JP3265392B2 - とくに医科訓練及び治療目的のための可動装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、とくに医科訓練及
び治療目的のための可動装置に関する。

【０００２】とくに子供に起りがちなこの分野における
平衡不調及び発育欠陥は関係者にとって切実な問題とな
る。これらの問題は電動機で作動する運動課程を使用し
た平衡訓練により柔わらげており、これにより平衡感覚
を促進することが可能である。

【０００３】

【公知の技術】公知の訓練設備及び装置は、しかしなが
ら、限られた訓練のみに使えるものである。それ故に、
適当な装置の必要性があり、これでもって医科上の見地
から有益な精神運動に起因する筋運動が平衡不調で悩ん
でいる人に可能である。

【０００４】これらの緊急な医療上の問題は別として、
本発明は違った分野、すなわち可動玩具の分野において
も、また動物の形状においてもある救済を見出そうと意
図している。このような玩具は各種の形状で知られてい
る。子供が遊ぶために玩具で没頭するための基礎である
１つの誘因を創生するために、できるだけ興味深い程に
遊びの目的と価値とを形成することが必要である。とく
に動物形状の玩具にとって、駆使可能な機構工学の範囲
内で可能である限り、模造、様式化された動物の動きを
生写しのようにできるだけ１つのファションとして模造
することをとくに企画して、そのようなことが達成し得
る。同時に、遊びの目的を増長するために、生写し動き
が、玩具の上に座わる子供の協力で、起されるべきであ
る。この目的は、しかしながら、達成されていないか、
公知の玩具では不適当にしか達成されていない。一般
に、このような玩具の構成は、子供を乗せるシートを備
えているけれども、ローラなどにより床と接触して、子
供の足が床に対し突張るとき、子供によって動きが生じ
るように、なっている。このような玩具は、例えばドイ
ツの公報２９５ １５ ７８５Ｕに開示されている。し
かし、様式化した動物の動き程に正にきわどくに起る動
きは、このような玩具では達成されない。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】子供の医科治療の問題
となると、これら２つの冒頭の問題は関係してくる。治
療を受けるべき子供が、没頭するための遊び上の誘因を
受けるならば、医科訓練用器具と好んで没頭すること
は、よく知られている。

【０００６】本発明の目的は、それ故に、精神運動に起
因する筋運動訓練のためにとくに使用できる装置を提供
することである。

【０００７】

【問題を解決するための手段】この目的は、人を乗せる
シートを有し、その下に床上に着地する足部がシート側
にあるそれぞれの支持取付け部に可動して取付けられて
おり、その支持取付け部は、少くとも１つの第１支持部
を有し、これは、支持取付け部の凹部内に突き出て、足
部に形成された少くとも１つの第２支持部と引離し可能
に当接し、これによりほぼ垂直に可動でき、それに伴
い、床から離れた位置にある床に触れる下面部は２つの
支持部の係着により玩具の運動方向前方へ旋回でき、床
に触れる下面部が床上に触れるときは、足部は前記２つ
の支持部が外れてほぼ垂直上方へ可動し、同時に支持取
付け部内へ案内され、これにより走行方向への運動成分
がその着地プロセス間の垂直運動により分与される、と
くに医科訓練及び治療目的のための可動装置により、達
成される。

【０００８】

【発明の作用】本発明による装置は、足部の特殊な構成
と取付けにより識別される。備えられる足部の数によっ
て、その足部がそれぞれ第１、第２位置間で可動でき
る。足部が床から離れた、負荷のない第１位置で、また
例えば４つの足が備えられているとき、本発明による装
置は、一方側の２つの足部でのみ支持され、この位置で
負荷のもとにない足部が前方へ旋回する。もし今この装
置が、シートに乗せられた人だけで生じる重さの変化に
よりある程度傾いたならば、そして前回では自由に浮い
て前方へ旋回していた足部が床上に着地したならば、こ
れらの足部は、支持取付け部における支持の特別な特質
により、床に触れる下面部の着地点まわり前方へある程
度旋回し、これにより、走行方向への運動成分が座って
いる又は立っている人に分与される。つまり、そのシー
トは支持取付け部内の足の垂直運動により前方へ案内さ
れる。同時に例えば４つの足部を備えた装置の他方側の
足部は、床から離れ、自由にぶら下る。その結果、これ
らの足部は今また前方へ旋回して、新しい運動サイクル
が他方側への別の重さ移行により可能となる。装置は、
違った型の動きを要し、この動きは人の貢献、つまり重
さの移行を等しく求めるように創造されている。

