線制御装置が、該サテライト
    ゾーンに在圈する移動局の発信に関して、待合わせ行列
    バッファを備え、待時式の発信処理を行なうように構成
    されたことを特徴とする、請求項12記載の移動通信シ
    ステムにおけるサテライトシステム中継方式。
  14. 【請求項14】 該中継回線制御装置が、該サテライト
    ゾーンに在圈する移動局の発信に関して、該サテライト
    システムがアクセス可能な該ホームゾーンのすべてのシ
    ステムにおいて、発信規制が実施されているか又は該サ
    テライトゾーンの通話チャネルが予め設定した数まで使
    用中になった場合には、該サテライトゾーン向けの制御
    チャネルにより、発信規制信号を送出するように構成さ
    れていることを特徴とする、請求項12記載の移動通信
    システムにおけるサテライトシステム中継方式。
  15. 【請求項15】 該サテライトゾーンに在圈する移動局
    からのループチェック応答信号を受信したことを確認し
    た時点で、該中継回線制御装置は、当該ループチェック
    応答信号を受信した中継基地局無線部に対応する中継用
    無線部の送信機を起動するように構成されていることを
    特徴とする、請求項12記載の移動通信システムにおけ
    るサテライトシステム中継方式。
  16. 【請求項16】 該サテライトゾーンに在圈する移動局
    からの発呼信号に対する発呼応答信号を該サテライトシ
    ステムでローカルに返送し、並行して、発信処理専用に
    設定してある中継用無線部に該ホームゾーンで発呼信号
    を送出させることを特徴とする、請求項1記載の移動通
    信システムにおけるサテライトシステム中継方式。
  17. 【請求項17】 該サテライトゾーンに在圈する移動局
    から応答信号が該ホームゾーンの該回線制御装置に返送
    されたことをもって、該回線制御装置が次のシーケンス
    で送信する信号を、該中継用無線装置が該応答信号を送
    信していないのに受信した場合に、該中継回線制御装
    当該中継用無線部とこれに対応する中継基地局無線部
    とを復旧させることを特徴とする、請求項1記載の移動
    通信システムにおけるサテライトシステム中継方式。
  18. 【請求項18】 該回線交換機から着信信号を実際に受
    け付けたシステムと、着信対象となっている移動局が所
    属するシステムとが異なる場合には、この移動局に対す
    るチャネル指定着信信号を少なくとも両方のシステムの
    制御チャネルに送出することを特徴とする、請求項1記
    載の移動通信システムにおけるサテライトシステム中継
    方式。
  19. 【請求項19】 公衆網とのインタフェース機能を有す
    る回線交換機と、 該回線交換機の内線又は中継線とインタフェースして無
    線回線の接続制御を行なう回線制御装置と、 該回線制御装置のチャネル制御部とのインタフェース機
    能を有し、制御チャネルと複数の通話チャネルとの束を
    1システムとした場合に、システム毎に対応して複数設
    けられた基地局無線装置とを有する交換制御局をそなえ
    ることにより、 共通線制御チャネル方式のマルチチャネルアクセス方式
    により、ホームゾーンの移動局に対して通話サービスを
    行なうとともに、 該基地局無線装置との間において上り/下り回線で所定
    のサービス品質が得られる該ホームゾーン内の所要場所
    に設置された、移動局と同等の機能を有する複数の中継
    用無線部からなる中継用無線装置と、 該ホームゾーンの制御信号と該ホームゾーンに近接した
    サテライトゾーンの制御信号をそれぞれのゾーンに適応
    するように変換する手段および該ホームゾーンの通話チ
    ャネルと該サテライトゾーンの通話チャネルとをスイッ
    チングする手段を有する中継回線制御装置と、 該サテライトゾーンのトラヒック量に見合った複数の通
    話チャネルのための通話チャネル用中継基地局無線部お
    よび該通話チャネルを接続制御する制御チャネルのため
    の制御チャネル用中継基地局無線部とからなる中継基地
    局無線装置とを有するサテライトシステムをそなえるこ
    とにより、 該中継基地局無線装置が、該中継回線制御装置の制御に
    より、該サテライトゾーンに在圈する移動局に対して共
    通線制御方式のマルチチャネルアクセス方式によって通
    話サービスを行なう移動通信システムにおける上記サテ
    ライトシステムにおいて、 該回線交換機が該公衆網から移動局への着信を上記複数
    の基地局無線装置のうちの特定の基地局無線装置を通じ
    該特定の基地局無線装置に対応した特定のシステムに
    接続することを条件として、該サテライトシステムの中
    継用無線部をすべて当該特定システムの制御チャネル
    と、通話チャネルにアクセスするように制御し、該サテ
    ライトゾーンに在圈する移動局の発着信処理をすべて当
    該特定システムにおいて実施することにより、該サテラ
    イトゾーン内への移動局に対する通話サービスのための
    中継を行なうことを特徴とする、移動通信システムにお
    けるサテライトシステム中継方式。
  20. 【請求項20】 該ホームゾーンに在圈する移動局に対
    する着信は、移動局が所属するシステムにかかわらず全
    て当該特定システムにおいて処理し、該ホームゾーンに
    在圈する移動局からの発信は、移動局が所属するシステ
    ムにおいて処理することを特徴とする、請求項19記載
    の移動通信システムにおけるサテライトシステム中継方
    式。
  21. 【請求項21】 該特定システムを回線交換機が他のシ
    ステムに切換えた場合に、サテライトシステムの中継用
    無線装置は自動的に切換先のシステムにアクセスし、該
    サテライトゾーンに在圈する移動局の発着信処理を行な
    うことを特徴とする、請求項19記載の移動通信システ
    ムにおけるサテライトシステム中継方式。
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