【０００９】このため、治療上の重要な目的が達成でき
る。本発明による玩具は、存在しているかもしれない欠
陥を除去するために、精神運動に起因する筋運動の訓練
にとってとくに有利に使用可能であり、それは重さの移
行が装置を前方へ動かすために常に要求されるからであ
る。治療目的のために、人は、例えば立ったり、ひざを
曲げたり、または着座位置でシート上に有利なように位
置をとることができて、適当な動きにより前方運動を達
成する。もし装置が様式化した動物の形状で、場合によ
っては適当なアクセサリを備えて構成されるならば、子
供達はもっとたやすく要求される動きを実施するための
必要性をとくに受け入れる。それは、遊びたい望みがそ
のとき起り、遊びの性格が動きの全行程にあらわれるか
らである。動きの性質により、医科上の見地から重要で
ある平衡な振舞いは実行され、促進され、これにより意
義深い精神運動に起因する筋運動の訓練が実施できる。
さらに、ハンディキャップのある分野またリハビリテー
ションの手段にも使用できまた可能である。

【００１０】もし本発明による装置が動物の形状で構成
され、玩具として専ら使用されるならば、リアルに模造
された動物の動きに近い動きが可能である。例えば、４
つの足部がそれぞれ２つのサイドペアの形で備えられる
ならば、亀のようにはうたり、よろよろした動きが可能
である。同様に、２つ又は３つの足部が例えば前後に配
置されるとき、かたつむりのような動きが可能であり、
それは「玩具」の傾きが常に要求されており、そのため
に足部が床に着地する位置に部分的にあったり、外れた
りして前進を実行するからである。

【００１１】先に述べたように、２つ又は４つの足部が
備えられると、左から右の傾き運動が可能である。装置
の変化性とそれに伴って運動の整合に関し人への要求を
増長するため、本発明では、その足部が、装置の運動方
向に対しほぼ垂直な方向で傾き可能であるように、取付
けられので、違った型の平衡移行が要求される。そのた
めに、負荷を伴なわない足部は装置を適当に傾けること
により床から離れることができ、そのときその足部は走
行方向に対しほぼ垂直に互いに隣り合って配置される。
また、本発明の他の展開では、支持取付け部が互いに角
度をなして配置されると、もし足部が走行方向に対しほ
ぼ垂直で互いに隣り合って配置され、また一方側の足部
が負荷のもとに着地すると、他方側の足部は床から離れ
た位置をとる。シートにおける支持取付け部の角度をも
った構成によって、とくに有利に保障されることは、装
置のシートが一方側に傾くと、他方側の足部が自動的に
上がるので、これらはその２つの支持部分の係着の結果
として前方位置へ旋回できる。他方側へ重さを適当に移
行させることにより、そのときまで自由であった足部は
今や負荷のもとに置かれるので、有利にその反対側の足
部は前方へ旋回される位置をとることができる。支持取
付け部間の角度を変えることにより、足部の寸法又は形
状も変えることができる。これは、その角度位置とそれ
に伴って自由な足部を支持する支持取付け部の位置とに
依存して、それぞれ自由にぶら下った足部の床上の間隙
が、他の支持取付け部が負荷のもとに置かれるとき、変
わるからである。

【００１２】足部の角度をもった構成と交互に、本発明
では、足部がほぼ水平軸まわりに旋回でき、この場合支
持取付け部がシートに配置され、また少くとも１つの足
部が負荷のもとに着地すると、少くとも他の足部が床と
接触しない位置をとるように、構成される。２つの又は
それ以上の足部が平行な構成は別として、本発明では、
また前方運動のために必要な前方から後方へ装置を傾け
るために２つ又はそれ以上の足部を前後に接続させる。
その結果、完全に違った行程の動きがここで要求され
る。この点については、ピボット軸として１つの水平軸
を設けることが必要である。

【００１３】さらに本発明では、床に触れる下面が、ほ
ぼ平面に構成され、その下面が床と接触しない位置で床
に対しある角度をなしている。この平面構成は、一方で
は、２つの足部が前後にまたは隣り合って配置されると
き、比較的しっかりした直立した位置を可能とするが、
この直立位置はそれぞれ負荷のもとにある１つの足部で
起る。床又は足部の重心を通る軸に対する床に触れる下
面の角度を適当に調節することによって、足部を着地さ
せ又はそれぞれの動きの行程により行く道程は有利に決
められる。

【００１４】製作と機能の観点より単純で効果的な支持
部の形状をできるだけ単純に記述するために、本発明で
は、第１及び／又は第２支持部は凹部に突き出る突部と
して構成されている。足側の支持部ないし突部は長円で
ほぼ線状に構成され、足部の幅を少くとも半分越えて占
め、これによりしっかりした係着が常に可能であること
を保障する。さらに本発明では、支持側のいくつかの、
好ましくは３つの第１支持部ないし突部は足側の支持部
ないし突部と並立している。

【００１５】本発明では、足部とシートは互いに取り外
し可能に接続されており、これは製作、取扱い、船積み
の観点から有利である。また、支持側の第１支持部ない
し突部は弾性のあるフックなどとして構成されている。
足部が自由にぶら下るとき、その動きを制限するから、
支持取付け部から足部の脱離を防止する弾性のあるフッ
クの構成により、足部をフックの短いばね戻りによって
支持凹部とのはめ入れと脱離をとくに有利に起させるこ
とが可能である。同時に、弾性フックがシートの下側に
直接配置され、支持取付け部との境界をなす壁又はサイ
ドを形成するならば、製作の見地から有利であることが
明らかとなっている。それは、シートと足部もまたプラ
スチックそれも射出成型からなる一体部として構成可能
である。木又は金属の構成物もまた受け入れられる。

【００１６】前述したように、本発明では、少くとも２
つの足部を走行方向に前後して、または走行方向に垂直
で隣り合わして配置することが可能である。もし２つ又
はそれ以上の足部が走行方向へ前後して配置されるなら
ば、前方から後方への傾き運動とその逆が求められて前
方運動を起し、またもし足部の床に触れる下面が平らで
平面で構成されるならば、十分に安定した直立の位置が
達成可能である。もし２つの足部が走行方向に対し垂直
で隣り合って配置されるならば、平面を有する足部が使
用されるとき、動きが認められ可能である。しかしなが
ら、安定性を増すために、床と常に接触している少くと
も１つの安定部材が備えられてもよい。これは、床に着
地している、例えばロールのようなものにより実現可能
である。

【００１７】先述したように、本発明では、４つの足部
がペアとして隣り合って備え可能であり、１つの動物を
模造するとき、本発明による装置は例えば亀の形状を採
用できる。線状運動に加えて曲線状運動を実現するため
に、本発明では、ペアで隣り合って配置された足部の場
合に、一方側の足部は、運動方向前方へ、他方側の足部
が旋回する角度より、大きな角度により旋回できるよう
に、配置される。

【００１８】

【発明の実施の形態】図１は、例えばプラスチックから
製作可能で、例えば１人の子供が座ったり、立ったり、
ひざまずいたりなどした状態で収容するよう構成された
シート２からなる装置１を示す。シート２の下方にまず
頭部分３が配置されており、これはシート２と同様に１
匹の亀を適切に様式化して構成される。さらに４つの足
部分が備えられ、それらの取付けは図２から図４に基づ
いて詳細に説明される。装置１は矢示方向Ａへ前方に可
動できる。このため、シート２はこのシート上の子供の
重さで適当な位置変えにより矢印Ａで示す軸まわりに傾
き可能である。

【００１９】前進運動を可能にするシートにおける足部
分の本発明による構成は図２から図４に示されている。
図２はシート２を断面で示している。シート２の下方に
支持取付け部５が構成されており、そこに足部４の上端
６が動くよう支持されている。支持取付け部５はサイド
アーム７からなり、これと対向して支持取付け部５の境
界を形成するサイドアーム８が並設されている。

【００２０】図２により示されているように、全部で４
つのサイドアーム７が設けられており、それらはシート
２の下方側より突き出ている。各場合において２つのサ
イドアーム７の間に１つのサイドアーム８が支持取付け
部の対向側に設けられている。各サイドアーム８はその
下方端で支持取付け部５内に突き出るフック状の支持部
９を備えている。図３と図４に示されているように、支
持取付け部５における足部４は、それがほぼ垂直にそし
て同時に旋回するように、配置されている。これは、そ
れが図２に示すような異った位置をとることを、可能に
する。図２に示すように、左側足部分４ａは床上に置か
れている。つまり、これは、シート２上の子供がその体
重をこの左側に移していることを意味する。図４に示す
ような条件に合致する場合には、足部４ａは支持取付け
部内上方へ押される。足部分４ａに形成され、図示され
ている突起状の支持部１０は支持部９と係着しない。こ
の位置では足部分４ａの上方側は、図２に示すようにシ
ート側の制限突出部１１と接合している。

【００２１】足部分の第２の可能な端位置は足部分４ｂ
に関して図２に示されており、この足部分４ｂは負荷が
かかっておらず、図３に示すようにその下方位置を支持
取付け部５内にとることができる。この場合、足部は沈
んで支持取付け部５内にすべり落ち、この動きは、足部
４ｂの支持部１０とある位置で係着する支持部９により
制限される。これは、下方へのさらに垂直な動きがもは
や不可能であることを意味する。同時に、前方側で足部
４ｂのこの支持は、足部４ｂを前方へ図３の矢印Ｂの運
動方向への旋回を引き起す。この前方運動は、足部４ｂ
の上方領域６が支持取付け部５の後方サイドアーム７と
対向して近づき、このようにして前方向へさらに旋回で
きないときに、制限される。この支持位置は図２にもま
た示されている。両端矢印Ｃにより示すように、足部
は、負荷のかからないとき、それが旋回もしまたは側方
に傾くよう、適応される。これは、次に説明する傾き運
動に有用であり前方運動に利用される。図２に見られる
ように、支持取付け部及び互いにある角度にある足部の
構成も寄与するところがあり、負荷のかからない足部は
床から離れ前方へ旋回することを保障する。

【００２２】シート２上の子供の重さの移行により、ま
た、それと共に、図３と図４に示すような端部位置間の
足部位置が連続的に変わることにより、引き起される前
方運動は、次のように起る。足部４ａが床上に休止し
た、図２に示す位置から出発して、足部４ｂは自由に動
ける図３に示す位置にある。今子供がその体重を足部４
ｂに移すならば、この足部はその床に触れる下面１２と
共に床上へ置かれ、そこで固定される。その体重がさら
に移されれば、支持取付け部の足部はほぼ垂直上方に案
内され、支持取付け部は、今静止の足部について下方に
押えられる。しかしながら、足部４ｂの上方域６は支持
取付け部５と支持アーム７へ案内されるので、その足部
はこの運動により前方へ押される。つまり、それは床に
触れる下方地点のまわりを前方へ旋回する。同時に、足
部の上方域６と、それと共に、子供を運ぶシートが、図
４の一点鎖線により示す、床に触れる下方地点のまわり
の運動方向へ前方旋回し、床に触れ下る前、つまり図３
の状態を再現する。

【００２３】（足部４ｂについて）図３に示す位置の足
部４ａ上の体重がもし今もう一度再び移されると、前記
したプロセスが足部について起る。この場合、足部４ｂ
は図４に示す触れ下った位置から脱着して、そして支持
部９、１０が係着して前方向の旋回運動（矢印Ｂ）が支
持取付け部５の後方サイド７により制限されるまで、支
持取付け部５内下方へすべる。その結果、足部４ｂはま
た再び図３に示す位置をとる。

【００２４】重さの移行を交代させ、またこれと共に足
部の位置を図３と図４にそれぞれ示すよう交代させるこ
とにより、様式化した亀のよたよた歩きにほぼ一致する
前方運動が可能である。

【００２５】

【発明の効果】玩具に適用でき、子供が没頭し易いもの
としてとくに医科訓練及び治療目的のために使用でき、
その効果が顕著である。

【００２６】

【図面の簡単な説明】

【図１】亀の形状にした本発明による装置の斜視図。

【図２】図１の線ＩＩ−ＩＩに沿った部分断面図で片側
に負荷がかかった位置の１組の足部分を示している。

【図３】図２の線ＩＩＩ−ＩＩＩに沿った部分断面図で
負荷がかかっていないときの図２の足部分を示してい
る。

【図４】図２の線ＩＶ−ＩＶに沿った部分断面図で負荷
のかかった足部分を示している。

【符号の説明】

１ 装置ないし玩具 ２ シート ３ 頭部分 ４、４ａ、４ｂ 足部分 ５ 支持取付け部 ６ 足部上端 ７、８ サイドアーム ９、１０ 支持部 １１ 制限突出部 １２ 足部下面

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ Ａ６３Ｈ 11/20 Ａ６３Ｈ 11/20 (72)発明者 クリスチナ マジェルチク ハンガリー国1074 ブダペスト、ラコッ チ ウ 86 (56)参考文献 ***国特許938055（ＤＥ，Ｂ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) A61H 1/02 A47D 13/04 A63B 23/04 A63G 19/18 A63H 7/00 A63H 11/20

Claims (19)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 人を乗せるシート（２）を有し、その下
   に床上に着地する足部（４、４ａ、４ｂ）がシート側に
   あるそれぞれの支持取付け部（５）に可動して取付けら
   れており、その支持取付け部（５）は、少くとも１つの
   第１支持部（９）を有し、これは、支持取付け部の凹部
   内に突き出て、足部（４、４ａ、４ｂ）に形成された少
   くとも１つの第２支持部（１０）と引離し可能に当接
   し、これによりほぼ垂直に可動でき、それに伴い、床か
   ら離れた位置（図３）にある床に触れる下面部（１２）
   は２つの支持部（９、１０）の係着により玩具（１）の
   運動方向前方へ旋回でき、床に触れる下面部（１２）が
   床上に触れるとき（図４）は、足部（４、４ａ、４ｂ）
   は前記２つの支持部が外れてほぼ垂直上方へ可動し、同
   時に支持取付け部（５）内へ案内され、これにより走行
   方向（Ａ）への運動成分がその着地プロセス間の垂直運
   動により分与される、とくに医科訓練及び治療目的のた
   めの可動装置。
2. 【請求項２】 足部（４、４ａ、４ｂ）が装置（１）の
   運動方向（Ａ）に対しほぼ垂直方向に傾き可能に支持さ
   れていることを特徴とする、請求項１の装置。
3. 【請求項３】 支持取付け部（５）が互いにある角度で
   配置されており、もし足部が走行方向（Ａ）にほぼ垂直
   に互いに隣り合って配置され、一方側の足部（４ａ）が
   負荷のもとに着地するならば、他方側の足部（４ｂ）は
   床から離れた位置をとることを特徴とする、請求項１又
   は２の装置。
4. 【請求項４】 足部がほぼ水平軸まわりに旋回でき、支
   持取付け部はシート部に構成又は配置され、少くとも１
   つの足部が負荷のもとに着地すると、少くとも他の足部
   は床から離れた位置をとることを特徴とする、請求項１
   又は２の装置。
5. 【請求項５】 床に触れる下面部（１２）が平面でほぼ
   構成され床から離れた位置では床と角度をなしているこ
   とを特徴とする、請求項１から４の１の装置。
6. 【請求項６】 第１及び／又は第２の支持部（９、１
   ０）が凹部内へ突き出る突部として構成されていること
   を特徴とする、請求項１から５の１の装置。
7. 【請求項７】 足部側の支持部（１０）、その突部が卵
   形でほぼ線状で足部（４、４ａ、４ｂ）の幅の少くとも
   半分を越えてのびていることを特徴とする、請求項１か
   ら６の１の装置。
8. 【請求項８】 支持側のいくつかの第１支持部（９）、
   その突部が足側の支持部（１０）、その突部と並立して
   いることを特徴とする、請求項１から７の１の装置。
9. 【請求項９】 足部（４、４ａ、４ｂ）とシート（２）
   が互いに分離可能に接続されていることを特徴とする、
   請求項１から８の１の装置。
10. 【請求項１０】 支持側の第１支持部（９）、その突部
    が弾性のあるホック又は同様のものからなることを特徴
    とする、請求項１から９の１の装置。
11. 【請求項１１】 弾性ホックがシート（２）の下側に直
    接配置され、支持取付け部（５）の境界をなす壁又はサ
    イド（８）を構成することを特徴とする、請求項１０の
    装置。
12. 【請求項１２】 足部（４、４ａ、４ｂ）及び又はシー
    ト（２）が一体部として構成されていることを特徴とす
    る、請求項１から１１の１の装置。
13. 【請求項１３】 足部（４、４ａ、４ｂ）及び又はシー
    ト（２）がプラスチックにより造られ、射出成型のもの
    であることを特徴とする、請求項１２の装置。
14. 【請求項１４】 少くとも２つの足部が走行方向に前後
    して又は走行方向に対し垂直に隣り合って配置されてい
    ることを特徴とする、請求項１から１３の１の装置。
15. 【請求項１５】 床と堅固に接触する少くとも１つの安
    定部分が備えられていることを特徴とする、請求項１４
    の装置。
16. 【請求項１６】 ペアで互いに隣り合っている４つの足
    部（４、４ａ、４ｂ）が備えられていることを特徴とす
    る、請求項１から１３の１の装置。
17. 【請求項１７】 足部がペアで互いに隣り合って配置さ
    れているときに一方側の足部が、他方側の足部ができる
    以上に大きな角度により運動方向前方へ旋回できるよ
    う、取付けられていることを特徴とする、請求項１４か
    ら１６の１の装置。
18. 【請求項１８】 様式化した動物の形状を有し、適当な
    アクセサリを備えていることを特徴とする、請求項１か
    ら１７の１の装置。
19. 【請求項１９】 玩具として用いることを特徴とする、
    請求項１から１８の１の装置。